JP3705319B2 - 軒先部の破風構造 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、軒先部の破風構造であって、いわゆる庇止まりと呼ばれる部分の構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
軒裏の面がほぼ水平面となったフラット仕様の木造住宅の軒先部においては、外壁部から張出した軒裏の部分に、木構造の軒先母屋及び野縁などを取付けて、その下に軒裏板を釘打ちなどで固定することが行われる。
【0003】
そして、軒先部の破風側の端部においては、軒裏板と屋根裏との間に不自然な空洞が露出することになるから、この部分をカバーで塞ぐことになる。この場合、従来においては、予め木材を垂木や軒先母屋などへ現場で取付けて下地を構成した後、その下地へカバー板を必要枚数張付けて施工している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
そのため、従来の破風構造にあっては、フレームの取付けからカバー板の張付けまでを逐次現場で行わなければならず、作業に時間を要し、木造住宅のコストを増大させる欠点があった。
【0005】
この発明は、このような欠点を解消して、軒裏フラット仕様の軒先部において、破風部の施工作業を短時間で簡単に行うことができ、これによって、特に木造住宅のコストを低減できるようにすることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明では、軒裏の面がほぼ水平面となった傾斜屋根の軒先部において、その軒先の桁行方向の端部における軒裏板と屋根裏との間の空間を、予め一体に形成された破風カバーユニットで塞ぐとともに、その破風カバーユニットの上端と屋根瓦との間に跨って水切材を取付けたことを特徴とするものである。
【0007】
上記において、破風カバーユニットは、取付けフレームとその取付けフレームの表面に張付けた表面板とからなるものが好適に用いられる。
【0008】
また、取付けフレームは、軒先部に張出した垂木の側面と外壁部の柱側面に釘打ちその他の手段で固定されているものが提供される。
【0010】
【発明の実施の形態】
図1は、軒先の破風側の端部を側方から見た側面図、図2は、同じく外側から見た正面図、図3は同じく平面図である。
【0011】
軒先の屋根面には、一般屋根から連続して屋根瓦(1)が施工されている。そして、軒先の破風側の端部には、取付けフレーム(2)とカバー板(3)とからなる破風カバーユニット(4)が取り付けられ、その破風カバーユニット(4)上端から前記屋根瓦(1)の面に跨るようにして、水切材(5)が取り付けられている。
【0012】
図3において、(6)は建物の木造柱であって、この木造柱(6)の側方を通って、外方に突出した軒先部の破風側の端部が、更に、この木造柱(6)の外側方に張り出している。
【0013】
図4以下は、上記破風カバーユニット(4)の取り付けから、ほぼ完成までの工程を示したものである。まず、図4において、(7)は、その一端を前記木造柱(6)へ固定した軒桁であって、垂木(8)がこの軒桁(7)上を通って軒先側に突出している。この垂木(8)(8)の先端に跨って軒先母屋(9)が取り付けられている。
【0014】
破風カバーユニット(4)は、屋根の傾斜と同角度で傾斜した斜材(10)と、垂直材(11)、及び、水平材(12)とを備えた概略三角形状の取付けフレーム(2)に、カバー板(3)を取り付けたものである。斜材(10)、垂直材(11)及び水平材(12)は、木材からなり、カバー板(3)は金属板、例えば、塩化ビニール鋼板等が用いられる。
【0015】
そして、斜材(10)が、軒先における破風側最端部の垂木(8)の側面へ釘打ち等によって固定され、一方の垂直材(11)が前記木造柱(6)の外側面に、同様に釘打ち等によって固定される。
【0016】
また、木造柱(6)には、前記軒桁(7)の接合側の面とは反対側の側面に、下地木(14)が取り付けられており、カバー板(3)の内側の端部を外側へ折り曲げて形成された折曲片(15)が下地木(14)へ釘打ち等によって固定される。
【0017】
上記のようにして取り付けられた破風カバーユニット(4)の上端部には、図5で示すように、その上端から前記屋根瓦(1)へ跨るようにして前記の水切材(5)が取り付けられ、軒裏部分には、軒裏板(16)が水平に取り付けられる。
【0018】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、予め一体に形成した破風カバーユニットを現場で垂木等へ固定するだけでよいから、逐次現場でフレームを取り付けてカバー板を取り付ける場合に比較して、遙かに作業が容易で短時間に施工でき、木造住宅のコストを低減できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態における軒先部の破風側の端部を側方から見た側面図である。
【図2】同じく、外側から見た正面図である。
【図3】同じく平面図である。
【図4】この発明の破風カバーユニットの取付け構造を示す要部の分解斜視図である。
【図5】同じく破風カバーユニット取付け後の軒裏板等の取付け方法を示す要部分解斜視図である。
【符号の説明】
(2) 取付けフレーム
(3) カバー板
(4) 破風カバーユニット
(5) 水切材
(6) 木造柱
(8) 垂木
Claims (3)
- 軒裏の面がほぼ水平面となった傾斜屋根の軒先部において、その軒先の桁行方向の端部における軒裏板と屋根裏との間の空間を、予め一体に形成された破風カバーユニットで塞ぐとともに、その破風カバーユニットの上端と屋根瓦との間に跨って水切材を取付けたことを特徴とする軒先部の破風構造。
- 破風カバーユニットは、取付けフレームとその取付けフレームの表面に張付けた表面板とからなることを特徴とする請求項1記載の軒先部の破風構造。
- 前記取付けフレームは、軒先部に張出した垂木の側面と外壁部の柱側面に釘打ちその他の手段で固定されていることを特徴とする請求項1又は2記載の軒先部の破風構造。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP03579698A JP3705319B2 (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 軒先部の破風構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP03579698A JP3705319B2 (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 軒先部の破風構造 |
Publications (2)
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JPH11229545A JPH11229545A (ja) | 1999-08-24 |
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Family
ID=12451895
Family Applications (1)
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JP03579698A Expired - Fee Related JP3705319B2 (ja) | 1998-02-18 | 1998-02-18 | 軒先部の破風構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3705319B2 (ja) |
-
1998
- 1998-02-18 JP JP03579698A patent/JP3705319B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH11229545A (ja) | 1999-08-24 |
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