JP3798274B2 - 軌道用レールの仮置台 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は軌道用レールの仮置台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
軌道レールを交換したり、或いは軌道レールを補正したりする際に、既設の枕木の並設方向に沿って適宜数配置して軌道用レールを仮に支持するようにした仮置台としては所謂低床ローラを挙げられるが、該低床ローラは、基片の両端に支承片を相対して立設した基枠の支承片にローラ体を支軸で回動自在に枢着した構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
前記構成に係る低床ローラは、軌道用レールを枕木の並設方向に沿って移動するための案内や軌道用レールを一時的に受支するためのものとしては実用に耐えられるが、それは軌道が直線路の場合に限られ、曲線路においてはローラ体から外れるおそれがあり、また、直線路であっても列車通過による振動等の外力によりローラ体から外れ、従って、一時的で、かつ、直線路においてのみにしか適用できなかった。
【0004】
本発明は、斯様な従来例の使用上の制約を回避し、比較的広範囲に使用できる軌道用レールの仮置台を提供することを目的として創案したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
既設の枕木上に載置する基盤に一対の支承片を前記枕木の長手方向に相対して立設し、該支承片に架設して軌道用レールを載置するローラを回動自在に枢支した支軸の両側に、起立したとき該ローラ上の前記軌道用レールと相対する規制駒を起伏自在に組付けたことを基本手段とし、長方形状の輪郭形体に、該輪郭形体の長手方向に沿って長い長孔を前記長手方向の一側に偏して規制駒を構成し、該規制駒を前記長孔に支軸を貫通させて組付けると共に、規制駒を起立させたとき、該規制駒の長手方向に沿う一端が接するストッパーを前記規制駒に隣接させて設けた構成にすることにより規制駒を必要に応じて簡単に起立させたり、倒伏させ、使用勝手の良好な仮置台を提供することができる。
【0006】
【実施例】
図面は本発明に係る軌道用レールの仮置台の一実施例を示し、図1は一部欠截正面図、図2は規制駒を倒伏した状態の平面図、図3は図1のa−a線断面図である。
【0007】
実施例の仮置台Aは、現在使用中の既設の軌道レールに代えて新規な軌道用レールRを既設のレールに隣接させて配し、配した後、交換作業時まで一時的に当該軌道用レールRの支持台として適用するもので、枕木mの長手方向の一端に載置し、枕木mの並設方向すなわち前記既設のレールの長手方向に沿って5〜6mの間隔を存して配して用いるものであるが、いわゆる低床ローラとして適用しても不都合はないことは勿論である。
【0008】
図中、1は仮置台Aの基盤で、基盤1は第一構成材1Aと第二構成材1Bを互いに重ね合わせ、これらをボルト2とナット3で互いに締付けて構成したもので、前記第二構成材1Bで構成し、しかも、前記枕木mの長手方向に相対して立設した一対の支承片4,4を備え、支承片4,4の対設方向の一端部を、長孔を設けて前記第一構成材1Aで構成する把手5と成し、該把手5によって持ち運びができるようになっている。
【0009】
この基盤1の前記支承片4,4には、先端にナットを螺合して締付けたボルト杆で成る支軸6を架設して組付け、該支軸6によってローラ7を前記支承片4,4に枢支させると共に、支軸6の両側に規制駒8を回動可能に組付けてある。
【0010】
ローラ7は、その軸線方向の長さが前記軌道用レールRを載置できる程度の長さを備え、支軸6に支持されて自在に回動するようになっており、耐候性のゴムで構成してあるが、樹脂や鉄を素材としても必ずしも不都合はない。
【0011】
規制駒8は、前記ローラ7を介する支軸6の両側である支承片4にその内側において隣接させて配したもので、長方形状(必ずしも長方形状の必要はなく、要は一方向側が長ければ良い)の輪郭形体に、その長手方向に長い長孔9を前記輪郭形体の長手方向の一側側に偏位させて設けて構成し、長孔9において貫通させるようにして支軸6に組付けたものである。
【0012】
また、規制駒8は、長手方向の一端8´に偏位させた長孔9において支軸6に組付けていることから、該長孔9の、規制駒8の前記一端8´側の一端9´に支軸6が相対的に位置しているときは倒伏状態に、また図1および、図3で示すように前記一端9´に対応する長手方向の他の一端9´´に前記支軸6が相対的に位置しているときは起立して、前記ローラ7に載置した(する)前記軌道用レールRと相対するようにしてある。すなわち、規制駒8は、長孔9における支軸6との組付け関係により支軸6を中心にして回動し、長孔9の長手側が縦方向に沿うときは起立し、横方向に沿うときは倒伏し、前者の状態のときに、ローラ7からのレールRの外れ又は落下を規制する。
