JP3791907B2 - 観察装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、手術室において内視鏡手術の際に使用するメガネなしで表示画像を観察するタイプの観察装置に関する。
【0002】
従来、細部の手術に際しては、内視鏡や手術用顕微鏡に備えられたカメラで術部を撮像し、撮像された画像情報を3D表示装置や2D表示装置などの画像表示装置に拡大表示させ、術者がその表示画像を観察しながら手術することが多い。
【0003】
図29は従来の手術室内における画像表示装置、術者及び患者の位置関係を示す概念図である。図29中、51は患者、52は手術台、53は執刀する主術者、541〜543は補助術者、55は画像表示装置である。
手術室56は、無菌状態の清潔域(図29では、破線で囲んだ領域内)56aと、ある程度の雑菌の存在が許容される不潔域(清潔域56aの周囲の領域)55bに区分けされる。
清潔域56aは、患者51が載せられた手術台52の周囲で手術を行なう術者53,541〜543を囲む所定範囲の空間に設けられており、患者51への雑菌の浸入を防ぐために、手術台52その他の器材に滅菌処理が施されている。
術者53,541〜543は、身体を除菌するとともに、滅菌処理が施された手術着を着用した状態で清潔域内に入り手術を行なう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、画像表示装置55は、電気回路や光学部材等を備えており、高温・高圧の滅菌(オートクレーブ滅菌)処理を施すことができないため、菌の存在が許容される範囲(不潔域)に配置せざるを得なかった。
このため、主術者にとっては、実際の術部から離れた位置から表示画像を観察しなければならず、しかも、画像表示位置の位置を簡単に変えることができず観察位置が限定されてしまうため、手術がし難いという問題があった。
また、画像表示装置55を、離れた位置からでも観察し易くするために表示画面を大きくしたのでは、画像表示装置55全体が大型化してしまい、設備コストが高くなってしまう上、手術室のスペースの邪魔になってしまう。
【0005】
そこで、本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、
小型、軽量化でき、手術時に清潔域内に配置でき、主術者が表示画像を近くで観察可能なメガネなしタイプの観察装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決しようとする手段】
上記目的を達成するため、本発明による観察装置は、2つの開口から同一平面上に画像を投影する投影装置と、前記平面上又はその近傍に配置された、前記2つの開口の像を観察用の瞳位置に結像させる結像手段を有する平板状の表示部と、前記表示部を保持し、前記投影装置を支持する保持支持部とを備え、前記表示部が前記保持支持部から着脱可能に構成され、前記保持支持部が、前記表示部を保持する保持部と、該保持部と前記投影装置を支持する支持部とからなり、前記保持部が、滅菌可能な部材からなり、前記支持部から着脱可能に構成されていることを特徴とする。
【0008】
また、本発明による観察装置は、前記表示部の表示面の側方に該表示部を把持可能な摘み部が設けられていることを特徴とする。
また、本発明による観察装置は、前記表示部が、前記保持部への着脱箇所に脱落防止手段を有していることを特徴とする。
また、本発明による観察装置は、前記投影装置が、該投影装置の2つの開口部を覆う大きさの透明光学部材を備えたドレープで覆われていることを特徴とする。
また、本発明による観察装置は、表示装置と、該表示装置を保持する保持支持部と、透明パネルを備えたドレープとで構成され、前記表示装置及び保持支持部が、前記表示装置の表示面を前記ドレープの透明パネルで覆うようにして、前記ドレープで覆われていることを特徴とする。
また、本発明による観察装置は、前記表示装置が立体表示装置であることを特徴とする。
また、本発明による観察装置は、前記表示部が拡散手段を有することを特徴とする。
また、本発明による観察装置は、前記表示部が再利用部とディスポ部とからなることを特徴とする。
更に、本発明による観察装置は、前記表示部として、3D観察用表示パネルと2D観察用表示パネルとが交換可能に取り付けられるようにしたことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施例の説明に先立ち、本発明の作用効果を説明する。
本発明のように前記表示部を前記支持部から着脱可能に構成すれば、手術の都度、新しい表示部に取り替えることで、常に無菌状態の表示部を用いることができる。
また、保持部を滅菌可能な部材を用いて、支持部から着脱可能に構成すれば、保持部を滅菌処理することで、手術ごとに無菌状態の保持部を用いることができる。
さらに、投影装置を2つの開口部を覆う大きさの透明光学部材を備えたドレープで覆う構成とすれば、投影装置から外部への雑菌の侵出を防ぐことができ、また、手術の都度、滅菌処理を施したドレープを投影装置に用いることで、投影装置の外部を無菌状態に保ことができる。
このため、本発明によれば、観察装置の外部を無菌状態にした状態で用いることができるため、清潔域内において患者の術部近くに表示画面を配置でき、表示画像が観察し易くなり、しかも主術者自らが観察装置の位置を変えることが容易になり、手術がし易くなる。
さらには、表示部を前記支持部から着脱可能に構成すれば、3D観察と2D観察の用途に応じた表示部を取り付けることも可能となり、主術者個人による3D画像観察と複数人の補助術者による2D画像観察とを選択して切り替えることもできる。
【0010】
さらに、本発明の観察装置において、前記表示部の表示面と非接触状態で該表示部を把持可能な摘み部を該表示部に設けると、表示面を雑菌で汚すことなく支持部に表示部を交換することができるので好ましい。
【0011】
また、本発明の観察装置において、前記表示部の前記保持部への着脱箇所に脱落防止手段を備えれば、術部の上方に表示部を位置させても地震等不慮の衝撃による表示部の脱落を防止することができ安全な状態を保って手術を行なうことができる。
【0012】
また、本発明の観察装置は、表示装置と、該表示装置を保持する保持支持部と、透明パネルを備えたドレープとで構成され、前記表示装置及び保持支持部が、前記表示装置の表示面を前記ドレープの透明パネルで覆うようにして、前記ドレープで覆われた構成のものでもよい。
【0013】
その他、これらの本発明の構成に加えて、表示面位置に瞳拡大のための拡散光学系をさらに配置すると好ましい。
