JP3736078B2 - Sheet post-processing device - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真複写機等の画像形成装置から順次排出される記録シートを整合して所定のシート束を形成した後に、かかるシート束にステープリング処理等の後処理を行うシート後処理装置に係り、特に、所謂中綴じ製本処理を自動的に行うことが可能なシート後処理装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
所謂中綴じ製本処理とは、記録シートを所定のシート束に整合した後、かかるシート束の面を二分する位置にステープリング処理を行い、このステープリング処理位置でシート束を折り曲げて冊子を形成する処理であり、比較的少数枚の記録シートの製本に適しており、しかも製本後の見栄えも良好なことから、電子写真複写機やプリンタ等から出力された記録シートの製本に最適である。
【0003】
かかる中綴じ製本処理を行うためには、ステープリング処理と折り処理の二種類の処理が必要となるが、このうち後者の折り処理としては、折りナイフを用いてシート束を一対の折りロールの間に押し込むナイフエッジ方式と、ストッパに突き当たって撓んだ記録シートを一対の折りロールでくわえ込むストッパ方式とが知られている。
【0004】
ここで、前者のナイフエッジ方式としては実開昭64−45660号公報に開示されるもの、具体的には図15に示すように、整合されたシート束100を水平な処理トレイ101上に搬送した後、かかる処理トレイ101の上方からシート束100に折りナイフ102を当接させて、上記処理トレイ101の下側に配設された一対の折りロール103の間にシート束100を押し込み、かかる折りロール103によってシート束100を半分に折り曲げるようにした折り装置が知られている。
【0005】
一方、後者のストッパ方式としては特開平6−72064号公報に開示されるもの、具体的には図16に示すように、搬送されるシート束104の先端をストッパ105で係止して該シート束104をシート搬送通路106内で撓ませた後、かかるシート束104の腰を利用して一対の折りロール107の間に該シート束104の中程の部分をくわえ込ませ、上記折りロール107によってシート束104を半分に折り曲げるようにした装置が知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者のナイフエッジ方式の場合、シート束を載置する処理トレイが斜めに傾斜して配設されていると、かかる処理トレイに収容されたシート束が重力の影響によって下方へ撓むことから、折りナイフのシート束に対する当接位置が該シート束の中央からずれ易く、折り処理の品質が悪化するという問題点があった。また、処理トレイが水平に配設されている場合であっても、一対の折りロールが処理トレイの上側に、折りナイフが処理トレイの下側に配設されている場合には、折りナイフでシート束を折りロールの間へ持ち上げる際に、シート束の中央が折りナイフに対して位置ずれを生じ易く、この場合もシート束を正確に二分して折り曲げることができないと言う問題点があった。
【0007】
従って、このナイフエッジ方式を用いてシート束の折り処理を正確に行うためには、上記処理トレイを水平に配設すると共に、上記折りロールを処理トレイの下側に配設しなければならず、前述した実開昭64−45660号公報の装置はこのレイアウトを採用している。しかし、かかる構成を採用したのでは、A3サイズの記録シートに対して中綴じ処理を施す場合に、装置の横幅が著しく大きくなってしまい、オティス内で使用する複写機のシート後処理装置しては極めて不都合である。また、かかる構成では、折り処理のなされたシート束が処理トレイの下方へと搬送されてしまうことから、中綴じ処理のなされたシート束が排出される冊子トレイを低い位置に設けなくてはならず、完成した中綴じ冊子の取り出し作業が行い難いといった不都合もあった。
【0008】
一方、後者のストッパ方式を採用した場合にはこのような問題点が発生することはないが、ストッパに係止されたシート束の撓みを利用して該シート束を一対の折りロールにくわえ込ませているため、シート束が厚くなるとこれを折りロールにくわえ込ませることができず、また、シート束の腰の強さ等によって撓みの発生の仕方が異なるため、かかるシート束を正確に二分して折り曲げるためにはストッパの位置やシート搬送通路の隙間を微妙に調整しなくてはならず、その調整作業か面倒であるといった問題点があった。
【0009】
本発明はこのような問題点に鑑みなされたものであり、その目的とするところは、面倒な調整作業を行うことなく高品位な中綴じ製本処理を行うことが可能であると共に、複写機やプリンタ等に併設してオフィス内で使用することが可能な小型のシート後処理装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
すなわち、本発明のシート後処理装置は、画像形成装置から順次排出される記録シートをコンパイラトレイに収容してシート束を形成した後、かかるシート束に対して折り処理を施すシート後処理装置であって、上記コンパイラトレイに対して出没自在に配設された折りナイフと、この折りナイフと対向する位置で上記コンパイラトレイに面して配設されると共に、かかる折りナイフによってコンパイラトレイ上のシート束が押し込まれる一対の折りロールと、この折りロールによって折り処理のなされたシート束が排出される冊子トレイとを備え、更に、上記折りナイフによってシート束が折りロールに押し込まれる際に該シート束をコンパイラトレイ上で挟み込むと共に、かかるシート束を折りロール方向へのみ引き抜くことが可能なシート抑え部材を配設したことを特徴とするものである。
【0011】
このような技術的手段によれば、上記コンパイラトレイ上で形成されたシート束は該コンパイラトレイから出没する折りナイフによって持ち上げられ、かかる折りナイフと対向する一対の折りロールの間に押し込まれる。また、かかる折りロールの間に押し込まれたシート束は該折りロールによって二つに折り曲げられた後、上記冊子トレイに排出される。
【0012】
