JP3847383B2 - 気密化粧料容器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は気密化粧料容器に係わり、特に良好な気密性の確保と開閉操作の容易性との両立を図った気密化粧料容器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、気密化粧料容器として、天部が開口された筒状の蓋本体を有底筒体状の容器本体の口部にシール性を保って螺着し、この蓋本体の後端部に開閉自在に蝶着した蓋板で上記開口を覆って、開口の周縁部と蓋板の裏面との間には気密性を得るためのパッキン材を介在させるようにしたものが知られている。
【0003】
そして、この種の気密化粧料容器では、蓋本体と蓋板とをそれらの前端部間に設けたフック機構によって相互に係合させて、蓋板の止錠状態を保持し、かつ、このフック機構による止錠を解除するための機構として、一端に押圧操作部を有して他端が蓋板の裏面に当接する梃子を蓋本体の前端部に設けるのが一般的な構造となっている。
【0004】
即ち、解除機構は、梃子で蓋板を上方に押し上げながら回動させることでフック機構の係合を解除させる構造、つまりフック機構の係合面は傾斜面に形成して、蓋板の上方への回動力によりフック機構のフック部をその傾斜面に沿わせて弾性変形させてその係合を解除させるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、このような気密化粧料容器にあっては、容器本体内部の気密性を良好に保つには、蓋板の止錠状態においてパッキン材を充分に圧縮して押し潰した状態に維持する必要があるが、そうすると逆にパッキン材の弾性復元力が大きくなって、蓋板を上方に向けて回動させようとする力も大きくなる。
【0006】
このため、上記従来の気密化粧料容器のようにフック機構の係合面を傾斜面に形成していると、パッキン材の弾性復元力がこの傾斜面を介して絶えずフック部に伝わることになり、フック部が解除方向に弾性変形されて蓋板が押し戻され、良好な気密性を保ち難くなるとともに、フック部に経時変形を生じさせ易くなる。そして、フック部に経時変形が生じると、止錠状態においてパッキン材を蓋板で充分に押し潰すことができなくなり、良好な気密性が一層損なわれることになる。よって、上記従来の気密化粧料容器では、良好な気密性を確保し難く、しかも良好な気密性を長期にわたって維持するのが困難であるという問題がある。
【0007】
そこで、これを改善するには、フック部の肉厚を大きくしたり、係合面に対してパッキン材の弾性復元力がなるべく垂直に働くように、その傾斜角度を小さくすることが考えられる。しかしながら、このようにすると、梃子で蓋板を上方に回動させて止錠を解除させようとしても、フック部が弾性変形し難くなって、開放操作性の点で問題が生ずる。
【0008】
本発明はかかる従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、良好な気密性を長期にわたって確保できるとともに、蓋板を軽い操作力で容易に開閉できる気密化粧料容器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明は、容器本体と、該容器本体の口部に着脱可能に設けられると共に天部に開口が形成された蓋本体と、該蓋本体の後部に蝶着されて前記開口を開閉自在に覆う蓋板と、該蓋板の止錠状態で該蓋板と上記蓋本体が設けられた上記容器本体側との間に圧着状態で介在され、押し下げられる該蓋板に対し、これを開放方向に押し戻す弾性復元力を作用させつつ、該容器本体内部を密閉するパッキン材とを備え、該蓋板の先端部中央に突設したフックを該蓋本体の前端中央部に設けた係合突起に係合させて該蓋板と該蓋本体とを止錠する気密化粧料容器において、該フックは、該蓋板の先端部中央から下方に延出形成され、後方へ押し込まれる可撓片の先端に前方に突出させて形成する一方、該蓋本体は、該容器本体の該口部に着脱可能に設けられる内側周壁体および当該内側周壁体との間に環状の空洞部を形成して該内側周壁体とほぼ等しい長さで外表面を画成する外側周壁体から2重壁体構造とされ、該外側周壁体に該可撓片を収容する凹部を形成するとともに、該凹部の下端に設けられる該外側周壁体で該凹部内に収まる該可撓片の先端部を覆い、該外側周壁体の裏面に後方へ突出させて該係合突起を一体形成し、且つ該フックと該係合突起相互の係合面は、該パッキン材の圧着による弾性復元力がほぼ垂直に作用するように略水平に形成した。
