JP3849174B2 - 電子部品自動装着装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は各種電子部品をプリント基板上に自動装着する際に使用される電子部品自動装着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図15はこの種の電子部品自動装着装置において装着可能な電子部品1a〜1d(以下、電子部品1という)の例を示したものである。
【0003】
図16は後記する電子部品自動装着装置のヘッド部に取り付けられた装着ヘッドの構成を示した斜視図であり、複数の吸着ノズル2を選択機構によって選択できるように構成されている。
【0004】
図17は上記図16に示した装着ヘッドの吸着ノズル2で電子部品を吸着する状態を示したものであり、同図(a)は電子部品供給カセット5に巻回された紙キャリアテープ3に収納された薄形電子部品1を吸着する状態、同図(b)はエンボスキャリアテープ4に収納された薄形電子部品1を吸着する状態、同図(c)はエンボスキャリアテープ4aに収納された厚形電子部品1aを吸着する状態を各々示したものであり、キャリアテープの種類(紙キャリアテープ3、エンボスキャリアテープ4,4a)及び電子部品1,1aの厚みに応じて吸着ノズル2の下降ストロークを図示しないストローク調整機構によってAまたはBに調整して吸着作業を行うように構成されていた。
【0005】
また、このようにして吸着ノズル2に吸着された電子部品1,1aは、図18に示すように電子部品1,1aの厚みに応じて、図示しないストローク調整機構によって吸着ノズル2の下降ストロークをCまたはDに調整してプリント基板6上に装着するように構成されたものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら上記従来の構成では、部品吸着時、部品装着時の両方において、吸着ノズル2の下降前の先端の高さは、部品厚が厚い厚形電子部品1aに合わせているため、部品厚が薄い薄形電子部品1の場合には下降ストロークが大きくなり、電子部品の吸着及び装着における高速化が困難で、かつ、吸着時及び装着時における電子部品への衝撃も大きいという課題があった。
【0007】
本発明はこのような従来の課題を解決し、装着タクトの短縮による自動実装の高速化と電子部品への衝撃を低減することが可能な電子部品自動装着装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために本発明の電子部品自動装着装置は、ヘッド部を構成する各装着ヘッドの複数の吸着ノズルの内、少なくとも1本の吸着ノズルの最下端位置を他の吸着ノズルの同位置より低く設定する構成としたものである。
【0009】
この本発明により、薄形電子部品の吸着時及び装着時の吸着ノズルの下降ストロークを小さくできるため、装着タクトを短縮して高速の自動実装ができ、しかも電子部品への衝撃も小さくすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の請求項1に記載の発明は、テーピング電子部品を巻回した電子部品供給カセットを複数台隣接配置した水平移動自在な供給部と、電子部品を装着するプリント基板を位置決め保持してX−Y方向に水平移動自在なXYテーブルと、電子部品を吸着保持する複数の吸着ノズルを選択自在に備えた装着ヘッドを複数個周縁に配置して上記供給部とXYテーブルの間に間欠回転自在に配設され、供給部から供給される電子部品を個々に吸着してXYテーブルに保持されたプリント基板に吸着した電子部品を装着するヘッド部からなり、このヘッド部を構成する各装着ヘッドの複数の吸着ノズルの内、
少なくとも1本の吸着ノズルを装着する軸を長くして、該吸着ノズルの最下端位置を他の吸着ノズルの同位置より低く設定した構成のものであり、特に薄形電子部品に対して吸着ノズルの先端が他の吸着ノズルの先端より下方に配置されているために下降ストロークが小さくてすみ、装着タクトを短縮して自動実装の高速化を可能にし、かつ、吸着時及び装着時の電子部品への衝撃も小さくてすむことから、プリント基板へ装着された電子部品の信頼性を向上させることができるという作用を有する。
【0013】
以下、本発明の実施の形態を図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態による電子部品自動装着装置の概要を示す平面図、図2は同側面図であり、同図において9は図中記号のZ方向に移動可能なZテーブル、5はこのZテーブル9上に複数隣接して搭載された電子部品供給カセット、7は図中記号のX−Y方向に移動可能なXYテーブル、6はこのXYテーブル7上に位置決め保持されたプリント基板、10は上記電子部品供給カセット5から電子部品1を吸着して取り出す部品吸着部、11は上記プリント基板6へ電子部品1を装着する部品装着部、8は吸着ノズル2を備えた装着ヘッドである。
