JP3718585B2 - コネクタ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば車両用モータの電力供給ケーブルや制御ケーブルを接続するためのコネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、モータに電力を供給する動力用ケーブルのコネクタとしては、例えば特開昭60−146481号公報に示されているように、プレート上に電源側挿入ガイド及び電動機側挿入ガイドを水平方向に相対的に着脱可能に設け、電源側挿入ガイドに電源側コネクタを取付けた状態で鉛直方向に着脱可能な複数の着脱プレートを装着すると共に、電動機側挿入ガイドに電動機側コネクタを取付けた状態で鉛直方向に着脱可能な複数の着脱プレートを装着し、上記電源側挿入ガイド及び電動機側挿入ガイドのうち何ずれか一方に連結された操作機構によりその挿入ガイドを水平方向に移動させて電源側コネクタに電動機側コネクタを接離してモータの動力用ケーブルの結線及び取外しを可能にしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような構成のコネクタを車両用モータの電力供給ケーブルの接続に使用する場合、車体下部の狭いスペースにコネクタを設置して前述したように操作機構により挿入ガイドを水平方向に移動し、ケーブルの結線及び取外しを行なわなければならないため、挿入ガイドの移動ストロークが必要になると共に、その操作に多大な労力と時間がかかるという問題がある。
【0004】
また、車両用モータは電流、電圧共に大きいため、コネクタ自体もその容量に応じて大形になり、その分長いストロークが必要となる。
本発明は上記のような問題点を解消するためなされたもので、全体をコンパクトにして着脱作業を簡単かつ容易に行うことができ、かつ一定した接触圧力を得ることができるコネクタを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の目的を達成するため、次のような手段によりコネクタを構成するものである。
請求項1に対応する発明は、軸方向に切欠して形成される第1の平坦部を有する断面が半円形の第1の接続導体であって、前記第1の平坦部に端面側が閉塞された角形溝が形成されており、軸方向に切欠して形成される第2の平坦部を有する断面が半円形の第2の接続導体であって、前記第2の平坦部に前記第1の接続導体に形成された角形溝に嵌合する凸部が軸方向に形成されており、前記第2の接続導体の前記凸部の両側面にそれぞれ取付けられ、複数の電極片を連接して帯状に構成されたバネ特性を有する接触子とを備え、前記第1の接続導体の前記角形溝に前記第2の接続導体の前記凸部を嵌合させてこれら接続導体が円筒形になる如く同一軸線上に位置するように構成したものである。
【0006】
請求項2に対応する発明は、請求項1に対応する発明のコネクタにおいて、接触子は第2の接続導体の凸部の両側面に設けられたアリ溝に挿入され、その両端をかしめて固定されるものである。
【0007】
従って、請求項1及び請求項2に対応する発明のコネクタにあっては、第2の接続導体に形成された凸部の両側面に複数の電極片を連接して帯状に構成されたバネ特性を有する接触子が取付けられ、この接触子が第1の接続導体に形成された溝に嵌合して接触するので、接触子のバネ特性により第2の接続導体と第1の接続導体とが一定した大きな接触圧で接触すると共に、接触圧方向のワイプ作用により接触面に形成される酸化皮膜の生成を防止することができ、しかも大電流を流すことが可能となる。また、請求項2に対応する発明のように接触子を第2の接続導体の凸部の両側面に設けられたアリ溝に挿入してその両端をかしめることにより、軸方向に数ミリ程度のスライドが可能となるので、長時間の通電により接触子が熱変形することがない。さらに、これら両接続導体の着脱に要する操作力が小さくて済み、しかもケーブル芯線が同一中心線上になるように組合されるので、全体をコンパクトになし得る。