【0010】
したがって、本発明の気密化粧料容器では、蓋本体に対して蓋板を閉止した状態において、パッキン材の圧着による弾性復元力はフックと係合突起の略水平な係合面に対して略垂直に働くことになるから、フックを止錠解除方向に押し出すような弾性復元力の分力は生じることが無く、よってフックが弾性変形して蓋板が開放方向に押し戻されることがない。このため、パッキン材を充分に押し潰した圧着状態で蓋板を蓋本体に止錠でき、良好な気密性を確保できる。更に、フックの上記弾性変形に起因する経時変形が生ずることもないので、良好な気密性を長期にわたって維持できる。また、フックが形成された先端より上方部分で可撓片を後方に押し込めば容易にフックを係合突起から離脱させて止錠を解除できる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例を添付図面を参照して詳細に説明する。図1から図5は本発明の気密化粧料容器の第一実施例を示し、図1は全体斜視図、図2は蓋板を閉止した状態の断面図、図3は蓋板を止錠した状態を示す要部拡大断面図、図4は蓋板の止錠を解除した状態を示す要部拡大断面図、図5は蓋板の開き始めの状態を示す要部拡大断面図である。
【0012】
本実施例の気密化粧料容器10はこれらの図1〜図5に示すように、有底筒体状をなして内部にクリーム状等の化粧料を収納する容器本体18と、この容器本体18の口部18aに着脱可能に設けられて天部に開口12aを有する蓋本体12と、この蓋本体12の後方端部に蝶番14を介して蝶着される蓋板16とを備える。
【0013】
蓋本体12は筒状をなし、その下部側内周面に形成された雌ねじ部12bが、容器本体18の口部18a外周面に形成された雄ねじ部18bに螺合されて装着される。また、この蓋本体12の下部側には、雌ねじ部12bの長さにほぼ等しくその内部に軽量化のための空洞部13が環状に形成されていて、当該部位は雌ねじ12bが形成される内側周壁体12cと外表面を画成する外側周壁体12dとの2重壁体構造になっている。
【0014】
蓋本体12の上端部には、その開口12aの内周面に沿って内方に若干突出するフランジ様の環状突起12eが形成されている。そして、この環状突起12eに係止されてパッキン材19が設けられる。即ち、このパッキン材19は蓋本体12を容器本体18に螺合装着すると環状突起12eと容器本体18の口部上端面18cとの間に挟まれて圧縮され、これら容器本体18と蓋本体12との間をシールする。
【0015】
また、このパッキン材19の上面には、径方向外方に拡開しながら上方に延びて環状に突出する環状突片19aが形成されている。そして、この環状突片19aの外側には蓋本体12の上端面からまっすぐ上方に延びて、当該環状突片19aの外周囲を囲繞してその上縁を係止する環状縦壁12fが一体的に形成されている。
【0016】
前記蝶番14は、蓋本体12の後端部中央に形成される凹部14aに、蓋板16の後端部中央に形成される凸部14bが嵌合され、これら凹部14aと凸部14bとに跨がって両側から蝶番ピン14cが挿入されることにより構成される。
【0017】
蓋板16の裏面16cには上記環状縦壁12fよりも若干小径な筒状突起16dが設けられている。この筒状突起16dは蓋板16を蓋本体12に閉止して止錠した状態においては上記環状縦壁12fの内側部に入り込み、パッキン材19上部の環状突片19aを押圧して蓋本体12と蓋板16との間に圧着させて、それらのシール性を確保する。
