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JP3790754B2 - インクジェットプリンタのヘッドクリーニング装置 - Google Patents

インクジェットプリンタのヘッドクリーニング装置 Download PDF

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    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/165Prevention or detection of nozzle clogging, e.g. cleaning, capping or moistening for nozzles
    • B41J2/16517Cleaning of print head nozzles
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    • B41J2/16544Constructions for the positioning of wipers

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Description

本発明は、多数のノズルが縦列配置されたプリントヘッドのノズル配置面をクリーニングするインクジェットプリンタのヘッドクリーニング装置に関する。
近年、縦並びの複数フォントを同時に印字できるよう、例えば数百個のノズルが縦列配置されたインクジェットプリンタが開発されている。この種のインクジェットプリンタを図7に示す。図示のインクジェットプリンタPは、ベルトコンベア52に載せられて走行(矢印55方向)する被印刷物53の側面54にインク滴Dを噴きつけて印字するようになっている。インク滴Dを噴出するプリントヘッドHはベルトコンベア52の側方で被印刷物53の側面54と対面する位置に固定配置されている。このプリントヘッドHはヘッド駆動回路50により駆動され、ヘッド駆動回路50はプリンタ制御装置51により制御される。
プリントヘッドH前面のノズル配置面10には、図8に示すように、インク滴Dをそれぞれ噴き出す数百個のノズルN,N,N,・・・が縦一列に配置されている。また、プリントヘッドH内には、図9に示すように、各ノズルNに対応して多数のポンプ56,56,56,・・・が配備されている。これらのポンプ56,56,56,・・・はそれぞれ連通管59を介して共有のインク溜60に接続されている。インク溜60にはノズル内パージの際に使用される加圧ポンプ66が接続されている。ポンプ56内におけるノズルNと連通管59の間はポンプ室58となっており、印字の際にはポンプ室58内に配備されたピエゾ素子57の作動によるポンプ作用がインクに与えられる。各ピエゾ素子57および加圧ポンプ66はヘッド駆動回路50から電源が供給される。ヘッド駆動回路50にはノズルパージ制御部61が信号接続されている。ノズルパージ制御部61は、ノズル内パージの際にヘッド駆動回路50を介して加圧ポンプ66を作動させ、インク溜60内を加圧してインク滴DをノズルNから噴出させるようになっている。
一般に、工業用のインクジェットプリンタの場合、印字の耐久性に優れた顔料系の油性インクを用いることが多い。かかる顔料系油性インクはノズルNの周囲にこびりつきやすく、これに浮遊ゴミなどが付着して固まり、インク滴の飛翔を妨げて印字不良につながることがある。
また、長時間の印字中にノズルNからポンプ室58内にエアーが引き込まれることがあるが、引き込まれたエアーがインク噴射時の緩衝材となって適正量のインク滴噴射を妨げ、印字品位を低下させる。これを回避するためにインクを強制的にパージしてエアーも吐き出されるが、大量のインクがノズル配置面に層状にこびりついてインク噴出の妨げとなり、印字不良の原因になることがある。
このような場合、従来は、印字ライン全体を止め、メンテナンス要員が手に持った紙でノズル配置面10のインクやゴミを拭き取っていた。そのため、拭き取りに時間がかかったり、拭き取りの良否に個人差が生じて均質化された保守ができないという不具合があった。
