JP3624058B2 - 画像処理装置および画像処理装置のレイアウト処理方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数枚の原稿画像を読み取ってメモリ上でレイアウト編集しながら画像出力可能な画像処理装置および画像処理装置のレイアウト処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の画像処理装置では、画像メモリを使用し同一サイズの原稿については、各原稿をレイアウト編集出力処理するためのレイアウトモード(複数の原稿画像を一つの用紙にレイアウトする)を備えたものが提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、現在書類のサイズはA系,B系,INCH系など様々な系が存在し、かつ、この中でもA系を例にとるとA4,A3などを使用し書類のサイズは同系列であっても全てが同じサイズとはならない。
【0004】
また、図面書類などでは、A3,A4が多数混載している場合があり得る。こういった状況の中で、異なるサイズの書類が混載した状態で、各書類を1枚にレイアウトするモードが存在せず、一度同サイズに書類を変換した後でなければ、所望とするレイアウト編集結果を得ることができず、この様な原稿サイズの制限からユーザは異なるサイズの原稿を同一の原稿サイズに揃える画像編集を余儀なくされ、所望とするレイアウト画像編集出力を容易に得ることできないと共に、前処理に用紙無駄が発生するという等の幾多の問題点があった。
【0005】
本発明は、上記の問題点を解消するためになされたもので、本発明に係る第1の発明〜第7の発明の目的は、サイズの異なる原稿が混載された原稿束から順次給送される原稿画像を読取ってレイアウト出力する際に、原稿サイズを考慮して読み込んだ原稿の出力順序とレイアウト出力順序とを変更して出力することにより、サイズの異なる原稿が混載された状態で順次読み取られる場合でも、同サイズ毎に出力順序が変更されてレイアウトされた出力を容易に得ることができる画像処理装置および画像処理装置のレイアウト処理方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る第1の発明は、サイズの異なる複数枚の原稿が混載された各原稿を順次読取り位置に給送可能な原稿給送手段と、前記原稿給送手段から給送される原稿枚数および原稿サイズを検知する原稿検知手段と、前記原稿給送手段から給送される原稿を読み取る画像読取り手段と、前記画像読取り手段が読み取った原稿画像情報を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された各原稿画像情報に基づいて記録媒体に画像を出力する画像出力手段と、前記第1の記憶手段に記憶された所定数の原稿画像を選択される記録媒体のサイズに応じて確保されるレイアウト領域に展開させるレイアウトモードを設定する第1の設定手段と、前記原稿給送手段からサイズの異なる原稿を給送する原稿混載モードを設定する第2の設定手段と、前記第1および第2の設定手段により前記原稿混載モードおよび前記レイアウトモードが設定された場合に、前記原稿検知手段が検知した各原稿サイズの順番を記憶する第2の記憶手段と、前記原稿検知手段が検知した各原稿サイズと選択される記録媒体サイズと前記第2の記憶手段に記憶される各原稿サイズの順番とに基づいて設定されるレイアウト領域に対する各原稿画像のレイアウトを決定する決定手段と、前記決定手段により決定された前記レイアウトに基づいて前記第1の記憶手段から読み出される各原稿画像情報の出力順序を変更して前記画像出力手段に出力する制御手段とを有するものである。
【0007】
本発明に係る第2の発明は、前記制御手段は、前記第2の記憶手段に記憶された前記各原稿サイズの順番を同サイズ毎に切り分けた出力順序に変更するものである。
【0008】
本発明に係る第3の発明は、前記制御手段は、前記第2の記憶手段に記憶された前記各原稿サイズの順番を同サイズ毎に切り分けた際に、サイズの区切りに応じて前記画像出力手段がレイアウト出力するページを変更するものである。
【0009】
本発明に係る第4の発明は、前記制御手段は、前記第2の記憶手段に記憶された前記各原稿サイズの順番を同サイズ毎のグループに切り分けた際に、隣接するページ間でサイズが異なる区切り位置に対応して空白エリアを挿入するものである。
【0010】
本発明に係る第5の発明は、前記制御手段は、前記第2の記憶手段に記憶された前記各原稿サイズの順番を同サイズ毎のグループに切り分けた際に、いずれかの一方のグループに対して隣接するページ間でサイズが異なる区切り位置に対応して空白エリアを挿入するものである。
【0011】
本発明に係る第6の発明は、前記制御手段は、前記第2の記憶手段に記憶された前記各原稿サイズの順番を同サイズ毎のグループに切り分けた際に、隣接するページ間でサイズが異なる区切り位置に応じて前記画像出力手段がレイアウト出力するページを変更するものである。
【0012】
本発明に係る第7の発明は、サイズの異なる複数枚の原稿が混載された各原稿を順次読取り位置に給送可能な原稿給送手段と、前記原稿給送手段から給送される原稿枚数および原稿サイズを検知する原稿検知手段と、前記原稿給送手段から給送される原稿を読み取る画像読取り手段と、前記画像読取り手段が読み取った原稿画像情報を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された各原稿画像情報に基づいて記録媒体に画像を出力する画像出力手段と、前記原稿検知手段が検知した各原稿サイズの順番を記憶する第2の記憶手段とを有する画像処理装置のレイアウト処理方法において、前記第1の記憶手段に記憶された所定数の原稿画像を選択される記録媒体のサイズに応じて確保されるレイアウト領域に展開させるレイアウトモードを設定する第1の設定工程と、前記原稿給送手段からサイズの異なる原稿を給送する原稿混載モードを設定する第2の設定工程と、前記原稿混載モードおよび前記レイアウトモードが設定された場合に、前記原稿検知手段が検知した各原稿サイズと選択される記録媒体サイズと前記第2の記憶手段に記憶される各原稿サイズの順番とに基づいて設定されるレイアウト領域に対する各原稿画像のレイアウトを決定する決定工程と、該決定された前記レイアウトに基づいて前記第1の記憶手段から読み出される各原稿画像情報の出力順序を変更して前記画像出力手段に出力する出力工程とを有するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕
図1は、本発明を適用可能な画像処理装置の構成を説明する概略断面図であり、以下、構成および動作について説明する。
【0014】
