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JP3762127B2 - Propolis food composition and method for producing the same - Google Patents

Propolis food composition and method for producing the same Download PDF

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JP3762127B2
JP3762127B2 JP00633599A JP633599A JP3762127B2 JP 3762127 B2 JP3762127 B2 JP 3762127B2 JP 00633599 A JP00633599 A JP 00633599A JP 633599 A JP633599 A JP 633599A JP 3762127 B2 JP3762127 B2 JP 3762127B2
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JP
Japan
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propolis
water
component
food composition
weight
Prior art date
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JP00633599A
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Japanese (ja)
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Inventor
博義 浜中
淑 緑川
Original Assignee
日本プロポリス株式会社
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Publication date
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  • Jellies, Jams, And Syrups (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、プロポリス食品組成物及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
古来、天然の抗菌剤として知られるプロポリスは、ミツバチが樹木の特定部位、主として新芽や蕾及び樹皮から採集したガム質、樹液、植物色素系の物質及び香油などの集合体に、ミツバチ自身の分泌物、蜂ろうなどを混合して作られた樹脂状の固形物質である。これを食する場合には、そのままでは硬くて不適であるために、通常、エチルアルコールや液化炭酸ガスを用いる溶液抽出によって溶液食品とするか、あるいは、抽出したものをさらに多糖類等と複合させて、唾液によって容易に分解し易い固形食品の状態にして、供されてきた。
【0003】
しかしながら、溶媒系を使用するプロポリス食品の製造方法では、各種の夾雑物を同時に抽出してしまうために、食する際に再凝集してしまったり、また、味覚の点でも難があった。
【0004】
一方、プロポリス原塊と水とを接触させることにより、水溶性成分だけを抽出させて、食し易い製品をつくる方法も講じられているが、この方法では、有効成分を多く取り出し得ず、プロポリス特有の味覚に欠け、また、腐敗性の点でも問題が生じていた。
【0005】
このような事情から、本発明者は成分抽出における性能面と食し易さの両方を満足させる方法として、ポリオール・脂肪酸エステル系乳化剤の親水性溶液のミセルを利用した、いわゆるミセル抽出法による、プロポリス食品組成物およびその製造方法よりなる発明に先に到達し(特公平4−66544号公報)、これまで、その実施によりなるプロポリス食品を製造してきている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、そのような現状のもとで、安定で、かつ、食し易く、しかも食感が良好で、腐敗性のない、水系溶液型プロポリス食品と、このものを効率良く製造する方法を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記目的を達成するために鋭意研究を重ねた結果、プロポリス原塊、水単独又は水及び水と水素結合し得る水溶性溶剤との混合物、カルボン酸基を2個以上有するか又はカルボン酸基とアミノ基とを有する有機酸および必要に応じてポリオール・脂肪酸エステル系乳化剤をそれぞれ所定の割合で含有するプロポリス食品組成物が、安定な均一溶液若しくは可溶化状態を呈して、食し易く、かつ、従来技術で製造されている水抽出及びミセル化抽出プロポリス食品よりも多量に有効成分が抽出されているものになっていることを見出した。また、このプロポリス食品組成物が、次の工程、すなわち、水単独又は水及び水と水素結合し得る水溶性溶剤との混合物に必要に応じてポリオール・脂肪酸エステル系乳化剤を加えた後、これにカルボン酸基を2個以上有するか又はカルボン酸基とアミノ基とを有する有機酸を均一溶解あるいは分散させた混合液にプロポリス原塊を投入して、加熱、混合して、プロポリス食品組成物原液を得る工程、および前工程で得られたプロポリス食品組成物原液からプロポリス残渣を分離する工程を実施することにより、効率良く製造し得ることを見い出した。本発明は、これらの知見に基づいて完成したものである。
