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JP3748564B2 - 画像処理装置及びその制御方法 - Google Patents

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Description

本発明は画像データの処理を行う画像処理装置に関し、特にコンピュータネットワークとの接続が可能な画像処理装置及びその制御方法に関するものである。
従来より、この種の装置として例えばスキャナ装置をコンピュータと接続することにより、このコンピュータの周辺装置として利用されるものが知られている。また、近年デジタル複写機をコンピュータと接続し、原稿画像の複写を行うほか、複写機のスキャナ部をコンピュータの周辺装置として利用可能なものが知られている。
このような周辺装置はコンピュータからの指示に基づき動作するように機能している。つまり、スキャナ装置は原稿台に原稿をセットし、コンピュータからの起動に基づき原稿の読み取りを開始し、読み取った画像データはコンピュータに転送される。
しかしながら、こうしたコンピュータと連携したシステム構成においては、周辺装置はコンピュータからの指示に基づき動作するいわゆるスレーブ装置でしかなかったため、コンピュータからの指示がなければ読み取った画像データをコンピュータに転送することができないものであった。
例えばスキャナ装置を利用する場合、従来ではまず、スキャナ装置に原稿をセットし、それからコンピュータを操作してスキャナ装置に起動を与え、読み取りが終了するとスキャナ装置から原稿を持ち去るといった作業を行うが、このときスキャナ装置とコンピュータが離れた位置にあると何度もスキャナ装置とコンピュータの間を往来しなければならないといった問題点があった。
本発明は上述の問題点を除去するためになされたもので、別途読み取り指示等の処理のために専用コンピュータ端末を設けなくとも画像処理装置側の指示に基づき読み取った画像データを所望の転送先にファイルとして転送することのできる画像処理装置及びその制御方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の画像処理装置は以下の構成を備える。
即ち、原稿画像を読み取る読取手段と、複数のコンピュータが接続されるコンピュータネットワークと接続する接続手段と、前記読取手段で読み取った画像データを前記接続手段を介して前記コンピュータネットワークへ転送する転送手段とを有する画像処理装置であって、前記コンピュータネットワークに接続されている所定のコンピュータに問い合わせることにより前記画像処理装置がアクセス可能な複数のコンピュータの名称情報を取得する取得手段と、前記取得手段で取得した名称情報に基づき前記アクセス可能な複数のコンピュータのリストを、前記画像処理装置に設けられた表示部に表示する表示制御手段と、前記表示制御手段によって前記表示部に表示されたリストの中から前記コンピュータネットワークに接続されたコンピュータの一つを指定し、さらに該コンピュータで画像データを保存させるためのディレクトリの名称情報を前記コンピュータネットワークを介して取得することにより前記表示部に表示させたディレクトリ名に基づき所望のディレクトリを一つ指定する指定手段と、前記画像処理装置に設けられた操作パネルを介して前記読取手段による読み取りを指示する読取指示手段と、前記読取手段によって読み取った画像データに、該画像データをディレクトリ形式でファイルとして保存する際のファイル名を設定する設定手段と、前記読取指示手段による指示に基づき前記読取手段で読み取った画像データを、前記設定手段で設定したファイル名とともに前記指定手段で指定されたコンピュータのディレクトリに保存させるべく前記転送手段で転送するよう制御する制御手段とを有する。
また、原稿画像を読み取る読取手段と、複数のコンピュータが接続されるコンピュータネットワークと接続する接続手段と、前記読取手段で読み取った画像データを前記接続手段を介して前記コンピュータネットワークへ転送する転送手段とを有する画像処理装置であって、前記コンピュータネットワークに接続されている所定のコンピュータに問い合わせることにより前記画像処理装置がアクセス可能な複数の転送先の名称情報を取得する取得手段と、前記取得手段で取得した名称情報に基づき前記画像処理装置に設けられた表示部に前記転送手段による転送先のリストを表示する表示制御手段と、前記表示手段によって表示されるリストの中から転送先を特定する特定手段と、前記操作パネルを介して前記読取手段による読み取りを指示する読取指示手段と、前記読取手段によって読み取った画像データに、該画像データをディレクトリ形式でファイルとして保存する際のファイル名を設定する設定手段と、前記読取指示手段による指示に基づき前記読取手段で読み取った画像データを、前記設定手段で設定したファイル名とともに前記特定手段で特定した転送先に前記転送手段で転送するよう制御する制御手段と、前記読取手段と前記コンピュータネットワークを介さずに接続された印刷手段に、前記読取手段で読み取った画像データを出力する複写処理手段とを有する。
以上説明した様に本発明によれば、読取処理のために専用のコンピュータ端末を用いなくとも画像処理装置側の指示に基づき読み取った画像データを所望の転送先に転送することができる。しかもこの画像データをファイルとしてディレクトリ形式で扱う際のファイル名を設定してそのファイル名とともに転送するので、転送先での画像データの扱いが容易となる。また、読取画像データの転送先の指定に際しては、コンピュータネットワークに接続されている所定のコンピュータに問い合わせることにより画像処理装置がアクセス可能な複数の転送先の名称情報を取得し、これに基づき転送先名のリストを表示し、その中から所望の転送先を指定するので、転送の際に画像処理装置がアクセス可能な転送先を指定することができ転送先不在等による転送エラーの発生を防止することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態の一例について詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態の一例であるデジタル複写機の概略構成を示すブロック図である。
