JP3770393B2 - 画像読取記録装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像読取記録装置に関し、詳しくは読み取った原稿の画像を記録紙に記録する画像読取記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
原稿の画像データの記録処理実行中に、新たに別の画像データの記録処理要求を受けた場合、その新規画像データを一時的にメモリに蓄積し、実行中の記録処理が完了した時点で、メモリに蓄積した新規原稿の画像データの記録処理を行う、いわゆる原稿蓄積機能を備えた画像読取記録装置がある。また、カラー画像に対応した装置もあり、カラー画像に対応した画像読取記録装置では、画像データの記録処理実行中に、新たに別の画像データの記録処理要求を受けた場合、新規画像データがモノクロであれば上記したような原稿蓄積機能による記録処理が行われる。
【0003】
なお、記録処理実行中にカラー画像データが送信されてきた場合に、同通信セッションにおいて、所定のプロトコル信号を送出し、発信元に対して、同じ原稿のモノクロ画像データの送信を要求することによって、同じ内容の白黒原稿を取得する機能を備えたファクシミリ装置がある(例えば、特許文献1参照。)。
【0004】
【特許文献1】
特開平9−139826号公報(第4−5頁、第2図)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
上記カラー画像に対応した画像読取記録装置では、カラー画像データの記録処理実行中に、新たに別の画像データの記録処理要求を受けたときに、その新規画像データがカラーであれば、蓄積される画像データのデータサイズはモノクロ画像データに比べて大きく、装置自身にカラー画像データを蓄積できるだけのメモリが確保されていないことから、メモリオーバーのエラーが発生するため、ユーザは煩わしいエラー解除処理を行わなければならない。
【0006】
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、カラー画像データの記録処理実行中に新たに記録処理要求を受けた場合に、その新規原稿がカラーであっても適切な処理を行いメモリオーバーのエラーの発生を防止する画像読取記録装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の画像読取記録装置は、原稿の画像を読み取る読取手段と、該読取手段によって読み取られた画像データを記録紙に記録する記録手段と、前記読取手段によって読み取られる原稿がカラーの原稿であるか否かを判別する判別手段と、前記記録手段によるカラー画像の記録動作中に新規原稿のコピー実行命令があり、前記判別手段によってその新規原稿がモノクロの原稿であると判別された場合は、前記読取手段に画像の読み取りを開始させ、その新規原稿がカラーの原稿であると判別された場合は、前記記録手段におけるカラー画像の記録動作が完了するまでカラーの原稿の読み取りを受け付けない旨の警告を報知手段により報知させる制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0008】
請求項2記載の画像読取記録装置は、請求項1記載の画像読取記録装置において、前記制御手段は、前記警告と共に新規原稿の画像をモノクロ画像に変換して記録するか否かの選択を要求する情報を前記報知手段により報知させ、モノクロ画像に変換する選択がなされた場合には前記読取手段によって前記新規原稿の画像を読み取らせると共に変換手段によりその画像をモノクロ画像に変換させて前記記録手段により記録紙に記録させる制御を行うことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、画像読取記録装置をコピー機能、ファクシミリ機能、インターネットファクシミリ機能等を有する複合機に適用した場合について図面に基づき説明する。図1に示すように、画像読取記録装置1は、制御部(MPU:Microprocessing Unit)2、ROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4、操作部5、表示部6、原稿読取部7、判別回路8、変換回路9、メモリ管理回路10、画像メモリ11、コーデック12、記録部13、スピーカ14、通信部15及びLAN I/F(Local Area Network Interface)18を備えたものであって、各部2乃至18は、バス19によって通信可能に接続されている。
【0010】
制御部2は、所定のプログラムに従ってこの画像読取記録装置1を構成する各部を制御するものである。
【0011】