【0014】
図3は装着ヘッド8の構成を斜視図で示したものであり、図1、図2において装着ヘッド8は部品吸着部10から部品装着部11へ、また部品装着部11から部品吸着部10へと円筒カム12に沿って間欠回転運動を行い、またこの装着ヘッド8内部に組み込まれたノズル選択機構8aにより、複数本の中から選択された1本の吸着ノズル2が部品吸着時には他の吸着ノズル2aより下方に移動するように構成されている。
【0015】
次に、図4、図5は1本の吸着ノズル2a(長さL2)のみを他の吸着ノズル2b(長さL1)より長くした時(L1<L2)の部品吸着部10での吸着ノズルの移動量を示したものであり、比較用として示す図6、図7のすべての吸着ノズルの長さ(L1)が同一の時の部品吸着部10での吸着ノズルの移動量と比較すると、薄形電子部品1を吸着する際には、図4に示すように吸着ノズル2aが他の吸着ノズル2bより(L2−L1)分下方に配置されているため、吸着ノズル2aの下降ストロークH2は比較用に示す図6の下降ストロークH1も必要がなく、下降ストロークH2(H2<H1)でよいため、タクト向上と吸着時の衝撃を低減することができる。
【0016】
なお、厚形電子部品1aを吸着する際には、図5に示すように比較用の図7に示した下降ストロークH1と同様のH1の下降ストロークが必要である。
【0017】
次に、図8、図9は1本の吸着ノズル2a(長さL2)のみを他の吸着ノズル2b(長さL1)より長くした時(L1<L2)の部品装着部11での吸着ノズルの移動量を示したものであり、比較用として示す図10、図11のすべての吸着ノズルの長さ(L1)が同一の時の部品装着部11での吸着ノズルの移動量と比較すると、薄形電子部品1を装着する際には、図8に示すように吸着ノズル2aが他の吸着ノズル2bより(L2−L1)分下方に配置されているため、吸着ノズル2aの下降ストロークT2は、比較用に示す図10の下降ストロークT1も必要がなく、下降ストロークT2(T2<T1)でよいため、タクト向上と装着時の衝撃を低減することができる。
【0018】
なお、厚形電子部品1aを装着する際には、図9に示すように比較用の図11に示した下降ストロークT3と同様のT3の下降ストロークが必要である。
【0019】
次に上記1本の吸着ノズルのみを他の吸着ノズルより長くする際の寸法関係について図12(a),(b)を用いて説明する。
【0020】
図12(a)は元の吸着ノズル(長さL1)とプリント基板6の位置関係、同(b)は厚形電子部品1aがプリント基板6上へ装着された状態で、その後薄形電子部品1を同プリント基板6上へ装着する際の吸着ノズル先端を下方へ配置した状態の位置関係を示したものであり、吸着ノズル2aの先端を下方へ配置する移動量(L2−L1)は、既にプリント基板6上へ装着された厚形電子部品1aの最大厚さをS2、装着しようとする薄形電子部品1の厚さをS3、厚形電子部品1aと薄形電子部品1のすきまをS4とし、元の吸着ノズル2(長さL1)の先端とプリント基板6のすきまをS1とすると、上記L2−L1=S1−S2−S4−S3となる。
【0021】
(実施の形態2)
図13は本発明の第2の実施の形態による吸着ノズル2を取り付ける軸18のみを長くした装着ヘッドを示す斜視図、図14は同正面図であり、このように軸18のみを長くすることによって、吸着ノズル2の先端を他の吸着ノズルの先端より下方に配置することになり、吸着ノズル2の下降ストロークを小さくすることができ、これによって装着タクトを短縮することができる。
【0022】
なお、本実施の形態では吸着ノズルの先端が他の吸着ノズルの先端より下方に配置された構成の電子部品自動装着装置の例を示したものであるが、本発明はこれに限定されるものではなく、部品吸着部において部品供給部が上方に移動して吸着ノズルの下降ストロークが小さくなる場合でもよく、また、部品装着部においてXYテーブルが上方に移動して吸着ノズルの下降ストロークが小さくなる場合でも同様の効果が得られることは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】
以上のように本発明の電子部品自動装着装置は、従来の同装置の構成を変えることなく、また特別な部材を付加することなしに構成でき、吸着ノズルの選択のみで部品吸着部及び部品装着部での吸着ノズルの下降ストロークを小さくすることができるため、装着タクトの短縮化が図れ、高速自動実装が実現できる。
【0024】
また、下降ストロークが小さく、かつ加速度が小さくなるため、部品吸着時及び部品装着時の電子部品への衝撃も小さくすることができる。
【0025】
また、装着する電子部品に応じて吸着ノズルの先端の位置を最適な位置に配置することによってより高速化が図れ、また、吸着ノズルの交換も容易に行えるため、少ない投資で大きな効果が得られるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による電子部品自動装着装置の概要を示す平面図
