JP3750230B2 - フロ落とし込み方法 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロ落とし込み方法に関し、特にフロ落とし込みの際に落とし込み異常を確実に判別し得るフロ落とし込み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の技術としては、浴槽への落とし込み通路付近に温度センサを設け、浴槽に湯水を落とし込む際にはその温度センサにより落とし込み温度を監視しておき、異常な温度を検出した場合には落とし込み異常と判別して安全動作に移行するようなものがある。
【0003】
また、浴槽には追焚機能を備えたものがあり、これは浴槽に戻り管と往き管とらなる循環路を設けて循環路を循環する浴槽の湯を熱交換器により加熱するようにしたものであり、非常に便利でありよく利用されている。そして、このようなものでは落とし込み路をこの循環路に接続して、浴槽の戻り管の口及び往き管の口の双方を利用して浴槽に湯水を落とし込むようにして、浴槽への落とし込みを早急に行えるようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来このようなものがあるものの、従来のものでは次のような問題が生じる。まず、フロに関する温度を検出するためにその都度温度センサを増加させれば温度センサが多数必要となり、それに伴いセンサの監視制御や配線等が複雑となり、温度センサの数の減少が望まれている。例えば、従来の技術で提示したものでは、落とし込み温度を監視する温度センサや、浴槽の温度を監視するフロ温度センサ等が必要となり、一つの温度センサで実現できれば簡易な構成で実現でき望ましい。
【0005】
また、浴槽に落とし込む温度を監視する温度センサを浴槽付近の循環路に設けるようにしたものでは、注水量が減少した場合には例えば一方の管に湯水が流れ温度センサを配置した方にあまり流れなくなった場合には落とし込み温度ではなく、その場所の雰囲気温度を拾い、正しい温度を検出できないという問題を有する。
【0006】
そこで、本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであって、このような装置において温度センサの数を減らしつつ、浴槽への落とし込みの際の異常を適格に判別するフロ落とし込み方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、浴槽と、浴槽の湯を取り出して熱交換器へ送るフロ戻路及び熱交換器を通して浴槽に送るフロ往路とからなるフロ循環路と、浴槽の湯を循環路において循環させるために循環路に設けられた循環ポンプと、前記フロ戻路に設けられて浴槽の温度を検出するフロ温度センサと、浴槽に湯水を落とし込むためにフロ往路に接続されたフロ落とし込み路と、浴槽への落とし込み動作を制御するフロ落とし込み制御手段と、浴槽への落とし込み動作の際に異常を判別する異常判別手段とを設け、前記落とし込み制御手段にて浴槽に湯水を落とし込む際に、前記フロ温度センサによりその落とし込む温度が正常か否かを判定し、前記フロ温度センサが異常温度を検出した場合には、一旦浴槽への落とし込みを中断して、前記循環ポンプをオンし、前記循環路に浴槽の湯を循環させた後も、前記フロ温度センサにより異常温度を検出した場合には異常判別手段により異常と判別し、正常温度を検出した場合には異常判別手段により正常と判別し、前記異常判別手段により正常と判別した場合には、前記落とし込み制御手段により落とし込み動作を続行することを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、浴槽と、浴槽の湯を取り出して熱交換器へ送るフロ戻路及び熱交換器を通して浴槽に送るフロ往路とからなるフロ循環路と、浴槽の湯を循環路において循環させるために循環路に設けられた循環ポンプと、前記フロ循環路において浴槽の湯の循環を検出する水流スイッチと、前記フロ戻路に設けられて浴槽の温度を検出するフロ温度センサと、浴槽に湯水を落とし込むためにフロ往路に接続されたフロ落とし込み路と、浴槽への落とし込み動作を制御するフロ落とし込み制御手段と、浴槽への落とし込み動作の際に異常を判別する異常判別手段とを設け、前記落とし込み制御手段にて浴槽に湯水を落とし込む際に、前記フロ温度センサによりその落とし込む温度が正常か否かを判定し、前記フロ温度センサが異常温度を所定時間(あるいは所定流量)継続して検出した場合には、一旦浴槽への落とし込みを中断して、前記循環ポンプをオンし、前記水流スイッチがオンした後に再度フロ温度センサにて温度を検出し、所定時間(あるいは所定流量)継続して異常温度を検出した場合には異常判別手段により異常と判別し、正常温度を検出した場合には異常判別手段により正常と判別し、前記異常判別手段により正常と判別した場合には、前記落とし込み制御手段により落とし込み動作を続行することを特徴とする。
【0009】
