JP3745127B2 - トラクタのブレーキ装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トレーラを牽引するトラクタのブレーキ装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、大型トラック等のブレーキ装置として、例えば特開平8−127213号公報、実公昭63−187775号公報、米国特許1802221号公報に開示されたものや、図4に示すようなものがある。
【0003】
これについて説明すると、トレーラを牽引するトラクタに備えられるブレーキ装置は、トレーラの制動力を調節するトレーラコントロールバルブ14を備える。トレーラコントロールバルブ14は第一信号入力回路21の信号圧力が下がるか、または第二信号入力回路22の信号圧力が高まると、信号出力回路23の信号圧力を高める作動をする。トレーラコントロールバルブ14はジョイント62,63を介して図示しないトレーラのブレーキ作動系に接続され、信号出力回路23の信号圧力が導かれるとともに、タンク42からの制動空気圧が導かれる。
【0004】
トラクタは、3つのブレーキ操作手段として、運転時に操作されるフットブレーキバルブ11およびハンドブレーキバルブ12と、駐車ブレーキによる制動時等に操作されるハンドコントロールバルブ13とを備える。
【0005】
第一信号入力回路21にハンドコントロールバルブ13が介装される。駐車ブレーキによる制動時等にハンドコントロールバルブ13の作動によって第一信号入力回路21の信号圧力が下がると、トレーラコントロールバルブ14によって信号出力回路23の信号圧力が高まり、トレーラの制動力が強まる。
【0006】
第二信号入力回路22はハンドブレーキバルブ12が介装される信号回路92およびデュアルリレーバルブ65の出力側信号回路93がダブルチェックバルブ91を介して統合された信号回路である。デュアルリレーバルブ65の各入力側がプライマリ信号回路51とセカンダリ信号回路52を介してフットブレーキバルブ11のプライマリ部とセカンダリ部に連通される。ダブルチェックバルブ91は信号回路92と93から導かれる空気圧の高い方を第二信号入力回路22に導く。
【0007】
ハンドブレーキバルブ12の作動によってダブルチェックバルブ91を介して第二信号入力回路22の信号圧力が高まると、トレーラコントロールバルブ14によって信号出力回路23の信号圧力が高まり、トレーラの制動力が強まる。ハンドブレーキバルブ12はトラクタのブレーキ作動系には通じておらず、そのブレーキレバーが操作されるのに伴ってトレーラの車輪のみが制動することにより、トラクタの姿勢変化等を抑えながら減速が行われる。
【0008】
フットブレーキバルブ11の作動によってデュアルリレーバルブ65とダブルチェックバルブ91を介して第二信号入力回路22の信号圧力が高まると、トレーラコントロールバルブ14によって信号出力回路23の信号圧力が高まり、トレーラの制動力が強まる。フットブレーキバルブ11はトラクタのブレーキ作動系にも通じており、ブレーキペダルが踏み込まれるのに伴って、トラクタとトレーラの各車輪が一斉に制動されることにより、十分な制動力が得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のトラクタのブレーキ装置にあっては、ハンドブレーキバルブ12とフットブレーキバルブ11に対応して信号回路92と93はダブルチェックバルブ91を介して第二信号入力回路22にまとまる構造のため、この信号回路の構造が複雑になり、製品のコストアップを招くという問題点が考えられる。
【0010】
本発明は上記の問題点を鑑みてなされたものであり、トラクタのブレーキ装置において、ブレーキ回路の構造を簡素化することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
第1の発明は、トラクタおよびトレーラの主ブレーキの制動力を調節するフットブレーキバルブと、前記トレーラの主ブレーキのみの制動力を制御するハンドブレーキバルブと、前記トラクタおよびトレーラの主ブレーキの制動力を同時に調節するハンドコントロールバルブと、第一信号入力回路の信号圧力が下がるかまたは第二信号入力回路の信号圧力が高まるのに伴って前記トレーラのブレーキ作動系に出力される信号圧力を高めブレーキ作動させるトレーラコントロールバルブとを備えるトラクタのブレーキ装置に適用する。
【0012】
そして、前記第二信号入力回路にその作動により信号圧力を高める前記フットブレーキバルブを介装し、前記第一信号入力回路にその作動時に信号圧力を下げる前記ハンドコントロールバルブと、同じくその作動時に信号圧力を下げ、かつ非作動時には第一信号入力回路を開通させている前記ハンドブレーキバルブを直列に介装し、前記ハンドブレーキバルブを前記ハンドコントロールバルブと前記トレーラコントロールバルブの間に配置するものとした。
【0013】
第2の発明は、第1の発明において、駐車ブレーキによる制動時以外の制動時にストップランプを点灯させるストップランプ回路を備える発明において、ハンドブレーキバルブとトレーラコントロールバルブ間の信号圧力が下がるのに伴って閉成するハンドブレーキスイッチと、ハンドコントロールバルブとハンドブレーキバルブ間の信号圧力が下がるのに伴って開成するパーキングスイッチとを備え、ストップランプ回路にハンドブレーキスイッチとパーキングスイッチを直列に介装するものとした。
【0014】
【発明の作用および効果】
第1の発明において、制動時にハンドブレーキバルブの作動によって第一信号入力回路の信号圧力が下がると、トレーラコントロールバルブによってトレーラのブレーキ作動系に出力される信号圧力が高まり、トレーラの制動力が強まる。ハンドブレーキバルブはトラクタのブレーキ作動系には通じておらず、そのブレーキレバーが操作されるのに伴ってトレーラの車輪のみが制動することにより、トラクタの姿勢変化等を抑えながら減速が行われる。
【0015】
ハンドブレーキバルブは操作時以外そのブレーキレバーが自動で戻る構造により、操作時以外は第一信号入力回路を開通させるため、ハンドコントロールバルブの操作によってトレーラの制動力を調節できる。
【0016】
そして、第一信号入力回路にハンドコントロールバルブとハンドブレーキバルブを直列に介装することより、従来装置において2つの信号回路を1つにまとめるチェックバルブ等を廃止して信号回路を簡素化し、製品のコストダウンがはかれる。
【0017】
第2の発明において、ハンドブレーキバルブの作動による制動時にハンドブレーキスイッチが信号圧力の低下を検知して閉成する。このとき、ハンドコントロールバルブが作動しておらず、パーキングスイッチが閉成しているので、ストップランプ回路が閉成してストップランプが点灯する。
【0018】
ハンドコントロールバルブの作動による制動時にハンドブレーキスイッチが信号圧力の低下を検知して閉成するが、パーキングスイッチが信号圧力低下を検知して開成するため、ストップランプ回路が開成してストップランプが点灯しない。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0020】
図1に示すように、エアコンプレッサ71から吐出される加圧空気はエアドライヤ72等を介してタンク73に供給される。エアコンプレッサ71の吐出圧はプレッシャガバナ74を介してタンク73の空気圧に応じて調節される。タンク73からマルチプロダクションバルブ75を介して各タンク42,43,44に加圧空気が供給される。
【0021】
トラクタの前輪ブレーキ作動系は、左右の前輪に制動力を付与する一対のスプリングブレーキチャンバ34,35と、各スプリングブレーキチャンバ34,35にタンク44からの制動空気圧を導く前輪ブレーキ回路31と、前輪ブレーキ回路31の途中に介装される前輪電磁式リレーバルブ45および一対のABSモジュレータ46,47とによって構成される。
【0022】
トラクタの後輪ブレーキ作動系は、左右の後輪に制動力を付与する一対のスプリングブレーキチャンバ36,37と、各スプリングブレーキチャンバ36,37にタンク43からの制動空気圧を導く後輪ブレーキ回路32a,32bと、後輪ブレーキ回路32a,32bに介装される電磁リレーバルブ49およびアクスルモジュレータ50とによって構成される。
【0023】
トラクタに備えられる各スプリングブレーキチャンバ34〜38は、後輪ブレーキ回路32a,32b、前輪ブレーキ回路31から導かれる制動空気圧が上昇することにより制動する主ブレーキ部と、後輪パーキングブレーキ回路83、前輪パーキングブレーキ回路84から導かれる空気圧が低下することにより制動するスプリングブレーキ部とを備える。