【0008】
すなわち、本発明は、(B)水単独又は水及び水と水素結合し得る水溶性溶剤との混合物中に、(C)カルボン酸基を2個以上有するか又はカルボン酸基とアミノ基とを有する有機酸の1種若しくは2種以上を溶解若しくは分散させ、または、必要に応じてさらに(D)ポリオール・脂肪酸エステル系乳化剤をミセル溶解させた溶液の中に(E)プロポリス原塊を投入して、加熱混合して、プロポリス食品組成物原液を得る工程と、前工程で得られたプロポリス食品組成物原液から、前記(B)成分に不溶のプロポリス残渣を分離することにより、(A)水単独又は水及び水と水素結合し得る水溶性溶剤との混合物に可溶のプロポリス成分の溶液を得る工程とを含み、
前記(A)〜(C)成分及び必要に応じて前記(D)成分を含有し、かつ、(A)成分と(B)成分との合計量100重量部当たり、(C)成分の含有量が1〜150重量部で、(D)成分の含有量が0〜25重量部であるプロポリス食品組成物を得ることを特徴とする、プロポリス食品組成物の製造方法を提供するものである。
【0009】
次に、本発明の実施の形態について説明する。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明においては、(A)成分である水単独又は水及び水と水素結合し得る水溶性溶剤との混合物に可溶のプロポリス成分を与える(E)プロポリス原塊としては特に制限されず、いかなる由来のものであっても良く、例えば、ブラジル産、米国産、ドイツ産、中国産、オーストラリア産など、いずれも用いることができる。
【0011】
本発明においては、(B)成分として、水単独又は水及び水と水素結合し得る水溶性溶剤との混合物が用いられる。
ここで、水と水素結合し得る水溶性溶剤の例としては、エチルアルコール、プロピレングリコール、グリセリン、D−キシロース、D−ソルビット液等がある。これらの水溶性溶剤は単独で水と共に用いても良いし、2種以上を混合して用いても良い。
【0012】
本発明における(C)成分としては、例えば、クエン酸、リンゴ酸、アジピン酸、イタコン酸、コハク酸、フマル酸、酒石酸、グルタミン酸、アスパラギン酸等を挙げることができる。
【0013】
また、本発明における(D)成分としては、
(i) グリセリン=モノラウラート、グリセリン=モノパルミタート、グリセリン=モノステアラート、グリセリン=モノオレアート、グリセリン=モノリノラート、グリセリン=モノリシノラート等の、グリセリンの脂肪酸エステル、
【0014】
(ii)ジグリセリン=モノラウラート、ジグリセリン=モノパルミタート、ジグリセリン=モノステアラート、ジグリセリン=モノオレアート、ジグリセリン=モノリノラート、ジグリセリン=モノリシノラート、テトラグリセリン=モノラウラート、テトラグリセリン=ジラウラート、テトラグリセリン=モノパルミタート、テトラグリセリン=ジパルミタート、テトラグリセリン=モノステアラート、テトラグリセリン=ジステアラート、テトラグリセリン=モノオレアート、テトラグリセリン=ジオレアート、テトラグリセリン=モノリノラート、テトラグリセリン=ジリノラート、テトラグリセリン=モノリシノラート、テトラグリセリン=ジリシノラート、テトラグリセリン=モノベヘナート、テトラグリセリン=ジベヘナート、ペンタグリセリン=モノラウラート、ペンタグリセリン=ジラウラート、ペンタグリセリン=モノパルミタート、ペンタグリセリン=ジパルミタート、ペンタグリセリン=モノステアラート、ペンタグリセリン=ジステアラート、ペンタグリセリン=モノオレアート、ペンタグリセリン=ジオレアート、ペンタグリセリン=モノリノラート、ペンタグリセリン=ジリノラート、ペンタグリセリン=モノリシノラート、ペンタグリセリン=ジリシノラート、ペンタグリセリン=モノベヘナート、ペンタグリセリン=ジベヘナート、デカグリセリン=モノラウラート、デカグリセリン=ジラウラート、デカグリセリン=トリラウラート、デカグリセリン=モノパルミタート、デカグリセリン=ジパルミタート、デカグリセリン=トリパルミタート、デカグリセリン=モノステアラート、デカグリセリン=ジステアラート、デカグリセリン=トリステアラート、デカグリセリン=モノオレアート、デカグリセリン=ジオレアート、デカグリセリン=トリオレアート、デカグリセリン=モノリノラート、デカグリセリン=ジリノラート、デカグリセリン=トリリノラート、デカグリセリン=モノリシノラート、デカグリセリン=ジリシノラート、デカグリセリン=トリリシノラート、デカグリセリン=モノベヘナート、デカグリセリン=ジベヘナート、デカグリセリン=トリベヘナート、デカグリセリン=モノイソステアラート、デカグリセリン=セスキイソステアラート、デカグリセリン=ジイソステアラート、デカグリセリン=トリイソステアラート、デカグリセリン=モノ(12−ヒドロキシ)ステアラート、デカグリセリン=ジ(12−ヒドロキシ)ステアラート、デカグリセリン=トリ(12−ヒドロキシ)ステアラート等の、ポリグリセリンの脂肪酸エステル、
【0015】
(iii) プロピレングリコール=モノラウラート、プロピレングリコール=モノパルミタート、プロピレングリコール=モノステアラート、プロピレングリコール=モノオレアート、プロピレングリコール=モノリノラート、プロピレングリコール=モノリシノラート、プロピレングリコール=モノイソステアラート、プロピレングリコール=モノ(12−ヒドロキシ)ステアラート等の、プロピレングリコールの脂肪酸エステル、
【0016】