ROM3は、制御部2によりこの画像読取記録装置1の各部の動作が制御されるための各種プログラムを記憶しており、このROM3に記憶されている各種プログラムとこれに従って動作する制御部2が制御手段として機能する。なお、ROM3に記憶されているプログラムは、例えば、原稿読取部7に載置された原稿がカラーの原稿であるか否かを判別するための判別処理プログラムや、原稿読取部7で読み取られた画像データに対し記録部13で記録紙に記録されるまでに行われる色補正、色変換などを行うための画像処理プログラムである。
【0012】
RAM4は、登録されたファクシミリ番号、メールアドレス、カラーの原稿の読み取りを受け付けない旨の警告及び新規原稿の画像をモノクロ画像に変換して記録するか否かの選択を要求する情報を、液晶表示装置6aに表示させるための表示用出力データ等を予め記憶している。また、RAM4は、判別回路8によって判別された原稿の画像がカラーであるか否かの情報等の諸データを一時的に記憶する記憶部としても機能する。
【0013】
操作部5は、ファクシミリ番号、記録部数等を入力するためのテンキー、原稿読取部7に載置された原稿のコピー実行命令及びファクシミリ送信を指示するためのスタートキー、各種設定を行うためのカーソルキー等から構成される操作キーを具備している。なお、カラー画像の記録動作中に新規原稿のコピー実行命令があり、その新規原稿がカラーの原稿であると判別された場合、その新規原稿の画像を読み取ってモノクロ画像に変換して記録させるか否かの選択はこの操作部5において行われる。
【0014】
表示部6は、この画像読取記録装置1の状態に関する情報、各種操作指示入力画面、設定状態、動作状態等を表示する液晶表示装置6a及びLEDランプ6bを具備している。また、液晶表示装置6aは制御部2の制御命令に従って、RAM4に記憶されている表示用出力データを表示する。
【0015】
原稿読取部7は、自動原稿給送部(ADF:Automatic Document Feeder)及びフラットベッド読取部(FBS:Flat Bed Scanner)を備えており、カラーCCD(Charge Coupled Device)により原稿の画像の読み取りを行う読取手段として機能する。なお、この原稿読取部7は、制御部2の制御命令に従って原稿の予備走査を行い、この予備走査によって得られた原稿の画像情報は判別回路8へと送出される。
【0016】
判別回路8は、原稿読取部7で行われる予備走査によって得られた原稿の画像情報から、原稿読取部7に載置された原稿がカラーの原稿であるか否かを判別する判別手段として機能する。
【0017】
変換回路9は、図1及び図2に示すように、第1変換回路9a及び第2変換回路9bを備えている。第1変換回路9aは、原稿読取部7で読み取られたRGB表色系の画像データに対しシェーディング補正、ライン補正の入力色補正を行うと共に、そのRGB表色系の画像データX1をL*a*b*表色系の画像データX2へと入力色変換し、入力色変換された画像データX2に対し拡大縮小、地色補正の処理を行う回路であり、制御部2からの制御命令に従って原稿読取部7で読み取られた原稿のカラー画像データをモノクロ画像データに変換する変換手段としても機能する。第2変換回路9bは、第1変換回路9aでL*a*b*表色系に変換された画像データX2をK(ブラック)、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)の出力表色系へと出力色変換すると共にその出力色変換した画像データX3に誤差拡散処理等を行って二値化する処理を行う回路である。
【0018】
メモリ管理回路10は、多値メモリ管理回路10a及び二値メモリ管理回路10bを具備している。多値メモリ管理回路10aは、第1変換回路9aで処理された画像データを多値メモリ11bに蓄積すると共に、多値メモリ11bに蓄積されている画像データを第2変換回路9b又はコーデック12bに出力する管理を行う回路である。二値メモリ管理回路10bは、第2変換回路9bで出力色変換され二値化された画像データ又はコーデック12aで復号化された画像データを二値メモリ11cに蓄積すると共に、二値メモリ11cに蓄積されている画像データをコーデック12a又は記録部13へ出力する管理を行う回路である。
【0019】
画像メモリ11は、符号化メモリ11a、多値メモリ11b及び二値メモリ11cから構成されている。符号化メモリ11aは、ファクシミリ受信した画像データ、クライアントPC(Personal Computer)22から受信した画像データ、原稿読取部7で読み取られた画像データ等を一時的に記憶するメモリである。多値メモリ11bは、第1変換回路9aでL*a*b*表色系に変換された多値の画像データを一時的に記憶するメモリである。二値メモリ11cは、第2変換回路9bで出力色変換され二値化された画像データ又はコーデック12aで復号化された画像データを一時的に記憶するメモリである。