【図2】同側面図
【図3】同装着ヘッドの斜視図
【図4】同部品吸着部における装着ヘッドと薄形電子部品の位置関係を示す要部正面図
【図5】同部品吸着部における装着ヘッドと厚形電子部品の位置関係を示す要部正面図
【図6】同比較用として示す部品吸着部における装着ヘッドと薄形電子部品の位置関係を示す要部正面図
【図7】同比較用として示す部品吸着部における装着ヘッドと厚形電子部品の位置関係を示す要部正面図
【図8】同部品吸着部における装着ヘッドと薄形電子部品の位置関係を示す要部正面図
【図9】同部品吸着部における装着ヘッドと厚形電子部品の位置関係を示す要部正面図
【図10】同比較用として示す部品装着部における装着ヘッドと薄形電子部品の位置関係を示す要部正面図
【図11】同比較用として示す部品装着部における装着ヘッドと厚形電子部品の位置関係を示す要部正面図
【図12】同吸着ノズルのすきま寸法設定方法を説明する要部正面図
【図13】本発明の第2の実施の形態による装着ヘッドを示す斜視図
【図14】同装着ヘッドの要部正面図
【図15】各種電子部品を示す斜視図
【図16】従来の装着ヘッドを示す斜視図
【図17】各種電子部品の部品吸着部を示す要部正面図
【図18】各種電子部品の部品装着部を示す要部正面図
【符号の説明】
1,1a 電子部品
2,2a,2b 吸着ノズル
3 紙キャリアテープ
4,4a エンボスキャリアテープ
5 電子部品供給カセット
6 プリント基板
7 XYテーブル
8 装着ヘッド
8a ノズル選択機構
9 Zテーブル
10 部品吸着部
11 部品装着部
12 円筒カム
18 軸
Claims (1)
- テーピング電子部品を巻回した電子部品供給カセットを複数台隣接配置した水平移動自在な供給部と、電子部品を装着するプリント基板を位置決め保持してX−Y方向に水平移動自在なXYテーブルと、電子部品を吸着保持する複数の吸着ノズルを選択自在に備えた装着ヘッドを複数個周縁に配置して上記供給部とXYテーブルの間に間欠回転自在に配設され、供給部から供給される電子部品を個々に吸着してXYテーブルに保持されたプリント基板に吸着した電子部品を装着するヘッド部からなり、このヘッド部を構成する各装着ヘッドの複数の吸着ノズルの内、少なくとも1本の吸着ノズルを装着する軸を長くして、該吸着ノズルの最下端位置を他の吸着ノズルの同位置より低く設定してなる電子部品自動装着装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP15513596A JP3849174B2 (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 電子部品自動装着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15513596A JP3849174B2 (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 電子部品自動装着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH104293A JPH104293A (ja) | 1998-01-06 |
JP3849174B2 true JP3849174B2 (ja) | 2006-11-22 |
Family
ID=15599326
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP15513596A Expired - Fee Related JP3849174B2 (ja) | 1996-06-17 | 1996-06-17 | 電子部品自動装着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3849174B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
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JP5601443B2 (ja) * | 2009-11-09 | 2014-10-08 | 富士機械製造株式会社 | 部品実装機およびその実装ヘッド装置 |
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1996
- 1996-06-17 JP JP15513596A patent/JP3849174B2/ja not_active Expired - Fee Related
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