(iv)ソルビタン=モノラウラート、ソルビタン=ジラウラート、ソルビタン=モノパルミタート、ソルビタン=ジパルミタート、ソルビタン=モノステアラート、ソルビタン=ジステアラート、ソルビタン=モノオレアート、ソルビタン=ジオレアート、ソルビタン=モノリノラート、ソルビタン=ジリノラート、ソルビタン=モノリシノラート、ソルビタン=ジリシノラート、ソルビタン=モノベヘナート、ソルビタン=ジベヘナート、ソルビタン=モノイソステアラート、ソルビタン=ジイソステアラート、ソルビタン=モノ(12−ヒドロキシ)ステアラート、ソルビタン=ジ(12−ヒドロキシ)ステアラート等の、ソルビタンの脂肪酸エステル、
【0017】
(v) ショ糖=モノラウラート、ショ糖=ジラウラート、ショ糖=モノパルミタート、ショ糖=ジパルミタート、ショ糖=モノステアラート、ショ糖=ジステアラート、ショ糖=モノオレアート、ショ糖=ジオレアート、ショ糖=モノリノラート、ショ糖=ジリノラート、ショ糖=モノリシノラート、ショ糖=ジリシノラート、ショ糖=モノイソステアラート、ショ糖=ジイソステアラート、ショ糖=モノ(12−ヒドロキシ)ステアラート、ショ糖=ジ(12−ヒドロキシ)ステアラート等の、ショ糖の脂肪酸エステル、
【0018】
(vi)大豆油レシチン等のレシチン、
等が挙げられる。
【0019】
本発明のプロポリス食品組成物は、前記(A)成分、(B)成分、(C)成分および必要に応じて(D)成分を含有するものであって、(C)成分のカルボン酸基を2個以上有するか又はカルボン酸基とアミノ基とを有する有機酸の含有量は、(A)成分と(B)成分の合計量100重量部当たり1〜150重量部の範囲で選ばれる。この(C)成分の含有量が1重量部未満では、(A)成分の保持力が弱く、また、150重量部を超えると、均一安定な組成物をつくることが著しく困難となる。(A)成分の保持力と組成物の安定性の両面から、この(C)成分の好ましい含有量は、(A)成分と(B)成分との合計量100重量部当たり5〜100重量部の範囲であり、特に10〜75重量部の範囲が好適である。
【0020】
一方、必要に応じて加えられる(D)成分のポリオール・脂肪酸エステル系乳化剤の含有量は、(A)成分と(B)成分との合計量100重量部当たり25重量部以下の範囲で選ばれる。この(D)成分の含有量が25重量部を超えると、均一性の保たれた組成物の形状をつくることが著しく困難となる。なお、(D)成分が必要とされる場合には(A)成分の可溶化力と組成物の形状安定性の両面から、この(D)成分の好ましい含有量は、(A)成分と(B)成分との合計量100重量部当たり0.1〜10重量部の範囲であり、特に1〜5重量部の範囲が好適である。
【0021】
次に、本発明のプロポリス食品組成物の製造方法について説明する。
はじめに、(B)成分の中に(C)成分又は(C)成分と(D)成分とを均一溶解若しくは安定分散させた溶液の中に(E)成分を添加した後、常圧若しくは加圧下50〜150℃、好ましくは60〜75°で十分に混合撹拌して、(E)成分の軟化および微粒子化と併せて良く、(B)成分および(C)成分、さらには(D)成分との接触を行い、水溶性成分、又は水溶性成分と油溶性成分との混合物からなるプロポリス食品組成物原液を得る。
【0022】
その後、同温度範囲で、濾紙、濾過布、金網等を用いて常圧、加圧若しくは減圧濾過させ、(B)成分に不溶のプロポリス残渣を分離させることにより、(B)成分に可溶のプロポリス成分の溶液を採取する。
これにより、本発明のプロポリス食品組成物を得ることができる。
以下、本発明の実施例について、パネルテストの結果を交えながら、説明する。
【0023】
【実施例】
[実施例1]
撹拌機、温度計及び加熱装置を備えた開放型混合機に、水60重量部とリンゴ酸40重量部を仕込み、常圧下、60℃で10分間撹拌を行い、無色透明な均一溶液を作成した。
次いで、ブラジル産プロポリス原塊20重量部を投入し、常圧下、60〜70℃で2時間撹拌を行って、混合接触させ、水に可溶なプロポリス成分の溶液と不溶のプロポリス残渣とからなるプロポリス食品組成物原液を得た。 その後、得られたプロポリス食品組成物原液を常圧下、70℃で200メッシュの金網を通して濾過を行い、プロポリス食品組成物中の不溶のプロポリス残渣を分離して、赤褐色液状のプロポリス食品組成物を製造した。
【0024】
[実施例2]
撹拌機、温度計及び加熱装置を備えた密閉型混合機に、水35重量部、D−キシロース35重量部及びグリシン30重量部を仕込み、常圧下、80℃で10分間撹拌を行い、均一溶液を作成した。
次いで、オーストラリア産プロポリス原塊30重量部を投入し、3kg/cm2の加圧下、70〜80℃で1時間、撹拌下に混合接触させて、D−キシロース水溶液に可溶なプロポリス成分の溶液と不溶のプロポリス残渣を含むプロポリス食品組成物原液を得た。
その後、得られたプロポリス食品組成物原液を50mmHgの減圧下、60〜70℃で2号濾紙を使用して濾過を行い、プロポリス食品組成物中の不溶のプロポリス残渣を分離して、赤褐色液状のプロポリス食品組成物を製造した。
【0025】
[実施例3]
撹拌機、温度計及び加熱装置を備えた密閉型混合機に、水70重量部、クエン酸30重量部及びテトラグリセリン=モノオレアート1重量部を仕込み、常圧下、60℃で30分間撹拌を行い、乳白色半透明の均一溶液を作成した。
次いで、ブラジル産プロポリス原塊20重量部を投入し、常圧下、65〜75℃で1時間、撹拌下に混合接触させて、水に可溶なプロポリス成分の溶液と不溶のプロポリス残渣を含むプロポリス食品組成物原液を得た。
その後、得られたプロポリス食品組成物原液を、常圧から5kg/cm2までの加圧下に、2号濾紙と濾過布を通して濾過を行い、プロポリス食品組成物中の不溶のプロポリス残渣を分離して、褐色液状のプロポリス食品組成物を製造した。
