JP3849672B2 - 複軸多層モータの軸受潤滑構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ハイブリッド駆動ユニット等に適用される複軸多層モータの軸受潤滑構造の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
複軸多層モータの従来の軸受潤滑構造としては、例えば、特開2000−14086号公報に記載されたものがある。これには、インナーロータとアウターロータとの間にステータが配設された複軸多層モータにおいて、ステータを支持するステータリアディスクとアウターロータを支持するロータリアディスクとの間の軸受と、インナーロータを固定する第一回転軸のリア側を支持する軸受とをオイルシール構造でかつグリス封入タイプとすることが記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、この従来の複軸多層モータでは、ステータおよびインナーロータのリア側を支持するそれぞれの軸受をオイルシール構造でかつグリス封入タイプとしていたため、それぞれの軸受のグリースやリップシールの存在に起因する摩擦が大きくなるという問題点があった。
【0004】
この問題点の解決のためには、それぞれの軸受をオイルシールを施さないタイプとし、中心軸内にその軸線方向に延在させた油路からの油によりそれぞれの軸受の潤滑を行うことが考えられるが、その方法によれば、油は、ステータと、インナーロータおよびアウターロータとの間に形成されるそれぞれのギャップに入りこみ、それらの冷却を行う役目も果たすものの、それぞれのギャップに分配される油量が多くなりすぎると、ステータとそれぞれのロータとの間の油による粘性抵抗が大きくなりモータ性能が低下するという問題点が懸念される。
【0005】
本発明は、上記問題点に着目してなされたもので、それぞれの軸受の摩擦を抑制でき、かつ、ステータとインナーロータおよびアウターロータとの間の油の、粘性抵抗の増大を、抑制することができる複軸多層モータの軸受潤滑構造を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に係る発明は、第一回転軸に連結されたインナーロータと、このインナーロータの外周側に配設されたステータと、第一回転軸の内周側に配設された第二回転軸に連結されて、上記ステータの外周側に配設されたアウターロータとを具えるとともに、アウターロータを支持するロータケースのリア側に固定したロータリアディスクの、第二回転軸への駆動連結部と、第一回転軸のリア側の端部分との間に配設した軸間ラジアル軸受およびステータを支持するステータリアディスクと、ロータリアディスクとの間に配設されて、軸間ラジアル軸受よりも軸線方向リア側に位置する、軸間ラジアル軸受より大径のディスク間ラジアル軸受を具えてなる複軸多層モータにおいて、第二回転軸の内部に、それの軸線方向に延びる軸内油路を設け、第一回転軸の内周面と第二回転軸の外周面との間に面間油路を画成し、この面間油路と軸内油路とを連通させる連絡油路を第二回転軸に設け、第一回転軸およびステータリアディスクと、ロータリアディスクとの間に区画した油路を、面間油路に連通させるとともに、軸間ラジアル軸受と、ディスク間ラジアル軸受を経て、ディスク間ラジアル軸受よりも外周側でドレインに開口させて設け、軸間ラジアル軸受とディスク間ラジアル軸受との間の油路部分に、ステータとインナーロータとの間への油の流入を許容する第一分配通路を全周にわたって設け、ディスク間ラジアル軸受とドレインとの間の油路部分に、ステータとアウターロータとの間への油の流入を許容する第二分配通路を全周にわたって設けてなる。
【0007】
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の複軸多層モータの軸受潤滑構造において、第一分配通路を、ステータリアディスクの内周面から内周側に突出させた第一分配板と、第一回転軸のリア側端部分から外周側に突出させた第二分配板との対向面間に構成し、第二分配通路を、ロータリアディスクのドレインの外周側の内壁から内周側に突出する第三分配板と、ステータリアディスクの外壁から外周側に突出する第四分配板との対向面間に構成してなる。
【0008】
