JP3624225B2 - 窒化ケイ素系又はサイアロン系のセラミックス及びその成形法 - Google Patents
窒化ケイ素系又はサイアロン系のセラミックス及びその成形法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3624225B2 JP3624225B2 JP26457694A JP26457694A JP3624225B2 JP 3624225 B2 JP3624225 B2 JP 3624225B2 JP 26457694 A JP26457694 A JP 26457694A JP 26457694 A JP26457694 A JP 26457694A JP 3624225 B2 JP3624225 B2 JP 3624225B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- silicon nitride
- sialon
- sintered body
- molding
- forming
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B35/00—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
- C04B35/515—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics
- C04B35/58—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides
- C04B35/584—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on silicon nitride
- C04B35/587—Fine ceramics
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B35/00—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
- C04B35/515—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics
- C04B35/58—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides
- C04B35/584—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on silicon nitride
- C04B35/593—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on silicon nitride obtained by pressure sintering
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B28—WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
- B28B—SHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
- B28B1/00—Producing shaped prefabricated articles from the material
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B35/00—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products
- C04B35/515—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics
- C04B35/58—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides
- C04B35/597—Shaped ceramic products characterised by their composition; Ceramics compositions; Processing powders of inorganic compounds preparatory to the manufacturing of ceramic products based on non-oxide ceramics based on borides, nitrides, i.e. nitrides, oxynitrides, carbonitrides or oxycarbonitrides or silicides based on silicon oxynitride, e.g. SIALONS
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ceramic Products (AREA)
Description
【産業上の利用分野】
本発明は、窒化ケイ素系(サイアロン系を含む)焼結体に超塑性変形を利用することによって得られる、特に常温において優れた機械的特性を有する窒化ケイ素系(サイアロン系を含む)セラミックス、並びに窒化ケイ素系焼結体を超塑性変形により所望の形状に成形する窒化ケイ素系セラミックスの成形法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、内燃機関の動弁系をはじめとする機械部品の軽量化又は小型化の達成あるいは耐久性の向上を目的として、耐摩耗性や摺動性に優れた材料であるセラミックスを部品材料として使用することが試みられている。このようなセラミックスの中で、窒化ケイ素(Si3N4)系(サイアロン系を含む)セラミックスは軽量且つ高強度であることから特に注目を集めている。
【0003】
しかし、窒化ケイ素系セラミックスが動弁系部品等として実用化されるためには、材料の機械的強度を向上させることのみならず、生産性やコスト面で優れた成形法の開発が必要とされている。
【0004】
即ち、窒化ケイ素は脆性材料であり、加工性が極めて悪いため、複雑形状品を作製する場合には原料粉末を鋳込み成形、金型成形、射出成形等により成形した後、焼結する方法が採られている。しかるに、このような方法では焼結による収縮が伴うため、精度を要求される分野においては後に切削、研削、研磨等の機械加工が必要となり、製造コストの上昇を招き、量産化への障害となってきた。
【0005】