【0026】
[比較試験例I及びII]
(C)成分の有機酸を用いずに、下記原料配合のもとに、実施例3と同様の成分抽出及び濾過操作によって行った。
比較例I……ブラジル産プロポリス原塊20重量部、水70重量部、グリセリン30重量部及びテトラグリセリン=モノオレアート1重量部
比較例II……ブラジル産プロポリス原塊20重量部、水70重量部、グルコン酸30重量部及びテトラグリセリン=モノオレアート1重量部
【0027】
[実施例4〜10]
以下、プロポリス原塊、溶剤、所定の有機酸及び必要に応じてポリオール・脂肪酸エステル系乳化剤の種類並びに割合を変えた以外は、実施例1、2及び3と同様にして、7種類のプロポリス食品組成物を製造した。それら7種類のプロポリス食品組成物の原料配合割合と製造方法を一覧にして、表1に示す。
【0028】
【表1】

Figure 0003762127
【0029】
[実施例11]
実施例1〜10で得られた10種のプロポリス食品組成物及び比較例I、IIで得られた2種のプロポリス食品組成物を各々50gづつシャーレに採り、200メッシュのテトロン布網を上にかぶせた後、一般生菌が存在している20℃、60%RH恒温恒湿条件の部屋に3ヶ月間静置させた。
つづいて、テトロン布網を取って、3ヶ月後の外観の変化を観察した後、表層部分を検査用培地(但し、日水製薬製フードスタンプを使用)につけ、37℃で24hr培養させた。
【0030】
結果を表2に示したが、本発明のプロポリス食品組成物は全く液性が安定しており、しかも、水系でありながら腐敗による菌発生も見られなかった。
【0031】
【表2】
Figure 0003762127
【0032】
[パネルテスト例1]
20歳から70歳までの男女から、高血圧症の症状を有する男女を無作為に120人選んで対象者とし、実施例1〜10で得られた10種のプロポリス食品組成物及び比較例I、IIで得られた2種のプロポリス食品組成物1.0gを100mlの水に添加した水性飲料を作り、1種の飲料について10人の対象者に飲用させて、食感を調査した。つづいて、各人それぞれの必要量だけ日本酒(但し、大倉酒蔵社製月桂冠1級を使用)を飲ませ、3時間経過後の気分について回答してもらった。
【0033】
調査結果を表3に示したが、本発明のプロポリス食品組成物は比較例I及びIIのプロポリス食品組成物に比べて食感に優れ、かつ、性能発現効果も極めて良好であることが確認された。
【0034】
【表3】
Figure 0003762127
*1 飲用時の食感の評価基準は次の通りである。
◎…10人の試飲者中8人以上が味覚、清涼感共に良好であると感じたもの
○…10人の試飲者中7人以上が清涼感について良好であると感じ、味覚について良好と感じた者が5人以下のもの
△…10人の試飲者中5人以上が味覚について良好であると感じ、清涼感について良好であると感じた者が5人以下のもの
*2 飲酒終了3時間後の気分の評価基準は次の通りである。
A…10人の試飲者全員が疲れが取れ、気分爽快になったと感じたもの
B…10人の試飲者中7〜9人が疲れが取れ、気分爽快になったと感じたもの
C…10人の試飲者中、疲れが取れ、気分爽快になったと感じた者が6人以下
のもの
【0035】
[パネルテスト例2]
15歳から65歳までの男女から、慢性鼻炎及び花粉症の両方の症状を有する男女を無作為に120人選んで対象者とし、実施例1〜10で得られた10種のプロポリス食品組成物及び比較例I、IIで得られた2種のプロポリス食品組成物0.5gを100mlの水に添加した水性飲料を作り、1種の飲料について10人の対象者に朝、昼、夜1日3回づつ、3ヶ月間連続して飲用させた。しかる後、慢性鼻炎及び花粉症の症状が快方に向かっていると感じられるか否かについて回答してもらった。
【0036】
調査結果を表4に示したが、本発明のプロポリス食品組成物は、従来のミセル抽出法によって製造された比較例Iのプロポリス食品組成物や、カルボ酸基1個からなるオキシ酸添加物を配合する比較例IIのプロポリス食品組成物に比べて、性能発現効果が優れていることが判明した。
【0037】
【表4】
Figure 0003762127
*1 慢性鼻炎の症状の変化の評価基準は次の通りである。
◎…10人の試飲者全員が症状が快方に向かったと感じたもの
○…10人の試飲者中7〜9人が症状が快方に向かったと感じたもの
△…10人の試飲者中、症状が快方に向かったと感じた者が6人以下のもの
*2 花粉症の症状の変化の評価基準は次の通りである。
◎…10人の試飲者全員が症状が軽減したと感じたもの
○…10人の試飲者中7〜9人が症状が軽減したと感じたもの
△…10人の試飲者中、症状が軽減したと感じた者が6人以下のもの
【0038】
【発明の効果】
以上に述べた如く、本発明のプロポリス食品組成物及びその製造方法は、水系均一溶液、若しくはその中にポリオール・脂肪酸エステル系乳化剤をさらにミセル溶解させている溶液中に、カルボン酸基を2個以上有するか若しくはカルボン酸基とアミノ基とを共存させている有機酸を均一溶解若しくは分散させることで、プロポリス原塊に含まれている不必要な夾雑物の溶出を抑えつつ、有効成分を抽出させることを行って、均一液相状態を保持し、かつ、腐敗防止性も付与して、性能発現効果を高める。
よって、本発明を実施することにより、食感向上と保存安定を果たした、より信頼性の高い水系のプロポリス成分含有食品を提供することができる。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a propolis food composition and a method for producing the same.
