JP3754536B2 - 送受信装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、通信機器の改良に関するものであり、更に詳細には、通信機と画像認識装置との複合機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近の通信機器網の発達によって、例えば電話機には、種々のアイディアが搭載され、その使い勝手の良さには目を見張らされるものがある。通常の有線電話機や移動体通信機器の元祖ともいえるトランシーバの普及もさることながら、近年、例えば、身近な例でいうと、移動体通信機器−携帯電話−の普及にはめざましいものがある。基地局との通信距離が比較的短いという欠点から、特定の区域でしか使用し得ないという制限はあるものの、一度に送れるその伝送容量の多さと通信コストの安さから、コンピュータからの情報の受・発信の基地として利用価値の高い、通称、PHS(パーソナルハンディフォーン)簡易型携帯電話機の普及や、現在のところ一度に送れる伝送容量は上記PHSよりは劣り、通信コストも多少高いとは云うものの、送・受信のエリアが全国のほぼ全域をカバーしているメリットを生かした携帯電話の普及、これらの、最近の移動体通信機器の普及は実にめざましい。
さらに、上述してきた移動体通信機器は地上局を介して交信するものであるが、打ち上げられた複数個の人工衛星を送・受信局として、何時でも世界中のどこからでも世界中の誰とでも通話を可能にするという、イリジューム計画が現実のものとなるのもそう遠い将来ではなかろう。メディアの発達によって、通信局のIDナンバー −砕いて言えば電話番号を含む符号− の桁数は増加の一途をたどることが予想される。このことは即ち、それが電話機の場合には、桁数が長くなるほど複雑だと感じるようになるとともに、自分の意図するIDナンバーのインプットを一文字間違えれば、時差の関係で、とんでもない時間帯に、とんでもない国の、意図せぬ人と話をする結果をもたらすようになるのも、そう遠い将来の話ではなくなる。所謂迷惑電話が時刻におかまいなしに横行するといったことが国際的スケールになる。一方、高年齢者化が続く。歳を重ねるにつれ、IDナンバーのインプットの手元は怪しくなり、その動作も緩慢となるのはさけられないから、上述したような国境を越えた迷惑電話が益々横行するようになるであろう。
又、ホワイトカラーの生産性の向上が叫ばれるようになり、最近では、インターネットやEメールといったコンピュータを利用した通信が非常にポピュラーになり、ビジネスツールとして非常に重要な役割を果たしつつある。今やコンピュータとそれに接続される機器は、ビジネスを効率よく推し進めるために必要不可欠なツールとなって来た。出先でコンピュータを操り、携帯電話等を駆使して効率の良いビジネスを推し進めている光景は、特別珍しいものではなくなって来た。こうした環境の中にあっても、ビジネスカード、即ち、名刺の存在は不動の存在であり、そして、その名刺に、会社や自宅の電話番号やインターネットのIDナンバー、所謂アドレスを刷り込む人が増えている。そうしたときに、電話番号や該アドレスを手作業で入力することは、上述した「ビジネスを効率よく推し進める。ホワイトカラーの生産性向上」という永遠の目標に相反する事になる。
そこで登場したのが名刺専用スキャナーと呼ばれているコンピュータの周辺機器である。一般のテーブル型スキャナーはプラテンを持っていて、原稿は移動させずに光学系を移動させて走査させるタイプの大型のものがある。それよりも数段小型の、原稿を移動させるタイプのもの、更にそれよりも安価な装置全体を移動させることで走査をさせるハンディスキャナーがある。これらはそれぞれ一長一短はあるものの、所謂OCRソフトさえしっかりさせておけば、画像情報を文字情報に置き換えて処理させることができる。そして、それを特化させた形で、原稿を移動させるタイプで名刺専用スキャナーと銘打ったコンピュータ周辺機器もある。例えば、この装置と、その処理に使われているOCRソフトに於いては、名刺読み取り専用スキャナーであることから、氏名、会社名、所属、役職、郵便番号、住所、電話番号、ファックス番号等を読み込んでそれらの情報を整理する機能や、印刷を行えるようにする機能、さらにはモデムを用いてオートダイアルを行わせる機能等、ソフトウエアーに色々な特長を持たせている。このソフトウエアーはソート機能等を兼ね備えさせていたりして、その点については優位な位置にあることには違いないが、名刺上のほぼ全ての情報を、連続的且つ自動的に認識させようとするために、モーター駆動をすることで名刺を移動させ、それによって走査を行うということを余儀なくされ、そのために持ち運びをするには大型になり、電源ユニットを別途準備しなければならないといったことや、取り込む情報量が多すぎて、ソフトウエアーが所謂「重い」状態になってしまう。プラテンを有するスキャナーであっても、或いは、ハンディスキャナーであっても、大は小を兼ねるがごとく、ソフトウエアー次第で、勿論このような処理は可能である。ただ、全てに於いて「重い」のが最大の欠点である。
