JP3634944B2 - Medical cap - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療用輸液容器のキャップに関する。さらに詳しくは、針抜け防止に対する保持力に優れ、針抜き後の再シール性を向上させた医療用キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、医療用キャップの栓体として、ゴム製のものが広く用いられているが、このゴム栓は成形体を得るまで図4に示すような雑種な工程を経るため、大がかりな設備を必要とし、また、添加剤の種類も多く、かつ各工程においてスクラップが出るため生産性も悪いという工程上の問題を有していた。すなわち、ケーシングが射出成形により製造されるのに対し、ゴム栓体はプレス成形した後加硫する必要があり、別々に製造した後これらを組み立てる必要があるのみならず、単価が高くなる問題も有していた。
【0003】
この問題を解決するために、弾性を有する樹脂である熱可塑性エラストマーをキャップの栓体として用いることを考えた。この技術では、ケーシングと栓体が共に樹脂であるため、図5のように簡単な射出成形により製造することができ、ゴム栓のように加硫工程を必要とせず、ゴム栓なみの強度を得ることができる点で工程上の問題は解決する。また、この技術では軟質加硫ゴムからプラスチックに近いものまで、広範囲の物性を持つ弾性体が、素材の化学構造を変化させることによって得られる。さらに成形工程でできたスクラップは再使用が可能であり生産性も高い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、熱可塑性エラストマーは、残歪性が大きくゴム弾性が劣り応力緩和、クリープ現象が起こりやすいため、輸液用容器のキャップとして重要な要素である針抜け防止に対する保持力が低く、輸液中にキャップから輸液用針が抜け落ちやすいという問題を有している。さらに、針抜き後の再シール性が悪く、針抜き後に栓体にできた穴から、薬品が滲み出す問題も有している。
【0005】
この問題を解決すべく、ゴムと熱可塑性エラストマーを重ね合わせた栓体を用いる技術が開示されているが、針抜け防止に対する保持力、及び針抜け後の再シール性の問題に対する完全な解決はされておらず、また、依然としてゴム栓を使用しているため、工程上の問題を解決するには至っていないのが実状である。
【0006】
本発明の課題は、針抜け防止に対する保持力、針抜き後の再シール性に優れ、かつ工程上の問題を解消した医療用キャップを提供する点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明者はキャップの栓体にフシを付けることによって針抜け防止に対する保持力、針抜き後の再シール性に優れたキャップを製造することができることを見出した。請求項1の発明は、栓体のケーシング接触面にフシを設けた医療用キャップである。
【0008】
本発明が上記問題を解決する理由は栓体のケーシングとの接触面にフシを付すことで単位当たりの応力がセグメント化されるためである。すなわち、大きな側面ではなく小さな断片に分割することによって、栓体に化された応力に対する復元力が高まるためである。
【0009】
本発明でいうフシを設けるとは、具体的にはキャップの栓体又はケーシングを円形ではなく、多角形、花形若しくは星形などにする、あるいは栓体外周部から中心方向に伸びるスリット又は中心部から周方向へ伸びるリブを設けることにより達成される。スリット及びリブの大きさや個数は特に限定されるものではない。これらの形状の栓体を用いたキャップは復元力に優れるため、針抜き後の再シール性が向上し、液漏れが少なくなる。また、応力に対する抵抗が強く保持力が向上するため、針抜け防止に対する保持力も優れたものとなる。
【0010】
栓体に用いる材質としては高弾性樹脂が好ましい。本発明でいう高弾性樹脂とは、具体的には、例えば各種の熱可塑性エラストマー、ゲル状樹脂、又はこれらとゴムを練り込んだ混合物等が該当する。これらはその種類、材質などにおいて特に限定されるものではない。例えば、熱可塑性エラストマーとしては、水素添加タイプのスチレン系エラストマー、塩化ビニル系エラストマー、オレフィン系エラストマー、ポリウレタン系エラストマー、ポリエステル系エラストマーなど、ゲル状樹脂としては、ポリエチレン系ゲル材料、ウレタン系ゲル材料、シリコン系ゲル材料、アクリル系ゲル材料、塩化ビニル系ゲル材料等が好適に用いることができるものとして例示できる。また、これらの材料とブレンドするゴムの種類としては、ブチルゴム、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴムなどが例示できる。ただし、これらの樹脂は輸液容器のキャップの栓体として用いるものであるため、栓体として適当な物性を持つものであることが必要であることはいうまでもない。例えば、上記記載のゲル状樹脂の種類に該当する樹脂であっても、極端に粘性が低く一定形状を維持できないようなものは、本発明でいう上記ゲル状樹脂に含まれるものではない。これらの樹脂は樹脂を原料とするケーシングと同様の射出成形工程をとることができるため、従来のゴムの栓体のように別々に組み立てる必要がなく、また、ケーシングの内部にフシを付した成形も容易であるため、従来の問題をすべて解消することが可能である。
【0011】
【発明の実施の形態】
また、本発明は栓体のケーシング接触面にフシを設けた医療用キャップである。ケーシング接触面にフシを設けるには具体的には栓体の形状を円形以外の形状、例えば多角形や花形あるいは星形にする又はスリットやリブを設けることにより達成される。図1は本発明の一実施例として、正八角形の栓体を付したキャップの一部断面斜視図である。図1において1はキャップ、2はケーシング接触面、3はフシ、4は針刺し穴、5は栓体を示している。なお、図示されていないが、キャップは通常プルトップふたがあり、図はこのプルトップふたを取り除いた状態を示している。4から差し込まれた針は、栓体5からの内部応力に支えられて抜けないように支持されるが、フシを有さない従来の栓体では、応力が広い面積に均一に伝わるため、復元力があまり発揮されなかった。しかしながら、本発明ではフシ3を設けることによって、これらが受ける応力がフシ3ごとにセグメント化されることにより、栓体の復元力が向上し、ひいては針抜け防止に対する保持力や、針抜け後の針刺し穴4の再シール性が向上するものである。なお、本発明はもちろんこれらの形状に限定されるものではなく、何らかの形でフシを設けたものであれば、本発明は達成される。