【0008】
請求項3に対応する発明は、ブロック体をその上面のある一辺とこの辺に対して底面の斜め下方に対向する辺との間に形成される面で分離した形状で、且つ端面より傾斜面方向に抜ける貫通孔を有する第1のケース及び第2のケースと、前記第1のケースの貫通孔に絶縁物を介して挿入され、導体を軸方向に切欠して形成される平坦部に溝が軸方向に設けられた第1の接続導体と、前記第2のケースの貫通孔に絶縁物を介して挿入され、導体を軸方向に切欠して形成される平坦部に前記第1の接続導体の溝に嵌合する凸部が軸方向に設けられると共に、この凸部の両側面に複数の電極片を連接して帯状に構成されたバネ特性を有する接触子をそれぞれ取付けた第2の接続導体とを備え、前記第1のケースと前記第2のケースとの分離面を重ね合わせたとき前記第1の接続導体の溝部に前記第2の接続導体の凸部が嵌合して両接続導体のケーブル引出線が同一軸線上に位置するように組合わされるように構成したものである。
【0009】
請求項4に対応する発明は、請求項3に対応する発明のコネクタにおいて、第1及び第2の接続導体の間に対応する第2のケースの適宜位置にロッド挿通孔を設けると共に、第1のケースに前記ロッド挿通孔に連通するネジ孔を設け、且つこのネジ孔に外周面にネジ溝が、内周面にピッチ間隔の広いスクリュウ溝がそれぞれ形成されたパイプ状の結合部材を螺挿し、周面の適宜位置に突起部を有するロッドを前記第2のケースに設けられたロッド挿通孔を通して前記第1のケースに設けられた結合部材内に挿入して、前記突起部を前記結合部材のスクリュウ溝に嵌込み、又は離脱させることにより、前記第2のケースと前記第1のケースとを結合又は取外しを可能にしたものである。
【0010】
従って、請求項3及び請求項4に対応する発明のコネクタにあっては、上記請求項1及び請求項2に対応する発明と同様の作用効果が得られることに加えて、第1のケースと第2のケースの着脱がロッドを必要最小限の操作で簡単且つ容易に行うことができる。特に車両用モータの動力用コネクタとして使用する場合には、狭いスペースでの着脱を労力を要せずして短時間で行うことができる。
【0011】
請求項5に対応する発明は、請求項3に対応する発明のコネクタにおいて、第1のケース及び第2のケースの分離面を重ね合せるとき、その一方の前記分離面にパッキンを介在させるものである。
【0012】
請求項6に対応する発明は、請求項3に対応する発明のコネクタにおいて、第1のケース及び第2のケース側の第1の接続導体及び第2の接続導体より引出されるケーブルの引出口部を覆うように絶縁被覆物を設けて固定具により固定するようにしたものである。
【0013】
従って、請求項5及び請求項6に対応する発明のコネクタにあっては、通電部が完全防水構造になっており、車両用コネクタとして使用する場合には雨水等の侵入がなく、絶縁性能に優れたものとなる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は本発明によるコネクタの実施の形態の一部を破断して示す平面図、図2は図1のA−A線に沿う矢視断面図、図3は図1をB矢方向から見た一部を破断して示す図、図4は図1をC矢方向から見た図である。
【0015】
図1乃至図4において、1及び2は例えばアルミニウムからなる下側ケース及び上側ケースで、これら下側ケース1及び上側ケース2はブロック体をその上面のある一辺とこの辺に対して底面の斜め下方に対向する辺との間に形成される傾斜面で分離した形状のもので、その両側部には取付けフランジを有している。
【0016】