ところで、今までに入手した名刺の特長を観察してみると、なかなか興味深いことがわかる。まず、大きさであるが、55mm×90mm。これが所謂『名刺サイズ』である。外国製の名刺も似通った大きさではあるが、その大きさのばらつきは日本製のものよりも大である。この限られた狭い紙面に、会社のロゴマーク、会社名、事業所名、部、課、係、班、組、グループ、等が記載されていて、本人の役職、本人の氏名、本人の顔写真、郵便番号、住所、電話番号、ファックス番号、最近ではインターネットのホームページIDやEメールアドレス等々が載せられているものも珍しくない。そして最近のものは、それが故に、横書きのものが多い。人によっては、裏面にも英語でそれらを記載している場合もある。
ここで、もう少しこの名刺を観察して、記載されている情報の内、電話番号,ファックス番号やインターネットアドレスの部分に注目してみると、その当人とコンタクトをとるために最も重要な情報であるにもかかわらず、やけに長ったらしく、それが故にそれらは文字が小さく、読みづらい。特に、中高年齢層の人にとっては顕著なデメリットとなるのである。上述したように、今後益々、番号の桁数が増え、そして高年齢層の人が増える。名刺に記載されている記号の内の全ての数字や文字を一度に記憶してインプットできる人は皆無といってよい。大抵の人は一旦、4,5桁ほどを覚えてそれを機器に打ち込み、それから、名刺の上の細かい字を追いかけて自分がどこまでインプットしたかを思い出しながら確認し、その続きの4,5桁を記憶して又インプットし…といったことを続けていってはじめて作業が完了する。この作業は実に煩雑である。
また、NTT社等が発行している電話番号帳を参照しながら、電話をかけようとするときにも同じ様なプロセスを踏むが、電話番号帳を参照しながらインプットを行う場合には、所謂「行ずれ」が起こる。即ち、羅列行のため、一旦覚えた番号を途中までインプットし、更にインプットを続けるべく電話番号帳のその行に目を戻そうとしたときに、元見ていた行を見失ってしまうことをよく経験する。そして、それを探し当てて、その続きをインプットしようとすると、今度は、所謂「時間切れ」で、非情な音が受話器の向こう側から聞こえてきて、腹を立てた経験が幾度となくある。
公衆電話に併設されている電話番号帳は、盗難防止ということもあってか、架台に吊り下げられている。それを開帳して、必要ページ、必要箇所にやっとたどり着いて、相手先のIDナンバーをインプットし始めたら、風でそのページがめくれてしまって、どこを開いていたのかがわからなくなったり、電話番号帳が分厚いために紙の腰で自然にめくれてしまうというようなことも多々ある。最近ではJR等の私鉄電車・列車内に公衆電話が置かれていることがある。或いは、携帯電話をデッキ等で使用しようとする事もある。このときには揺れと明るさを勘定に入れておかないといけない。名刺やパンフレットに書かれた細かい字をインプットするには、健常人でもなかなかやっかいである。老眼が進んだ人だと、これに加えて更に細かい字が解像できないといったやっかいなことも起きる。手元が揺れる。デッキは暗いから益々字がはっきりと解像できない。老眼鏡を外して数字を読む。その一部分を覚えて、ダイアルに数字を打ち込む。と云った風景を想像していただきたい。
一方、バッテリーで駆動させる携帯電話等では、その一回の充電後の放電時間(待ち受け時間や通話時間)は長ければ長いほど、使い勝手の良い機器ということになる。上述した様な操作を開始するために、回路がアクティブになっているときには、IDナンバーのインプット作業を実際には行っていなくとも、限りあるバッテリー内の電気をどんどん無駄な電力として消費してしまっているわけだから、インプットとインプットとの合間の時間のロスによるバッテリーの電力消費を防ぐ手法として、例えば、インプットの途中で−それはごく短時間なのではあるが−上述した様な操作中に、ある一定時間以上の小休止を挟むと、今の今までインプットし続けてきたものを情け容赦なく自動的にキャンセルしてしまうような基本設計がされているものもある。
先程も述べたが、現在の比較的若い世代の人が、これらのツールとメディアを使いこなしているのであるから、今後は、この世代の人がだんだんに歳をとってゆき、これからは上述したツールとメディアを使う年齢層の高齢化が間違いなく進むことになる。しかし、脳の老化現象は回避のしようがないから、それに伴って、IDナンバーのインプットの動作も緩慢となり、インプットの途中でインプット途上の情報が自動的にキャンセルされてしまうような事態が再々発生するものと予想される。それで最初からまたIDナンバーのインプットのやり直しを余儀なくされ、益々バッテリーの電力消費は激しくなるし、時間は無駄になるし、イライラからくる顧客−操作者−のストレスが溜まる。現在、電話に於いてはそのIDナンバーの桁数は、所謂市外や、フリーダイアル、携帯電話等を認識させる「0」を含めて10桁である。使用する電話会社回線を指定するとすれば少なくとも14桁にもなってしまう。