すなわち、本発明の装置においても前述したナイフエッジ方式によってシート束の折り処理がなされるのであるが、折りナイフがシート束を折りロールの間に押し込む際、かかるシート束は上記シート抑え部材によってコンパイラトレイ上で挟持されていることから、コンパイラトレイから持ち上げられたシート束が折りナイフに対して位置ずれを生じることはなく、常にシート束を二分する位置に対して正確に折りナイフを当接さることができる。また、シート束は上記シート抑え部材に挟み込まれた状態にあっても、折りロールへ送る方向についてはシート抑え部材から引き抜くことが可能なので、折りナイフによるシート束の折りロールへの押し込みが上記シート抑え部材によって阻害されることはない。
【0013】
このため、コンパイラトレイを斜めに傾斜させて配設し、また、コンパイラトレイの上側に折りロールを設けた場合であっても、シート束を正確に二分して折り曲げることができ、横幅が小さく、しかも冊子トレイが作業性の良好な位置に存在するシート後処理装置を製作することが可能となる。
【0014】
ここで、上記シート抑え部材としては、コンパイラトレイに収容されたシート束が折り処理の実行の際に位置ずれを起こすことがないよう、かかるシート束を挟み込んで挟持するものであれば如何なる構成のものであっても差し支えないが、折りナイフがシート束を折りロール対に押し込むのを邪魔しないよう、シート束を挟み込んだ状態であっても、折りロール方向へのみはシート束を引き抜くことが可能でなければならない。例えば、一定方向について摩擦係数が高く、逆方向については摩擦係数の低いパットや、一方向クラッチを内蔵したロールを上記シート抑え部材として使用することができる。
【0015】
また、コンパイラトレイ上でシート束の中央を折りナイフに合致させるシート搬送ロールが存在する場合には、かかるシート搬送ロールに一方向クラッチを内蔵させることにより、上記シート抑え部材としての機能を発揮させるように構成しても良い。
【0016】
更に、上記シート抑え部材は一対の折りロールの片側にのみ設けても差し支えないが、上記コンパイラトレイが傾斜して配設されている場合には、シート束の下方への撓みを防止するため、少なくとも折りロール対の下方側に配設するのが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明のシート後処理装置を詳細に説明する。
図1はレザービームプリンタ等の画像形成装置10に付設して使用される本発明のシート後処理装置(フィニッシャー)20を示すものであり、かかるフィニッシャー20は画像形成装置に固定されたフィニッシャー本体30と、このフィニッシャー本体に対して上下動可能に配設されたエレベータトレイ部40とから構成されている。
【0018】
このフィニッシャー20は画像形成装置10から順次排出される記録シート1を整合して所定枚数のシート束2を形成した後、かかるシート束2の縁部に対してステープリング処理を行う所謂端綴じ処理や、かかるシート束2の中央位置に対してステープリング処理を行い、更にこのステープリング処理位置でシート束2を折り曲げて冊子を形成する所謂中綴じ製本処理を選択的に行い得るように構成されており、端綴じ処理の機能は主にフィニッシャー本体30に、中綴じ製本処理の機能は主にエベータトレイ部40に具備されている。
【0019】
上記エレベータトレイ部40が装着されたフィニッシャー本体30の側面には該フィニッシャー本体30からシート束が排出されるシート排出口31が開設されており、かかるエレベータトレイ部40を上下動させることにより、該エレベータトレイ部40に具備された複数のトレイのうち、いずれか1つのトレイを上記シート排出口31に設定し得るようになっている。また、上記フィニッシャー本体30内にはこのシート排出口31に対応して固定トレイ32が配設されており、シート排出口31を介して上記エレベータトレイ部側のトレイと固定トレイ32とが面一状に連続し、記録シート1をスタックするためのコンパイラトレイが形成されるようになっている。
【0020】
一方、上記固定トレイ32の上方には画像形成装置10から搬送されてきた記録シート1を上記シート排出口31へ向けて送り出すためのシート搬送ロール33が配設されており、かかるシート搬送ロール33によって送り出された記録シート1はその一部がシート排出口31からフィニッシャー本体30外へ突出し、上記固定トレイ32とエレベータトレイ部側のトレイとに跨がって収容されるようになっている。また、上記固定トレイ32の上側には記録シート1を該固定トレイ32の下端縁部に向けて摺擦するパドルホイール34が配設される一方、その両側には記録シート1の側縁部を揃えるタンパ(図示せず)が配設されており、これらパドルホイール34及びタンパの動作によって上記コンパイラトレイにスタックされた記録シート1の整合が行われ、所定のシート束2が形成されるようになっている。
【0021】
更に、この固定トレイ32の下端縁部には端綴じ用ステープラ35が配設され、固定トレイ32上で所定の位置に整合されたシート束2の縁部に対して選択的にステープリング処理を施すように構成されている。
【0022】
また更に、上記シート排出口31の内側には固定トレイ32を挟んで一対の排出ロール36及びサポートロール37が配設されており、かかる排出ロール36の回動によって固定トレイ32上のシート束2が積載トレイ42,43へ排出されるようになっている。また、この排出ロール36は固定トレイ32に対する記録シート1の排出動作を妨げることがないよう、アーム38の揺動によって固定トレイ32上から退避し得るように構成されており、必要に応じて固定トレイ32上に設定され、上記サポートロール37と相俟って固定トレイ32上のシート束2を挟み込むように構成されている。
【0023】
一方、上記エレベータトレイ部40は中綴じ製本処理を行うための中綴じ処理ユニット41と、この中綴じ処理ユニット41の上方に間隔をおいて配されると共に、端綴じ処理のなされたシート束2あるいは綴じ処理のなされないシート束2が排出される第1積載トレイ42とを備えており、これら中綴じ処理ユニット41と第1積載トレイ42とがフィニッシャー本体30に対して一体的に上下動するように構成されている。また、上記中綴じ処理ユニット41は更に上部ユニット41aと下部ユニット41bとから構成されており、上部ユニット41aの上面は上記第1積載トレイ42と同様な第2積載トレイ43として使用される一方、下部ユニット41bの上面は中綴じ製本処理を施すシート束2の整合トレイ(以下、中綴じトレイ)44となっている。