請求項3に係る発明は、請求項2に記載の複軸多層モータの軸受潤滑構造において、第一分配板と第二分配板および第三分配板と第四分配板との少なくとも一方の分配通路形成側の縁部の軸線方向位置を相互にオフセットさせてなる。
【0009】
請求項4に係る発明は、請求項2もしくは3に記載の複軸多層モータの軸受潤滑構造において、第一分配板と第二分配板との半径方向での重なり合いおよび第三分配板と第四分配板との半径方向の重なり合いをともに取り除いてなる。
【0010】
【発明の効果】
請求項1に係る発明によれば、軸間ラジアル軸受と、ディスク間ラジアル軸受とを、軸内からの油により潤滑を行うことができるので、オイルシール構造でグリス封入タイプの軸受に較べて軸受自体の摩擦抵抗を低減することができる。またそれとともに、ディスク間ラジアル軸受よりも外周側にドレインを設け、軸間ラジアル軸受とディスク間ラジアル軸受との間の油路部分に、第一分配通路を設け、ディスク間ラジアル軸受とドレインとの間の油路部分に第二分配通路を設けることにより、軸内からの油の、ステータとインナーロータとのギャップへの油の分配量と、ステータとアウターロータとのギャップに分配される油量とを、インナーロータおよびアウターロータの冷却に必要な最低限な量とすることにより、各ロータとステータとの間に油が介在することにより発生する、粘性抵抗の増大を抑制することができる。
【0011】
請求項2に係る発明によれば、請求項1に示した作用効果を、第一分配通路と第二分配通路とをともに、相互に対向する分配板により構成することによって、より簡易な手段により、実現することができる。
【0012】
請求項3に係る発明によれば、第一分配板と第二分配板および第三分配板と第四分配板との少なくとも一方の分配通路形成側の縁部の軸線方向位置を相互にオフセットすることにより、油路部分からステータとインナーロータとのギャップに分配される油量と、ステータとアウターロータとのギャップに分配される油量とのそれぞれを、調整することができる。
【0013】
請求項4に係る発明によれば、第一分配板と第二分配板との半径方向の重なり合い、第三分配板と第四分配板との半径方向の重なり合いをともになくして、モータ組み立て時における、各部品の組み立ての方向性をなくすことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の複軸多層モータの軸受潤滑構造を実現する実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0015】
図1は、本発明の実施の形態を示す複軸多層モータの中心軸線を含む面内での断面図である。
この複軸多層モータ1は、第一回転軸2に連結したインナーロータ3と、インナーロータ3の外周側に配設したステータ4と、ステータ4の外周側に配設して第二回転軸5に連結したアウターロータ6とを具えてなり、ここでは、第一回転軸2を第二回転軸5の外周側に配設している。
なお、この図に示すところでは、図の左側がリア側、右側がフロント側となる。
【0016】
ここでは、ステータ4のフロント側端部はステータシャフト7に連結して支持し、リア側端部はステータリアディスク8に連結して支持する。また、アウターロータ6はその外周側に配設したロータケース9に取り付けられ、ロータケース9のフロント側端部はロータフロントディスク10に連結して支持し、リア側端部はロータリアディスク11に連結して支持する。
【0017】
ロータフロントディスク10を、ステータシャフト7に軸受12を介して回転自在に取り付ける一方で、ロータリアディスク11を第二回転軸5のリア側の端部分に駆動連結する。また、第一回転軸2のリア側の端部分を、その第一回転軸2の内周側に配設した軸間ラジアル軸受13を介してロータリアディスク11に支持するとともに、それのフロント側の部分をそれの外周側に配設したステータシャフト7に軸受14を介して回転自在に支持する。
ところで、第二回転軸5に連結したロータリアディスク11は、軸間ラジアル軸受13によって、第一回転軸2に支持することに加えて、図示しないモータリアケースに軸受15を介して回転自在に支持するとともに、軸間ラジアル軸受13よりリア側に位置するそれより大径の、ディスク間ラジアル軸受16を介してステータリアディスク8に、回転自在に支持する。
【0018】
ステータ4は、それを構成する支柱17と、コア18にコイル19を巻装したティース20とを相互の接触下で周方向に交互に配設して構成してなるティース分割構造とする。