一方、最近では、ある種のセラミックスについて、超塑性を利用した塑性加工が注目されている。例えば、特公平3−5282号公報には、酸化物系セラミックス(特にZrO2)の超塑性を利用した成形法が提案されている。又、特開平3−197003号公報には、微細且つ等軸粒を有する窒化ケイ素−炭化ケイ素複合焼結体について、制御された温度と歪速度において超塑性による成形が可能であることが述べられている。
【0006】
このような超塑性を利用した塑性加工によれば、従来のような機械加工工程を経ることなく、セラミックス材料を所定の形状に精度良く成形することができ、生産性良く量産化を達成することができる。しかしながら、現状においては、超塑性変形を発現するセラミックス材料はZrO2等の酸化物系が大多数を占め、非酸化物系では上記のSi3N4−SiC系のように2種以上の非酸化物系を含む複合材料が報告されているに過ぎない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記のごとく、ケイ素化合物系セラミックスの超塑性変形については、異なる2つのケイ素化合物を含んだ特殊な複合材料(Si3N4−SiC)しか例がないため、単一の窒化ケイ素系(サイアロン系を含む)セラミックスでの実現が望まれている。
【0008】
本発明は、かかる従来の事情に鑑み、従来知られていなかった超塑性変形を発現する単一の窒化ケイ素系及びサイアロン系焼結体を見いだし、その超塑性変形を利用した成形法を提供すること、並びにその成形法により得られ、特に常温において優れた機械的特性を有する窒化ケイ素系及びサイアロン系セラミックスを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明が提供する窒化ケイ素系及びサイアロン系セラミックスの成形法は、実質的に窒化ケイ素又はサイアロンからなり、添加成分として焼結助剤のみを含むセラミックスの成形法であって、焼結体の2次元断面における50μm長さに対する結晶粒の線密度が120〜250であり、相対密度が95%以上の窒化ケイ素系又はサイアロン系の焼結体を、1300〜1700℃の温度において引張又は圧縮の圧力下に、10−1/秒以下の歪速度で塑性変形させて成形することを特徴とする。
【0010】
かかる成形法により得られる本発明の窒化ケイ素系及びサイアロン系セラミックスは、実質的に窒化ケイ素又はサイアロンからなり、添加成分として焼結助剤のみを含むセラミックスであって、成形時の引張又は圧縮軸方向に平行な向きにおける成形後の焼結体の2次元断面上の組織の配向度が、Saltykovが定義した手法により5〜80%の範囲にあり、且つ当該2次元断面における引張軸方向に平行又は圧縮軸方向に垂直な50μm長さに対する結晶粒の線密度が80〜200であることを特徴とする。
【0012】
【作用】
本発明者らは、実質的に主成分である窒化ケイ素又はサイアロンと焼結に不可欠な焼結助剤とからなる窒化ケイ素及びサイアロン系焼結体について、超塑性成形を可能にするため鋭意検討を重ねた結果、柱状粒を含む微細な結晶粒を有する焼結体が制御された温度と歪速度下での一軸引張試験において、くびれを生成することなく大きな延性を示す、即ち超塑性を示すことを見いだした。
【0013】
本発明の成形法により成形された窒化ケイ素及びサイアロン系焼結体は、超塑性加工されているため、成形時の引張軸方向又は圧力軸方向に平行な向きに組織が配向している。この配向度は、Saltykovが定義した手法で次のように表される。
【0014】
ω=100×((NL)⊥−(NL)‖))/((NL)⊥+0.571×(NL)‖)
ただし、ωはパーセント単位であり、
(NL)⊥は引張軸に垂直な割線と結晶粒界線の単位長さ当たりの交点の平均数、又は圧縮軸に平行な割線と結晶粒界線の単位長さ当たりの交点の平均数、及び
(NL)‖は引張軸に平行な割線と結晶粒界線の単位長さ当たりの交点の平均数、又は圧縮軸に平行な割線と結晶粒界線の単位長さ当たりの交点の平均数である。
【0015】
上記配向度の測定法は周知のものであり、その詳細は内田老鶴園発行、牧島ら訳、「計量形態学」、1983年、第131頁に記載されている。
【0016】
以上述べた配向度によると、本発明の成形後の窒化ケイ素及びサイアロン系焼結体は、成形時の引張又は圧縮軸方向に平行な向きにおける成形後の焼結体の任意の2次元断面上の組織の配向度が、5〜80%の範囲にあるものである。配向度が5%未満の変形では歪量が小さすぎるため、成形性が乏しく、80%を越えるまで変形させると、歪量が大きくなり、加工時間が長くなるため経済的に好ましくない。
【0017】
更に、本発明の成形後の窒化ケイ素及びサイアロン系焼結体は、前記2次元断面における引張軸方向に平行又は圧縮軸方向に垂直な50μm長さに対する結晶粒の線密度が80〜200のものである。線密度が80未満の場合には成形後の強度等の機械的特性が著しく低下し、逆に線密度が200を越えると焼結体自体の機械的強度が低くなり、部品材料として好ましくない。成形後の焼結体では、線密度は、引張又は圧縮軸方向に平行な向きにおける焼結体の任意の2次元断面において、引張軸方向に平行又は圧縮軸方向に垂直な50μm長さの線分上に存在する結晶粒子の個数とした。
【0018】
尚、このような成形後の窒化ケイ素及びサイアロン系焼結体を得るためには、成形前の焼結体における結晶粒の線密度が120〜250である焼結体を選ぶことも重要である。ここで線密度とは、図1に示すように、焼結体の任意の2次元断面において任意の50μm長さの線分A上に存在する結晶粒1の個数を意味する。この線密度によって、焼結体の持つ粒子及び粒界で構成されるネットワーク構造の微細度が定義される。
【0019】
成形前の焼結体の線密度が120未満の場合、本成形法を適用すると粒界滑りに起因するキャビテイが材料中に発生し、成形前に判断するか、若しくは成形後の材料の強度等の機械的特性が著しく低下しする。逆に、線密度が250を越えると、焼結体自体の機械的強度が低くなり、そのような材料の使用は好ましくない。
【0020】
成形後の窒化ケイ素及びサイアロン系焼結体は、前記配向度及び線密度の構造に加え、更に以下の結晶相であることが好ましい。即ち、成形後の焼結体中にα−窒化ケイ素とα’−サイアロンの1種以上と、β−窒化ケイ素とβ’−サイアロンの1種以上が含まれており、前者と後者の結晶相のX線回折パターンのピーク強度比が0:100〜30:70の範囲に存在することである。ピーク強度比がこの範囲内にあれば、より高い強度を得ることができるからである。
【0021】
ここで、αとβの析出比は、(α−窒化ケイ素、α’−サイアロン)と、(β−窒化ケイ素、β’−サイアロン)のそれぞれ(102)+(210):(101)+(210)の回折線のピーク強度比によって求められるものである。具体的には、α[(102)+(210)]/{α[(102)+(210)]+β[(101)+(210)]}として求める。