図1において、1は複写機本体、101はCPU(中央処理装置)、102はROM(リードオンリーメモリ)、103はRAM(ランダムアクセスメモリ)、104はPCカードを接続するPCカードインターフェース(PCカードI/F)、105は着脱可能なPCカード、106はフロッピー(登録商標)ディスクドライブインターフェース(FDDI/F)、107はフロッピー(登録商標)ディスクドライブ(FDD)、108は液晶表示コントローラ(LCDコントローラ)、109は液晶表示器(LCD)、110はキー入力インターフェース(キーI/F)、111はタッチパネル、112は操作キー、113は画像メモリ、114はスキャナインターフェース(スキャナI/F)、115はスキャナ、116はプリンタインターフェース(プリンタI/F)、117はプリンタ、118は外部インターフェース(外部I/F)、119はフロッピー(登録商標)ディスク(FD)、120は赤外線センサである。
CPU101はROM102およびRAM103、PCカード105などに記憶されたプログラムに従って、装置全体を制御する。ROM102はCPU101が制御を行うための実行プログラムおよび各種パラメータなどを定常的に記憶するものであり、例えばフラッシュROM等で構成され記憶しているプログラムその他の更新が必要になった場合には装着したPCカード105あるいはフロッピー(登録商標)ディスク119、あるいは外部インターフェース118を介して外部のホストコンピュータから得た更新用データを書き込む事により随時更新を行うことができる。RAM103はプログラムやプログラム実行に必要なデータを一時的に記憶する働きをする。PCカードインターフェース104は着脱可能なPCカード105に対してCPU101からアクセスを行うためのインターフェースであり、フロッピー(登録商標)ディスクドライブインターフェース106はフロッピー(登録商標)ディスクドライブ107を駆動することによりフロッピー(登録商標)ディスクドライブ107に挿入されたフロッピー(登録商標)ディスク119に記憶されたデータを読みまた、新たにデータを書き込むことができる。LCDコントローラ108はCPU101から表示したいデータを受け取ることによりLCD109に文字や図形等を描画する。タッチパネル109は感圧式の透明なスイッチであり、LCD109の表面に装着され、ユーザの押下操作を検出する。キー入力インターフェース110はタッチパネル111および操作キー112の状態を読みとるためのインターフェースである。LCD109とタッチパネル111を組み合わせることにより、場合に応じて操作画面を適したものに切り替えることができ、ユーザに対して理解しやすい操作部を構成することができる。画像メモリ113はスキャナ115やプリンタ117で入出力するための画像データを記憶するものである。スキャナ115およびプリンタ117はそれぞれスキャナインターフェース114あるいはプリンタインターフェース116を介してコマンドや画像データをやりとりする。そして、スキャナ115は原稿台に載置された原稿の画像をスキャンして読み取る。また、プリンタ117は外部インターフェース118を介して受信した画像データをプリントアウトする。またスキャナ115で読み取った画像をプリンタ117でプリントアウトすることにより原稿の複写をする。外部インターフェース118は装置外部に存在する1台ないし複数台の、パーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータと通信するためのインターフェースである。赤外線センサ120は複写機1の操作部(LCD109、タッチパネル111、操作キー112)の近辺にオペレータがいるかどうかを検出するためのセンサである。
また、図2は図1に示した複写機1をローカルエリアネットワーク(LAN)に接続した場合の構成例を示す図である。複写機1はローカルコピー等周知のディジタル複写機としての動作の他LAN上の機器とデータの授受が可能である。
図2において、201は複数のコンピュータや複写機、ファクシミリ装置、スキャナ装置、プリンタ装置等を接続し、各装置間でデータの授受を行うためのネットワークを形成するLANである。
202,203,204はLAN201に接続されたパーソナルコンピュータである。ただし、このLAN201に接続可能なコンピュータは上記3つに限るものではなく、多数のコンピュータの接続が可能である。
次に、図3に示すフローチャートに基づいて複写機1から外部のコンピュータにアクセスする場合の処理の流れについて説明する。尚、このフローチャートはROM102に格納されているプログラムに基づくものであるが、PCカード105、フロッピー(登録商標)ディスク119から読み出したり、外部インターフェース118を介して送られてくるプログラムによって動作可能である。また、この複写機1は外部のコンピュータからの指示に基づき動作するスレーブモードと複写機1の操作キー112からコンピュータにアクセスしてコンピュータ内のファイルをプリンタ117でプリントアウトしたりスキャナ115で読み取った画像データをコンピュータに転送したりするマスターモードとを有する。
スレーブモードでは外部のコンピュータからのプリント命令に応じてプリンタ117を動作させ、該コンピュータから送られてくる画像データのプリントアウトを行う。また、コンピュータから読み取りのためのスキャン開始命令に基づきすきゃな115を動作させて原稿の画像を読み取り、この読み取った画像データを該コンピュータに転送する。一方マスターモードでは操作キー112のリモートキーを押下することによりコンピュータの特定やアクセスを行い、処理を開始する。この動作の詳細な説明を以下に行う。
図3において、まずS301でリモートキーが押下されると、S302で他の処理を実行しているか否か判断し、実行中であればS303に進みLCD109に他の処理で動作中であることを示す表示を行い、現在マスターモードによる別の動作を開始できないことをオペレータに知らせる。そして、S304ではLCD109にキャンセルするかどうかを問う表示を行う。タッチパネル111によりキャンセルが選択されるとLCD109の表示を初期状態に戻す。ここでキャンセルしなかった場合はS305で動作中の処理が終了するまで待ち、処理が終了したと判断したとき(このときアラーム音を鳴らす)、もしくはS302で他の処理を行っていないと判断したときはS306でマスターモードに設定すべくLCD109の表示を動作中を示す表示もしくは初期状態から図4に示す表示に切換える。