支柱17およびティース20のフロント側端面に、隣り合うそれぞれのティース20に跨って周方向にティースと同じ数だけ配置された、高強度かつ高剛性の材料からなる扇形の第一のそれぞれのカラー21を、そして、リア側端面に、隣り合うティース20に跨る同様の構成の第二のそれぞれのカラー22をそれぞれ当接させて、それらのカラー21、22を、貫通ボルト23、24およびそれぞれナット25、26によって締め込むことにより、支柱17とティース20との両者を第一のカラー21と第二のカラー22との間に挟持して固定する。
【0019】
この様に構成してなる複軸多層モータ1のインナーロータ3およびアウターロータ6のそれぞれには、異なる極対数となるようそれぞれ異なる数の永久磁石が埋設され、多相に接続されたステータのコイル19には、インナーロータ3を回転制御するための相数の電流と、アウターロータ6を回転制御するための相数の電流とを複合させた、複合電流が印加される。これにより、インナーロータ3とアウターロータ6は相互に異なる回転数で駆動される。
【0020】
ここで、この発明では第二回転軸5の内部にそれの軸線方向に延びる軸内油路27を設ける一方で、第一回転軸2の内周面と第二回転軸5の外周面との間に面間油路28を画成し、そして、第二回転軸5に、面間油路28と軸内油路27との連通をもたらす連絡油路29を設ける。
さらに、第一回転軸2およびステータリアディスク8と、ロータリアディスク11との間に油路30を形成し、この油路30を面間油路28に連通させるとともに、軸間ラジアル軸受13を経て、ディスク間ラジアル軸受16よりも外周側でドレイン31に開口させて設ける。
【0021】
このように形成してなる油路30において、軸間ラジアル軸受13とディスク間ラジアル軸受16との間で、ステータリアディスク8の内周面から内周側へ突出させた第一分配板31と、第一回転軸2のリア側端部分から外周側へ突出させた第二分配板32とを設け、その対向面間に、ステータ4とインナーロータ3との間への油の流入を許容する第一分配通路34を全周にわたって形成する。
そしてまた、ロータリアディスク11の内壁をドレイン31の外周側から内周側へ突出させた第三分配板35と、ステータリアディスク8の外壁から外周側に突出させた第四分配板36のそれぞれを設け、それらの対向面間に、ステータ4とアウターロータ6との間への油の流入を許容する第二分配通路37を全周にわたって形成する。
【0022】
油路30をこのように形成することにより、ともにオイルシールを施さない軸間ラジアル軸受13と、ディスク間ラジアル軸受16とを、軸内油路27から面間油路28を経て油路30内を流動する油によって十分に潤渇することができ、それらの軸受13、16を、オイルシール構造でグリス封入タイプの軸受とする場合に比して、軸受自体の摩擦抵抗を大きく低減させることができる。
【0023】
またこれと併せて、軸間ラジアル軸受13とディスク間ラジアル軸受16との間に設けた、第一分配通路34からステータ4とインナーロータ3とのギャップに分配される油をもってそれら両者を有効に冷却することができるとともに、ディスク間ラジアル軸受16とドレイン31との間に、第二分配通路37を設けることにより、ステータ4とアウターロータ6とのギャップに分配される油をもって両者を有効に冷却することができる。
なおこの場合、冷却に必要な最低限な油量を分配することにより、各ロータとステータとの間に油が多量に介在することにより発生する、粘性抵抗の増大を抑制することができる。
【0024】
なお分配油量の設定は、図2(a)に示すように、第一分配板32の分配通路形成側の縁部に対して第二分配板33の分配通路形成側の縁部を、リア側にオフセットさせることで、第一分配油路34に分配される油量を減少させることができる。また、図2(b)に示すように、フロント側にオフセットさせることにより、第一分配油路34に分配される油量を増加させることができる。
これらのことは第二分配油路37についても同様であり、図2(c)に示すように、第三分配板35の分配通路形成側の縁部に対して第四分配板36の分配通路形成側の縁部を、リア側にオフセットさせることにより、第二分配油路37に分配される油量を減少させることができ、逆に図2(d)に示すように、フロント側にオフセットさせることにより、第二分配油路37に分配される油量を増加させることができる。