請求項1記載の発明のよれば、落とし込み制御手段によって浴槽への湯水の落とし込み動作の際にフロ温度センサが正常範囲外の温度を検出した場合には、直ちに異常と判断することなく、一旦循環ポンプを駆動させてフロ温度センサに浴槽の湯を循環させて、再度本当に温度異常かを確認してから異常判別手段が異常と判別する。
【0010】
また、請求項2記載の発明によれば、フロ温度センサにて温度が所定時間(あるいは所定流量)正常範囲外であることを条件に異常と判別するようにしたので外乱等による温度変動によって誤って異常と判断することはない。更に、一旦循環ポンプを駆動させてフロ温度センサによって再検出する際には、水流スイッチがオンした後に検出確認するようにしたので確実に浴槽の湯の温度を検出することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を実施形態に基づいて説明する。
図1は本発明が適用された風呂自動給湯機能付給湯装置の実施形態例を示す1缶2回路式給湯装置の全体構成図で、図2は制御構成図であり、図3はその制御動作を示すフローチャートである。
【0012】
図1に沿って1缶2回路式給湯装置の全体構成を説明する。符号10は1缶2回路式の熱交換缶体で、1つの送風ファン11と1つのバーナ12を備えている。バーナ12は燃料の噴霧ノズル12a、点火器12b等を備えている。前記噴霧ノズル12aには燃料が供給ポンプ12cにより、供給制御弁12dを介して供給される。
熱交換缶体10内の上部空間には風呂追い焚き循環路20の熱交換部20aと給湯回路40の熱交換部40aが配置されている。
前記風呂追い焚き循環路20は、図示しない浴槽からの浴槽水を熱交換缶体10へ搬送するためのフロ戻り路21と、熱交換加熱された湯を熱交換缶体10から浴槽へ搬送するためのフロ往き路22とからなる。
前記フロ戻り路21には循環ポンプ32、水流スイッチ33、フロ温度センサ34が設けられている。
【0013】
前記給湯回路40は上水道からの水を熱交換缶体10に搬送する入水管41と、熱交換缶体10で加熱された温水を出湯する出湯管42を有し、出湯管42は更に一般給湯管43とフロ落とし込み路44とに分岐して延設されている。
前記入水管41には水量センサ51、入水温度センサ52が設けられ、出湯管42には出湯温度センサ53が設けられている。また入水管41からは比例調節弁45を介してバイパス46が設けられ、混水ができるようにされている。そして該バイパス46の合流点よりも下流側に水量調節弁54と給湯温度センサ55が設けられている。
前記一般給湯管43の末端には一般給湯カラン43aが設けられ、また前記フロ落とし込み路44は流量センサ44bを有する落とし込み弁ユニット44aを介して前記風呂追い焚き循環路20のフロ往き路22に接続し、風呂自動給湯運転ができるようにしている。
【0014】
また、フロ往き路22とフロ戻り路21との間にはフロバイパス路60が設けられ、フロバイパス路60とフロ戻り路21との接続箇所は、フロ温度センサ34よりも熱交換部20a側となっている。フロバイパス路60には逆止弁61が設けられている。従って、フロ追い焚き時には循環ポンプ32が駆動し循環路20内をフロ戻り路21側からフロ往き路22側に循環させ熱交換部20aにより追い焚き加熱すると共に、フロ温度センサ34によって浴槽の温度を検出する。このときフロバイパス路60の逆止弁61は逆方向であり、フロ戻り路21からフロ往き路22側にはフロバイパス路60を通して流れない。
【0015】
給湯側からフロ落とし込み路44を通して浴槽に湯水を落とし込む際には、フロ落とし込み路44からフロ往き路22を通して浴槽に注水されると共に、このとき逆止弁61は順方向であるためフロ往き路22、更にフロバイパス路60とフロ戻り路21を通して浴槽に注水される。そして、このときフロ温度センサ34によって浴槽に落とし込む温度を検出する。
【0016】
このようにすることにより、一つのフロ温度センサ34により浴槽の温度、及び浴槽に落とし込む落とし込み温度の検出とを兼用することができる。更には、フロバイパス路60と逆止弁61によりフロ落とし込み時には順方向となるため、フロ往き路22、フロ戻り路21の双方の浴槽の接続口から注水を行うことができ、速やかな落とし込みを実現することができる。
【0017】
70は、制御部であり、各部に設けられたセンサ類からの情報を受け、装置各部に指令を出す。制御部70を図2を用いて詳細に説明すると、制御部70は温度監視手段71、落とし込み制御手段72、異常判別手段73、異常処理手段74、タイマ手段75、及びその他の制御手段76を有している。そして、フロ温度センサ34等の各種温度センサ、水流スイッチ33等のセンサ類からの信号を受けて循環ポンプ32等の各種駆動部に指令を出している。また、この制御部70にはリモートコントローラ80が接続されており、リモートコントローラ80からの操作指示に対応して装置各部に指令を出している。
【0018】