【0022】
尚、このような成形後の窒化ケイ素及びサイアロン系焼結体を得るためには、成形前の焼結体における結晶粒の構造が、前記の線密度120〜250であることと共に、更に
(1)成形前の焼結体を構成する窒化ケイ素及びサイアロン粒子のうち、2次元断面上における長軸方向の粒子径Rが0.7μm以下である粒子の総断面積ΣARが、全粒子断面積ΣAに対して30%以上を占める、即ちをΣAR/ΣA≧0.3であること、及び
(2)α−窒化ケイ素とα’−サイアロンの1種以上、及びβ−窒化ケイ素とβ’−サイアロンの1種以上を含み、その結晶相のX線回折パターンのピーク強度比が前者:後者で1:99〜60:40であることも重要である。
【0023】
ここで、粒子の断面積は、図2に示すように、焼結体の2次元断面において、結晶粒1の最大径である長軸方向の粒径R及び最小径である短軸方向の粒径rを測定し、次に粒子形状を楕円形状と仮定してその長径をR及び短径をrとした楕円近似により求める。かくして求めた全粒子の断面積の総和をΣAとし、その内の粒子径Rが0.7μm以下である粒子の断面積の総和がΣARとする。
【0024】
又、このような配向度、線密度、結晶相割合を持つ成形後の焼結体では、成形時の引張又は圧縮軸方向に平行な向きにおける成形後の焼結体の任意の2次元断面上に、ヴィカース圧子打込みを行った際に焼結体に導入されるクラックの前記引張軸方向に対する平行方向と垂直方向の長さの比、若しくは圧縮軸方向に対する垂直方向と平行方向の長さの比が、1.2倍以上となる。
【0025】
このクラックの長さの比の測定方法は以下の通りである。ヴィッカース圧子をその稜が引張軸又は圧縮軸に一致するように打ち込み、導入されたクラックの引張軸又は圧縮軸方向に平行な方向と垂直な方向の長さをそれぞれ測定し、それらの長さの比を求める。つまり、焼結体の引張軸又は圧縮軸に平行な向きにおける任意の2次元断面にヴィッカース圧子を打ち込み、導入されたクラックについて、引張の場合は引張軸方向に対する平行方向と垂直方向の長さを、又圧縮の場合は圧縮軸方向に対する垂直方向と平行方向の長さをそれぞれ測定し、引張又は圧縮の場合についてそれらの長さの比を求める。
【0026】
以上述べたように、本発明の窒化ケイ素及びサイアロン系焼結体では、配向度がSaltykovが定義した手法により5〜80%の範囲にあり、且つ50μm長さに対する結晶粒の線密度が80〜200であって、曲げ強度が80kg/mm2以上のものが得られる。但し、後述の成形条件によっては、成形後の強度が成形前の曲げ強度よりも低下する場合もあるし、逆に増加する場合もある。従って、要求される使用に耐える強度にするためには、成形条件を後述の範囲内で適宜コントロールする必要がある。
【0027】
次に、本発明の窒化ケイ素及びサイアロン系焼結体を得るための方法について説明する。まず、成形前に用いるべき焼結体としては、焼結体の任意の2次元断面における50μm長さに対する結晶粒の線密度が120〜250であり、相対密度が95%以上、好ましくは96%以上の窒化ケイ素及びサイアロン系焼結体である。線密度については既に説明した通りであるが、前述の通りこの線密度が120未満では成形時に焼結体中にキャビテイが発生し、250を越えるものを用いると成形後の焼結体の強度が低下していしまう。又、相対密度が95%未満の焼結体では、焼結体自体の機械的強度が低下するうえ、超塑性加工性も低下するので好ましくない。
【0028】
このような線密度及び相対密度を有する窒化ケイ素及びサイアロン系焼結体を用い、1300〜1700℃の温度において引張又は圧縮の圧力下に、10−1/秒以下の歪速度で塑性変形させて成形する。成形温度が1300℃未満では成形速度が遅くなり、成形効率が低下するため経済的に好ましくない。又、成形温度が1700℃を越えると、焼結体の熱変質及び粒界相の揮発等により、成形後の焼結体の物性あるいは機械的特性が低下する。尚、好ましい温度領域は1350〜1650℃の範囲である。
【0029】
成形圧力は、引張又は圧縮により負荷されるが、その大きさは、準備した焼結体や成形温度に応じて、10−1/秒以下の歪速度となるように適宜コントロルする。歪速度を10−1/秒以下とするのは、それ以上の歪速度にすると成形中に焼結体内にキャビテイが発生し、これが連結して破壊するか若しくは機械的強度が低下するからである。尚、好ましい歪速度は10−2/秒以下である。
【0030】
成形の雰囲気は、非酸化性雰囲気又は真空中のいずれであっても良い。酸化性雰囲気中での成形は、この温度領域では窒化ケイ素系焼結体が表面酸化を引き起こし、機械的強度が大幅に低下するため好ましくない。又、成形に用いる治具は、セラミックス、黒鉛、耐熱合金等の耐熱性素材で構成し、成形温度、成形雰囲気、成形時間等に応じて適宜選択して用いる。
【0031】
以上のような成形法によって、塑性加工された本発明の窒化ケイ素及びサイアロン系焼結体が得られるが、この方法によれば成形時に少なくとも10%以上の最大変形量(変形により破断した時の変形量)が得られる。又、この成形法を適用する塑性加工前の焼結体は、その曲げ強度が少なくとも130kg/mm2以上のものが好ましい。
【0032】
上記した本発明方法により超塑性を発現して塑性変形し、成形することが可能な窒化ケイ素系又はサイアロン系の焼結体を得るためには、例えば以下の手段がある。平均粒径が1μm以下の窒化ケイ素粉末を用い、粉末表面に存在するSiO2等の酸化物層とできるだけ低温で液相を生成する焼結助剤、例えばY2O3やAl2O3又はYとAlを含む化合物や、更にY−Al成分と低温で液相を生成するMg、Ce、Ca、La、Sr等からなる化合物を添加し、この粉末を1700℃以下の焼結温度で焼結する。
【0033】
【実施例】
実施例1
粒度分布測定装置を用いて測定した平均粒径が0.7μmであり、α率が90%のSi3N4粉末に、焼結助剤として5重量%のY2O3粉末、3重量%のAl2O3粉末、1重量%のMgO粉末を加え、エタノール中でボールミルによる混合を48時間行った。乾燥後、得られた混合粉末をプレスし、CIPを行った後、窒素ガス雰囲気中において温度を変えて焼結することにより、種々の線密度を有するSi3N4粒からなる複数のSi3N4系焼結体を得た。
【0034】
得られた各焼結体の一部の断面をとり、その表面粗さRa=0.02μmに仕上げ、洗浄した後、反応性イオンエッチング装置を用いてO2とCHCl3の混合ガス(ガス圧40mTorr)中で1分間エッチングした。このようにして得られた成形前の焼結体の2次元断面の組織を走査型電子顕微鏡にて観察し、結晶粒の線密度、結晶粒の断面積比、結晶相のα/(α+β)比について以下の評価を行い、その結果を焼結体の相対密度及び室温での曲げ強度と共に表1に示した。