一方で、プリントヘッドの拭き取りを機械化した技術として、下記の特許文献1に記載されたヘッドクリーニング装置が知られている。かかる文献に記載されたインクジェットプリンタは、固定配置された被印刷物に対しプリントヘッドが移動して被印刷物の表面に印字するようになっている。このプリントヘッドのノズル配置面には一つのフォント印字用として6つのノズルが設けられている。そして、プリントヘッドのホームポジション近傍にワイパブレードが固定配置されており、プリントヘッドがホームポジションに戻ってきたときにノズル配置面がワイパブレードで拭き取られるようになっている。
特開平7−205434号公報
上記文献記載のように、一つのフォント印字用として6つのノズルしか持たないプリントヘッドであれば走行可能に構成できるため、固定配置のワイパブレードでプリントヘッドを払拭することができる。
しかしながら、先述したような数百ものノズルを有するプリントヘッドは、各ノズルに対応した数のインクポンプや大型の共有インク溜を搭載しなければならないことから固定式にせざるを得ない。また、産業用インクジェットプリンタシステムでは被印刷物がコンベア上を移動する場合が多く、そのためにもプリントヘッドが固定されていることが多い。すなわち、マルチノズル型のプリントヘッドは、固定配置のワイパブレードでは払拭できないのである。
本発明は、上記した従来の問題点に鑑みてなされたものであって、数百ものノズルが縦列配置されたマルチノズル型のプリントヘッドのノズル配置面に付着しているインクやゴミなどを機械的に除去することのできるインクジェットプリンタのヘッドクリーニング装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るインクジェットプリンタのヘッドクリーニング装置は、走行する被印刷物と対面する位置に固定配置され、かつ、被印刷物にインク滴を噴きつけて印字する多数のノズルが縦列配置されたプリントヘッドを備えるインクジェットプリンタに対し、前記プリントヘッドのノズル配置面に摺接するワイパブレードと、ワイパブレードをノズル縦列方向と交差する方向に駆動するワイパ駆動部とを備え、ワイパ駆動部によりワイパブレードを駆動してインクジェットプリンタのノズル配置面を払拭するヘッドクリーニング装置であって、前記ワイパブレードは、ノズル配置面の全てのノズルを被う大きさの角リング状に形成されたブレード体と、ブレード体の一端側のリング開口に封着された板体とから蓋状に形成されていて、ブレード体の他端側をプリントヘッドのノズル配置面に摺接させたときにブレード体および板体とノズル配置面との間に密閉空間を生じるようになっており、前記ブレード体は、ノズル縦列方向に沿ってそれぞれ配備された1対の縦ブレード部と、前記1対の縦ブレード部をつなぐ上下1対の横ブレード部とから環状に形成されていて、前記1対の縦ブレード部が前記ノズル配置面に向かって細くなる断面三角形状に形成されており、ノズルパージの際にノズルからインク滴を噴出させるノズルパージ制御部と、ワイパブレードに連結されて密閉空間内に溜まったインクを取り出すインク回収部と、往路移動時にノズル配置面とワイパブレードとの間の密閉空間内に全てのノズルが露出する位置にワイパブレードを停止させ、その状態でノズルパージ制御部によりノズルから密閉空間内にインクを噴出させてノズル内パージを行ない、密閉空間内に噴出されたインクをインク回収部により回収し、その後のワイパブレードの復路移動によりブレード体の縦ブレード部でノズル配置面を払拭させる第2制御部と、を備えているものである。
本発明に係るインクジェットプリンタのヘッドクリーニング装置によれば、ワイパ駆動部がワイパブレードを駆動してプリントヘッドのノズル配置面を払拭するので、数百ものノズルが縦列配置されたマルチノズル型のプリントヘッドであっても、ノズル配置面に付着しているインクやゴミなどを人手に依らず機械的に除去できることに加えて、蓋状のワイパブレードでノズル配置面の全てのノズルを被って密閉空間を形成し、密閉空間内にノズル内パージのためのインク噴出を実施し、密閉空間内のインクを回収し、その後ワイパブレードを移動させることによりノズル配置面を払拭するようにしたので、ノズル内パージの際に噴出されたインク滴により周囲が汚れることを防止できる。また、インク噴出方向が鉛直下向きとなるようにプリントヘッドのノズル配置面を下向きに配置して印刷する場合にも、印刷時以外にノズル配置面は蓋状のワイパブレードで密閉状に被われるので、インクの垂れ落ちを生じることなく使用することができる。
本発明の最良の実施形態を図面に基づいて説明する。尚、以下に述べる実施形態は本発明を具体化した一例に過ぎず、本発明の技術的範囲を限定するものでない。ここに、図1は本発明と関連するインクジェットプリンタのヘッドクリーニング装置の概略構成を示す構成図である。但し、図7〜図9に示した一般的なインクジェットプリンタPと同一の構成要素には、同一の符号を付すとともにその詳細な説明を省略することがある。図2以降においても同様である。
図1において、ヘッドクリーニング装置1は、インクジェットプリンタPのプリントヘッドHのノズル配置面10を被うワイパ部2と、ワイパ部2をノズルN,N,N,・・・の縦列配置方向(矢印E方向)と交差する方向(この例では、矢印11方向と矢印12方向)に駆動するワイパ駆動部Fとを備えている。
ワイパ部2はその側部に駆動ピン5が固設されている。駆動ピン5はソレノイド6のコイル内に挿通されていて、電源7からソレノイド6への通電により矢印12方向に押し出される。また、ワイパ部2の側部はヘッドクリーニング装置1の装置本体壁9にバネ8,8を介して連結されている。これらのバネ8,8はワイパ部2をプリントヘッドHから引き戻す方向(矢印11の方向)に常時付勢している。すなわち、ワイパ駆動部Fは、押出し用の駆動ピン5およびソレノイド6と、引戻し用のバネ8,8といった簡素な構成で提供される。
電源7は第1制御部62と信号接続されていて、第1制御部62は電源7に指令信号を発してソレノイド6を作動させるようになっている。ノズルパージ制御部61はヘッド駆動回路50に指令信号を出力してノズル内パージのために加圧ポンプ66を作動させるとともに、第1制御部62にノズル内パージ中である旨の信号を出力してパージ中にあるいはパージ後に払拭動作をさせる。上記のノズルパージ制御部61および第1制御部62は、例えばマイクロコンピュータで構成される。
上記したワイパ部2は、図2および図3に示すように、縦長の板体3と、板体3の背面に固着された例えば合成ゴム製のワイパブレード4とから成っている。ワイパブレード4はプリントヘッドHの全てのN,N,N・・・に行き渡る長さに形成されノズル縦列方向に沿って配備されている。この例でプリントヘッドHに設けられたノズルNの数は500個である。また、ワイパブレード4は先細の断面三角形状に形成され、その先端はノズル配置面10に摺接する。尚、ワイパブレード4はノズル配置面10の右端位置(図3に示した位置)と左端位置(図1では破線で示す)の間を移動するようになっている。すなわち、ワイパ駆動部Fの駆動ピン5のストロークはノズル配置面10の右端位置と左端位置間の距離に設定されている。そして、ワイパブレード4がノズル配置面10の左端位置にあるときがワイパ部2のホームポジションである。
ところで、上記のインクジェットプリンタPでは、印字に使用してプリントヘッドHのノズル配置面10が汚れてきた場合や、印字品位を高めるためのノズル内パージを実施した場合に、ノズル配置面10に付着したインクやゴミを拭い取る必要がある。
そこで、ワイパ部2がホームポジションに在る状態で、例えば外部の手動入力部(図示省略)から電源7に駆動指令信号を送る。すると、ワイパ駆動部Fのソレノイド6が通電され、駆動ピン5が駆動する。これにより、ワイパ部2が矢印12方向に往路移動し、ワイパブレード4が摺動してノズル配置面10を払拭しインクなどを拭い取る。そして、ワイパブレード4がノズル配置面10の右端に到達したときに駆動ピン5がストローク端に達してワイパ部2が停止する。その後、ソレノイド6への通電が停止されると、バネ8,8の付勢力により、ワイパ部2が矢印11方向に復路移動し、往きと同様にワイパブレード4がノズル配置面10上を摺動してインクなどを拭い取りながらホームポジションまで復帰する。
このように、ヘッドクリーニング装置1は、500個と多いノズルN,N,N,・・・が縦列配置された縦一列マルチノズル型のプリントヘッドHのノズル配置面10であっても、片道または一往復の払拭だけで、ノズル配置面10に付着しているインクなどを人手に依らず除去することができる。
一方、ノズル内パージの際にノズル配置面10をヘッドクリーニング装置1で払拭することもできる。この場合、図4のタイムチャートに示すように、まず、ノズルパージ制御部61からヘッド駆動回路50および第1制御部62にパージ指令信号が出力されると(時点P1)、ヘッド駆動回路50は加圧ポンプ66を駆動しインク溜60内を加圧してインク滴DをノズルNから噴出させ、ノズル内の空気や不溶物をインクとともに放出させる。それに伴って、ノズル配置面10で固まっていたインクやゴミも、パージで噴き出されたインクにより軟化されて除去されやすくなる。