まず、制御部70を構成する温度監視手段71は、各種温度センサを監視し給湯温度制御に利用したり、異常判別に利用したりする。例えば、追い焚き時にフロ温度センサ34を監視することによって浴槽の温度を検出して所望の温度まで焚き上げたり、浴槽に温水を注水するときにはフロ温度センサ34にて浴槽への落とし込み温度を監視し浴槽への落とし込み異常を判別するのに利用している。落とし込み制御手段72は、給湯側からフロ落とし込み路44を通して浴槽に落とし込み動作を制御する手段である。例えば、リモートコントローラ80の自動スイッチ82が操作された場合等、浴槽への注水が指示されたときに落とし込み弁ユニット44a等を開動作させる等の動作を行い、給湯側から浴槽に湯水を落とし込む。
【0019】
異常判別手段73は、上述の動作に異常がないか、正常に動作しているかを判別する手段であり、例えば浴槽への注水の際にはフロ温度センサ34が浴槽に落とし込まれる温度を監視しておりその温度が高すぎたり低すぎたりすればフロ落とし込みが異常の可能性が高いと判断できる。この異常判別手段73による異常判別については詳細に後述する。異常処理手段74は、異常判別手段73によって異常と判断されたときに、安全動作を行ったり異常内容をリモートコントローラ80に表示したりする手段である。タイマ手段75は時間を計時する手段であり、例えばセンサを監視する所定時間等をカウントしている。その他の制御手段76は、上述以外の各種動作を制御する手段であり、例えばリモートコントローラ80との伝送制御等を行っている。
【0020】
リモートコントローラ80は、風呂自動給湯機能付給湯装置側を遠隔操作するものであり、電源スイッチ81や浴槽への落とし込み動作をフルオ−トで行う自動スイッチ82等の操作部を有すると共に、その操作内容や給湯装置側の状態を表示する表示部83が設けられている。
【0021】
次に、本発明の動作について図3のフローチャートを参照して説明する。図3に示すように、リモートコントローラ80の自動スイッチ82が操作させるとフルオートで浴槽に注水を行い、所定の水位まで湯張り動作を行うための動作を開始する(ステップS1)。まず、循環路20の浴槽の循環口の水位まで水位が達するように所定の設定流量を注水する(ステップS2)。そして、その後も設定水位まで注湯を行うが、その際には給湯側から供給される湯がフロ落とし込み路44からフロ往き路22を通して浴槽に注湯されると共に、バイパス路60とフロ戻路21を通して浴槽に注湯されるため、フロ温度センサ34にて落とし込み温度を監視している(ステップS3)。
【0022】
ステップS3において、フロ温度センサ34の検出温度とリモートコントローラ80側のフロ設定温度+A度とを比較し、フロ温度センサ34の検出温度の方が低ければ高温異常注湯ではなく正常であると判断して、設定水位まで注湯を行い設定水位になれば注湯を終了する(ステップS4)。そして、自動スイッチ82が操作されてから4時間は保温動作を行い、浴槽の温度が低くなれば循環ポンプ32を駆動し、循環路20及び熱交換器20aにより追い焚き加熱を行って保温動作を行っている(ステップS5)。4時間を経過すれば、フルオートの動作モードを解除して終了する(ステップS6)。
【0023】
ステップS3において、フロ温度センサ34がフロ設定温度+A度の温度を検出した場合には、その状態がBリットル継続しているか否かを判断する(ステップS7)。これはフロ落とし込み路44に設けられた流量センサ44bにより流量を計測している。継続していなければ、一時的な外乱による変動としてステップS3、S4のル−チンに戻る。ステップS7においてBリットル継続して検出温度が正常範囲を逸脱した場合には、次にステップS8に移行する。
【0024】
ここで直ちに浴槽への落とし込み異常としなかったのは、図1に示すような構成の場合にはフロ温度検出センサ34が注湯温度を正確に検出できない場合があるからである。すなわち、給湯側から落とし込み路44を通して浴槽に湯水を落とし込む際には、落とし込み路44からフロ往き路22を通して浴槽へ、及びフロバイパス路60とフロ戻路21を通して浴槽への二つの経路で浴槽への湯水の落とし込みを行っているが、その際に他栓43aが使用されると落とし込み路44を通過する水量が減少するためにフロバイパス路60、フロ戻路21側の水量が特にその影響を受けて減少する。これはフロ往き路22と比較して逆止弁61等が設けられているために水流抵抗が大きいためである。このため、フロ温度センサ34は、落とし込まれる湯水の温度ではなく、フロ戻路21中の雰囲気温度を拾ってしまい、正しい注湯温度を検出できない場合がある。従ってステップS7でBリットル異常温度検出で落とし込み異常とすれば誤検出に基づき異常と判断してしまうこととなり妥当ではない。そのため、ステップS8〜S13の動作が必要となり、本当に落とし込み異常か否かを確認する必要がある。なお、図1では他栓43aとして一つ示しているが実際には一般に台所、洗面所等に複数設けられているので、このような動作の必要性は高い。
【0025】
ステップS7において、Bリットル継続して正常範囲外の温度を検出した場合には、落とし込み弁ユニット44aを閉にして一旦注湯動作を中断して、現在までの注湯量を記憶する(ステップS8、S9)。そして、循環ポンプ32をオンして浴槽の湯を循環路20内に循環させ(ステップS10)、フロ水流スイッチ33がオンした後フロ温度センサ34により温度を検出する(ステップS11)。水流スイッチ33がオンした後としたのは、フロ温度センサ34が確実に浴槽の湯を検出するようにするためである。
【0026】
フロ温度センサ34が適正な温度を検出すれば、例えば上述の落とし込み水量が減少したための原因等によるもので、落とし込み動作自体は正常であると判断して(ステップS12)、浴槽の残注湯量を演算して、その残量注湯を再開してステップS3に戻る(ステップS15、S16)。
【0027】
ステップS11において水流スイッチ33がオンした後にも、やはりフロ温度検出センサ34が正常な温度範囲外の温度を所定期間であるC秒間継続して検出した場合(ステップS12、S13)には、やはり温度異常であると判断して、異常処理手段74が安全動作を行って終了する(ステップS14、S17)。
【0028】
なお、上記実施形態においては、ステップS7でBリットルの流量が継続することを条件としているが、所定時間継続することを条件とするようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、ステップS13で所定時間継続することを条件としているが、水量センサを設けて所定流量継続することを条件とするようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、ステップS11で水流スイッチ33がオンしたことを条件にフロ温度センサ34による温度の再チェック動作(ステップS12、S13)を行うようにしているが、ステップS11を省略しても行うことができる。あるいはステップS11を省略して所定時間経過を条件にステップS12、S13に移行するようにしてもよい。
【0029】
また、上記実施形態においてステップS2において浴槽の循環回路の循環口まで1度に落とし込むようにしているが、初回注湯時等その水位が不明なときには、所定流量づつ浴槽に注湯を行い、その都度循環ポンプ32をオンして水流スイッチ33がオンするか否かの循環判定を行い、オンとなった流量を記憶して次回以降はステップS2でその量を一度に注湯するようにすれば早い浴槽の落とし込み動作を行うことができ便利である。
【0030】
また、上記実施形態においてステップS3、S12においてフロ温度センサ34の検出温度が高すぎるときのみについて記載しているが低すぎる場合も同様に異常と判別するようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、浴槽への湯水の落とし込み動作の際にフロ温度センサが落とし込み温度異常を検出した場合には、直ちに落とし込み異常と判断することなく、一旦循環ポンプを駆動させてフロ温度センサに浴槽の湯を循環させて、再度本当に温度異常か否かを確認してから異常か否かを判別するようにしたので、確実に落とし込み異常を判別することができる効果があり、誤検出によって正常であるにもかかわらず異常と判別することがなくなる効果がある。
【0032】
また、本発明ではフロ温度センサにて温度が所定時間(あるいは所定流量)正範囲外であることを条件に異常と判別するようにしたので外乱等による温度変動によって誤って異常と判断することはない。更に、一旦循環ポンプを駆動させてフロ温度センサによって再検出する際には、水流スイッチがオンした後に検出確認するようにしたので確実に浴槽の湯の温度を検出することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された装置の構成図である。
【図2】本発明の制御構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
20 循環路
20a 熱交換器
21 フロ戻り路
22 フロ往き路
32 循環ポンプ
33 水流スイッチ
34 フロ温度センサ
44 フロ落とし込み路
60 フロバイパス路
61 逆止弁
【発明の属する技術分野】
本発明は、フロ落とし込み方法に関し、特にフロ落とし込みの際に落とし込み異常を確実に判別し得るフロ落とし込み方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の技術としては、浴槽への落とし込み通路付近に温度センサを設け、浴槽に湯水を落とし込む際にはその温度センサにより落とし込み温度を監視しておき、異常な温度を検出した場合には落とし込み異常と判別して安全動作に移行するようなものがある。
【0003】
また、浴槽には追焚機能を備えたものがあり、これは浴槽に戻り管と往き管とらなる循環路を設けて循環路を循環する浴槽の湯を熱交換器により加熱するようにしたものであり、非常に便利でありよく利用されている。そして、このようなものでは落とし込み路をこの循環路に接続して、浴槽の戻り管の口及び往き管の口の双方を利用して浴槽に湯水を落とし込むようにして、浴槽への落とし込みを早急に行えるようにしたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来このようなものがあるものの、従来のものでは次のような問題が生じる。まず、フロに関する温度を検出するためにその都度温度センサを増加させれば温度センサが多数必要となり、それに伴いセンサの監視制御や配線等が複雑となり、温度センサの数の減少が望まれている。例えば、従来の技術で提示したものでは、落とし込み温度を監視する温度センサや、浴槽の温度を監視するフロ温度センサ等が必要となり、一つの温度センサで実現できれば簡易な構成で実現でき望ましい。
【0005】
また、浴槽に落とし込む温度を監視する温度センサを浴槽付近の循環路に設けるようにしたものでは、注水量が減少した場合には例えば一方の管に湯水が流れ温度センサを配置した方にあまり流れなくなった場合には落とし込み温度ではなく、その場所の雰囲気温度を拾い、正しい温度を検出できないという問題を有する。
【0006】
そこで、本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであって、このような装置において温度センサの数を減らしつつ、浴槽への落とし込みの際の異常を適格に判別するフロ落とし込み方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、浴槽と、浴槽の湯を取り出して熱交換器へ送るフロ戻路及び熱交換器を通して浴槽に送るフロ往路とからなるフロ循環路と、浴槽の湯を循環路において循環させるために循環路に設けられた循環ポンプと、前記フロ戻路に設けられて浴槽の温度を検出するフロ温度センサと、浴槽に湯水を落とし込むためにフロ往路に接続されたフロ落とし込み路と、浴槽への落とし込み動作を制御するフロ落とし込み制御手段と、浴槽への落とし込み動作の際に異常を判別する異常判別手段とを設け、前記落とし込み制御手段にて浴槽に湯水を落とし込む際に、前記フロ温度センサによりその落とし込む温度が正常か否かを判定し、前記フロ温度センサが異常温度を検出した場合には、一旦浴槽への落とし込みを中断して、前記循環ポンプをオンし、前記循環路に浴槽の湯を循環させた後も、前記フロ温度センサにより異常温度を検出した場合には異常判別手段により異常と判別し、正常温度を検出した場合には異常判別手段により正常と判別し、前記異常判別手段により正常と判別した場合には、前記落とし込み制御手段により落とし込み動作を続行することを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、浴槽と、浴槽の湯を取り出して熱交換器へ送るフロ戻路及び熱交換器を通して浴槽に送るフロ往路とからなるフロ循環路と、浴槽の湯を循環路において循環させるために循環路に設けられた循環ポンプと、前記フロ循環路において浴槽の湯の循環を検出する水流スイッチと、前記フロ戻路に設けられて浴槽の温度を検出するフロ温度センサと、浴槽に湯水を落とし込むためにフロ往路に接続されたフロ落とし込み路と、浴槽への落とし込み動作を制御するフロ落とし込み制御手段と、浴槽への落とし込み動作の際に異常を判別する異常判別手段とを設け、前記落とし込み制御手段にて浴槽に湯水を落とし込む際に、前記フロ温度センサによりその落とし込む温度が正常か否かを判定し、前記フロ温度センサが異常温度を所定時間(あるいは所定流量)継続して検出した場合には、一旦浴槽への落とし込みを中断して、前記循環ポンプをオンし、前記水流スイッチがオンした後に再度フロ温度センサにて温度を検出し、所定時間(あるいは所定流量)継続して異常温度を検出した場合には異常判別手段により異常と判別し、正常温度を検出した場合には異常判別手段により正常と判別し、前記異常判別手段により正常と判別した場合には、前記落とし込み制御手段により落とし込み動作を続行することを特徴とする。
【0009】
請求項1記載の発明のよれば、落とし込み制御手段によって浴槽への湯水の落とし込み動作の際にフロ温度センサが正常範囲外の温度を検出した場合には、直ちに異常と判断することなく、一旦循環ポンプを駆動させてフロ温度センサに浴槽の湯を循環させて、再度本当に温度異常かを確認してから異常判別手段が異常と判別する。
【0010】
また、請求項2記載の発明によれば、フロ温度センサにて温度が所定時間(あるいは所定流量)正常範囲外であることを条件に異常と判別するようにしたので外乱等による温度変動によって誤って異常と判断することはない。更に、一旦循環ポンプを駆動させてフロ温度センサによって再検出する際には、水流スイッチがオンした後に検出確認するようにしたので確実に浴槽の湯の温度を検出することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明を実施形態に基づいて説明する。
図1は本発明が適用された風呂自動給湯機能付給湯装置の実施形態例を示す1缶2回路式給湯装置の全体構成図で、図2は制御構成図であり、図3はその制御動作を示すフローチャートである。
【0012】
図1に沿って1缶2回路式給湯装置の全体構成を説明する。符号10は1缶2回路式の熱交換缶体で、1つの送風ファン11と1つのバーナ12を備えている。バーナ12は燃料の噴霧ノズル12a、点火器12b等を備えている。前記噴霧ノズル12aには燃料が供給ポンプ12cにより、供給制御弁12dを介して供給される。
熱交換缶体10内の上部空間には風呂追い焚き循環路20の熱交換部20aと給湯回路40の熱交換部40aが配置されている。
前記風呂追い焚き循環路20は、図示しない浴槽からの浴槽水を熱交換缶体10へ搬送するためのフロ戻り路21と、熱交換加熱された湯を熱交換缶体10から浴槽へ搬送するためのフロ往き路22とからなる。
前記フロ戻り路21には循環ポンプ32、水流スイッチ33、フロ温度センサ34が設けられている。
【0013】
前記給湯回路40は上水道からの水を熱交換缶体10に搬送する入水管41と、熱交換缶体10で加熱された温水を出湯する出湯管42を有し、出湯管42は更に一般給湯管43とフロ落とし込み路44とに分岐して延設されている。
前記入水管41には水量センサ51、入水温度センサ52が設けられ、出湯管42には出湯温度センサ53が設けられている。また入水管41からは比例調節弁45を介してバイパス46が設けられ、混水ができるようにされている。そして該バイパス46の合流点よりも下流側に水量調節弁54と給湯温度センサ55が設けられている。
前記一般給湯管43の末端には一般給湯カラン43aが設けられ、また前記フロ落とし込み路44は流量センサ44bを有する落とし込み弁ユニット44aを介して前記風呂追い焚き循環路20のフロ往き路22に接続し、風呂自動給湯運転ができるようにしている。
【0014】
また、フロ往き路22とフロ戻り路21との間にはフロバイパス路60が設けられ、フロバイパス路60とフロ戻り路21との接続箇所は、フロ温度センサ34よりも熱交換部20a側となっている。フロバイパス路60には逆止弁61が設けられている。従って、フロ追い焚き時には循環ポンプ32が駆動し循環路20内をフロ戻り路21側からフロ往き路22側に循環させ熱交換部20aにより追い焚き加熱すると共に、フロ温度センサ34によって浴槽の温度を検出する。このときフロバイパス路60の逆止弁61は逆方向であり、フロ戻り路21からフロ往き路22側にはフロバイパス路60を通して流れない。
【0015】
給湯側からフロ落とし込み路44を通して浴槽に湯水を落とし込む際には、フロ落とし込み路44からフロ往き路22を通して浴槽に注水されると共に、このとき逆止弁61は順方向であるためフロ往き路22、更にフロバイパス路60とフロ戻り路21を通して浴槽に注水される。そして、このときフロ温度センサ34によって浴槽に落とし込む温度を検出する。
【0016】
このようにすることにより、一つのフロ温度センサ34により浴槽の温度、及び浴槽に落とし込む落とし込み温度の検出とを兼用することができる。更には、フロバイパス路60と逆止弁61によりフロ落とし込み時には順方向となるため、フロ往き路22、フロ戻り路21の双方の浴槽の接続口から注水を行うことができ、速やかな落とし込みを実現することができる。
【0017】
70は、制御部であり、各部に設けられたセンサ類からの情報を受け、装置各部に指令を出す。制御部70を図2を用いて詳細に説明すると、制御部70は温度監視手段71、落とし込み制御手段72、異常判別手段73、異常処理手段74、タイマ手段75、及びその他の制御手段76を有している。そして、フロ温度センサ34等の各種温度センサ、水流スイッチ33等のセンサ類からの信号を受けて循環ポンプ32等の各種駆動部に指令を出している。また、この制御部70にはリモートコントローラ80が接続されており、リモートコントローラ80からの操作指示に対応して装置各部に指令を出している。
【0018】
まず、制御部70を構成する温度監視手段71は、各種温度センサを監視し給湯温度制御に利用したり、異常判別に利用したりする。例えば、追い焚き時にフロ温度センサ34を監視することによって浴槽の温度を検出して所望の温度まで焚き上げたり、浴槽に温水を注水するときにはフロ温度センサ34にて浴槽への落とし込み温度を監視し浴槽への落とし込み異常を判別するのに利用している。落とし込み制御手段72は、給湯側からフロ落とし込み路44を通して浴槽に落とし込み動作を制御する手段である。例えば、リモートコントローラ80の自動スイッチ82が操作された場合等、浴槽への注水が指示されたときに落とし込み弁ユニット44a等を開動作させる等の動作を行い、給湯側から浴槽に湯水を落とし込む。
【0019】
異常判別手段73は、上述の動作に異常がないか、正常に動作しているかを判別する手段であり、例えば浴槽への注水の際にはフロ温度センサ34が浴槽に落とし込まれる温度を監視しておりその温度が高すぎたり低すぎたりすればフロ落とし込みが異常の可能性が高いと判断できる。この異常判別手段73による異常判別については詳細に後述する。異常処理手段74は、異常判別手段73によって異常と判断されたときに、安全動作を行ったり異常内容をリモートコントローラ80に表示したりする手段である。タイマ手段75は時間を計時する手段であり、例えばセンサを監視する所定時間等をカウントしている。その他の制御手段76は、上述以外の各種動作を制御する手段であり、例えばリモートコントローラ80との伝送制御等を行っている。
【0020】