【0035】
即ち、線密度については、2次元断面において測定される引張方向に平行な50μm長さの線分上の結晶粒の数とし、一断面当たり5箇所の割合で5つの断面について測定し、その平均値として求めた。断面積比は、各結晶粒の長軸方向の粒径Rと断面積を求め、粒径Rが0.7μm以下の結晶粒の断面積の総和ΣARと全結晶粒の断面積の総和ΣAの比、ΣAR/ΣAとして求めた。結晶相の析出比は、X線回折法により求めた(α−窒化ケイ素、α’−サイアロン)と、(β−窒化ケイ素、β’−サイアロン)のそれぞれ(102)+(210):(101)+(210)の回折線のピーク強度比から、α[(102)+(210)]/{α[(102)+(210)]+β[(101)+(210)]}として算出した。
【0036】
【表1】
【0037】
次に、それぞれ同一の各焼結体から直径3mm及び長さ10mmの円柱部を有する試験片を切り出し、窒素ガス雰囲気中1600℃に設定された高温炉中において、歪速度4×10−5/秒で引張により成形した。成形後の焼結体の各試験片について、成形時の応力、破断時の最大変形量、変形形態(くびれの有無)を測定又は観察し、その結果を表2に各焼結体の、相対密度、曲げ強度と共に、表2に示した。
【0038】
【表2】
【0039】
実施例2
実施例1と同じSi3N4粉末を用い、実施例1と同様にして焼結することにより、種々の線密度を持つ複数のSi3N4系焼結体を得た。得られた各焼結体の一部を表面粗さRa=0.02μmに仕上げ、実施例1と同様にエッチング処理した後、その組織を走査型電子顕微鏡で観察し、実施例1と同様に結晶粒の線密度、結晶粒の断面積比、結晶相のα/(α+β)比について評価し、その結果を焼結体の相対密度及び室温での曲げ強度と共に表3に示した。
【0040】
【表3】
【0041】
次に、それぞれ同一の各焼結体から直径6mm、長さ30mmの試験片を切り出し、窒素ガス雰囲気中1600℃に設定された高温炉中において、歪速度4×10−5/秒で引張により、成形完了時の変形量が5%、50%、100%になるように成形した。いずれの試料も、くびれの発生はなかった。
【0042】
成形後の各焼結体試験片について、引張軸を含む2次元断面を表面粗さRa=0.02μmに仕上げ、実施例1と同様にエッチング処理した後、その組織を走査型電子顕微鏡にて2000倍で観察し、Saltykovが定義した手法により配向度を算出した。尚、配向度は単位長さ50μmに対して求め、一断面当たり5箇所の割合で5つの断面に対して測定し、その平均値として求めた。
【0043】
又、同じ断面にヴィカース圧子をその稜を引張軸と一致させて打込み、断面に導入されたクラックの引張軸方向に平行方向と垂直方向の長さをそれぞれ測定し、それらの長さの比を求めた。各試験片から幅3mm、厚さ3mm、長さ20mmの曲げ試験片を作製し、室温での曲げ強度を測定した。更に、実施例1と同様に、成形後の各焼結体の結晶粒の線密度、結晶粒の断面積比、結晶相のα/(α+β)比について評価し、これらの結果を表4に示した。
【0044】
【表4】
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、単一の窒化ケイ素及びサイアロン系焼結体を、超塑性変形を利用して引張や圧縮負荷等により塑性加工する、例えば鍛造やプレス加工等により所望の形状に成形することができ、更には成形により得られた所望形状の焼結体も加工前と同様に、特に常温において優れた機械的特性を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における線密度の定義を説明するための焼結体断面の概略説明図である。
【図2】本発明における長軸方向と短軸方向の粒子径の定義を説明するための焼結体粒子の概略説明図である。
Claims (8)
- 実質的に窒化ケイ素又はサイアロンからなり、添加成分として焼結助剤のみを含むセラミックスであって、成形時の引張又は圧縮軸方向に平行な向きにおける成形後の焼結体の2次元断面上の組織の配向度が、Saltykovが定義した手法により5〜80%の範囲にあり、且つ当該2次元断面における引張軸方向に平行又は圧縮軸方向に垂直な50μm長さに対する結晶粒の線密度が80〜200であることを特徴とする窒化ケイ素系又はサイアロン系のセラミックス。
- 成形後の焼結体中にα−窒化ケイ素とα’−サイアロンの1種以上、及びβ−窒化ケイ素とβ’−サイアロンの1種以上を含み、その結晶相のX線回折パターンのピーク強度比が前者:後者で0:100〜30:70の範囲にあることを特徴とする、請求項1に記載の窒化ケイ素系又はサイアロン系のセラミックス。
- 成形後の焼結体において、成形時の引張又は圧縮軸方向に平行な向きにおける任意の2次元断面上に、ヴィカース圧子打込みで導入されるクラックの前記引張軸方向に平行方向と垂直方向の長さの比、又は圧縮軸方向に垂直方向と平行方向の長さの比が1.2倍以上であることを特徴とする、請求項1又は2に記載の窒化ケイ素系又はサイアロン系のセラミックス。
- 成形後の焼結体の曲げ強度が80kg/mm2以上であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の窒化ケイ素系又はサイアロン系のセラミックス。
- 実質的に窒化ケイ素又はサイアロンからなり、添加成分として焼結助剤のみを含むセラミックスの成形法であって、焼結体の2次元断面における50μm長さに対する結晶粒の線密度が120〜250であり、相対密度が95%以上の窒化ケイ素系又はサイアロン系の焼結体を、1300〜1700℃の温度において引張又は圧縮の圧力下に、10−1/秒以下の歪速度で塑性変形させて成形することを特徴とする窒化ケイ素系又はサイアロン系のセラミックスの成形法。
- 成形時の最大変形量が10%以上であることを特徴とする、請求項5に記載の窒化ケイ素系又はサイアロン系のセラミックスの成形法。
- 成形前の焼結体の強度が130kg/mm2以上であることを特徴とする、請求項5又は6に記載の窒化ケイ素系又はサイアロン系のセラミックスの成形法。
- 成形前の焼結体が、2次元断面上における窒化ケイ素及びサイアロン粒子のうちの長軸方向の粒子径が0.7μm以下である粒子の総断面積が全粒子断面積に対して30%以上を占め、且つα−窒化ケイ素とα’−サイアロンの1種以上、及びβ−窒化ケイ素とβ’−サイアロンの1種以上を含み、その結晶相のX線回折パターンのピーク強度比が1:99〜60:40であることを特徴とする、請求項5〜7のいずれかに記載の窒化ケイ素系又はサイアロン系のセラミックスの成形法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26457694A JP3624225B2 (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 窒化ケイ素系又はサイアロン系のセラミックス及びその成形法 |