このノズル内パージの途中で時点P2に達すると、第1制御部62は往路ワイプ指令信号を電源7に出力し、電源7はソレノイド6に通電して駆動ピン5を駆動させる。これにより、ワイパ部2が往路移動し、ワイパブレード4が摺動してノズル配置面10上のインクやゴミ、あるいはパージで噴き出されたインクを最初の払拭動作として拭い取る。
第1制御部62からの往路ワイプ指令出力中に、ノズルパージ制御部61はヘッド駆動回路50へのパージ指令信号出力を停止する(時点P3)。この場合、ノズルNからのインク滴Dの実噴出(実パージ)は直ちに止まらず、パージ指令信号出力の停止後、t時間(秒単位)続く。そして、ワイパブレード4がノズル配置面10の右端に到達してワイパ部2が停止する(時点P4)。また、実際のインク滴噴射も終わる。但し、前記のようにワイパ部2が停止した時点と、実インク噴出終了が同時とは限らない。そこで、第1制御部62は復路ワイプ指令信号を電源7に出力する(同じく時点P4)。すると、ソレノイド6への通電が止められて、ワイパ部2がバネ8,8の付勢力により復路移動しワイパブレード4がノズル配置面10を払拭しながらホームポジションに復帰する(時点P5)。
尚、上記の時間tは予め実験により経験値として求められ、第1制御部62にデータ保存されている。そして、第1制御部62の制御プログラムは、パージ指令出力開始時点P1から時間T(パージ指令出力時間(時点P1から時点P3まで)と時間tを加えた時間)の経過以降の時点で復路ワイプ動作を実行するように設定されている。
すなわち、第1制御部62は、ノズルパージ制御部61によるインク滴Dの実噴出が終了した後に、ワイパ駆動部Fによる最終の払拭動作(この例では復路ワイプ動作)をさせるのである。このように、パージ指令出力終了後に遅れて噴出してくるインクを所定時間遅らせて拭うことにより、ノズル配置面10における拭き残しを回避できるのである。
ところで、ワイパ部2を往復させてワイパブレード4でノズル配置面10を払拭すると、往路で拭い取られたワイパブレード4先端のインクが復路においてノズル配置面10に再付着することがある。図示はしないが、このような不具合を解消するために、ワイパブレード4をノズル配置面10から離間させる駆動機構を配備することが考えられる。この駆動機構は、往路ワイプ指令出力があったときワイパブレード4をノズル配置面10から離間させた後に往路移動させて、ノズル配置面10の右端で着地させる。そして、復路においてノズル配置面10を払拭するのである。このようにすると、ノズル配置面10にインクを再付着させることなく払拭することができる。
一方、往路だけで払拭を行ない、復路はワイパブレード4をノズル配置面10から離して戻すように構成することも可能である。この場合、往路の払拭動作が最後の払拭動作となる。
記では、直線状の1本のワイパブレード4を例示したが、本発明は、図5および図6に示すようなワイパブレード2a。このワイパブレード2aは、ノズル配置面10の全てのノズルN,N,N,・・・(図5では2点鎖線でNの仮想位置を示している)を被って内包する大きさの角リング状のブレード体4aと、ブレード体4aの一端側のリング開口に封着された板体3とから、蓋状に形成されている。ブレード体4aは、断面三角形状の1対の縦ブレード部13,14と、断面四角形状の1対の横ブレード部15,16とが環状につながって一体に形成されている。このブレード体4aも例えば合成ゴムなどで構成されている。また、図示は省略するが、ワイパブレード2aの側部にワイパ駆動部F(図1参照)が設けられている。
そして、ワイパブレード2aはブレード体4aをプリントヘッドHのノズル配置面10に摺接させたとき、ブレード体4aおよび板体3とノズル配置面10との間に密閉空間17を生じるようになっている。縦ブレード部14と横ブレード部16が交差する隅部には密閉空間17と外部を連通する取付孔18が設けられ、この取付孔18に取出チューブ19が取り付けられている。そして、取出チューブ19の先端に、ポンプ64とインク収容空間65を内蔵するインク回収部22が連結ホース21を介して連結されている。インク回収部22のポンプ64は、例えばマイクロコンピュータで構成される第2制御部63と信号接続されている。第2制御部63はノズルパージ制御部61と信号接続されている。