【0024】
エレベータトレイ部40に具備されたこれら第1及び第2積載トレイ42,43、中綴じトレイ44のうち、画像形成装置から排出される記録シート1に対して中綴じ製本処理が要求されている場合には、上記中綴じトレイ44がフィニッシャー本体30のシート排出口31に設定され(図1参照)、それ以外の場合には上記第1又は第2積載トレイ42,43がシート排出口31に設定され、ステープリング処理(綴じ処理)の内容に応じたコンパイラトレイがフィニッシャー本体30とエレベータトレイ部40との間で形成されるようになっている。
【0025】
次に、上記中綴じ処理ユニット41の詳細について説明する。
この中綴じ処理ユニット41においては、上記中綴じトレイ44で整合されたシート束2の中央位置に対してにステープリング処理及び折り処理が施され、これら処理のなされた冊子が最終的に上部ユニット41aに具備された冊子トレイ45に排出されるように構成されている。
【0026】
ステープル針を内蔵したステッチャヘッド46は上部ユニット41aに内蔵される一方、かかるステープル針の先端を折り曲げるクリンチャヘッド47は下部ユニット41bに内蔵されており、中綴じトレイ44に収容されたシート束2を挟んで対向するこれらヘッド46,47によって該シート束2にステープリング処理が施される。但し、中綴じトレイ44に記録シート1を順次収容する都合上、上部ユニット41aと下部ユニット41bとの間にはある程度の大きさの隙間を形成せざるを得ず、上記クリンチャヘッド47を下部ユニット41bに対して固定的に配設したのでは、中綴じトレイ44に収容されたシート束2とステッチャヘッド46との間隔が開いてしまい、シート束2の中央位置に対して正確にステープリング処理を施すことが不能となってしまう。
【0027】
このため、上記下部ユニット41bには中綴じトレイ44に収容されているシート束2を上部ユニット41aへ向けて持ち上げるボトムプレート48が設けられると共に、上記クリンチャヘッド47はこのボトムプレート48の先端に固定されており、かかるボトムプレート48でシート束2を持ち上げると上記ステッチャヘッド46とクリンチャヘッド47とがシート束2を挟み込んで近接するようになっている。
【0028】
図2に示すように、上記ボトムプレート48はその一端が支軸49によって下部ユニット41bに固定される一方、上記クリンチャヘッド47(図示せず)が固定された他端は下方へ僅かに屈曲して形成されており、ボトムプレート48全体が上記支軸49を中心として揺動するように構成されている。また、このボトムプレート48はその下面に当接するリフトアップロール50の動きに応じて揺動するように構成されており、かかるリフトアップロール50は駆動軸51の回動に応じて該駆動軸51の周囲を遊星状に移動し、ボトムプレート48を下方から押し上げるようになっている。従って、上記駆動軸51をモータ52によって回動させると、リフトアップロール50の動きに応じてボトムプレート48の先端が中綴じトレイ44から迫り出して、かかる中綴じトレイ44に収容されたシート束2が上部ユニット41a内のステチャヘッド46へ向けて持ち上げられ、ボトムプレート48の先端に位置するクリンチャヘッド47がステッチャヘッド46と近接して対向するようになっている。尚、図2中の符号53は上記駆動軸51が特定の回転位置に設定されていることを検出するポジションセンサであり、かかるセンサ53の出力信号をチェックすることで、ボトムプレート48がホームポジション、すなわち下部ユニット41b内に収容されているか否かが判別し得るようになっている。
【0029】
一方、このようにして中綴じ処理のなされたシート束2に対する折り処理は、上部ユニット41aに配設された第1及び第2折りロール対54,55と、下部ユニット41bに配設されると共に上記第1折りロール対54の間に下方からシート束2を押し込む折りナイフ56とによって行われるようになっている(図1参照)。
【0030】
シート束2の折り位置を上記ステープリング処理位置と正確に合致させるため、図3に示すように、第1折りロール対54は上記ステッチャヘッド46とクリンチャヘッド47とが対向したステープリング処理位置に合致して配設されており、折りナイフ56によって第1折りロール対54の間に押し込まれたシート束2は、該第1折りロール対54によって二つに折り曲げられた後、図中の矢線に沿って第2折りロール対55に挿通され、一対の冊子排出ロール57を介して上部ユニット41aの冊子トレイ45に排出される。これらの第1及び第2折りロール対54,55、冊子排出ロール57にはタイミングベルト58が架け回されており、モータ59の駆動力が該タイミングベルト58を介してこれらロール54,55,56に伝達されるようになっている。尚、第1折りロール対54の一方のロールには、第2折りロール対55の一方のロールからギア列60を介して駆動力が伝達されるようになっている。
【0031】
また、上記折りナイフ56は下部ユニット41bに対して揺動自在に配設されると共に、その先端エッジ部56aが上記第1折りロール対54の中間に対向しており、中綴じトレイ44におけるシート束2の整合処理や該シート束2に対するステープリング処理が行われている場合には、中綴じトレイ44から迫り出すことなく、下部ユニット41b内に収納されている。そして、折り処理がなされる際には折りナイフ56全体が揺動して、上記先端エッジ部56aがボトムプレート48の下側から上側へと突出し、上記ボトムプレート48と上部ユニット41aとの間に挟まれたシート束2を第1折りロール対54に押し込むように構成されている。
【0032】
上記折りナイフ56が第1折りロール対54に対してシート束2を確実に押し込むことができるよう、図4及び図5に示すように、第1折りロール対54は軸方向に間隔をおいて複数配設される一方、上記折りナイフ56の先端エッジ部56aは該折りロール54との干渉を避けるべく櫛歯状に形成されている。また、前述したように、この実施例のフィニッシャーではステッチャヘッド46及びクリンチャヘッド47によるステープリング処理位置とシート束2に対する折り処理の処理位置とが重なり合っていることから、この点においても上記第1折りロール対54はステッチャヘッド46との干渉を避けるように配列されており、また上記先端エッジ部56aはクリンチャヘッド47との干渉を避けるべく櫛歯状に形成されている。