CN95190842A CN1079385C (zh) | 1994-10-04 | 1995-10-04 | 氮化硅陶瓷及其成形工艺 |
US08/633,797 US5767026A (en) | 1994-10-04 | 1995-10-04 | Silicon nitride ceramic and process for forming the same |
PCT/JP1995/002026 WO1996010546A1 (fr) | 1994-10-04 | 1995-10-04 | Ceramique au nitrure de silicium et procede de conformation de cette ceramique |
DE69525834T DE69525834T2 (de) | 1994-10-04 | 1995-10-04 | Siliciumnitrid-keramik und verfahren zu deren formgebung |
EP95933608A EP0732313B1 (en) | 1994-10-04 | 1995-10-04 | Silicon nitride ceramic and method of shaping the same |
KR1019960702898A KR0167427B1 (ko) | 1994-10-04 | 1995-10-04 | 질화규소계 세라믹스 및 그 성형법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26457694A JP3624225B2 (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 窒化ケイ素系又はサイアロン系のセラミックス及びその成形法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08104571A JPH08104571A (ja) | 1996-04-23 |
JP3624225B2 true JP3624225B2 (ja) | 2005-03-02 |
Family
ID=17405210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26457694A Expired - Fee Related JP3624225B2 (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 窒化ケイ素系又はサイアロン系のセラミックス及びその成形法 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5767026A (ja) |
EP (1) | EP0732313B1 (ja) |
JP (1) | JP3624225B2 (ja) |
KR (1) | KR0167427B1 (ja) |
CN (1) | CN1079385C (ja) |
DE (1) | DE69525834T2 (ja) |
WO (1) | WO1996010546A1 (ja) |
Families Citing this family (42)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3042402B2 (ja) * | 1996-04-26 | 2000-05-15 | 住友電気工業株式会社 | 窒化珪素系セラミックス摺動材料及びその製造方法 |
JP4070417B2 (ja) * | 2000-03-31 | 2008-04-02 | 日本特殊陶業株式会社 | 窒化珪素質部材及びその製造方法並びに切削工具 |
EP1780187B1 (en) * | 2005-04-28 | 2010-06-09 | Ibiden Co., Ltd. | Honeycomb structure |
US7892299B2 (en) * | 2005-09-15 | 2011-02-22 | Headwaters Technology Innovation, Llc | Methods of manufacturing fuel cell electrodes incorporating highly dispersed nanoparticle catalysts |
US8365700B2 (en) | 2008-01-07 | 2013-02-05 | Mcalister Technologies, Llc | Shaping a fuel charge in a combustion chamber with multiple drivers and/or ionization control |
US8733331B2 (en) | 2008-01-07 | 2014-05-27 | Mcalister Technologies, Llc | Adaptive control system for fuel injectors and igniters |
WO2011025512A1 (en) | 2009-08-27 | 2011-03-03 | Mcallister Technologies, Llc | Integrated fuel injectors and igniters and associated methods of use and manufacture |
US8561598B2 (en) | 2008-01-07 | 2013-10-22 | Mcalister Technologies, Llc | Method and system of thermochemical regeneration to provide oxygenated fuel, for example, with fuel-cooled fuel injectors |
US8074625B2 (en) | 2008-01-07 | 2011-12-13 | Mcalister Technologies, Llc | Fuel injector actuator assemblies and associated methods of use and manufacture |