【0025】
ところで、それぞれの分配油量は上述したところに代えて、もしくは加えて、第一分配板32の分配通路形成側の縁部と第二分配板33の分配通路形成側の縁部との、半径方向間隔を小さくするもしくは大きくすることにより、調整することができ、このことは、第三分配板33の分配通路形成側の縁部と第四分配板34の分配通路形成側の縁部との、半径方向間隔を変更する場合にもまた同様である。
【0026】
そしてさらに、図1に示す複軸多層モータでは、第一分配板32と第二分配板33、第三分配板35と第四分配板36とは、それぞれの分配通路形成側の縁部の半径方向での重なり合いをなくしているため、複軸多層モータを組み立てる際の、各部品の組み立ての方向性をなくすことができる。
【0027】
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す複軸多層モータの中心軸線を含む断面図である。
【図2】 本発明に係る複軸多層モータの第一分配通路および第二分配通路の変形例を表わす模式図である。
【符号の説明】
1 複軸多層モータ
2 第一回転軸
3 インナーロータ
4 ステータ
5 第二回転軸
6 アウターロータ
7 ステータシャフト
8 ステータリアディスク
9 ロータケース
10 ロータフロントディスク
11 ロータリアディスク
12 軸受
13 軸間ラジアル軸受
14 軸受
15 軸受
16 ディスク間ラジアル軸受
17 支柱
18 コア
19 コイル
20 ティース
21 第一のカラー
22 第二のカラー
23 ボルト
24 ボルト
25 ナット
26 ナット
27 軸内油路
28 面間油路
29 連絡油路
30 油路
31 ドレイン
32 第一分配板
33 第二分配板
34 第一分配通路
35 第三分配板
36 第四分配板
37 第二分配通路
Claims (4)
- 第一回転軸に連結されたインナーロータと、このインナーロータの外周側に配設されたステータと、第一回転軸の内周側に配設された第二回転軸に連結されて、上記ステータの外周側に配設されたアウターロータとを具えるとともに、
アウターロータを支持するロータケースのリア側に固定したロータリアディスクの、第二回転軸への駆動連結部と、第一回転軸のリア側の端部分との間に配設した軸間ラジアル軸受およびステータを支持するステータリアディスクと、ロータリアディスクとの間に配設されて、軸間ラジアル軸受よりも軸線方向リア側に位置する、軸間ラジアル軸受より大径のディスク間ラジアル軸受を具えてなる複軸多層モータにおいて、
第二回転軸の内部に、それの軸線方向に延びる軸内油路を設け、第一回転軸の内周面と第二回転軸の外周面との間に面間油路を画成し、この面間油路と軸内油路とを連通させる連絡油路を第二回転軸に設け、第一回転軸およびステータリアディスクと、ロータリアディスクとの間に区画した油路を、面間油路に連通させるとともに、軸間ラジアル軸受と、ディスク間ラジアル軸受を経て、ディスク間ラジアル軸受よりも外周側でドレインに開口させて設け、
軸間ラジアル軸受とディスク間ラジアル軸受との間の油路部分に、ステータとインナーロータとの間への油の流入を許容する第一分配通路を全周にわたって設け、ディスク間ラジアル軸受とドレインとの間の油路部分に、ステータとアウターロータとの間への油の流入を許容する第二分配通路を全周にわたって設けてなる複軸多層モータの軸受潤滑構造。 - 第一分配通路を、ステータリアディスクの内周面から内周側に突出させた第一分配板と、第一回転軸のリア側端部分から外周側に突出させた第二分配板との対向面間に構成し、
第二分配通路を、ロータリアディスクのドレインの外周側の内壁から内周側に突出する第三分配板と、ステータリアディスクの外壁から外周側に突出する第四分配板との対向面間に構成してなる請求項1に記載の複軸多層モータの軸受潤滑構造。 - 第一分配板と第二分配板および第三分配板と第四分配板との少なくとも一方の油路形成側の縁部の軸線方向位置を相互にオフセットさせてなる請求項2に記載の複軸多層モータの軸受潤滑構造。
- 第一分配板と第二分配板との半径方向での重なり合いおよび第三分配板と第四分配板との半径方向の重なり合いをともに取り除いてなる請求項2もしくは3に記載の複軸多層モータの軸受潤滑構造。
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