【0033】
このように第1折りロール対54が軸方向へ間隔を開けながら配列されており、第1折りロール対54のみではシート束2に対して確実に折り目を形成することが不能なことから、図6に示すように、上記第2折りロール対55はシート束2の幅方向に沿って一様に配設されており、シート束2の幅方向に沿って一様に折り目を形成し得るようになっている。また、第2折りロール対55を構成する2本の折りロールの軸端にはバネ61が架け渡されており、これら折りロール55を互いに強固に圧接させることによって、シート束2に対して確実に折り目を形成し得るようになっている。
【0034】
一方、図5に示すように、上記ステッチャヘッド46が第1折りロール対54によるシート束2の搬送経路上に存在していたのでは、かかるシート束2を第1折りロール対54の間に挿通できないことから、上記ステッチャヘッド46はステープリング処理の終了後、シート束2の搬送を妨げることがないよう、配列された第1折りロール対54の間から退避するように構成されている。
【0035】
図7はステッチャヘッド46の移動機構を示すものである。かかるステッチャヘッド46は上部ユニット41aの下面に沿って自在に移動し得るように構成されており、自重によって常にステープリング処理位置(図7中の一点鎖線位置)へ向けて付勢されている。また、かかるステッチャヘッド46にはローラフォロア62が立設される一方、上部ユニット41aには該ローラフォロア62と当接する偏心カム63が配設されており、ステッチャヘッド46の自重によって上記偏心カム63とローラフォロア62が常に当接するようになっている。従って、モータ64の回転をベルト65によって偏心カム63に伝達すると、偏心カム63の回転位置に応じてステッチャヘッド46が矢線方向へ移動し、ステープリング処理位置から破線で示す退避位置へステッチャヘッド41aを退避させ、また、退避位置からステープリング処理位置に設定し直すことができるものである。尚、図7中の符号66はステッチャヘッド46が退避位置に設定されたか否かをチェックするためのホームポジションセンサである。
【0036】
また、この実施例のフィニッシャーではステッチャヘッド46に対するステープル針の補給や針詰まりトラブルの際のメインテナンス性を良好なものとするため、かかるステッチャヘッド46を上記退避位置よりも更に後方の作業位置へ引き出し、当該位置で各種メインテナンス作業を行い得るように構成されている。すなわち、図8に示すように、ステッチャヘッド46には支軸67を中心として回転するリンク68の一端が係止されており、かかるリンク68の他端を持ち上げて該リンク68を回転させると、ステッチャヘッド46が実線で示す退避位置から一点鎖線で示す作業位置に大きく後退するように構成されている。特にこの実施例では上部ユニット41aに設けられた冊子トレイ45に開閉蓋69を設けると共に、かかる開閉蓋69を上記リンク68と連結しており、この開閉蓋69を持ち上げると、ステッチャヘッド46が開閉蓋69の直下の作業位置へ引き出されるようになっている。
【0037】
図9はステッチャヘッド46の各種設定位置を示すものであり、図9(a)はシート束2に対して中綴じ処理を行うステープリング処理位置を、図9(b)は折り処理の際に設定される退避位置を、図9(c)はステープル針の補給等を行う際の作業位置を示している。この図に示されるように、冊子トレイ45に設けられた開閉蓋69を持ち上げると、前述したリンク68の回転によってステッチャヘッド46は奥まった退避位置から開閉蓋69の直下の作業位置に引き出されることから、作業者はステッチャヘッド46に対して容易にメインテナンス作業を行うことができ、その作業性の向上が図られている。
【0038】
一方、この中綴じ処理ユニット41には上記ボトムプレート48と連動して動作するシート抑え部材が設けられており、ボトムプレート48が上部ユニット41aへ向けてシート束2を持ち上げる際、換言すればシート束2に対してステープリング処理がなされると共に該シート束2に対して折り処理がなされる際には、このシート抑え部材がシート束2を押さえ込み、その位置ずれを防止するように構成されている。かかるシート抑え部材は、上記シート排出口31と第1折りロール対54との間に設けられると共に中綴じトレイ44に収容されたシート束2に対して上方から圧接するピンチロール70と、上記ボトムプレート48に対して回転自在に配設されると共に上記ピンチロール70と相俟ってシート束2を挟み込むサポートロール71とから構成されており(図1参照)、これらピンチロール70又はサポートロール71にはシート束2を第1折りロール対54へ向けてのみ搬送可能な一方向クラッチが内蔵されている。図2に示すように、上記ピンチロール70は伝達軸72の回転に応じて上下動するように構成されており、かかる伝達軸72はボトムプレート48の上下動を担う駆動軸51とクランク73を介して連結されている。従って、モータ52によって上記駆動軸51を回転させると、サポートロール71を搭載したボトムプレート48が前述の如くリフトアップロール50の動作に応じて上昇する一方、上記伝達軸72が回転してピンチロール70が下降し、中綴じトレイ44に収容されたシート束2がピンチロール70及びサポートロール71によって抑え込まれるようになっている。
【0039】
図10及び図11はA3サイズの記録シートに対して中綴じ製本処理を施す場合の本実施例のフィニッシャーの動作を示すものである。
先ず、中綴じ製本処理が選択されると、エレベータトレイ部40の全体がフィニッシャー本体30に対して上下動し、上記中綴じトレイ44がフィニッシャー本体30のシート排出口31に対応する位置に設定され、かかる中綴じトレイ44と上記固定トレイ32とによって記録シート1のコンパイラトレイが形成される。そして、かかる状態の下、図10(a)に示すように記録シート1が中綴じトレイ44に順次収容され、これら記録シート1を整合したシート束2が形成される。このとき、上記排出ロール36はコンパイラトレイに対する記録シート1の排出を妨げないよう、該トレイ上から退避しているが、シート束2の整合が完了すると、図10(b)に示すようにサポートロール37と相俟ってシート束2を挟み込み、以降の処理においてシート束2の整合状態が崩れるのを防止する。