【0018】
また、前記蓋板16の先端部中央からフック16aが突設され、このフック16aは蓋板16の閉止状態で蓋本体12の前端中央部に設けた係合突起12gに係合されて両者を止錠する。
【0019】
ところで、蓋板16の止錠状態での密閉性を良好に確保するためには、パッキン材19をある程度以上の力で押し潰し、且つ、その際にはパッキン材19の弾性力で蓋板16の止錠状態が弛まないようにする必要がある。また、蓋板16を開放する際の止錠解除の操作性も良好に確保する必要がある。そこで、本実施例では、フック16aと係合突起12gとによる止錠部は以下のように形成している。
【0020】
即ち、蓋板16の先端部にはその中央から下方に延出されて片持ち状の可撓片16eが一体的に形成される。この可撓片16eの先端には、そのほぼ肉厚分ほど後方に引っ込められてフック16aが設けられていて、このフック16aの突片36は前方に向けて突出形成されている。また、フック16aの直上部位は逆に前方に矩形に張り出されてボタン状の押圧操作部16fが形成されている。
【0021】
一方、蓋本体12にはその前端部中央上部側に、上記可撓片16eを収納するための凹部30が形成されている。そして、この凹部30の下端には当該凹部30内に収まる可撓片16eの先端部を覆う縦壁32が設けられている。ここで、この実施例では上記縦壁32には蓋本体12下側部がなす2重構造の外側周壁体12dがそのまま利用されている。そして、この外側周壁体12dの裏面にフック16aを係合させるための係合突起12gが後方に突出して一体形成されており、その上面は下方に傾斜して延び、下面はほぼ水平に延びる縦断面台形状をなしている。
【0022】
また、蓋板16側のフック16aの上記突片36も縦断面台形状に突出形成され、上記係合突起12gとの止錠係合面となる当該突片36の上面36aはその係合突起12gの下面に符合されてほぼ水平に形成されている。また、突片36の下面36bは傾斜面に形成され、止錠の際には係合突起12g上面の傾斜面に当接して蓋板16の押し下げ力により容易にフック16aを弾性変形させ得るようになっている。
【0023】
以上の構成により本実施例の気密化粧料容器10にあっては、蓋板16を閉じていくと、まず筒状突起16dが蓋本体12の開口12a内に挿入されると共に、この筒状突起16dがパッキン材19上部の傾斜した環状突片19aに当接して、当該部位に付着した化粧料等を拭い落としながら、この環状突片19aを押圧して蓋本体12と蓋板16との間に圧着させ、容器本体18内部の気密性を確保する。そして、かかる閉止状態から更に蓋板16を押し下げると、フック16aが係合突起12gに係合して止錠される。
【0024】
また、この気密状態では圧接されたパッキン材19の弾性復元力により蓋板16には開放方向の力が働き、この開放方向の力つまり弾性復元力は止錠部のフック16aと係合突起12gとの係合により受け止められて、それらの係合面間に略上下方向に作用することになる。ところが、止錠状態のフック16aと係合突起12gとの係合面同士は相互にほぼ水平に係合し合っているから、弾性復元力はこれら係合面間にほぼ鉛直に作用することになり、上記フック16aに対してこれを止錠解除方向に弾性変形させようとする分力は殆ど生じ無い。よって、フック16aが解除方向に弾性変形されることは無く、止錠状態が弛んで蓋体16が開放方向に押し戻されることも無い。従って、パッキン材19の圧接力が弱まって気密性が低下することがない。
【0025】
一方、止錠状態にある前記フック16aと係合突起12gとの係合を解除するには、フック16aの直上部に形成された可撓片16eの押圧操作部16fを押し込んで撓ませれば、フック16a後面の突片36が係合突起12gから容易に外れて止錠が解除される。
【0026】
図6は、第二実施例を示す。図示するように、この第二実施例はパッキン材によるシール機構に上記第一実施例との違いがある。以降、この相違する部分について説明し、第一実施例と同一の部分についは同一の符号を付してその詳しい説明は省略する。
【0027】
図示するように、この第二実施例における蓋本体12は、容器本体18の口部18aの長さに一致された筒状をなし、蓋本体12を螺合装着した状態でこの蓋本体の上端面と容器本体1の口部18の上端面との高さはほぼ一致し、これら蓋本体12と容器本体18との間は特にシールされておらず、蓋板16の止錠状態でこの蓋板16の裏面16cに取り付けたパッキン材20が容器本体18の口部18a上端の内周縁に圧着されて、当該容器本体18の内部が密閉されるようになっている。
【0028】
前記パッキン材20の中央部には、これに重ね合わせて保持板22が配置されるようになっており、パッキン材20の中央部に形成された開口部20aを、この保持板22の中央部から突設される筒状凸部22aに嵌着し、この筒状凸部22aを蓋板16の裏面16cから突設される凸部16gに圧入固定することにより、前記パッキン材20が蓋板16に取付けられる。
【0029】
前記パッキン材20の外周部分20bは前記保持板22の外周から突出されており、この保持板22から突出されたパッキン材20の外周部分20bには、外周から所定距離だけ内方に入った部分の下面に、前記蓋本体12上端の開口内周面に沿って筒状の環状突起24が一体に突設されている。前記環状突起24は、容器本体18を覆うように蓋板16を閉止したのみの状態では、容器本体18の開口内周面との間に若干の間隙が設けられるように形成される。この間隙は、限りなく小さくてよい。また、前記パッキン材20には前記環状突起24の形成部分より内方に位置する部分に、このパッキン材20の外周部分20bを可動とする可動継手部としてのヒンジ26が形成される。更に、前記パッキン材20の外周部分20b下面には、前記環状突起24の形成部分より外方に、このパッキン材20の外周部分20bを上向きに傾動させる傾動機構としての凸部28を突設してある。この凸部28は、容器本体18の口部18aの周方向に沿って環状に形成しても、またその周方向に沿って間隔を隔てて複数形成してもよい。さらに、前記パッキン材20の外周部分20bに対応する蓋板16の裏面16cには、この外周部分20bの動きを許容するスペースとして凹設部16hが形成されている。
【0030】
この第二実施例では、蓋板16を閉じる際に、まず蓋板16を軽く閉止した状態では、環状突起24が容器本体18の口部18a上端の内周部に挿入されると共に、パッキン材20の外周部分20bに形成した凸部28が容器本体18の口部上端面に当接された状態となる。このとき、蓋板16のフック16aは蓋本体12の係合突起12gにまだ係合された状態にはなく、また、前記環状突起24は容器本体18の口部上端の内周面との間に間隙が設けられているため、このパッキン材20によって容器本体18内部が密閉されてはいない。
【0031】
そして、かかる閉止状態から蓋板16を押し下げてフック16aを係合突起12gに止錠すると、前記凸部28は容器本体18の上端に押されて、パッキン材20の中央部に対して相対的に押上げられることになる。すると、パッキン材20の外周部分20bは前記凸部28を力点、ヒンジ26を支点として、このヒンジ26から上向きに傾動される。このようにパッキン材20の外周部分20bが傾動されると、これに伴って前記環状突起24は外方に拡径されるように傾動し、この環状突起24の下端部が容器本体18の口部上端の内周面に圧接して、パッキン材20はこの容器本体18内部を密閉して気密状態とする。
【0032】
従って、この実施例の気密化粧料容器10は、蓋板16が蓋本体12に対して止錠された状態で初めて前記環状突起24が容器本体18の口部上端内周面に圧接される構造であるため、蓋板16を閉じる際に環状突起24が容器本体18の口部内周面に接触することがない。このため、蓋板16が止錠されるまでは、前記環状突起24が容器本体18の開口内周面に擦られることがないため、パッキン材20の損耗を防止でき、その耐久性を大幅に向上することができると共に、蓋板16を軽いタッチでスムーズに閉じることができる。