2つの開口から同一平面上に画像を投影する投影装置と、表示面位置に配置した、投影装置の開口の像を観察用の瞳位置に結像するための結像手段とを備えて構成された本発明の観察装置によれば、投影装置は、2つの開口を経て同一の表示面にそれぞれ画像を投影し、結像する。
また、表示面位置に配置された結像手段は、2つの開口の像を観察用の瞳位置に結像する。
また、表示面位置に配置された拡散手段は、2つの開口の投影像である2つの射出瞳を、互いの瞳が重なりあわない範囲で拡大する。
これにより、表示面に対して2つの開口から互いに視差を持って投影された投影光束が、拡大されながらも分離された状態で観察用の瞳位置に結像するため、2つの開口に左右の視差を有する画像を表示させることで、2つの開口に対応する観察用の瞳位置に左右の視差を持った画像を大きく投影することができる。このため観察者は、メガネを使用することなく、楽な姿勢で3D観察をすることができる。
【0014】
そして、本発明の観察装置のように、左右の投影画像を同一表示面位置に画像を結像する構成とすれば、観察者の左右の瞳の輻輳位置と画像のピント位置とが一致できるので、人間光学的に観察者に違和感を与えることがない。このため、観察者は、疲れることなく楽に3D観察をすることができる。
【0015】
また、左右の開口を観察用の瞳位置に拡大投影するようにすれば、眼を置く位置の自由度を大きくとることができ、観察者は楽な姿勢で観察できる。
【0016】
また、表示面位置に拡散手段を設ければ、投影装置の瞳をそれほど大きくしなくて済み、投影装置の画質向上や小型化が図れる。
【0017】
しかも、表示面に拡散手段を設ければ、投影装置内の光束内での収差補正の違いによる影響を受けなくすることができる。すなわち、表示面上で拡散作用によって光束が均一化されるため、観察者は、観察用の瞳のどこに眼を置いても同じ歪まない画像を観察することができる。
【0018】
また、本発明の観察装置のように、左右画像の瞳結像手段を配置すれば、画質劣化がない。なお、瞳結像手段にフレネル面を用いても画質劣化がない。
【0019】
また、瞳拡大作用を左右画像の結像位置にもたせれば、画質劣化がない。
【0020】
また、本発明の観察装置において、観察用の瞳に結像するための結像手段と、瞳拡大のための拡散手段とを、1枚の平板パネルの構成要素として配置すれば、コンパクト化でき、平板パネルを傾けて構成しても著しい画質の劣化を抑えることができる。
【0021】
以下、本発明の具体的な実施形態及び実施例を説明する。
図1は本発明の立体観察装置の一実施例を示す概略構成図である。
本実施例の立体観察装置は、投影装置1R,1Lと、表示パネル2と、保持支持部6と、ドレープ5を備えている。保持支持部6は、保持部3と、支持部4とからなる。
投影装置1R,1Lは、それぞれの開口から画像を同一平面上に投影するように設けられている。
表示パネル2は、上記平面上又はその近傍に配置されており、投影光学系1R,1Lのそれぞれの開口の像を観察者の瞳位置に結像させる結像手段(図示省略)を備えている。
保持部3は、滅菌可能な部材で作られており、一端にクランプ3aを備え、表示パネル2を着脱可能に保持するとともに、他端3bを支持部4に着脱可能に取り付けられている。
支持部4は、投影装置1R,1Lを支持するとともに、表示パネル2が取り付けられた保持部3を支持している。
ドレープ5は、滅菌処理が施されており、投影装置1R,1L及び支持部4を覆っている。
【0022】
図2は本実施例の観察装置に用いるドレープの概略構成図である。
ドレープ5は、投影装置1R,1Lの2つの開口を同時に覆うことができる大きさの透明なプラスチック又はガラス製の平板5aと、投影装置1R,1L及び支持部材5を覆う袋状のカバー5bとで構成されており、カバー5bは一端5b1が開口している。また、カバー5bには、一部に保持部3を支持部4に取り付けるときに保持部3が貫通するための穴5b2が設けられている。
【0023】
図3は本実施例に用いる表示パネルの構成例を示す図である。
図3(a)に示す表示パネル2は、例えば、フレネル面を備えたプラスチック製の板で構成されており、フレネル面で結像作用を奏するように構成されている。そして、表示パネル2は、図1に示す保持部3に対し着脱可能であり、使い捨て可能或いは滅菌することで再利用可能に作られている。
【0024】
また、図3(b)に示す表示パネル2は図3(a)の表示パネル2の表示面の左右の側方に取っ手2a,2aが設けられている。図3(b)に示すような構成の表示パネル2を用いれば、表示面に手で触れることなく表示パネル2を保持部3に着脱したり、表示パネル2の位置変更の操作をすることができる。
【0025】
また、図3(c)に示す表示パネル2は、上部に脱落防止用の穴2b,2bが設けられている。なお、図3(c)に示すような構成の表示パネル2を用いる場合には、保持部材3のクランプ3aは、穴2b,2bを通るピン(図示省略)を設けて構成する。このように構成した表示パネル2及び保持部材3を用いれば、表示パネル2を保持部材3に取り付けた後に、表示パネル2に何らかの衝撃を受けても、表示パネル2がクランプ3aから脱落するようなことを防止できる。
なお、図3に示した表示パネルは、フレネル面が偏芯している。また、表示パネルに拡散手段を備えると好ましい。これらの点に関しては後述する。
【0026】
図4は本実施例の観察装置を用いて手術を行う場合の手術室内における表示パネル、術者及び患者の位置関係を示す概念図である。図4中、51は患者、52は手術台、53は執刀する主術者、541〜543は補助術者である。なお、図4において、本発明の観察装置は、図示の便宜上、表示パネルのみ示してある。
図1〜図3に示した本実施例の観察装置によれば、表示パネル2を、手術の都度、新しい表示パネル2に取り替えることで、常に無菌状態の表示パネル2を用いることができる。
また、保持部3は滅菌可能な部材を用いて、支持部4から着脱可能であり、保持部3を滅菌処理することで、手術ごとに無菌状態の保持部を用いることができる。
さらに、投影装置を2つの開口部を覆う大きさの透明光学部材を備えた滅菌処理されたドレープで覆うことで、投影装置から外部への雑菌の侵出を防ぐことができる。
このため、本実施例の観察装置によれば、清潔域56a内において患者51の術部近くに表示パネル2を配置でき、表示画像が観察し易くなり、しかも主術者53自らが観察装置の位置を変えることが容易になり、手術がし易くなる。
【0027】