【0020】
コーデック12は、図2に示すようにコーデック12a及び12bから構成されており、画像データを所定のプロトコルに対応して符号化(エンコード)・復号化(デコード)するものである。コーデック12aは二値メモリ11cに蓄積されている画像データをMH(Modified Huffman)、MR(Modified Read)、MMR(Modified Modified Read)方式等により符号化し、符号化メモリ11aに蓄積されている画像データを記録紙に記録するために記録部13の記録動作に合わせて復号化するものであり、電子メールに添付可能なファイルとして一般的に利用される画像フォーマットであるTIFF(Tagged Image File Format)方式にも対応して符号化、復号化する。コーデック12bは、原稿読取部7で読み取られた画像データをクライアントPC22に送出する場合に、多値メモリ11bに蓄積されている画像データをJPEG(Joint Photographic Experts Group)方式に対応して符号化する。
【0021】
記録部13は、例えば電子写真方式のものからなり、原稿読取部7で読み取られた画像データ、ファクシミリ受信した画像データ、クライアントPC22から受信した画像データ等を記録紙に記録する記録手段として機能する。
【0022】
スピーカ14は、制御部2の制御命令に従って警告音を鳴動させてカラー画像の記録動作が完了するまでカラーの原稿の読み取りを受け付けない旨の警告を報知する報知手段として機能する。また、スピーカ14は、前記報知手段として警告音を鳴動させる他、紙詰まり、通信エラー、紙切れ等のエラーが発生した際にもその旨を報知するために警告音を鳴動させる。なお、後に詳述するが、前記画像読取記録装置1は、前記報知手段としてスピーカ14の他に、その旨を表示する液晶表示装置6aと、点灯することでその旨を報知するLEDランプ6bを備えている。
【0023】
通信部15は、モデム16及びNCU(Network Control Unit)17を備えている。モデム16は、例えばITU−T(国際電気通信連合電気通信標準化部門)の勧告V.34規格又はこれと同様のものに従った送受信データの変調及び復調を行うものである。NCU17は、電話回線を制御して電話をかけたり、切ったりする回線網制御装置であり、PSTN(Public Switched Telephone Network)20に接続されている。
【0024】
LANI/F18は、LAN(Local Area Network)21とのインターフェイスを備えており、この画像読取記録装置1と同じくLAN21に接続されたクライアントPC22、メールサーバ23、ルータ24との通信が可能である。
【0025】
複合機として上記構成を備えた画像読取記録装置1によれば、コピー機能によって原稿読取部7で読み取った画像データを記録紙に記録することができるほか、ファクシミリ機能によってPSTN20を通じて他のG3ファクシミリ装置(不図示)とファクシミリ送受信し、インターネットファクシミリ機能によってインターネット25を通じて他のインターネットファクシミリ装置等(不図示)と原稿の画像データが添付された電子メールを送受信することができるようになっている。
【0026】
以下、原稿読取部7において読み取られた原稿の画像データに対し、その画像データが記録紙に記録されるまでに行われる画像処理のデータ転送の流れについて図2に基づいて説明する。
【0027】
原稿読取部7によって読み取られた原稿の画像データは、ADコンバータ(不図示)によってデジタル信号に変換され、第1変換回路9aによって画像処理が施された後、多値メモリ11bに蓄積される。すなわち、デジタル信号に変換された画像データに対し、第1変換回路9aによって処理C1としてシューディング補正、ライン補正及びずれ補正の入力色補正が行われ、続いて処理T1としてRGB表色系の画像データX1から、例えば、L*a*b*表色系の画像データX2へと入力色変換され、更に処理C4として拡大、縮小、地色補正等が施された後、多値メモリ管理回路10aによって多値メモリ11bに蓄積されるが、原稿読取部7で読み取られたカラー画像をモノクロ画像に変換して記録紙に記録する場合には、処理C4においてL*a*b*表色系の画像データからL*成分のみが抽出され、モノクロ画像として記録するための所定の画像処理が行われて多値メモリ11bに蓄積される。
【0028】
多値メモリ11bに蓄積された画像データは、所定のライン数、例えば、100ラインの画像データが多値メモリ11bに蓄積された時点で多値メモリ管理回路10aによって読み出され、第2変換回路9bへと送られて処理T2としてL*a*b*表色系の画像データX2から記録紙に記録するためのKCMY表色系の画像データX3へと出力色変換される。すなわち、多値メモリ管理回路10aは、第1変換回路9aにおいて処理された画像データを多値メモリ11bに蓄積する処理と、該多値メモリ11bに蓄積された画像データを読み出して第2変換回路9bへ送出する処理を同時に行う。これは、原稿読取部7により原稿の読み取りが開始されてから、その読み取られた画像データが第2変換回路9bによって出力色変換されるまでにかかる時間をできるだけ短くするためである。
【0029】
第2変換回路9bによって処理T2としてKCMY表色系に変換された画像データX3は、処理C5として誤差拡散処理等が施されて二値化された後、二値メモリ管理回路10bによって二値メモリ11cに蓄積される。二値メモリ11cに蓄積されたKCMY表色系の画像データX4は、多値メモリ11b同様、所定のライン数の画像データが二値メモリ11cに蓄積された時点で二値メモリ管理回路10bによって読み出され、コーデック12aへと送られて符号化された後、符号化メモリ11aに蓄積される。
【0030】
符号化メモリ11aに蓄積された画像データは、記録部13の記録動作に合わせてコーデック12によって所定のタイミングで復号化された後、二値メモリ管理回路10bによって二値メモリ11cに蓄積される。そして、二値メモリ11cに蓄積された画像データは、KCMYの各色毎に記録紙に記録するのに必要なページ分の復号化が完了し二値メモリ11cに蓄積された段階で二値メモリ管理回路10bによって二値メモリ11cから読み出され、記録部13へと送られる。その後、記録部13において処理C3として白マスク、スムージング等の処理が施された後、記録紙に記録される。
【0031】
次に、画像読取記録装置1において、カラー画像の記録動作中に新規原稿のコピー実行命令があったとき、画像読取記録装置1が上記の画像処理のデータ転送に従って実行する処理動作について図3に基づいて説明する。
【0032】
まず、ユーザによって原稿読取部7に新規原稿がセットされ操作部5の図示しないスタートキーが押下されることにより、コピー実行命令を受けた場合(S1:YES)、制御部2は、記録部13において画像の記録動作中であるか否かを判断する(S2)。制御部2は、記録部13において画像の記録動作中ではないと判断した場合(S2:NO)、原稿読取部7に新規原稿の画像の読み取りを開始させ、読み取られた画像データを記録部13によって記録紙に記録させる(S11)。なお、この場合、記録部13は記録動作中ではないため、S11において原稿読取部7で読み取られる新規原稿がカラーの原稿であるか否かに関わらず、制御部2は、原稿読取部7に原稿の読み取りを開始させ、読み取った画像データを記録部13によって記録紙に記録させる。
【0033】
一方、制御部2は、記録部13において画像の記録動作中であると判断した場合(S2:YES)、記録部13において記録動作中の画像がカラーであるかモノクロであるかを判断する(S3)。記録部13において記録動作中の画像がモノクロであると判断した場合(S3:モノクロ)、制御部2は原稿読取部7に新規原稿の読み取りを開始させ、その読み取られた画像データをコーデック12により符号化して符号化メモリ11aに蓄積させる(S9)。そして、制御部2は、記録部13におけるモノクロ画像の記録動作が完了した後、符号化メモリ11aに蓄積されている新規原稿の画像データをコーデック12により復号化させ記録部13によって記録紙に記録させる(S10)。
【0034】
制御部2は、記録部13において記録動作中の画像がカラーであると判断した場合(S3:YES)、原稿読取部7に新規原稿の予備走査を行わせ、その予備走査により得られた画像情報に基づいて判別回路8に新規原稿の画像がカラーであるかモノクロであるかを判別させる(S4)。判別回路8が新規原稿の画像がモノクロであると判別した場合(S4:モノクロ)、原稿読取部7に新規原稿の読み取りを開始させ、その読み取られた画像データをコーデック12により符号化して符号化メモリ11aに蓄積させる(S9)。そして、制御部2は、記録部13によるカラー画像の記録動作が完了した後、符号化メモリ11aに蓄積されている新規原稿の画像データをコーデック12により復号化して記録部13によって記録紙に記録させる(S10)。
【0035】
一方、判別回路8がその新規原稿の画像がカラーであると判別した場合(S4:カラー)、制御部2は記録部13におけるカラー画像の記録動作が完了するまで原稿の読み取りを受け付けない旨の警告と共にその新規原稿を読み取ってモノクロ画像に変換して記録するか否かの選択を要求する情報を報知手段により報知させる(S5)。具体的には、「カラーコピーはできません」、「モノクロ画像に変換してコピーしますか?」等の表示用出力データをRAM4から読み出して液晶表示装置6aに表示させ、LEDランプ6bを点灯させ、スピーカ14から警告音を鳴動させることによってその旨を報知する。