【0040】
次に、中綴じトレイ44内におけるシート束2の整合処理が終了すると、図10(c)に示すように、ステープリング処理を行うための準備として上記ボトムプレート48が上昇し、シート束2が上部ユニット41aのステッチャヘッド46と下部ユニット41bのクリンチャヘッド47との間に挟みこまれる。また、かかるボトムプレート48の上昇に連動して、上記ピンチロール70がシート束2に当接し、ボトムプレート48に設けられたサポートロール71と相俟ってシート束2を挟み込む。そして、このようにしてシート束2を固定した状態でステッチャヘッド46を動作させ、シート束2に対してステープリング処理が行われる。
【0041】
ステープリング処理が終了すると、図10(d)に示すように上記ステッチャヘッド46がステープリング処理位置から退避位置へ移動する一方、図10(e)に示すように排出ロール36によるシート束2の固定が解除される。但し、この状態で上記ボトムプレート48は依然としてシート束2を第1折りロール対54へ向けて持ち上げており、従ってピンチロール70はサポートロール71と相俟ってシート束2を挟み込んだ状態にある。
【0042】
そして、図10(f)に示すように、この状態から折りナイフ56が揺動すると、シート束2はその中央部が折りナイフ56の先端エッジ部56aによって第1折りロール対54の間へ押し込まれ、二つ折りの状態で第1折りロール対54及び第2折りロール対55の間を通過して折り処理が施される。また、折り処理のなされたシート束2は冊子トレイ45に排出される。
【0043】
かかる折り処理の際、シート束2は第1折りロール対54の下方側に隣接するピンチロール70及びサポートロール71によって挟み込まれており、これらのロール70,71によって堅固に固定されていることから、折りナイフ56がシート束2を第1折りロール対54の間に押し込んでも、シート束2の整合状態が崩れることはなく、また、シート束2が中綴じトレイ44内を下方へずり落ちることはない。従って、この実施例のフィニッシャーにおいては、ステープル針が打ち込まれたシート束2の中央位置を折りナイフ56の先端エッジ部56aに対して正確に合致させることができ、折り処理を正確に行うことができるものである。
【0044】
また、これらピンチロール70又はサポートロール71は一方向クラッチを内蔵しており、シート束2を第1折りロール対54へ送る方向へは自在に回転し得ることから、上記折りナイフ56がシート束2を第1折りロール対54の間に押し込む際に、該シート束2の押し込み動作がピンチロール70によって阻害されることはなく、かかるシート束2の折り処理を円滑に行うことができるものである。
【0045】
一方、図12はA4サイズの記録シートに対して中綴じ製本処理を施す場合の本実施例のフィニッシャーの動作を示すものである。
このフィニッシャでは中綴じトレイ44にA3サイズの記録シート1が収容された場合を基準としてステッチャヘッド46等の配設位置を決定していることから、中綴じトレイ44にA4サイズの記録シート1が収容された場合に、そのままではステープリング処理及び折り処理を行うことができない。そこで、かかる場合は以下のようにして各処理が行われる。
【0046】
先ず、図12(a)に示すように記録シート1が中綴じトレイ44に順次収容され、これら記録シート1を整合したシート束2が形成される。但し、この時点ではステッチャヘッド46が配設されたステープリング処理位置に対し、シート束2の中央位置が合致しておらず、このままステープリング処理を行うことは不能である。
【0047】
従って、シート束2の整合が完了すると、図12(b)に示すように排出ロール36がサポートロール37と相俟ってシート束2を挟み込み、かかるシート束2を中綴じトレイ44内で矢線方向へ搬送して、シート束2の中央位置をステッチャヘッド46とクリンチャヘッド47とが対向するステープリング処理位置に合致させる。そして、この状態から、図12(c)に示すように上記ボトムプレート48を上昇させ、以降はA3サイズの記録シートのときと同様にしてステープリング処理及び折り処理が行われる。
【0048】
前述してきた本実施例のフィニッシャーでは中綴じ処理ユニット41にピンチロール70を設けて、これを本発明のシート抑え部材として使用して各種処理を行ってきたが、かかるシート抑え部材はそれ専用の構成を必ずしも設ける必要はない。例えば、本実施例のフィニッシャーでは排出ロール36に一方向クラッチを内蔵させて本発明のシート抑え部材として利用し、ピンチロール70及びサポートロール71を省略して構造の簡素化を図ることも可能である。
【0049】
図13及び図14はピンチロール70及びこれに対向するサポートロール71を省略した場合の、中綴じ製本処理の手順を示すものである。
先ず、図13(a)に示すように記録シート1が中綴じトレイ44に順次収容され、これら記録シート1を整合したシート束2が形成される。このとき、上記排出ロール36はコンパイラトレイに対する記録シート1の排出を妨げないよう、該トレイ上から退避しているが、シート束2の整合が完了すると、図13(b)に示すようにサポートロール37と相俟ってシート束2を挟み込み、以降の処理においてシート束2の整合状態が崩れるのを防止する。
【0050】
次に、中綴じトレイ44内におけるシート束2の整合処理が終了すると、図13(c)に示すように、ステープリング処理を行うための準備として上記ボトムプレート48が上昇し、シート束2が上部ユニット41aのステッチャヘッド46と下部ユニット41bのクリンチャヘッド47との間に挟みこまれる。そして、このようにしてシート束2を固定した状態でステッチャヘッド46を動作させ、シート束2に対してステープリング処理が行われる。
【0051】
ステープリング処理が終了すると、図14(d)に示すように上記ステッチャヘッド46がステープリング処理位置から退避位置へ移動するが、排出ロール36は依然としてシート束2を挟み込んで固定しておく。そして、図14(e)に示すように、この状態から折りナイフ56が揺動すると、シート束2はその中央部が折りナイフ56の先端エッジ部56aによって第1折りロール対54の間へ押し込まれ、二つ折りの状態で第1折りロール対54及び第2折りロール対55の間を通過して折り処理が施される。また、折り処理のなされたシート束2は冊子トレイ45に排出される。このとき、一方向クラッチを内蔵した排出ロール36は折りナイフ56の押し込み動作によってシート束2の整合状態が崩れるのを防止する。