図4において、401はマスターモードによるプリント処理を行うためのプリントボタン、402はマスターモードによるスキャン処理を行うためのスキャンボタン、403はコンピュータのリモートコントロール処理を行うためのコントロールボタン、404はマスターモードによる処理をキャンセルするためのキャンセルボタンである。これらLCD109に表示されているボタンの位置を押すことにより、タッチパネル111の画素の座標を検出し、キーI/F110を介してCPU101がどのボタンの上を押されたか判断する。
S307でプリントボタン401が押されたと判断すると、S308に進みマスターモードによるプリント処理を行う。S309でスキャンボタン402が押されたと判断すると、S310に進みマスタードによるスキャン処理を行う。S311でコントロールボタン403が押されたと判断すると、S312に進みコンピュータのリモートコントロール処理を行う。S313でキャンセルボタン404が押されたと判断するとマスターモードをキャンセルし、LCD109の表示を初期状態に戻す。
次に、図3のS307でプリントボタン401が押された場合の処理の流れを図5、6に示すフローチャートに基づき説明する。
図3のS307でプリントボタン401が押されるとLCD109の表示を図7に示すような表示に切換える。
図7において、701はLAN201に接続されているコンピュータのリスト、702はコンピュータへのアクセスを開始するためのコネクトボタン、703はプリント処理をキャンセルするためのキャンセルボタン、704はパスワード表示欄、705は文字等を入力するための文字パレット、706はアクセス可能な全てのコンピュータを表示させるタブ、707は最も最近アクセスしたコンピュータを表示させるタブ、708はアクセスしたことのあるコンピュータを名前順(ASCIIコード等のコード番号の若い順)に表示させるタブ、709はアクセス頻度の高いコンピュータを表示させるタブである。
図3のS703でプリントボタン401が押されると、CPU101は外部I/F118を介してLAN201に接続されている所定のコンピュータ(例えばLAN201のサーバ等)に問い合わせることによりアクセス可能なコンピュータの登録名のリストを作成し、その一覧をS501で図7の701のように表示する。この表示はアクセス可能な全てのコンピュータを表示させるタブ707が選択されている状態に相当する。次に、S502で701に表示されたリストの中から所望するコンピュータが表示されている位置を押すことにより該コンピュータを選択する。ここで選択されたコンピュータの名称(図7ではABD)は反転表示される。次に、S503ではS502で選択したコンピュータに対するパスワードを文字パレット705の文字一覧から入力する。入力されたパスワードはパスワード表示欄704に伏せ字により表示され、入力動作を確認することができる。パスワード入力時に文字入力を間違えた場合は、同じく文字パレット705の中に含まれている取り消しキーを押すことにより1文字ずつ消去することができる。なお、コンピュータの選択とパスワードの入力の順序は任意でよいものとする。
そしてコンピュータの選択とパスワードの入力の両方が完了し、S504でコネクトボタン702を押すことによりCPU101から選択されたコンピュータとLAN201におけるネットワークアドレスに基づき通信を行い、パスワードの確認をとり、S505でパスワードが一致するか否か、即ちパスワードが正しかったか判断する。ここでパスワードが正しかったと判断すると選択したコンピュータにアクセス可能となり、接続を確立し、S507に進む。もしパスワードが一致せず、パスワードが正しくなかったと判断するとS506でエラー表示を行い、S501に戻る。接続を確立することに成功した場合は、S507にて接続先のコンピュータに関する情報を履歴としてしかるべきエリアに記憶する。すなわち、接続先のコンピュータの名称、アクセスを行った時刻、過去にアクセスした回数、アクセスの目的(スキャンかプリントか等)などの情報を記憶する。このとき記憶先は、RAM103が適当であるが、ROM102の一部のエリアやPCカード105あるいはフロッピー(登録商標)ディスク119に記憶させることも可能である。
さて上記のように接続可能な全てのコンピュータの中から接続先を選択するのではなく、既に接続したことのあるコンピュータの中から接続先を選択する場合について述べる。本実施形態に於いては、706、707、708、709のタブを選択することにより、図14に示すような流れでコンピュータの表示モードを切り換える動作を行う。すなわち、S1401でアクセス可能な全てのコンピュータを表示するタブ706が選択されている場合は上述したようにS1402にて外部I/F118により接続されているコンピュータを照会した上でアクセス可能なコンピュータのリストを作成してS1408でこのコンピュータリストを表示する。またS1403で最も最近アクセスしたコンピュータを表示するタブ707が選択されていた場合は、S1404のステップにて前述した過去にアクセスしたコンピュータに関する情報を参照することにより、最も最近にアクセスしたコンピュータから順次リストアップし、S1408でそのリストを表示する。またS1405にアクセスしたことのあるコンピュータを名前順に表示するタブ708が選択されている場合は、S1406で過去にアクセスしたことのあるコンピュータの名称を名前順(コード順)に並べたリストを作成し、S1408にて表示を行う。また、アクセス頻度の高いコンピュータを表示させるタブ709が選択された場合はS1407にて過去にアクセスしたコンピュータの中から頻度の高かったもの順にリストを作成し、S1408にて表示を行う。以上の動作により、ユーザの指示に基づいてアクセス可能な全てのコンピュータもしくは過去にアクセスしたことのあるコンピュータの中から所望の条件によりコンピュータのリストを提示しその中からユーザが選択するという動作を実行することができる。
さて以上の手順によって選択したコンピュータにアクセスし、接続を確立するとLCD109の表示を図8に示すような表示に切り換える。
図8において、801は選択したコンピュータが管理しているファイルのリスト、802は選択したファイルの画像を表示させるためのプレビューボタン、803は選択したファイルの画像をプリントアウトさせるためのプリントボタン、804は図7のコンピュータ選択のための画面に戻すためのキャンセンルボタンである。
