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JP3749603B2 - 既設管ライニング用帯状体 - Google Patents

既設管ライニング用帯状体 Download PDF

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JP3749603B2
JP3749603B2 JP27303997A JP27303997A JP3749603B2 JP 3749603 B2 JP3749603 B2 JP 3749603B2 JP 27303997 A JP27303997 A JP 27303997A JP 27303997 A JP27303997 A JP 27303997A JP 3749603 B2 JP3749603 B2 JP 3749603B2
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Sekisui Chemical Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L57/00Protection of pipes or objects of similar shape against external or internal damage or wear

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pipe Accessories (AREA)
  • Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、老朽化した既設管を更正する際に使用される既設管ライニング用帯状体に関する。
【0002】
【従来の技術】
上水道や下水道として使用される既設管には、古くから金属管やヒューム管が使用されている。このような既設管は、長期の使用によって老朽化し、割れや腐食により漏水するおそれがある。このため、最近では、老朽化した埋設管等の既設管内に合成樹脂管を挿入してライニングすることが行われている。
【0003】
上記合成樹脂管の一つに、合成樹脂製の帯状体を螺旋状に巻回することにより形成される螺旋管によって既設管をライニングする方法があり、この工法に使用される螺旋管の一例が実開平1−75682号公報に記載されている。
【0004】
この螺旋管は、図9に示すように、一端に嵌合部aを有し、他端に係止部bを有する帯状体cを螺旋状に巻回しつつ既設管内に挿入し、螺旋状に巻回された帯状体の嵌合部aに、隣接する帯状体c’の係止部b’とを摺動可能に嵌入係止させ、係合状態とすることにより螺旋管を製造しつつ、既設管内面をライニングするようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記既設管では、例えば湾曲した既設管に沿って螺旋管を挿通させる場合には、既設管内周面が螺旋管と接触することにより、螺旋管に大きな抵抗力が作用する。このために、螺旋管に順次帯状体が送給されることにより、螺旋管を構成する帯状体に螺旋方向への推進力が作用して、螺旋管には拡径するように力が加わる。これにより、螺旋管を構成している帯状体の幅方向に大きな引っ張り力が作用し、その引っ張り力により帯状体の側端部同士の係合状態が解除されて、螺旋管が破損するおそれがある。
【0006】
また、既設管の湾曲が大きい場合、既設管内面で、一方の帯状体cの嵌合部aに、隣接する帯状体c’の係止部b’を嵌入する際、十分に嵌入せず嵌合不良となることもある。
【0007】
本発明は上記の課題を解決し、螺旋管とされて既設管内を挿通される際に、螺旋管に加わる抵抗力によって螺旋管が破損されることがなく、且つ、隣接する帯状部材同士が嵌合不良を生じることのない、既設管ライニング用帯状体を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の既設管ライニング用帯状体(以下、「本発明1」という)は、螺旋状に巻回されることにより螺旋管とされて、ライニングすべき既設管内に挿入される既設管ライニング用帯状体であって、該帯状体が少なくとも2本以上の帯状部材からなり、帯状部材同士は、一方の帯状部材の一側端に設けられた、二股状で且つ開口端内縁に抜止部が対設された嵌合部に、他方の帯状部材の一側端に設けられた係止部が摺動可能に嵌入係止され、帯状体の側端部を形成する部分には、隣接する帯状体が螺旋状に巻回される際に内外に重ね合わされて互いに嵌合し合う接手部が設けられているものである。