【0024】
後輪パーキングブレーキ回路83と前輪パーキングブレーキ回路84はデュアルリレーバルブ15を介してタンク42に連通する。
【0025】
フットブレーキバルブ11は信号圧力を調節する弁してプライマリ部とセカンダリ部を有し、プライマリ部がプライマリ信号回路51に介装され、セカンダリ部がセカンダリ信号回路52に介装される。
【0026】
セカンダリ信号回路52は電磁式の前輪リレーバルブ45およびデュアルリレーバルブ65の各信号圧室とタンク44を結び、その途中にフットブレーキバルブ11のセカンダリ部が介装される。運転者によってブレーキペダルが踏み込まれると、フットブレーキバルブ11のセカンダリ部によってセカンダリ信号回路52から前輪リレーバルブ45とデュアルリレーバルブ65に導かれる信号圧力が高められる。これにより、前輪リレーバルブ15は前輪ブレーキ回路31から各スプリングブレーキチャンバ34,35に導かれる制動空気圧を高め、前輪ブレーキを作動させる。デュアルリレーバルブ65は第二信号入力回路22からトレーラコントロールバルブ14に導かれる信号圧力を高め、トレーラコントロールバルブ14が信号出力回路23の信号圧力を高めてトレーラのブレーキを作動させる。
【0027】
プライマリ信号回路51は電磁リレーバルブ49およびデュアルリレーバルブ15の各信号圧室とタンク43を結び、その途中にフットブレーキバルブ11のプライマリ部が介装される。運転者によってブレーキペダルが踏み込まれると、フットブレーキバルブ11のプライマリ部によってプライマリ信号回路51から導かれる信号圧力が高められる。これにより、アクスルモジュレータ50は後輪ブレーキ回路32から各スプリングブレーキチャンバ36,37に導かれる制動空気圧を高めるとともに、デュアルリレーバルブ15は各スプリングブレーキチャンバ36,37のスプリングブレーキ部に導かれる空気圧を高め、後輪ブレーキを作動させる。
【0028】
トラクタの各車輪にはそれぞれ車輪速度センサ55〜58が配設されて、それぞれの出力がコントロールユニット60に入力される。EBSコントロールユニット60は車両の制動時に左右の前輪のスリップ率が目標値に近づくようにABSモジュレータ46,47を開閉して左右の前輪の制動力を制御するとともに、左右の後輪のスリップ率が目標値に近づくようにアクスルモジュレータ50を開閉して左右の後輪の制動力を制御する。
【0029】
図示しないトレーラのブレーキ作動系は、左右の車輪に制動力を付与する一対のブレーキチャンバと、トレーラに設置されたタンクからの制動空気圧を各ブレーキチャンバに導くブレーキ回路と、ブレーキ回路の途中に介装されるリレーバルブとによって構成される。各ブレーキチャンバは、ブレーキ回路から導かれる制動空気圧が上昇することにより制動し、パーキングブレーキを兼ねる。トレーラに設置されるタンクはジョイント62等を介してトラクタのタンク42に連通する。また、トレーラに備えられるリレーバルブの信号圧室はジョイント63を介して信号出力回路23が接続され、トレーラコントロールバルブ14によって信号出力回路23の信号圧力が高められると、トレーラの制動力が強められるようになっている。
【0030】
トレーラコントロールバルブ14は第一信号入力回路21の信号圧力が下がるか、または第二信号入力回路22の信号圧力が高まるのに伴って、信号出力回路23の信号圧力を高める作動をする。
【0031】
図2にも示すように、トラクタは、3つのブレーキ操作手段として、運転時に操作されるフットブレーキバルブ11およびハンドブレーキバルブ12と、パーキング時等に操作されるハンドコントロールバルブ13とを備える。
【0032】
第二信号入力回路22はデュアルリレーバルブ65の出力側が接続され、デュアルリレーバルブ65の各入力側がプライマリ信号回路51とセカンダリ信号回路52を介してフットブレーキバルブ11のプライマリ部とセカンダリ部に連通される。
【0033】
フットブレーキバルブ11の作動によってデュアルリレーバルブ65を介して第一信号入力回路21の信号圧力が高まると、トレーラコントロールバルブ14によって信号出力回路23の信号圧力が高まり、トレーラの制動力が強まる。フットブレーキバルブ11は前述したようにトラクタのブレーキ作動系にも通じており、ブレーキペダルが踏み込まれるのに伴って、トラクタとトレーラの各車輪が一斉に制動されることにより、十分な制動力が得られる。