【0036】
ユーザによる操作部5からの所定の操作によってカラーの新規原稿を読み取ってモノクロ画像に変換する選択がなされた場合には(S6:YES)、制御部2は、原稿読取部7にカラーの新規原稿の読み取りを開始させ、そのカラー画像データを第1変換回路9aにおける処理C4でモノクロ画像データに変換させた後、コーデック12aにより符号化して符号化メモリ11aに蓄積させる(S7)。そして、記録部13におけるカラー画像の記録動作が完了した後、制御部2は符号化メモリ11aに蓄積されている新規原稿のモノクロ画像データをコーデック12aにより復号化させ記録部13によって記録紙に記録させる(S8)。一方、記録部13におけるカラー画像の記録動作が完了するまでにカラーの新規原稿を読み取ってモノクロ画像に変換する選択がなされなかった場合(S6:NO)、記録部13におけるカラー画像の記録動作完了後、待機状態に戻る。
【0037】
以上説明したように、記録部13においてカラー画像の記録動作が行われているときに新規原稿のコピー実行命令があった場合、その新規原稿がモノクロの原稿であれば画像の読み取りを開始し、その新規原稿がカラーの原稿であるときにはカラーコピーを受け付けない旨の警告を報知するため、カラー画像の記録動作中にメモリオーバーが発生することを防止することができる。また、ユーザによってモノクロ画像に変換する選択がなされたときには、記録部13によるカラー画像の記録動作中であっても、カラーの新規原稿をモノクロ画像に変換して蓄積し、カラー画像の記録動作完了後に記録することが可能である。
【0038】
【発明の効果】
請求項1記載の画像読取記録装置によれば、カラー画像の記録動作中に新規原稿のコピー実行命令があったときには、その新規原稿がカラーかモノクロかを判別し、その新規原稿がカラーであると判別した場合にはカラー画像の記録動作が完了するまで原稿の読み取りを受け付けない旨の警告を報知するので、カラー画像の記録動作中にメモリオーバーのエラーが発生することはなく、従来例に係る装置のように、ユーザにとって煩わしいメモリオーバーのエラー解除を行う必要がなくなる。
【0039】
請求項2記載の画像読取記録装置によれば、カラー画像の記録動作中にカラーの新規原稿のコピー実行命令があったときには、モノクロ画像に変換して記録するか否かの選択を要求する情報を報知するため、ユーザによってモノクロ画像に変換する選択がなされた場合には、カラーの新規原稿を読み取ってモノクロ画像データに変換して蓄積することができるため、カラー画像の記録動作完了後、即座にカラーの新規原稿の画像をモノクロ画像として記録することが可能であるため、例えば、モノクロコピーをしても問題がないカラー原稿をコピーする場合に有用である。
【図面の簡単な説明】
【図1】LAN及びLANに接続された本発明の実施の形態に係る画像読取記録装置の内部構成の一例を示したブロック図である。
【図2】原稿読取部で読み取られた原稿の画像データに対して行われる画像処理のデータ転送の流れを示した図である。
【図3】コピー実行命令があった際に行われる画像読取記録装置の処理動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 画像読取記録装置
2 制御部(MPU)
3 ROM
5 操作部
6a 液晶表示装置
6b LEDランプ
7 原稿読取部
8 判別回路
9a 第1変換回路
11a 符号化メモリ
12 コーデック
13 記録部
14 スピーカ
Claims (2)
- 原稿の画像を読み取る読取手段と、該読取手段によって読み取られた画像データを記録紙に記録する記録手段と、前記読取手段によって読み取られる原稿がカラーの原稿であるか否かを判別する判別手段と、前記記録手段によるカラー画像の記録動作中に新規原稿のコピー実行命令があり、前記判別手段によってその新規原稿がモノクロの原稿であると判別された場合は、前記読取手段に画像の読み取りを開始させ、その新規原稿がカラーの原稿であると判別された場合は、前記記録手段におけるカラー画像の記録動作が完了するまでカラーの原稿の読み取りを受け付けない旨の警告を報知手段により報知させる制御を行う制御手段と、を備えたことを特徴とする画像読取記録装置。
- 前記制御手段は、前記警告と共に新規原稿の画像をモノクロ画像に変換して記録するか否かの選択を要求する情報を前記報知手段により報知させ、モノクロ画像に変換する選択がなされた場合には前記読取手段によって前記新規原稿の画像を読み取らせると共に変換手段によりその画像をモノクロ画像に変換させて前記記録手段により記録紙に記録させる制御を行うことを特徴とする請求項1記載の画像読取記録装置。
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