さらに、国際電話をかけようとすると、このほかにカントリーコードとして最低あと2桁は追加せねばならず、一生の内のたった1度だけ利用するにしろ、或いは、何度も利用することになるにしろ、一度は、この長い数字や文字の列を、手作業でインプットしなければならない。上述したイリジューム計画が現実のものとなったときには、間違いなく最低でも15桁は、正確に、しかも、素早くインプットすることが求められるようになる。
上述した名刺専用スキャナーは、データをまとめて入力してしまおうという考え方が根底にある。しかるに、スキャナー部分を単独で構成し、原稿、即ちこの場合、名刺をモーターで自動送りさせることで走査させてデーターの取り込みを行おうという機構になっている。コンピュータのメモリ一部分にアドレス帳一個人の電子電話帳−を作り、それをあらかじめインプットしてストレージしておき、それを必要に応じて呼び出して使用するというのがごく一般的な使われ方である。しかし、アドレス帳作成作業だけを行おうとすると、意外と煩雑であることがわかる。暇を持て余している人ならいざ知らず、上述したような、「ビジネスを効率よく推し進める」「ホワイトカラーの生産性向上」という目標とは、ほど遠い構成と装置ではある。又、先程述べたように、情報の全てを取り込もうとするから、何から何まで「重い」のが最大の欠点でもある。
ただ、いずれのスキャナーに於いてもコンピュータの周辺機器であるが故に、それと一体となって初めてその真価が発揮されるのであって、コンピュータと接続されていなければただの箱である。つまり、例えば、外出先で所謂モバイル型パソコンを介して何かをしようとする場合、まず、パソコンの立ち上げ作業から開始せねばならない。この「立ち上げ」を待っているだけでもかなりまどろっこしい。それに加えて、データの取り込みの指定が予想外に煩雑で、色々な記載事項の中から、とりわけ上述してきたIDナンバーだけを必要とする様な場合、即ち、例えば、NTT社製の電話番号帳から一人分の電話番号のみを必要とする様な場合、原稿となるものの画像情報を取り込むべく、走査を行い、取り込んだ内の自分が必要とする部分の画像のみに絞り込んで、そのほかの余計なデータを消して、それを文字情報に変換して再度取り込みを行い、その取り込んだ情報に名称を付けて保存するかどうかを判断して…というようなことを延々と行わねばならない。このように説明をすると言い回しだがまどろっこしくて、この作業は一瞬のうちに完了するとも思われがちであるが、実際は筆舌に尽くしがたいほどの大作業となるのである。
そして、モバイル型パソコンもバッテリーで駆動されていることを忘れてはならない。従って、上述した数々の欠点があるので、コンピュータとスキャナーとの組み合わせによる電話番号のインプットという作業は、実際には非現実的なので、行わない、否、行う気になれないのである。ましてやモバイル型パソコンとの組み合わせに於いては、そのようなことを行うのは皆無に等しい。たいていの場合、誰でも初回は、電話番号帳やパンフレットや名刺を読み取り、部分的に覚えながら、反復反芻しながら、上述したようなプロセスを経てIDナンバーを電話なりコンピュータなりにインプットにする。解像しにくい小さな文字の羅列を覚えるといったような苦労を伴うことが分かっていても、手作業の方が何十倍も早かったためにそのような対応を余儀なくさせられてきたのである。
しかし、一方では、アドレス帳などは作らず、名刺を整理してストックだけしておく、という無精な人も多いはずである。一般的にはこれでビジネスを遂行していく上において支障がないから、あながち無精とはいえず、かなりシンプルで良い方法かもしれない。だがしかし、IDナンバーをインプットする段になって、その不便さを思い知らされてきたのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述したようなこれまでのツールとメディアの不便さを背景に着目してなされたものであり、本発明により電話番号のインプットにおいて作業効率の良い送受信装置を、安価に提供しようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明は、(a)画像認識装置2であって、
(a1)原稿上の認識エリア内の数字を含むキャラクタの集合列の像を読み取る光センサー4と、
(a2)前記認識エリア内の前記集合列の一番左または一番右に位置する数字に、カーソル10としての照明を当てるカーソル手段とを含む画像認識装置2と、
(b)光センサー4の出力が与えられ、カーソル手段のカーソル10によって指示された数字を一番左または一番右とする前記集合列の数字を相手先の電話番号として検出する手段6と、
(c)検出手段6によって検出された前記電話番号を記憶するメモリー装置8と、
(d)メモリー装置8に記憶された電話番号を有する相手先にダイアルするダイアル手段9とを含む送受信装置である。