【0012】
また、本発明の医療用キャップに用いられる栓体の材質としては、高弾性樹脂であることが好ましい。高弾性樹脂であることが好ましい理由としては、生産工程がケーシングと同様の工程で行えることが挙げられる。すなわち、製造工程において、従来行われているようにケーシングを射出成形し、これとは別工程でプレスしたゴムのみを加硫処理してから両者を組み立てる工程をとる必要が無く、ケーシングを成形した後、そのケーシング中に栓体を射出成形すればキャップが完成するため、工程上有利に製造することができる。もちろん、上記製法に限定されるものではなく、従来のように栓体とケーシングを別々に製造して、インサート成形することで組み立てる方法によっても本発明は達成される。
【0013】
本発明のキャップと輸液容器との接合方法は特に限定されるものではなく、公知の方法で接合すればよい。また、本発明のキャップは針や管を刺したり保持するための栓体、例えば薬剤、試薬用のバイヤル栓にも応用することができる。
【0014】
【実施例】
以下本発明を実施例に基づいて詳細に説明する。但し本発明は実施例のみに限定されるものではない。
【0015】
次に記載した条件で製造した栓体を用いて医療用キャップを製造し、これを各実施例、及び比較例とした。なお、実施例中インサート成形とはケーシングと栓体を別々に製造し、キャップ製造時に両者を組み立てたものであり、同時成形とは、ケーシングを射出雌面として同時に射出成形することにより製造したものを示す。
【0016】
(実施例1)
材質:三菱化学社製、熱可塑性エラストマー、商品名「ラバロンSR−04」
栓体の形状:正16角形、厚み5mm
製造工程:同時成形
【0017】
(実施例2)
材質:アロン化成社製、熱可塑性エラストマー、商品名「AR−860C」
栓体の形状:正16角形、厚み5mm
製造工程:インサート成形
【0018】
(実施例3)
材質:コスモ計器社製、ゲル状樹脂、商品名「コスモゲル」
栓体の形状:正16角形、厚み5mm
製造工程:インサート成形
【0019】
(実施例4)
材質:三菱化学社製、熱可塑性エラストマー、商品名「ラバロンSR−04」及びブタジエンゴムを8:2(重量比)の割合で練り込んだもの
栓体の形状:正16角形、厚み5mm
製造工程:同時成形
【0020】
(比較例1)
材質:三菱化学社製、熱可塑性エラストマー、商品名「ラバロンSR−04」
栓体の形状:円形、厚み5mm
製造工程:同時成形
【0021】
(比較例2)
材質:ブタジエンゴム
栓体の形状:円形、厚み5mm
製造工程:インサート成形
【0022】
上記実施例及び比較例のキャップを次の条件で針刺し・針抜け防止に対する抵抗値測定、自己密閉性試験、保持力試験を行い、その平均値、結果を以下の表1に示した。なお、各試験共に検体を10個とし、検体毎に新しい試験針を用いるものとした。また、試験に用いた針は次の3種類とした。
針1 テルモ製プラスチック針、TS−A400LK:No.970326
針2 JMS製プラスチック針、JY−A600CNJ:No.970124.11
針3 JMS製ステンレス針、JY−A200CN:No.970116.61
【0023】
(針刺し・針抜け防止に対する抵抗値測定)
島津製作所製オートグラフS−500D型を用いて、中心部に試験針を200mm/minの速度で侵入させるときの抵抗値の最大値(kgf)及び抜き取るときの抵抗値の最大値(kgf)を測定し、その平均値を採用した。数値は小さいほどキャップとしての扱いが楽であり、好結果を示している。
【0024】
(自己密閉性試験)
各サンプルを輸液用ボトルの口部に溶着し、図2のようにセットしたものを吊り具で2時間吊り下げ、管の先端を密閉した試験針を抜き取って1分間の間に液漏れを起こした量(cc/min)を測定し、その平均値を示した。なお、図中の1はキャップ、6は輸液容器、7は空気抜き穴、8は水漏れチェック箇所を示している。数値は小さいほど液漏れが少なく、好結果を示している。
【0025】
(保持力試験)
各サンプルを輸液用ボトルの口部に溶着し、図3のようにセットしたものに1kgの重りを6時間吊り下げ、重りが抜け落ちなかったものを合格とし、表1に保持力試験を合格したものの数を示した。なお、図中の1はキャップ、6は輸液容器、7は空気抜き穴、9は1kgの重りを示している。数値は大きいほど好結果を示しており、重りが全く落ちなかった場合は、評価は10となる。
【0026】
【表1】
【0027】
表1より明らかなように、実施例はほとんどすべての試験で、比較例のものよりも好結果を得ることができた。したがって、本発明の医療用キャップは、製造工程を簡便化することができると共に、針抜け防止に対する保持力に優れ、針の抜け落ち、薬品の漏れが解消される。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、フシを設けた栓体を有する医療用キャップであるので、針抜けに対する保持力、復元力が向上し、針抜け防止に対する保持力及び針抜け後の再シール性に優れた医療用キャップを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の医療用キャップに用いる栓体の一部断面斜視図である。
【図2】自己密閉性試験の実験概略図である。
【図3】保持力試験の実験概略図である。
【図4】ゴムの成形工程を示すフローチャートである。
【図5】樹脂の成形工程を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 キャップ