図において、後述する操作部に設けられるコピースタートキーが押されると、原稿給送装置(フィーダ)1に載置された原稿を原稿台ガラス2面上に給送し、スキャナ3のランプが点灯し、かつ、スキャナユニット4が移動して原稿を照射する。原稿の反射光は、ミラー5,6,7を介してレンズ8を通過し、その後イメージセンサ部9に入力される。イメージセンサ部9に入力された画像は、後述する図2に示すCPU回路部107により制御される信号によって処理され、直接、露光制御部10に入力され、あるいは一旦後述する図2に示す画像メモリ105に記憶され、画像メモリ内で処理が行われ再び読み出された後、露光制御部10に入力される。
【0015】
そして、露光制御部10にて光信号に変換され、画像信号に従って変調されて、感光体11を照射する。この照射によって感光体11上に作られた潜像は現像器12あるいは現像器13によって現像され、転写帯電器16により給紙カセット14または15より給送される被転写紙に転写される。そして、被転写紙に転写されたトナー像は、定着部17にて被転写紙に定着され、排紙センサ19を通過した後、排紙部18より装置外部に排出される。また、両面時にはフラッパ21により、両面搬送部22,23,24へと搬送される。
【0016】
図2は、本発明の第1実施形態を示す画像処理装置の制御構成を説明するブロック図である。
【0017】
図において、101は画像読取部で、原稿画像の反射光を入力する光学系,光学系からの反射光をアナログ信号に変換するCCDおよび前記CCDから受け取ったアナログ信号をデジタル信号(画像データ)に変換するA/Dコンバータ等から構成され、原稿画像を読み取り、読み取った画像データを画像処理部102に送出する。
【0018】
画像処理部102はシェーディング補正回路,光色濃度変換回路およびユーザの指示に基づいて画像の変倍,移動,装飾等の編集を行う画像編集回路などから構成され、画像読取部101より入力した画像データを補正および編集し、画像データセレクタ103を通り画像記録部104あるいは画像記憶用の画像メモリ105に送出される。
【0019】
画像データセレクタ103は画像処理部102より送出された画像データを画像記録部104に送出するパスと、画像処理部102より送出されたデータを画像メモリ105に送出するパスとを、後述するCPU回路部107の指示により、切り換えるデータバス切り換え回路および画像処理部102より送られた画像データと画像メモリ105より読み出された画像データの切り換えあるいは合成を行う回路などから構成される。
【0020】
画像記録部104は画像データセレクタ103より送られた画像データの濃度信号に基づいて記録紙に画像を記録(複写)する。
【0021】
なお、CPU回路部107は本装置全体の制御を行うもので、制御プログラム,エラー処理プログラム,レイアウト方式決定プログラム等を格納するROMと、各種のプログラムのワークエリア等のために使用されるRAMと、各種タイマ制御部等を有して構成されている。
【0022】
106は操作部で、画像処理部102に対する画像編集内容,コピー枚数,変倍率などの画像複写動作等を指示する各種キー群と、操作時の内容を表示する表示部などを有している。
【0023】
108はフィーダで、フィーダコピーが選択された場合には載置された原稿を原稿台上に給送したり、載置された原稿の枚数や、サイズを検知しCPU回路部107に信号を送る。
【0024】
以下、本実施形態と第1〜第6の発明の各手段との対応及びその作用について図2等を参照して説明する。
【0025】
第1の発明は、サイズの異なる複数枚の原稿が混載された各原稿を順次読取り位置に給送可能な原稿給送手段(フィーダ108)と、前記原稿給送手段から給送される原稿枚数および原稿サイズを検知する原稿検知手段(フィーダ108内に設けられる)と、前記原稿給送手段から給送される原稿を読み取る画像読取り手段(画像読取部101)と、前記画像読取り手段が読み取った原稿画像情報を記憶する第1の記憶手段(画像メモリ105)と、前記第1の記憶手段に記憶された各原稿画像情報に基づいて記録媒体に画像を出力する画像出力手段(画像記録部104)と、前記第1の記憶手段に記憶された所定数の原稿画像を選択される記録媒体のサイズに応じて確保されるレイアウト領域に展開させるレイアウトモードを設定する第1の設定手段(操作部106のキー5040(図3に示す))と、前記原稿給送手段からサイズの異なる原稿を給送する原稿混載モードを設定する第2の設定手段(操作部106のキー5050(図3に示す))と、前記第1および第2の設定手段により前記原稿混載モードおよび前記レイアウトモードが設定された場合に、前記原稿検知手段が検知した各原稿サイズの順番を記憶する第2の記憶手段(CPU回路部107のRAM上)と、前記原稿検知手段が検知した各原稿サイズと選択される記録媒体サイズと前記第2の記憶手段に記憶される各原稿サイズの順番とに基づいて設定されるレイアウト領域に対する各原稿画像のレイアウトを決定する決定手段(CPU回路部107がROMに記憶された制御プログラムに基づいて決定処理する)と、前記決定手段により決定された前記レイアウトに基づいて前記第1の記憶手段から読み出される各原稿画像情報の出力順序を変更して前記画像出力手段に出力する制御手段(CPU回路部107がROMに記憶された制御プログラムに基づいて出力処理する)とを有するので、操作部106のキー5040,5050により前記原稿混載モードおよび前記レイアウトモードが設定された場合に、フィーダ108上で検知した各原稿サイズと選択される記録媒体サイズとRAMに記憶される各原稿サイズの順番とに基づいてCPU回路部107が設定されるレイアウト領域に対する各原稿画像のレイアウトを決定し、該決定された前記レイアウトに基づいて画像メモリ105から読み出される各原稿画像情報の出力順序を変更して画像記録部104に出力するので、サイズの異なる原稿が混載された状態で原稿が給送される際のレイアウトモード実行時に、読取り順とは異なる順序で同サイズ毎に整然と見栄えよくレイアウトされた出力を得ることができる。
【0026】
第2の発明は、CPU回路部107は、上記RAMに記憶された前記各原稿サイズの順番を同サイズ毎に切り分けた出力順序に変更するので、サイズの異なる原稿が混載された状態で原稿が給送される際のレイアウトモード実行時に、読取り順とは異なる順序で同サイズの原稿が密に詰めらた状態でレイアウトされた出力を得ることができる。
【0027】
第3の発明は、CPU回路部107は、上記RAMに記憶された前記各原稿サイズの順番を同サイズ毎に切り分けた際に、サイズの区切りに応じて前記画像出力手段がレイアウト出力するページを変更するので、サイズの異なる原稿が混載された状態で原稿が給送される際のレイアウトモード実行時に、読取り順とは異なる順序で同サイズの原稿が密に詰めらた状態で、かつ異なるサイズとは別のページに分離するようにレイアウトされた出力を得ることができる。
【0028】
