JP3850429B2 - 血液成分分離装置 - Google Patents
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Description
(1) 血液を複数の血液成分に分離するとともに分離された血液成分を移送する血液成分分離装置であって、
内部に貯血空間を有する回転可能なローターと、前記貯血空間に連通する流入口および流出口とを有し、前記ローターの回転により前記流入口より導入された血液を前記貯血空間内で複数の血液成分に遠心分離する遠心分離器と、
前記流入口に接続された第1のラインと、
前記流出口に接続された第2のラインと、
バフィーコートを貯留するバフィーコートバッグと、
一端が前記バフィーコートバッグと接続され、他端が前記第1のラインに接続された第1チューブと、一端が前記バフィーコートバッグと接続され、他端が前記第2のラインに接続された第2チューブとを備える第3のラインと、
前記第1のラインおよび前記第2のラインに接続され、血液を供給する第4のラインと、
前記第2のラインに設置または接続され、血小板を貯留する血小板バッグとを有し、
前記第4のラインおよび前記第1のラインを介して前記貯血空間に血液を導入するとともに前記ローターを回転し、前記血液を遠心分離して複数の血液成分に分離し、次いで、これにより得られたバフィーコートを前記第3のラインの前記第2チューブを介して前記バフィーコートバッグへ移送するバフィーコート採取操作を少なくとも1回行った後に、
前記バフィーコートバッグ内のバフィーコートを前記第3のラインの前記第1チューブを介して前記第1のラインに供給し、前記第4のラインから送液された血液とともに前記貯血空間に導入するバフィーコート流入操作を行い、
その後、遠心分離を施して得られた血小板を前記第2のラインを介して前記血小板バッグに回収する血小板採取操作を行うよう作動することを特徴とする血液成分分離装置。
前記バフィーコートバッグは、前記第3のラインの前記第2チューブとの接続部が下方へ向うように設けられている上記(1)に記載の血液成分分離装置。
また、チューブ18の他端は、気泡除去用のチャンバー19に接続され、チューブ18の途中には、チューブ18内の流路を開閉するバルブ86が設置されている。
なお、図示されていないが、バフィーコートバッグ25は、前記と同様のバッグ揺動装置にセットされていてもよい。
また、血小板バッグ17は、空の状態でもよいが、例えば、生理食塩水、GAC、PAS、PSM−1のような血小板保存液が予め入れられていてもよい。
また、分岐コネクタ102、12、15、28、29の構成材料についても、前記チューブの構成材料と同様のものを用いることができる。
また、サージ工程が1回でよいため、全体の処理時間を短縮することができる。
このような血液成分分離装置1Cを用いた血小板採取方法は、次の通りである。各工程におけるバルブ83〜87、ローター42およびポンプ91の作動状態を、下記表2に示し、該表2を参照しつつ説明する。
(参考例1)
図1および図2に示す構成の血液成分分離装置1Aを用い、前述した工程[1a]〜[20a]により、貯血量400mlの血液バッグ5個に対し血液処理を行い、血小板製剤の作製を行った。各工程での条件を下記表4に示す。
図5および図2に示す構成の血液成分分離装置1Cを用い、前述した工程[1c]〜[20c]により、貯血量400mlの血液バッグ5個に対し血液処理を行い、血小板製剤の作製を行った。対応する各工程での条件は、上記表4に示す条件と同様とした。
図6および図2に示す構成(ただし、ポンプ92は制御手段7に接続)の血液成分分離装置1Dを用い、前述した工程[1d]〜[20d]により、貯血量400mlの血液バッグ5個に対し血液処理を行い、血小板製剤の作製を行った。対応する各工程での条件を上記表5に示す条件と同様とした。
図1に示す装置において、バフィーコートバッグ25および第3のライン8を有さない構成の回路を用い、貯血量400mlの血液バッグ5個のそれぞれを処理する毎に、サージ工程を行い、サージ5回分の血小板を集め血小板製剤とした。
なお、各サージ工程における血漿供給は、ポンプ吐出量(血漿供給速度)220ml/minで40秒とした。
参考例1、実施例2、3および比較例で得られた血小板製剤について、回収量、血小板数、白血球数、血小板回収率および処理時間を求めた。その結果を下記表6に示す。なお、血小板数は、血球計数装置(東亜電子社製、Sysmex K-2000型)を用いてカウントし、白血球数は、Negeotteチャンバー法により測定した。
また、本発明の装置を用いた血小板採取方法において、上記各工程のうちの所定の工程の順序が異なっていてもよく、任意の工程が追加されてもよく、また所定の工程(例えば、バフィーコートバッグの洗浄および洗浄液の返送工程)が省略されていてもよい。
なお、本発明の血液成分分離装置は、前述した血小板製剤の製造に使用される場合に限らないことは、言うまでもない。
2 第1のライン
3 第2のライン
4 遠心ボウル
41 管体
42 ローター
43 流入口
44 流出口