上記下側ケース1は傾斜面の上部に顎受部1a、傾斜面の下部に上向きに突出する顎部1bを有し、且つ端面より傾斜面方向に抜ける複数個(本例では4個)の貫通孔1cが端面の長手方向に沿って適宜の間隔を存して設けられている。また、上側ケース2も同様に傾斜面の上部に下側ケース1の顎受部1aと嵌合する顎部2a、傾斜面の下部に下側ケース1の顎部1bと嵌合する顎受部2bを有し、且つ端面より傾斜面方向に抜ける複数個(本例では4個)の貫通孔2cが下側ケース1の貫通孔1cに対応させて設けられている。
【0017】
さらに、下側ケース1の各貫通孔1cには接続導体3が絶縁物4を介して挿入され、同様に上側ケース2の各貫通孔2cにも上記接続導体3と嵌合する接続導体5が絶縁物4を介して挿入されている。
【0018】
これらの接続導体3,5は図5及び図6に示すような構成となっている。
即ち、接続導体3は図6に示すように円柱導体を軸方向に切欠して半円柱状に形成し、その平坦部に端面側が閉塞された軸方向の角形溝3aが設けられ、その後部にケーブル接続胴体6が一体的に設けられている。
【0019】
また、接続導体5は図5に示すように円柱導体を軸方向に切欠して半円柱状に形成すると共に、平坦部に上記接続導体3の角形溝3aに嵌合する凸部5aが軸方向に設けられ、その後部にケーブル接続胴体7が一体的に設けられている。そして、この接続導体5の凸部5aの両側面にはアリ溝5bが軸方向に設けられ、このアリ溝5bに複数のブリッジ形の電極片を連接して帯状に構成された接触子8を挿入し、その長手方向の両端部をかしめて固定される。
【0020】
この接触子8は、図7に示すようにベリウム銅(BeCu)合金を特殊焼入れ処理したブリッジ形の電極片8aを銅製の帯状サポータに連接し一体化して構成したもので、小さな接触子で大きな電流を流すことができる。この場合、通電容量は電極片8aの数に比例する。
【0021】
かかる構成のブリッジ形の電極片8aを連接した接触子8においては、バネ特性に優れ、しかも一つの電極片8aが独立した接点を形成しているので、例えばプラグ/ソケットに使用すると、図8(a)に示すように両接触面を一定の力で押付けた状態での接触圧を保持する。従って、接触圧が増すことにより電圧降下が小さくなる。
【0022】
また、プラグ/ソケットが接続された状態で、通電のオン/オフなどのヒートサイクルにより、図8(b)に示すようにプラグ/ソケットの接続面の間隙が大きくなったり、小さくなったりするが、このような状態のときは接触子8のブリッジ形電極片(接点部)8aが図示点線又は一点鎖線のように移動するので、接触面におけるワイプ作用により絶縁性の酸化皮膜の形成が妨げられ、また絶縁皮膜が破壊される。
【0023】
このような構造を有し、下側ケース1、上側ケース2の貫通孔1c、2cに挿入された接続導体3、5の後部に一体的に設けられたケーブル接続胴体6,7内に一方が電源側、他方がモータ側に接続されるケーブル9の芯線がそれぞれ挿入され、その外周面をかしめることにより固定し、さらにその外周面とケーブル9の口出部近傍の外周面にOリング10を介挿して固定具11a,11bが設けられ、さらにこの固定具11a,11bを覆うようにゴム等からなる封水リング12a,12bを介挿して絶縁物からなるケーブルコネクタ13a,13bにより固定される。
【0024】
一方、下側ケース1及び上側ケース2とを分離面で重ね合わせるとき、その下側ケース1の傾斜面の周囲部にOリング14が設けられる。
また、図3及び図4に示すように上側ケース2に貫通孔2cの間に対応する適宜2か所に下側ケース1との分離面方向に抜けるロッド挿通孔2dが設けられ、また下側ケース1にもこのロッド挿通孔2dに連通するネジ孔1dが設けられている。
【0025】
この場合、ロッド挿通孔2dの開口部には径の大きな環状段部が形成されている。また、ネジ孔1dには外周面にネジ溝15aが、内周面にピッチ間隔の広いスクリュウ溝15bがそれぞれ形成されたパイプ状の結合部材15が螺挿されている。