第4の発明は、CPU回路部107は、上記RAMに記憶された前記各原稿サイズの順番を同サイズ毎のグループに切り分けた際に、隣接するページ間でサイズが異なる区切り位置に対応して空白エリアを挿入するので、サイズの異なる原稿が混載された状態で原稿が給送される際のレイアウトモード実行時に、読取り順とは異なる順序で原稿サイズが異同する区切りに空白を挿入した状態でレイアウトされた出力を得ることができ、空白エリアに原稿サイズが異なる原稿を読み込んでいることを認識することもできる。
【0029】
第5の発明は、CPU回路部107は、上記RAMに記憶された前記各原稿サイズの順番を同サイズ毎のグループに切り分けた際に、いずれかの一方のグループに対して隣接するページ間でサイズが異なる区切り位置に対応して空白エリアを挿入するので、サイズの異なる原稿が混載された状態で原稿が給送される際のレイアウトモード実行時に、読取り順とは異なる順序で原稿サイズが異同する区切りに空白を挿入した状態でレイアウトされた出力を得ることができ、空白エリアに原稿サイズが異なる原稿を読み込んでいることをグループ別に認識することもできる。
【0030】
第6の発明は、CPU回路部107は、上記RAMに記憶された前記各原稿サイズの順番を同サイズ毎のグループに切り分けた際に、隣接するページ間でサイズが異なる区切り位置に応じて画像記録部104がレイアウト出力するページを変更するので、サイズの異なる原稿が混載された状態で原稿が給送される際のレイアウトモード実行時に、読取り順とは異なる順序で異同するサイズ毎に区切られた状態で、かつ異なるサイズとは別のページに分離するようにレイアウトされた出力を得ることができる。
【0031】
図3は、図2に示した操作部106の構成を説明する平面図である。
【0032】
図において、5001は電源スイッチで、画像形成装置への通電を制御する。5002はリセットキーで、スタンバイ中は標準モードに復帰させるキーとして動作する。5003はコピースタートキーである。5004はクリアキーであり、数値をクリアするときに用いる。5005はIDキーであり、このIDキー5005により特定の操作者に対して複写動作を可能にし、上記以外の操作者に対しては、IDキー5005によりID情報を入力しない限り複写動作を禁止することが可能となる。5006はストップキーであり、コピーを中断したり、中止したりするときに用いるキーである。5007はガイドキーであり、各機能を知りたいときに用いるキーである。
【0033】
5008は上カーソルキーであり、各機能設定画面においてポインタを上に移動させるキーである。5009は下カーソルキーであり、各機能設定画面においてポインタを下に移動させるキーである。5010は右カーソルキーであり、各機能設定画面においてポインタを右に移動させるキーである。5011は左カーソルキーであり、各機能設定画面においてポインタを左に移動させるキーである。
【0034】
5012はOKキーであり、各機能設定画面において、これで良い場合にこのキーを押し、機能を確定させる。5013は各機能設定画面において、5052の画面の右下に表示出力されたことを実行するときにこのキーを押す。5014は定形縮小キーであり、定形サイズを他の定形サイズに縮小するときに使用する、5015は等倍コピーを選択する時に使用する。5016は定形拡大キーであり、定形サイズを他の定形サイズに拡大するときに使用する。5017はカセット選択キーであり、コピーするカセット段の用紙を選択する。
【0035】
5018はコピー濃度調整キーであり、コピー濃度を薄くしたいときに使用する、5019はAEキーであり、原稿の濃度に対してコピー濃度を自動的に調整するキーである。5020はコピー濃度調整キーであり、コピー濃度を濃くしたい時に使用する。5021はソータの動作を指定するキーである。5022は予熱キーであり、予熱モードのON/OFFに使用する。5023は、割り込みキーであり、コピー中に割り込みしてコピーを行いたい時に押す。
【0036】
5024はテンキーであり、数値の入力を行う時に使用する。5025はマーカ処理キーであり、トリミング,マスキング,部分処理(輪郭処理,網処理,影つけ処理,ネガポジ処理)を設定する。5026はパターン化処理キーであり、色をパターン化して表現したり、色を濃度差で表現したりするときに使用する。5027は色消去キーであり、特定色を消去したいときに使用する。
【0037】
5028は画質キーであり、画質の設定を行いたいときに使用する。5029はネガポジキーであり、ネガポジ処理を行うときに使用する。5030はイメージクリエイトキーであり、輪郭処理,影つけ処理,網処理,斜体,ミラー処理,リピート処理を行うときに使用する。
【0038】
5031はトリミングキーであり、エリアを指定し、トリミングをするときに使用する。5032は、マスキングキーであり、エリアを指定し、マスキングをするときに使用する。5033は部分処理キーであり、エリアを指定し、その後、部分処理(輪郭処理,網処理,影つけ処理,ネガポジ処理)を設定する。
【0039】
5034は枠消しキーであり、モードに合わせて枠消しを行うときに使用する。
【0040】
モードはシート枠消しモード(シートサイズに対して枠を作成するモード),原稿枠消しモード(原稿サイズに合わせて枠を作成するモードで、原稿サイズ指定有りのモード),ブック枠消しモード(ブックの見開きサイズに合わせて枠と中央に空白を作成するモードで、ブック見開きサイズ指定有りのモード),パンチ穴消しモード(穴消し幅設定有りモード)がある。
【0041】
5035は綴じ代キーであり、用紙の一端(上下左右)に綴じ代を作成したいときに使用する。5036は、移動キーであり、移動を行いたい時に使用する。移動には、平行移動(上下左右),センタ移動,コーナ移動,指定移動(ポイント指定)がある。5037はズームキーであり、複写倍率を25%〜400%まで、1%刻みで設定できる。また、主走査,副走査を独立に設定できる。5038はオート変倍キーであり、複写紙のサイズに合わせて自動的に拡大縮小する。また、主走査,副走査を独立にオート変倍できる。
【0042】
5039は拡大連写キーであり、1枚の原稿を複数枚に拡大して複写を行うときに使用する。5040は縮小レイアウトキーであり、複数の原稿を1枚に縮小した複写を行うときに使用する。(本実施形態では、この縮小レイアウトモードをレイアウトモードとしている。)4枚の原稿を1枚にする場合には、4in1であり、2枚の原稿を1枚にする場合には2in1である。
【0043】
5043は連写キーであり、原稿台ガラス面上の複写領域を左右に2分割し、自動的に2枚のコピーをする連続複写を行いたい時に使用する(ページ連写,両面連写)。5044は両面キーであり、両面の出力を行いたいときに使用する(片面両面,ページ連写両面,両面両面)。5045は多重キーであり、多重を行いたいときに使用する(多重,ページ連写多重)。5046はメモリキーであり、メモリを使用したモードを行いたい時に使用する(メモリ合成,エリア合成,透かし合成)。
【0044】