図5のS508で図8の801の如くファイルのリストを表示する。この表示されているファイルリストが目的のファイルを含むディレクトリにない場合には、ファイルリスト中に表示されているサブディレクトリ(図中「..」のついている項目)または上位ディレクトリ(図中「↑」の項目)を選択することによりディレクトリを移動することができる。
そして、S509でファイルリスト中の所望のファイルの位置を押すと、そのファイル名が反転表示され、ファイルが選択される。ファイルが選択されると、S510でプレビューボタン802が押されたか判断し、押されればアクセスしたコンピュータに対し、選択したファイル名に基づき、当該ファイルを作成したアプリケーションソフトウェアを判別するようS511で指示を出し、さらにS512で当該アプリケーションソフトウェアを起動させ、選択したファイルのデータをビットマップデータとして読み出させる。次に、S513ではこのビットマップ化された所望のファイルの画像データを転送させ、S514でこの画像データをLCD109に表示する。ここでは、まず1ページ目の上部から表示し、スクロールキー、次ページキー、全体表示キー(縮小して1ページ分表示)等(不図示)の操作で表示させる。S515で表示が終了すると、次のキー入力を待ち、S516でキャンセルキー(不図示)が押されるとS508に戻り、ファイルのリスト表示を行う。そうでなければ再びプレビューボタン802、プリントボタン803、キャンセルボタン804のいずれかが押されるのを待つ。そして、S601でプリントボタンが押されたと判断すると、S603〜S605で前述のS511〜S513と同様な手順によって選択したファイルの印刷用高解像度の画像データを転送させ、S606でプリンタ117にプリントアウトさせる。なお、S513あるいはS605で転送された画像データは必要に応じて解像度変換される。
一方、S602でキャンセルボタン804が押されたと判断すると、S501に戻り、コンピュータのリストを表示する。
また、図9はS501〜S513及びS603〜S605における複写機1からの指示に基づくファイル転送についてLAN201上のコンピュータ側の実行シーケンスを示すフローチャートである。S511及びS603の如く指示があるとS901にて指定されたファイルについて、コンピュータ側で保持しているファイルとそのファイルを作成したアプリケーションソフトウェアの対応データベースを参照し、指定されたファイルがどのアプリケーションソフトウェアで作成されたか調べる。次にS902において当該アプリケーションソフトウェアが起動していないならば起動させ、指定されたファイルを読み込ませる。続いてS903で表示された画面、例えばワードプロセッサのウィンドゥ内容を取得し、印刷用データを作成して複写機1にそのデータを転送する。
以上の動作によって、複写機1側はコンピュータの上で表示されているファイル内容の画面データを得ることができるので、コンピュータ側でどのような形態のファイルを有していてもビットマップ化されたデータを複写機1側で受け取り、表示及びプリントアウトが可能となる。
さてここで、ユーザが明示的にアクセスを解除する場合について述べる。
前述したとおり、それぞれの操作画面でキャンセルボタンを押すことにより一つ前の操作に戻れるため、同じ動作を繰り返すことによりアクセス動作を解除する方法がまず一つ可能であるが、本装置においてはもっと簡便なアクセス解除用のキーが用意されている。
図15は本複写機1の操作部(LCD109、タッチパネル111、操作キー112を含む)の外観を示した図であって、同図において1501はLCD109およびタッチパネル111からなる表示部である。1502はリセットキー、1503は前述のリモートキー、1504は予熱キー、1505はスタートキー、1506はテンキー、1507はストップキーである。なお、それぞれのキーは操作キー112を構成するハードキーである。またリモートキー1503と予熱キー1504にはそれぞれ現在の動作モードを示すためにキー上部にLED表示部が設けられている。
表示部1501は前述の通り場合に応じてユーザに対して操作パネルを表示し、ユーザのキー入力を受け付けるものであり、リセットキー1502は現在設定されている各種の設定を全て初期設定状態に戻すためのキーである。
リモートキー1503を押して外部I/F118を介してコンピュータに対してアクセスを行っている状態にあると、CPU101はキーI/F110を介してリモートキー1503のLEDを点灯させておく。これによりユーザはコンピュータアクセスモードであることを容易に確認できる。このコンピュータアクセス状態において、ユーザがコンピュータアクセスを解除したい場合、前述のキャンセルキーを順次押す以外に、いくつかのキーを用いても同じ効果を得ることができる。まずリセットキー1502を押された場合、ユーザは設定モードを初期状態に戻すことを指示したことになるわけであり、CPU101はコンピュータとの通信を終了し表示部1501を初期画面に戻す。また予熱キー1504が押された場合、複写機1は主要な電源を落とすことにより予熱モードに入るが、同モードにおいてはコンピュータアクセスを保持する意味がないため同様にアクセスを解除してから予熱モードに入る。またリモートキー1503のLEDが点灯した状態でリモートキー1503を再度押すと新たな別のコンピュータへアクセスを行う指示となり、それまでのコンピュータに対するアクセスを解除する動作を行う。
このように操作キー112から直接、アクセス解除を指示することができるのでユーザは必要に応じてすぐアクセス解除が可能である。
次にユーザがしばらく複写機1を操作しないで、複写機1が所定時間待機状態が続いた場合、即ち、設定されたモードリセットタイマーもしくは予熱タイマーが動作する時には、もしコンピュータへアクセス中のままの状態であればCPU101はユーザの指示なくしてアクセス状態を解除し、モードリセットあるいは予熱モードに入る動作を行う。
さらに、赤外線センサ120によりユーザが複写機1の近辺にいなくなったことを検知し、かつ指定された動作を終了して所定時間待機状態にある場合には、次のユーザがそのままコンピュータにアクセスすることを防ぐため現在のアクセスを解除してから待機状態に入る。