US8387599B2 (en) | 2008-01-07 | 2013-03-05 | Mcalister Technologies, Llc | Methods and systems for reducing the formation of oxides of nitrogen during combustion in engines |
US8225768B2 (en) | 2008-01-07 | 2012-07-24 | Mcalister Technologies, Llc | Integrated fuel injector igniters suitable for large engine applications and associated methods of use and manufacture |
US7628137B1 (en) | 2008-01-07 | 2009-12-08 | Mcalister Roy E | Multifuel storage, metering and ignition system |
US8413634B2 (en) | 2008-01-07 | 2013-04-09 | Mcalister Technologies, Llc | Integrated fuel injector igniters with conductive cable assemblies |
JP5275744B2 (ja) * | 2008-05-19 | 2013-08-28 | 日本特殊陶業株式会社 | 切削インサート、窒化珪素切削工具、切削インサートに用いられる窒化珪素焼結体の製造方法 |
US8267063B2 (en) | 2009-08-27 | 2012-09-18 | Mcalister Technologies, Llc | Shaping a fuel charge in a combustion chamber with multiple drivers and/or ionization control |
CN102712540B (zh) | 2009-08-27 | 2014-12-17 | 麦卡利斯特技术有限责任公司 | 陶瓷绝缘体及其使用和制造方法 |
CA2779568C (en) | 2009-12-07 | 2013-05-14 | Mcalister Technologies, Llc | Integrated fuel injector igniters suitable for large engine applications and associated methods of use and manufacture |
KR101245398B1 (ko) | 2010-02-13 | 2013-03-19 | 맥알리스터 테크놀로지즈 엘엘씨 | 음파 변경기를 갖는 연료 분사기 조립체 및 관련 사용 및 제조 방법 |
US20110297753A1 (en) | 2010-12-06 | 2011-12-08 | Mcalister Roy E | Integrated fuel injector igniters configured to inject multiple fuels and/or coolants and associated methods of use and manufacture |
US8297265B2 (en) | 2010-02-13 | 2012-10-30 | Mcalister Technologies, Llc | Methods and systems for adaptively cooling combustion chambers in engines |
US8528519B2 (en) | 2010-10-27 | 2013-09-10 | Mcalister Technologies, Llc | Integrated fuel injector igniters suitable for large engine applications and associated methods of use and manufacture |
US8091528B2 (en) | 2010-12-06 | 2012-01-10 | Mcalister Technologies, Llc | Integrated fuel injector igniters having force generating assemblies for injecting and igniting fuel and associated methods of use and manufacture |
WO2012112615A1 (en) | 2011-02-14 | 2012-08-23 | Mcalister Technologies, Llc | Torque multiplier engines |
EP2742218A4 (en) | 2011-08-12 | 2015-03-25 | Mcalister Technologies Llc | SYSTEMS AND METHOD FOR IMPROVED MOTOR COOLING AND ENERGY GENERATION |
US8919377B2 (en) | 2011-08-12 | 2014-12-30 | Mcalister Technologies, Llc | Acoustically actuated flow valve assembly including a plurality of reed valves |
US8851047B2 (en) | 2012-08-13 | 2014-10-07 | Mcallister Technologies, Llc | Injector-igniters with variable gap electrode |
US9169821B2 (en) | 2012-11-02 | 2015-10-27 | Mcalister Technologies, Llc | Fuel injection systems with enhanced corona burst |
US8752524B2 (en) | 2012-11-02 | 2014-06-17 | Mcalister Technologies, Llc | Fuel injection systems with enhanced thrust |
US9169814B2 (en) | 2012-11-02 | 2015-10-27 | Mcalister Technologies, Llc | Systems, methods, and devices with enhanced lorentz thrust |