また本発明は、(a)画像認識装置2であって、
(a1)原稿上の認識エリア内の4桁の加入者番号およびその加入者番号の左側に位置する市内局番から成る電話番号を表す数字を含むキャラクタの集合列の像を読み取る光センサー4と、
(a2)前記認識エリア内の前記集合列の一番右に位置する数字に、カーソル10としての照明を当てるカーソル手段とを含む画像認識装置2と、
(b)光センサー4の出力が与えられ、カーソル手段のカーソル10によって指示された数字を一番右とする前記集合列の最初の4桁の数字群を相手先の加入者番号として検出し、その加入者番号の左側に、空白、符号の)、または符号の−を検出し、更に左側に、空白、符号の(、または符号の−が出現するまでの数字群を、市内局番として検出する手段6と、
(c)検出手段6によって検出された前記加入者番号と前記市内局番とから成る電話番号を記憶するメモリー装置8と、
(d)メモリー装置8に記憶された電話番号を有する相手先にダイアルするダイアル手段9とを含む送受信装置である。
また本発明は、キー7をさらに備え、
検出手段6は、キー7の出力に応答し、カーソル手段がカーソル10としての照明を当てている状態でキー7が押圧されると、光センサー4による読み取りを開始することを特徴とする。
また本発明は、前記原稿の前記認識エリアに上部から自然光を取り入れる構成を有することを特徴とする。
また本発明は、ディスプレー装置13をさらに備え、
このディスプレー装置13は、検出手段6によって検出された電話番号を表示することを特徴とする。
また本発明は、光センサー4は、顔写真等の図形情報を取り込み、光センサー4によって取り込んだ前記図形情報を、前記電話番号に関連付けてメモリー装置8に記憶し、
ディスプレー装置13は、この図形情報を表示し、
ダイアル手段9は、この表示された図形情報の検索によって、ダイアルすることを特徴とする。
また本発明は、前述の送受信装置を備える携帯電話器である。
【0005】
【実施例】
以下に本発明の一実施例を詳述する。図1は、本発明の全体像を指し示すためのブロック図である。図2は、携帯電話器に本発明を組み合わせたときの詳細ブロック図であり、図3は本発明全体の概要を説明するための斜視図であり、図4は図1〜図3の内部構造を説明するための断面図である。図5は、本発明を実施する際のCPU6の動作を説明するためのフローチャートであり、図5−1〜図5−6から成る。これらの図を参照しながら説明すると、図1乃至図4において、送受信装置1には、画像認識装置2が設けられる。画像認識装置2では、光学機構3が、この実施例の場合、原稿照明装置3−1、プリズム3−2及びレンズ3−3とからなり、これらを介してCCDセンサー4の上に結像された原稿5の認識エリア(図5−1参照)内における白と黒とからなる画像情報は、CPU6でデータ処理される。CPU6で処理されたデータは、一旦、RAM8に蓄えておいてからユーザのキーボード7からの指示で、オートダイアラー機構9により間接的に通信相手先の呼び出しを行うか、或いはRAM8を介さず、オートダイアラー機構9により直接的に通信相手先の呼び出しを行う。この実施例の場合、携帯型電話器のような無線システム11を介し通信ネットワーク12に接続することを考慮に入れているが、当該送受信装置1は有線で通信ネットワーク12に接続されていてもよい。
尚、この送受信装置1には、主に、画像認識装置2でインプットされた結果を確認するためのディスプレー装置13を設けることもできるし、キーボード7及び/又はディスプレー装置13は送受信装置1とは別体にしてもかまわないが、利便性に鑑みて、一体的構造であることが望ましい。尚、本発明を携帯電話器に組み込んだ場合を実施例として記載しているがこれにとらわれない。従って、一般の電話機や公衆電話機の送受話器に本発明の装置を装着する事もできる。
原稿照明装置3−1は人工的な光源を準備してそれを使用するものであっても或いは図3に示したように上部から自然光を取り入れる様な形態であっても、又、両方を備えた形態であってもよい。また、本発明においては送受信装置1の原稿5と接する側の底面に角度を持たせることでユーザーフレンドリーな形態にしてディスプレー装置13に表示された図形等を見易くしている。そして、光学機構3は光ファイバーや所謂セルフォックレンズを使って光路を形成しても一向に差し支えない。
【0006】
図4において、この画像認識装置2の光学機構3の近傍にはカーソル10が設けられ、文字行の最左列図形に照準を合致させることが容易なように構成され、カーソル10を目標とする文字や数字や符号等のキャラクタ(以下、活字と言うこともある)の原稿像に合わせ、上記キーボード7の特定のキー、例えば、エンターキーを押圧すると、CPU6は、ソフトウエアプログラムを実行し、読み取りを開始する。尚、このカーソル10の位置は列の最左であっても、或いは、最右であっても、ソフトウエアプログラムの実行によって、その位置関係が関連づけられ、合致するように構成されている。即ち、これから読み込もうとする文字・数字・符号等のキャラクタである被写体集合列そのものをターゲットアイテムとする。カーソル10は、装置側から照明を当てるポインターで指す構成を有する。この場合は、特定の波長の光をポインターとして使用しても良い。また、ここではCCDを光センサー4として例示する。