以上に述べた、アクセス解除の各種の方式はそれぞれ以下に述べる動作を行っている場合にも同様に有効である。
次に、図3のS309でスキャンボタン402が押された場合の処理の流れを図10に示すフローチャートに基づき説明する。
図3のS309でスキャンボタン402が押されるとLCD109の表示を図7に示すような表示に切換える。
以下、S1001〜S1005のコンピュータにアクセスするための手順は前述のS501〜S505と同様なのでここでの説明は省略する。
そしてコンピュータの選択及びアクセスを行い、コンピュータとの接続を確立するとS1007にてS507と同様に接続先のコンピュータに関する情報を記憶し、S1008に進む。そして、LCD109の表示を図11に示すような表示に切換える。
図11において、1101は読み取った原稿の画像を表示するプレビュー枠、1102はアクセスしたコンピュータで管理しているディレクトリのリスト、1103は読み取った画像データをアクセスしたコンピュータに転送するためのスキャンボタン、1104は読み取った画像データをプレビュー枠に表示させるためのプレビューボタン、1105は図7のコンピュータ選択のための画面に戻すためのキャンセルボタン、1106は入力したファイル名を表示するファイル名表示枠、1107は文字等を入力するための文字パレットである。
原稿を原稿台にセットし、S1008でプレビューボタン1104が押されると、S1009で原稿台にセットされた原稿をスキャナ115で読み取る。そして、読み取った画像データはS1010で画像メモリ113に蓄積し、その画像データをS1011でプレビュー枠1101に表示する。そして、S1012では必要に応じてプレビュー枠1101の2点を指定することにより、この2点を結ぶ直線を対角線とする矩形領域をトリミングする。尚、この選択した領域のアドレス情報をRAM103に記憶しておく。そしてS1013では、ディレクトリリスト1102に表示された中から読み取った画像データを格納したいディレクトリの位置を押すことにより選択する。続いて、読み取った画像データをコンピュータに格納させるためのファイル名を文字パレット1107から入力する。文字パレット1107から入力されたファイル名はファイル名表示枠1106に表示され、確認することができる。これらの指定が終わり、S1015でスキャンボタン1103が押されると、読み取った画像データのS1012で選択した領域をRAM103に記憶したアドレス情報に基づき画像メモリ113から読み出し、S1014で入力したファイル名とともにアクセスしたコンピュータに転送し、コンピュータのメモリ内の選択したディレクトリに格納させる。
次に、図3のS311でコントロールボタン403が押された場合について説明する。
図3のS311でコントロールボタン403を押すと、LCD109の操作画面は図7のコンピュータを選択する画面に切り替わる。コンピュータを選択する方法は前述のS501〜S505及びS1001〜S1005での選択操作と同じであるのでここでは省略するが、これによりコンピュータとの接続が確立する。その後LCD109は図12の画面に切り替わる。同図において1201はコンピュータ画面表示枠、1202はコンピュータ上の画像、1203は拡大アイコン、1204は縮小アイコン、1205はマウスクリックアイコン、1206は画面スクロールカーソルアイコン、1207は文字入力のための文字パレット、1208は図7の表示に戻すキャンセルボタンである。同図においてコンピュータ画面表示枠には接続されたコンピュータの画面に表示されている画像と同じ内容1202が表示される。ただし一般的にコンピュータの方が表示装置は大きいので、このコンピュータ表示枠1201に表示される画像はもとの画像の一部分に限られている。隠れた領域を表示させるためには、画面スクロールアイコン1206を押して画像をスクロールさせることにより表示枠内に移動させることができる。また画像全体を見たい場合は縮小アイコン1204を押すと画像を縮小表示する。また細部の細かい部分を見たい場合には、拡大アイコン1203を押すことにより画像の拡大表示が可能となる。複写機1側からコンピュータ側のマウスなどのポインティングデバイスを使用するにはコンピュータ画面表示枠1201内部を押すことにより、画像入力装置からコンピュータにマウスカーソル位置を指示するとともに、マウスクリックアイコン1205を利用してマウスクリックを入力することができる。またコンピュータ上で文字入力が要求される場合には文字パレット1207から文字を入力することが可能である。これらの操作は、全てLCD109上にあるタッチパネル111に対するユーザの操作を、CPU108が検出してその座標値からユーザの目的とする動作を判断し、画像の表示を変えたり文字入力を行ったりするものである。
コンピュータ側でのソフトウェア構成においては、図13に示すようにOS(OperatingSystem)とアプリケーションプログラムの間に複写機1とのインターフェースプログラムが介在している。このインターフェースプログラムは、アプリケーションプログラムが画面に対して描画する画像データをOSに渡す際に同じデータを複写機1へ転送するとともに、複写機1から送られてきたマウスやキー入力といった入力操作をOSからのイベント入力とあわせてアプリケーションプログラムに入力する機能を受け持つ。
複写機1側では、コンピュータの表示画像を受け取るとそれを所定の倍率でコンピュータ画面表示枠1201に適した大きさで表示を行う。ユーザから拡大、縮小、スクロールなどの処理を指示された場合はもとになる表示画像から新たな表示形式に変換し、画面表示枠1201に表示を行う。またコンピュータ画面表示枠1201内をユーザが押した場合、現在表示しているコンピュータの画像との相対位置を計算し、コンピュータ側へその位置を通知する。コンピュータ側ではその座標位置を元にしてインターフェースプログラムがマウスカーソルの移動イベントをアプリケーションプログラムに入力し、複写機1からのユーザの操作を伝える。マウスクリックについても同様である。
次に、PCカードやフロッピー(登録商標)ディスク等の着脱可能な記憶媒体を用いて、動作の制御を行う場合について説明する。
この場合コンピュータとの接続を確立するにあたり、あらかじめ内容の設定を行っておいたPCカードもしくはフロッピー(登録商標)ディスクを用いる。PCカードもしくはフロッピー(登録商標)ディスクが挿入されていない状態で操作キー112からリモートキーを押すと、LCD109にキーとなるPCカードまたはフロッピー(登録商標)ディスクを挿入を促すメッセージを表示する。ユーザがPCカードあるいはフロッピー(登録商標)ディスクを挿入すると、CPU101はメディアの挿入を確認した後にメディアの内容にアクセスを行い、アクセスすべき、コンピュータ情報を取り出す。コンピュータ情報にはコンピュータのアドレスと、そのPCカード或いはフロッピー(登録商標)ディスクを所有するユーザの識別符号、パスワードコード等が含まれており、複写機1はその情報を用いてコンピュータとの接続を確立することが可能となる。コンピュータ情報は同一のメディアに複数の接続先情報を格納することができ、CPU101は複数の接続情報の格納を確認した場合、接続可能なコンピュータのリストをユーザに提供し、その中から接続先の選択を要求する。
また、初めにPCカードやフロッピー(登録商標)ディスクにコンピュータに関する情報を記憶させず、ユーザの識別符号、パスワードコード等のユーザ情報のみを記憶しておき、複写機1に挿入して複写機1がこのユーザ情報によりユーザを特定し、図5のS505、図10のS1005でコンピュータとの接続を確立できたときにこのユーザ情報と対応付けてコンピュータの情報を記憶させるようにしてもよい。そして、図14に示されたコンピュータの選択手順において該ユーザの過去のアクセス情報を参照することにより、該ユーザがアクセスしたことのあるコンピュータの中から指定された様式でコンピュータのリストを作成し提示する動作を行う。
ユーザにより接続先が指定されたか、あるいはもともと接続先が一つであった場合、外部インターフェース118を介してCPU101はコンピュータと接続を行おうとする。接続が確立すると、以降の手順は前述したものと同じであるのでここでは省略する。このようにしてコンピュータとの接続が確立した後は、前述したようにコンピュータの上のファイルを印刷したり、コンピュータの操作を行ったりする。
ここで用いるPCカード、あるいはフロッピー(登録商標)ディスクに対してコンピュータおよびユーザの個人情報の書き込みについては、通常ユーザが自分の利用しているコンピュータにPCカードあるいはフロッピー(登録商標)ディスクを挿入し、データ書き込みプログラムにより自分のネットワーク接続用パスワードをあわせて書き込むことにより、複写機1でキーとして利用するためのPCカード、フロッピー(登録商標)ディスクが作成される。
なお、ここで用いているPCカードあるいはフロッピー(登録商標)ディスクについては、コンピュータ接続用の情報が記憶保存できかつユーザが携帯可能な媒体であれば利用可能であり、例えば磁気カードやICカード、光カード、さらには携帯端末のようなものであっても複写機1にそれらのメディア用のインターフェースを設けることにより利用することができる。
この方法でコンピュータにアクセスを行っている場合、前述のアクセス解除方法に加えて、PCカード105もしくはフロッピー(登録商標)ディスク119を複写機1から取り出すと、CPU101はそれを検知してコンピュータへのアクセスを解除するように動作する。
以上述べたような複写機1によれば、複写機1側から所望のコンピュータにアクセスし、このコンピュータで管理しているファイルの画像データを引き出し、プリントアウトすることができる。また、プレビューしてからプリントアウトすることができるので誤った画像データをプリントアウトすることがない。またパスワードの入力やパスワードを記憶した記憶媒体の挿入によりコンピュータへのアクセスを許可するので機密性を守ることができる。そして、ユーザの指示によりコンピュータへのアクセスを直ちに解除することができる。
またユーザがアクセス解除を指示し忘れた場合でも所定のタイマーにより自動的にアクセスを解除することによってアクセス状態のまま放置されず、機密性を高めることができる。
また、赤外線センサによりユーザがいなくなった場合にも自動的にアクセスを解除することが可能となる。
また、接続用情報を保持した記憶媒体を用いてコンピュータにアクセスする場合は同記憶媒体を鍵のようにみなして記憶媒体が取り除かれたことによりアクセスを解除することでより一層の機密性を持たせることができる。
また、必要に応じてスレーブモードとマスターモードのいずれかのモードを選択して動作可能となる。
また、複写機1からの指示で原稿を読み取り、転送を行うことにより所望のコンピュータに読み取った画像データを格納させることができる。また、その際ファイル名の入力も複写機1から行うことができる。
更に、複写機1から所望のコンピュータの操作を行うことができる。
また、複写機1側から所望のコンピュータにアクセスする際に、過去にアクセスしたことのあるコンピュータに限ってコンピュータリストを提示することにより、ユーザがよく利用するコンピュータに対する選択を容易なものとすることができる。
また、ユーザ情報を保持した記憶媒体を用いてコンピュータにアクセスする場合は同記憶媒体のユーザ情報から当該ユーザ固有のアクセス先のみからなるコンピュータのリストをユーザに提示することによりさらにコンピュータの選択を容易なものとすることができる。
また、以上述べた動作を制御するプログラムを示すデータを光磁気ディスク等の着脱可能な記憶媒体に格納し、このデータを読み取り、制御可能な他の機器に適用可能である。
本発明の実施の形態例である複写機の構成を示すブロック図である。 図1に示した複写機1の接続例を示す図である。 複写機1による処理の流れを示すフローチャートである。 処理内容を選択するための表示画面を示す図である。 複写機1のマスターモードによるプリント処理の流れを示すフローチャートである。 複写機1のマスターモードによるプリント処理の流れを示すフローチャートである。 コンピュータを選択するための表示画面を示す図である。 ファイルを選択するための表示画面を示す図である。 ファイル転送処理に係るコンピュータ側の処理の流れを示すフローチャートである。 複写機1のマスターモードによるスキャン処理の流れを示すフローチャートである。 スキャン処理の際の表示画面を示す図である。 複写機1によりコンピュータをコントロールする際の表示画面を示す図である。 コンピュータ側の複写機1とのインターフェースプログラムの構成を示す図である。 複写機1のマスターモードによるホストコンピュータの選択処理の流れを示すフローチャートである。 複写機1の操作部の構成の外観を示す図である。
符号の説明
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 PCカードインターフェース
105 PCカード
106 フロッピー(登録商標)ディスクドライブインターフェース
107 フロッピー(登録商標)ディスクドライブ
108 液晶表示器コントローラ
109 液晶表示器
110 キー入力インターフェース
111 タッチパネル
112 操作キー
113 画像メモリ
114 スキャナインターフェース
115 スキャナ
116 プリンタインターフェース
117 プリンタ
118 外部インターフェース
119 フロッピー(登録商標)ディスク
120 赤外線センサ

Claims (26)

  1. 原稿画像を読み取る読取手段と、複数のコンピュータが接続されるコンピュータネットワークと接続する接続手段と、前記読取手段で読み取った画像データを前記接続手段を介して前記コンピュータネットワークへ転送する転送手段とを有する画像処理装置において、
    前記コンピュータネットワークに接続されている所定のコンピュータに問い合わせることにより前記画像処理装置がアクセス可能な複数のコンピュータの名称情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段で取得した名称情報に基づき前記アクセス可能な複数のコンピュータのリストを、前記画像処理装置に設けられた表示部に表示する表示制御手段と、
    前記表示制御手段によって前記表示部に表示されたリストの中から前記コンピュータネットワークに接続されたコンピュータの一つを指定し、さらに該コンピュータで画像データを保存させるためのディレクトリの名称情報を前記コンピュータネットワークを介して取得することにより前記表示部に表示させたディレクトリ名に基づき所望のディレクトリを一つ指定する指定手段と、
    前記画像処理装置に設けられた操作パネルを介して前記読取手段による読み取りを指示する読取指示手段と、
    前記読取手段によって読み取った画像データに、該画像データをディレクトリ形式でファイルとして保存する際のファイル名を設定する設定手段と、
    前記読取指示手段による指示に基づき前記読取手段で読み取った画像データを、前記設定手段で設定したファイル名とともに前記指定手段で指定されたコンピュータのディレクトリに保存させるべく前記転送手段で転送するよう制御する制御手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記指定手段は、所定のパスワードの入力により前記表示部に表示されたコンピュータがファイルを保存するためのディレクトリ情報に基づきコンピュータ及びディレクトリを指定することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 更に、前記指定手段でコンピュータを指定するための情報を記憶する着脱可能な記憶媒体の内容を読み出す読出手段を有し、
    前記指定手段は前記記憶媒体が前記画像処理装置にセットされた場合に当該記憶媒体に記憶されている内容を前記読出手段で読み出すことによりコンピュータを指定することを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 更に、前記記憶媒体が取り外された場合に前記指定手段で指定したコンピュータとの通信を解除する手段を有することを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。
  5. 更に、前記指定手段で指定したコンピュータにアクセス中であるか否か表示する状態表示手段を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 更に、オペレータが存在するか否か検出する検出手段と、前記検出手段の検出に基づき前記特定手段で特定した転送先との通信を解除する解除手段とを有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 更に、前記転送の履歴を記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の画像処理装置。
  8. 前記指定手段は、前記記憶手段に記憶されている履歴に基づきコンピュータを指定することを特徴とする請求項7に記載の画像処理装置。
  9. 前記設定手段は前記操作パネルを用いた手動操作に基づき入力されたファイル名を設定することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の画像処理装置。
  10. 更に、前記読取手段によって読み取った画像データを、前記転送手段による転送前にプレビュー表示するプレビュー手段を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の画像処理装置。
  11. 更に、前記読取手段によって読み取った画像データの一部を指定する手段を有し、前記転送手段は前記指定された一部の画像データを転送することを特徴とする請求項1乃至10のいずれかに記載の画像処理装置。
  12. 原稿画像を読み取る読取手段と、複数のコンピュータが接続されるコンピュータネットワークと接続する接続手段と、前記読取手段で読み取った画像データを前記接続手段を介して前記コンピュータネットワークへ転送する転送手段と、操作者による操作情報を入力する操作パネルを有する画像処理装置の制御方法であって、
    前記コンピュータネットワークに接続されている所定のコンピュータに問い合わせることにより前記画像処理装置がアクセス可能な複数のコンピュータの名称情報を取得する取得工程と、
    前記取得工程で取得した名称情報に基づき前記アクセス可能な複数のコンピュータのリストを、前記画像処理装置に設けられた表示部に表示する表示制御工程と、
    前記表示制御工程で前記表示部に表示されたリストの中から前記コンピュータネットワークに接続されたコンピュータの一つを指定し、さらに該コンピュータで画像データを保存させるためのディレクトリの名称情報を前記コンピュータネットワークを介して取得することにより前記表示部に表示させたディレクトリ名に基づき所望のディレクトリを一つ指定する指定工程と、