リモートコントローラ80は、風呂自動給湯機能付給湯装置側を遠隔操作するものであり、電源スイッチ81や浴槽への落とし込み動作をフルオ−トで行う自動スイッチ82等の操作部を有すると共に、その操作内容や給湯装置側の状態を表示する表示部83が設けられている。
【0021】
次に、本発明の動作について図3のフローチャートを参照して説明する。図3に示すように、リモートコントローラ80の自動スイッチ82が操作させるとフルオートで浴槽に注水を行い、所定の水位まで湯張り動作を行うための動作を開始する(ステップS1)。まず、循環路20の浴槽の循環口の水位まで水位が達するように所定の設定流量を注水する(ステップS2)。そして、その後も設定水位まで注湯を行うが、その際には給湯側から供給される湯がフロ落とし込み路44からフロ往き路22を通して浴槽に注湯されると共に、バイパス路60とフロ戻路21を通して浴槽に注湯されるため、フロ温度センサ34にて落とし込み温度を監視している(ステップS3)。
【0022】
ステップS3において、フロ温度センサ34の検出温度とリモートコントローラ80側のフロ設定温度+A度とを比較し、フロ温度センサ34の検出温度の方が低ければ高温異常注湯ではなく正常であると判断して、設定水位まで注湯を行い設定水位になれば注湯を終了する(ステップS4)。そして、自動スイッチ82が操作されてから4時間は保温動作を行い、浴槽の温度が低くなれば循環ポンプ32を駆動し、循環路20及び熱交換器20aにより追い焚き加熱を行って保温動作を行っている(ステップS5)。4時間を経過すれば、フルオートの動作モードを解除して終了する(ステップS6)。
【0023】
ステップS3において、フロ温度センサ34がフロ設定温度+A度の温度を検出した場合には、その状態がBリットル継続しているか否かを判断する(ステップS7)。これはフロ落とし込み路44に設けられた流量センサ44bにより流量を計測している。継続していなければ、一時的な外乱による変動としてステップS3、S4のル−チンに戻る。ステップS7においてBリットル継続して検出温度が正常範囲を逸脱した場合には、次にステップS8に移行する。
【0024】
ここで直ちに浴槽への落とし込み異常としなかったのは、図1に示すような構成の場合にはフロ温度検出センサ34が注湯温度を正確に検出できない場合があるからである。すなわち、給湯側から落とし込み路44を通して浴槽に湯水を落とし込む際には、落とし込み路44からフロ往き路22を通して浴槽へ、及びフロバイパス路60とフロ戻路21を通して浴槽への二つの経路で浴槽への湯水の落とし込みを行っているが、その際に他栓43aが使用されると落とし込み路44を通過する水量が減少するためにフロバイパス路60、フロ戻路21側の水量が特にその影響を受けて減少する。これはフロ往き路22と比較して逆止弁61等が設けられているために水流抵抗が大きいためである。このため、フロ温度センサ34は、落とし込まれる湯水の温度ではなく、フロ戻路21中の雰囲気温度を拾ってしまい、正しい注湯温度を検出できない場合がある。従ってステップS7でBリットル異常温度検出で落とし込み異常とすれば誤検出に基づき異常と判断してしまうこととなり妥当ではない。そのため、ステップS8〜S13の動作が必要となり、本当に落とし込み異常か否かを確認する必要がある。なお、図1では他栓43aとして一つ示しているが実際には一般に台所、洗面所等に複数設けられているので、このような動作の必要性は高い。
【0025】
ステップS7において、Bリットル継続して正常範囲外の温度を検出した場合には、落とし込み弁ユニット44aを閉にして一旦注湯動作を中断して、現在までの注湯量を記憶する(ステップS8、S9)。そして、循環ポンプ32をオンして浴槽の湯を循環路20内に循環させ(ステップS10)、フロ水流スイッチ33がオンした後フロ温度センサ34により温度を検出する(ステップS11)。水流スイッチ33がオンした後としたのは、フロ温度センサ34が確実に浴槽の湯を検出するようにするためである。
【0026】
フロ温度センサ34が適正な温度を検出すれば、例えば上述の落とし込み水量が減少したための原因等によるもので、落とし込み動作自体は正常であると判断して(ステップS12)、浴槽の残注湯量を演算して、その残量注湯を再開してステップS3に戻る(ステップS15、S16)。
【0027】
ステップS11において水流スイッチ33がオンした後にも、やはりフロ温度検出センサ34が正常な温度範囲外の温度を所定期間であるC秒間継続して検出した場合(ステップS12、S13)には、やはり温度異常であると判断して、異常処理手段74が安全動作を行って終了する(ステップS14、S17)。
【0028】
なお、上記実施形態においては、ステップS7でBリットルの流量が継続することを条件としているが、所定時間継続することを条件とするようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、ステップS13で所定時間継続することを条件としているが、水量センサを設けて所定流量継続することを条件とするようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、ステップS11で水流スイッチ33がオンしたことを条件にフロ温度センサ34による温度の再チェック動作(ステップS12、S13)を行うようにしているが、ステップS11を省略しても行うことができる。あるいはステップS11を省略して所定時間経過を条件にステップS12、S13に移行するようにしてもよい。