US9200561B2 (en) | 2012-11-12 | 2015-12-01 | Mcalister Technologies, Llc | Chemical fuel conditioning and activation |
US9309846B2 (en) | 2012-11-12 | 2016-04-12 | Mcalister Technologies, Llc | Motion modifiers for fuel injection systems |
US9115325B2 (en) | 2012-11-12 | 2015-08-25 | Mcalister Technologies, Llc | Systems and methods for utilizing alcohol fuels |
US9091238B2 (en) | 2012-11-12 | 2015-07-28 | Advanced Green Technologies, Llc | Systems and methods for providing motion amplification and compensation by fluid displacement |
US8800527B2 (en) | 2012-11-19 | 2014-08-12 | Mcalister Technologies, Llc | Method and apparatus for providing adaptive swirl injection and ignition |
US9194337B2 (en) | 2013-03-14 | 2015-11-24 | Advanced Green Innovations, LLC | High pressure direct injected gaseous fuel system and retrofit kit incorporating the same |
US8820293B1 (en) | 2013-03-15 | 2014-09-02 | Mcalister Technologies, Llc | Injector-igniter with thermochemical regeneration |
US9562500B2 (en) | 2013-03-15 | 2017-02-07 | Mcalister Technologies, Llc | Injector-igniter with fuel characterization |
CN104774014A (zh) * | 2015-03-24 | 2015-07-15 | 沈阳工业大学 | 塑性抗断裂氮化硅陶瓷及其制备方法 |
CN105152655B (zh) * | 2015-07-15 | 2018-01-16 | 东莞华南设计创新院 | 一种陶瓷的织构化方法 |
WO2017170899A1 (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 日本特殊陶業株式会社 | 窒化珪素質焼結体及び切削インサート |
CN107586136B (zh) * | 2017-10-17 | 2020-10-23 | 广东工业大学 | 一种3d打印氮化硅陶瓷的方法 |
JP2021519410A (ja) | 2018-03-27 | 2021-08-10 | エスシーピー ホールディングス,アン アシュームド ビジネス ネーム オブ ナイトライド イグナイターズ,リミティド ライアビリティ カンパニー | コンロ用高温表面イグナイタ |
Family Cites Families (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4732719A (en) * | 1986-01-03 | 1988-03-22 | Jupiter Technologies, Inc. | Superplastic forging nitride ceramics |
JPS62278169A (ja) * | 1986-05-26 | 1987-12-03 | 東芝タンガロイ株式会社 | セラミツクス焼結体部品およびその製造方法 |
JP2972836B2 (ja) * | 1989-12-26 | 1999-11-08 | 工業技術院長 | 複合セラミックスの成形法 |
EP0493802B1 (en) * | 1990-12-27 | 1996-08-28 | Kyocera Corporation | Silicon nitride-silicon carbide composite sintered material |
US5204297A (en) * | 1991-05-22 | 1993-04-20 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Silicon nitride sintered body and process for producing the same |
US5502011A (en) * | 1991-10-21 | 1996-03-26 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Silicon nitride sintered body |
JPH05148026A (ja) * | 1991-11-25 | 1993-06-15 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 窒化ケイ素系焼結体 |
JPH0680470A (ja) * | 1992-07-17 | 1994-03-22 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 窒化ケイ素焼結体の製造方法 |
JP3198662B2 (ja) * | 1992-09-21 | 2001-08-13 | 住友電気工業株式会社 | 窒化ケイ素系焼結体及びその製造方法 |
DK0603787T3 (da) * | 1992-12-23 | 1998-09-28 | Hoechst Ag | Højtemperaturfast siliciumnitridkeramik og fremgangsmåde til fremstilling deraf |
US5424256A (en) * | 1993-03-17 | 1995-06-13 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Silicon nitride sintered body |