【0007】
日本の名刺の場合、電話番号やFAX番号は、一番下の列から数えて、1桁から4桁までは加入者番号であり、下5桁目にはかなり高い確率で、空白があるか、符号の)があるか或いは符号の一があり、その上の1桁から4桁までは市内局番であり、その数字群の更に1桁上にもまた空白があるか、符号の(があるか或いは符号の−があるという法則があること発見した事が本発明に至る重要な背景の一つになっていることを初めに述べておかなくてはならない。
【0008】
図4に加えて図5も参照して更に説明すると、この実施例の場合、上記カーソル10を本装置の一番左に位置させエンターキーを押すと、その位置をセンサー4が検知し、CPU6に対して一番左の活字から取り込む準備を開始させる指示を出す(図5のステップs1,s2、ならびにs3〜s8およびs11,s12)。米国やカナダ国内では電話番号が文字のOや数字の0以外の数字から始まるし、NTT社等が発行している電話番号帳の場合にも文字のO、数字の0以外の数字から始まるということの法則の発見もまた本発明に至る重要な背景の一つとなっている。また、例えば、東京都区内にいて、東京都区内に在する相手の名刺を用いて電話をしたい場合も、大阪市内から大阪市内に電話をしたい場合も同様である。
このような場合には、必ずしも先頭に位置する特定の活字をデフォルトとして設定しておく必要はないので、そのようにプログラム動作することもできる構成になっている(ステップs9,s10)。
多くの場合、名刺に印刷されているものは、市外局番や相手が携帯電話であることを認識させる番号である文字のOや数字の0から始まっている。このことも、本発明に至る重要な背景の一つになっており、この文字のOや数字の0をターゲットアイテムとしてカーソル10に合致させ、エンターキーを押すと、その活字のポイント数(ステップs13〜s20)及び、その文字の前後上下の文字までの距離(ステップs24〜s27)を測定し、計測を完了した後に、ダイアリングを開始させ得るように(ステップs43〜s51)、プログラム動作する。
しかして、同じ市内にいて、市外局番や相手が携帯電話であることを認識させる番号である文字のOや数字の0からインプットしたとしても、少なくとも最近の日本の電話交換機はそのことを認識して市内局番からダイアリングを行う仕組みになっているものもあるから都合がよい。
【0009】
すでに述べたように、名刺に記された文字・数字・符号等の集合列のスタイルは千差万別で市外局番と市内局番と加入者番号との間には符号の−や、符号の(や、符号の)が挿入されていたり、或いは、空白があったりする。それを認識させるプログラムを実行する画像認識装置2と、携帯電話器とを合体させた送受信装置1で、ダイアリングを実施させようというのが本発明の実施例の一部分でもある。尚、念のために、上述した説明から明らかなように、活字や図形の様な顕像以外の空白部分も「像」と捉えた上での発明である。従って、符号や文字等の活字や像のその上下左右の空白も本発明に於いては「像」として捉えているという考え方が根底にある。
【0010】
その一方、これらを電話「番号」としての情報から排除するために、一番最初に読み込んだ活字の大きさ、即ち、活字のポイント数及び、その活字と第2番目に読み込んだ活字との間隔のその距離をCPU6に取り込み(ステップs21〜s23,s28〜s31)、CPU6内でパターン解析して、それに近似する間隔以外であれば、次の数字を取り込むようにプログラム動作する(ステップs32〜s36)。上述した符号の−等を検知した場合には、次の文字や数字を取り込むようにプログラム動作する。
【0011】
とりわけ、便利のために、上記した文字のOや数字の0以外に、あらかじめデフォルトとして、符号の+や、数字の1や、数字の8や、文字のLや、文字のlや、文字のNや、文字のnや、符号の.や、文字のXや、文字のxや、文字のhや、符号の@や、符号の\や、符号の/や、符号の:や、符号の|等の様に、電話番号やTEL・FAX等の標記やインターネット上のホームページのパスワードやアドレスの標記事項の中で社会通念上約束事になっている符号やバーコードそのものをターゲットアイテムとして設定可能なようにプログラミングしておくことが、更に操作を円滑に行う手段として望ましい(ステップs37)。