【0034】
第一信号入力回路21にハンドコントロールバルブ13とハンドブレーキバルブ12が直列に介装される。ハンドブレーキバルブ12は第一信号入力回路21においてハンドコントロールバルブ13とトレーラコントロールバルブ14の間に配置される。
【0035】
ハンドコントロールバルブ13はそのブレーキレバーが操作されることにより大気圧導入口を開いて第一信号入力回路21の信号圧力を次第に低下させ、そのブレーキレバーが戻されることにより大気圧導入口を閉塞して第一信号入力回路21の信号圧力を高めるようになっている。
【0036】
ハンドコントロールバルブ13の作動によって第一信号入力回路21の信号圧力が下がると、トレーラコントロールバルブ14によって信号出力回路23の信号圧力が高まり、トレーラの制動力が強まる。
【0037】
さらに、ハンドコントロールバルブ13の出力側とデュアルリレーバルブ15の信号圧室が信号回路16を介して連通しており、ハンドコントロールバルブ13の作動によって信号回路16の信号圧力が下がると、トラクタの駐車ブレーキが作動するようになっている。
【0038】
ハンドブレーキバルブ12はそのブレーキレバーが操作されることにより大気圧導入口を開いて第一信号入力回路21の信号圧力を次第に低下させ、そのブレーキレバーが戻されることにより大気圧導入口を閉塞して第一信号入力回路21の信号圧力を高めるようになっている。
【0039】
ハンドブレーキバルブ12の作動によって第一信号入力回路21の信号圧力が下がると、トレーラコントロールバルブ14によって信号出力回路23の信号圧力が高まり、トレーラの制動力が強まる。ハンドブレーキバルブ12はトラクタのブレーキ作動系には通じておらず、そのブレーキレバーが操作されるのに伴ってトレーラの車輪のみが制動することにより、トラクタの姿勢変化等を抑えながら減速が行われる。
【0040】
ハンドブレーキバルブ12はオートリターン機構による操作時以外は戻されて第一信号入力回路21を開通させているため、ハンドコントロールバルブ13の操作によってトレーラの制動力を調節できる。
【0041】
そして、第一信号入力回路21にハンドコントロールバルブ13とハンドブレーキバルブ12を直列に介装することより、図4に示す従来装置において信号回路92と93を第二信号入力回路22に統合するダブルチェックバルブ91等を廃止して信号回路の構造を簡素化し、製品のコストダウンがはかれる。
【0042】
また、図3に示すように、ブレーキの作動状態を知らせるため、ストップランプ101、パーキングブレーキインジケータ102、ブザー103が設けられる。
【0043】
パーキングブレーキインジケータ102は運転席に設けられ、パーキングブレーキの作動時に点灯して運転者に知らせる。パーキングブレーキインジケータ102は後輪パーキングブレーキ回路83の空気圧が低下するのに伴ってインジケータランプスイッチ5が閉成すると通電して点灯するようになっている。
【0044】
ブザー103はブレーキ配管の空気洩れ等による失陥が生じた場合に警報を発して運転者に知らせる。タンク43の圧力が低下するのに伴ってロープレッシャスイッチ7が閉成するか、タンク44の圧力が低下するのに伴ってロープレッシャスイッチ8が閉成すると通電して警報を発するようになっている。またハンドコントロールバルブ13の操作により信号回路16の圧力が低下するのに伴ってローエアキンセルスイッチ6が閉成し、警報が鳴り止むようになっている。
【0045】
ストップランプ101はトラクタおよびトレーラの車両後部にそれぞれ設けられ、パーキング時以外の制動時に点灯して後続車等に制動時を知らせる。
【0046】
ストップランプ101はストップランプリレー111が閉成すると通電して点灯する。ストップランプリレー111のコイルに通電するストップランプ回路112にはEBSストップランプリレー113とストプランプカットリレー110が並列に介装される。
【0047】