【0009】
本発明1の帯状体において一つの帯状体内の帯状部材同士の接合は、一方の帯状部材の一側端に設けられた嵌合部に、他方の帯状部材の一側端に設けられた係止部が嵌入係止されてなる。
【0010】
本発明1の帯状体において帯状体同士の接合は、帯状体の側端部を形成する部分に設けられた接手部により、隣接する帯状体が螺旋状に巻回される際に内外に重ね合わされて互いに嵌合し合うものである。
【0011】
上記帯状部材は、基板と、両側端に設けられた嵌合部、係止部、又は接手部と、必要に応じ、帯状体が螺旋状に巻回された際に外表面側に突出するように設けられた補強リブとからなる。
【0012】
上記帯状部材の係止部が嵌合部内で摺動可能なストロークは、帯状体が螺旋状に巻回される際に想定される内径と外径との差に起因する周長差を嵌合部の数で除した値に1.2〜2倍程度の安全係数を乗した値とするのが好ましい。
【0013】
上記補強リブ大きさは特に限定されず、ライニングすべき既設管の内径、曲げ角度、帯状体の材料強度等によって適宜選定すればよく、例えば既設管の内径500mm、曲げ角度10度の場合には、高さ12mm、肉厚2mm(基板と同様)、半径4mm程度が適当である。
【0014】
請求項2記載の既設管ライニング用帯状体(以下、「本発明2」という)は、螺旋状に巻回されることにより螺旋管とされて、ライニングすべき既設管内に挿入される既設管ライニング用帯状体であって、該帯状体が少なくとも2本以上の主帯状部材と、嵌合部材とからなり、主帯状部材同士は、一方の主帯状部材の一側端に設けられた、二股状で且つ開口端内縁に抜止部が対設された嵌合部に、他方の主帯状部材の一側端に設けられた係止部が摺動可能に嵌入係止され、合い隣り合う帯状体同士は、螺旋状に巻回された際に側端部同士が当接され、側端部同士が当接された状態で双方の側端部が上記嵌合部材を介して、嵌着可能となされているものである。
【0015】
本発明2の帯状体において一つの帯状体内の主帯状部材同士の接合は、一方の主帯状部材の一側端に設けられた嵌合部に、他方の主帯状部材の一側端に設けられた係止部が嵌入係止されてなる。
【0016】
本発明2の帯状体において帯状体同士の接合は、帯状体が螺旋状に巻回された際に側端部同士が当接され、側端部同士が当接された状態で双方の側端部が上記嵌合部材を介して、嵌着可能となされているものである。
【0017】
上記主帯状部材は、基板と、両側端に設けられた嵌合部、係止部、又は側端部と、必要に応じ、帯状体が螺旋状に巻回された際に外表面側に突出するように設けられた補強リブとからなる。
【0018】
上記主帯状部材の係止部が嵌合部内で摺動可能なストローク、主帯状部材の補強リブの大きさは、本発明1で説明したのと同様である。
【0019】
本発明1及び2の帯状体は、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリカーボネート、ポリエステル、あるいはこれらの樹脂をガラス繊維で補強した樹脂等の材料により、押出成形等により一体成形される。
【0020】
(作用)
本発明1の帯状体は、螺旋状に巻回されることにより螺旋管とされて、ライニングすべき既設管内に挿入される既設管ライニング用帯状体であって、該帯状体が少なくとも2本以上の帯状部材からなり、帯状部材同士は、一方の帯状部材の一側端に設けられた、二股状で且つ開口端内縁に抜止部が対設された嵌合部に、他方の帯状部材の一側端に設けられた係止部が摺動可能に嵌入係止され、帯状体の側端部を形成する部分には、隣接する帯状体が螺旋状に巻回される際に内外に重ね合わされて互いに嵌合し合う接手部が設けられているものであるから、接手部同士を嵌合し、帯状体を螺旋状に巻回して螺旋管とする際に、第1の帯状部材の嵌合部内で第2の帯状部材の係止部が摺動することにより、螺旋管に加わる抵抗力によって螺旋管が破損されることがなく、且つ、隣接する帯状部材同士が嵌合不良を生じることがない。
【0021】