【0033】
またこのとき、フック16aの止錠解除に伴って傾動状態にあるパッキン材20の外周部分20bが平坦に復元し、容器本体18の口部上端内周面に強く押し当てられていた環状突起24の当該容器本体18口部内周面に対する圧接力が弱まり、ひいては容器本体18から離れるようになる。従って、前記環状突起24が容器本体18の口部上端内周面と擦れることがなく、蓋板16をスムーズに開けることができる。
【0034】
ところで、前記蓋板16を開放するにあたっては、環状突起24と容器本体18の口部上端内周面との間の圧接が弱まって空気が容器本体18内に進入するため、蓋板16を持上げる際にこの容器本体18内部が負圧になるのを防止でき、この面からも蓋板16を軽い操作力でスムーズに開けることができる。
【0035】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の気密化粧料容器にあっては、蓋本体に対して蓋板を閉止した状態において、パッキン材の圧着による弾性復元力はフックと係合突起の略水平な係合面に対して略垂直に働くことになるから、フックを止錠解除方向に押し出すような弾性復元力の分力は生じることが無く、よってフックが弾性変形して蓋板が開放方向に押し戻されることがない。このため、パッキン材を充分に押し潰した圧着状態で蓋板を蓋本体に止錠でき、良好な気密性を確保できる。更に、フックの上記弾性変形に起因する経時変形が生ずることもないので、良好な気密性を長期にわたって維持できる。また、フックが形成された先端より上方部分で可撓片を後方に押し込めば容易にフックを係合突起から離脱させて止錠を解除できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る気密化粧料容器の第一実施例を示す斜視図である。
【図2】同上、蓋板を閉止した状態の断面図である。
【図3】同上、蓋板を止錠した状態を示す要部拡大断面図である。
【図4】同上、止錠の解除途中の状態を示す要部拡大断面図である。
【図5】同上、止錠の解除完了の状態を示す要部拡大断面図である。
【図6】本発明に係る気密化粧料容器の第二実施例を示す断面図である。
【符号の説明】
10 気密化粧料容器 12 蓋本体
12a 開口 12g 係合突起
14 蝶番 16 蓋板
16a フック 16e 可撓片
18 容器本体 18a 口部
19,20 パッキン材 30 凹部
32 縦壁 36a 突片の上面(係合面)
Claims (1)
- 容器本体と、該容器本体の口部に着脱可能に設けられると共に天部に開口が形成された蓋本体と、該蓋本体の後部に蝶着されて前記開口を開閉自在に覆う蓋板と、該蓋板の止錠状態で該蓋板と上記蓋本体が設けられた上記容器本体側との間に圧着状態で介在され、押し下げられる該蓋板に対し、これを開放方向に押し戻す弾性復元力を作用させつつ、該容器本体内部を密閉するパッキン材とを備え、該蓋板の先端部中央に突設したフックを該蓋本体の前端中央部に設けた係合突起に係合させて該蓋板と該蓋本体とを止錠する気密化粧料容器において、
該フックは、該蓋板の先端部中央から下方に延出形成され、後方へ押し込まれる可撓片の先端に前方に突出させて形成する一方、該蓋本体は、該容器本体の該口部に着脱可能に設けられる内側周壁体および当該内側周壁体との間に環状の空洞部を形成して該内側周壁体とほぼ等しい長さで外表面を画成する外側周壁体から2重壁体構造とされ、該外側周壁体に該可撓片を収容する凹部を形成するとともに、該凹部の下端に設けられる該外側周壁体で該凹部内に収まる該可撓片の先端部を覆い、該外側周壁体の裏面に後方へ突出させて該係合突起を一体形成し、且つ該フックと該係合突起相互の係合面は、該パッキン材の圧着による弾性復元力がほぼ垂直に作用するように略水平に形成したことを特徴とする気密化粧料容器。
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