2 ケーシング
3 フシ
4 針刺し穴
5 栓体[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cap for a medical infusion container. More specifically, the present invention relates to a medical cap that has excellent holding force for preventing needle removal and improved resealability after needle removal.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, rubber caps are widely used as plugs for medical caps. However, these rubber plugs undergo a complex process as shown in FIG. 4 until a molded body is obtained, and thus large-scale equipment is required. In addition, there are many kinds of additives, and scrap is generated in each process, so that the productivity is poor. That is, while the casing is manufactured by injection molding, the rubber plug body needs to be vulcanized after press molding, and it is necessary not only to assemble these after separately manufacturing, but also to raise the unit price. Had.
[0003]
In order to solve this problem, it was considered to use a thermoplastic elastomer, which is a resin having elasticity, as a cap body. In this technology, since the casing and the plug are both made of resin, they can be manufactured by simple injection molding as shown in FIG. 5 and do not require a vulcanization step as in the case of rubber plugs. The process problem is solved in that it can be obtained. Also, with this technology, an elastic body having a wide range of physical properties from soft vulcanized rubber to plastic can be obtained by changing the chemical structure of the material. Furthermore, the scrap produced in the molding process can be reused and the productivity is high.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, thermoplastic elastomers have a high residual strain and inferior rubber elasticity, and stress relaxation and creep phenomenon are likely to occur. Therefore, the holding power for needle drop prevention, which is an important element for infusion container caps, is low. There is a problem that the needle for infusion tends to fall off from. Furthermore, the resealability after needle removal is poor, and there is a problem that chemicals ooze out from the hole formed in the plug after needle removal.
[0005]
In order to solve this problem, a technique using a plug body in which rubber and a thermoplastic elastomer are overlapped is disclosed. However, a complete solution to the problem of holding force for preventing needle removal and resealability after needle removal is disclosed. However, since the rubber plug is still used, the actual situation is that the problem in the process has not been solved.
