JP3623472B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年の画像形成装置は、画像形成動作のために、必要に応じて設定可能な非常に多くの機能を有している。これら機能の中には、「濃度設定」や「縮小/拡大」等の比較的使用頻度の高いものから、「白黒反転」「鏡像」等の使用頻度の低いものまでが含まれている。
ところで、これらの機能を設定するボタンは、通常、操作パネルに備えられている。
【0003】
最近の装置では、いわゆるタッチパネル方式の液晶表示部が用いられているものが多く、前記機能設定ボタンは、液晶表示部の中に表示され操作される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
液晶表示部の表示面積は、比較的広いものの、表示すべき機能も多いので、全ての機能を1つの画面に表示しようとすると、表示が不可能であったり、たとえ表示ができても、表示された機能の中から所望の機能を探しづらい等の問題があった。
かかる欠点を解消するために、従来装置の中には、表示部を複数の画面に切換え可能にし、ある画面には所定の機能を表示し、次の画面には別の機能を表示するといった表示の仕方がされているものがある。
【0005】
しかしながら、かかる表示は、画面とそこに表示される機能とが固定された関係にあるため、ユーザが使いたい機能の入っている画面を探しづらいという課題があった。
本発明は、使いたい機能を容易に探すことができる、使い勝手の良い画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】
(1)本発明の画像形成装置は、画像形成動作のために必要に応じて設定可能な複数の機能を表示するための表示部と、複数の機能のそれぞれについて、画像形成動作に際して実行された回数をカウントする機能実行カウント手段とを備え、前記表示部は、少なくとも第1画面と第2画面とに表示を切換え可能であり、前記機能実行カウント手段がカウントした各機能のカウント数に基づいて使用頻度が高い機能を前記第1画面に表示させ、前記前記第1画面に選択されなかった機能を前記第2画面等他の画面に表示させる表示制御手段を有し、前記表示制御手段は、前記機能実行カウント手段がカウントしたカウント数が所定の最低カウント値を越えていることを条件として、使用頻度が高い機能を前記第1画面に表示させ、前記第1画面に選択されなかった機能を前記第2画面以降に表示させるものである(請求項1)。
この発明は、[発明の実施の形態]の第2の実施形態にかかるものである。
この構成では、最低カウント値を越えている機能が第1画面に表示され、第1画面に表示されなかった機能が第2画面等、他の画面に表示される。よって、ユーザは、自分のよく使う機能が第1画面に表示されるから、使用頻度の高い機能を常に第1画面に表示させることができる。よって、機能設定がしやすく使い易い画像形成装置とすることができる。
カウント数が所定の最低カウント値を越えていることを条件としたのは、画像形成装置の購入当初などカウント値が小さい場合、画面上で機能が表示される位置が頻繁に入れ替わり、かえって操作しにくいということがあり得るからである。
【0010】
よく使う機能は、使用する環境によって様々に変化し得る。すなわち、ある環境でよく使用する機能が、他の環境でよく使用されるとは限らない。
そこで、本発明では、画像形成装置が使用される環境において、どのような機能が何回使われたかがカウントされ、このカウント結果に基づいて、使用頻度が高い機能を自動的に第1画面に表示させることができる。すなわち、本発明の画像形成装置は学習機能を持つので、使用環境によらず、使用頻度が高い機能は第1画面に表示されるようになる。したがって、様々な使用環境で、機能を設定しやすい、使い勝手の良い画像形成装置とすることができる。
【0011】
前記複数の機能は、予め定められた使用頻度の高い複数の基本機能と、それ以外の機能とに区分されており、前記機能実行カウント手段は、基本機能が実行された回数をカウントするものであってもよい。第1画面に表示され得る機能の種類を、基本機能に限定すれば、第1画面に表示される機能が様々に変わることによる混乱を防ぐことができる。一般に、ユーザは画像形成装置を長く使う間に、表示部のどの画面にどの機能が配置されて表示されるかを覚えるので、必ずしも使用頻度により画面に表示される機能を変更することが、操作性を向上させるとは限らない。第1画面に表示される得る機能の種類に、このような制限を設けることにより、画像形成装置の操作性が向上することがある。
【0013】
前記機能実行カウント手段は、前記表示制御手段が使用頻度が高い機能を前記第1画面に表示させた後、カウント値をリセットしてもよい。リセットされなければ、カウンタの値が単調に増大してゆき、最新の使用履歴を反映した機能の並べ替えが起こり難くなるからである。
前記機能実行カウント手段は、直近の所定回数又は直近の所定時間内におけるカウント数を、前記所定の最低カウント値と比較するものであってもよい。これによっても、最新の使用履歴を反映した機能を前記第1画面に表示させることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
1.第1の実施形態
図1は、本発明に係る画像形成装置が備える操作パネル1及びその周辺を示すブロック図である。
操作パネル1は、表示画面2および複数の入力キー3a,3bなどを含んでいる。表示画面2は、いわゆるタッチパネル方式の液晶表示器であり、表示画面2に表示されたキーやボタンを手で触れることにより、情報を入力することができる。
【0018】
本画像形成装置は、コピー、プリンタ、スキャナ、およびファックスの機能を併せ持つものであり、入力キー3aによりそれらの機能を切り換えることができる。
表示画面2は、第1画面〜第3画面を切り換えて表示可能なものであり、条件設定する種々の機能は、第1画面〜第3画面の少なくともいずれかに割り付けられて表示される。
【0019】
入力キー3a,3bや表示画面2に表示されたキーやボタンによる入力信号は、操作制御部5により処理される。表示制御部4は、メモリ11,12,13の内容を参照しながら、表示画面2の表示内容を制御する。表示制御部4と操作制御部5とは接続されており、必要に応じて互いに信号のやりとりができるようになっている。
表示制御部4及び操作制御部5の各機能は、画像形成装置内に搭載されたマイクロコンピュータが所定のプログラムを実行することにより、実現されるものである。
【0020】
図2は、本画像形成装置が有する機能と、条件設定時にその機能が表示される画面との関係を記憶したメモリの構成を示す図である。以下では、本画像形成装置が有する機能のうち、コピー関係の機能に絞って示している。
表示制御部4は、表示画面2の第1画面〜第3画面に対応して、第1画面用メモリ11、第2画面用メモリ12、および機能リストメモリ(第3画面用メモリ)13を持っている。第1画面用メモリ11には、第1画面に表示すべき機能が記憶されている。図2には、「縮小/拡大」、「ソート」、および「両面/分割」の3つが例示されている。これら3つの機能はユーザが選択したものである。ユーザは、これらの内容を書き換えることも可能である。
【0021】
同様に、第2画面用メモリ12には、第2画面に表示すべき機能が、記憶されている。図2には、「濃度設定」、「原稿の画質」、および「原稿サイズ選択」の3つが例示されている。
これらの内容の書き換えは、図3に示す画面においてすることができる。図3の画面では、メモリ11に記憶される機能は基本画面71にて選ばれ、メモリ12に記憶される機能は基本画面72にて選ばれる。書き換え操作は次のようにして行う。
【0022】
ユーザは、上下ボタン75,76に触れて登録機能ウィンドウ74の1つの機能を選ぶ。ユーザが選ばれた機能の順位を変更したければ、1つ前へポタン77又は1つ後ろへボタン78に触れる。これにより、選ばれた機能の順位を任意に変えることができる。
登録機能ウィンドウ74の第一順位の機能(図3では拡大/縮小)は、基本画面71の第1の位置に置かれ、登録機能ウィンドウ74の第ニ順位の機能(図3ではソート)は、基本画面71の第2の位置に置かれる。また登録機能ウィンドウ74の第六順位の機能(図3では原稿サイズ選択)は、第2画面72の第6の位置に置かれる。
【0023】
基本画面71に置かれた機能1〜3は、第1画面用のメモリ11に記憶される機能に対応し、第2画面72に置かれた機能4〜6は、第2画面用のメモリ12に記憶される機能に対応する(図2参照)。
前記の6つの機能は基本機能と呼ばれ、使用頻度が高いと予想される機能として、全ての機能の中から予め選定されているものである。
機能リストメモリ(第3画面用メモリ)13には、全ての機能が記憶されている。機能リストメモリ(第3画面用メモリ)13は、内容がこれらに固定されている。
【0024】
図4は、第1画面(基本画面)の内容を示す図である。
表示画面2の下部には、画面を切り換えるための複数のタブ21が配置されている。これらを触れることにより、第1画面(基本画面)、第2画面(ユーザ機能画面)、第3画面(機能リスト画面)、およびそれ以外の画面(プログラム画面)を切り換えることができるようになっている。