【0026】
これら上側ケース2に設けられたロッド挿通孔2d及び下側ケース1に設けられた結合部材15には、周面の適宜位置に突起部16aを有するロッド16が上側ケース2の上面から挿入され、このロッド16の先端部に形成されたネジ部に図4に示すように操作ハンドル17をネジ込みにより連結した後、右回転又は左回転してロッド16に有する突起部16aを結合部材15のスクリュウ溝15bに嵌込み、又は離脱させることにより、上側ケース2と下側ケース1との結合又は取外しが可能になっている。この場合、ロッド16を上側ケース2に設けられたロッド挿通孔2dに挿入するに際しては、ロッド挿通孔2dの上部に有する環状段部とロッド16に設けられた受金18との間に、常時ロッド16に引抜き方向の偏倚力を与えるスプリング19が介挿されている。
【0027】
なお、20は上側ケース2と下側ケース1とをロッド16により結合した後にロッド16の先端部を覆うように上側ケース2に取付けられる防水キャップである。
【0028】
このように構成されたコネクタにおいて、図5及び図6に示すように下側ケース1、上側ケース2の貫通孔1c、2cに接続導体3、5がそれぞれ挿入された状態で、まず下側ケース1に有する取付けフランジを車体側に取付け、分離面の周囲部にOリング14を設けた後、モータ側に接続される上側ケース2を分離面が一致するように重ね合わせる。このとき接続導体5の凸部5aが接続導体3の角形溝3aに嵌合すると共に、ブリッジ形の電極片8aからなる接触子8によるバネ特性により接続導体5と接続導体3とが一定した大きな接触圧で接触し、また接続導体3,5のケーブル9の芯線は同一中心線上になる。
【0029】
このように下側ケース1と上側ケース2とを分離面で重ねた後、上側ケース2のロッド挿入孔2dにロッド16を挿入すると共に、その先端部のネジ部に操作ハンドル17をネジ込みにより連結し、スプリング19の弾性力に抗して右回転することにより、ロッド16に有する突起部16aが結合部材15のスクリュウ溝15bに嵌込まれ、突起部16aがスクリュウ溝15bに沿って移動し、終端に有する逆方向に曲がるロック溝部に達した位置で固定状態となり、下側ケース1と上側ケース2とが一体的に結合される。
【0030】
上記とは逆に上側ケース2を取外すには、ハンドル17を押し下げながら適宜角度左回転してロッド16に有する突起部16aをロック溝部から外すことにより、ロッド16はスプリング19の弾性力で結合部材15から引出され、上側ケース2を下側ケース1から分離することができる。
【0031】
このように上記構成のコネクタによれば、ブロック体をその上面のある一辺とこの辺に対して底面の斜め下方に対向する辺との間に形成される傾斜面で分離した形状の下側ケース1及び上側ケース2とを構成し、これら下側ケース1及び上側ケース2に端面より傾斜面方向に抜ける貫通孔1c及び2cをそれぞれ設け、その下側ケース1の貫通孔1cに半円柱状に形成され、且つ平坦面に端面側が閉塞された軸方向の角形溝3aが形成された接続導体3を挿入し、また上側ケース2の貫通孔2cに半円柱状に形成され、且つ平坦部に上記接続導体3の角形溝3aに嵌合する凸部5aが軸方向に設けられると共に、その両側面に複数のブリッジ形の電極片8aを連接して帯状に構成された接触子8が取付けられた接続導体5を挿入し、下側ケース1と上側ケース2とをその分離面で、接続導体5の凸部5aを接続導体3の角形溝3aに嵌合しながら重ね合せた後、上側ケース2のロッド挿通孔2dを通して下側ケース1の結合部材15にロッド16を挿入して突起部16aをスクリュウ溝15bに嵌込んで下側ケース1と上側ケース2とを固定するようにしたものである。
【0032】