[0006]
The subject of this invention is providing the medical cap which was excellent in the retention power with respect to prevention of needle | hook removal, the resealability after needle extraction, and eliminated the problem on a process.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
The present inventor has found that a cap excellent in holding force for preventing needle removal and re-sealability after needle removal can be manufactured by attaching a fuzz to the cap body of the cap. The invention of
[0008]
The reason why the present invention solves the above-mentioned problem is that the stress per unit is segmented by applying a fuzz to the contact surface of the plug body with the casing. That is, it is because the restoring force with respect to the stress made into the plug body increases by dividing into small pieces instead of the large side face.
[0009]
Specifically, the term “fushi” as used in the present invention means that the cap body or casing of the cap is not a circle, but a polygon, a flower shape, a star shape, or the like, or a slit or center portion extending in the center direction from the outer periphery of the body This is achieved by providing ribs extending in the circumferential direction. The size and number of slits and ribs are not particularly limited. Since the cap using the plug body of these shapes is excellent in restoring force, resealability after needle removal is improved, and liquid leakage is reduced. Further, since the resistance to stress is strong and the holding force is improved, the holding force for preventing needle dropout is also excellent.
[0010]
As the material used for the plug, a highly elastic resin is preferable. Specifically, the highly elastic resin referred to in the present invention corresponds to, for example, various thermoplastic elastomers, gel resins, or a mixture of these and rubber. These are not particularly limited in the type and material. Examples of thermoplastic elastomers include hydrogenated styrene elastomers, vinyl chloride elastomers, olefin elastomers, polyurethane elastomers, and polyester elastomers, and gel resins include polyethylene gel materials, urethane gel materials, Silicon-based gel materials, acrylic gel materials, vinyl chloride-based gel materials and the like can be exemplified as those that can be suitably used. Examples of types of rubber blended with these materials include butyl rubber, isoprene rubber, butadiene rubber, styrene butadiene rubber, chloroprene rubber, and acrylic rubber. However, since these resins are used as plugs of caps for infusion containers, it is needless to say that the resin must have appropriate physical properties. For example, even a resin corresponding to the type of gel resin described above is not included in the gel resin referred to in the present invention if it is extremely low in viscosity and cannot maintain a constant shape. Since these resins can take the same injection molding process as a resin-made casing, there is no need to assemble them separately as in the case of conventional rubber plugs. Because it is easy, all the conventional problems can be solved.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Moreover, this invention is a medical cap which provided the fistula in the casing contact surface of the stopper. Specifically, providing the casing with contact with the casing can be achieved by making the plug into a shape other than a circle, such as a polygon, a flower, or a star, or by providing slits or ribs. FIG. 1 is a partially sectional perspective view of a cap provided with a regular octagonal plug as an embodiment of the present invention. In FIG. 1, 1 is a cap, 2 is a casing contact surface, 3 is a filigree, 4 is a needle puncture hole, and 5 is a plug. Although not shown, the cap usually has a pull top lid, and the figure shows a state in which the pull top lid is removed. The needle inserted from 4 is supported by the internal stress from the
[0012]
Moreover, it is preferable that it is a highly elastic resin as a material of the plug used for the medical cap of this invention. The reason why it is preferable to use a highly elastic resin is that the production process can be performed in the same process as the casing. In other words, in the manufacturing process, the casing is molded by injection molding as is conventionally done, and it is not necessary to take a step of assembling the two after vulcanizing only the rubber pressed in a separate process. Thereafter, if the plug is injection molded into the casing, the cap is completed, so that it can be manufactured advantageously in the process. Of course, the present invention is not limited to the above manufacturing method, and the present invention can also be achieved by a method in which a plug body and a casing are separately manufactured and assembled by insert molding as in the prior art.
[0013]
The joining method of the cap of the present invention and the infusion container is not particularly limited, and may be joined by a known method. The cap of the present invention can also be applied to a stopper for piercing or holding a needle or a tube, for example, a vial stopper for a medicine or a reagent.
[0014]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described in detail based on examples. However, the present invention is not limited to the examples.
[0015]
The medical cap was manufactured using the plug body manufactured on the conditions described next, and this was made into each Example and a comparative example. In the examples, the insert molding is the one in which the casing and the plug are manufactured separately, and both are assembled at the time of manufacturing the cap. Indicates.