5047はプロジェクタキーであり、プロジェクタを利用するときに使用する。5048はプリンタキーであり、プリンタ時の設定を行うときに使用する。5050は原稿混載キーでありフィーダを使用してコピーを行う場合に原稿のサイズが異なっている場合(幅は、同じ)に使用する。5051はモードメモリキーであり、設定された複写モードを登録するため、登録された複写モードを呼び出す時に使用する。5052は表示画面であり、装置の状態,複写枚数,複写倍率,複写用紙サイズなどを表示し、複写モード設定中では、設定する内容を表示する。
【0045】
図4は、本発明に係る画像処理装置における第1の原稿混載縮小レイアウト出力形態を示す図であり、通常の4in1出力に対応する。
【0046】
図において、(a)は混載される原稿に対応し、原稿P1〜P11がこの順序に給送される。なお、原稿P1〜P3,P5,P6,P9は原稿サイズが「A4」で、原稿P4,P7,P8,P10,P11は原稿サイズが「A3」とする。
【0047】
(b)は、(a)に示した原稿を、例えばA3サイズの用紙に上記原稿P1〜P11を縮小レイアウト出力LAY1〜LAY5として4in1で分割出力した状態に対応し、図中の原稿P1′〜P11′は原稿P1〜P11の縮小画像に対応する。特に、この例では、原稿順に縮小レイアウトする際に、ページ領域に収まらない原稿の場合は、原稿サイズの境界で改ページして出力する場合に対応する。
【0048】
図5は、第1の原稿混載縮小レイアウト出力形態を示す図であり、原稿サイズ統一による4in1出力に対応する。
【0049】
図において、(a)は混載される原稿に対応し、原稿P1〜P11がこの順序に給送される。なお、原稿P1〜P3,P5,P6,P9は原稿サイズが「A4」で、原稿P4,P7,P8,P10,P11は原稿サイズが「A3」とする。
【0050】
(b)は、(a)に示した原稿を、例えばA3サイズの用紙に上記原稿P1〜P11を縮小レイアウト出力LAY1〜LAY5として4in1で分割出力した状態に対応し、図中の原稿P1′〜P11′は原稿P1〜P11の縮小画像に対応する。特に、この例では、原稿順に縮小レイアウトする際に、CPU回路部107のRAMに記憶された原稿サイズ順番、すなわち、(a)に示す原稿P1〜P11によれば、A4,A4,A4,A3,A4,A4,A3,A3,A4,A3,A3を記憶しておき、小さいサイズと大きいサイズとを切り分け、例えば小さいサイズが先頭になるようにCPU回路部107がレイアウトすると、(b)に示す縮小レイアウト出力LAY1〜LAY5が得られる。また、この際、CPU回路部107はサイズの区切りに応じて出力ページを変更するため、縮小レイアウト出力LAY2では下段側が空き領域となって出力される。
【0051】
以下、図6および図7,図8を参照してさらに本発明に係る画像処理装置における原稿混載レイアウト処理動作について説明する。
【0052】
図6は、本発明に係る画像処理装置における原稿混載レイアウト処理時の出力レイアウト例を示す図である。
【0053】
この図に示すように、a〜dの各縮小領域に読み込まれた原稿画像がレイアウトされる。
【0054】
図7,図8は、本発明に係る画像処理装置における第1の原稿混載レイアウト処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(25)は各ステップを示す。また、図7,図8のフローチャートに用いる「a%b」は「a」を「b」で割った余りを示す。
【0055】
まず、ステップ(1)でフィーダ108から原稿を1枚最終ページから原稿台上に給送する。次に、ステップ(2)では給送した原稿のサイズを検知する。次に、ステップ(3)では原稿の順番およびサイズをバッファにセットする。次に、ステップ(4)ではスキャナで原稿をスキャンし、画像を画像メモリ105に記憶する。次に、ステップ(5)では原稿を排出する。
【0056】
次に、ステップ(6)では排出した原稿が最後の用紙(先頭ページ)かどうかを判断し、最後の用紙(先頭ページ)であると判定した場合にはステップ(7)に進み、原稿がまだ存在すると判定した場合にはステップ(1)に戻る。
【0057】
ステップ(7)では、ステップ(1)〜(5)までに読み込んだ各原稿画像情報を、CPU回路部107上のバッファに記憶した原稿サイズ別に,順番をソートする。そして、サイズの並びでの枚数,サイズ別枚数も記憶しておく。そして、ステップ(8)に進み、CPU回路部107のRAM上に確保されるラージサイズ枚数バッファをリードし、その値LargeNumが「0」かどうかを判定し、「0」枚のときにはステップ(15)に進み、それ以外の場合にはステップ(9)に進む。ステップ(9)では記憶されているラージサイズ画像をラージサイズ枚数バッファに対応した画像メモリ105から取り込んできてステップ(10)に進み、ラージサイズが何枚あるかをみて奇数枚あると判定した場合には、ステップ(11)で、ステップ(9)で取り込んだ画像を出力領域のab領域(図6参照)にレイアウトし、ステップ(12)に進み、今レイアウトした画像を出力し、ステップ(14)に進む。
【0058】
一方、ステップ(10)で、ラージサイズの原稿枚数が偶数枚であると判定した場合にはステップ(13)に進み、ステップ(9)で取り込んだ画像を出力領域のcd領域にレイアウトし、ステップ(14)に進み、ラージサイズ枚数バッファを「1」減算し、ステップ(8)に戻る。
【0059】
一方、ステップ(8)でラージサイズの原稿枚数が「0」枚と判定された場合には、ステップ(15)へ進み、スモールサイズ枚数が「0」枚であるか(SmallNum=0)どうかを判定し、スモールサイズ枚数が「0」枚と判定され場合には処理を終了し、それ以外の時にはステップ(16)に進み、画像メモリ105に記憶されているスモールサイズ画像をスモールサイズ枚数バッファに対応した画像メモリから取り込んできてステップ(17)に進み、スモールサイズ枚数バッファの値を「4」で割った余りが「0」かどうかを判定し、YESならばステップ(18)に進み、ステップ(16)で読み込んできた画像を出力領域のd領域にレイアウトし、ステップ(25)以降に進む。
【0060】
一方、ステップ(17)で余りが「0」以外であると判定された場合には、ステップ(19)に進み、スモールサイズ枚数バッファを「4」で割った余りが「3」かどうかを判定し、YESならばステップ(20)に進み、ステップ(16)で読み込んできた画像を出力領域のc領域にレイアウトし、ステップ(25)以降に進む。
【0061】
一方、ステップ(19)で余りが「3」以外のときにはステップ(21)に進み、スモールサイズ枚数バッファの値を「4」で割った余りが「2」かどうかを判定し、YESならばステップ(22)に進み、ステップ(16)で読み込んできた画像を出力領域のb領域にレイアウトし、ステップ(25)以降に進む。
【0062】
一方、ステップ(21)で余りが「2」以外と判定された場合には、ステップ(23)に進み、ステップ(16)で読み込んできた画像を出力領域のa領域にレイアウトし、ステップ(24)に進み、レイアウトした画像を画像記録部104から出力する。次に、ステップ(25)に進み、スモールサイズ枚数バッファの値から「1」を減算して、ステップ(15)に戻る。
【0063】
これにより、図5の(b)に示したようなレイアウト出力を得ることができる。
【0064】
〔第2実施形態〕
図9は、本発明の第2実施形態を示す画像処理装置における第2の原稿混載縮小レイアウト出力形態を示す図であり、原稿サイズ統一による4in1出力に対応する。
【0065】
図において、(a)は混載される原稿に対応し、原稿P1〜P11がこの順序に給送される。なお、原稿P1〜P3,P5,P6,P9は原稿サイズが「A4」で、原稿P4,P7,P8,P10,P11は原稿サイズが「A3」とする。
【0066】
(b)は、(a)に示した原稿を、例えばA3サイズの用紙に上記原稿P1〜P11を縮小レイアウト出力LAY1〜LAY5として4in1で分割出力した状態に対応し、図中の原稿P1′〜P11′は原稿P1〜P11の縮小画像に対応する。特に、この例では、原稿順に縮小レイアウトする際に、CPU回路部107のRAMに記憶された原稿サイズ順番、すなわち、(a)に示す原稿P1〜P11によれば、A4,A4,A4,A3,A4,A4,A3,A3,A4,A3,A3を記憶しておき、小さいサイズと大きいサイズの束で1つのグループとし、グループの区切り、ページの切り換え以外の所、すなわち、いずれかの一方のグループに対して隣接するページ間でサイズが異なる区切り位置DIV1〜DIV5に対応して空白エリアを挿入して出力する場合に対応する。これにより、縮小レイアウト出力LAY1では4ページ目が空き領域となって、縮小レイアウト出力LAY2では7ページ目が空き領域となって、縮小レイアウト出力LAY3では5ページ目が空き領域となって出力される。
【0067】
図10,図11は、本発明に係る画像処理装置における第2の原稿混載レイアウト処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(24)は各ステップを示す。
【0068】
まず、ステップ(1)で原稿をスキャンし、原稿の画像を画像メモリに記憶する原稿読取り処理(図7のステップ(1)〜(7))を実行する。
【0069】
次に、ステップ(2)ではラージサイズの束が何束有るかのバッファをリードして、ラージサイズ束数(Large )が「0」かどうかを判定し、束数が「0」と判定した場合には、ステップ(11)に進み、それ以外の場合には、ステップ(3)に進み、ラージサイズ束毎のラージサイズ枚数バッファをリードし、ラージサイズ枚数(LargeNum )が「0」枚かどうかを判定し、YESならばステップ(10)に進み、ラージサイズ束数を「1」減算し、ステップ(2)に戻る。
【0070】
一方、ステップ(3)でラージサイズ枚数が「0」以外であると判定された場合にはステップ(4)に進み、対応するラージサイズ束のラージサイズ原稿の画像データを読み出し、ステップ(5)に進み、ラージサイズ枚数LargeNumが奇数であるかどうかを判定し、YESの場合にはステップ(7)に進み、図6に示した領域abにステップ(4)でリードしてきた画像をレイアウトして、ステップ(8)に進み、レイアウトされた画像を出力し、ステップ(9)に進み、ラージサイズ枚数LargeNumを「1」減算し、ステップ(3)に戻る。
【0071】
一方、ステップ(5)でラージサイズ枚数LargeNumが奇数でないと判定された場合には、ステップ(6)で図6に示した領域cdにステップ(4)でリードしてきた画像をレイアウトして、ステップ(9)へ進む。
【0072】
一方、ステップ(2)で、ラージサイズ束の数が「0」であると判定された場合には、ステップ(11)へ進み、スモールサイズ全体の画像数SmallNumと、スモールサイズ束毎の余白をどれだけ作成するかを計算し、バッファに記憶するとともに、余白作成するかどうかもチェックする。次に、ステップ(12)に進み、ステップ(11)で記憶したバッファの内容、すなわち、SmallNumをリードし、その値が「0」かどうかを判定し、YESならば処理をそのまま終了する。
【0073】
一方、ステップ(12)でSmallNumの値が「0」以外と判定された場合には、ステップ(13)に進み、今度レイアウトする領域が余白領域か画像領域かを判断し、余白を作成すると判定した場合にはステップ(14)に進み、レイアウトする画像をクリア(余白リード)して、ステップ(16)に進む。
【0074】
一方、ステップ(13)で画像をレイアウトすると判定された場合には、ステップ(15)に進み、対応する画像を読み出してステップ(16)に進み、スモールサイズ枚数バッファの値を「4」で割ったときの余り(SmallNum%4)が「0」かどうかを判定し、YESの場合には、ステップ(17)に進み、読み込んできた画像を出力領域の領域dにレイアウトして、ステップ(24)に進む。
【0075】
一方、ステップ(16)で余りが「0」でないと判定された場合には、ステップ(18)に進み、スモールサイズ枚数バッファの値を「4」で割ったときの余り(SmallNum%4)が「3」かどうかを判定し、YESの場合には、ステップ(19)に進み、読み込んできた画像を出力領域の領域cにレイアウトして、ステップ(24)に進む。
【0076】
一方、ステップ(18)で余りが「3」でないと判定された場合には、ステップ(20)に進み、スモールサイズ枚数バッファの値を「4」で割ったときの余り(SmallNum%4)が「2」かどうかを判定し、YESの場合には、ステップ(21)に進み、読み込んできた画像を出力領域の領域bにレイアウトして、ステップ(24)に進む。
【0077】
一方、ステップ(20)で余りが「2」でないと判定された場合には、ステップ(22)に進み、読み込んできた画像を出力領域の領域aにレイアウトして、ステップ(23)に進み、レイアウトされた画像を出力し、ステップ(24)に進み、スモールサイズ枚数を「1」減算し、ステップ(12)に戻る。
【0078】
これにより、図9の(b)に示した原稿混載4in1レイアウト出力を得ることができる。
【0079】
〔第3実施形態〕
図12は、本発明の第3実施形態を示す画像処理装置における第3の原稿混載縮小レイアウト出力形態を示す図であり、原稿サイズ統一による4in1出力に対応する。
【0080】
図において、(a)は混載される原稿に対応し、原稿P1〜P11がこの順序に給送される。なお、原稿P1〜P3,P5,P6,P9は原稿サイズが「A4」で、原稿P4,P7,P8,P10,P11は原稿サイズが「A3」とする。
【0081】
(b)は、(a)に示した原稿を、例えばA3サイズの用紙に上記原稿P1〜P11を縮小レイアウト出力LAY1〜LAY5として4in1で分割出力した状態に対応し、図中の原稿P1′〜P11′は原稿P1〜P11の縮小画像に対応する。特に、この例では、原稿順に縮小レイアウトする際に、CPU回路部107のRAMに記憶された原稿サイズ順番、すなわち、(a)に示す原稿P1〜P11によれば、A4,A4,A4,A3,A4,A4,A3,A3,A4,A3,A3を記憶しておき、小さいサイズ束のみ空白を挿入して出力する場合に対応する。これにより、縮小レイアウト出力LAY1では4ページ目が空き領域となって、縮小レイアウト出力LAY2では7ページ目が空き領域となって、縮小レイアウト出力LAY5では下段が空き領域となって出力される。
【0082】
図13は、本発明に係る画像処理装置における第3の原稿混載レイアウト処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(4)は各ステップを示す。
【0083】
まず、ステップ(1)で原稿をスキャンし、原稿の画像を画像メモリ105に記憶する原稿読取り処理(図7のステップ(1)〜(7))を実行する。
【0084】
次に、ステップ(2)ではラージサイズの束が何束有るかのバッファをリードして、ラージサイズ束数が「0」かどうかを判定し、束数が「0」と判定した場合には、ステップ(3)に進み、図11に示したステップ(11)〜(24)の第1のレイアウト処理を実行し、それ以外の場合には、ステップ(4)に進み、図7に示したステップ(9)〜(14)の第2のレイアウト処理を実行する。
【0085】
これにより、図12の(b)に示すレイアウト出力を得ることができる。
【0086】
〔第4実施形態〕
図14は、本発明の第4実施形態を示す画像処理装置における第4の原稿混載縮小レイアウト出力形態を示す図であり、原稿サイズ統一による4in1出力に対応する。
【0087】
図において、(a)は混載される原稿に対応し、原稿P1〜P11がこの順序に給送される。なお、原稿P1〜P3,P5,P6,P9は原稿サイズが「A4」で、原稿P4,P7,P8,P10,P11は原稿サイズが「A3」とする。
【0088】
(b)は、(a)に示した原稿を、例えばA3サイズの用紙に上記原稿P1〜P11を縮小レイアウト出力LAY1〜LAY5として4in1で分割出力した状態に対応し、図中の原稿P1′〜P11′は原稿P1〜P11の縮小画像に対応する。特に、この例では、原稿順に縮小レイアウトする際に、CPU回路部107のRAMに記憶された原稿サイズ順番、すなわち、(a)に示す原稿P1〜P11によれば、A4,A4,A4,A3,A4,A4,A3,A3,A4,A3,A3を記憶しておき、サイズの区切りと、小さいサイズと大きいサイズの束で1つのグループとしたグループ区切りでページを切り分けて出力する場合に対応する。これにより、縮小レイアウト出力LAY1では4ページ目が空き領域となって、縮小レイアウト出力LAY2では7ページ目が空き領域となって、縮小レイアウト出力LAY3では10ページ目が、縮小レイアウトLAY4では5ページ目が空き領域となって出力される。
【0089】
図15は、本発明に係る画像処理装置における第4の原稿混載レイアウト処理手順の一例を示すフローチャートである。なお、(1)〜(16)は各ステップを示す。
【0090】
まず、ステップ(1)で原稿をスキャンし、原稿の画像を画像メモリに記憶する原稿読取り処理(図7のステップ(1)〜(7))を実行する。
【0091】
次に、ステップ(2)ではラージサイズの束(Large )が何束有るかのバッファをリードして、ラージサイズ束数が「0」かどうかを判定し、束数が「0」と判定した場合には、ステップ(4)に進み、それ以外の場合には、ステップ(3)に進み、図10に示したステップ(4)〜(10)の第3のレイアウト処理を実行する。
【0092】
ステップ(4)ではスモール束数(Small )が「0」かどうかを判定し、YESならば処理を終了し、NOならばステップ(5)に進み、各束内のスモールサイズ画像枚数をセットし、ステップ(6)で記憶したバッファの内容、すなわち、SmallNumをリードし、その値が「0」かどうかを判定し、YESならばステップ(4)へ戻る。
【0093】
一方、ステップ(6)でSmallNumの値が「0」以外と判定された場合には、ステップ(7)に進み、対応する画像を読み出してステップ(8)に進み、スモールサイズ枚数バッファの値を「4」で割ったときの余り(SmallNum%4)が「0」かどうかを判定し、YESの場合には、ステップ(9)に進み、読み込んできた画像を出力領域の領域dにレイアウトして、ステップ(16)に進む。
【0094】
一方、ステップ(8)で余りが「0」でないと判定された場合には、ステップ(10)に進み、スモールサイズ枚数バッファの値を「4」で割ったときの余り(SmallNum%4)が「3」かどうかを判定し、YESの場合には、ステップ(11)に進み、読み込んできた画像を出力領域の領域cにレイアウトして、ステップ(16)に進む。
【0095】
一方、ステップ(10)で余りが「3」でないと判定された場合には、ステップ(12)に進み、スモールサイズ枚数バッファの値を「4」で割ったときの余り(SmallNum%4)が「2」かどうかを判定し、YESの場合には、ステップ(13)に進み、読み込んできた画像を出力領域の領域bにレイアウトして、ステップ(16)に進む。
【0096】
一方、ステップ(12)で余りが「2」でないと判定された場合には、ステップ(14)に進み、読み込んできた画像を出力領域の領域aにレイアウトして、ステップ(15)に進み、レイアウトされた画像を出力し、ステップ(16)に進み、スモールサイズ枚数を「1」減算し、ステップ(6)に戻る。
【0097】
これにより、図14の(b)に示したレイアウト出力を得ることができる。
【0098】
以下、各実施形態と第7の発明の各工程との対応及びその作用について図7,図8,図10,図11,図13,図15を参照して説明する。
【0099】
第7の発明は、サイズの異なる複数枚の原稿が混載された各原稿を順次読取り位置に給送可能な原稿給送手段(フィーダ108)と、前記原稿給送手段から給送される原稿枚数および原稿サイズを検知する原稿検知手段と、前記原稿給送手段から給送される原稿を読み取る画像読取り手段(フィーダ108内に設けられる)と、前記画像読取り手段が読み取った原稿画像情報を記憶する第1の記憶手段(画像メモリ105)と、前記第1の記憶手段に記憶された各原稿画像情報に基づいて記録媒体に画像を出力する画像出力手段(画像記録部104)と、前記原稿検知手段が検知した各原稿サイズの順番を記憶する第2の記憶手段(CPU回路部107のRAM上)とを有する画像処理装置のレイアウト処理方法において、前記第1の記憶手段に記憶された所定数の原稿画像を選択される記録媒体のサイズに応じて確保されるレイアウト領域に展開させるレイアウトモードを設定する第1の設定工程(図示しない前工程)と、前記原稿給送手段からサイズの異なる原稿を給送する原稿混載モードを設定する第2の設定工程(図示しない前工程)と、前記原稿混載モードおよび前記レイアウトモードが設定された場合に、前記原稿検知手段が検知した各原稿サイズと選択される記録媒体サイズと前記第2の記憶手段に記憶される各原稿サイズの順番とに基づいて設定されるレイアウト領域に対する各原稿画像のレイアウトを決定する決定工程(図7,図8のステップ(8)〜(11),(13)〜(23),(25),図10,図11のステップ(2)〜(7),(9)〜(22),(24),図13のステップ(2)〜(4),図15のステップ(2)〜(14),(16))と、該決定された前記レイアウトに基づいて前記第1の記憶手段から読み出される各原稿画像情報の出力順序を変更して前記画像出力手段に出力する出力工程(図7,図8のステップ(12),(24),図10,図11のステップ(8),(23),図13のステップ(3),(4),図15のステップ(3),(15))とをCPU回路部107がROM等に記憶された制御プログラムを実行して、サイズの異なる原稿が混載された状態で原稿が給送される際のレイアウトモード実行時に、読取り順とは異なる順序で同サイズの原稿が整然と見栄えよくレイアウトされた出力を得ることができる。
【0100】
なお、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。また、本発明は、システムあるいは装置にプログラムを供給することによって達成される場合にも適用できることは言うまでもない。この場合、本発明を達成するためのソフトウエアによって表されるプログラムを格納した記憶媒体を該システムあるいは装置に読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0101】
さらに、本発明を達成するためのソフトウエアによって表されるプログラムをネットワーク上のデータベースから通信プログラムによりダウンロードして読み出すことによって、そのシステムあるいは装置が、本発明の効果を享受することが可能となる。
【0102】
なお、上記各実施形態では、フィーダ108に混載された原稿の最下部の原稿から順次給送する場合について説明したが、原稿給送順序は先頭ページからであってもよいし、最終ページからであってもよい。また、原稿サイズと原稿サイズの順番の検知と原稿画像の読取りを並行して行う場合について説明したが、プリ給送してあらかじめ原稿サイズと原稿サイズの順番を検知しておき、原稿画像読取りを後続して行う構成であってもよい。
【0103】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る第1の発明によれば、第1および第2の設定手段により前記原稿混載モードおよび前記レイアウトモードが設定された場合に、前記原稿検知手段が検知した各原稿サイズと選択される記録媒体サイズと前記第2の記憶手段に記憶される各原稿サイズの順番とに基づいて決定手段が設定されるレイアウト領域に対する各原稿画像のレイアウトを決定し、該決定された前記レイアウトに基づいて制御手段が前記第1の記憶手段から読み出される各原稿画像情報の出力順序を変更して前記画像出力手段に出力するので、サイズの異なる原稿が混載された状態で原稿が給送される際のレイアウトモード実行時に、読取り順とは異なる順序で同サイズ毎に整然と見栄えよくレイアウトされた出力を得ることができる。
【0104】
第2の発明によれば、前記制御手段は、前記第2の記憶手段に記憶された前記各原稿サイズの順番を同サイズ毎に切り分けた出力順序に変更するので、サイズの異なる原稿が混載された状態で原稿が給送される際のレイアウトモード実行時に、読取り順とは異なる順序で同サイズの原稿が密に詰めらた状態でレイアウトされた出力を得ることができる。
【0105】
第3の発明によれば、前記制御手段は、前記第2の記憶手段に記憶された前記各原稿サイズの順番を同サイズ毎に切り分けた際に、サイズの区切りに応じて前記画像出力手段がレイアウト出力するページを変更するので、サイズの異なる原稿が混載された状態で原稿が給送される際のレイアウトモード実行時に、読取り順とは異なる順序で同サイズの原稿が密に詰めらた状態で、かつ異なるサイズとは別のページに分離するようにレイアウトされた出力を得ることができる。
【0106】
第4の発明によれば、前記制御手段は、前記第2の記憶手段に記憶された前記各原稿サイズの順番を同サイズ毎のグループに切り分けた際に、隣接するページ間でサイズが異なる区切り位置に対応して空白エリアを挿入するので、サイズの異なる原稿が混載された状態で原稿が給送される際のレイアウトモード実行時に、読取り順とは異なる順序で原稿サイズが異同する区切りに空白を挿入した状態でレイアウトされた出力を得ることができ、空白エリアに原稿サイズが異なる原稿を読み込んでいることを認識することもできる。
【0107】
第5の発明によれば、前記制御手段は、前記第2の記憶手段に記憶された前記各原稿サイズの順番を同サイズ毎のグループに切り分けた際に、いずれかの一方のグループに対して隣接するページ間でサイズが異なる区切り位置に対応して空白エリアを挿入するので、サイズの異なる原稿が混載された状態で原稿が給送される際のレイアウトモード実行時に、読取り順とは異なる順序で原稿サイズが異同する区切りに空白を挿入した状態でレイアウトされた出力を得ることができ、空白エリアに原稿サイズが異なる原稿を読み込んでいることをグループ別に認識することもできる。
【0108】
第6の発明によれば、前記制御手段は、前記第2の記憶手段に記憶された前記各原稿サイズの順番を同サイズ毎のグループに切り分けた際に、隣接するページ間でサイズが異なる区切り位置に応じて前記画像出力手段がレイアウト出力するページを変更するので、サイズの異なる原稿が混載された状態で原稿が給送される際のレイアウトモード実行時に、読取り順とは異なる順序で異同するサイズ毎に区切られた状態で、かつ異なるサイズとは別のページに分離するようにレイアウトされた出力を得ることができる。
【0109】
第7の発明によれば、前記原稿混載モードおよび前記レイアウトモードが設定された場合に、前記原稿検知手段が検知した各原稿サイズと選択される記録媒体サイズと前記第2の記憶手段に記憶される各原稿サイズの順番とに基づいて設定されるレイアウト領域に対する各原稿画像のレイアウトを決定し、該決定された前記レイアウトに基づいて前記第1の記憶手段から読み出される各原稿画像情報の出力順序を変更して前記画像出力手段に出力するので、サイズの異なる原稿が混載された状態で原稿が給送される際のレイアウトモード実行時に、読取り順とは異なる順序で同サイズの原稿が整然と見栄えよくレイアウトされた出力を得ることができる。
【0110】
従って、サイズの異なる原稿が混載された状態で順次読み取られる場合でも、同サイズ毎に出力順序が変更されてレイアウトされた出力を容易に得ることができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用可能な画像処理装置の構成を説明する概略断面図である。
【図2】本発明の第1実施形態を示す画像処理装置の制御構成を説明するブロック図である。
【図3】図2に示した操作部の構成を説明する平面図である。