さらには、当該アイテム類はユーザー本人が都合の良いようにキーボード7からプログラミングできるようにしておくことが、なお望ましい(ステップs38)。電話番号を入力するにあたって、図4に示した原稿5に名刺を用いることを仮定すると、印刷されている文字や符号や数字から成る活字列は国番号を表す共通約束事の符号の+で始まるか、或いは、アメリカやカナダを除く世界各国の電話番号はOか0で始まるから、たいていの場合、デフォルトをOか0に設定し、カーソル10を、その活字に合わせエンターキーを押すことで上記画像認識装置2の働きにより読み取りを始め、オートダイアラー機構9の働きで意図する相手にダイアルする様に構成する(ステップs39〜s42)。この際、同時にこのデータを本発明の装置内のメモリー装置であるRAM8に蓄え、後に固有の電子電話帳として作成できる様に構成させているが、コンピュータと接続することで、必要に応じて、当該コンピュータのメモリーに情報を蓄えるようにしてもよい。
【0012】
既述したように、同じ市内にいて、市外局番や相手が携帯電話であることを認識させる番号である文字のOや数字の0からインプットしたとしても、少なくとも日本の最近の電話交換機はそのことを認識して、市外局番等がインプットされたとしても市内局番と加入者番号とをダイアリングする仕組みになっているものが多いので問題は生じない。
しかしながら、このような対応がとれていない交換機も存在することから、カーソル10を一番右に位置させる事で、同様に、一番右から像を取り込む指示を出すようにプログラム動作させることもできる(ステップs11,s12)。一番右にカーソル10を寄せて、活字の一番右端にそれを合致させて画像の取り込みを開始する指示をキーボード7から与えると、最初の4桁は絶対的に相手先に固有な加入者番号であるとCPU6は解釈し、その更に左側に位置する像を読み込もうとする。このとき、上述したようにその左側には、かなり高い確率で、空白があるか、符号の)があるか或いは符号の−があるから、これをCPU6は認知して、その更に左側の次の空白か、符号の(か、或いは符号の−が出現するまでの数字群を市内局番と判断する。しかる後、上の桁から順にダイアリングを実行するようにプログラム動作する。
【0013】
電子電話帳作成にあたっては、キーボード7からカタカナ,アルファベットの様な文字・符号・記号及び/又は数字がインプットできるようなモードが準備されており、当該番号に対応した名前や肩書き等が書き込めるように構成されている。更には、メモリーと作成時間の節約のために「株式会社」や「有限会社」,「云々事業部」等々について、例えば「株式会社」は「K」一つのキーで、「有限会社」は「Y」一つのキーで、「云々事業部」は「J」一つのキーで、というように、アブリビエーションエントリーが可能なようにプログラム動作する事もできる構成にし(ステップs52〜s57)、次回以降の情報呼び出しのときにはこれらが省略されることなくディスプレー装置13表示するようになっている。
【0014】
国際電話をかけるシチュエーションは国内電話をかけるシチュエーションに比べて桁外れに低い。このことからデフォルトは今のところ10桁に設定している。しかし、名刺には符号の+で始まるような国際電話番号が記載されていることも多い。それを想定して、開発途上国を除いて、国認識番号は2桁だから、左側から数えて4列目の文字のOや数字の0からオートダイアル機構が作動するように、任意にプログラミングできるようにしてもよい。
そして国際電話をかける場合には、+にターゲットマーカーを合致させておいて、あらかじめ約束された符号、例えば、#のキーをキーボード7からインプットすると、KDD社へのアクセス番号001が自動的に添加されて、原稿上の符号の+の直後の活字から読み取りを開始しダイアリングを実行させるプログラムになっている。或いは、例えば、001を連続してインプットし、一定時間以内に符号の+にターゲットマーカーを合致させることで、符号の+の直後の活字からダイアルを開始させるようにブログラミングしてもよい。尚、この際、ケースバイケースではあるが、ほとんどの場合、符号の+を含めた左から4列目の活字がOや0である事が多く、市内局番と加入者番号とをダイアリングする仕組みにする方が都合がよいことが多いので、その様にプログラム動作させることもできるが、この際は勿論、これを解除する手段をも備える構成にしておくことが望ましい。
【0015】
米国やカナダ国内では電話番号がOや0以外の活字から始まるし、NTT社等が発行している電話番号帳の場合にもOや0以外の活字から始まる。また、例えば、東京都区内にいて、東京都区内に在する相手の名刺を用いて電話をしたい場合も、大阪市内から大阪市内用の電話番号帳を用いて電話をしたい場合も同様である。このような場合には、必ずしも先頭に位置する特定の活字をデフォルトとして設定しておく必要はない。
そのようなシチュエーションしかないようなユーザーがいることも考慮に入れて、ケースバイケースで、市内,市外を選択できるようにするためのスイッチを準備しておき、例えば都区内であれば下から8桁の数字の集合列のみを読み込んでダイアルを実行させるようにプログラム動作することもできる。或いは、それに代えて、例えば、文字のLや、文字のNや、符号の.等や、或いは空白部分を実質的なターゲットアイテムとし得る様に構成してもよい。
