JP3708305B2 - クロック変調技術を用いた高速メモリ素子の検査方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路素子の検査に関し、より詳細には、集積回路素子の動作速度より遅い最大動作周波数を有する検査装置を利用して、高速の半導体メモリ素子を検査するためにクロック変調技術を使用した集積回路素子の検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ICメモリは一つのチップ上に多数のメモリ素子を形成したもので、チップあたり64ビット〜256Kビットなどがある。例えば、65Kビットのようなチップで65K×1型のものはアドレスピンが16も必要になるが、これを2回に分けて8ビットずつアドレスを時分割で送るようにしている。すなわち、65Kビットは256×256のマトリックスで表わし、各256をそれぞれ8ビットで表わすもので、それぞれ行アドレス、列アドレスと呼ぶ。
【0003】
従来のDRAM(Dynamic Random Access Memory)素子の大部分は、高速ページモードと呼ばれ高速ページモードとして動作する。この高速ページモードDRAMは、1つの行アドレスにより定義され、補助記憶装置を適当なブロックに分割されたページ内で高速のデータ処理が可能である。これは、一般にRASバー(Row Address Strobe)信号を低レベルに維持した状態で、CASバー(Column Address Strobe)信号をトグリングさせ、メモリサイクルを早くすることにより可能である。新たな行を指定するのに必要な時間は、同一の行にある他の列を指定する時間より約3倍の時間がかかる。
【0004】
前記DRAMの他の動作モードとしては、拡張データ出力又はハイパページモードというEDO(extend data out)動作モードがある。これは、高速ページモードと類似する動作タイミングを有するが、高速ページモードより早いサイクルを有する。EDOモードDRAMでは、CASバーがプリチャージ(precharge)レベルの高レベルに変わっても、信号変化による出力バッファの制御がなされないので、パイプライン式データフローが可能である。すなわち、EDO動作モードは、高速ページモードとは別に、CASバーがプリチャージされても、以前のデータ出力を維持しており、次のサイクルが進行されるのに応じて次のデータを出力するため、CASバーのプリチャージによるデータプリチャージを防止することにより、データ引出時間を短縮して、動作サイクル時間を低減できるモードである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、EDO動作モードの実現等に従って、メモリ素子の動作速度が速くなると、メモリ素子を検査するための検査装置も高速化されるべきである。しかし、高速の検査装置は、値段が高いため、設備投資の高騰を招来する。このため、既存の低速の検査装置を用いて高速動作メモリ素子を検査する方法が要求されていた。
【0006】
例えば、半導体メモリ素子を検査するための検査装置として、日本国のMINATO社から購入可能なM9600検査装置は、最大周波数が33MHz(30ns)で、使用可能なレートの範囲が30ns(nano seconds)〜4ms(mili seconds)であるので、現在16M DRAMのEDO50ns/60ns検査項目ページ読取り/書込みにおける動作サイクル時間tHPC(hyper page cycle time)20ns/25nsを実現することができなかった。
【0007】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、検査装置の最大周波数による制約を克服し、高速の集積回路素子を検査することができるクロック変調技術を用いた高速メモリ素子の検査方法を提供することにある。
【0008】
また、本発明の他の目的は、低速の検査装置を用いて、高速動作の半導体メモリ素子を検査することができるクロック変調技術を用いた高速メモリ素子の検査方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1記載の第1の発明は、最大周波数を有する複数の汎用クロック信号を発生する検査装置を用いて、前記最大周波数より早い動作サイクルを有する半導体メモリ素子を検査する検査方法において、前記複数の汎用クロック信号のうち、第1汎用クロック信号と第2汎用クロック信号を変調して、前記動作サイクルと同一であるかもっと早い変調クロック信号を生成する段階と、前記変調クロック信号を半導体メモリ素子の特定制御信号として当該半導体メモリ素子に入力する段階と、複数の検査項目によって前記半導体メモリ素子の電気的特性を検査する段階とを含むことを要旨とする。従って、検査装置の最大周波数による制約を克服し、高速の集積回路素子を検査することができる。また、低速の検査装置を用いて、高速動作の半導体メモリ素子を検査することができる。
