JP3778687B2 - 空気調和装置の四方弁切換方法、及び空気調和装置 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和装置の四方弁切換方法、及びその方法を実施する空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和装置は、圧縮機、四方弁及び室外熱交換器が室外冷媒配管に配設されるとともに、室外熱交換器に室外ファンが隣接配置された室外機と、室内熱交換器が室内冷媒配管に配設された室内機とを有し、室外冷媒配管及び室内冷媒配管が連結されて冷媒回路を構成し、圧縮機、四方弁及び室外ファンなどが制御装置により制御されて、室内を冷房または暖房するものである。
【0003】
ところで、空気調和装置の暖房運転時には、外気温度が約5℃以下に低下すると、室外熱交換器の冷媒の蒸発温度が0℃以下となって、室外熱交換器に霜が付着するので、この霜を取り除く除霜運転を適宜実施する必要がある。この除霜運転は各種の方式があるが、逆サイクル除霜方式として、図3に示すように、暖房運転中に四方弁を暖房位置から冷房位置に切り換え、室外ファンの運転を停止し、圧縮機からの高温高圧ガス冷媒を、霜が付着した室外熱交換器へ導き、その冷媒ガスの熱で付着した霜をとかすものがある。
【0004】
上述の除霜運転では、圧縮機を運転したままで四方弁を冷房位置に切り換えたり、暖房位置に切り換えると、室内機側の冷媒配管内で圧力が急激に変化し、この圧力急変に伴う異音が室内機側へ伝達されてしまう。そこで、四方弁を暖房位置から冷房位置に切り換える除霜運転の開始時と、四方弁を冷房位置から暖房位置に切り換える除霜運転から暖房運転への復帰時に、圧縮機の運転を停止させて冷媒回路内での冷媒圧力を均一化した後に、四方弁を切り換える方法が採用されている。
【0005】
また、上述のような四方弁の切換方法においては、除霜運転の開始時に、圧縮機の起動と四方弁の冷房位置への切換とを同一タイミング(時刻t1)で実施している。更に、除霜運転から暖房運転への復帰時に、圧縮機の起動と、四方弁の暖房位置への切換と、室内ファンの起動とを同一タイミング(時刻t2)で実施している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述のような従来の除霜運転における四方弁の切換方法には、次のような問題点がある。つまり、特に除霜運転から暖房運転への復帰時には、四方弁が未だ冷房位置にあり、しかも、除霜運転を実施するのは外気温度が低い場合であるので、この外気温度の低い状態で圧縮機を起動させ、かつ室外ファンも起動させると、低外気冷房運転となり、空気調和装置は冷房運転能力が過大とならないように圧縮機の吐出圧力を低下させてしまう。この結果、四方弁の最低作動差圧(つまり四方弁の切換作動を実施させるためにこの四方弁に作用している、圧縮機の吐出側冷媒圧力と吸込側冷媒圧力との差圧)が十分に確保されず、四方弁を冷房位置から暖房位置へ短時間(瞬時)に切り換えることができない。
【0007】
最悪の状態として、四方弁内部のスライド弁が冷房位置と暖房位置との中間位置で停止してしまい、上述の四方弁の最低作動差圧を得ることがますますできなくなって、この四方弁によっては冷房位置、暖房位置への切換が不可能になる虞がある。
【0008】
そこで、四方弁の切換時に圧縮機の運転能力を高くし、圧縮機の吐出側における冷媒圧力を上昇させて、四方弁を強制的に切り換えることも考えられる。
【0009】
しかし、この場合には、圧縮機の吐出側における冷媒温度が異常に上昇したり、圧縮機の吸込側における冷媒圧力が負圧化して低圧カットが発生してしまう虞れがある。
【0010】
本発明の課題は、上述の事情を考慮してなされたものであり、圧縮機の運転能力を増大させることなく、四方弁の切換を確実に実施できる空気調和装置の四方弁切換方法及び空気調和装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、圧縮機、四方弁及び室外熱交換器が室外冷媒配管に配設されると共に、上記室外熱交換器に室外ファンが隣接配置された室外機と、室内熱交換器が室内冷媒配管に配設された室内機とを有し、上記室外冷媒配管及び室内冷媒配管が連結されて冷媒回路を構成する空気調和装置の四方弁切換方法において、上記圧縮機が停止状態から起動するタイミングよりも遅いタイミングで、且つ上記室外ファンの停止状態下で、上記四方弁を切り換えるものである。
【0012】
請求項2記載の発明は、圧縮機、四方弁及び室外熱交換器が室外冷媒配管に配設されると共に、上記室外熱交換器に室外ファンが隣接配置された室外機と、室内熱交換器が室内冷媒配管に配設された室内機とを有し、上記室外冷媒配管及び室内冷媒配管が連結されて冷媒回路を構成する空気調和装置の四方弁切換方法において、上記圧縮機が停止状態から起動するタイミングよりも遅いタイミングで上記室外ファンを起動させ、この室外ファンの起動と同時に、又は上記室外ファンの起動よりも遅いタイミングで、上記四方弁を切り換えるものである。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記四方弁を暖房位置から冷房位置に切り換えて除霜運転を実施するものである。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項2に記載の発明において、上記四方弁を冷房位置から暖房位置に切り換えて、除霜運転から暖房運転に復帰させるものである。
【0015】
請求項5記載の発明は、圧縮機、四方弁及び室外熱交換器が室外冷媒配管に配設されると共に、上記室外熱交換器に室外ファンが隣接配置された室外機と、室内熱交換器が室内冷媒配管に配設された室内機とを有し、上記室外冷媒配管及び室内冷媒配管が連結されて冷媒回路を構成し、上記圧縮機、上記四方弁及び上記室外ファンが制御装置により制御される空気調和装置において、上記制御装置は、上記圧縮機が停止状態から起動するタイミングよりも遅いタイミングで、且つ上記室外ファンの停止状態下で、上記四方弁を切り換えるものである。
【0016】
請求項6記載の発明は、圧縮機、四方弁及び室外熱交換器が室外冷媒配管に配設されると共に、上記室外熱交換器に室外ファンが隣接配置された室外機と、室内熱交換器が室内冷媒配管に配設された室内機とを有し、上記室外冷媒配管及び室内冷媒配管が連結されて冷媒回路を構成し、上記圧縮機、上記四方弁及び上記室外ファンが制御装置により制御される空気調和装置において、上記制御装置は、上記圧縮機が停止状態から起動するタイミングよりも遅いタイミングで上記室外ファンを起動させ、この室外ファンの起動と同時に、又は上記室外ファンの起動よりも遅いタイミングで、上記四方弁を切り換えるものである。
【0017】
請求項1〜6に記載の発明には、次の作用がある。
【0018】
圧縮機を停止状態から起動させる圧縮機の起動時に室外ファンが停止されていることから、四方弁を切り換えるために四方弁に作用する冷媒回路内の冷媒の圧力差を、四方弁の最低作動差圧以上に確保できるので、四方弁を確実に切り換えることができる。
【0019】
また、圧縮機の起動時に室外ファンが停止されて、四方弁の最低作動差圧が確保されるので、四方弁の最低作動差圧を確保するために圧縮機の運転能力を高める必要がない。このため、圧縮機の吐出側における冷媒温度の異常上昇や、圧縮機の吸込側における低圧カット(負圧化)現象の発生を防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1は、本発明に係る空気調和装置の四方弁切換方法の一実施の形態を実施する空気調和装置を示す回路図である。
【0022】
この図1に示すように、空気調和装置10は、室外機11、複数の室内機12A、12B…及び制御装置13を有してなり、室外機11の室外冷媒配管14と室内機12A、12B…の室内冷媒配管15とが連結されて冷媒回路が構成される。
【0023】
室外機11は室外に設置され、室外冷媒配管14に容量可変型の圧縮機16A、16B、16Cが並列に配設され、これらの圧縮機16A、16B、16Cの吸込側にアキュムレータ17が、吐出側に四方弁18が室外冷媒配管14を介してそれぞれ接続され、この四方弁18に室外熱交換器19及び電動膨張弁24が室外冷媒配管14を介して接続されて構成される。室外熱交換器19には、この室外熱交換器19へ向かって送風する室外ファン20が隣接して配置されている。
【0024】
一方、室内機12A、12B…はそれぞれ室内に設置され、それぞれ、室内冷媒配管15に室内熱交換器21が配設されると共に、室内冷媒配管15において室内熱交換器21近傍に電動膨張弁22が配設されて構成される。上記室内熱交換器21には、この室内熱交換器21へ送風する室内ファン23が隣接して配置されている。
【0025】
また、上記制御装置13は、室外機11及び室内機12A、B…の運転を制御し、具体的には、室外機11における圧縮機16A〜16C、四方弁18、室外ファン20及び電動膨張弁24、並びに室内機12A、12B…における電動膨張弁22、及び室内ファン23をそれぞれ制御する。
【0026】
制御装置13により四方弁18が切り換えられることにより、空気調和装置10が冷房運転又は暖房運転に設定される。つまり、制御装置13が四方弁18を冷房側に切り換えたときには、冷媒が実線矢印の如く流れ、室外熱交換器19が凝縮器に、室内熱交換器21が蒸発器になって冷房運転状態となり、各室内機12A、12B…の室内熱交換器21が室内を冷房する。また、制御装置13が四方弁18を暖房側に切り換えたときには、冷媒が破線矢印の如く流れ、室内熱交換器21が凝縮器に、室外熱交換器19が蒸発器になって暖房運転状態となり、室内機12A、12B、…の室内熱交換器21が室内を暖房する。
【0027】
また、制御装置13は、室内機12Aの空調負荷に応じて、室内機12Aにおける電動膨張弁22の開度を調整し、室内機12Aにおける室内ファン23を制御し、又、室内機12Bの空調負荷に応じて、室内機12Bにおける電動膨張弁22の開度を調整し、室内機12Bにおける室内ファン23を制御する。制御装置13は、他の室内機についても同様に制御する。
【0028】
さて、上述の空気調和装置10においては、暖房運転時に外気温度が約5℃以下に低下すると、室外熱交換器19での冷媒の蒸発温度が0℃以下となって、室外熱交換器19に霜が付着するので、この霜を取り除く除霜運転を適宜実施する必要がある。
【0029】
制御装置13は、上記除霜運転を実施すべく、暖房運転時に四方弁18を暖房位置から冷房位置に切り換え、室外ファン20の運転を停止させ、圧縮機16A〜16Cからの高温高圧のガス冷媒を、霜が付着した室外熱交換器19へ導いて、上記ガス冷媒の熱により、室外熱交換器19に付着した霜をとかしている。
【0030】
制御装置13は、上述の除霜運転において、図2に示すように、圧縮機16A〜16C、四方弁18及び室外ファン20の運転を以下のように制御する。
【0031】
つまり、時刻T1において、圧縮機16A〜16C及び室外ファン20の運転を停止させ、その後時刻T2における除霜運転開始時に圧縮機16A〜16Cを起動させ、この時刻T2から一定時間X経過後の時刻T3に、四方弁18を暖房位置(通電状態)から冷房位置(非通電状態)に切り換えて、空気調和装置10に除霜運転を実施させる。
【0032】
その後、除霜運転の終了に際し、制御装置13は、時刻T4において圧縮機16A〜16Cの運転を停止させ、時刻T5において圧縮機16A〜16Cを起動させ、この時刻T5よりも一定時間Y遅い時刻T6において、四方弁18を冷房位置から暖房位置へ切り換えると同時に、室外ファン20を起動させて、空気調和装置10を暖房運転に復帰させる。
【0033】
上述の除霜運転前の時刻T1と、暖房運転への復帰前の時刻T4とにおいて圧縮機16A〜16Cの運転を停止させるのは、空気調和装置10の冷媒回路内で冷媒の圧力がほぼ均一化されるのを待つためであり、これにより、四方弁18の切換時に発生する冷媒回路内での冷媒圧力の急変を回避できる。
【0034】
また、除霜運転から暖房運転への復帰時に、時刻T5において圧縮機16A〜16Cを起動させた後、この起動タイミングよりも遅いタイミングの時刻T6において四方弁18を切り換え、同時に室外ファン20を起動させるのは、次の理由による。
【0035】
つまり、暖房運転への復帰時には、四方弁18が未だ冷房位置にあり、しかも除霜運転を実施するのは外気温度が低い場合である。このとき、圧縮機16A〜16Cの起動と同時に室外ファン20を起動させると、冷房能力が過大とならないように圧縮機16A〜16Cの吐出側の冷媒圧力が低下して、四方弁18の最低作動差圧(例えば約3kg/cm2)が得られないことがある。ここで、四方弁18は、通電、非通電時において、圧縮機16A〜16Cの吐出側の冷媒圧力と吸込み側の冷媒圧力との差が上記最低作動差圧以下であると切換作動が不可能となる。そこで、制御装置13は、圧縮機16A〜16Cの起動タイミング(時刻T5)よりも遅いタイミング(時刻T6)で室外ファン20を起動させ、この間(一定時間Y)に圧縮機16A〜16Cの吐出側の冷媒圧力を上昇させて、圧縮機16A〜16Cの吐出側と吸込側の冷媒圧力の圧力差を四方弁18の最低作動差圧以上(例えば約5〜10kg/cm2)として、四方弁18を冷房位置から暖房位置へ切り換えるのである。
【0036】
また、除霜運転開始時において、室外ファン20の停止状態下での圧縮機16A〜16Cの起動(時刻T2)後、一定時間X経過後の時刻T3に四方弁18を切り換えるのは、次の理由による。
【0037】
つまり、この除霜運転開始時にも、四方弁18は最低作動差圧が確保される必要がある。この場合には、室外ファン20が既に停止状態にあるので、圧縮機16A〜16Cの起動後一定時間X待機するだけで、圧縮機16A〜16Cの吐出側と吸込側との冷媒圧力の差圧が、四方弁18の最低作動差圧以上(約5〜10kg/cm2)となって、四方弁18を暖房位置から冷房位置へ切り換えることができるのである。
【0038】
したがって、上記実施の形態によれば、次の効果▲1▼及び▲2▼を奏する。
【0039】
▲1▼圧縮機16A〜16Cを停止状態から起動させる圧縮機16A〜16Cの起動時(時刻T2、時刻T5)に室外ファン20が停止されていることから、四方弁18を切り換えるためにこの四方弁18に作用する冷媒回路内の冷媒の圧力差(圧縮機16A〜16Cの吐出側と吸込側との冷媒圧力の差圧)を、四方弁18の最低作動差圧以上に確保できるので、四方弁18を確実に切り換えることができる。
【0040】
▲2▼圧縮機16A〜16Cの起動時に室外ファン20が停止されて、四方弁18の最低作動差圧が確保されるので、四方弁18の最低作動差圧を確保するために圧縮機16A〜16Cの運転能力を高める必要がない。このため、圧縮機16A〜16Cの吐出側における冷媒温度の異常上昇や、圧縮機16A〜16Cの吸込側における負圧化による低圧カット現象の発生を防止できる。
【0041】
以上、一実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0042】
例えば、上記実施の形態では、除霜運転から暖房運転への復帰時に、時刻T6において室外ファン20を起動させると同時に、四方弁18を冷房位置から暖房位置へ切り換えるものを述べたが、時刻T6において室外ファン20を起動させ、その後一定時間経過後の時刻T7において、四方弁18を冷房位置から暖房位置へ切り換えてもよい。ただし、この場合にも、圧縮機16A〜16Cの吐出側と吸込側の冷媒圧力の差を約5〜10kg/cm2)として、四方弁18の切換時に、室内機12A、12B、…側の室内冷媒配管15内で急激な圧力変動を生じないようにする必要がある。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る空気調和装置の四方弁切換方法及び空気調和装置によれば、圧縮機が停止状態から起動するタイミングよりも遅いタイミングで、かつ室外ファンの停止状態下で四方弁を切り換え、又は、圧縮機が停止状態から起動するタイミングよりも遅いタイミングで室外ファンを起動させ、この室外ファンの起動と同時に四方弁を切り換えることから、圧縮機の起動時に室外ファンが停止されているので、圧縮機の運転能力を増大させることなく、四方弁の切換を確実に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の四方弁切換方法の一実施の形態を実施する空気調和装置を示す回路図である。
【図2】図1の空気調和装置において、除霜運転における四方弁の切換タイミングを示すタイミングチャートである。
【図3】従来の空気調和装置の除霜運転における四方辺の切換タイミングを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 空気調和装置
11 室外機
12A、12B 室内機
13 制御装置
14 室外冷媒配管
15 室内冷媒配管
16A、16B、16C 圧縮機
18 四方弁
19 室外熱交換器
20 室外ファン
21 室内熱交換器
T2、T3、T5、T6 時刻
X 一定時間
Y 一定時間
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和装置の四方弁切換方法、及びその方法を実施する空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
空気調和装置は、圧縮機、四方弁及び室外熱交換器が室外冷媒配管に配設されるとともに、室外熱交換器に室外ファンが隣接配置された室外機と、室内熱交換器が室内冷媒配管に配設された室内機とを有し、室外冷媒配管及び室内冷媒配管が連結されて冷媒回路を構成し、圧縮機、四方弁及び室外ファンなどが制御装置により制御されて、室内を冷房または暖房するものである。
【0003】
ところで、空気調和装置の暖房運転時には、外気温度が約5℃以下に低下すると、室外熱交換器の冷媒の蒸発温度が0℃以下となって、室外熱交換器に霜が付着するので、この霜を取り除く除霜運転を適宜実施する必要がある。この除霜運転は各種の方式があるが、逆サイクル除霜方式として、図3に示すように、暖房運転中に四方弁を暖房位置から冷房位置に切り換え、室外ファンの運転を停止し、圧縮機からの高温高圧ガス冷媒を、霜が付着した室外熱交換器へ導き、その冷媒ガスの熱で付着した霜をとかすものがある。
【0004】
上述の除霜運転では、圧縮機を運転したままで四方弁を冷房位置に切り換えたり、暖房位置に切り換えると、室内機側の冷媒配管内で圧力が急激に変化し、この圧力急変に伴う異音が室内機側へ伝達されてしまう。そこで、四方弁を暖房位置から冷房位置に切り換える除霜運転の開始時と、四方弁を冷房位置から暖房位置に切り換える除霜運転から暖房運転への復帰時に、圧縮機の運転を停止させて冷媒回路内での冷媒圧力を均一化した後に、四方弁を切り換える方法が採用されている。
【0005】
また、上述のような四方弁の切換方法においては、除霜運転の開始時に、圧縮機の起動と四方弁の冷房位置への切換とを同一タイミング(時刻t1)で実施している。更に、除霜運転から暖房運転への復帰時に、圧縮機の起動と、四方弁の暖房位置への切換と、室内ファンの起動とを同一タイミング(時刻t2)で実施している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述のような従来の除霜運転における四方弁の切換方法には、次のような問題点がある。つまり、特に除霜運転から暖房運転への復帰時には、四方弁が未だ冷房位置にあり、しかも、除霜運転を実施するのは外気温度が低い場合であるので、この外気温度の低い状態で圧縮機を起動させ、かつ室外ファンも起動させると、低外気冷房運転となり、空気調和装置は冷房運転能力が過大とならないように圧縮機の吐出圧力を低下させてしまう。この結果、四方弁の最低作動差圧(つまり四方弁の切換作動を実施させるためにこの四方弁に作用している、圧縮機の吐出側冷媒圧力と吸込側冷媒圧力との差圧)が十分に確保されず、四方弁を冷房位置から暖房位置へ短時間(瞬時)に切り換えることができない。
【0007】
最悪の状態として、四方弁内部のスライド弁が冷房位置と暖房位置との中間位置で停止してしまい、上述の四方弁の最低作動差圧を得ることがますますできなくなって、この四方弁によっては冷房位置、暖房位置への切換が不可能になる虞がある。
【0008】
そこで、四方弁の切換時に圧縮機の運転能力を高くし、圧縮機の吐出側における冷媒圧力を上昇させて、四方弁を強制的に切り換えることも考えられる。
【0009】
しかし、この場合には、圧縮機の吐出側における冷媒温度が異常に上昇したり、圧縮機の吸込側における冷媒圧力が負圧化して低圧カットが発生してしまう虞れがある。
【0010】
本発明の課題は、上述の事情を考慮してなされたものであり、圧縮機の運転能力を増大させることなく、四方弁の切換を確実に実施できる空気調和装置の四方弁切換方法及び空気調和装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の発明は、圧縮機、四方弁及び室外熱交換器が室外冷媒配管に配設されると共に、上記室外熱交換器に室外ファンが隣接配置された室外機と、室内熱交換器が室内冷媒配管に配設された室内機とを有し、上記室外冷媒配管及び室内冷媒配管が連結されて冷媒回路を構成する空気調和装置の四方弁切換方法において、上記圧縮機が停止状態から起動するタイミングよりも遅いタイミングで、且つ上記室外ファンの停止状態下で、上記四方弁を切り換えるものである。
【0012】
請求項2記載の発明は、圧縮機、四方弁及び室外熱交換器が室外冷媒配管に配設されると共に、上記室外熱交換器に室外ファンが隣接配置された室外機と、室内熱交換器が室内冷媒配管に配設された室内機とを有し、上記室外冷媒配管及び室内冷媒配管が連結されて冷媒回路を構成する空気調和装置の四方弁切換方法において、上記圧縮機が停止状態から起動するタイミングよりも遅いタイミングで上記室外ファンを起動させ、この室外ファンの起動と同時に、又は上記室外ファンの起動よりも遅いタイミングで、上記四方弁を切り換えるものである。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項1に記載の発明において、上記四方弁を暖房位置から冷房位置に切り換えて除霜運転を実施するものである。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項2に記載の発明において、上記四方弁を冷房位置から暖房位置に切り換えて、除霜運転から暖房運転に復帰させるものである。
【0015】
請求項5記載の発明は、圧縮機、四方弁及び室外熱交換器が室外冷媒配管に配設されると共に、上記室外熱交換器に室外ファンが隣接配置された室外機と、室内熱交換器が室内冷媒配管に配設された室内機とを有し、上記室外冷媒配管及び室内冷媒配管が連結されて冷媒回路を構成し、上記圧縮機、上記四方弁及び上記室外ファンが制御装置により制御される空気調和装置において、上記制御装置は、上記圧縮機が停止状態から起動するタイミングよりも遅いタイミングで、且つ上記室外ファンの停止状態下で、上記四方弁を切り換えるものである。
【0016】
請求項6記載の発明は、圧縮機、四方弁及び室外熱交換器が室外冷媒配管に配設されると共に、上記室外熱交換器に室外ファンが隣接配置された室外機と、室内熱交換器が室内冷媒配管に配設された室内機とを有し、上記室外冷媒配管及び室内冷媒配管が連結されて冷媒回路を構成し、上記圧縮機、上記四方弁及び上記室外ファンが制御装置により制御される空気調和装置において、上記制御装置は、上記圧縮機が停止状態から起動するタイミングよりも遅いタイミングで上記室外ファンを起動させ、この室外ファンの起動と同時に、又は上記室外ファンの起動よりも遅いタイミングで、上記四方弁を切り換えるものである。
【0017】
請求項1〜6に記載の発明には、次の作用がある。
【0018】
圧縮機を停止状態から起動させる圧縮機の起動時に室外ファンが停止されていることから、四方弁を切り換えるために四方弁に作用する冷媒回路内の冷媒の圧力差を、四方弁の最低作動差圧以上に確保できるので、四方弁を確実に切り換えることができる。
【0019】
また、圧縮機の起動時に室外ファンが停止されて、四方弁の最低作動差圧が確保されるので、四方弁の最低作動差圧を確保するために圧縮機の運転能力を高める必要がない。このため、圧縮機の吐出側における冷媒温度の異常上昇や、圧縮機の吸込側における低圧カット(負圧化)現象の発生を防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0021】
図1は、本発明に係る空気調和装置の四方弁切換方法の一実施の形態を実施する空気調和装置を示す回路図である。
【0022】
この図1に示すように、空気調和装置10は、室外機11、複数の室内機12A、12B…及び制御装置13を有してなり、室外機11の室外冷媒配管14と室内機12A、12B…の室内冷媒配管15とが連結されて冷媒回路が構成される。
【0023】
室外機11は室外に設置され、室外冷媒配管14に容量可変型の圧縮機16A、16B、16Cが並列に配設され、これらの圧縮機16A、16B、16Cの吸込側にアキュムレータ17が、吐出側に四方弁18が室外冷媒配管14を介してそれぞれ接続され、この四方弁18に室外熱交換器19及び電動膨張弁24が室外冷媒配管14を介して接続されて構成される。室外熱交換器19には、この室外熱交換器19へ向かって送風する室外ファン20が隣接して配置されている。
【0024】
一方、室内機12A、12B…はそれぞれ室内に設置され、それぞれ、室内冷媒配管15に室内熱交換器21が配設されると共に、室内冷媒配管15において室内熱交換器21近傍に電動膨張弁22が配設されて構成される。上記室内熱交換器21には、この室内熱交換器21へ送風する室内ファン23が隣接して配置されている。
【0025】
また、上記制御装置13は、室外機11及び室内機12A、B…の運転を制御し、具体的には、室外機11における圧縮機16A〜16C、四方弁18、室外ファン20及び電動膨張弁24、並びに室内機12A、12B…における電動膨張弁22、及び室内ファン23をそれぞれ制御する。
【0026】
制御装置13により四方弁18が切り換えられることにより、空気調和装置10が冷房運転又は暖房運転に設定される。つまり、制御装置13が四方弁18を冷房側に切り換えたときには、冷媒が実線矢印の如く流れ、室外熱交換器19が凝縮器に、室内熱交換器21が蒸発器になって冷房運転状態となり、各室内機12A、12B…の室内熱交換器21が室内を冷房する。また、制御装置13が四方弁18を暖房側に切り換えたときには、冷媒が破線矢印の如く流れ、室内熱交換器21が凝縮器に、室外熱交換器19が蒸発器になって暖房運転状態となり、室内機12A、12B、…の室内熱交換器21が室内を暖房する。
【0027】
また、制御装置13は、室内機12Aの空調負荷に応じて、室内機12Aにおける電動膨張弁22の開度を調整し、室内機12Aにおける室内ファン23を制御し、又、室内機12Bの空調負荷に応じて、室内機12Bにおける電動膨張弁22の開度を調整し、室内機12Bにおける室内ファン23を制御する。制御装置13は、他の室内機についても同様に制御する。
【0028】
さて、上述の空気調和装置10においては、暖房運転時に外気温度が約5℃以下に低下すると、室外熱交換器19での冷媒の蒸発温度が0℃以下となって、室外熱交換器19に霜が付着するので、この霜を取り除く除霜運転を適宜実施する必要がある。
【0029】
制御装置13は、上記除霜運転を実施すべく、暖房運転時に四方弁18を暖房位置から冷房位置に切り換え、室外ファン20の運転を停止させ、圧縮機16A〜16Cからの高温高圧のガス冷媒を、霜が付着した室外熱交換器19へ導いて、上記ガス冷媒の熱により、室外熱交換器19に付着した霜をとかしている。
【0030】
制御装置13は、上述の除霜運転において、図2に示すように、圧縮機16A〜16C、四方弁18及び室外ファン20の運転を以下のように制御する。
【0031】
つまり、時刻T1において、圧縮機16A〜16C及び室外ファン20の運転を停止させ、その後時刻T2における除霜運転開始時に圧縮機16A〜16Cを起動させ、この時刻T2から一定時間X経過後の時刻T3に、四方弁18を暖房位置(通電状態)から冷房位置(非通電状態)に切り換えて、空気調和装置10に除霜運転を実施させる。
【0032】
その後、除霜運転の終了に際し、制御装置13は、時刻T4において圧縮機16A〜16Cの運転を停止させ、時刻T5において圧縮機16A〜16Cを起動させ、この時刻T5よりも一定時間Y遅い時刻T6において、四方弁18を冷房位置から暖房位置へ切り換えると同時に、室外ファン20を起動させて、空気調和装置10を暖房運転に復帰させる。
【0033】
上述の除霜運転前の時刻T1と、暖房運転への復帰前の時刻T4とにおいて圧縮機16A〜16Cの運転を停止させるのは、空気調和装置10の冷媒回路内で冷媒の圧力がほぼ均一化されるのを待つためであり、これにより、四方弁18の切換時に発生する冷媒回路内での冷媒圧力の急変を回避できる。
【0034】
また、除霜運転から暖房運転への復帰時に、時刻T5において圧縮機16A〜16Cを起動させた後、この起動タイミングよりも遅いタイミングの時刻T6において四方弁18を切り換え、同時に室外ファン20を起動させるのは、次の理由による。
【0035】
つまり、暖房運転への復帰時には、四方弁18が未だ冷房位置にあり、しかも除霜運転を実施するのは外気温度が低い場合である。このとき、圧縮機16A〜16Cの起動と同時に室外ファン20を起動させると、冷房能力が過大とならないように圧縮機16A〜16Cの吐出側の冷媒圧力が低下して、四方弁18の最低作動差圧(例えば約3kg/cm2)が得られないことがある。ここで、四方弁18は、通電、非通電時において、圧縮機16A〜16Cの吐出側の冷媒圧力と吸込み側の冷媒圧力との差が上記最低作動差圧以下であると切換作動が不可能となる。そこで、制御装置13は、圧縮機16A〜16Cの起動タイミング(時刻T5)よりも遅いタイミング(時刻T6)で室外ファン20を起動させ、この間(一定時間Y)に圧縮機16A〜16Cの吐出側の冷媒圧力を上昇させて、圧縮機16A〜16Cの吐出側と吸込側の冷媒圧力の圧力差を四方弁18の最低作動差圧以上(例えば約5〜10kg/cm2)として、四方弁18を冷房位置から暖房位置へ切り換えるのである。
【0036】
また、除霜運転開始時において、室外ファン20の停止状態下での圧縮機16A〜16Cの起動(時刻T2)後、一定時間X経過後の時刻T3に四方弁18を切り換えるのは、次の理由による。
【0037】
つまり、この除霜運転開始時にも、四方弁18は最低作動差圧が確保される必要がある。この場合には、室外ファン20が既に停止状態にあるので、圧縮機16A〜16Cの起動後一定時間X待機するだけで、圧縮機16A〜16Cの吐出側と吸込側との冷媒圧力の差圧が、四方弁18の最低作動差圧以上(約5〜10kg/cm2)となって、四方弁18を暖房位置から冷房位置へ切り換えることができるのである。
【0038】
したがって、上記実施の形態によれば、次の効果▲1▼及び▲2▼を奏する。
【0039】
▲1▼圧縮機16A〜16Cを停止状態から起動させる圧縮機16A〜16Cの起動時(時刻T2、時刻T5)に室外ファン20が停止されていることから、四方弁18を切り換えるためにこの四方弁18に作用する冷媒回路内の冷媒の圧力差(圧縮機16A〜16Cの吐出側と吸込側との冷媒圧力の差圧)を、四方弁18の最低作動差圧以上に確保できるので、四方弁18を確実に切り換えることができる。
【0040】
▲2▼圧縮機16A〜16Cの起動時に室外ファン20が停止されて、四方弁18の最低作動差圧が確保されるので、四方弁18の最低作動差圧を確保するために圧縮機16A〜16Cの運転能力を高める必要がない。このため、圧縮機16A〜16Cの吐出側における冷媒温度の異常上昇や、圧縮機16A〜16Cの吸込側における負圧化による低圧カット現象の発生を防止できる。
【0041】
以上、一実施の形態に基づいて本発明を説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0042】
例えば、上記実施の形態では、除霜運転から暖房運転への復帰時に、時刻T6において室外ファン20を起動させると同時に、四方弁18を冷房位置から暖房位置へ切り換えるものを述べたが、時刻T6において室外ファン20を起動させ、その後一定時間経過後の時刻T7において、四方弁18を冷房位置から暖房位置へ切り換えてもよい。ただし、この場合にも、圧縮機16A〜16Cの吐出側と吸込側の冷媒圧力の差を約5〜10kg/cm2)として、四方弁18の切換時に、室内機12A、12B、…側の室内冷媒配管15内で急激な圧力変動を生じないようにする必要がある。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明に係る空気調和装置の四方弁切換方法及び空気調和装置によれば、圧縮機が停止状態から起動するタイミングよりも遅いタイミングで、かつ室外ファンの停止状態下で四方弁を切り換え、又は、圧縮機が停止状態から起動するタイミングよりも遅いタイミングで室外ファンを起動させ、この室外ファンの起動と同時に四方弁を切り換えることから、圧縮機の起動時に室外ファンが停止されているので、圧縮機の運転能力を増大させることなく、四方弁の切換を確実に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の四方弁切換方法の一実施の形態を実施する空気調和装置を示す回路図である。
【図2】図1の空気調和装置において、除霜運転における四方弁の切換タイミングを示すタイミングチャートである。
【図3】従来の空気調和装置の除霜運転における四方辺の切換タイミングを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
10 空気調和装置
11 室外機
12A、12B 室内機
13 制御装置
14 室外冷媒配管
15 室内冷媒配管
16A、16B、16C 圧縮機
18 四方弁
19 室外熱交換器
20 室外ファン
21 室内熱交換器
T2、T3、T5、T6 時刻
X 一定時間
Y 一定時間
Claims (6)
- 圧縮機、四方弁及び室外熱交換器が室外冷媒配管に配設されると共に、上記室外熱交換器に室外ファンが隣接配置された室外機と、室内熱交換器が室内冷媒配管に配設された室内機とを有し、上記室外冷媒配管及び室内冷媒配管が連結されて冷媒回路を構成する空気調和装置の四方弁切換方法において、
上記圧縮機が停止状態から起動するタイミングよりも遅いタイミングで、且つ上記室外ファンの停止状態下で、上記四方弁を切り換えることを特徴とする空気調和装置の四方弁切換方法。 - 圧縮機、四方弁及び室外熱交換器が室外冷媒配管に配設されると共に、上記室外熱交換器に室外ファンが隣接配置された室外機と、室内熱交換器が室内冷媒配管に配設された室内機とを有し、上記室外冷媒配管及び室内冷媒配管が連結されて冷媒回路を構成する空気調和装置の四方弁切換方法において、
上記圧縮機が停止状態から起動するタイミングよりも遅いタイミングで上記室外ファンを起動させ、
この室外ファンの起動と同時に、又は上記室外ファンの起動よりも遅いタイミングで、上記四方弁を切り換えることを特徴とする空気調和装置の四方弁切換方法。 - 上記四方弁を暖房位置から冷房位置に切り換えて除霜運転を実施することを特徴とする請求項1に記載の空気調和装置の四方弁切換方法。
- 上記四方弁を冷房位置から暖房位置に切り換えて、除霜運転から暖房運転に復帰させることを特徴とする請求項2に記載の空気調和装置の四方弁切換方法。
- 圧縮機、四方弁及び室外熱交換器が室外冷媒配管に配設されると共に、上記室外熱交換器に室外ファンが隣接配置された室外機と、室内熱交換器が室内冷媒配管に配設された室内機とを有し、上記室外冷媒配管及び室内冷媒配管が連結されて冷媒回路を構成し、上記圧縮機、上記四方弁及び上記室外ファンが制御装置により制御される空気調和装置において、
上記制御装置は、上記圧縮機が停止状態から起動するタイミングよりも遅いタイミングで、且つ上記室外ファンの停止状態下で、上記四方弁を切り換えることを特徴とする空気調和装置。 - 圧縮機、四方弁及び室外熱交換器が室外冷媒配管に配設されると共に、上記室外熱交換器に室外ファンが隣接配置された室外機と、室内熱交換器が室内冷媒配管に配設された室内機とを有し、上記室外冷媒配管及び室内冷媒配管が連結されて冷媒回路を構成し、上記圧縮機、上記四方弁及び上記室外ファンが制御装置により制御される空気調和装置において、
上記制御装置は、上記圧縮機が停止状態から起動するタイミングよりも遅いタイミングで上記室外ファンを起動させ、この室外ファンの起動と同時に、又は上記室外ファンの起動よりも遅いタイミングで、上記四方弁を切り換えることを特徴とする空気調和装置。
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