そして、この場合、図3(b)に示したような構成の表示パネル2を用いれば、表示面に手で触れることなく表示パネル2を保持部に着脱したり、表示パネル2の位置変更の操作をすることができる。また、図3(c)を用いて説明したような構成の表示パネル2及び保持部材を用いれば、表示パネル2を保持部材3に取り付けた後に、表示パネル2に何らかの衝撃を受けても、表示パネル2がクランプ3aから脱落するようなことを防止でき、術部の上方に表示パネル2を位置させても安全な状態を保って手術を行なうことができる。
【0028】
さらには、表示パネル2が保持部から着脱可能であるため、3D観察と2D観察の用途に応じた表示パネル2を取り付けることも可能となり、主術者53個人による3D画像観察と複数人の補助術者541〜543による2D画像観察とを選択して切り替えることもできる。
【0029】
なお、上述のように、本発明に用いる交換可能な表示パネルは、菌の無い状態で使用することができれば、ディスポーザブル(使い捨て可能)に構成しても、再利用可能に構成してもよい。
図5は本発明に用いる交換可能な表示パネルを再利用可能に構成した場合のリサイクルシステムの処理手順を示す説明図である。
表示パネル2は、滅菌処理がされた状態で滅菌パック11に密封されている(図5(a))。病院等の手術施設では、これを手術室等の清潔域において開封して観察装置の支持部3に取り付ける(図5(b))。手術等において表示装置を使用した後、表示パネル2を支持部3から取り外し、使用済み表示パネル収納容器12に収納する(図5(c))。
【0030】
使用済み表示パネル収納容器12は、枚数センサー(図示省略)を備えているとともに、枚数センサーを介して検出した枚数情報を再処理施設に設けられているコンピュータ端末13に有線或いは無線の送信手段を介して送信可能に構成されている。
そして、再処理施設では、コンピュータ端末13を操作して、各手術施設ごとの使用済み表示パネルの枚数情報を得、同じ枚数分の滅菌済み表示パネルを用意し、使用済み表示パネルを回収する(図5(d))と同時に回収した枚数と同じ枚数の滅菌済み表示パネルを納入する(図5(i))。
回収した使用済み表示パネルは、再処理施設に搬送される。
【0031】
再処理施設では、まず、使用済み表示パネルを洗浄し、蒸留水で濯ぎ、その後、乾燥させる(図5(e))。
次いで、γ線滅菌を行なう(図5(f))。これにより、表示パネルの滅菌処理が完了する。
次いで、滅菌パック11に密封する(図5(g))。これにより、滅菌済み表示パネルは、開封されるまでの間滅菌状態が保証される。
次いで、密封した滅菌済み表示パネルを、搬送容器に収納する(図5(h))。
その後、所定の施設へ所定枚数分の滅菌済み表示パネルを搬送し、同時に使用済み表示パネルを回収する(図5(i))。これを繰り返すことで表示パネルが再利用可能となる。
このような再処理システムを用いれば、資源を有効利用できる。また、使用済み表示パネルを再処理施設においてリアルタイムで把握できるため、必要な滅菌済み表示パネルが即時に提供される。
【0032】
又、図5に示すようなリサイクルシステムにおいて、表示パネルが拡散手段として拡散性フィルムを備える場合の清浄・乾燥からγ線滅菌までの処理過程の一例を図6に示す。
本例の表示パネルは、再利用可能な耐性の強い部材(再利用部)であるフレネル反射板と再利用可能な耐性の比較的弱い部材(ディスポ部)の拡散性フィルムとからなる。図5(e)における清浄・乾燥後、図6のように、拡散性フィルムをフレネル反射板からはがし、新品フィルムを貼り合わせ、γ線滅菌を行う(f)。ディスポ部はフィルム層なので安価であり、交換が容易である。
【0033】
図7は本発明による観察装置の他の実施例を示す図で、(a)は概略構成図、(b)はドレープ部分の説明図である。
本実施例の観察装置は、自己発光型レンチキュラー式の3D表示パネル2’と、保持部3’と、支持部4‘a,4’bと、透明パネル5’aと袋状のカバー5’bとで構成されたドレープ5’とを有して構成されている。なお、図7中、5’b1は開口である。
【0034】
表示パネル2’は、保持部3’に一体に保持されている。保持部3‘は、支持部4’aに関節部4’a1を介して回動可能に支持され、支持部4’aは支持部4’bに関節部4’a2を介して回動可能に支持されている。
本実施例の表示パネル2’を構成するレンチキュラー表示パネルは、薄型、軽量に構成されている。
しかし、本実施例の観察装置は、図1〜3に示した観察装置とは異なり、表示パネル2’は保持部3’に対して着脱可能ではなく、保持部3’も支持部4’aに対して着脱可能ではない。しかも、表示パネル2’は自家発光式であり、内部に光源を備えているため滅菌処理が出来ない。
【0035】
そこで、本実施例では、大きな透明パネル5’aを備えたドレープ5’を用いて、3D表示パネル2’の表示面を透明パネル5’aで覆い、3D表示装置2’の表示面以外の部分及び保持部3’、支持部4’a,4’bを袋状カバー5’bで覆うようにしている。
このように構成された本実施例の観察装置によれば、外部への雑菌の侵出を防ぎながら、3D観察をすることができる。
【0036】
次に、本発明の図1〜図3の実施例に示した観察装置の投影装置及び表示パネル部分に関する好適な構成について説明する。なお、以下の説明では、表示パネルの着脱可能な構成及びドレーブに関する構成は省略してあるが、それらの構成については、図1〜図3の構成が適用されるものとする。
図8は本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置の原理説明図で、(a)は透過型立体観察装置の一実施形態を示す概略構成図、(b)は反射型立体観察装置の一実施形態を示す概略構成図である。なお、図8(b)では便宜上右眼用の構成についてのみ示してあり、左眼用の構成は省略してある。
図8(a),(b)に示す立体観察装置は、投影装置の投影光学系21R,21Lと、結像光学系23と、拡散光学系(図8においては図示を省略)とを備えて構成されている。
投影光学系21R,21Lは、2つの開口22R,22Lから画像を同一の表示面に投影するように設けられている。
結像光学系23は、投影光学系の開口22R,22Lの像を観察者の瞳24R,24Lに結像するように設けられている。
拡散光学系は、観察用の瞳を拡大する作用を有している。
また、結像光学系23と拡散光学系は表示面位置に配置されている。
【0037】
表示面位置は投影装置から投影される画像の結像位置となっている。そして、この結像位置に配置された結像光学系23として、透過型立体観察装置では、フレネルレンズが、反射型立体観察装置ではフレネルミラーが設けられている。
フレネルミラー、フレネルレンズは、それぞれ2つの開口22R,22Lの像を観察者の瞳に結像するようになっている。
これらのフレネル面は、結像面に配置するため、画質が劣化しない。また、従来の凹面鏡とは異なり、平板状に配置されている。
【0038】
図9は本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置による観察用の瞳が拡大する原理を示す説明図である。なお、図9では、透過型の立体観察装置の構成を用いている。
平面状の表示位置又はその近傍には、結像光学系23と共に拡散光学系25が設けられている。
図9において、結像光学系23は、左右の投影装置からの観察用の瞳(射出瞳)の径φ20をφ20’の大きさで観察位置に結像する作用を有している。
ここで、拡散光学系25は、拡散作用により、φ20’の大きさで結像されるべき左右の投影装置からの観察用の瞳の径をφ21の大きさに拡大するようになっている。
なお、拡散光学系25により拡大される左右の観察用の瞳は、クロストークの発生を防ぐため距離Lの観察位置では重なり合わないように設定されている。
この拡散光学系25による拡散作用は、透過型立体観察装置では表示面位置に設けられた拡散光学系25を1回だけ透過するので1回だけ作用し、反射型立体観察装置(図23では不図示)では表示面位置に設けられた拡散光学系を2回透過するため2回作用する。
【0039】
図10は本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置の一実施例を示す図で、(a)は、上方からみた概略構成図、(b)は(a)の側面図である。
本実施例の立体観察装置は、透過型に構成されている。表示面位置には、投影装置の開口22R,22Lを観察者の瞳24R,24Lに結像する結像光学系23として観察側にフレネル面23aを向けたフレネルレンズが配置され、フレネルレンズ23の近傍には、瞳拡大のための拡散光学系25として拡散板が配置されており、これらで透過型表示パネルを構成している。
拡散板25の拡散面25aは、フレネルレンズ23のフレネルレンズ面23a側に設けられている。
本実施例では、フレネルレンズ面23aは、投影装置からの投影像の結像位置に配置されている。このため、フレネルレンズ面23aによる画質の劣化はない。
拡散面25aは、フレネルレンズ面23aに近づけて配置されており、ボケを少なくして画質劣化を少なく抑えている。
【0040】
また、本実施例では、透過型表示パネルは偏芯光学系で構成されている。すなわち、フレネルレンズ面23aが偏芯フレネルレンズ面となっており、図10(b)に示すように、フレネルレンズ面23aの光軸が中心より下側に位置している。なお、フレネルレンズ面23aは凸作用を持っている。
本実施例のように、偏芯光学系で構成すると表示パネル面自体が厚くならずに済み、邪魔にならない配置が可能となる。
なお、本実施例のように、結像面位置に拡散面25a及びフレネル面23aを極力近づけて配置した方が画質劣化が少ないので好ましい。
【0041】
図11は本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置の他の実施例を示す説明図であり、(a)は斜視図、(b)は側面図である。
本実施例の立体観察装置は反射型に構成されており、表示パネルは、投影装置の開口22R,22Lを観察者の瞳24R,24Lに結像する結像光学系であるフレネルミラー23と瞳拡大のための拡散手段5を備えている。
【0042】
ところで反射型立体観察装置の場合、投影装置と観察者の顔とが干渉しないように各光学部材を配置する必要がある。また、観察者は表示パネルを正面から見た方が観察しやすい。
そこで、本実施例では、表示パネルの中心へ入射する投影光の入射光軸と表示パネルの中心から出射する光線の出射光軸との間に角度θを持たせている。また、表示パネルの中心に対し、フレネルミラー23の光軸を上下方向(図11においては上方向)に偏芯させている。
【0043】
図12は図11の実施例をより具体化した例を示す側面図である。
図12の実施例では、投影装置の投影光学系21R(21L)に球面レンズ系を用いると共に、表示素子面21Ra,(21La)をレンズの光軸から偏芯させた位置に配置させることで、投影装置と観察者の顔とが干渉しないようにしている。
表示パネルは、観察者の眼及び投影装置に対して垂直に配置され、表示パネル面には非球面のフレネルミラーが用いられている。
なお、上述のように、観察者が表示パネルを正面視する構成とした方が好ましいが、本実施例では、表示パネルは±30°傾けた位置からでも使用可能であり、±15°程度の傾斜であれば、良好な画像が得られるようになっている。
【0044】
図13は図12の実施例の変形例を示す側方からみた概略構成図である。図13において観察者の視線は水平方向に固定して示してある。
本実施例では、表示パネルと観察者の瞳24R(24L)の位置が、表示パネル面の傾斜角度と表示パネル面の結像作用を有する偏芯フレネル面の光軸の偏芯量とを組み合せて調整されており、最適な状態で観察できるようになっている。なお、投影光学系21R,21Lは、表示パネル面に対して垂直に配置されている。なお、図13中、27は支持アームであり、支持アーム27は2つの投影装置と表示パネルとを支持している。
表示パネル面の傾斜角度αは、表示パネルの中心と観察者の瞳とを結ぶ線と表示パネルの中心からの垂線とのなす角度であり、±30°以下にするのが見やすさの点から好ましい。
図13(a)の立体観察装置は、表示パネル面の傾斜角度αが0度になっている。図13(b),(c)の立体観察装置は、表示パネル面の傾斜角度αが30度以下になっている。
なお、図13の実施例においては、(c)の構成に比べて(a)又は(b)の構成の方が、見やすさの自然な点と結像作用の偏芯量が少ない点でより有利である。
【0045】
図14は本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置の他の実施例を示す側方からみた概略構成図である。
本実施例の立体観察装置は、反射型に構成されている。
図14(a)の立体観察装置は、投影装置を2つ搭載するとともに、表示パネルにフレネルミラー23及び拡散手段25を備えて構成されており、観察用の瞳を左右に分離しかつ拡大して観察者の眼の位置に結像するようになっている。
図14(b)の立体観察装置は、図14(a)の投影光学系21R(21L)がリレー系を加えて構成されている。すなわち、投影装置と、表示パネルを支持する支持アーム27の内部にリレー系26R(26L)を備えている。図14(b)の例では、リレー系26R(26L)は、レンズ26Ra〜26Rc(26La〜26Lc)と、ミラー26Rd,26Re(26Ld,26Le)と、レンズ26Rf(26Lf)と、ミラー26Rg(26Lg)と、レンズ26Rh(26Lh)とで構成されている。このように構成すると、投影装置と観察者との距離を十分に取ることができ、投影装置と観察者との干渉を避けることができる。
【0046】
次に、本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置に用いる表示パネルの具体的な構成例を説明する。
図15は本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な反射型立体観察装置に適用可能な反射型表示パネルの一実施例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は側方からみた概略構成図である。
本実施例の表示パネルは、フレネル面23aと、ランダムに凹面が配置された拡散面25aとを一体形成して構成されている。
具体的には、例えば、ポリカーボネイトやアクリルなどのプラスチック樹脂を、フレネル面用の金型と散乱面用のランダム配置された凹面の金型を両側からプレスして一体成形し、その後、フレネル面23aに反射膜としてアルミをコートし、さらにその上に防護膜として黒色塗料を付けて作られている。
そして、表示パネルのフレネル面23aが観察用の瞳位置に2つの投影装置の開口の像を結像する作用を有し、拡散面25aが観察用の瞳を拡大する作用を有している。
【0047】
なお、図15に示す本実施例の表示パネルは、偏芯フレネル裏面鏡として構成されている。
ここで、表面鏡と裏面鏡とのフレネル面23aの曲率半径Rについて考える。
裏面鏡として構成した場合の曲率半径Rは、
R=2n・f
表面鏡として構成した場合の曲率半径Rは、
R=2f
(但し、nは屈折率,fは焦点距離)
となる。
このため、本実施例の表示パネルのように、裏面鏡で構成した方がフレネル面の曲率半径Rを大きくとることができるので、瞳結像時の収差の発生が少なく有利である。
さらに、本実施例の表示パネルでは、フレネル面23aが周辺ほど曲率半径が大きくなるような非球面フレネル面に構成されている。このように構成すると、観察用の瞳が結像時に発生する収差を非球面でさらに少なく抑えることができ有利となる。
【0048】
図16は本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な反射型立体観察装置に適用可能な反射型表示パネルの他の実施例を示す図で、(a)は側方からみた概略構成図、(b)は拡散手段の拡大図である。
本実施例の表示パネルは、拡散手段として、図15に示すようなランダムに凹面が配置された拡散面25aを備える代わりに、図16(c)に示すようにフレネル面23aに微小な凹凸面25bを一体形成して構成されている。なお、フレネル面23aには、反射膜がコートされており、裏面フレネル反射鏡として構成されている。
また、本実施例では、表示パネルの表面は平面であり、反射防止膜が容易にコーティングできるようになっている。
図15に示すような反射型表示パネルでは、通常2回拡散面を通るのに対し、本実施例の反射型表示パネルによれば、結像作用をなすフレネル面23aと拡散作用をなす微小な凹凸面25bとが同一の裏面に形成されており、投影光が1回だけ拡散面を通り、拡散作用は1回しか受けないので、その分ボケが生じにくく画質劣化を少なく抑えることができる。
【0049】
図17は本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な反射型立体観察装置に適用可能な反射型表示パネルの他の実施例を示す側方からみた概略構成図である。
本実施例の表示パネルは、結像光学系23をフレネル表面鏡で構成するとともに、拡散手段25を拡散板で構成し、フレネル面23aと拡散板の表面に形成された拡散性を有する凹凸面25aとが対面し、近接配置されている。
本実施例の表示パネルによれば、フレネルミラー面23aが表面に形成されており拡散面25aと極力密着させることができるので、拡散面を2回通過することにより生じるボケを極力少なく抑えることができる。
なお、本実施例の表示パネルは、表面フレネルミラーと拡散板とを密着させる構成の他に、拡散板の代わりに拡散性フィルムを表面フレネルミラーに張り合わせて構成してもよい。
【0050】
図18は本発明の反射型立体観察装置に適用可能な反射型表示パネルの他の実施例を示す側方からみた概略構成図である。
本実施例の表示パネルは、図15の実施例で示した偏芯フレネル裏面鏡の表面に、微小な凹凸面を形成する代わりに拡散性フィルム25cを貼り合わせて構成されている。
なお、拡散性フィルム25cは、内部散乱式のもの、表面に形成された凹凸で散乱させる方式のもののいずれのものを用いてもよい。
【0051】
図19は本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な反射型立体観察装置に適用可能な反射型表示パネルの他の実施例を示す図で、(a)は側方からみた概略構成図、(b)は(a)の変形例を示す概略構成図、(c)は表示パネル内部の拡散構造を示す図である。
本実施例の表示パネルは、拡散手段25に内部拡散型の拡散部材を用いた内部拡散型表示パネルとして構成されている。
内部拡散型の拡散部材は、図19(c)に示すように、反射率が異なる透明な微小粒子25da,25db…をプラスチック材に混合して形成されており、この微小粒子25da,25dbに光が当たることによって光を散乱させるようになっている。
図19(a)の表示パネルは、偏芯フレネル裏面鏡を構成するフレネル面23aを備える光学部材をプラスチック材と微小な粒子を混合させて構成されおり、偏芯フレネル裏面鏡と内部拡散型の拡散部材とが一体形成されている。
図19(b)の表示パネルは、偏芯フレネル裏面鏡と、微小粒子をプラスチック材に混合させて形成した内部散乱式の拡散板とを接合又は近接配置して構成されている。
なお、図19(b)の構成においては、内部散乱式の拡散板の代わりに、偏芯フレネル裏面鏡の表面に内部散乱式の拡散性フィルムを偏芯フレネル裏面鏡の表面に張り合わせて構成してもよい。
【0052】
図20は本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な反射型立体観察装置に適用可能な反射型表示パネルの他の実施例を示す図で、(a)は側方からみた概略構成図、(b)は(a)の変形例を示す概略構成図、(c)は内部拡散構造を示す図である。