EBSストップランプリレー113はEBSコントロールユニット60からの信号によりフットブレーキバルブ11の作動による制動時に閉成し、ストップランプリレー111を閉成してストップランプ101を点灯させるようになっている。なお、EBSコントロールユニット60等を備えないブレーキ装置の場合、プライマリ信号回路51とセカンダリ信号回路52の圧力が高まるのに伴ってストップランプスイッチ1,2のいずれが閉成すると、ストップランプリレー111が閉成してストップランプ101を点灯させるようにしてもよい。
【0048】
ストップランプカットリレー110はトラクタの連結時にカプラスイッチ115が閉成することにより閉成する。
【0049】
そして本発明の要旨とするところであるが、ハンドブレーキバルブ12による制動時に信号圧力が低下するのにともなって閉成し非制動時に開成するハンドブレーキスイッチ(ロープレッシャスイッチ)4が第一信号入力回路21のハンドブレーキバルブ12とトレーラコントロールバルブ14の間に介装され、ハンドコントロールバルブ13による制動時に第二信号入力回路21の信号圧力の低下に伴って開成し非制動時に閉成するパーキングスイッチ(ストップランプスイッチ)3が第一信号入力回路21のハンドコントロールバルブ13とハンドブレーキバルブ12の間に介装される。そして、ストップランプ回路112にハンドブレーキスイッチ4とパーキングスイッチ3が直列に介装される。
【0050】
これにより、ハンドブレーキバルブ12の作動による制動時にハンドブレーキスイッチ4が第一信号入力回路21の信号圧力の低下を検知して閉成する。このとき、ハンドコントロールバルブ13が作動しておらず、パーキングスイッチ3は閉成しているので、ストップランプリレー111が閉成してストップランプ101が点灯する。
【0051】
パーキング時にハンドコントロールバルブ13の作動による制動時にハンドブレーキスイッチ4が第一信号入力回路21の信号圧力の低下を検知して閉成しても、パーキングスイッチ3が第一信号入力回路21の信号圧力の低下を検知して開成するため、ストップランプ101が点灯することがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すブレーキ装置の構成図。
【図2】同じくブレーキ装置の回路図。
【図3】同じくストップランプ等の回路図。
【図4】従来例を示すブレーキ装置の回路図。
【符号の説明】
3 パーキングスイッチ
4 ハンドブレーキスイッチ
11 フットブレーキバルブ
12 ハンドブレーキバルブ
13 ハンドコントロールバルブ
14 トレーラコントロールバルブ
21 第一信号入力回路
22 第二信号入力回路
23 信号出力回路
101 ストップランプ
111 ストップランプリレー
112 ストップランプ回路
Claims (2)
- トラクタおよびトレーラの主ブレーキの制動力を調節するフットブレーキバルブと、前記トレーラの主ブレーキのみの制動力を制御するハンドブレーキバルブと、前記トラクタおよびトレーラの主ブレーキの制動力を同時に調節するハンドコントロールバルブと、第一信号入力回路の信号圧力が下がるかまたは第二信号入力回路の信号圧力が高まるのに伴って前記トレーラのブレーキ作動系に出力される信号圧力を高めブレーキ作動させるトレーラコントロールバルブとを備えるトラクタのブレーキ装置において、前記第二信号入力回路にその作動によって信号圧力を高める前記フットブレーキバルブを介装し、前記第一信号入力回路にそれぞれその操作によって信号圧力を低下させる前記ハンドコントロールバルブと前記ハンドブレーキバルブを直列に介装し、その操作時以外は第一信号入力回路を開通させる前記ハンドブレーキバルブを前記ハンドコントロールバルブと前記トレーラコントロールバルブの間に配置したことを特徴とするトラクタのブレーキ装置。
- 駐車ブレーキによる制動時以外の制動時にストップランプを点灯させるストップランプ回路を備えるトラクタのブレーキ装置において、前記ハンドブレーキバルブと前記トレーラコントロールバルブ間の信号圧力が下がるのに伴って閉成するハンドブレーキスイッチと、前記ハンドコントロールバルブと前記ハンドブレーキバルブ間の信号圧力が下がるのに伴って開成するパーキングスイッチとを備え、前記ストップランプ回路に前記ハンドブレーキスイッチと前記パーキングスイッチを直列に介装したことを特徴とする請求項1に記載のトラクタのブレーキ装置。
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