【0052】
【発明の効果】
以上説明してきたように、本発明のシート後処理装置によれば、所謂ナイフエッジ方式によってシート束の折り処理がなされる際に、かかるシート束をシート抑え部材によってコンパイラトレイ上に挟持するようにしたことから、コンパイラトレイの姿勢や折りロールの配置にかかわらず、折りナイフをシート束に対して正確に当接させて、該シート束を正確に二分して折り曲げることができ、コンパイラトレイや折りロールのレイアウトに関する自由度を高めて、小型で且つ作業性の良好なシート後処理装置を製作することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシート後処理装置の実施例を示す概略図である。
【図2】 実施例に係るボトムプレート及びピンチロールを示す斜視図である。
【図3】 実施例に係る中綴じ処理ユニットの上部ユニットの内部構造を示す断面図である。
【図4】 図3のA部詳細図である。
【図5】 図3のB部詳細図である。
【図6】 図3のC部詳細図である。
【図7】 実施例に係るステッチャヘッドの移動機構を示す正面図及び平面図である。
【図8】実施例に係るステッチャヘッドを退避位置から作業位置へ引き出すための機構を示す正面図である。
【図9】 実施例に係るステッチャヘッドのステープリング処理位置、退避位置及び作業位置を示す概略図である。
【図10】 実施例に係るシート後処理装置のA3サイズ記録シートに対する中綴じ製本処理の手順を示す図である。
【図11】 図10に示す処理手順の続きを示す図である。
【図12】 実施例に係るシート後処理装置のA4サイズ記録シートに対する中綴じ製本処理の手順の一部を示す図である。
【図13】 排出ロールをシート抑え部材として利用した場合の中綴じ製本処理の手順を示す図である。
【図14】 図13に示す処理手順の続きを示す図である。
【図15】 ナイフエッジ方式によるシート束の折り処理を示す概略図である。
【図16】 ストッパ方式によるシート束の折り処理を示す概略図である。
【符号の説明】
10…画像形成装置、20…フィニッシャー(シート後処理装置)、30…フィニッシャー本体、40…エレベータトレイ部、41…中綴じ処理ユニット、45…冊子トレイ、46…ステッチャヘッド、47…クリンチャヘッド、54…第1折りロール、55…第2折りロール、56…折りナイフ、70…ピンチロール(シート抑え部材)、71…サポートロール(シート抑え部材)[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a sheet post-processing apparatus that aligns recording sheets sequentially discharged from an image forming apparatus such as an electrophotographic copying machine to form a predetermined sheet bundle and then performs post-processing such as stapling on the sheet bundle. In particular, the present invention relates to an improvement in a sheet post-processing apparatus capable of automatically performing a so-called saddle stitch binding process.
[0002]
[Prior art]
In the so-called saddle stitch bookbinding process, after a recording sheet is aligned with a predetermined sheet bundle, a stapling process is performed at a position that bisects the surface of the sheet bundle, and a booklet is formed by folding the sheet bundle at this stapling position. This process is suitable for bookbinding of a relatively small number of recording sheets and has a good appearance after bookbinding, and is optimal for bookbinding of recording sheets output from an electrophotographic copying machine, a printer, or the like.
[0003]
In order to perform such saddle stitch binding processing, two types of processing, that is, stapling processing and folding processing, are required. Of these, the latter folding processing uses a folding knife to fold a sheet bundle between a pair of folding rolls. There are known a knife edge method in which the recording sheet is pushed in between and a stopper method in which a recording sheet bent against the stopper is held between a pair of folding rolls.