[0002]
[Prior art]
Traditionally known as a natural antibacterial agent, propolis is a secretary of bees themselves into aggregates of gums, sap, plant pigment-based substances and perfume oils collected by bees from specific parts of the tree, mainly from shoots, buds and bark. It is a resinous solid substance made by mixing foods and beeswax. When eating this, it is hard and unsuitable as it is, so it is usually made into a solution food by solution extraction using ethyl alcohol or liquefied carbon dioxide gas, or the extracted product is further combined with polysaccharides etc. Thus, it has been provided in the form of a solid food that is easily decomposed by saliva.
[0003]
However, in the method for producing a propolis food using a solvent system, various contaminants are extracted at the same time, so that they re-aggregate when eating, and there is also a difficulty in taste.
[0004]
On the other hand, there is also a method of making the product easy to eat by contacting only the propolis bulk with water to extract a water-soluble component, but this method cannot extract many active ingredients and is unique to propolis. In addition, there was a problem in terms of spoilage.
[0005]
Under these circumstances, the present inventor, as a method of satisfying both the performance aspect and the ease of eating in the component extraction, is a propolis by a so-called micelle extraction method using a micelle of a hydrophilic solution of a polyol / fatty acid ester emulsifier. The invention which consists of a food composition and its manufacturing method was reached | attained first (Japanese Patent Publication No. 4-66544 gazette), and the propolis foodstuff made by the implementation has been manufactured until now.
[0006]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention provides an aqueous solution-type propolis food that is stable, easy to eat, has a good texture, has no spoilage, and a method for efficiently producing the same under the present situation. It is intended to do.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
As a result of intensive studies to achieve the above object, the inventors of the present invention have a propolis bulk, a mixture of water alone or water and a water-soluble solvent capable of hydrogen bonding with water, and two or more carboxylic acid groups. Or a propolis food composition containing an organic acid having a carboxylic acid group and an amino group and, if necessary, a polyol / fatty acid ester emulsifier in a predetermined ratio, exhibits a stable homogeneous solution or a solubilized state, It has been found that the active ingredient is extracted in a larger amount than the water-extracted and micellar-extracted propolis foods that are easy to eat and manufactured by the prior art. In addition, this propolis food composition is added to the next step, that is, after adding a polyol / fatty acid ester emulsifier as necessary to water alone or a mixture of water and water-soluble solvent capable of hydrogen bonding. A propolis food composition stock solution is prepared by adding a propolis bulk to a mixed solution in which an organic acid having two or more carboxylic acid groups or an organic acid having a carboxylic acid group and an amino group is uniformly dissolved or dispersed, and heated and mixed. It has been found that efficient production can be achieved by carrying out the step of obtaining the above and the step of separating the propolis residue from the propolis food composition stock solution obtained in the previous step. The present invention has been completed based on these findings.
[0008]
That is, the present invention provides (B) water alone or a mixture of water and water-soluble solvent capable of hydrogen bonding with water (C) having two or more carboxylic acid groups or having a carboxylic acid group and an amino group. Dissolve or disperse one or more organic acids, or if necessary, add (E) propolis bulk into a solution in which (D) a polyol / fatty acid ester emulsifier is further dissolved in micelles Separating the propolis residue insoluble in the component (B) from the step of obtaining a propolis food composition stock solution by heating and mixing, and the propolis food composition stock solution obtained in the previous step; Obtaining a solution of a propolis component that is soluble alone or in a mixture of water and a water-soluble solvent capable of hydrogen bonding with water,
The content of the component (C) per 100 parts by weight of the total amount of the components (A) to (C) and, if necessary, the component (D) and the components (A) and (B). The propolis food composition is characterized by obtaining a propolis food composition having a content of 1 to 150 parts by weight and a component (D) content of 0 to 25 parts by weight .
[0009]
Next, an embodiment of the present invention will be described.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
In the present invention, the (E) propolis bulk that gives a soluble propolis component to the component (A) water alone or a mixture of water and water-soluble solvent capable of hydrogen bonding is not particularly limited. For example, any of Brazil, USA, Germany, China, Australia and the like can be used.
[0011]
In the present invention, as the component (B), water alone or a mixture of water and a water-soluble solvent capable of hydrogen bonding with water is used.
Here, examples of the water-soluble solvent capable of hydrogen bonding with water include ethyl alcohol, propylene glycol, glycerin, D-xylose, and D-sorbite liquid. These water-soluble solvents may be used alone with water, or may be used in combination of two or more.
[0012]
Examples of the component (C) in the present invention include citric acid, malic acid, adipic acid, itaconic acid, succinic acid, fumaric acid, tartaric acid, glutamic acid, aspartic acid and the like.