【0016】
そして活字の集合列に続いて例えば2活字分以上の空白が存在しているとき、その部分が数字の集合列の最後尾であるとCPU6が認識するようにプログラムするようにする事もできる。
【0017】
以上、原稿上の像を送受信装置1に設けられた画像認識装置2で読み取り、その画像情報を文字情報に変換して自動的にダイアルする例を述べた。
【0018】
本発明の実施例によれば、インターネットのホームページアドレスやEメールアドレスについても、上述した電話番号を読み取る場合とほぼ同じ事が実行できる。この場合には本発明の装置で読み込んだデータをコンピュータ側に送ることで実行できる。この場合のアドレスは、止めどもなく長くアルファベットが主体であるという特長がある。雑誌等の宣伝欄にも名刺の活字よりは少し大きい活字で刷り込まれている場合が多く見受けられ、最近では名刺にアドレスを刷り込んだものもよく見かける。いずれにしても、その長さに抵抗感を生じることは否めない。大抵の人は一旦、4,5桁ほどを覚えてそれを機器に打ち込み、それから、原稿の上の細かい字を追いかけて自分がどこまでインプットしたかを思い出しながら確認し、その続きの4,5桁を記憶して又インプットすることを続けていってはじめて作業が完了する。
それ故に、本発明のように通信機器と画像認識装置との融合には大きな意味合いがある。即ち、それを戸外で扱うことは容易なことではないし、よしんば家屋内であって、コンピュータはすでにアクティブになっており、スキャナーもアクティプな状態にして置かれてあったとしても、上にも述べたように、メールアドレスをインプットするだけのために、原稿となるものの画像情報を取り込むべく、走査を行い、取り込んだ内の自分が必要とする部分の画像のみに絞り込んで、スキャナーで取り込んだ画像を範囲を指定して、そのほかの余計なデータを消して、それを文字情報に変換してその取り込んだ情報に名称を付けて保存するかどうかを判断して…というようなことを延々と行わねばならない。筆舌に尽くしがたいほどの作業量となる。そして、モバイル型パソコンもバッテリーで駆動されていることも忘れてはならない。
【0019】
一般的に人は、文字の羅列情報よりも、図形化された情報の方が覚えが早いし、思い出すのも早い。そういった特長を最大限に発揮させられるのも本発明の大きな特徴の内の一つである。現在の携帯電話等においては短縮ダイアル機能付きのものがあるが、これだとやはり短縮ダイアル番号を思い出すか短縮ダイアル番号そのものを手帳等から引っぱり出して来なければならない。その分検索にも手間がかかる。基本的には本発明の実施例は、パターン認識の応用技術であるから、例えば、名刺上の会社等のロゴマークのパターンを一つの社名及び/又は事業部の符号として取り扱うこともできる。そうしておくことで、例えば電話をかける場合、まず、あらかじめ上記パターンを取り込み、メモリー装置8に蓄えておいた図形情報を漸次ディスプレー装置13に表示させて、見つけるのである。この図形情報は、本発明の実施例においては、電話番号と関連付けられているから、その検索もオートダイアラー機構9によるダイアリングも素早く行える。即ち、ビットマップで当該パターンの取り込みを行い、本発明の装置のRAM8にデータ圧縮技術を用いて、それを蓄えると同時に、このパターンと関連付けて電話番号とかアドレスとかを、上述してきた本発明の特徴を最大限に発揮させて、上述したと同じ様な構成でインプットしておく。
【0020】
本発明の実施例の装置においては、画像認識装置2の光学機構3のレンズ3−3の焦点距離を変えることによって、所謂デジタルカメラの役目も担わせることができる。或いは、デジタルカメラで撮った画像を本発明の装置のメモリー装置8に送り込むこともできる。
本発明の実施例においては、前述してきたような数々の特徴を有するからこそ、上述したような会社のロゴマークのようなものに限らず、例えばAさんの顔写真そのものを本発明の装置2に取り込み、これに関連付けて電話番号を入れておき、その顔をディスプレー装置13に表示させて検索し、オートダイアラー機構9によって電話を自動的にかけさせるといったことが、いとも簡単にできるのである。顔だけでなく、建物や家を本発明の装置で入力してこれとIDナンバーとを関連付けてインプットしておくと、無機的な殺伐とした機械も、実に生き生きとしたアトラクティブなものになる。
【0021】
さらには、コンピュータと別のスキャナーとの組み合わせで作成した画像とIDナンバーとを関連付けさせて、コンピュータ側から本発明の実施例の送受信装置にデータを取り込む構成にしても何ら問題はない。本発明を説明するにあたり、便宜上、情報処理をCPUで行うこととしてきたが、CPUでなくともこれらの処理は可能であることから、これに限定されるものではないことは勿論である。
【0022】