【0029】
また、上記実施形態においてステップS2において浴槽の循環回路の循環口まで1度に落とし込むようにしているが、初回注湯時等その水位が不明なときには、所定流量づつ浴槽に注湯を行い、その都度循環ポンプ32をオンして水流スイッチ33がオンするか否かの循環判定を行い、オンとなった流量を記憶して次回以降はステップS2でその量を一度に注湯するようにすれば早い浴槽の落とし込み動作を行うことができ便利である。
【0030】
また、上記実施形態においてステップS3、S12においてフロ温度センサ34の検出温度が高すぎるときのみについて記載しているが低すぎる場合も同様に異常と判別するようにしてもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように本発明では、浴槽への湯水の落とし込み動作の際にフロ温度センサが落とし込み温度異常を検出した場合には、直ちに落とし込み異常と判断することなく、一旦循環ポンプを駆動させてフロ温度センサに浴槽の湯を循環させて、再度本当に温度異常か否かを確認してから異常か否かを判別するようにしたので、確実に落とし込み異常を判別することができる効果があり、誤検出によって正常であるにもかかわらず異常と判別することがなくなる効果がある。
【0032】
また、本発明ではフロ温度センサにて温度が所定時間(あるいは所定流量)正範囲外であることを条件に異常と判別するようにしたので外乱等による温度変動によって誤って異常と判断することはない。更に、一旦循環ポンプを駆動させてフロ温度センサによって再検出する際には、水流スイッチがオンした後に検出確認するようにしたので確実に浴槽の湯の温度を検出することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用された装置の構成図である。
【図2】本発明の制御構成を示すブロック図である。
【図3】本発明の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
20 循環路
20a 熱交換器
21 フロ戻り路
22 フロ往き路
32 循環ポンプ
33 水流スイッチ
34 フロ温度センサ
44 フロ落とし込み路
60 フロバイパス路
61 逆止弁
Claims (2)
- 浴槽と、浴槽の湯を取り出して熱交換器へ送るフロ戻路及び熱交換器を通して浴槽に送るフロ往路とからなるフロ循環路と、浴槽の湯を循環路において循環させるために循環路に設けられた循環ポンプと、前記フロ戻路に設けられて浴槽の温度を検出するフロ温度センサと、浴槽に湯水を落とし込むためにフロ往路に接続されたフロ落とし込み路と、浴槽への落とし込み動作を制御するフロ落とし込み制御手段と、浴槽への落とし込み動作の際に異常を判別する異常判別手段とを設け、
前記落とし込み制御手段にて浴槽に湯水を落とし込む際に、前記フロ温度センサによりその落とし込む温度が正常か否かを判定し、
前記フロ温度センサが異常温度を検出した場合には、一旦浴槽への落とし込みを中断して、前記循環ポンプをオンし、
前記循環路に浴槽の湯を循環させた後も、前記フロ温度センサにより異常温度を検出した場合には異常判別手段により異常と判別し、正常温度を検出した場合には異常判別手段により正常と判別し、
前記異常判別手段により正常と判別した場合には、前記落とし込み制御手段により落とし込み動作を続行すること、
を特徴とするフロ落とし込み方法。 - 浴槽と、浴槽の湯を取り出して熱交換器へ送るフロ戻路及び熱交換器を通して浴槽に送るフロ往路とからなるフロ循環路と、浴槽の湯を循環路において循環させるために循環路に設けられた循環ポンプと、前記フロ循環路において浴槽の湯の循環を検出する水流スイッチと、前記フロ戻路に設けられて浴槽の温度を検出するフロ温度センサと、浴槽に湯水を落とし込むためにフロ往路に接続されたフロ落とし込み路と、浴槽への落とし込み動作を制御するフロ落とし込み制御手段と、浴槽への落とし込み動作の際に異常を判別する異常判別手段とを設け、
前記落とし込み制御手段にて浴槽に湯水を落とし込む際に、前記フロ温度センサによりその落とし込む温度が正常か否かを判定し、
前記フロ温度センサが異常温度を所定時間(あるいは所定流量)継続して検出した場合には、一旦浴槽への落とし込みを中断して、前記循環ポンプをオンし、前記水流スイッチがオンした後に再度フロ温度センサにて温度を検出し、所定時間(あるいは所定流量)継続して異常温度を検出した場合には異常判別手段により異常と判別し、正常温度を検出した場合には異常判別手段により正常と判別し、
前記異常判別手段により正常と判別した場合には、前記落とし込み制御手段により落とし込み動作を続行すること、
を特徴とするフロ落とし込み方法。
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