[0013]
In addition, as the component (D) in the present invention,
(i) glycerin monolaurate, glycerin monomonopalmitate, glycerin monostearate, glycerin monooleate, glycerin monolinoleate, glycerin monolithinolate and the like, fatty acid esters of glycerin,
[0014]
(ii) diglycerin = monolaurate, diglycerin = monopalmitate, diglycerin = monostearate, diglycerin = monooleate, diglycerin = monolinoleate, diglycerin = monoricinolate, tetraglycerin = monolaurate, tetraglycerin = dilaurate, tetra Glycerol = monopalmitate, tetraglycerin = dipalmitate, tetraglycerin = monostearate, tetraglycerin = distearate, tetraglycerin = monooleate, tetraglycerin = dioleate, tetraglycerin = monolinoleate, tetraglycerin = dilinoleate, tetraglycerin = monolysinolate, Tetraglycerin = diricinolate, tetraglycerin = monobehenate, tetraglycerin = dibehenate, pen Tag glycerin = monolaurate, pentaglycerin = dilaurate, pentaglycerin = monopalmitate, pentaglycerin = dipalmitate, pentaglycerin = monostearate, pentaglycerin = distearate, pentaglycerin = monooleate, pentaglycerin = dioleate, pentaglycerin = monolinoleate , Pentaglycerin = dilinoleate, pentaglycerin = monoricinoleate, pentaglycerin = diricinolate, pentaglycerin = monobehenate, pentaglycerin = dibehenate, decaglycerin = monolaurate, decaglycerin = dilaurate, decaglycerin = trilaurate, decaglycerin = monopalmitate, decaglycerin = Dipalmitate, decaglycerin = tripalmitate, de Glycerin = monostearate, decaglycerin = distearate, decaglycerin = tristearate, decaglycerin = monooleate, decaglycerin = dioleoate, decaglycerin = trioleate, decaglycerin = monolinoleate, decaglycerin = dilinolate, decaglycerin = trilinolate, Decaglycerin = monoricinolate, decaglycerin = diricinolate, decaglycerin = triricinolate, decaglycerin = monobehenate, decaglycerin = dibehenate, decaglycerin = tribehenate, decaglycerin = monoisostearate, decaglycerin = sesquiisostearate, decaglycerin = diy Sostearate, decaglycerol = triisostearate, decaglycerol = mono (12-hydro Shi) stearate, decaglycerol = di (12-hydroxy) stearate, decaglyceryl tri (12-hydroxy) such stearate, fatty acid esters of polyglycerol,
[0015]
(iii) Propylene glycol = monolaurate, propylene glycol = monopalmitate, propylene glycol = monostearate, propylene glycol = monooleate, propylene glycol = monolinoleate, propylene glycol = monoricinolate, propylene glycol = monoisostearate, propylene glycol = Fatty acid esters of propylene glycol, such as mono (12-hydroxy) stearate,
[0016]
(iv) Sorbitan = monolaurate, sorbitan = dilaurate, sorbitan = monopalmitate, sorbitan = dipalmitate, sorbitan = monostearate, sorbitan = distearate, sorbitan = monooleate, sorbitan = dioleate, sorbitan = monolinoleate, sorbitan = dilinoleate, sorbitan = Monolithinolate, sorbitan = diricinolate, sorbitan = monobehenate, sorbitan = dibehenate, sorbitan = monoisostearate, sorbitan = diisostearate, sorbitan = mono (12-hydroxy) stearate, sorbitan = di (12-hydroxy) stearate Of fatty acid esters of sorbitan,
[0017]
(v) Sucrose = monolaurate, sucrose = dilaurate, sucrose = monopalmitate, sucrose = dipalmitate, sucrose = monostearate, sucrose = distearate, sucrose = monooleate, sucrose = dioleate, sucrose Sugar = monolinoleate, sucrose = dilinoleate, sucrose = monoricinolate, sucrose = diricinolate, sucrose = monoisostearate, sucrose = diisostearate, sucrose = mono (12-hydroxy) stearate, sucrose = di Fatty acid esters of sucrose, such as (12-hydroxy) stearate,
[0018]
(vi) lecithin such as soybean oil lecithin,
Etc.
[0019]
The propolis food composition of the present invention comprises the component (A), the component (B), the component (C) and, if necessary, the component (D), the carboxylic acid group of the component (C). Content of the organic acid which has 2 or more or has a carboxylic acid group and an amino group is chosen in the range of 1-150 weight part per 100 weight part of total amounts of (A) component and (B) component. When the content of component (C) is less than 1 part by weight, the retention of component (A) is weak, and when it exceeds 150 parts by weight, it becomes extremely difficult to produce a uniform and stable composition. In view of both the holding power of the component (A) and the stability of the composition, the preferred content of the component (C) is 5 to 100 parts by weight per 100 parts by weight of the total amount of the components (A) and (B). In particular, the range of 10 to 75 parts by weight is preferable.
[0020]
On the other hand, the content of the polyol / fatty acid ester emulsifier of component (D) added as necessary is selected in the range of 25 parts by weight or less per 100 parts by weight of the total amount of component (A) and component (B). . When the content of the component (D) exceeds 25 parts by weight, it becomes extremely difficult to form a uniform composition. In addition, when (D) component is required, preferable content of this (D) component from both sides of the solubilization power of (A) component and the shape stability of a composition, (A) component and ( It is in the range of 0.1 to 10 parts by weight per 100 parts by weight of the total amount of the component B), and particularly preferably in the range of 1 to 5 parts by weight.
[0021]
Next, the manufacturing method of the propolis food composition of this invention is demonstrated.
First, after adding the component (E) to the solution in which the component (C) or the component (C) and the component (D) are uniformly dissolved or stably dispersed in the component (B), Mixing and stirring sufficiently at 50 to 150 ° C., preferably 60 to 75 °, may be combined with the softening and atomization of the component (E), and the components (B) and (C), and further the component (D) The propolis food composition stock solution comprising a water-soluble component or a mixture of a water-soluble component and an oil-soluble component is obtained.