本実施例の表示パネルは、拡散手段25に高分子重合液晶を用いた内部拡散型表示パネルとして構成されている。
高分子重合液晶を用いると、液晶を固定化できる。本実施例ではこれを応用したものである。
【0053】
高分子25eは、複屈折性を有しており、液晶のように内部で揺らいでおり、これを光重合させることで、図20(c)に示すように、内部でランダムに配向されたままの状態で固定化されている。
図20(a)の表示パネルは、偏芯フレネル裏面鏡のフレネル面23aを備える光学部材が高分子重合液晶で一体的に構成されている。
図20(b)の表示パネルは、偏芯フレネル裏面鏡と、高分子重合液晶で構成された拡散板とを接合又は近接配置して構成されている。なお、高分子重合液晶で構成された拡散板の代わりに、高分子重合液晶で構成された拡散性フィルムを偏芯フレネル裏面鏡の表面に貼り付けて構成してもよい。
このように構成された本実施例の表示パネルによれば、複屈折性を持った高分子25eが固定化されているので、光は偏光方向に応じて屈折作用をわずかに受ける。そして、高分子重合液晶層全体としては、内部散乱により拡散作用を生じる。
そして、本実施例の表示パネルによれば、内部散乱での拡散作用を利用するため表面は平板状に形成できる。このため、汚れがついたときにふき取りやすくなり、また、外光の写り込みを防止するための反射防止膜を付けやすくなる。
【0054】
図21は上述の各実施例で示した構成を備えた本発明の反射型立体観察装置の配置例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は上方からみた概略構成図である。
本実施例の立体観察装置は、表示パネルの左右方向かつ手前側から投影した像を観察するように投影装置及び表示パネルを配置して構成されている。
表示パネルは、反射型に構成されている。
表示パネル及び2つの投影装置は、保持部材28に一体的に取り付けられており、2つの投影装置は、表示パネルの左右いずれかの側方(図21では右側)に配置されている。
また、結像作用を有する表示パネルのフレネル反射面は、光軸がパネルの左右方向(図21(b)では右方向)に偏芯している。
なお、表示パネルの中心に左右の投影装置からの入射する光線の光軸と表示パネルから観察者の左右の眼24R(24L)へ出射する光線の光軸との間には角度がつけられており、投影装置と観察者の瞳24R(24L)とが干渉しないようになっている。
【0055】
図22は本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置を用いた立体観察システムの実施例を示す概略構成図である。なお、本実施例では、反射型立体観察装置の用いるシステムとして示したが、本実施例の立体観察システムは本発明の全ての立体観察装置に応用可能である。
本実施例では、左右の投影装置は、投影装置制御装置29に接続されている。
投影装置制御装置28は、3D内視鏡や、3D顕微鏡などの3D画像入力装置に設けられている左右のカメラで撮像された画像を選択入力して、左右の投影装置にその選択した画像を送って表示させるように構成されている。
なお、本実施例の立体観察装置は反射型であり、左右の眼には左右の投影画像が入れ替わるので、投影装置制御装置29は、予め選択入力した左右の画像を入れ替えて投影装置に送るように構成されている。
なお、透過型の立体観察装置の場合には、投影装置制御装置29は、選択入力した左右の画像をそのまま入れ替えないで対応する投影装置に送るように構成すればよい。
また、本実施例では、投影装置制御装置29は、その他の選択入力可能な画像として、パソコンを介して作成された視差を有する3D画像も本実施例の表示パネルの入力画像として入力して投影装置に表示させることができるように構成されている。
【0056】
次に、このように構成された本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置を応用した製品の実施例について説明する。
図23は本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置を応用した製品の一実施例を示す説明図である。
本実施例の製品は、表示パネルと左右の投影装置とを保持部材8に一体的に取り付けた反射型立体観察装置と、保持部材28を支持する支持アーム30と、支持アーム30を支持するキャスター付き支持部本体31とで構成されている。
立体観察装置は、左右の投影装置から互いに視差のある映像を表示パネルに投影し、表示パネルで反射して観察者の左右の眼にそれぞれ観察用の瞳を拡大させて映像を結像するように構成されている。
保持部材28は支持アーム30との連結部30aを介して矢印方向に回動可能に連結され、支持アーム30は支持部本体31に連結部30bを介して矢印方向に回動可能に連結されており、保持部材28、支持アーム30を所望方向に回動させることで、観察者の観察姿勢を変えることができるようになっている。また、保持部材28には操作部28aが設けられており、所望方向への回動がしやすくなっている。
また、支持部本体31はキャスター31aが付いており、支持部本体31を移動させることで観察位置を変えることができようになっている。
【0057】
図24は本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置を応用した製品の他の実施例を示す説明図である。
本実施例の製品は、図23と同様の保持部材に取り付けられた立体観察装置を支持する支持アーム30を支持する支持部本体31を天井32に取り付けて構成されている。
本実施例のように構成すれば、立体観察装置を置くスペースを省略することができる。
【0058】
図25は本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置を応用した製品の他の実施例を示す説明図である。
本実施例の製品は、支持アーム30を手術用の椅子33に取り付けて構成されている。
表示パネルは保持部材28bに取り付けられ、投影装置は保持部材28cに取り付けられている。そして、保持部材28bは、保持部材28cに回動可能に取り付けらており、表示パネルの投影装置に対する向きを所定の方向に変えることが出来るようになっている。
投影装置を取り付けた保持部材28cは、支持アーム30に連結部30cを介して360°回動可能に取り付けられており、表示パネル及び投影装置の向きを所定方向に変えることが出来るようになっている。
さらに、表示パネルの左右側方には、取っ手34が設けられており、表示パネルに直接手を触れずに向きの調整操作がし易くなっている。
また、手術用の椅子33にはキャスター33aが設けられており、手術用椅子を移動させることで観察位置を変えることができようになっている。
【0059】
図26は本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置を応用した製品の他の実施例を示す説明図である。
本実施例の製品は、キャスター31a付きの支持部本体31及び連結部30cを介して回動可能な支持アーム30を備えた手術用顕微鏡の画像入力部35に、投影装置と表示パネルとが保持部材28に取り付けられた2台の立体観察装置を保持部材28を介して取り付けて構成されている。
手術用顕微鏡の画像入力部には2台のカメラが内蔵され、入力画像は夫々の立体観察装置の投影装置に送られるように構成されており、手術用顕微鏡での立体画像が複数の観察者に同時に観察できるようになっている。
【0060】
そして、図23〜図26に示した実施例の製品の立体観察装置は、手術用顕微鏡の表示装置、内視鏡の表示装置、医療関連の立体情報画像の表示装置、コンピュータを用いたゲーム機など娯楽製品の表示装置、各種3DのCAD画像など業務関連の3D画像の表示装置などに適用可能である。
【0061】
また、上記各実施例の反射型立体観察装置として示した構成は、表示パネルに透過型の表示パネルを用いれば、透過型立体観察装置に適用可能である。透過型立体観察装置の例を図27、図28に示す。
その他、画像投影用の表示素子として、反射型表示素子であるDMD素子や反射型液晶を用いて構成してもよい。
【0062】
以上説明したように、本発明による観察装置は、特許請求の範囲に記載された発明の他に、次に示すような特徴も備えている。
【0063】
(1)前記表示部の表示面の側方に該表示部を把持可能な摘み部が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の観察装置。
【0064】
(2)前記表示部が、前記保持部への着脱箇所に脱落防止手段を有していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の観察装置。
【0065】
(3)前記投影装置が、該投影装置の2つの開口部を覆う大きさの透明光学部材を備えたドレープで覆われていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の観察装置。
【0066】
(4)表示装置と、該表示装置を保持する保持支持部と、透明パネルを備えたドレープとで構成され、前記表示装置及び保持支持部が、前記表示装置の表示面を前記ドレープの透明パネルで覆うようにして、前記ドレープで覆われていることを特徴とする観察装置。
【0067】
(5)前記表示装置が立体表示装置であることを特徴とする上記(4)に記載の観察装置。
【0068】
(6)前記表示部が拡散手段を有することを特徴とする請求項1〜3、上記(1)〜(3)のいずれかに記載の観察装置。
【0069】
(7)前記表示部が再利用部とディスポ部とからなることを特徴とする上記(6)に記載の観察装置。
【0070】
(8)前記表示部として、3D観察用表示パネルと2D観察用表示パネルとが交換可能に取り付けられるようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の観察装置。
【0071】
【発明の効果】
以上、本発明の観察装置によれば、小型、軽量化でき、手術時に清潔域内に配置でき、主術者が表示画像を近くで観察可能なメガネなしタイプの観察装置を提供することができる。
また、明るい画像が得られ、観察者の瞳で観察できる位置の自由度が大きく、瞳を振っても画像の歪みが発生せず、楽な観察姿勢で立体観察することが可能なメガネなしタイプの個人用立体観察装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の立体観察装置の一実施例を示す概略構成図である。
【図2】本実施例の観察装置に用いるドレープの概略構成図である。
【図3】本実施例に用いる表示パネルの構成例を示す図である。
【図4】本実施例の観察装置を用いて手術を行う場合の手術室内における表示パネル、術者及び患者の位置関係を示す概念図である。
【図5】本発明に用いる交換可能な表示パネルを再利用可能に構成した場合のリサイクルシステムの処理手順を示す説明図である。
【図6】図5に示すようなリサイクルシステムにおいて、表示パネルが拡散手段として拡散性フィルムを備える場合の清浄・乾燥からγ線滅菌までの処理過程の一例を示す説明図である。
【図7】本発明による観察装置の他の実施例を示す図で、(a)は概略構成図、(b)はドレープ部分の説明図である。
【図8】本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置の原理説明図で、(a)は透過型立体観察装置の一実施形態を示す概略構成図、(b)は反射型立体観察装置の一実施形態を示す概略構成図である。
【図9】本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置による観察用の瞳が拡大する原理を示す説明図である。
【図10】本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置の一実施例を示す図で、(a)は、上方からみた概略構成図、(b)は(a)の側面図である。
【図11】本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置の他の実施例を示す説明図であり、(a)は斜視図、(b)は側面図である。
【図12】図11の実施例をより具体化した例を示す側面図である。
【図13】図12の実施例の変形例を示す側方からみた概略構成図である。
【図14】本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置の他の実施例を示す側方からみた概略構成図である。
【図15】本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な反射型立体観察装置に適用可能な反射型表示パネルの一実施例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は側方からみた概略構成図である。
【図16】本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な反射型立体観察装置に適用可能な反射型表示パネルの他の実施例を示す図で、(a)は側方からみた概略構成図、(b)は拡散手段の拡大図である。