【図4】本発明に係る画像処理装置における第1の原稿混載縮小レイアウト出力形態を示す図である。
【図5】第1の原稿混載縮小レイアウト出力形態を示す図である。
【図6】本発明に係る画像処理装置における原稿混載レイアウト処理時の出力レイアウト例を示す図である。
【図7】本発明に係る画像処理装置における第1の原稿混載レイアウト処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図8】本発明に係る画像処理装置における第1の原稿混載レイアウト処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2実施形態を示す画像処理装置における第2の原稿混載縮小レイアウト出力形態を示す図である。
【図10】本発明に係る画像処理装置における第2の原稿混載レイアウト処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図11】本発明に係る画像処理装置における第2の原稿混載レイアウト処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図12】本発明の第3実施形態を示す画像処理装置における第3の原稿混載縮小レイアウト出力形態を示す図である。
【図13】本発明に係る画像処理装置における第3の原稿混載レイアウト処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第4実施形態を示す画像処理装置における第4の原稿混載縮小レイアウト出力形態を示す図である。
【図15】本発明に係る画像処理装置における第4の原稿混載レイアウト処理手順の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
101 画像読取部
102 画像処理部
103 画像データセレクタ
104 画像記録部
105 画像メモリ
106 操作部
107 CPU回路部
108 フィーダ
Claims (7)
- サイズの異なる複数枚の原稿が混載された各原稿を順次読取り位置に給送可能な原稿給送手段と、前記原稿給送手段から給送される原稿枚数および原稿サイズを検知する原稿検知手段と、前記原稿給送手段から給送される原稿を読み取る画像読取り手段と、前記画像読取り手段が読み取った原稿画像情報を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された各原稿画像情報に基づいて記録媒体に画像を出力する画像出力手段と、前記第1の記憶手段に記憶された所定数の原稿画像を選択される記録媒体のサイズに応じて確保されるレイアウト領域に展開させるレイアウトモードを設定する第1の設定手段と、前記原稿給送手段からサイズの異なる原稿を給送する原稿混載モードを設定する第2の設定手段と、前記第1および第2の設定手段により前記原稿混載モードおよび前記レイアウトモードが設定された場合に、前記原稿検知手段が検知した各原稿サイズの順番を記憶する第2の記憶手段と、前記原稿検知手段が検知した各原稿サイズと選択される記録媒体サイズと前記第2の記憶手段に記憶される各原稿サイズの順番とに基づいて設定されるレイアウト領域に対する各原稿画像のレイアウトを決定する決定手段と、前記決定手段により決定された前記レイアウトに基づいて前記第1の記憶手段から読み出される各原稿画像情報の出力順序を変更して前記画像出力手段に出力する制御手段とを有することを特徴とする画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記第2の記憶手段に記憶された前記各原稿サイズの順番を同サイズ毎に切り分けた出力順序に変更することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記第2の記憶手段に記憶された前記各原稿サイズの順番を同サイズ毎に切り分けた際に、サイズの区切りに応じて前記画像出力手段がレイアウト出力するページを変更することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記第2の記憶手段に記憶された前記各原稿サイズの順番を同サイズ毎のグループに切り分けた際に、隣接するページ間でサイズが異なる区切り位置に対応して空白エリアを挿入することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記第2の記憶手段に記憶された前記各原稿サイズの順番を同サイズ毎のグループに切り分けた際に、いずれかの一方のグループに対して隣接するページ間でサイズが異なる区切り位置に対応して空白エリアを挿入することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- 前記制御手段は、前記第2の記憶手段に記憶された前記各原稿サイズの順番を同サイズ毎のグループに切り分けた際に、隣接するページ間でサイズが異なる区切り位置に応じて前記画像出力手段がレイアウト出力するページを変更することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
- サイズの異なる複数枚の原稿が混載された各原稿を順次読取り位置に給送可能な原稿給送手段と、前記原稿給送手段から給送される原稿枚数および原稿サイズを検知する原稿検知手段と、前記原稿給送手段から給送される原稿を読み取る画像読取り手段と、前記画像読取り手段が読み取った原稿画像情報を記憶する第1の記憶手段と、前記第1の記憶手段に記憶された各原稿画像情報に基づいて記録媒体に画像を出力する画像出力手段と、前記原稿検知手段が検知した各原稿サイズの順番を記憶する第2の記憶手段とを有する画像処理装置のレイアウト処理方法において、前記第1の記憶手段に記憶された所定数の原稿画像を選択される記録媒体のサイズに応じて確保されるレイアウト領域に展開させるレイアウトモードを設定する第1の設定工程と、前記原稿給送手段からサイズの異なる原稿を給送する原稿混載モードを設定する第2の設定工程と、前記原稿混載モードおよび前記レイアウトモードが設定された場合に、前記原稿検知手段が検知した各原稿サイズと選択される記録媒体サイズと前記第2の記憶手段に記憶される各原稿サイズの順番とに基づいて設定されるレイアウト領域に対する各原稿画像のレイアウトを決定する決定工程と、該決定された前記レイアウトに基づいて前記第1の記憶手段から読み出される各原稿画像情報の出力順序を変更して前記画像出力手段に出力する出力工程とを有することを特徴とする画像処理装置のレイアウト処理方法。
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JP26849096A JP3624058B2 (ja) | 1996-10-09 | 1996-10-09 | 画像処理装置および画像処理装置のレイアウト処理方法 |
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