[0022]
Then, in the same temperature range, filter paper, filter cloth, wire mesh or the like is used for normal pressure, pressurization or vacuum filtration, and by separating the propolis residue insoluble in component (B), it is soluble in component (B). Collect a solution of the propolis component.
Thereby, the propolis food composition of the present invention can be obtained.
Examples of the present invention will be described below with the results of panel tests.
[0023]
【Example】
[Example 1]
An open type mixer equipped with a stirrer, a thermometer and a heating device was charged with 60 parts by weight of water and 40 parts by weight of malic acid, and stirred at 60 ° C. for 10 minutes under normal pressure to prepare a colorless and transparent uniform solution. .
Next, 20 parts by weight of Brazilian propolis bulk is added, stirred at 60 to 70 ° C. under normal pressure for 2 hours, mixed and contacted, and consists of a solution of a propolis component soluble in water and an insoluble propolis residue. Propolis food composition stock solution was obtained. Thereafter, the obtained propolis food composition stock solution is filtered through a 200 mesh wire net at 70 ° C. under normal pressure to separate insoluble propolis residues in the propolis food composition to produce a red-brown liquid propolis food composition. did.
[0024]
[Example 2]
A closed mixer equipped with a stirrer, thermometer and heating device was charged with 35 parts by weight of water, 35 parts by weight of D-xylose and 30 parts by weight of glycine, and stirred at 80 ° C. for 10 minutes under normal pressure to obtain a homogeneous solution. It was created.
Next, 30 parts by weight of an Australian propolis bulk was added and mixed and contacted with stirring at 70 to 80 ° C. for 1 hour under a pressure of 3 kg / cm 2 to dissolve the propolis component soluble in the D-xylose aqueous solution. And a propolis food composition stock solution containing insoluble propolis residue.
Then, the obtained propolis food composition stock solution is filtered using a No. 2 filter paper at 60-70 ° C. under a reduced pressure of 50 mmHg to separate an insoluble propolis residue in the propolis food composition to obtain a reddish brown liquid A propolis food composition was produced.
[0025]
[Example 3]
A closed mixer equipped with a stirrer, a thermometer and a heating device was charged with 70 parts by weight of water, 30 parts by weight of citric acid and 1 part by weight of tetraglycerin monooleate and stirred at 60 ° C. for 30 minutes under normal pressure. To produce a milky white translucent homogeneous solution.
Next, 20 parts by weight of Brazilian propolis bulk is added and mixed and brought into contact with stirring at 65 to 75 ° C. for 1 hour under normal pressure to contain a water-soluble propolis component solution and an insoluble propolis residue. A food composition stock solution was obtained.
Then, the obtained propolis food composition stock solution is filtered through No. 2 filter paper and filter cloth under pressure from normal pressure to 5 kg / cm 2 to separate insoluble propolis residues in the propolis food composition. A brown liquid propolis food composition was produced.
[0026]
[Comparative Test Examples I and II]
(C) It carried out by the same component extraction and filtration operation as Example 3 based on the following raw material mixing | blending, without using the organic acid of a component.
Comparative Example I ... 20 parts by weight of Brazilian propolis bulk, 70 parts by weight of water, 30 parts by weight of glycerol and 1 part by weight of tetraglycerin monooleate Comparative Example II ... 20 parts by weight of Brazilian propolis bulk, 70 parts by weight of water Parts, gluconic acid 30 parts by weight and tetraglycerin = monooleate 1 part by weight
[Examples 4 to 10]
Hereinafter, seven types of propolis foods were carried out in the same manner as in Examples 1, 2, and 3, except that the raw propolis mass, solvent, predetermined organic acid, and if necessary, the type and ratio of the polyol / fatty acid ester emulsifier were changed. A composition was prepared. Table 7 shows a list of raw material blend ratios and manufacturing methods of these seven types of propolis food compositions.
[0028]
[Table 1]
Figure 0003762127
[0029]
[Example 11]
The 10 types of propolis food compositions obtained in Examples 1 to 10 and the 2 types of propolis food compositions obtained in Comparative Examples I and II were each taken in a petri dish by 50 g, and a 200 mesh Tetron cloth net was placed on top. After covering, it was allowed to stand for 3 months in a room at 20 ° C. and 60% RH constant temperature and humidity where general viable bacteria were present.
Subsequently, after removing the Tetoron cloth net and observing the change in appearance after 3 months, the surface layer portion was put on a test medium (however, a food stamp manufactured by Nissui Pharmaceutical Co., Ltd.) and cultured at 37 ° C. for 24 hours.
[0030]
The results are shown in Table 2. The propolis food composition of the present invention was completely stable in liquidity, and was free of bacteria due to spoilage although it was aqueous.
[0031]
[Table 2]
Figure 0003762127
[0032]
[Panel test example 1]
Ten propolis food compositions obtained in Examples 1 to 10 and Comparative Example I were selected as subjects by randomly selecting 120 men and women with symptoms of hypertension from men and women between the ages of 20 and 70, An aqueous beverage was prepared by adding 1.0 g of the two types of propolis food compositions obtained in II to 100 ml of water, and 10 subjects were allowed to drink one type of beverage, and the texture was investigated. Next, each person drank only the required amount of sake (however, using Okura Sakezo Co., Ltd., laurel wreath grade 1) and asked them to answer their feelings after 3 hours.