第1画面は、左約5分の2が用紙選択画面22となっている。右約5分の3は、横方向に3つの領域に分割されており、左から右に向かって3つの条件設定画面表示領域23a,23b,23cとなっている。
【0025】
基本機能の中から、「縮小/拡大」、「ソート」、および「両面/分割」の表示態様が選ばれて、それぞれ図4の条件設定画面表示領域23a,23b,23cに表示されている。
「縮小/拡大」の条件設定画面(条件設定画面表示領域23a)には上から、現在の倍率を表示する倍率表示領域24、倍率の設定を自動で行うための自動倍率選択ボタン25、所定倍率で複写を行うための倍率直接指定ボタン26、および縮小/拡大の設定を行う画面にジャンプするためのジャンプボタン27が配置されている。
【0026】
「ソート」の条件設定画面(条件設定画面表示領域23b)には上から、ソート/ノンソートの現在の設定を視覚的に表している絵表示28、ソートして排紙を行うためのソート選択ボタン29、ノンソートで排紙を行うためのノンソート選択ボタン30、および複写後の用紙に後処理を施す場合の条件設定画面にジャンプするためのジャンプボタン31が配置されている。
「両面/分割」の条件設定画面(条件設定画面表示領域23c)には上から、片面→片面、片面→両面選択などの現在の設定を視覚的に表している絵表示32、原稿の片面を用紙の片面に複写するための片面→片面設定ボタン33、原稿の片面を用紙の両面に複写するための片面→両面設定ボタン34、および両面/分割に関する条件設定画面にジャンプするためのジャンプボタン35が配置されている。
【0027】
選択ボタン25,26,29,30,33,34は、これらを触れることにより、その機能や設定を有効にすることができる。また、有効になっている機能や設定に対応する選択ボタン26,29,33は、文字が反転表示されており(図では便宜的に反転表示に斜線を付して示す。以下、同様。)、現在の設定値を視覚的に確認できるようになっている。
図5は、ユーザが選択しなかった基本機能を割り付けた第2画面(ユーザ機能画面)の内容を示す図である。ここでは、基本機能として、ユーザが選択しなかった「濃度設定」、「原稿の画質」、および「原稿サイズ選択」が割り付けられている。
【0028】
画面の左上の領域に、第1画面に選ばれなかった3つの基本機能に関する条件設定画面へのジャンプボタン41,42,43と、その機能の内容を視覚的に表す絵表示44,45,46とが配置されている。各機能のジャンプボタン41,42,43を触れることにより、その機能に関する条件設定画面へジャンプし条件を設定することができる。
この第2画面に割り付けられる基本機能は、第1画面に割り付けられなかったものが自動的に割り付けられるため、ユーザは自分で第2画面に割り付ける必要はない。
【0029】
以上は、第2画面に条件設定画面へのジャンプボタンを割り付けた例であるが、図6に示すように、選択ボタンをあわせて表示させてもよい。その場合、画面には選択ボタンが表示されるので、画面の切換えをせずに基本的な設定を行うことができる。
図6は、上述の6つの基本機能の表示態様を一覧にして示す図である。
図7は、図5の画面にさらに他の機能を割り付けた、第2画面(ユーザ機能画面)の変更内容を示す図である。
【0030】
他の機能とは、予め定められた6つの基本機能に含まれない機能である。「他の機能」は、画面の広さにより適当な個数(本実施形態では7つまで)を割り付けることができる。
この第2画面において、基本機能に関するジャンプボタン41〜43や絵表示44〜46が配置されていない領域に、その他の機能に関するジャンプボタン47〜53および絵表示54〜60が配置されている。
【0031】
これらの機能は、「その他の機能」の中からユーザが任意のものを選んで割り付けることができる。図8は、全ての機能の中から「その他の機能」を選ぶ選び方を説明するための図である。図8の画面で、選ばれた7つの機能は、第2画面72で順位7から13まで割り付けられている。登録候補ウィンドウ83は、メモリ13に格納された他の全ての機能を示している。これら7つの機能の選択操作は、次のようにして行う。
【0032】
ユーザは、登録機能ウィンドウ74の中から1つの機能を選び、登録候補ウィンドウ83の中から1つの機能を選ぶ。移動ボタン80に触れると、ウィンドウ83の中で選ばれた機能とウィンドウ74の中で選ばれた機能とが入れ替わる。
この操作によって、任意の機能を登録機能ウィンドウ74の中に選ぶことができる。選ばれた機能は、第2画面72の7番目から13番目の位置を占める。ここで選ばれている機能は、「集約」、「ページ印字」、「フォーム合成」、「とじしろ/画像移動」、「枠消し」、「週刊誌とじ」、および「製本」の7つである。これらのジャンプボタン47〜53を触れることにより、それぞれの機能の条件設定画面へとジャンプすることができる。