従って、接続導体5の凸部5aが接続導体3の角形溝3aに嵌合することで、ブリッジ形の電極片8aからなる接触子8のバネ特性により接続導体5と接続導体3とが一定した大きな接触圧で接触すると共に、接続導体3,5のケーブル9の芯線が同一中心線上になるので、全体がコンパクトになると共に、接続が簡単且つ容易に行うことができる。しかも、接続導体3に端面側が閉塞された角形溝3aが設けられているので、コネクタの温度上昇が大きい場合にも適用することができる。
【0033】
また、ブリッジ形の電極片8aを連接した接触子8においては、バネ特性に優れ、しかも一つの電極片8aが独立した接点を形成し、接続導体3及び5の接触面が一定の力で押付けられた接触圧を保持するので、接触圧の増大により電圧降下が小さくなる。また、接続面の間隙が大きくなったり、小さくなったりしても、接触子8のブリッジ形電極片8aの弾性力により接触圧が保持されると共に、ワイプ作用により絶縁性の酸化皮膜が形成されることを防止できる。
【0034】
さらに、下側ケース1と上側ケース2とを分離面で重ねた後、上側ケース2のロッド挿通孔2dにロッド16を挿入すると共に、操作ハンドル17をスプリング19の弾性力に抗して右回転し、ロッド16に有する突起部16aを結合部材15のスクリュウ溝15bに嵌込んでロック溝部に移動させることにより、下側ケース1と上側ケース2とが一体的に固定され、またハンドル17を押し下げながら適宜角度左回転してロッド16に有する突起部16aをロック溝部から外すだけで、ロッド16をスプリング19の弾性力で結合部材15から引出し、上側ケース2を下側ケース1から分離できるので、車両用モータの動力用コネクタとして使用する場合には、狭いスペースでの着脱を労力を要せずして短時間で行うことができる。
【0035】
一方、下側ケース1及び上側ケース2とを分離面で重ね合わせるとき、その下側ケース1の傾斜面の周囲部にOリング14が設けられ、且つ上側ケース2の貫通孔1c、2cに挿入された接続導体3、5の後部に有するケーブル接続胴体6,7に固定されたケーブル9の外周面と口出部近傍の外周面にOリング10を介挿して固定具11a,11bを設け、さらにこの固定具11a,11bを覆うようにゴム等からなる封水リング12a,12bを介挿して絶縁物からなるケーブルコネクタ13a,13bにより固定するようにしているので、通電部が完全防水構造となり、車両用モータのコネクタとして使用する場合には雨水等の侵入がなく、絶縁性能に優れたものとなる。
【0036】
なお、上記実施の形態では図5及び図6に示す接続導体3,5を車両用コネクタとして使用する場合について述べたが、前述したように接続導体5の凸部5aの両側面に複数のブリッジ形の電極片を連接して帯状に構成された接触子8を取付けて小さな接触子で大きな電流を流すことができるので、ブレーカ等の開閉器に適用することもできる。
【0037】
また、図5及び図6に示す接続導体3においては、角形溝3aの端面側を閉塞するようにしたが、この閉塞部を切欠いて開放した角形溝3aとしてもよい。
この他、本発明はその要旨を変更しない範囲内で種々変形して実施できることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、全体をコンパクトにして着脱作業を簡単かつ容易に行うことができ、かつ一定した接触圧力を得ることができるコネクタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるコネクタの実施の形態の一部を破断して示す平面図。
【図2】図1のA−A線に沿う矢視断面図。
【図3】図1をB矢方向から見た一部を破断して示す図。
【図4】図1をC矢方向から見た図。
【図5】同実施の形態において、下側ケース及び上側ケースに組込まれる接続導体を示す斜視図。
【図6】図5の下側ケースの接続導体を拡大して示す斜視図。
【図7】図5の上側ケースの接続導体に取付けられる接触子の構成説明図。
【図8】同接触子を構成するブリッジ形電極片の接触圧に対する特性図。
【符号の説明】
1……下側ケース
1a……顎受部
1b……顎部
1c……貫通孔
1d……ネジ孔
2……上側ケース
2a……顎部
2b……顎受部
2c……貫通孔
2d……ロッド挿通孔
3,5……接続導体
3a……角形溝
5a……凸部
5b……アリ溝
4……絶縁物
6,7……接続胴体
8……接触子
8a……ブリッジ形電極片
9……ケーブル
10……Oリング
11a,11b……固定具
12a,12b……封水リング
13a,13b……ケーブルコネクタ
14……Oリング
15……結合部材
15a……ネジ溝
15b……スクリュウ溝
16……ロッド
17……操作ハンドル
18……受金
19……スプリング
20……防水キャップ
Claims (6)
- 軸方向に切欠して形成される第1の平坦部を有する断面が半円形の第1の接続導体であって、前記第1の平坦部に端面側が閉塞された角形溝が形成されており、
軸方向に切欠して形成される第2の平坦部を有する断面が半円形の第2の接続導体であって、前記第2の平坦部に前記第1の接続導体に形成された角形溝に嵌合する凸部が軸方向に形成されており、
前記第2の接続導体の前記凸部の両側面にそれぞれ取付けられ、複数の電極片を連接して帯状に構成されたバネ特性を有する接触子とを備え、
前記第1の接続導体の前記角形溝に前記第2の接続導体の前記凸部を嵌合させてこれら接続導体が円筒形になる如く同一軸線上に位置するように構成したことを特徴とするコネクタ。 - 請求項1記載のコネクタにおいて、接触子は第2の接続導体の凸部の両側面に設けられたアリ溝に挿入され、その両端をかしめて固定されたことを特徴とするコネクタ。
- ブロック体をその上面のある一辺とこの辺に対して底面の斜め下方に対向する辺との間に形成される面で分離した形状で、且つ端面より傾斜面方向に抜ける貫通孔を有する第1のケース及び第2のケースと、前記第1のケースの貫通孔に絶縁物を介して挿入され、導体を軸方向に切欠して形成される平坦部に溝が軸方向に設けられた第1の接続導体と、前記第2のケースの貫通孔に絶縁物を介して挿入され、導体を軸方向に切欠して形成される平坦部に前記第1の接続導体の溝に嵌合する凸部が軸方向に設けられると共に、この凸部の両側面に複数の電極片を連接して帯状に構成されたバネ特性を有する接触子をそれぞれ取付けた第2の接続導体とを備え、
前記第1のケースと前記第2のケースとの分離面を重ね合わせたとき前記第1の接続導体の溝部に前記第2の接続導体の凸部が嵌合して両接続導体のケーブル引出線が同一軸線上に位置するように組合わされるように構成したことを特徴とするコネクタ。 - 請求項3記載のコネクタにおいて、第1及び第2の接続導体の間に対応する第2のケースの適宜位置にロッド挿通孔を設けると共に、第1のケースに前記ロッド挿通孔に連通するネジ孔を設け、且つこのネジ孔に外周面にネジ溝が、内周面にピッチ間隔の広いスクリュウ溝がそれぞれ形成されたパイプ状の結合部材を螺挿し、周面の適宜位置に突起部を有するロッドを前記第2のケースに設けられたロッド挿通孔を通して前記第1のケースに設けられた結合部材内に挿入して、前記突起部を前記結合部材のスクリュウ溝に嵌込み、又は離脱させることにより、前記第2のケースと前記第1のケースとを結合又は取外しを可能にしたことを特徴とするコネクタ。
- 請求項3記載のコネクタにおいて、第1のケース及び第2のケースの分離面を重ね合せるとき、その一方の前記分離面にパッキンを介在させることを特徴とするコネクタ。
- 請求項3記載のコネクタにおいて、第1のケース及び第2のケース側の第1の接続導体及び第2の接続導体より引出されるケーブルの引出口部を覆うように絶縁被覆物を設けて固定具により固定するようにしたことを特徴とするコネクタ。
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