【0013】
そして、この規制駒8に隣接させて前記支承片4の内側に、規制駒8を起立させたとき(規制駒8の長手側を縦方向に沿わせたとき)の長孔9の長手方向に長い突条から成るストッパー10を設け、該ストッパー10に規制駒8の長手方向に沿う一端8aが接離するようにしてあり、規制駒8はこのストッパー10の接触により倒伏方向への回動が規制され、倒伏に際しては、規制駒8を引き上げて、一端9´側から他の一端9´´側へと支軸6との相対的な長孔9の位置をずらせることにより、はじめて支軸6を中心とする倒伏方向への回動ができるようになっている。
【0014】
なお、ストッパー10は、実施例のように支承片4に設けた突条で構成する必要はなく、支承片4のように基盤1に立設しても良い。
【0015】
要は、規制駒8の隣接位置にあって、規制駒8の前記一端8aが長孔9との相乗作用により接離する構成のものであれば良い。
【0016】
しかして、枕木m上に載置するようにして、適宜の間隔を存して既設のレールの長手方向(枕木mの並設方向)に沿って仮置台Aを配置し、規制駒8,8をローラ7を介して起立させた状態にして、互いに並べて配置した最も端の仮置台のローラ7に、例えば、新設する軌道用レールRを載置するようにして押送するとレールRはローラ7に案内されて既設のレールに沿って移動し、多少の曲路上であっても規制駒8,8の存在によって移動方向から外れることなく所望通りに配置される。
【0017】
そして、ローラ7上に受支させたまま、通過する列車により振動を与えられても規制駒8ローラ7からレールRの落下を規制する。
【0018】
レールRを軌道位置に配するとき、或いは、当初から規制駒8を利用しないときは、規制駒8を長孔9と支軸6との係合関係を利用するようにして引き上げ、しかる後、支軸6を中心に回動させることにより規制駒8を倒伏状態にして用いるのである。
【0019】
【発明の効果】
本発明は前記の通りの構成であるから、枕木の並設方向に沿って適宜の間隔を存して適宜数配置することにより軌道用レールの移動或いは載置するに好適な仮置台を提供できる。殊に、ローラ上に載置した軌道用レールと相対する規制駒を備えたものであるから、ローラに案内させた当該レールの移動操作中に、規制駒に妨げられてレールのローラからの落下を防止でき、従って、移動操作を円滑に行え、かつ、多少の曲路にも不都合なく移動操作を行うことができ、また、列車からの振動等の外力の負荷にも対処してレールの受支状態を確実に維持でき、しかも、通常の低床ローラと同様の用い方のできる仮置台を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一部欠截正面図。
【図2】規制駒を倒伏した状態の平面図。
【図3】図1のa−a線断面図。
【符号の説明】
R 軌道用レール
m 枕木
1 基盤
4 支承片
6 支軸
7 ローラ
8 規制駒
Claims (2)
- 既設の枕木上に載置する基盤に一対の支承片を前記枕木の長手方向に相対して立設し、該支承片に架設して軌道用レールを載置するローラを回動自在に枢支した支軸の両側に、起立したとき該ローラ上の前記軌道用レールと相対する規制駒を起伏自在に組付けた、軌道用レールの仮置台。
- 長方形状の輪郭形体に、該輪郭形体の長手方向に沿って長い長孔を前記長手方向の一側に設けて偏して規制駒を構成し、該規制駒を前記長孔に支軸を貫通させて回動可能に組付けると共に、規制駒を起立させたとき、該規制駒の長手方向に沿う一端が接するストッパーを前記規制駒に隣接させて設けた、請求項1記載の軌道用レールの仮置台。
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JP2001242207A JP3798274B2 (ja) | 2001-08-09 | 2001-08-09 | 軌道用レールの仮置台 |
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JP2001242207A Expired - Lifetime JP3798274B2 (ja) | 2001-08-09 | 2001-08-09 | 軌道用レールの仮置台 |
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2001
- 2001-08-09 JP JP2001242207A patent/JP3798274B2/ja not_active Expired - Lifetime
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