これまでの詳細な説明で明らかになった通り、IDナンバーと図形との関連付けが、本発明の実施例の最も根幹を成す重要な部分であるが、この応用技術、或いは、使用方法の一例として、本発明の他の実施例において、簡単な光学系の光路変更と焦点距離の切り替え・変更機構の追加で、工場やダム等の現場での作業中に、本発明が採用された移動体通信機を用いて、概略の図面や風景を送信することで、離れた場所で打ち合わせができるといったTV電話的なことも、可能にする事ができることを付記しておく。尚、IDナンバーと関連付けを行った像とを、音声で確認ができるよう構成しても良いが、その両方を有していれば更に使い勝手が良くなることは言うまでもない。
【0023】
【発明の効果】
以上詳述したように本発明によれば、画像認識装置と携帯電話器などのダイアル手段とを組み合わせて送受信装置とすることにより、従来には皆無であった数々の利便性が生まれるとともに、小型化が可能になることで機動性も向上し、且つ、省資源化がはかれるので、その経済的効果にも著しいものがある。加えて、比較的簡単な機構とプログラムとを兼ね備えさせ、電話番号と画像との関連付けを行うことにより、電話番号のインプットや検索が非常に簡単にできるようになり、万人にとって便利になるが、特に高齢化社会を迎えるにあたって非常に都合の良い装置となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の全体の構成を示すブロック図である。
【図2】 携帯電話器に本発明を組み合わせた構成を詳細に示すブロック図である。
【図3】 本発明の一実施例の全体の構成を示す斜視図である。
【図4】 本発明の一実施例の内部構造を示す断面図である。
【図5】 CPU6の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 送受信装置
2 画像認識装置
3 光学機構
3−1 原稿照明装置
3−2 プリズム
3−3 レンズ
4 CCDセンサー
5 原稿
6 CPU
7 キーボード
8 RAM
9 オートダイアラー
10 カーソル
11 無線システム
12 通信ネットワーク
13 ディスプレー装置
Claims (7)
- (a)画像認識装置2であって、
(a1)原稿上の認識エリア内の数字を含むキャラクタの集合列の像を読み取る光センサー4と、
(a2)前記認識エリア内の前記集合列の一番左または一番右に位置する数字に、カーソル10としての照明を当てるカーソル手段とを含む画像認識装置2と、
(b)光センサー4の出力が与えられ、カーソル手段のカーソル10によって指示された数字を一番左または一番右とする前記集合列の数字を相手先の電話番号として検出する手段6と、
(c)検出手段6によって検出された前記電話番号を記憶するメモリー装置8と、
(d)メモリー装置8に記憶された電話番号を有する相手先にダイアルするダイアル手段9とを含む送受信装置。 - (a)画像認識装置2であって、
(a1)原稿上の認識エリア内の4桁の加入者番号およびその加入者番号の左側に位置する市内局番から成る電話番号を表す数字を含むキャラクタの集合列の像を読み取る光センサー4と、
(a2)前記認識エリア内の前記集合列の一番右に位置する数字に、カーソル10としての照明を当てるカーソル手段とを含む画像認識装置2と、
(b)光センサー4の出力が与えられ、カーソル手段のカーソル10によって指示された数字を一番右とする前記集合列の最初の4桁の数字群を相手先の加入者番号として検出し、その加入者番号の左側に、空白、符号の)、または符号の−を検出し、更に左側に、空白、符号の(、または符号の−が出現するまでの数字群を、市内局番として検出する手段6と、
(c)検出手段6によって検出された前記加入者番号と前記市内局番とから成る電話番号を記憶するメモリー装置8と、
(d)メモリー装置8に記憶された電話番号を有する相手先にダイアルするダイアル手段9とを含む送受信装置。 - キー7をさらに備え、
検出手段6は、キー7の出力に応答し、カーソル手段がカーソル10としての照明を当てている状態でキー7が押圧されると、光センサー4による読み取りを開始することを特徴とする請求項1または2記載の送受信装置。 - 前記原稿の前記認識エリアに上部から自然光を取り入れる構成を有することを特徴とする請求項1〜3のうちの1つに記載の送受信装置。
- ディスプレー装置13をさらに備え、
このディスプレー装置13は、検出手段6によって検出された電話番号を表示することを特徴とする請求項1〜4のうちの1つに記載の送受信装置。 - 光センサー4は、顔写真等の図形情報を取り込み、光センサー4によって取り込んだ前記図形情報を、前記電話番号に関連付けてメモリー装置8に記憶し、
ディスプレー装置13は、この図形情報を表示し、
ダイアル手段9は、この表示された図形情報の検索によって、ダイアルすることを特徴とする請求項5記載の送受信装置。 - 請求項1〜6のうちの1つに記載された送受信装置を備える携帯電話器。
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