【0033】
図9,図10は、第3画面(機能リスト画面)の内容を示す図である。
第3画面は、2つのページを含んでいる。これらのページには、各機能の条件設定画面へジャンプするためのジャンプボタンが縦4つ×横4つに配置して表示できるようになっている。本画像形成装置は、20の機能を有している。第3画面の最初のページ(図9)に、最初の16の機能のジャンプボタン58が表示され、2ページ目(図10)には、残りの4つの機能のジャンプボタン59が表示されるようになっている。これらのジャンプボタン58,59を触れることにより、それぞれの機能の条件設定画面へジャンプし条件を設定することができる。いずれのページにも、画面の右側に、表示するページを変更するためのページ変更キー60が配置されている。
【0034】
以上のように、本発明の画像形成装置においては、一般によく使う機能である基本機能を、ユーザの好みに応じて第1画面と第2画面に割り付けて表示することが可能である。さらに、第2画面には基本機能以外の機能を割り付けることが可能である。
したがって、最もよく使う機能を第1画面に表示させ、かつ第1画面の中で主要な設定を行うことができる。次によく使う機能は、第2画面にまとめて表示させることができる。比較的使用頻度が低い機能は、第3画面から探して使用することが可能である。
【0035】
このように、本発明の画像形成装置は、画像形成動作のために必要に応じて設定する機能がわかりやすく表示され、表示内容はユーザの好みにより変更可能であるので、使い勝手や操作性がよい。
2.第2の実施形態
本発明の第2の実施形態を説明する。この第2の実施形態においては、表示画面2が、第1画面〜第3画面を持つことは、第1の実施形態と同様である。
【0036】
図11は、第2の実施形態に係る画像形成装置が備える操作パネル1及びその周辺を示すブロック図である。
図1のブロック図と異なるところは、操作制御部5から機能実行カウント値が表示制御部4に入力されるようになっており、この表示制御部4において、後述するアルゴリズムに従って演算処理され、その演算結果に応じて、第1画面、第2画面の表示内容が可変となることである。
【0037】
図12は、画像形成装置の表示画面2の表示内容(すなわち第1画面用メモリ11、第2画面用メモリ12の記憶内容)を変更するためのフローチャートである。このアルゴリズムでは、「濃度設定」の配置を第2画面用メモリ12から第1画面用メモリ11に変更する場合を例示しているが、第2画面に表示されている他の機能に関しても同様に変更できる。
表示画面2が第2画面に切換えられる(ステップS1)と、第2画面に表示されている3つの機能(図5参照)のいずれかが選択されるまで入力待ちとなる(ステップS2)。ここで第2画面に関する操作をせず、画面を第1画面に切換えるなどの割り込み処理を行うことも可能であり、この場合、フローは中断する。
【0038】
ステップS2でYESの場合、「濃度設定」の設定値(濃度)が変更になるまで待つ(ステップS3)。ここで、第2画面に表示されている他の機能に関する設定値の変更を行うなどの割り込み処理を行うことも可能であり、この場合、フローは中断する。濃度の設定値が変更になり複写が実行されると(ステップS3のYES)、濃度変更カウンタAを1つカウントアップする(ステップS4)。すなわち、AにA+1を代入する。これにより、濃度の変更が行われて複写が実行された回数がカウントされる。
【0039】
図12には示していないが、同様に適当なタイミングで、第2画面に表示されている他の機能や、第1画面に表示されている機能に関して、設定値の変更が行われて複写が実行された場合も、それぞれの機能に関するカウンタ(複数)がカウントアップされる。
カウンタは、6つの基本機能に関してのみ設けられている。
続いて、「濃度設定」のカウント値Aの値が、第1画面に表示されている3つの機能のカウント値より大きいか否かの判定が行われる(ステップS5)。判定は、予め定められた規則に基づいて行われる。たとえば、第1画面に表示されている3つの機能の中で、最もカウント値が大きいものと比べる、2番目にカウント値が大きいものと比べる、または最もカウント値が小さいものと比べるなどであり、目的に合った方法を選ぶことができる。
【0040】
なお、このステップS5の判定は、カウント値Aが所定の最低カウント値(たとえば100)を越えているときにのみ行うようにすることも可能である。画像形成装置の購入当初などカウント値が小さい場合、画面上で機能が表示される位置が頻繁に入れ替わり、かえって操作しにくいということがあり得るからである。
「濃度設定」のカウント値Aが、第1画面に表示されているいずれかの機能のカウント値より大きい場合は、第1画面および第2画面に表示する機能が入れ替えられる(ステップS6)。「濃度設定」の機能は、第1画面の条件設定画面表示領域23a,23b,23cのうち適当な位置に割り付けられる。同時に、それまで第1画面に表示されていた機能の中で最もカウント値が小さい機能が、第2画面の適当な位置に割り付けられる。これらの配置の変更は、図2に示す第1画面用メモリおよび第2画面用メモリの内容を書き替えることで達成される。
【0041】
最後に、すべての機能についてのカウンタをリセットする(ステップS7)。リセットされなければ、カウンタの値が単調に増大してゆき、最新の使用履歴を反映した機能の並べ替えが起こり難くなるからである。リセットをしない場合、同じ目的のために、直近の所定回数(たとえば100回)分、または直近の所定時間(たとえば1ヶ月)内のカウンタのカウント値を使って、並べ替えの判定(ステップS5)を行うようにしてもよい。
【0042】
このような表示画面2の表示内容の制御方法により、よく使う機能は自動的に第1画面に表示されるようになる。したがって、よく使う機能が変わった場合でも、ユーザは自分で使い勝手がよいように表示内容を変更する必要はない。
また、第1画面と第2画面とに表示されうる機能は、基本機能の6つに制限されているため、表示される機能の配置が変更された直後でも、設定を行いたい機能を探し出すのは容易である。
【0043】
「濃度設定」の機能が、第1画面に割り付けられることにより、第1画面における「濃度設定」の表示態様は図6の左上に示すものになる。すなわち、上から、現在の濃度を表示する濃度表示領域64、濃度の設定を手動で行うための濃度設定ボタン65、トナーを節約するためのECOボタン66、および「濃度」の詳細な設定を行う画面にジャンプするためのジャンプボタン67が配置されたものとなる。
3.第3の実施形態
本発明の第3の実施形態を説明する。この第3の実施形態においては、表示画面2が、第1画面〜第3画面を持つことは、第1,第2の実施形態と同様である。
【0044】
この第3の実施形態によれば、特定の機能の特定の設定項目に対して設定値直接指定ボタンに割り付けられている設定値が、もっとも回数多く指定された設定値に変更される。
以下、「設定値」として、「縮小/拡大」機能の倍率を例にとって説明する。図13は、第3の実施形態に係る画像形成装置が備える操作パネル1及びその周辺を示すブロック図である。
【0045】
図1のブロック図と異なるところは、設定値制御部7が設けられており、操作制御部5から設定値指定カウント数が設定値制御部7に入力されるようになっており、この設定値制御部7において、後述するアルゴリズムに従って演算処理され、その演算結果に応じて、設定値直接指定ボタンに割り付けられる設定値が可変となることである。
図14は、画像形成装置の表示画面1に表示される倍率直接指定ボタン26に割り付けられた倍率の設定値を変更するためのフローチャートである。
【0046】
「縮小/拡大」の設定ボタン(たとえば詳細な設定画面へのジャンプボタン27など)がONにされる(ステップT1)。
ここで、指定されている倍率が自動倍率か固定倍率かを調べ(ステップT2)、自動倍率が指定された場合は、以下の処理を行わない。
デフォルトで設定されている固定倍率で複写がスタートになるか、又は固定倍率キーで設定された固定倍率で複写がスタートされると(ステップT2のYES)、複写時の当該倍率指定回数がカウントアップされる(ステップT3)。これにより、たとえば今までに倍率70%が何回指定されたか、倍率90%が何回指定されたかがカウントされる。
【0047】
次に、カウントアップされた倍率のカウント値が、倍率直接指定ボタン26に割り付けられている倍率のカウント値より大きいか否かが判定される(ステップT4)。ここで、カウントアップされた倍率と、倍率直接指定ボタンに割り付けられている倍率とは異なるものであるとする。この判定は、カウント値が所定の最低カウント値(たとえば100)を越えているときにのみ行うようにすることも可能である。画像形成装置の購入当初などカウント値が小さい場合、倍率直接指定ボタン26に割り付けられる倍率の設定値が頻繁に入れ替わり、かえって操作しにくいということがあり得るからである。
【0048】
カウントアップされた倍率のカウント値の方が大きければ、倍率接指定ボタン26に、そのカウント値の大きな倍率が割り付けられる(ステップT5)。そして、すべての設定値についてのカウンタがリセットされる。リセットされなければ、カウンタの値が単調に増大してゆき、最新の使用履歴を反映した設定値の入れ替えが起こり難くなるからである。リセットをしない場合、同じ目的のために、直近の所定回数(たとえば100回)分、または直近の所定時間(たとえば1ヶ月)内のカウンタのカウント値を使って、設定値変更の判定(ステップT4)を行うようにしてもよい。
【0049】
ステップT4で、直前にカウントアップされた倍率のカウント値の方が大きくなければ(ステップT4のNO)、処理は終了する。
すべての機能について、このような倍率直接指定ボタン26のような機能を持つ「設定値直接指定ボタン」があり得るわけではないが、本発明の第3の実施形態によれば、設定値直接指定ボタンを有する機能については、よく使う設定値を画面を切り替えずに直接指定することができる。
【0050】
以上で、本発明の実施の形態を説明したが、本発明の実施は、前記の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変更をほどこすことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置が備える操作パネル周辺を示すブロック図である。
【図2】本画像形成装置が有する機能と、条件設定時にその機能が表示される画面との関係を記憶したメモリの構成を示す図である。
【図3】第1、第2画面に表示される機能を選択するための画面図である。
【図4】ユーザによって選択された基本機能を割り付けた第1画面の内容を示す図である。
【図5】ユーザによって選択されなかった基本機能を割り付けた第2画面の内容を示す図である。
【図6】6つの基本機能の表示態様を示す図である。
【図7】図5の画面にさらに他の機能を追加して割り付けた第2画面の内容を示す図である。
【図8】第2画面に表示される「他の機能」を選択するための画面図である。
【図9】第3画面(第1ページ)の内容を示す図である。
【図10】第3画面(第2ページ)の内容を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置が備える操作パネル周辺を示すブロック図である。
【図12】表示画面2の表示内容を制御するためのフローチャートである。
【図13】本発明の第3の実施形態に係る画像形成装置が備える操作パネル周辺を示すブロック図である。
【図14】表示画面2の表示される倍率直接指定ボタン26に割り付けられた倍率の設定値を制御するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1 操作パネル
2 表示画面
3a,3b 入力キー
4 表示制御部
5 操作制御部
11,12,13 メモリ
Claims (4)
- 画像形成動作のために必要に応じて設定可能な複数の機能を表示するための表示部と、
前記複数の機能のそれぞれについて、画像形成動作実行に際して実行された回数をカウントする機能実行カウント手段とを備え、
前記表示部は、少なくとも第1画面と第2画面とに表示を切換え可能であり、
前記機能実行カウント手段がカウントした各機能のカウント数に基づいて使用頻度が高い機能を前記第1画面に表示させ、前記第1画面に選択されなかった機能を前記第2画面以降に表示させる表示制御手段を有し、
前記表示制御手段は、前記機能実行カウント手段がカウントしたカウント数が所定の最低カウント値を越えていることを条件として、使用頻度が高い機能を前記第1画面に表示させ、前記第1画面に選択されなかった機能を前記第2画面以降に表示させることを特徴とする画像形成装置。 - 前記複数の機能は、予め定められた使用頻度の高い複数の基本機能と、それ以外の機能とに区分されており、
前記機能実行カウント手段は、基本機能が実行された回数をカウントするものであることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。 - 機能実行カウント手段は、前記表示制御手段が使用頻度が高い機能を前記第1画面に表示させた後、カウント値をリセットするものである請求項1記載又は請求項2の画像形成装置。
- 機能実行カウント手段は、直近の所定回数又は直近の所定時間内におけるカウント数を、前記所定の最低カウント値と比較するものである請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
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