本発明2の帯状体は、螺旋状に巻回されることにより螺旋管とされて、ライニングすべき既設管内に挿入される既設管ライニング用帯状体であって、該帯状体が少なくとも2本以上の主帯状部材と、嵌合部材とからなり、主帯状部材同士は、一方の主帯状部材の一側端に設けられた、二股状で且つ開口端内縁に抜止部が対設された嵌合部に、他方の主帯状部材の一側端に設けられた係止部が摺動可能に嵌入係止され、合い隣り合う帯状体同士は、螺旋状に巻回された際に側端部同士が当接され、側端部同士が当接された状態で双方の側端部が上記嵌合部材を介して、嵌着可能となされているものであるから、上記接合部と嵌合部材を嵌合し帯状体を螺旋状に巻回して螺旋管とする際に、第1の主帯状部材の嵌合部内で第2の主帯状部材の係止部が摺動することにより、螺旋管に加わる抵抗力によって螺旋管が破損されることがなく、且つ、隣接する帯状部材同士が嵌合不良を生じることがない。
【0022】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面をもって詳細に説明する。
図1は、本発明1の帯状体の一例を示す縦断面図である。
【0023】
下水管内周面にライニングされる本発明1の帯状体1は、硬質塩化ビニル樹脂の押出成形により製せられたもので、図1に示すように、2本の帯状部材2、3とからなる。
【0024】
一方の帯条部材2は、基板22と、一側端に設けられた嵌合部24と、他側部に設けられた接手部26とからなる。
【0025】
上記嵌合部24は二股状とされ、且つ開口端内縁に抜止部244が対設されている。
【0026】
上記接手部26は、帯状体1が螺旋状に巻回された際に外表面側に突出するように設けられたフランジ部262と、その内面に形成された断面半円状の凹条27とからなり、基板22の長手方向に沿って設けられている。
【0027】
他方の帯状部材3は、基板32と、一側端に設けられた係止部34と、他側部に設けられた接手部36と、帯状体1が螺旋状に巻回された際に外表面側に突出するように設けられた補強リブ38とからなる。
【0028】
上記係止部34は、一方の帯状部材2の嵌合部24内に摺動可能に嵌入係止されている。
【0029】
上記接手部36には、補強リブ38よりも突設高さが小さくなされた突条37が立設されている。該突条37は、基板32の長手方向に連続しており、基板32の厚さより若干長い支柱部372と、支柱部372の先端に配設された半球状の挿入部374とからなる。
【0030】
上記係止部34と接手部36の間には、本発明1の帯板状1が螺旋状に巻回された際に外表面側、即ち突条37の突出方向へと突出するように、断面T字状をなす複数の補強リブ38が、等しい間隔をあけて配置されている。各補強リブ38は、基板32の長手方向に沿って該基板32と一体的に立設されており、基板32に対して直交状態に形成された支柱部382と、該支柱部382の先端に支柱部382に対して直交状態で設けられたフランジ部384とを有している。
【0031】
第1の帯状部材2の接手部26と各補強リブ38は、それぞれのフランジ部262、384が、ほぼ基板22、32に平行する同一平面内に位置するように形成されている。
【0032】
図2は、図1に示した帯状体の嵌合状態を示す縦断面図である。
図2に示すように、一方の帯状部材2と他方の帯状部材3の接手部36は、隣接する帯状体1が螺旋状に巻回される際に内外に重ね合わされて、第2の帯状部材3の接手部36の突条37が、一方の帯状部材2の接手部26の凹条27に嵌合し合うことでライニング管が形成されるようになされている。
【0033】
なお、上記一方の帯状部材2の、接手部26から嵌合部24までは、図2に示すように本発明1の帯板状1が螺旋状に巻回された際に、他方の帯状部材3の側端部362から突条37までが嵌入し得るように、基板32の厚み分だけ凹条27側に段落ちした段落ち部272が形成されている。段落ち部272に嵌入し得る第2の帯状部材3の側端部362近傍の上面には、段落ち部272とを接着して止水するためのホットメルト接着剤(図示せず)が塗布されている。
【0034】
図3は、図2に本発明1の帯状体1を用いて螺旋管を形成する方法を説明する説明図である。
【0035】
図3に示すように、地上に設置された巻出機Tから巻出される本発明1の帯状体1は、マンホールMを通して地下に埋設されている既設管渠P内へ送りこまれ、製管機12によって既設管渠P内で巻回され、両側縁部の接合部が接合されて螺旋管Lが形成され、同時に製管機12が矢印のように右側へ進んで、形成された螺旋管Lは既設管渠P内に残置されてライニングされる。
なお、本発明1の帯状体1を巻回する方法は、特開平6−143420号公報で示したのと同様である。
そして、製管機12側の端部が切断されて、既設管渠P内周面と螺旋管L外周面との間にグラウト材等の裏込め剤が充填される。
【0036】
図4は、本発明1の帯状体の別の例を示す縦断面図である。
この例では、補強リブ38、38間に断面略W字状の補強材39が設けられている以外は図1と同様である。
図4の帯状体を用いて螺旋管を形成する方法は、図3で説明した方法と同様である。
【0037】
図5は、本発明1の帯状体のさらに別の例を示す縦断面図であり、隣接する帯状体同士が嵌合されている状態を示す。
この例では、一方の帯状部材2の嵌合部24の側端側には、他方の帯状部材3の係止部34が嵌合したときに隣接する基板32の幅方向に向かって徐々に薄くなるテーパー状をなし、上記係止部34と重なり合い、重なり部の厚みが略一定となるような、テーパー状の突出部24aが設けられている。
この重なり部を設けることにより、螺旋管を形成したときに、上記嵌合部24と係止部34が摺動しても、螺旋管内の通流水は、この部分に入り込むことなく、よって、流水が阻害されることがない。
また、図5の帯状体を用いて螺旋管を形成する方法は、図3で説明した方法と同様である。
【0038】
図6は、本発明2の帯状体の一例を示す斜視図である。
図6に示すように帯状体1’は硬質塩化ビニル樹脂の押出成形により製せられたもので、2本の主帯状部材4、5、及び、嵌合部材6とからなる。
【0039】
一方の主帯状部材4は、基板42と、一側端に設けられた嵌合部44と、他側部に設けられた側端部46と、補強リブ48とからなる。
【0040】
上記嵌合部44は二股状とされ、且つ開口端内縁に抜止部444が対設されている。
上記側端部46には下向きに形成された嵌合溝462とフランジ部464が配設されている。
【0041】
嵌合部44と側端部46との間には、断面T字状をなす複数の補強リブ48が等しい間隔をあけて配置されている。各補強リブ48は、主帯状部材4の基板42の長手方向に沿って一体的に立設されており、基板42に対して直交状態に形成された支柱部48aと、該支柱部48aの先端に支柱部48aに対して直交状態で設けられたフランジ部48bとを有している。
【0042】
他方の主帯状部材5は、基板52と、一側端に設けられた係止部54と、他側部に設けられた側端部56と、補強リブ58とからなる。
【0043】
上記係止部54は、一方の帯状部材5の嵌合部44内に摺動可能に嵌入係止されている。
上記側端部56には下向きに形成された嵌合溝562とフランジ部564が配設されている。
【0044】
係止部54と側端部56との間には、断面T字状をなす複数の補強リブ58が等しい間隔をあけて配置されている。各補強リブ58は、主帯状部材5の基板52の長手方向に沿って一体的に立設されており、基板52に対して直交状態に形成された支柱部58aと、該支柱部58aの先端に支柱部58aに対して直交状態で設けられたフランジ部58bとを有している。
【0045】
嵌合部材6も、同じ硬質塩化ビニル樹脂の押出成形により製せられたものであり、主帯状部材4、5の側端部46、56に形成される嵌合溝462、562に弾圧的に嵌合する嵌合突条62を有していて、隣接する主帯状部材4、5の側端部46、56が当接された状態で嵌合材6が嵌合される。
【0046】
本発明2の帯状体1’を用いて螺旋管を形成する方法は、図3に示したのと同様であり、本発明2の帯状体’を巻回する方法は、実開平3−81495号公報で示したのと同様である。
そして、図3に示す製管機12側の端部が切断されて、既設管渠P内周面と螺旋管L外周面との間にグラウト材等の裏込め剤が充填される。
【0047】
図7は、本発明2の帯状体の別の例を示す斜視図、図8はその要部拡大断面図である。
図7に示すように帯状体1”は硬質塩化ビニル樹脂の押出成形により製せられたもので、3本の主帯状部材7、8、8及び、嵌合部材9とからなる。
【0048】
一方の主帯状部材7は、基板72と、両側端に設けられた嵌合部74と、補強リブ78とからなる。
上記補強リブ78の構造は図6に示したものと同様である。
【0049】
他方の主帯状部材8、8は、一側端に設けられた係止部84と、他側部に設けられた側端部86とからなる。
上記係止部84及び側端部86の構造は図6に示したものと同様である。
【0050】
嵌合部材9も、同じ硬質塩化ビニル樹脂の押出成形により製せられたものであり、他方の主帯状部材8の側端部86に形成される嵌合溝862に弾圧的に嵌合する嵌合突条92を有していて、隣接する他方の主帯状部材8、8の側端部86、86が当接された状態で嵌合材9が嵌合される。
【0051】
上記嵌合部74は図8に示したように二股状とされ、且つ開口端内縁に抜止部744が対設されている。
そして、上記嵌合部74には、他方の主帯状部材8の係止部84が嵌入係止された状態で嵌合部材9が嵌合したときに嵌合部材9に向かって徐々に薄くなるテーパー状をなし、上記嵌合部材9に設けられた突出部9aと重なり合い、重なり部の厚みが略一定となるような、テーパー状の突出部74aが設けられている。この重なり部を設けることにより、螺旋管を形成したときに、上記嵌合部74と係止部84が摺動しても、螺旋管内の通流水は、この部分に入り込むことなく、よって、流水が阻害されることがない。
【0052】
【発明の効果】
本発明1の帯状体は、上述の如き構成となされているので、螺旋管とされて既設管内を挿通される際に、螺旋管に加わる抵抗力によって螺旋管が破損されることがなく、且つ、隣接する帯状部材同士が嵌合不良を生じることがない。
【0053】
本発明2の帯状体は、上述の如き構成となされているので、螺旋管とされて既設管内を挿通される際に、螺旋管に加わる抵抗力によって螺旋管が破損されることがなく、且つ、隣接する帯状部材同士が嵌合不良を生じることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明1の帯状体の一例を示す縦断面図である。
【図2】図1の帯状体同士が嵌合されている状態を示す縦断面図である。
【図3】本発明1の帯状体を用いて螺旋管を形成する方法を説明する説明図である。
【図4】本発明1の帯状体の別の例を示す縦断面図である。
【図5】本発明1の帯状体のさらに別の例を示す縦断面図であり、隣接する帯状体同士が嵌合されている状態を示す。
【図6】本発明2の帯状体の一例を示す斜視図である。
【図7】本発明2の帯状体の別の例を示す斜視図である。
【図8】図7の要部拡大断面図である。
【図9】従来の既設管ライニング用帯状体を示す縦断面図である。
【符号の説明】
1、1’、1” 帯状体
2、3 帯状部材
24、44、74 嵌合部
244、444、744 抜止部
34、54、84 係止部
26、36 接手部
4、5、7、8 主帯状部材
46、56、76、86 側端部
6、9 嵌合部材

Claims (2)

  1. 螺旋状に巻回されることにより螺旋管とされて、ライニングすべき既設管内に挿入される既設管ライニング用帯状体であって、
    該帯状体が少なくとも2本以上の帯状部材からなり、帯状部材同士は、一方の帯状部材の一側端に設けられた、二股状で且つ開口端内縁に抜止部が対設された嵌合部に、他方の帯状部材の一側端に設けられた係止部が摺動可能に嵌入係止され、帯状体の側端部を形成する部分には、隣接する帯状体が螺旋状に巻回される際に内外に重ね合わされて互いに嵌合し合う接手部が設けられていることを特徴とする既設管ライニング用帯状体。
  2. 螺旋状に巻回されることにより螺旋管とされて、ライニングすべき既設管内に挿入される既設管ライニング用帯状体であって、
    該帯状体が少なくとも2本以上の主帯状部材と、嵌合部材とからなり、主帯状部材同士は、一方の主帯状部材の一側端に設けられた、二股状で且つ開口端内縁に抜止部が対設された嵌合部に、他方の主帯状部材の一側端に設けられた係止部が摺動可能に嵌入係止され、合い隣り合う帯状体同士は、螺旋状に巻回された際に側端部同士が当接され、側端部同士が当接された状態で双方の側端部が上記嵌合部材を介して、嵌着可能となされていることを特徴とする既設管ライニング用帯状体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101502830B1 (ko) * 2014-06-17 2015-03-18 주식회사 뉴보텍 라이닝 프로파일을 이용한 비굴착 라이닝 시공 시스템

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KR101502830B1 (ko) * 2014-06-17 2015-03-18 주식회사 뉴보텍 라이닝 프로파일을 이용한 비굴착 라이닝 시공 시스템

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