【0010】
請求項2記載の第2の発明は、最大周波数を有する複数の汎用クロック信号を発生する検査装置を用いて、EDO(extend data out)動作モードを有し、当該EDO動作モードでは前記最大周波数より早い動作サイクルを有する半導体メモリ素子を検査する検査方法において、前記複数の汎用クロック信号のうち、第1汎用クロック信号と第2汎用クロック信号を変調して、前記動作サイクルと同一であるかもっと早い変調クロック信号を生成する段階と、前記変調クロック信号を半導体メモリ素子の列アドレスと関連する動作を制御するCASバー信号として入力し、前記複数の汎用クロック信号のうち、第3汎用クロック信号を半導体メモリ素子の行アドレスと関連する動作を制御するRASバー信号として入力する段階と、複数の検査項目によって前記半導体メモリ素子の電気的特性を検査する段階とを含むことを要旨とする。従って、検査装置の最大周波数による制約を克服し、高速の集積回路素子を検査することができる。また、低速の検査装置を用いて、高速動作の半導体メモリ素子を検査することができる。
【0011】
請求項3記載の第3の発明は、前記検査装置は、前記半導体メモリ素子から供給されるアドレス信号が列アドレス信号に認識されるようにするマルチパルス信号を提供し、前記複数の汎用クロック信号のうち、第4汎用クロック信号と前記マルチパルス信号を組合せることにより行アドレス信号と列アドレス信号を前記メモリ素子に供給することを要旨とする。従って、検査装置の最大周波数による制約を克服し、高速の集積回路素子を検査することができる。
【0012】
請求項4記載の第4の発明は、前記半導体メモリ素子は、RASバーとCASバーが活性状態に遷移するページ−インサイクルと、RASバーが活性状態を維持し、CASバーがトグリングするページ−ページサイクルと、RASバーとCASバーが不活性状態に遷移するページ−アウトサイクルとで構成されるページ単位で動作し、前記ページ−インサイクルでは、前記第4汎用クロック信号と前記マルチパルス信号を組合せて半導体メモリ素子に供給されるアドレス信号が行アドレス−列アドレス形式を有することを要旨とする。従って、検査装置の最大周波数による制約を克服し、高速の集積回路素子を検査することができる。
【0013】
請求項5記載の第5の発明は、前記半導体メモリ素子は、RASバーとCASバーが活性状態に遷移するページ−インサイクルと、RASバーが活性状態を維持し、CASバーがトグリングするページ−ページサイクルと、RASバーとCASバーが不活性状態に遷移するページ−アウトサイクルとで構成されるページ単位で動作し、前記ページ−ページサイクルとページ−アウトサイクルでは、前記第4汎用クロック信号と前記マルチパルス信号を組合せて半導体メモリ素子に供給されるアドレス信号が列アドレス形式を有することを要旨とする。従って、検査装置の最大周波数による制約を克服し、高速の集積回路素子を検査することができる。
【0014】
請求項6記載の第6の発明は、前記変調クロック信号を生成する段階は、第1及び第2汎用クロック信号をNOR演算する段階であることを要旨とする。従って、検査装置の最大周波数による制約を克服し、高速の集積回路素子を検査することができる。
【0015】
請求項7記載の第7の発明は、前記複数の検査項目は、tDOH(output data hold time)、tHPC(hyper page cycle time)、tCP(CASバーprecharge time)及びtCPA(access time from CASバーprecharge)を含むことを要旨とする。従って、検査装置の最大周波数による制約を克服し、高速の集積回路素子を検査することができる。
【0016】
請求項8記載の第8の発明は、前記半導体メモリ素子は、RASバーとCASバーが活性状態に遷移するページ−インサイクルと、RASバーが活性状態を維持し、CASバーがトグリングするページ−ページサイクルと、RASバーとCASバーが不活性状態に遷移するページ−アウトサイクルとで構成されるページ単位で動作し、前記半導体メモリ素子の読取り動作及び書込み動作は、前記複数の汎用クロック信号により供給されるWEバー及びOEバーにより制御されることを要旨とする。従って、検査装置の最大周波数による制約を克服し、高速の集積回路素子を検査することができる。
【0017】
請求項9記載の第9の発明は、前記半導体メモリ素子がページ−ページ読取りサイクルの場合、CASバーの一番目活性状態により表れる有効データ出力を基準として半導体メモリ素子の電気的特性を検査することを要旨とする。従って、検査装置の最大周波数による制約を克服し、高速の集積回路素子を検査することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照として本発明をより詳しく説明する。
【0019】
検査装置の最少レート、即ち検査装置のタイミング発生器(クロック発生回路)から発生するパルス信号の最大周波数が33MHz(30ns)の検査装置を用いて、例えば、本出願人により製造されるKM41C16004B 16M×1ビットEDOモードDRAMを検査する方法について説明する。EDO動作モードとして動作するDRAM素子の機能検査は、高速ページ検査項目とほぼ同一に適用され、ACパラメータ測定のための検査項目としては、EDO tDOH(output data hold time)検査項目とEDO混合検査項目とがある。前記EDO混合検査項目で測定するACパラメータとしては、tHPC、tCP(CASバーprecharge time)、tCPA(access time from CASバーprecharge)があり、主にページ−ページサイクルタイミングで測定される。
【0020】
前記MK41C16004B DRAM素子のAC特性は、tHPC=20ns、tCP/MIN.=10ns、tCPA/MAX.=40nsである。従って、最少レートが30nsの検査装置から供給される1つのCASバークロック信号だけを使用する場合、tHPCパラメータ20nsを実現することができない。この問題を解決するため、本発明者は、図1に示すように、2つのクロック信号を変調することによりtHPC=20nsを測定することができるようにした。すなわち、本発明によると、最大周波数(=最少レート)を有する複数の汎用クロック信号を発生する検査装置を用いて、この最大周波数より早い動作サイクル時間を有する半導体メモリ素子の電気的特性を検査するため、複数の汎用クロック信号のうち、2つを変調して半導体メモリ素子の動作サイクル時間を充足するクロック信号(特定制御信号)を形成し、これを半導体メモリ素子に供給する。
【0021】
また、本発明の一実施の形態によると、クロック変調のため、従来、行アドレス信号と列アドレス信号として使用される汎用クロック信号を2つ使用し、この変調されたクロック信号を半導体メモリ素子のCASバー信号に供給し、これにより、半導体メモリ素子に供給すべきアドレス信号は、従来、CASバー信号と
【外4】
形式を実現する。
【0022】
本発明による集積回路素子の検査方法は、1つの行アドレスにより定義されるページ単位で半導体メモリ素子の動作が行われる高速ページモードやEDOモードとして動作する半導体メモリ素子に効果的に適用される。
【0023】
図1は、本発明によるクロック信号変調によるEDOモードDRAMの動作タイミング図である。検査装置から汎用クロック信号に供給されるクロックのうち、2つをクロック信号の変調に使用する。上述したM9600検査装置の場合、全部で10個の汎用クロックが供給されるが、当該汎用クロックは、RASバー、CASバー、行アドレス、列アドレス、WEバー(Write Enable)、OE(以下、OEバーという。)(Output Enable)、ストローブ(strobe)、シフト(shift)、3−状態(tri-state)信号として各々使用される。前記RASバー及びCASバーは、各々半導体メモリ素子の行アドレスと関連する動作及び列アドレスに関連する動作を制御するための信号である。WEバー及びOEバーは、半導体メモリ素子の読取り/書込み動作を制御する信号であり、ストローブ信号は、半導体メモリ素子のデータ出力信号値を基準信号値と比較する比較器をイネーブルさせるための信号である。シフト信号は、半導体メモリ素子のデータ入出力端子がドライブ又は比較器と選択的に連結されるように制御する役割をし、3−状態信号は、メモリ素子の出力バッファを高インピーダンスの3−状態で形成させる役割をする。
【0024】
クロック変調のための本発明の一実施の形態によると、M9600検査装置において、従来、行アドレス及び列アドレスとして使用されるクロック6(第1汎用クロック信号)及びクロック7(第2汎用クロック信号)を用いて、CASバークロック変調をする。10nsと20nsとの間で高レベルを維持し、且つ周期が40nsのクロック6と、30nsと40nsとの間で高レベルを維持し、且つ周期が40nsのクロック7とをNOR演算すると、tHPC=20ns、tCP=10nsのCASバーパルス信号を形成することができる。
【0025】
このようにクロック変調されたCASバー信号により動作するEDO DRAMのページ−ページ読取りサイクルでは、EDO動作タイミングtHPC=20nsの2倍になるように、検査装置のレートを40nsに設定する。前記EDO動作モードでは、データ出力がCASバークロックにより制御されるので、CASバーを検査1周期(40ns)当たり2番目のトグリングさせて、データ出力が20ns毎に制御されるようにする。有効列アドレス信号(valid Y)により誘導される有効データ出力を基準としてtHPC、tCP、tCPA、tDOH等を測定して半導体メモリ素子のAC特性を検査し、無効列アドレス(invalid Y)により誘導される無効データ出力は、DRAM素子により内部的に制御されるようにする。無効データ出力を基準としたAC特性検査がなくても、tCP=10nsを実現することができ、次の検査周期でCASバープリチャージにより有効データ出力がどんな影響を受けるかがわかる。
【0026】
ページ−ページ書込みサイクルでは、WEバー(Write Enable)クロックを有効列アドレス信号にイネーブルさせて有効データが半導体メモリ素子に印加されるようにして、tHPCだけでなく、EDO ACパラメータを実現することができる。
【0027】
一方、既存の行アドレス信号と列アドレス信号として使用されるクロック6及びクロック7をCASバー変調に使用するので、アドレス信号クロックを新たに指定しなければならない。このため、図2に示すように、既存のCASバークロックとして使用されるクロック2(第4汎用クロック信号)及びマルチモードのマルチパルス信号を用いて、行アドレス信号と列アドレス信号のクロックを構成して、検査装置から半導体メモリ素子に供給される。
【0028】
図2は、本発明によるアドレス信号変調を実現するためのタイミング図である。マルチモードに使用されるマルチパルス信号は、検査装置の汎用クロックとは異なる信号であって、検査装置から供給されるアドレス信号が列アドレス信号に認識されるようにする一種のパルス信号である。EDO DRAMは、上述したように、1つの行アドレスにより定められるページ単位で動作が行われるが、1つのページは、ページ−イン、ページ−ページ及びページ−アウトサイクル(図3参照)よりなる。ページ−インサイクルは、RASバー及びCASバーが全部低レベル(活性レベル)に変わり、1つのページが始まるサイクルであり、反対に、RASバー及びCASバーが全部高レベル(プリチャージレベル)で変わるページ−アウトサイクル(図3参照)は、1つのサイクルが終わる区間である。ページ−インサイクルとページ−アウトサイクルとの間にあるページ−ページサイクル(図3参照)では、RASバーが低レベルを維持しており、CASバーだけが一定の周期でトグリングする。
【0029】
従って、EDO混合検査項目のページ−インサイクルでは、アドレス形式はX
【外5】
下、Yバーという。)は、無効Yアドレス信号を意味する。マルチパルス信号とクロック2を組合せると、マルチパルス信号を中心としてX−Yアドレス信号を構成することができる。例えば、ページ−インサイクルでは、マルチパルス信号を33nsに適用して、X−Yアドレスを構成し、ページ−ページサイクルでは、マルチパルス信号を0nsに適用して、Y−アドレスだけが半導体メモリ素子に印加されるように調整できる。
【0030】
図3は、EDO混合検査項目を実現するためのタイミング図である。ここで、
【外6】
示す。RASバー及びCASバーが全部低レベルに変化するページ−インサイクルでは、アドレス形式をX−Yにするため、マルチパルス信号を33nsに適用する。また、ページ−インサイクルでは、CASバーがトグリングされないので、CASバークロック変調はしない。WEバーが不活性状態(レベル)の高レベル状態であり、OEバーが活性状態(レベル)である低レベル状態なので、有効データがアドレス信号により指定されたメモリセルから出力される。RASバーが低レベルに変わる瞬間から有効データが出る瞬間までの時間が、tRAC(Access time from RASバー)である。CASバーが低レベルに変わる瞬間から有効データが出る瞬間までの時間がtCAC(Access time from CASバー)である。有効列アドレスから有効データが出る瞬間までの時間がtAA(Access time from Y address)である。
【0031】
ページ−ページサイクルでは、RASバーが活性状態(レベル)を維持しており、CASバーがトグリングされる。この際、tHPC=20ns及びtCP=10nsを実現するため、CASバークロック変調をし、アドレス形式をY−Yバーにするため、マルチパルス信号を0nsに適用する。列アドレス維持時間が過ぎ、CASバーがプリチャージされた後にも、CASバーは、さらに低レベルとなるが、この瞬間に認識されたデータは、無視する。
【0032】
ページ−アウトサイクルでも、CASバーがトグリングされ、tHPC=20ns及びtCP=10nsを実現するため、CASバークロック変調をし、アドレス形式をY−Yバーにするため、マルチパルス信号を0nsに適用する。
【0033】
このようにクロック変調を使用すると、最大速度30nsの検査装置を用いて、動作速度がtHPC=20ns、tCP=10nsのEDOメモリ素子を検査することができる。
【0034】
下記の表1は、最大周波数がEDOメモリ素子の動作速度より大きい検査装置を用いて既に不良と判定された素子を、M9600検査装置を使用して本発明に適用して検査した結果を示す。
【0035】
【表1】
例えば、ADVAN社で製造した最大周波数が66MHzのX−9062検査装置を用いて不良と判定された3003個の半導体メモリ素子のうち、EDO動作モードと関連する不良素子74個を対象として、M9600検査装置及び本発明によるクロック変調を用いて再び検査した。検査の結果、速度不良が20個、CBR(CASバーBefore RASバー)タイミングtRP(RASバーprecharge time)マージン不良が46個、EDOtDOH不良が8個であって、実際不良74個を全部検出することができた。
【0036】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によると、検査装置の最大周波数に起因する限界を克服し、高速のメモリ素子を低速の検査装置を用いて検査することができるので、検査工程に必要な設備投資を大幅低減することができとともに、検査時間を短縮することができ、生産性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるCASバークロック信号変調によるEDOモードDRAMの動作タイミング図である。
【図2】本発明によるアドレス信号変調を実現するためのタイミング図である。
【図3】EDO混合検査項目を実現するためのタイミング図である。
【符号の説明】
WEバー ライトイネーブル
OEバー 出力イネーブル
RASバー 行アドレスと関連する動作を制御するための信号
CASバー 列アドレスに関連する動作を制御するための信号
Claims (8)
- 最大周波数を有する複数の汎用クロック信号を発生する検査装置を用いて、EDO(extend data out)動作モードを有し、当該EDO動作モードでは前記最大周波数より早い動作サイクルを有する半導体メモリ素子を検査する検査方法において、
前記複数の汎用クロック信号のうち、第1汎用クロック信号と第2汎用クロック信号を変調し、前記動作サイクルと同一であるかもっと早い変調クロック信号を生成する段階と、
前記変調クロック信号を半導体メモリ素子の列アドレスと関連する動作を制御
【外1】
ロック信号のうち、第3汎用クロック信号を半導体メモリ素子の行アドレスと関
【外2】
段階と、
複数の検査項目によって前記半導体メモリ素子の電気的特性を検査する段階と、 を含むことを特徴とするクロック変調技術を用いた高速メモリ素子の検査方法。 - 前記検査装置は、前記半導体メモリ素子から供給されるアドレス信号が列アドレス信号に認識されるようにするマルチパルス信号を提供し、前記複数の汎用クロック信号のうち、第4汎用クロック信号と前記マルチパルス信号を組合せることにより行アドレス信号と列アドレス信号を前記メモリ素子に供給することを特徴とする請求項1に記載のクロック変調技術を用いた高速メモリ素子の検査方法。
- 前記半導体メモリ素子は、RASバーとCASバーが活性状態に遷移するページ−インサイクルと、RASバーが活性状態を維持し、CASバーがトグリングするページ−ページサイクルと、RASバーとCASバーが不活性状態に遷移するページ−アウトサイクルとで構成されるページ単位で動作し、前記ページ−インサイクルでは、前記第4汎用クロック信号と前記マルチパルス信号を組合せて半導体メモリ素子に供給されるアドレス信号が行アドレス−列アドレス形式を有することを特徴とする請求項2に記載のクロック変調技術を用いた高速メモリ素子の検査方法。
- 前記半導体メモリ素子は、RASバーとCASバーが活性状態に遷移するページ−インサイクルと、RASバーが活性状態を維持し、CASバーがトグリングするページ−ページサイクルと、RASバーとCASバーが不活性状態に遷移するページ−アウトサイクルとで構成されるページ単位で動作し、前記ページ−ページサイクルとページ−アウトサイクルでは、前記第4汎用クロック信号と前記マルチパルス信号を組合せて半導体メモリ素子に供給されるアドレス信号が列アドレス形式を有することを特徴とする請求項2に記載のクロック変調技術を用いた高速メモリ素子の検査方法。
- 前記変調クロック信号を生成する段階は、第1及び第2汎用クロック信号をNOR演算する段階であることを特徴とする請求項1に記載のクロック変調技術を用いた高速メモリ素子の検査方法。
- 前記複数の検査項目は、tDOH(output data hold time) 、tHPC(hyper page cycle time)、tCP(CASバーprecharge time)及びtCPA(access time from CASバーprecharge)を含むことを特徴とする請求項1に記載のクロック変調技術を用いた高速メモリ素子の検査方法。
- 前記半導体メモリ素子がページ−ページ読取りサイクルの場合、CASバーの一番目活性状態により表れる有効データ出力を基準として半導体メモリ素子の電気的特性を検査することを特徴とする請求項7に記載のクロック変調技術を用いた高速メモリ素子の検査方法。
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