JP3769468B2 - 通信品質制御方法、通信品質制御システム、パケット解析装置及びデータ送信端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、送信端末装置から受信端末装置に送信するRTパケットの品質を制御する通信品質制御方法、通信品質制御システム、パケット解析装置及びデータ送信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
インターネット等のIP(Internet Protocol)プロトコルを用いたネットワーク(IPネットワーク)を介して、いわゆるインターネット電話,ビデオ会議、あるいは音楽・映像の配信等のサービスを提供する場合には、パケットをリアルタイムで伝送することが要求される。
【0003】
このような要求に応じて、IETF(Internet Engineering Task Force)のRFC(Request For Comments)1889では、IPネットワークにおいてパケットをリアルタイムに伝送するためのリアルタイム伝送プロトコル(RTP:Real-time Transport Protocol)が規定されている。このRTPでは、シーケンスナンバ,タイムスタンプ等を用いたプロトコルが規定されている。
【0004】
このRTPによって、音声,映像等のデータを送信する場合には、サービスの品質(QoS:Quality of Service)を維持するためには、スループット,遅延,パケットロス等の面で厳しい条件が要求される。しかしながら、インターネット等のIPネットワークは、基本的には、最善努力(Best effort)型のネットワークであるため、これらの条件を完全に満たすのは困難である。
【0005】
このため、RFC1889では上述のRTPと共に、RTPセッションを制御,監視し、ネットワークの混雑状態等に対応させて送信レート,パケットの遅延あるいはパケットロス等を制御するためのプロトコル(RTCP:RTP Control Protocol)が規定されている。
【0006】
このRTCPでは、図16に示すように、受信端末装置220が、受信したRTPパケットのパケットロス数,パケットロス率,遅延ゆらぎ(ジッタ)等の情報をRTCPレポートとして、送信端末装置200にフィードバックする。送信端末装置200は、フィードバックされたRTCPレポート中の情報からネットワークの混雑状態を把握し、これに応じて送信レートの制御等を実行する。
【0007】
例えば、特開2000−183958,特開平11−284659,特開平11−341064に開示された通信制御方法等では、送信端末装置は、受信端末装置からのRTCPレポート中のパケットロス情報,遅延情報等を用いてネットワークの混雑状態を把握し、これに応じて送信レートを決定するようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、送信端末装置から受信端末装置の間に、無線回線のような伝送状態の悪い伝送路を含む場合には、伝送路の誤りによって、パケットロス,当該リンクにおけるパケット再送に起因する遅延,遅延ゆらぎ(ジッタ)が生じる。
【0009】
しかしながら、上述のRTCPでは、RTCPレポートを送信するのは受信端末装置だけであり、伝送路の伝送状態による遅延,ジッタ等の通知は考慮されていない。このため、伝送路の伝送状態によってパケットロス,再送による遅延,ジッタ等が生じた場合には、送信端末装置は、ネットワークの混雑によるパケットロス,遅延,ジッタと誤認識して、不必要に送信レートを低下させる等の無用の品質の低下を招く場合がある。
【0010】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、送信端末装置から受信端末装置の間に伝送状態の悪い伝送路を含む場合でも、送信するパケットの品質を適切に制御することができる通信品質制御方法、通信品質制御システム、パケット解析装置及びデータ送信端末装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上述の問題を解決するために、本発明は、送信端末装置から受信端末装置に送信するRTパケットの品質を制御する通信品質の制御技術であって、送信端末装置からのRTパケットを中継する中継装置が受信したRTパケットの伝送状態に応じて伝送路の混雑状態を解析し、混雑状態の解析結果に応じて送信端末装置が送信するRTパケットの送信レートを制御することを特徴とする。
【0012】
RTパケットの伝送状態には、例えばパケットロス数,パケットロス率,遅延,遅延ゆらぎ等が含まれる。
【0013】
この通信品質の制御技術では、中継装置が受信したRTパケットに応じて解析した伝送路の混雑状態に応じて送信端末装置が送信するRTパケットの送信レートを制御することができる。
【0014】
また、本発明に係る他の通信品質の制御技術では、送信端末装置と受信端末装置の間の伝送路の混雑状態を解析し、送信端末装置と受信端末装置の間のRTパケットの伝送状態を解析し、これらの伝送路の混雑状態の解析結果と伝送状態の解析結果に応じて送信端末装置が送信するRTパケットの品質(例えば伝送レート,エラー耐性等)を制御することを特徴とする。
【0015】
この通信品質の制御技術では、伝送路の混雑状態の解析結果と、伝送状態の解析結果に応じて送信端末装置が送信するRTパケットの品質を制御することにより、伝送路の状態に応じたRTパケットの品質の制御を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の第1の実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。
【0017】