[0016]
Example 1
Material: Made by Mitsubishi Chemical, thermoplastic elastomer, trade name "Lavalon SR-04"
Shape of plug: regular hexagon, thickness 5mm
Manufacturing process: Simultaneous molding [0017]
(Example 2)
Material: Aron Kasei Co., Ltd., thermoplastic elastomer, trade name “AR-860C”
Shape of plug: regular hexagon, thickness 5mm
Manufacturing process: Insert molding [0018]
(Example 3)
Material: Cosmo Keiki Co., Ltd., gel resin, trade name "Cosmogel"
Shape of plug: regular hexagon, thickness 5mm
Manufacturing process: Insert molding [0019]
Example 4
Material: Made by Mitsubishi Chemical Corporation, thermoplastic elastomer, trade name “Lavalon SR-04” and butadiene rubber kneaded at a ratio of 8: 2 (weight ratio) Shape of plug: regular hexagon,
Manufacturing process: Simultaneous molding [0020]
(Comparative Example 1)
Material: Made by Mitsubishi Chemical, thermoplastic elastomer, trade name "Lavalon SR-04"
Plug shape: circular, 5 mm thick
Manufacturing process: Simultaneous molding [0021]
(Comparative Example 2)
Material: Butadiene rubber plug body shape: circular, thickness 5mm
Manufacturing process: Insert molding [0022]
The caps of the above examples and comparative examples were subjected to resistance measurement, self-sealing test, and holding force test for preventing needle stick and needle omission under the following conditions. The average values and the results are shown in Table 1 below. In each test, 10 specimens were used, and a new test needle was used for each specimen. The following three types of needles were used for the test.
[0023]
(Measurement of resistance value for prevention of needle stick and needle removal)
Using the Shimadzu Autograph S-500D model, the maximum resistance value (kgf) when the test needle is allowed to enter the central portion at a speed of 200 mm / min and the maximum resistance value (kgf) when extracting the test needle The average value was measured. The smaller the number is, the easier it is to handle as a cap, indicating good results.
[0024]
(Self-sealing test)
Each sample is welded to the mouth of an infusion bottle, and the set as shown in Fig. 2 is hung with a lifting tool for 2 hours. The amount (cc / min) was measured and the average value was shown. In the figure, 1 is a cap, 6 is an infusion container, 7 is an air vent hole, and 8 is a water leak check location. The smaller the value, the less liquid leakage and the better.
[0025]
(Retention force test)
Each sample was welded to the mouth of an infusion bottle, and a 1 kg weight was suspended from the set as shown in FIG. 3 for 6 hours. Shown the number of things. In the figure, 1 is a cap, 6 is an infusion container, 7 is an air vent hole, and 9 is a 1 kg weight. The larger the value, the better the result. If the weight does not drop at all, the evaluation is 10.
[0026]
[Table 1]
[0027]
As is apparent from Table 1, the Examples were able to obtain better results than those of the Comparative Examples in almost all tests. Therefore, the medical cap of the present invention can simplify the manufacturing process, has excellent holding power for preventing needle drop, and eliminates needle dropout and chemical leakage.
[0028]
【The invention's effect】
Since the present invention is a medical cap having a stopper provided with a filiform, the holding force and restoring force against needle removal are improved, and the medical force is excellent in holding force for preventing needle removal and resealability after needle removal. A cap can be provided.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partial cross-sectional perspective view of a plug used in a medical cap of the present invention.
FIG. 2 is an experimental schematic diagram of a self-sealing test.
FIG. 3 is an experimental schematic diagram of a holding force test.
FIG. 4 is a flowchart showing a rubber molding process.
FIG. 5 is a flowchart showing a resin molding step.
[Explanation of symbols]
1
Claims (4)
前記栓体の材質が、熱可塑性エラストマー、ゲル状樹脂、又はこれらとゴムの混合物のいずれかであり、かつ前記栓体の形状が、多角形、花形、星形のいずれかの底面形状を有する柱形状であることを特徴とする医療用キャップ。 A medical cap having a casing and a plug, and having a contact surface that is in contact with the outer side surface of the plug and the inner side surface of the casing over the entire circumference,
The material of the plug is any one of a thermoplastic elastomer, a gel-like resin, or a mixture of these and rubber, and the shape of the plug has a bottom shape of any one of a polygon, a flower, and a star. A medical cap characterized by a pillar shape .
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