[0004]
Here, as the former knife edge method, one disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 64-45660, specifically, as shown in FIG. 15, the aligned
[0005]
On the other hand, the latter stopper method is disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 6-72064. Specifically, as shown in FIG. After the
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the case of the former knife edge method, when the processing tray on which the sheet bundle is placed is disposed obliquely, the sheet bundle accommodated in the processing tray bends downward due to the influence of gravity. Therefore, there is a problem that the contact position of the folding knife with respect to the sheet bundle is easily shifted from the center of the sheet bundle, and the quality of the folding process is deteriorated. Even when the processing tray is horizontally disposed, when the pair of folding rolls are disposed on the upper side of the processing tray and the folding knife is disposed on the lower side of the processing tray, the folding knife When the sheet bundle is lifted between the folding rolls, the center of the sheet bundle is likely to be displaced with respect to the folding knife, and in this case also, there is a problem that the sheet bundle cannot be folded in half. .
[0007]
Therefore, in order to perform the folding process of the sheet bundle accurately using this knife edge method, the processing tray must be disposed horizontally and the folding roll must be disposed below the processing tray. The apparatus disclosed in Japanese Utility Model Laid-Open No. 64-45660 adopts this layout. However, when such a configuration is adopted, when the saddle stitching process is performed on an A3 size recording sheet, the width of the apparatus becomes remarkably large, so that the sheet post-processing apparatus of the copying machine used in Otis is used. Is extremely inconvenient. In such a configuration, since the sheet bundle that has been subjected to the folding process is transported to the lower side of the processing tray, a booklet tray that discharges the sheet bundle that has undergone the saddle stitching process must be provided at a low position. In addition, it is difficult to take out the completed saddle stitch booklet.
[0008]
On the other hand, when the latter stopper method is adopted, such a problem does not occur. However, the sheet bundle is held between the pair of folding rolls using the deflection of the sheet bundle locked to the stopper. Therefore, when the sheet bundle becomes thick, it cannot be held in the folding roll, and the way of bending is different depending on the strength of the waist of the sheet bundle. In order to bend the sheet, the position of the stopper and the gap in the sheet conveyance path must be finely adjusted, and the adjustment work is troublesome.
[0009]
The present invention has been made in view of such problems, and an object of the present invention is to perform high-quality saddle stitch binding without performing troublesome adjustment work, as well as a copying machine, An object of the present invention is to provide a small sheet post-processing apparatus that can be used in an office alongside a printer or the like.
[0010]
[Means for Solving the Problems]
That is, the sheet post-processing apparatus according to the present invention is a sheet post-processing apparatus that forms a sheet bundle by storing recording sheets sequentially discharged from the image forming apparatus in a compiler tray and then folding the sheet bundle. A folding knife disposed so as to be movable in and out with respect to the compiler tray, and disposed facing the compiler tray at a position facing the folding knife, and the sheet on the compiler tray by the folding knife. A pair of folding rolls into which the bundle is pushed, and a booklet tray from which the sheet bundle folded by the folding roll is discharged; and when the sheet bundle is pushed into the folding roll by the folding knife, the sheet bundle Is placed on the compiler tray, and the sheet bundle can be pulled out only in the folding roll direction. It is characterized in that the door pressing member is disposed.
[0011]
According to such a technical means, the sheet bundle formed on the compiler tray is lifted by the folding knife protruding from the compiler tray and pushed between a pair of folding rolls opposed to the folding knife. Further, the sheet bundle pushed between the folding rolls is folded into two by the folding roll and then discharged to the booklet tray.
[0012]
That is, in the apparatus of the present invention, the sheet bundle is folded by the knife edge method described above. When the folding knife pushes the sheet bundle between the folding rolls, the sheet bundle is compiled by the sheet restraining member. Because the sheet bundle is held on the tray, the sheet bundle lifted from the compiler tray is not displaced with respect to the folding knife, and the folding knife is always brought into contact with the position that bisects the sheet bundle. be able to. In addition, even when the sheet bundle is sandwiched between the sheet restraining members, the sheet bundle can be pulled out from the sheet restraining member in the direction to be fed to the folding roll. It is not disturbed by the restraining member.
[0013]
For this reason, the compiler tray is disposed obliquely, and even when a folding roll is provided on the upper side of the compiler tray, the sheet bundle can be folded in half, and the lateral width is small. In addition, it is possible to manufacture a sheet post-processing apparatus in which the booklet tray is located at a position with good workability.
[0014]
Here, the sheet restraining member may have any configuration as long as it holds the sheet bundle so that the sheet bundle accommodated in the compiler tray does not move when the folding process is performed. Even if the sheet bundle is sandwiched so that the folding knife does not interfere with pushing the sheet bundle into the pair of folding rolls, the sheet bundle can be pulled out only in the direction of the folding roll. Must. For example, a pad having a high friction coefficient in a certain direction and a low friction coefficient in the reverse direction or a roll incorporating a one-way clutch can be used as the sheet restraining member.
[0015]
In addition, when there is a sheet conveyance roll that matches the center of the sheet bundle with the folding knife on the compiler tray, a one-way clutch is incorporated in the sheet conveyance roll to exhibit the function as the sheet suppression member. You may comprise as follows.
[0016]
Furthermore, the sheet holding member may be provided only on one side of the pair of folding rolls, but when the compiler tray is disposed at an inclination, in order to prevent the sheet bundle from being bent downward, It is preferable to dispose at least the lower side of the folding roll pair.
[0017]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the sheet post-processing apparatus of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings.