    前記操作パネルを介して前記読取手段による読み取りを指示する読取指示工程と
    前記読取工程で読み取った画像データに、該画像データをディレクトリ形式でファイルとして保存する際のファイル名を設定する設定工程と、
    前記読取指示工程における指示に基づき前記読取手段で読み取った画像データを、前記設定工程で設定したファイル名とともに前記指定工程で指定したコンピュータのディレクトリに保存させるべく前記転送手段で転送するよう制御する制御工程とを有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
  13. 原稿画像を読み取る読取手段と、複数のコンピュータが接続されるコンピュータネットワークと接続する接続手段と、前記読取手段で読み取った画像データを前記接続手段を介して前記コンピュータネットワークへ転送する転送手段とを有する画像処理装置において、
    前記コンピュータネットワークに接続されている所定のコンピュータに問い合わせることにより前記画像処理装置がアクセス可能な複数の転送先の名称情報を取得する取得手段と、前記取得手段で取得した名称情報に基づき前記画像処理装置に設けられた表示部に前記転送手段による転送先のリストを表示する表示制御手段と、
    前記表示手段によって表示されるリストの中から転送先を特定する特定手段と、
    前記操作パネルを介して前記読取手段による読み取りを指示する読取指示手段と、
    前記読取手段によって読み取った画像データに、該画像データをディレクトリ形式でファイルとして保存する際のファイル名を設定する設定手段と、
    前記読取指示手段による指示に基づき前記読取手段で読み取った画像データを、前記設定手段で設定したファイル名とともに前記特定手段で特定した転送先に前記転送手段で転送するよう制御する制御手段と、
    前記読取手段と前記コンピュータネットワークを介さずに接続された印刷手段に、前記読取手段で読み取った画像データを出力する複写処理手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
  14. 前記特定手段は、前記転送先として特定した転送先に直接アクセスすることを特徴とする請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記特定手段は、前記転送先としてコンピュータ及び該コンピュータがファイルを保存するディレクトリを特定することを特徴とする請求項13または14に記載の画像処理装置。
  16. 前記特定手段は、所定のパスワードの入力により特定した転送先がファイルを保存するためのディレクトリ情報を取得することを特徴とする請求項13乃至15のいずれかに記載の画像処理装置。
  17. 更に、前記特定手段で所望の転送先を特定するための情報を記憶する着脱可能な記憶媒体の内容を読み出す読出手段を有し、
    前記特定手段は、前記記憶媒体がセットされた場合に当該記憶媒体に記憶されている内容を前記読出手段で読み出すことにより転送先を特定することを特徴とする請求項13乃至16のいずれかに記載の画像処理装置。
  18. 更に、前記記憶媒体が取り外された場合に前記特定手段で特定した転送先との通信を解除する手段を有することを特徴とする請求項17に記載の画像処理装置。
  19. 更に、前記特定手段で特定した転送先にアクセス中であるか否か表示する状態表示手段を有することを特徴とする請求項13乃至18のいずれかに記載の画像処理装置。
  20. 更に、オペレータが存在するか否か検出する検出手段と、前記検出手段の検出に基づき前記特定手段で特定した転送先との通信を解除する解除手段とを有することを特徴とする請求項13乃至19のいずれかに記載の画像処理装置。
  21. 更に、前記転送の履歴を記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項13乃至20のいずれかに記載の画像処理装置。
  22. 前記特定手段は、前記記憶手段に記憶されている履歴に基づき転送先を特定することを特徴とする請求項21に記載の画像処理装置。
  23. 前記設定手段は前記操作パネルを用いた手動操作に基づき入力されたファイル名を設定することを特徴とする請求項13乃至22のいずれかに記載の画像処理装置。
  24. 更に、前記読取手段によって読み取った画像データを、前記転送手段による転送前にプレビュー表示するプレビュー手段を有することを特徴とする請求項13乃至23のいずれかに記載の画像処理装置。
  25. 更に、前記読取手段によって読み取った画像データの一部を指定する手段を有し、前記転送手段は前記指定された一部の画像データを転送することを特徴とする請求項13乃至24のいずれかに記載の画像処理装置。
  26. 原稿画像を読み取る読取手段と、複数のコンピュータが接続されるコンピュータネットワークと接続する接続手段と、前記読取手段で読み取った画像データを前記接続手段を介して前記コンピュータネットワークへ転送する転送手段と、操作者による操作情報を入力する操作パネルを有する画像処理装置の制御方法であって、
    前記コンピュータネットワークに接続されている所定のコンピュータに問い合わせることにより前記画像処理装置がアクセス可能な複数の転送先の名称情報を取得する取得工程と、前記取得工程で取得した名称情報に基づき前記画像処理装置に設けられた表示部に前記転送手段による転送先のリストを表示する表示制御工程と、
    前記表示工程で表示されるリストの中から転送先を特定する特定工程と、
    前記操作パネルを介して前記読取手段による読み取りを指示する読取指示工程と
    前記読取工程で読み取った画像データに、該画像データをディレクトリ形式でファイルとして保存する際のファイル名を設定する設定工程と、
    前記読取指示工程における指示に基づき前記読取手段で読み取った画像データを、前記設定工程で設定したファイル名とともに前記特定工程で特定した転送先に前記転送手段で転送するよう制御する制御工程と、
    前記読取手段と前記コンピュータネットワークを介さずに接続された印刷手段に、前記読取手段で読み取った画像データを出力する複写処理工程とを有することを特徴とする画像処理装置の制御方法。
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