そこで、第2制御部63は、ワイパブレード2aを往路移動(矢印12方向)させ、ノズル配置面10とブレード体4aとの間に形成される密閉空間17内に全てのノズルN,N,N,・・・が露出する位置でワイパブレード2aを停止させる。その状態で、ノズルパージ制御部61はノズルN,N,N,・・・から密閉空間17内に向けてインクを噴出させノズル内パージを実行する。第2制御部63はノズルパージ制御部61からパージ指令出力をした旨の信号を受信し、インク回収部22のポンプ64を駆動して密閉空間17内のインクを取り出し(図5(a)中の矢印20)、インク回収部22のインク収容空間65に回収する。その後、第1制御部62の制御によりワイパブレード2aが復路移動(矢印11方向)してノズル配置面10をブレード体4aの縦ブレード部13で払拭するのである。
かかる構成により、ノズル内パージの際に噴出されたインク滴Dが周囲に飛び散って周りを汚すといったことを防止できる。
尚、上記では、ノズル配置面10におけるノズルN,N,N,・・・の配列を縦1列にした例を示したが、ノズルN,N,N,・・・を縦2列あるいはそれ以上の列数に配列しても構わない。
本発明と関連するインクジェットプリンタのヘッドクリーニング装置の概略構成を示す構成図である。 前記ヘッドクリーニング装置に用いるワイパ部を示すものであって、(a)は背面図、(b)は(a)におけるA−A線矢視端面図である。 インクジェットプリンタのプリントヘッドの前方に前記ワイパ部を配置した状態を示す外観図である。 前記ヘッドクリーニング装置による払拭動作の一例を示すタイムチャートである。 本発明の実施形態に係るヘッドクリーニング装置のワイパ部を示すものであって、(a)は背面図、(b)は(a)におけるB−B線矢視端面図、(c)は(a)におけるC−C線矢視端面図である。 インクジェットプリンタのプリントヘッドの前方に前記一実施形態のワイパ部を配置した状態を示す外観図である。 走行する被印刷物の表面に印字するインクジェットプリンタの一般的な平面構成図である。 前記インクジェットプリンタのプリントヘッドを示す外観図である。 前記プリントヘッドの駆動機構を示す概略断面図である。
符号の説明
1 ヘッドクリーニング装置
ワイパブレード
3 板体
4a ブレード体
5 駆動ピン
6 ソレノイド
7 電源
8 バネ
10 ノズル配置面
11,12 矢印
13,14 縦ブレード部
15,16 横ブレード部
17 密閉空間
22 インク回収部
53 被印刷物
54 側面
61 ノズルパージ制御
3 第2制御部
64 ポンプ
65 インク収容空間
D インク滴
E 矢印
F ワイパ駆動部
H プリントヘッド
N ノズル
P4 時点
P インクジェットプリンタ
T 時間
t 時間

Claims (1)

  1. 走行する被印刷物と対面する位置に固定配置され、かつ、被印刷物にインク滴を噴きつけて印字する多数のノズルが縦列配置されたプリントヘッドを備えるインクジェットプリンタに対し、前記プリントヘッドのノズル配置面に摺接するワイパブレードと、ワイパブレードをノズル縦列方向と交差する方向に駆動するワイパ駆動部とを備え、ワイパ駆動部によりワイパブレードを駆動してインクジェットプリンタのノズル配置面を払拭するヘッドクリーニング装置であって、
    前記ワイパブレードは、ノズル配置面の全てのノズルを被う大きさの角リング状に形成されたブレード体と、ブレード体の一端側のリング開口に封着された板体とから蓋状に形成されていて、ブレード体の他端側をプリントヘッドのノズル配置面に摺接させたときにブレード体および板体とノズル配置面との間に密閉空間を生じるようになっており、
    前記ブレード体は、ノズル縦列方向に沿ってそれぞれ配備された1対の縦ブレード部と、前記1対の縦ブレード部をつなぐ上下1対の横ブレード部とから環状に形成されていて、前記1対の縦ブレード部が前記ノズル配置面に向かって細くなる断面三角形状に形成されており、
    ノズルパージの際にノズルからインク滴を噴出させるノズルパージ制御部と、ワイパブレードに連結されて密閉空間内に溜まったインクを取り出すインク回収部と、往路移動時にノズル配置面とワイパブレードとの間の密閉空間内に全てのノズルが露出する位置にワイパブレードを停止させ、その状態でノズルパージ制御部によりノズルから密閉空間内にインクを噴出させてノズル内パージを行ない、密閉空間内に噴出されたインクをインク回収部により回収し、その後のワイパブレードの復路移動によりブレード体の縦ブレード部でノズル配置面を払拭させる第2制御部と、を備えているインクジェットプリンタのヘッドクリーニング装置。
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