FIG. 1 shows a sheet post-processing apparatus (finisher) 20 according to the present invention which is used by being attached to an
[0018]
The
[0019]
A
[0020]
On the other hand, a
[0021]
Further, an
[0022]
Further, a pair of discharge rolls 36 and a
[0023]
On the other hand, the
[0024]
Of these first and second stacking
[0025]
Next, details of the saddle
In the saddle
[0026]
A
[0027]
For this reason, the
[0028]
As shown in FIG. 2, one end of the
[0029]
On the other hand, the folding process for the
[0030]
In order to accurately match the folding position of the
[0031]
The
[0032]
As shown in FIGS. 4 and 5, the first
[0033]
As described above, the first folding roll pairs 54 are arranged while being spaced apart in the axial direction, and it is impossible to reliably form a fold with respect to the
[0034]
On the other hand, as shown in FIG. 5, when the
[0035]
FIG. 7 shows a moving mechanism of the
[0036]
Further, in the finisher of this embodiment, in order to improve the maintenance of staple needle supply to the
[0037]
FIG. 9 shows various setting positions of the
[0038]
On the other hand, the saddle
[0039]
10 and 11 show the operation of the finisher of the present embodiment when the saddle stitch bookbinding process is performed on an A3 size recording sheet.
First, when the saddle stitch bookbinding process is selected, the entire
[0040]
Next, when the alignment process of the
[0041]
When the stapling process is finished, the
[0042]
Then, as shown in FIG. 10 (f), when the
[0043]
During the folding process, the
[0044]
Further, the
[0045]
On the other hand, FIG. 12 shows the operation of the finisher of this embodiment when the saddle stitch bookbinding process is performed on an A4 size recording sheet.
In this finisher, the arrangement position of the
[0046]
First, as shown in FIG. 12A, the recording sheets 1 are sequentially accommodated in the
[0047]
Therefore, when the alignment of the
[0048]
In the finisher of the present embodiment described above, a
[0049]
13 and 14 show the procedure of the saddle stitch binding process when the
First, as shown in FIG. 13A, the recording sheets 1 are sequentially stored in the
[0050]
Next, when the alignment process of the
[0051]
When the stapling process is completed, the
[0052]
【The invention's effect】
As described above, according to the sheet post-processing apparatus of the present invention, when the sheet bundle is folded by the so-called knife edge method, the sheet bundle is sandwiched on the compiler tray by the sheet holding member. Therefore, regardless of the orientation of the compiler tray and the arrangement of the folding rolls, the folding knife can be accurately brought into contact with the sheet bundle, and the sheet bundle can be accurately divided into two to be folded. The degree of freedom regarding the layout of the rolls can be increased, and a sheet post-processing apparatus having a small size and good workability can be manufactured.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic view showing an embodiment of a sheet post-processing apparatus of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a bottom plate and a pinch roll according to an embodiment.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing an internal structure of an upper unit of the saddle stitching processing unit according to the embodiment.
4 is a detailed view of a part A in FIG. 3;
FIG. 5 is a detailed view of part B in FIG. 3;
6 is a detailed view of a part C in FIG. 3. FIG.
7A and 7B are a front view and a plan view showing a moving mechanism of the stitcher head according to the embodiment.
FIG. 8 is a front view showing a mechanism for pulling out the stitcher head according to the embodiment from the retracted position to the working position.
FIG. 9 is a schematic diagram illustrating a stapling processing position, a retracted position, and a working position of the stitcher head according to the embodiment.
FIG. 10 is a diagram illustrating a procedure of saddle stitch binding processing for an A3 size recording sheet of the sheet post-processing apparatus according to the embodiment.
11 is a diagram showing a continuation of the processing procedure shown in FIG.
FIG. 12 is a diagram illustrating a part of a saddle stitch bookbinding process for an A4 size recording sheet of the sheet post-processing apparatus according to the embodiment.
FIG. 13 is a diagram showing a procedure of saddle stitch bookbinding processing when a discharge roll is used as a sheet restraining member.
14 is a diagram showing a continuation of the processing procedure shown in FIG.
FIG. 15 is a schematic diagram illustrating folding processing of a sheet bundle by a knife edge method.
FIG. 16 is a schematic diagram illustrating folding processing of a sheet bundle by a stopper method.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF
Claims (3)
上記コンパイラトレイに対して出没自在に配設された折りナイフと、この折りナイフと対向する位置で上記コンパイラトレイに面して配設されると共に、かかる折りナイフによってコンパイラトレイ上のシート束が押し込まれる一対の折りロールと、この折りロールによって折り処理のなされたシート束が排出される冊子トレイと、上記シート束にステープリング処理を施すステッチャヘッド及びクリンチャヘッドとを備え、
上記ステッチャヘッド及び上記クリンチャヘッドによるステープリング処理位置と、上記一対の折りロールによる折り処理位置とが上記コンパイルトレイにおいて重なり合っていることを特徴とするシート後処理装置。A sheet post-processing apparatus for forming a sheet bundle by storing recording sheets sequentially discharged from the image forming apparatus in an inclined compiler tray, and then performing a folding process on the sheet bundle,
A folding knife disposed so as to be movable in and out with respect to the compiler tray, and disposed facing the compiler tray at a position facing the folding knife, and the sheet bundle on the compiler tray is pushed in by the folding knife. A pair of folding rolls, a booklet tray from which a bundle of sheets folded by the folding roll is discharged, and a stitcher head and a clincher head that apply a stapling process to the sheet bundle,
A sheet post-processing apparatus, wherein a stapling processing position by the stitcher head and the clincher head and a folding processing position by the pair of folding rolls overlap each other in the compilation tray .
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