US5384292A (en) * | 1993-04-14 | 1995-01-24 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Silicon nitride composite sintered body and process for producing the same |
-
1994
- 1994-10-04 JP JP26457694A patent/JP3624225B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-10-04 WO PCT/JP1995/002026 patent/WO1996010546A1/ja active IP Right Grant
- 1995-10-04 KR KR1019960702898A patent/KR0167427B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1995-10-04 DE DE69525834T patent/DE69525834T2/de not_active Expired - Lifetime
- 1995-10-04 EP EP95933608A patent/EP0732313B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1995-10-04 CN CN95190842A patent/CN1079385C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1995-10-04 US US08/633,797 patent/US5767026A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN1134693A (zh) | 1996-10-30 |
EP0732313A1 (en) | 1996-09-18 |
DE69525834T2 (de) | 2002-08-14 |
JPH08104571A (ja) | 1996-04-23 |
EP0732313B1 (en) | 2002-03-13 |
CN1079385C (zh) | 2002-02-20 |
KR0167427B1 (ko) | 1999-01-15 |
KR960706459A (ko) | 1996-12-09 |
EP0732313A4 (en) | 1998-10-21 |
US5767026A (en) | 1998-06-16 |
WO1996010546A1 (fr) | 1996-04-11 |
DE69525834D1 (de) | 2002-04-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3624225B2 (ja) | 窒化ケイ素系又はサイアロン系のセラミックス及びその成形法 | |
KR100417967B1 (ko) | 내마모성 부재와 그 제조방법 | |
JP5487099B2 (ja) | 耐摩耗性部材、耐摩耗性機器および耐摩耗性部材の製造方法 | |
JPH07299708A (ja) | 窒化ケイ素系セラミックス部品の製造方法 | |
JPH0987037A (ja) | 窒化ケイ素質焼結体とその製造方法 | |
JP3042402B2 (ja) | 窒化珪素系セラミックス摺動材料及びその製造方法 | |
EP0370176B1 (en) | Ceramic composit material and process of manufacturing thereof | |
JPS6291480A (ja) | セラミツクスの成形方法 | |
US5961907A (en) | Process for producing silicon nitride sliding member | |
JPH10259058A (ja) | サイアロン複合体及びその製造方法 | |
US5244621A (en) | Process for shaping ceramic composites | |
JP2773976B2 (ja) | 超靭性モノリシック窒化ケイ素 | |
JP3810806B2 (ja) | 窒化珪素セラミックス焼結体 | |
EP0435064B1 (en) | Process for shaping ceramic composites | |
JP2972836B2 (ja) | 複合セラミックスの成形法 | |
JP3045366B2 (ja) | 高靱性セラミックス複合材料及びセラミックス複合粉末並びにそれらの製造方法 | |
JP2675187B2 (ja) | 傾斜窒化珪素複合材料及びその製造方法 | |
JP2650049B2 (ja) | セラミック切削工具及びその製造方法 | |
JP3148559B2 (ja) | セラミックス繊維強化タービン翼及びその製造方法 | |
JP2600116B2 (ja) | 超塑性窒化ケイ素焼結体とその製造方法 | |
JP2657979B2 (ja) | 複合セラミックスの成形加工法 | |
JP3045370B2 (ja) | 高強度高靱性セラミックス複合材料及びセラミックス複合粉末並びにそれらの製造方法 | |
JPH08169764A (ja) | 窒化珪素系焼結体の製造方法 | |
JPH08143375A (ja) | セラミックス基繊維複合材料 | |
JP2001019550A (ja) | 微細結晶粒超塑性炭化珪素焼結体とその製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040629 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20040713 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20040713 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040819 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20041005 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20041025 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20041025 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |