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JP3791346B2 - クォータウィンドウェザーストリップ - Google Patents

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JP3791346B2
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Seal Device For Vehicle (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ドアのアウタパネルが挿入される車両外側の溝部とドアのインナパネルが挿入される車両内側の溝部と内周側にクォータウィンドガラスが挿入される溝部を形成する凸部とから成るW字状の断面形状のクォータウィンドウェザーストリップにおいて、前記アウタパネル側からドアパネルの内部に侵入し前記凸部を乗り越える水を、突出部によって、前記インナパネル側へ乗り越えることを阻止し、下方にガイドすることにより車室内への侵入を回避する構成を備えたクォータウィンドウェザーストリップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のパネルドア用クォータウィンドウェザーストリップW/Sでは、車室内への水入り対策のため例えば、W/Sの底部に止水リップを設け、その止水リップの先端をドアサッシュのチャンネルに当接させて水入り対策を行っている。(特開平11−59195号公報参照)また、プレスドアの場合では、チャンネルが設けられていないので図10に示されるようにフランジ溝Gにコーキングスポンジまたは不乾性シーラSを配設して水入り対策を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のコーキングスポンジ等を用いたパネルドア用クォータウィンドウェザーストリップW/Sにおいては、車両デザイン上のクォータウィンドガラス曲率にもよるが、高圧洗浄時または集中豪雨時等において、ルーフ部室外より室外側フランジ溝部Gに侵入した水が、W/S基底部Bを乗り越え室内側フランジ溝部G′を経路にしてベルトライン部位より車室内側へ水入りするケースがあるという問題があった。
【0004】
すなわち上記従来のウェザーストリップにおいては、高圧洗浄時等において前記アウタパネルとウェザーストリップの間からドアパネルの内部に侵入した水が、ウェザーストリップの基底部Bの凸部を乗り越え、インナパネルとウェザーストリップの間から車室内側へ侵入する場合があった。
【0005】
そこで本発明者は、ドアのアウタパネルが挿入される車両外側の溝部と、ドアのインナパネルが挿入される車両内側の溝部と内周側にクォータウィンドガラスが挿入される溝部を形成する凸部とから成るW字状の断面形状のクォータウィンドウェザーストリップにおいて、車両の前後方向に対応するクォータウィンドウェザーストリップの上辺部と車両の上下方向に対応するクォータウィンドウェザーストリップの後辺部とを接続するコーナー部における前記凸部に外方に突出するリップ状の突出部を形成し、この突出部によって、前記アウタパネル側から前記車両外側の溝部の内部に侵入した水を前記凸部の乗り越えを阻止し、下方にガイドして車室内への侵入を回避するという本発明の技術的思想に着眼し、更に研究開発を重ねた結果、高圧洗浄時または集中豪雨時等において、車室内への水の侵入を阻止するという目的を達成する本発明に到達した。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明(請求項1に記載の第1発明)のクォータウィンドウェザーストリップは、
ドアのアウタパネルが挿入される車両外側の溝部とドアのインナパネルが挿入される車両内側の溝部と内周側にクォータウィンドガラスが挿入される溝部を形成する凸部とから成るW字状の断面形状のクォータウィンドウェザーストリップにおいて、
車両の前後方向に対応するクォータウィンドウェザーストリップの上辺部と車両の上下方向に対応するクォータウィンドウェザーストリップの後辺部とを接続するコーナー部における前記凸部に外方に突出するリップ状の突出部を形成し、前記アウタパネル側から前記車両外側の溝部の内部に侵入した水を、前記突出部によって前記凸部の乗り越えを阻止し、下方にガイドして車室内への侵入を回避する構成とし
前記リップ状の突出部が、前記アウタパネルおよびインナパネルのコーナー部の切欠部の範囲を越える範囲に形成され、
前記リップ状の突出部の先端が、前記アウタパネルおよびインナパネルに当接するウェザーストリップの両側部の先端より外方に位置するように形成され、
前記コーナー部の下方の前記アウタパネルおよびインナパネルの前記後辺部が、下方に行く程前方に位置するように形成され、前記コーナー部の角度が鋭角である
ものである。
【0010】
本発明(請求項に記載の第発明)のクォータウィンドウェザーストリップは、
前記第発明において、
前記リップ状の突出部が、前記内周側の溝部に挿入されるクォータウィンドガラスの挿入角度とほぼ同じ角度で形成されている
ものである。
【0011】
本発明(請求項に記載の第発明)のクォータウィンドウェザーストリップは、
前記第発明において、
前記リップ状の突出部が、前記内周側の溝部に挿入されるクォータウィンドガラスの挿入角度より車両の外方に傾斜して形成されている
ものである。
【0012】
本発明(請求項に記載の第発明)のクォータウィンドウェザーストリップは、
前記第発明において、
前記リップ状の突出部が、前記コーナー部の下方の下端において車両の側方外方に向かって屈曲形成又は凸状リブが形成され、ドアパネルの内部に侵入して前記リップ状の突出部によって下方にガイドされた前記水が車両外側に導かれるように構成されている
ものである。
【0013】
【発明の作用および効果】
上記構成より成る第1発明のクォータウィンドウェザーストリップは、ドアのアウタパネルが挿入される車両外側の溝部とドアのインナパネルが挿入される車両内側の溝部と内周側にクォータウィンドガラスが挿入される溝部を形成する凸部とから成るW字状の断面形状のクォータウィンドウェザーストリップにおいて、車両の前後方向に対応するクォータウィンドウェザーストリップの上辺部と車両の上下方向に対応するクォータウィンドウェザーストリップの後辺部とを接続するコーナー部における前記凸部に外方に突出するリップ状の突出部を形成し、この突出部によって、前記アウタパネル側から前記車両外側の溝部の内部に侵入した水を前記凸部の乗り越えを阻止し、下方にガイドして車室内への侵入を回避する構成としたので、高圧洗浄時または集中豪雨時等において、車室内への水の侵入が阻止されるという効果を奏する。
【0014】
上記構成より成る第発明のクォータウィンドウェザーストリップは、前記発明において、前記リップ状の突出部が、前記アウタパネルおよびインナパネルのコーナー部の切欠部の範囲を越える範囲に形成されているので、他に比べて開口面積が大きくなっているコーナー部の前記切欠部から侵入してくる水に対して前記インナパネル側の乗り越えを阻止し、車室内への水の侵入が阻止されるという効果を奏する。
【0015】
上記構成より成る第発明のクォータウィンドウェザーストリップは、前記発明において、前記リップ状の突出部の先端が、前記アウタパネルおよびインナパネルに当接するウェザーストリップの両側部の先端より外方に位置するように形成されているので、前記ドアパネル内に侵入した水の前記インナパネル側への乗り越えを阻止し、車室内への水の侵入が有効に阻止されるという効果を奏する。
【0016】
上記構成より成る第発明のクォータウィンドウェザーストリップは、前記発明において、前記コーナー部の下方の前記アウタパネルおよびインナパネルの前記後辺部が、下方に行く程前方に位置するように形成され、前記コーナー部の角度が鋭角であるので、前記ドアパネルの内部に侵入した水が、鈍角のコーナー部に比べて前記凸部を乗り越えやすくなるが、前記リップ状の突出部によって前記インナパネル側へ乗り越えることを有効に阻止するので、高圧洗浄時または集中豪雨時等において、鋭角をなす前記コーナー部における車室内への水の侵入が有効に阻止されるという効果を奏する。
【0017】
本発明(請求項に記載の第発明)のクォータウィンドウェザーストリップは、前記第1発明において、前記内周側の溝部に挿入されるクォータウィンドガラスの挿入角度とほぼ同じ角度で形成されている前記リップ状の突出部によって、ドアパネルの内部に侵入した水が、前記インナパネル側へ乗り越えることが阻止され、車室内への水の侵入が阻止されるという効果を奏する。
【0018】
上記構成より成る第発明のクォータウィンドウェザーストリップは、前記第発明において、前記内周側の溝部に挿入されるクォータウィンドガラスの挿入角度より車両の外方に傾斜して形成されている前記リップ状の突出部によって、ドアパネルの内部に侵入した水が、前記インナパネル側へ乗り越えることが有効に阻止され、車室内への水の侵入が有効に阻止されるという効果を奏する。
【0019】
上記構成より成る第発明のクォータウィンドウェザーストリップは、前記第発明において、前記リップ状の突出部が、前記コーナー部の下方の下端において車両の側方外方に向かって屈曲形成又は凸状リブが形成され、ドアパネルの内部に侵入して前記リップ状の突出部によって下方にガイドされた前記水が、車両外側に導かれるように構成したので、ドアパネルの内部に侵入した水の外部への排出を促進するという効果を奏する。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態につき、図面を用いて説明する。
【0021】
(第1実施形態)
本第1実施形態のクォータウィンドウェザーストリップは、図1ないし図7に示されるように、ドアのアウタパネル1のクォータウィンド開口部周縁における上辺部のフランジ状の下端11が挿入される車両外側の溝部31と、同じくドアのインナパネル2の下端21が挿入される車両内側の溝部32と、内周側にクォータウィンドガラス4が挿入される溝部33を形成する凸部34とから成るW字状の断面形状のクォータウィンドウェザーストリップ3において、クォータウィンド開口部周縁におけるアウタパネル1およびインナパネル2の車両の前後方向に延びる上辺部101、201に対応する前記クォータウィンドウェザーストリップ3の上辺部301と、アウタパネル1およびインナパネル2の後辺部102、202に対応する前記クォータウィンドウェザーストリップ3の後辺部302とを接続するコーナー部35における前記凸部34に外方に突出するリップ状の突出部36を形成し、前記アウタパネル1側から前記車両外側の溝部31の内部に侵入した水を、前記突出部36によって前記凸部34の乗り越えを阻止し、下方にガイドして車室内への侵入を回避する構成を備えたものである。
【0022】
リヤドアパネル5は、図5および図7に示される車両の左側面に配設されるリヤドアを構成するもので、図4に示されるように車両の外側に配設されるアウタパネル1と、車両の内側に配設されるインナパネル2によって構成されている。そして、上部のクォータウィンド開口部にクォータウィンドガラス4が前記クォータウィンドウェザーストリップ3を介して装着されている。
【0023】
前記アウタパネル1およびインナパネル2は、図4に示されるようにクォータウィンド開口部周縁において、車両の前後方向に延在する上辺部101、201と、アウタパネル1およびインナパネル2の車両の上下方向に延在する後辺部102、202と、前記上辺部101、201と前記後辺部102、202とを接続するコーナー部103、203とを備えている。
【0024】
前記クォータウィンドウェザーストリップ3は、前記アウタパネル1およびインナパネル2の前記上辺部101、201に対応する前記クォータウィンドウェザーストリップ3の上辺部301と、前記アウタパネル1およびインナパネル2の車両の上下方向に延在する後辺部102、202に対応する前記クォータウィンドウェザーストリップ3の後辺部302と、前記上辺部301と前記後辺部302とを接続するコーナー部35とを備えている。
【0025】
前記クォータウィンドウェザーストリップ3には、そのコーナー部35において、前記凸部34に外方に突出するリップ状の突出部36が形成されている。このリップ状の突出部36は、前記アウタパネル1側から前記車両外側の溝部31の内部に侵入した水を、前記凸部34から前記インナパネル2側への乗り越えを阻止し、下方にガイドして車室内への水の侵入を回避するために設けられている。
【0026】
切欠部104、204は、図6に示されるように前記アウタパネル1およびインナパネル2のコーナー部103、203において、一定範囲に亘り両パネル1,2の下端の屈曲部が切り欠かれることにより形成されている。そして、前記リップ状の突出部36は、前記切欠部104、204が形成されている範囲を越える範囲に形成されているものである。
【0027】
すなわち前記クォータウィンドウェザーストリップ3の上辺部301においては、前記アウタパネル1およびインナパネル2の前記上辺部101、201における前記切欠部104、204の長さの約2倍の長さに亘り、前記リップ状の突出部361が形成されており、前記クォータウィンドウェザーストリップ3の後辺部302においては、前記アウタパネル1およびインナパネル2の前記後辺部102、202における前記切欠部104、204の長さの約3倍の長さに亘り、前記リップ状の突出部362が形成されている。
【0028】
前記リップ状の突出部36の幅Wが充分大きく形成されているため、前記リップ状の突出部36の先端363は、前記アウタパネル1およびインナパネル2に当接するウェザーストリップ3の両側部37、38の先端よりも充分外方に位置するようになっている。
【0029】
前記コーナー部103、203の下方の前記アウタパネル1およびインナパネル2の前記後辺部102、202は、下方に行く程前方に位置するように形成されている。このため、前記アウタパネル1およびインナパネル2の前記上辺部101、201と前記後辺部102、202との成す角度は鋭角に形成される。
【0030】
前記リップ状の突出部36は、前記内周側の溝部31に挿入される前記クォータウィンドガラス4の挿入角度とほぼ同じ角度で形成されている。
【0031】
上記構成より成る第1実施形態のクォータウィンドウェザーストリップは、ドアのアウタパネル1の上辺部101の下端11が挿入される車両外側の溝部31と、ドアのインナパネル2の上辺部102の下端21が挿入される車両内側の溝部32と、内周側にクォータウィンドガラス4が挿入される溝部33を形成する凸部34とから成るW字状の断面形状のクォータウィンドウェザーストリップ3において、前記ドアパネルの上辺部101、102に対応する前記クォータウィンドウェザーストリップ3の上辺部301と、前記ドアパネルの後辺部102、202に対応する前記クォータウィンドウェザーストリップ3の後辺部302とを接続するコーナー部35における前記凸部34に外方に突出する前記リップ状の突出部36を形成し、このリップ状の突出部36によって、前記アウタパネル側から前記車両外側の溝部31の内部に侵入した水を前記凸部から前記インナパネル側へ乗り越えることを阻止するとともに、下方にガイドするように構成したものである。
【0032】
上記作用を奏する第1実施形態のクォータウィンドウェザーストリップは、前記リップ状の突出部36によって、前記アウタパネル1側から前記車両外側の溝部31の内部に侵入した水を、前記凸部34から前記インナパネル2側へ乗り越えることを阻止し、下方にガイドするので、高圧洗浄時または集中豪雨時等において、車室内への水の侵入が確実に阻止されるという効果を奏する。
【0033】
また本第1実施形態のクォータウィンドウェザーストリップは、前記リップ状の突出部36が、前記アウタパネル1およびインナパネル2のコーナー部103、203の前記切欠部104、204の範囲を越える範囲に形成されているので、他に比べて開口面積が大きくなっているコーナー部103、203の前記切欠部104、204を通過して侵入してくる水に対して前記インナパネル2側の乗り越えを阻止し、車室内への水の侵入が有効に阻止されるという効果を奏する。
【0034】
さらに本第1実施形態のクォータウィンドウェザーストリップは、前記リップ状の突出部36の先端361が、前記アウタパネル1およびインナパネル2に当接するウェザーストリップの両側部37、38の先端より充分外方に位置するように形成されているので、侵入した水の前記インナパネル2側への乗り越えを阻止し、車室内への水の侵入が有効に阻止されるという効果を奏する。
【0035】
また本第1実施形態のクォータウィンドウェザーストリップは、前記コーナー部103、203の下方の前記アウタパネル1およびインナパネル2の前記後辺部102、202が、下方に行く程前方に位置するように形成され、前記コーナー部103,203の角度が鋭角に形成されている。さらに、図7に示されるように、リヤドアパネル5の上部は特に傾斜して配設されているので、前記アウタパネル1側からドアパネルの内部に侵入した水が、鈍角に形成されたコーナー部のものに比べて前記凸部34を乗り越え易くなるが、前記リップ状の突出部36を設けることによって前記インナパネル2側への乗り越えることを有効に阻止することができ、高圧洗浄時または集中豪雨時等においても、鋭角をなす前記コーナー部103、203における車室内への水の侵入が有効に阻止されるという効果を奏する。
【0036】
さらに本第1実施形態のクォータウィンドウェザーストリップは、前記内周側の溝部33に挿入される前記クォータウィンドガラス4の挿入角度とほぼ同じ角度で形成されている前記リップ状の突出部36によって、ドアパネル内に侵入した水が前記凸部34を前記インナパネル2側へ乗り越えることが阻止されるため、車室内への水の侵入が阻止されるという効果を奏する。
【0037】
また本第1実施形態のクォータウィンドウェザーストリップは、今回W/S基底部に水の乗り越えを防止するリップ状の壁としての前記リップ状の突出部36を一体に形成したので、部品数の増加が無く、コストアップを回避するという利点を有するとともに、上記リップ状壁により侵入した水が車両外側の溝31に戻り、そこをガイドにしてドアパネル内へ落とし込むことができるので、車室内への水の侵入を防止することが出来るという利点を有する。
【0038】
(第2実施形態)
本第2実施形態のクォータウィンドウェザーストリップは、図8に示されるようにリップ状の突出部36が、前記内周側の溝部33に挿入されるクォータウィンドガラス4の挿入角度に近い角度で突出した基部364と該基部364の外方にクォータウィンドガラス4の挿入角度より車両の外方に傾斜した屈曲部365とで形成されている点が、前記第1実施形態との相違点であり、以下相違点を中心に説明する。
【0039】
本第2実施形態のクォータウィンドウェザーストリップは、前記内周側の溝部33に挿入される前記クォータウィンドガラス4の挿入角度より車両の外方に傾斜して形成されている前記屈曲部365によって、ドアパネル内に侵入した水の前記インナパネル2側への乗り越え阻止を上述した第1実施形態より一層有効に阻止されるため、車室内への水の侵入が有効に阻止されるという効果を奏する。
【0040】
(第3実施形態)
本第3実施形態のクォータウィンドウェザーストリップは、図9に示されるようにリップ状の突出部36が、コーナー部103、203の下方の前記アウタパネル1およびインナパネル2の前記後辺部102、202に対応する後辺部分362の下端において車両の側方外方に向かって屈曲させた屈曲部366が形成され、前記ドアパネルの内部に侵入して前記リップ状の突出部36によって下方にガイドされた前記水が、下端の前記屈曲部366によって内側の溝部32に導かれないように構成されている点が、前記実施形態との相違点であり、以下相違点を中心に説明する。
【0041】
本第3実施形態のクォータウィンドウェザーストリップでは、前記リップ状の突出部36の下端において車両の側方外方に向かって屈曲させた前記屈曲部366が一体的に形成され、前記ドアパネルの内部に侵入して前記リップ状の突出部36によって下方にガイドされた前記水が下端の前記屈曲部366によって外側に導かれるので、ドアパネルの内部に侵入した水の外部への排出を確実に促進するという効果を奏する。
【0042】
なお、上記第3実施形態では、屈曲部366を一体的に形成した例を示したが、屈曲部366にかえて車外方向へ突出する凸状リブを形成してもよい。
【0043】
上述の実施形態は、説明のために例示したもので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記載から当業者が認識することができる本発明の技術的思想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態のクォータウィンドウェザーストリップの要部を示す図3中A−A線に沿う断面図である。
【図2】本第1実施形態のクォータウィンドウェザーストリップの要部を示す図3中B−B線に沿う断面図である。
【図3】本第1実施形態のクォータウィンドウェザーストリップを示す側面図である。
【図4】本第1実施形態のクォータウィンドウェザーストリップが装着されるリヤドアパネルを示す側面図である。
【図5】本第1実施形態のクォータウィンドウェザーストリップが装着されるリヤドアパネルが配設された車両の左半分を示す斜視図である。
【図6】本第1実施形態のクォータウィンドウェザーストリップのコーナー部が装着されるアウタパネルおよびインナパネルのコーナー部を示す要部拡大斜視図である。
【図7】本第1実施形態のクォータウィンドウェザーストリップが装着されるリヤドアパネルが配設された車両の左半分を示す背面図である。
【図8】本発明の第2実施形態のクォータウィンドウェザーストリップの要部を示す図3中A−A線に沿う断面図である。
【図9】本発明の第3実施形態のクォータウィンドウェザーストリップのリップ状の突出部の下端の屈曲部を示す要部拡大斜視図である。
【図10】従来のクォータウィンドウェザーストリップを示す断面図である。
【符号の説明】
1 アウタパネル
2 インナパネル
3 クォータウィンドウェザーストリップ
4 クォータウィンドガラス
11、21 下端
31 車両外側の溝部
32 車両内側の溝部
33 溝部
34 凸部
35 コーナー部
36 リップ状の突出部
101、102、301 上辺部
102、202、302 後辺部

Claims (4)

  1. ドアのアウタパネルが挿入される車両外側の溝部とドアのインナパネルが挿入される車両内側の溝部と内周側にクォータウィンドガラスが挿入される溝部を形成する凸部とから成るW字状の断面形状のクォータウィンドウェザーストリップにおいて、
    車両の前後方向に対応するクォータウィンドウェザーストリップの上辺部と車両の上下方向に対応するクォータウィンドウェザーストリップの後辺部とを接続するコーナー部における前記凸部に外方に突出するリップ状の突出部を形成し、前記アウタパネル側から前記車両外側の溝部の内部に侵入した水を、前記突出部によって前記凸部の乗り越えを阻止し、下方にガイドして車室内への侵入を回避する構成とし
    前記リップ状の突出部が、前記アウタパネルおよびインナパネルのコーナー部の切欠部の範囲を越える範囲に形成され、
    前記リップ状の突出部の先端が、前記アウタパネルおよびインナパネルに当接するウェザーストリップの両側部の先端より外方に位置するように形成され、
    前記コーナー部の下方の前記アウタパネルおよびインナパネルの前記後辺部が、下方に行く程前方に位置するように形成され、前記コーナー部の角度が鋭角である
    ことを特徴とするクォータウィンドウェザーストリップ。
  2. 請求項において、
    前記リップ状の突出部が、前記内周側の溝部に挿入されるクォータウィンドガラスの挿入角度とほぼ同じ角度で形成されている
    ことを特徴とするクォータウィンドウェザーストリップ。
  3. 請求項において、
    前記リップ状の突出部が、前記内周側の溝部に挿入されるクォータウィンドガラスの挿入角度より車両の外方に傾斜して形成されている
    ことを特徴とするクォータウィンドウェザーストリップ。
  4. 請求項において、
    前記リップ状の突出部が、前記コーナー部の下方の下端において車両の側方外方に向かって屈曲形成又は凸状リブが形成され、ドアパネルの内部に侵入して前記リップ状の突出部によって下方にガイドされた前記水が車両外側に導かれるように構成されている
    ことを特徴とするクォータウィンドウェザーストリップ。
JP2001117550A 2001-04-16 2001-04-16 クォータウィンドウェザーストリップ Expired - Fee Related JP3791346B2 (ja)

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