【図17】本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な反射型立体観察装置に適用可能な反射型表示パネルの他の実施例を示す側方からみた概略構成図である。
【図18】本発明の反射型立体観察装置に適用可能な反射型表示パネルの他の実施例を示す側方からみた概略構成図である。
【図19】本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な反射型立体観察装置に適用可能な反射型表示パネルの他の実施例を示す図で、(a)は側方からみた概略構成図、(b)は(a)の変形例を示す概略構成図、(c)は表示パネル内部の拡散構造を示す図である。
【図20】本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な反射型立体観察装置に適用可能な反射型表示パネルの他の実施例を示す図で、(a)は側方からみた概略構成図、(b)は(a)の変形例を示す概略構成図、(c)は内部拡散構造を示す図である。
【図21】上述の各実施例で示した構成を備えた本発明の反射型立体観察装置の配置例を示す図で、(a)は斜視図、(b)は上方からみた概略構成図である。
【図22】本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置を用いた立体観察システムの実施例を示す概略構成図である。
【図23】本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置を応用した製品の一実施例を示す説明図である。
【図24】本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置を応用した製品の他の実施例を示す説明図である。
【図25】本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置を応用した製品の他の実施例を示す説明図である。
【図26】本発明の図1〜図3の実施例に適用可能な立体観察装置を応用した製品の他の実施例を示す説明図である。
【図27】本発明の各実施例において反射型立体観察装置として示した構成を透過型立体観察装置に適用した一実施例を示す説明図である。
【図28】本発明の各実施例において反射型立体観察装置として示した構成を透過型立体観察装置に適用した他の実施例を示す説明図である。
【図29】従来の手術室内における画像表示装置、術者及び患者の位置関係を示す概念図である。
【符号の説明】
1L 左眼用投影装置
1R 右眼用投影装置
2 表示パネル
2’ 事故発光型レンチキュラー式3D表示パネル
2a 取っ手
2b 穴
3,3’ 保持部
3a クランプ部(一端部)
3b 他端部
4,4’a,4’b 支持部
4’a1,4’a2 関節部
5,5’ ドレープ
5a 平板
5’a 透明パネル
5b,5’b カバー
5b1,5b’1 一端部(開口部)
5b2 穴
6 保持支持部
11 滅菌パック
12 使用済みパネル収納容器
13 コンピュータ端末
21L 左眼用投影光学系
21R 右眼用投影光学系
22L 左眼用開口
22R 右眼用開口
23 結像光学系(結像手段)
23a フレネル(レンズ)面
24L 観察者の左眼(瞳)
24R 観察者の右眼(瞳)
25 拡散光学系(拡散手段)
25a 拡散面
25b 微小な凹凸面
25c 拡散性フィルム
25d 微小な粒子
25e 高分子液晶
26L 左眼用リレー系
26La,26Lb,26Lc,26Lf,26Lh
左眼リレー用レンズ
26Ld,26Le,26Lg
左眼リレー用ミラー
26R 右眼用リレー系
26Ra,26Rb,26Rc,26Rf,26Rh
右眼リレー用レンズ
26Rd,26Re,26Rg
右眼リレー用ミラー
27,30 支持アーム
28 保持部材
28a 操作部
29 投影装置制御装置
30a,30b,30c 連結部
31 支持部本体
31a,33a キャスター
32 天井
33 手術用椅子
34 取っ手
35 手術用顕微鏡画像入力部
51 患者
52 手術台
53 主術者
541,542,543 補助術者
55 画像表示装置
56 手術室
56a 清潔域
56b 不潔域
φ20 左右の投影装置からの観察用の瞳(射出瞳)の径
φ20’ 結像光学系23による観察用の瞳の径
φ21 拡散光学系25による観察用の瞳の径
Claims (9)
- 2つの開口から同一平面上に画像を投影する投影装置と、
前記平面上又はその近傍に配置された、前記2つの開口の像を観察用の瞳位置に結像させる結像手段を有する平板状の表示部と、
前記表示部を保持し、前記投影装置を支持する保持支持部とを備え、
前記表示部が前記保持支持部から着脱可能に構成され、
前記保持支持部が、前記表示部を保持する保持部と、該保持部と前記投影装置を支持す
る支持部とからなり、
前記保持部が、滅菌可能な部材からなり、前記支持部から着脱可能に構成されているこ
とを特徴とする観察装置。 - 前記表示部の表示面の側方に該表示部を把持可能な摘み部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の観察装置。
- 前記表示部が、前記保持部への着脱箇所に脱落防止手段を有していることを特徴とする請求項1に記載の観察装置。
- 前記投影装置が、該投影装置の2つの開口部を覆う大きさの透明光学部材を備えたドレープで覆われていることを特徴とする請求項1に記載の観察装置。
- 表示装置と、該表示装置を保持する保持支持部と、透明パネルを備えたドレープとで構成され、前記表示装置及び保持支持部が、前記表示装置の表示面を前記ドレープの透明パネルで覆うようにして、前記ドレープで覆われていることを特徴とする観察装置。
- 前記表示装置が立体表示装置であることを特徴とする請求項5に記載の観察装置。
- 前記表示部が拡散手段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の観察装置。
- 前記表示部が再利用部とディスポ部とからなることを特徴とする請求項7に記載の観察装置。
- 前記表示部として、3D観察用表示パネルと2D観察用表示パネルとが交換可能に取り付けられるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の観察装置。
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