この通信システムは、例えば音声,動画等に応じたデータパケット(RTパケット)をリアルタイムで送信する送信端末装置10と、例えば有線回線(伝送路)を介して接続された送信端末装置10からのデータパケットを中継する中継装置20と、送信端末装置10からのデータパケットの伝送状態を解析するパケット解析装置30と、送信端末装置10からのデータパケットを無線回線(伝送路)を介して中継する基地局40と、基地局40を介して供給される送信端末装置10からのデータパケットを受信する受信端末装置50とを備えている。なお、この図1では、説明の簡略化のために中継装置20を1つとして示しているが、複数の中継装置を経由する構成としてもよい。
【0018】
以下、データパケットの伝送状態を示す情報としてRTCPレポートを用いる場合について説明するが、データパケットの伝送状態を示す情報はこれに限定されるものではなく、伝送状態を示すパケットロス率,ジッタ等の情報を有するものであれば、他の形式のメッセージ等とすることもできる。
【0019】
送信端末装置10は、例えばCPU,メモリ等を備えたパーソナル・コンピュータ(PC)等の情報処理装置からなる。この送信端末装置10は、例えばカメラ11からの映像信号に応じたデータあるいはハードディスクドライブ装置(HDD)12に保持されている画像データ,音声データ等に応じたデータパケットを生成するデータパケット生成部13と、中継装置20に対するパケットを送信するパケット送信部14と、中継装置20に対する通信を行う通信インターフェース(通信I/F)15と、中継装置20からのパケットを受信するパケット受信部16と、パケット受信部16が受信したパケットからRTCPレポートを抽出するレポート振分部17と、レポート振分部17が抽出したRTCPレポートを保持するレポート保持部18と、パケット解析装置30からのRTCPレポート,受信端末装置50からのRTCPレポートに応じて送信レート等の通信の品質を制御するQoS(Quality of Service)制御部19(混雑状態解析手段,送信品質制御手段)とを備えている。なお、データパケット生成部13,レポート振分部17,QoS制御部19等はハードウェアとして実現してもよいが、ソフトウェアとして実現してもよい。
【0020】
中継装置20は、送信端末装置10及びパケット解析装置30に有線回線を介して接続されており、送信端末装置10,パケット解析装置30に対する通信を行う通信I/F,中継経路を制御する経路制御部等を備えている。
【0021】
また、パケット解析装置30は、中継装置20に対する通信を行う通信I/F31と、中継装置20からのパケットを受信するパケット受信部32と、パケット受信部32が受信したパケットからデータパケットを抽出するデータパケット抽出部33と、基地局40に対するパケットを送信するパケット送信部34と、基地局40に対する通信を行う通信I/F35と、データパケット抽出部33が抽出したデータパケットの伝送状態を解析する統計情報計算部36(中間パケット解析手段,伝送状態解析手段)と、データパケットの伝送状態に応じたRTCPレポートを生成するレポート生成部37と、基地局40からのパケットを受信するパケット受信部38と、中継装置20に対するパケットを送信するパケット送信部39とを備えている。なお、データパケット抽出部33,統計情報計算部36,レポート生成部37等はハードウェアとして実現してもよいが、ソフトウェアとして実現してもよい。
【0022】
基地局40は、パケット解析装置30には有線回線を介して接続されており、受信端末装置50には無線回線を介して接続されている。このために、基地局40は、有線回線を介してパケット解析装置30に対する通信を行う通信I/F,無線回線を介して受信端末装置50に対する通信を行う通信I/F,中継経路を選択する経路選択制御部等を備えている。
【0023】
また、受信端末装置50は、例えばCPU,メモリ等を備えた携帯電話,PC,パーソナル・デジタル・アシスタント(PDA)等の情報処理装置からなる。この受信端末装置50は、基地局40に対する通信を行う通信I/F51と、基地局40からのパケットを受信するパケット受信部52と、このパケット受信部52が受信したパケットからデータパケットを抽出するデータパケット抽出部53と、データパケット抽出部53によって抽出されたデータパケット中の音声データ,映像データ等に応じた音声,画像の表示を行う表示部54と、データパケット抽出部53が抽出したデータパケットの伝送状態を解析する統計情報計算部55(受信パケット解析手段,伝送状態解析手段)と、データパケットの伝送状態に応じたRTCPレポートを生成するレポート生成部56と、基地局40に対するパケットを送信するパケット送信部57とを備えている。なお、データパケット抽出部53,統計情報計算部55,レポート生成部56等はハードウェアとして実現してもよいが、ソフトウェアとして実現してもよい。
【0024】
以下、上述のように構成された通信システムの動作を説明する。
【0025】
送信端末装置10のデータパケット生成部13は、QoS制御部19からの制御によって設定された所定の送信レートで、カメラ11からの映像信号に応じたデータあるいはハードディスクドライブ装置(HDD)12に保持されている画像データ,音声データ等に応じたデータパケットを生成する。
【0026】
このデータパケット生成部13は、例えばRFC1889で規定されているリアルタイム伝送プロトコル(RTP:Real-time Transport Protocol)で規定されているRTPパケットのフォーマットに従ってデータパケットを生成する。
【0027】
このRTPパケットは、送信端末装置10と受信端末装置50の識別情報等を含むRTPヘッダと、音声データ,映像データ等のデータを含むペイロードとからなる。
【0028】
RTPヘッダには、図2に示すように、バージョン(V),パディング(P),拡張(X:extension),CSRC(contributing source)カウント(CC:CSRC Count),マーカー(M),ペイロード中のデータの形式(例えば音声データ,映像データの別)等を示すペイロード・タイプ(PT),シーケンス番号,タイムスタンプ,同期伝送の基準となる装置を識別するためのSSRC(synchronization source)識別子,関連する装置を識別するためのCSRC(contributing source)識別子が含まれている。
【0029】
パケット送信部14は、このようなフォーマットに従って生成されたRTPパケットに送信側と受信側のポート番号等を含むUDPヘッダを付加してUDPパケットを構成する。パケット送信部14は、このように構成したUDPパケットに送信元の装置(送信端末装置10)と送信先の装置(受信端末装置50)のIPアドレス等を含むIPヘッダを付加してIPパケットを構成し、通信I/F15に供給する。
【0030】
通信I/F15は、通信回線を介して構成したIPパケットを中継装置20に送信する。送信されたIPパケットは、送信先のアドレスに従って、中継装置20,パケット解析装置30,基地局40を介して受信端末装置50の通信I/F51に供給される。
【0031】
通信I/F51にIPパケットが供給されると、パケット受信部52は、IPパケットからUDPパケットを抽出し、さらにUDPパケットのUDPヘッダ中のポート番号に応じてRTPパケットを抽出してデータパケット抽出部53に供給する。
【0032】
データパケット抽出部53は、例えばRTPヘッダ中のペイロードタイプ(PT)に応じて音声データ,映像データ等を再生し、表示部54と統計情報計算部55に供給する。表示部54は、供給されたデータに応じた表示を行う。例えばデータパケット抽出部53から供給されたデータが音声データであれば音声を再生し、供給されたデータが映像データであれば映像を再生する。
【0033】
一方、統計情報計算部55は、供給されたRTPパケットのパケット数,パケットロス数,遅延,遅延ゆらぎ(ジッタ)等を計算する。このパケットロス数,ジッタはRTPヘッダ中のシーケンス番号,タイムスタンプから求めることができる。また、統計情報計算部55は、例えば所定時間内のパケットロス数から失われたパケットの割合を示すパケットロス率を求める。レポート生成部56は、所定間隔毎に、統計情報計算部55による計算結果に応じてRTPパケットの伝送状態を示すRTCPレポートを生成し、パケット送信部57に供給する。RTCPレポートには、受信した最新のRTPパケットのシーケンス番号,タイムスタンプ等と共に、少なくともパケットロス率とジッタが含まれている。また、このRTCPレポートは、上述のRTPパケットとして生成されており、パケット送信部57は、このRTPパケットにUDPヘッダ,IPヘッダ等を付加してIPパケットを構成し、通信I/F51を介して送信端末装置10に送信する。
【0034】
このIPパケットは、基地局40,パケット解析装置30,中継装置20を介して送信端末装置10の通信I/F15に供給される。通信I/F15にIPパケットが供給されると、パケット受信部16は、受信したIPパケットからUDPパケットを抽出し、さらにUDPパケットからRTCPレポートを抽出してレポート振分部17に供給する。レポート振分部17は、供給されたRTCPレポートをレポート保持部18の所定の領域(この場合は、送信端末装置10からのRTCPレポートを格納する領域18a)に格納する。RTCPレポートの送信元は、RTCPレポートが含まれていたIPパケット中の発信元のIPアドレス,ポート番号あるいはRTPCレポートのRTPヘッダ中のSSRC識別子等によって判断することができる。
【0035】
また、RTCPレポートには、上述のように、パケットロス率,ジッタ等のパラメータが含まれているため、レポート振分部17は、これらのパラメータ毎に分類して、レポート保持部18の領域18aに保持する。
【0036】
また、レポート保持部18に格納する各RTCPレポートのパラメータの値は、レポート振分部17から供給されたRTCPレポートの値とする他に、既に格納されているパラメータの値と新たなパラメータの値の加重平均とすることができる。例えば、既にレポート保持部18の各領域に保持されているパラメータの値、例えばパケットロス率をXとし、新たにレポート振分部17から供給されたRTCPレポート中のパケットロス率をYとすると、加重平均の値Zは、Z=(1−α)X+αYによって求めることができる。ここで、αは0から1の範囲の値であり、RTCPレポートが供給される頻度,伝送路の状態の変動状況等に応じて決定する。
【0037】
ところで、この通信システムでは、受信端末装置50に加えて、パケット解析装置30も、受信したRTPパケットの伝送状態をRTCPレポートとして送信端末装置10に送信している。
【0038】
具体的には、パケット解析装置30では、通信I/F31にIPパケットが供給されると、パケット受信部32は、このIPパケットをデータパケット抽出部33に供給する。データパケット抽出部33は、IPパケットが供給されると、供給されたIPパケットが統計情報計算部36によって統計情報を求める必要のあるものであるか否かを判断する。この判断は、例えばIPパケット中のIPアドレス,プロトコル番号,IPパケットから抽出したUDPパケット中のあて先ポート番号,RTPヘッダ内のペイロードタイプ,SSRC識別子等によって行うことができる。例えば、受信端末装置50のIPアドレス宛てであってRTPパケットの伝送に用いているポート番号であれば統計情報を求める必要のあるIPパケットであると判断することができる。
【0039】
データパケット抽出部33は、統計情報を求める必要のないIPパケットはそのままパケット送信部34に供給するが、統計情報を求める必要のあるIPパケットはパケット送信部34に供給すると共に統計情報計算部36にも供給する。IPパケットが供給されると、統計情報計算部36は、供給されたRTPパケットのパケット数,パケットロス数,遅延,遅延ゆらぎ(ジッタ)等を計算する。レポート生成部37は、所定間隔毎に、統計情報計算部36による計算結果に応じてRTPパケットの伝送状態を示すRTCPレポートを生成し、パケット送信部39に供給する。パケット送信部39は、供給されたRTCPレポートにUDPヘッダ,IPヘッダ等を付加してIPパケットを構成し、通信I/F31を介して送信端末装置10に送信する。なお、パケット送信部39は、パケット受信部38が受信したIPパケットが供給されると、このIPパケットをそのまま中継装置20宛てに送信する。
【0040】
パケット送信部39が送信したIPパケットは、中継装置20を介して送信端末装置10の通信I/F15に供給される。通信I/F15にIPパケットが供給されると、パケット受信部16は、受信したIPパケットからUDPパケットを抽出し、さらにUDPパケットからRTCPレポートを抽出してレポート振分部17に供給する。レポート振分部17は、供給されたRTCPレポートをレポート保持部18の所定の領域(この場合は、パケット解析装置30からのRTCPレポートを格納する領域18b)に格納する。具体的には、レポート振分部17は、RTCPレポートをパケットロス率,ジッタ等のパラメータ毎に分類して、レポート保持部18の領域18bに保持する。
【0041】
QoS制御部19は、レポート保持部18の各領域18a,18bに格納されたRTCPレポートに応じて伝送路の混雑状態及び伝送状態に応じてデータパケット生成部13が生成するデータパケットの品質を制御する。この品質には、例えばデータパケット生成部13が生成するデータパケットの送信レート、エラー耐性が含まれる。
【0042】
具体的には、QoS制御部19は、例えば送信端末装置10とパケット解析装置30の間の伝送路の混雑状態及びパケット解析装置30と受信端末装置50との伝送状態を解析し、これらに応じた適切なデータパケットの送信レート,エラー耐性等の品質を制御する。データパケット生成部13は、QoS制御部19からの制御に応じて、生成するデータパケットの送信レート,エラー耐性等の品質を変更する。
【0043】
図3は、上述した送信端末装置10から受信端末装置50の間のRTPパケットの流れと、パケット解析装置30,受信端末装置50から送信端末装置10の間のRTCPレポートの流れを模式的に示す図である。
【0044】
QoS制御部19による送信レートの制御は、各領域18a,領域18bに格納されているパケット解析装置30からのRTCPレポートに応じて伝送路の混雑状況を検出し、伝送路が混雑している場合には送信レートを下げ、伝送路が混雑していないときは送信レートを上げることによって行う。
【0045】
図4は、このような混雑状態に応じたデータパケットの送信レートの制御における処理を示すフローチャートである。この処理は、例えばデータパケット生成部13がデータパケットの一単位を作成する毎に、この図4中のステップS1から実行される。
【0046】
ここで、パケット解析装置30におけるパケットロス率,ジッタをそれぞれLp,Jpとし、パケットロス率パラメータをL1,L2、ジッタパラメータをJ1,J2とする。これらのパラメータの値は、例えばL1=5%,L2=1%,J1=50ms,J2=20ms等である。
【0047】
まず、ステップS1において、QoS制御部19は、パケットロス率LpとジッタJpが各々L1,J1を超えているか否かを判定する。パケットロス率LpとジッタJpが各々L1,J1を超えている場合には、送信端末装置10とパケット解析装置30の間の伝送路(有線回線)が混雑していると考えられるので、QoS制御部19は、ステップS2において、データパケット生成部13にデータパケットの伝送レートを下げるように指示し、1回分の処理を終了する。
【0048】
具体的には、音声データの場合にはサンプリングレートを下げたり、サンプルビット数を少なくするように指示する。また、映像データの場合には単位時間あたりのフレーム数を低減させたり、空間解像度を低下させるように指示する。あるいは、1つのデータに対して複数の符号化レートのファイルを用意しておき、低い符号化レートのファイルを選択するようにする。
【0049】
一方、少なくともパケットロス率LpとジッタJpのいずれかがL1,J1を超えていない場合には、ステップS1からステップS3に進み、パケットロス率LpとジッタJpが各々L2,J2より小さいか否かを判定する。パケットロス率LpとジッタJpが各々L2,J2より小さい場合には、送信端末装置10とパケット解析装置30の間の伝送路が空いていると考えられるので、QoS制御部19は、ステップS4において、データパケット生成部13にデータパケットの伝送レートを上げるように指示し、1回分の処理を終了する。
【0050】
具体的には、音声データの場合にはサンプリングレートを上げたり、サンプルビット数を多くするように指示する。また、映像データの場合には単位時間あたりのフレーム数,空間解像度を増加させたり、高い符号化レートのファイルを選択するようにする。
【0051】
一方、少なくともパケットロス率LpとジッタJpのいずれかがL2,J2より小さくない場合には、ステップS3からステップS5に進み、データパケット生成部13にデータパケットの伝送レートを現状のまま維持するように指示し、1回分の処理を終了する。
【0052】
以上の処理により、この通信システムでは、伝送路の混雑状態に応じた最適な送信レートの制御が行われる。このため、不必要にデータパケットの品質を低下させることがなく、また、ネットワークの混雑を緩和することができる。
【0053】
従来の通信システムでは、例えば受信端末装置からのRTCPレポート中のパケットロス率,ジッタ等から伝送路の混雑状態を解析していたたため、伝送路中に無線回線等の伝送状態の悪い回線を含む場合に、伝送状態によってパケットロス,ジッタが生じた場合にも伝送路が混雑していると判定されてしまう。この結果、必要以上に送信側の伝送レートを低下させてしまう場合があった。
【0054】
これに対し、この通信システムでは、送信端末装置10との間に伝送状態が悪い無線回線が介在しないパケット解析装置30からのRTCPレポート中のパケットロス率,ジッタ等から伝送路の混雑状態を解析しているため、実情に即した伝送路の混雑状態を把握することができる。このため、必要以上に伝送レートを低下させてしまうことを防止することができる。
【0055】
また、QoS制御部19によるエラー耐性の制御は、パケット解析装置30からのRTCPレポートと、受信端末装置50からのRTCPレポートに応じて、パケット解析装置30と受信端末装置50の間の伝送路の伝送状態を検出し、伝送状態が悪くエラーが多い場合にはエラー耐性を向上させ、伝送状態が良くエラーが少ない場合にはエラー耐性を低下させることによって行う。
【0056】
パケット解析装置30と受信端末装置50の間の伝送路は、パケット解析装置30から基地局40までの間の有線回線と基地局40から受信端末装置50までの無線回線とで構成される。一般に、無線回線の方が伝送状態は悪いと考えられるため、パケット解析装置30と受信端末装置50の間の伝送状態は基地局40と受信端末装置50の間の無線回線に大きく影響されると考えられる。
【0057】
従って、受信端末装置50におけるパケットロス率をLrとすると、無線回線によるパケットロス率は、受信端末装置50におけるパケットロス率Lrとパケット解析装置30におけるパケットロス率Lpの差(Lr−Lp)と推定しても誤差はそれ程大きくないと考えられる。
【0058】
このため、この通信システムでは、この差(Lr−Lp)を無線回線における推定パケットロス率(Lr−Lp)とし、この推定パケットロス率に応じてデータパケット生成部13が生成するデータパケットのエラー耐性を変更している。具体的には、例えばデータパケット生成部13において画像データを、いわゆるMPEGによって符号化している場合には、推定パケットロス率に応じてIピクチャ,VOP(Video Object Plane)ヘッダ,HEC(Header Extension Code)の送信頻度等を変更する。具体的には、例えば図5に示すように、推定パケットロス率が高くなるに従ってIピクチャの送信頻度を増加させる。これにより、パケットロスによって一部のIピクチャが失われた場合のエラー耐性を増加させることができる。
【0059】
あるいは、エラー耐性の異なる複数のファイルを用意しておき、例えば図6に示すように、推定パケットロス率が高くなるに従ってエラー耐性の高いファイルを選択するようにしてもよい。なお、同図中のファイルA,ファイルB,ファイルCの順でエラー耐性が高いものとする。これにより、パケットロス率に応じて適切なエラー耐性のファイルを選択することができる。
【0060】
あるいは、例えば図7に示すように、データパケットとしてRFC2733で規定されているFEC(Forward Error Correction)パケットを所定の頻度で送信するようにしておき、推定パケットロス率が高くなるに従ってFECパケットの送信頻度を大きくするようにしてもよい。これにより、推定パケットロス率に応じて適切なエラー耐性のデータパケットを送信することができる。
【0061】
以上のように、基地局40と受信端末装置50の間の無線回線すなわち、送信端末装置10と受信端末装置50の間で最も伝送状態が悪いと考えられる回線のパケットロス率を推定し、推定したパケットロス率に応じてデータパケットのエラー耐性を変更するようにすれば、パケットロスに起因するデータパケットの劣化を低減させることができ、エラー耐性のためのオーバーヘッドも最小限に抑えることができる。
【0062】
上述の図1に示すパケット解析装置30では、パケット受信部32が受信したパケットは直接データパケット抽出部33に供給されていたが、例えば図8に示すように、パケット受信部32が受信したパケットのトラフィックを制御するトラフィック制御部301を設けてもよい。
【0063】
このトラフィック制御部301は、送信端末装置10からのパケットの伝送レートと受信端末装置50に対するパケットの伝送レートの変換を行うバッファとして機能する。すなわち、トラフィック制御部301に対するパケットの入力は送信端末装置10の伝送レートに一致させ、トラフィック制御部301からのパケットの出力は受信端末装置50に対する伝送レートあるいは基地局40等に対する伝送レートに一致させる。
【0064】
以上のように、バッファとして機能するトラフィック制御部301を設けた場合であっても、パケット解析装置30は上述と同様にRTCPレポートを送信端末装置10に送信するため送信端末装置10からパケット解析装置30までの間の伝送路の混雑状況等の解析は、上述と同様に行うことができる。さらに、トラフィック制御部301を設けることにより、基地局40に供給されるデータパケットの伝送レートを無線回線の伝送レートに応じた伝送レートとすることができ、無線回線における混雑を抑えることができる。
【0065】
あるいは、例えば図9に示すように、パケット解析装置30とは独立に、中継装置20とパケット解析装置30の間にトラフィックを制御するトラフィック制御装置60を設けてもよい。
【0066】
このトラフィック制御装置60も、上述のトラフィック制御部301と同様に、送信端末装置10からのパケットの伝送レートと受信端末装置50に対するパケットの伝送レートの変換を行うバッファとして機能する。
【0067】
この場合は、パケット解析装置30に供給されるデータパケットの伝送レートは、受信端末装置50に対する伝送レートあるいは基地局40等に対する伝送レートに一致させる。パケット解析装置30は、この伝送レートで供給されるデータパケットについて上述のRTCPレポートを生成し、送信端末装置10に供給する。
【0068】
以上のように、中継装置20とパケット解析装置30の間にトラフィック制御装置60を設けることにより、伝送レートの変換を加味した伝送路の混雑状態等解析を行うことができる。
【0069】
また、パケット解析装置30には、必ずしも上述のようなデータパケットの中継を行うための機能を設けなくてもよく、例えばパケット送信部34,通信I/F35,パケット受信部38を設けない構成とすることができる。
【0070】
パケット解析装置30をこのように構成した場合には、例えば図10に示すように、送信端末装置10からのデータパケットを基地局40とパケット解析装置30の双方に供給する中継装置70を設ける必要がある。
【0071】
しかしながら、この場合のパケット解析装置30は、例えば中継装置70に隣接して設けられ、マルチキャストされたパケットを受信し、受信したパケットに対してRTCPレポートを送信する機能を有する受信端末装置でも実現することができる。
【0072】
また、上述の図1に示す通信システムでは、受信端末装置50側に無線回線が介在する形態を示していたが、例えば図11に示すように、送信端末装置110側に無線回線が介在する構成とすることもできる。
【0073】
この場合、送信端末装置110は、上述の送信端末装置10と同様に、カメラ11〜パケット送信部14,パケット受信部16〜QoS制御部19を備えているが、通信I/F15の代わりに、無線回線を介して基地局80と通信を行う機能を有している。また、受信端末装置150は、上述の受信端末装置50と同様に、パケット受信部52〜パケット送信部57を備えているが、通信I/F51の代わりに、有線回線を介して中継装置90と通信を行う通信I/Fを有している。
【0074】
このような構成とした場合であっても、パケット解析装置30,受信端末装置150は、上述と同様に、受信したRTPパケットの伝送状態に応じてRTCPレポートを送信端末装置110に送信し、パケット解析装置30からのRTCPレポートは領域18bに、受信端末装置150からのRTCPレポートは領域18bに格納される。
【0075】
QoS制御部19は、領域18bに格納されているパケット解析装置30からのRTCPレポートに応じて送信端末装置110と基地局80の間の無線回線の伝送状態を推定する。領域18aに格納されている受信端末装置150からのRTCPレポートと領域18bに格納されているパケット解析装置30からのRTCPレポートとからパケット解析装置30と受信端末装置150の間の有線回線の混雑状態を推定する。さらに、QoS制御部19は、これらの伝送状態と混雑状態に応じてデータパケット生成部13が生成するデータパケットの送信レート,エラー耐性を変更する。
【0076】
図12は、この通信システムにおけるデータパケットの送信レートの制御における処理を示すフローチャートである。この処理は、例えばデータパケット生成部13がデータパケットの一単位を作成する毎に、この図12中のステップS11から実行される。
【0077】
ここで、パケット解析装置30におけるパケットロス率,ジッタをそれぞれLp,Jpとし、受信端末装置150におけるパケットロス率,ジッタをそれぞれLr,Jrとし、パケットロス率パラメータをL3,L4、ジッタパラメータをJ3,J4とする。これらのパラメータの値は、例えばL3=5%,L4=1%,J3=50ms,J4=10ms等である。
【0078】
まず、ステップS11において、QoS制御部19は、パケット解析装置30と受信端末装置150間の有線回線の混雑状態を解析するために受信端末装置150のパケットロス率Lrとパケット解析装置30のパケットロス率Lpの差(Lr−Lp),受信端末装置150のジッタJrとパケット解析装置30のジッタJpの差(Jr−Jp)を求める。
【0079】
この後、QoS制御部19は、パケットロス率の差(Lr−Lp)とジッタの差(Jr−Jp)が各々L3,J3を超えているか否かを判定する。パケットロス率の差(Lr−Lp)とジッタの差(Jr−Jp)が各々L3,J3を超えている場合には、パケット解析装置30と受信端末装置150の間の伝送路(有線回線)が混雑していると考えられるので、QoS制御部19は、ステップS12において、データパケット生成部13にデータパケットの伝送レートを下げるように指示し、1回分の処理を終了する。
【0080】
一方、少なくともパケットロス率の差(Lr−Lp)とジッタの差(Jr−Jp)のいずれかがL3,J3を超えていない場合には、ステップS11からステップS13に進み、パケットロス率の差(Lr−Lp)とジッタの差(Jr−Jp)が各々L4,J4より小さいか否かを判定する。パケットロス率の差(Lr−Lp)とジッタの差(Jr−Jp)が各々L4,J4より小さい場合には、パケット解析装置30と受信端末装置150の間の伝送路が空いていると考えられるので、QoS制御部19は、ステップS14において、データパケット生成部13にデータパケットの伝送レートを上げるように指示し、1回分の処理を終了する。
【0081】
一方、少なくともパケットロス率の差(Lr−Lp)とジッタの差(Jr−Jp)のいずれかがL4,J4より小さくない場合には、ステップS13からステップS15に進み、データパケット生成部13にデータパケットの伝送レートを現状のまま維持するように指示し、1回分の処理を終了する。
【0082】
以上の処理により、この通信システムでは、上述の図1に示す通信システムと同様に、伝送路の混雑状態に応じた最適な送信レートの制御が行われる。
【0083】
また、QoS制御部19は、上述の送信レートの制御に加え、パケット解析装置30におけるパケットロス率Lpに応じて送信端末装置110と基地局80の間の無線回線の伝送状態を推定し、伝送状態が悪くパケットロス率Lpが大きいときはデータパケットのエラー耐性を高くし、伝送状態が良くパケットロス率Lpが小さいときはデータパケットのエラー耐性を低くする制御を行っている。
【0084】
これにより、上述の図1に示す通信システムと同様に、パケットロスに起因するデータパケットの劣化を低減させることができ、エラー耐性のためのオーバーヘッドも最小限に抑えることができる。
【0085】
上述の説明では、パケット解析装置30を1つだけ設けた場合について説明したが、図13に示すように、伝送路に複数の無線回線がある場合には、複数のパケット解析装置30A,30Bを設けてもよい。
【0086】
このような構成とする場合には、例えば図14に示すように、送信端末装置110´のレポート保持部18´内に各パケット解析装置30A,30BからのRTCPレポートを保持する領域18b,18cを設ける。なお、パケット解析装置の数は、この図14に示した2つに限られず、レポート保持部18´内に対応する数の領域を設けることにすれば、いくつでもよい。
【0087】
レポート振分部17は、上述と同様に、RTCPレポートが含まれていたIPパケット中の発信元のIPアドレス,ポート番号あるいはRTPCレポートのRTPヘッダ中のSSRC識別子等によってRTCPレポートの送信元を判断し、対応する領域18a,18b,18cに格納する。
【0088】
このように構成された通信システムでは、各パケット解析装置30A,30B及び受信端末装置50は、各々RTCPレポートを送信端末装置110´に送信し、送信端末装置110´は各々のRTCPレポートに応じてデータパケットの送信レート,エラー耐性を制御する。
【0089】
図15は、この通信システムにおけるデータパケットの送信レートの制御における処理を示すフローチャートである。この処理は、例えばデータパケット生成部13がデータパケットの一単位を作成する毎に、この図15中のステップS1から実行される。
【0090】
ここで、パケット解析装置30Aにおけるパケットロス率,ジッタをそれぞれLpa,Jpaとし、パケット解析装置30Bにおけるパケットロス率,ジッタをそれぞれLpb,Jpbとし、受信端末装置50におけるパケットロス率,ジッタをそれぞれLpr,Jprとし、パケットロス率パラメータをL5,L6、ジッタパラメータをJ5,J6とする。これらのパラメータの値は、例えばL5=5%,L6=1%,J5=50ms,J6=10ms等である。
【0091】
まず、ステップS21において、QoS制御部19は、パケット解析装置30Aとパケット解析装置30B間の有線回線の混雑状態を解析するためにパケット解析装置30Bのパケットロス率Lpbとパケット解析装置30Aのパケットロス率Lpaの差(Lpb−Lpa),パケット解析装置30BのジッタJpbとパケット解析装置30AのジッタJpaの差(Jpb−Jpa)を求める。
【0092】
この後、QoS制御部19は、パケットロス率の差(Lpb−Lpa)とジッタの差(Jpb−Jpa)が各々L5,J5を超えているか否かを判定する。パケットロス率の差(Lpb−Lpa)とジッタの差(Jpb−Jpa)が各々L5,J5を超えている場合には、パケット解析装置30Aとパケット解析装置30Bの間の伝送路(有線回線)が混雑していると考えられるので、QoS制御部19は、ステップS22において、データパケット生成部13にデータパケットの伝送レートを下げるように指示し、1回分の処理を終了する。
【0093】
一方、少なくともパケットロス率の差(Lpb−Lpa)とジッタの差(Jpb−Jpa)のいずれかがL5,J5を超えていない場合には、ステップS21からステップS23に進み、パケットロス率の差(Lpb−Lpa)とジッタの差(Jpb−Jpa)が各々L6,J6より小さいか否かを判定する。パケットロス率の差(Lpb−Lpa)とジッタの差(Jpb−Jpa)が各々L6,J6より小さい場合には、パケット解析装置30Aとパケット解析装置30Bの間の伝送路が空いていると考えられるので、QoS制御部19は、ステップS24において、データパケット生成部13にデータパケットの伝送レートを上げるように指示し、1回分の処理を終了する。
【0094】
一方、少なくともパケットロス率の差(Lpb−Lpa)とジッタの差(Jpb−Jpa)のいずれかがL6,J6より小さくない場合には、ステップS23からステップS25に進み、データパケット生成部13にデータパケットの伝送レートを現状のまま維持するように指示し、1回分の処理を終了する。
【0095】
以上の処理により、この通信システムでは、上述の図1,図11に示す通信システムと同様に、伝送路の混雑状態に応じた最適な送信レートの制御が行われる。
【0096】
また、QoS制御部19は、上述の送信レートの制御に加え、各無線回線におけるパケットロス率の合計に応じて無線回線の伝送状態を推定し、伝送状態が悪くパケットロス率が大きいときはデータパケットのエラー耐性を高くし、伝送状態が良くパケットロス率が小さいときはデータパケットのエラー耐性を低くする制御を行っている。
【0097】
具体的には、QoS制御部19は、パケット解析装置30Aにおけるパケットロス率Lpaに応じて送信端末装置110´と基地局80の間の無線回線のパケットロス率を推定し、受信端末装置50におけるパケットロス率Lrとパケット解析装置30Bにおけるパケットロス率Lpbの差(Lr−Lpb)に応じてパケット解析装置30Bと受信端末装置50の間の無線回線のパケットロス率を推定する。そして、各無線回線のパケットロス率の合計(Lr+Lpa−Lpb)を無線回線におけるパケットロス率の合計とし、これに応じてデータパケットのエラー耐性を変化させている。
【0098】
これにより、上述の図1,図11に示す通信システムと同様に、パケットロスに起因するデータパケットの劣化を低減させることができ、エラー耐性のためのオーバーヘッドも最小限に抑えることができる。
【0099】
また、上述の説明では、中継装置20,パケット解析装置30,基地局40あるいはトラフィック制御装置60等を別個の装置として構成した場合について説明したが、これらの装置の機能の全部又は一部を有する1つ又は複数の装置として構成してもよい。
【0100】
また、上述の説明では、QoS制御部19が、RTCPレポート中のパケットロス率、ジッタに応じて送信端末装置と受信端末装置の間の伝送路の状態を解析し、これに応じて送信するデータパケットの品質を制御する例について説明したが、RTCP中の他のパラメータ、例えばRTPパケットのパケットロス数,遅延等に応じて伝送路の状態を解析し、これに応じて送信するデータパケットの品質を制御することもできる。
【0101】
また、上述の説明では、データパケットの送信レート及びエラー耐性を制御する場合について説明したが、パケット解析装置におけるパケットロス率あるいはパケット解析装置と受信端末装置におけるパケットロス率に応じて有線回線部分の混雑状況を解析し、これに応じて送信レートの制御のみを行うこともできる。
【0102】
【発明の効果】
本発明では、送信端末装置からのRTパケットを中継する中継装置が受信したRTパケットの伝送状態に応じて伝送路の混雑状態を解析し、混雑状態の解析結果に応じて送信端末装置が送信するRTパケットの送信レートを制御することにより、中継装置が受信したRTパケットに応じて解析した伝送路の混雑状態に応じて送信端末装置が送信するRTパケットの送信レートを制御することができる。
【0103】
このため、例えば送信端末装置と受信端末装置の間に無線回線等の伝送状態の悪い伝送路を含む場合であっても、伝送路の混雑状態の実情に即してRTパケットの送信レートを適切に制御することができる。これにより、必要以上に通信レートを下げてしまうことを防止することができる。
【0104】
また、送信端末装置と受信端末装置の間の伝送路の混雑状態を解析し、送信端末装置と受信端末装置の間のRTパケットの伝送状態を解析し、これらの伝送路の混雑状態の解析結果と伝送状態の解析結果に応じて送信端末装置が送信するRTパケットの品質(例えば伝送レート,エラー耐性等)を制御することにより、伝送路の状態に応じたRTパケットの品質の制御を行うことができる。
【0105】
このため、送信端末装置から受信端末装置の間に伝送状態の悪い伝送路を含む場合でも、伝送路の伝送状態の実情に即して送信するRTパケットの品質を適切に制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信システムの構成を示すブロック図である。
【図2】前記通信システムにおけるデータパケットの伝送単位であるRTPパケットのヘッダのフォーマットを示す図である。
【図3】前記通信システムにおける伝送路の混雑状態に応じた送信レートの制御を示すフローチャートである。
【図4】前記通信システムにおけるデータの流れを示す図である。
【図5】データパケットのエラー耐性の制御に用いるテーブルの例を示す図である。
【図6】データパケットのエラー耐性の制御に用いるテーブルの例を示す図である。
【図7】エラー耐性の制御に用いるFECパケットのフォーマットを示す図である。
【図8】前記通信システムを構成するパケット解析装置の他の構成例を示す図である。
【図9】前記通信システムの他の構成例を示す図である。
【図10】前記通信システムの他の構成例を示す図である。
【図11】前記通信システムの他の構成例を示す図である。
【図12】前記通信システムにおける伝送路の混雑状態及び伝送状態に応じた送信レートの制御を示すフローチャートである。
【図13】前記通信システムの他の構成例を示す図である。
【図14】前記通信システムを構成する送信端末装置の構成を示す図である。
【図15】前記通信システムにおける伝送路の混雑状態に応じた送信レートの制御を示すフローチャートである。
【図16】従来の通信システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
10…送信端末装置10
13…データパケット生成部
17…レポート振分部
18…レポート保持部
19…QoS制御部
20…中継装置
30…パケット解析装置
33…データパケット抽出部
36…統計情報計算部
37…レポート生成部
40…基地局
50…受信端末装置
53…データパケット抽出部
55…統計情報計算部
56…レポート生成部
Claims (5)
- 送信端末装置から有線回線及び無線回線を介して受信端末装置に送信するRTパケットの品質を制御する通信品質制御方法であって、
前記無線回線における前記RTパケットのパケットロス率又はジッタの値を含む無線伝送状態を解析するステップAと、
前記無線伝送状態の解析結果に応じて、前記送信端末装置が送信する前記RTパケットに含まれる情報であり、且つ前記無線回線で発生する無線エラーに対する耐性を向上し得る情報の送信頻度を変更するステップBと、
を有することを特徴とする通信品質制御方法。 - 請求項1記載の通信品質制御方法において、
前記無線エラーに対する耐性を向上し得る情報は、FECパケット、RTパケットのIピクチャ、VOPヘッダ又はHECであることを特徴とする通信品質制御方法。 - 請求項1記載の通信品質制御方法において、
前記ステップAは、
前記有線回線における前記RTパケットのパケットロス率又はジッタの値を含む有線伝送状態を解析するステップと、
前記有線回線及び前記無線回線を介して前記受信端末装置が受信した前記RTパケットのパケットロス率又はジッタの値を含む有線−無線伝送状態を解析するステップと、
前記解析された前記有線伝送状態と前記有線−無線伝送状態とに応じて、前記送信端末装置と前記受信端末装置の間の前記無線回線における前記RTパケットの前記無線伝送状態を解析するステップと、
を有することを特徴とする通信品質制御方法。 - 送信端末装置から有線回線及び無線回線を介して受信端末装置に送信するRTパケットの品質を制御する通信品質制御システムであって、
前記無線回線における前記RTパケットのパケットロス率又はジッタの値を含む無線伝送状態を解析する無線状態解析手段と、
前記無線伝送状態の解析結果に応じて、前記送信端末装置が送信する前記RTパケットに含まれる情報であり、且つ前記無線回線で発生する無線エラーに対する耐性を向上し得る情報の送信頻度を変更する送信品質制御手段と、
を有することを特徴とする通信品質制御システム。 - 有線回線及び無線回線の略境界部分に備えられた中継装置を介して受信端末装置に向けて送信するRTパケットの伝送レートを制御するデータ送信端末装置であって、
前記受信端末装置は、前記無線回線における前記RTパケットのパケットロス率又はジッタの値を含む無線伝送状態を解析するものであり、
前記無線伝送状態の解析結果に応じて、前記データ送信端末装置が送信する前記RTパケットに含まれる情報であり、且つ前記無線回線で発生する無線エラーに対する耐性を向上し得る情報の送信頻度を変更する送信品質制御手段を有することを特徴とするデータ送信端末装置。
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