45 上部
46 貯血空間
47、48 流路
5 回転駆動装置
51 ハウジング
52 脚部
53 モータ
54 回転軸
55 固定台
551 凹部
56 ボルト
57 スペーサー
58 取付部材
61、62 光学センサー
63 投光部
64 受光部
7 制御手段
8 第3のライン
83〜87 バルブ
91、92 ポンプ
10 第4のライン
101 チューブ
102 分岐コネクタ
103 チューブ
104、105 血液バッグ
106 血液貯留部
12 分岐コネクタ
13、14 チューブ
15 分岐コネクタ
16 チューブ
17 血小板バッグ
18 チューブ
19 チャンバー
20 チューブ
21 血漿バッグ
22 空気貯留バッグ
23、24 チューブ
25 バフィーコートバッグ
26 チューブ(第2チューブ)
27 チューブ(第1チューブ)
28、29 分岐コネクタ
31 血漿層
32 バフィーコート層
33 赤血球層
B 界面
Claims (10)
- 血液を複数の血液成分に分離するとともに分離された血液成分を移送する血液成分分離装置であって、
内部に貯血空間を有する回転可能なローターと、前記貯血空間に連通する流入口および流出口とを有し、前記ローターの回転により前記流入口より導入された血液を前記貯血空間内で複数の血液成分に遠心分離する遠心分離器と、
前記流入口に接続された第1のラインと、
前記流出口に接続された第2のラインと、
バフィーコートを貯留するバフィーコートバッグと、
一端が前記バフィーコートバッグと接続され、他端が前記第1のラインに接続された第1チューブと、一端が前記バフィーコートバッグと接続され、他端が前記第2のラインに接続された第2チューブとを備える第3のラインと、
前記第1のラインおよび前記第2のラインに接続され、血液を供給する第4のラインと、
前記第2のラインに設置または接続され、血小板を貯留する血小板バッグとを有し、
前記第4のラインおよび前記第1のラインを介して前記貯血空間に血液を導入するとともに前記ローターを回転し、前記血液を遠心分離して複数の血液成分に分離し、次いで、これにより得られたバフィーコートを前記第3のラインの前記第2チューブを介して前記バフィーコートバッグへ移送するバフィーコート採取操作を少なくとも1回行った後に、
前記バフィーコートバッグ内のバフィーコートを前記第3のラインの前記第1チューブを介して前記第1のラインに供給し、前記第4のラインから送液された血液とともに前記貯血空間に導入するバフィーコート流入操作を行い、
その後、遠心分離を施して得られた血小板を前記第2のラインを介して前記血小板バッグに回収する血小板採取操作を行うよう作動することを特徴とする血液成分分離装置。 - 前記第1のラインにおける前記第4のラインとの接続部と前記第3のラインの前記第1チューブとの接続部との間に設置されたポンプを有し、
前記バフィーコートバッグは、前記第3のラインの前記第2チューブとの接続部が下方へ向うように設けられている請求項1に記載の血液成分分離装置。 - 前記第1のラインにおける前記第3のラインの前記第1チューブとの接続部と前記流入口との間に設置されたポンプを有する請求項1に記載の血液成分分離装置。
- 前記第1のラインにおける前記第4のラインとの接続部と前記第3のラインの前記第1チューブとの接続部との間および前記第3のラインの前記第1チューブの途中にそれぞれ設置されたポンプを有する請求項1に記載の血液成分分離装置。
- 前記第2のラインに設置または接続され、血漿を貯留する血漿バッグを有する請求項1ないし4のいずれかに記載の血液成分分離装置。
- 前記バフィーコート流入操作の後に、洗浄液を前記バフィーコートバッグに導入して、前記バフィーコートバッグを洗浄し、次いで、前記洗浄に供された洗浄液を前記貯血空間に戻す洗浄操作を行うよう作動する請求項1ないし5のいずれかに記載の血液成分分離装置。
- 前記バフィーコート流入操作の後に、遠心分離を施して得られた血漿を前記バフィーコートバッグに導入して、前記バフィーコートバッグを洗浄し、次いで、前記洗浄に供された血漿を前記貯血空間に戻す洗浄操作を行うよう作動する請求項1ないし5のいずれかに記載の血液成分分離装置。
- 前記洗浄操作は、遠心分離を施して得られた血漿を前記第2のラインおよび前記第3のラインの前記第2チューブを介して前記バフィーコートバッグに導入して前記バフィーコートバッグを洗浄し、次いで、前記洗浄に供された血漿を前記第3のラインの前記第1チューブおよび前記第1のラインを介して前記貯血空間に戻すことにより行われる請求項7に記載の血液成分分離装置。
- 前記血小板採取操作は、前記ローターの回転下で前記貯血空間の下方より血漿供給速度10〜90ml/minで血漿を供給して血小板を浮上させ、前記流出口より流出した血小板を回収することにより行う請求項1ないし8のいずれかに記載の血液成分分離装置。
- 前記第4のラインは、血液貯留部または穿刺針を有する請求項1ないし9のいずれかに記載の血液成分分離装置。
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