[0033]
The results of the investigation are shown in Table 3, and it was confirmed that the propolis food composition of the present invention is superior in texture to the propolis food compositions of Comparative Examples I and II, and has a very good performance effect. It was.
[0034]
[Table 3]
Figure 0003762127
* 1 Evaluation criteria for the texture when drinking are as follows.
◎… 8 or more out of 10 tasters felt good in taste and refreshment ○… 7 or more in 10 tasters felt good in refreshment and felt good in taste No more than 5 people △… 5 or more out of 10 tasting people feel good about taste, and no more than 5 people feel good about refreshment * 2 3 hours after drinking The following evaluation criteria for mood are as follows.
A ... All 10 tasters feel tired and feel refreshed B ... 7-9 out of 10 tasters feel tired and feel refreshed C ... 10 people Among those who tasted less than 6 people who felt tired and refreshed. [0035]
[Panel test example 2]
Ten types of propolis food compositions obtained in Examples 1 to 10 were selected by randomly selecting 120 men and women having symptoms of both chronic rhinitis and hay fever from men and women aged 15 to 65. An aqueous beverage prepared by adding 0.5 g of the two types of propolis food compositions obtained in Comparative Examples I and II to 100 ml of water was prepared in the morning, day, and night for 10 subjects for each type of beverage. It was drunk 3 times continuously for 3 months. After that, I was asked if I could feel that the symptoms of chronic rhinitis and hay fever are on the way.
[0036]
The results of the investigation are shown in Table 4, but the propolis food composition of the present invention was obtained by comparing the propolis food composition of Comparative Example I produced by the conventional micelle extraction method and the oxyacid additive comprising one carboxylic acid group. It was found that the performance expression effect was superior to the propolis food composition of Comparative Example II to be blended.
[0037]
[Table 4]
Figure 0003762127
* 1 Evaluation criteria for changes in symptoms of chronic rhinitis are as follows.
◎… all 10 tasters felt that their symptoms were better. ○… 7-9 of 10 tasters felt their symptoms were better. △… out of 10 tasters. No more than 6 people who felt that the symptoms were better * 2 Evaluation criteria for changes in symptoms of hay fever are as follows.
◎… All 10 tasters felt that symptoms were reduced. ○… 7-9 out of 10 tasters felt that symptoms were reduced. △… Symptoms were reduced among 10 tasters. Those who felt 6 or less
【The invention's effect】
As described above, the propolis food composition of the present invention and the production method thereof have two carboxylic acid groups in an aqueous homogeneous solution or a solution in which a polyol / fatty acid ester emulsifier is further dissolved in micelles. Extracting the active ingredients while suppressing the elution of unnecessary impurities contained in the propolis bulk by uniformly dissolving or dispersing the organic acid that has the above or coexists with the carboxylic acid group and the amino group To maintain a uniform liquid phase state and impart anti-corrosion properties, thereby enhancing the performance expression effect.
Therefore, by implementing the present invention, it is possible to provide a more reliable water-based propolis component-containing food that has improved texture and storage stability.

Claims (2)

(B)水単独又は水及び水と水素結合し得る水溶性溶剤との混合物中に、(C)カルボン酸基を2個以上有するか又はカルボン酸基とアミノ基とを有する有機酸の1種若しくは2種以上を溶解若しくは分散させ、または、必要に応じてさらに(D)ポリオール・脂肪酸エステル系乳化剤をミセル溶解させた溶液の中に(E)プロポリス原塊を投入して、加熱混合して、プロポリス食品組成物原液を得る工程と、前工程で得られたプロポリス食品組成物原液から、前記(B)成分に不溶のプロポリス残渣を分離することにより、(A)水単独又は水及び水と水素結合し得る水溶性溶剤との混合物に可溶のプロポリス成分の溶液を得る工程とを含み、
前記(A)〜(C)成分及び必要に応じて前記(D)成分を含有し、かつ、(A)成分と(B)成分との合計量100重量部当たり、(C)成分の含有量が1〜150重量部で、(D)成分の含有量が0〜25重量部であるプロポリス食品組成物を得ることを特徴とする、プロポリス食品組成物の製造方法。
(B) One kind of organic acid having (C) two or more carboxylic acid groups or having a carboxylic acid group and an amino group in a mixture of water alone or water and a water-soluble solvent capable of hydrogen bonding with water Alternatively, two or more types are dissolved or dispersed, or if necessary, (E) the propolis bulk is put into a solution in which a polyol / fatty acid ester emulsifier is dissolved in micelles, and heated and mixed. By separating a propolis residue insoluble in the component (B) from the step of obtaining a propolis food composition stock solution and the propolis food composition stock solution obtained in the previous step, (A) water alone or water and water look including the step of obtaining a solution of soluble propolis ingredient in admixture with a water-soluble solvent capable of hydrogen bonding,
The content of the component (C) per 100 parts by weight of the total amount of the components (A) to (C) and, if necessary, the component (D) and the components (A) and (B). A method for producing a propolis food composition, comprising obtaining 1 to 150 parts by weight of a propolis food composition having a component (D) content of 0 to 25 parts by weight .
前記有機酸がクエン酸である、請求項に記載のプロポリス食品組成物の製造方法。The method for producing a propolis food composition according to claim 1 , wherein the organic acid is citric acid.
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