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JP3696760B2 - 線状体固定具 - Google Patents

線状体固定具 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ホース、ワイヤーハーネスなどの線状体を、例えば自動車の車体などの所定箇所に固定するための線状体固定具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のエンジンルーム内に配設されるホース、ワイヤーハーネス等を車体の所定箇所に固定するために、車体の当該箇所に予め取付けられたブラケットにクリップを差込み固定し、このクリップにホース、ワイヤーハーネス等を保持させることが行われている。
【0003】
例えば実開平6−73576号には、ブラケットをクリップのガイド部に挿入し、ブラケットに設けられた係合孔にクリップの係合爪を係合させてクリップをブラケットに固定し、このクリップに設けたクランプ部にワイヤーハーネスを保持させるようにした差込みクリップが開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来の固定具は、クリップをブラケットに差込んで固定することは容易であるが、係合爪がブラケットの係合孔に係合してしまうと、その取り外しが困難であるため、例えばメンテナンス作業などにおいて、ワイヤーハーネスを取外す必要があるとき、クランプ部からワイヤーハーネスを外さなければならないので、容易かつ迅速に外すことができないという問題があった。また、クランプ部に対してワイヤーハーネスを繰り返し着脱すると、ワイヤーハーネスを損傷してしまう虞れがあった。
【0005】
したがって、本発明の目的は、ホース、ワイヤーハーネスなどの線状体を車体などの所定箇所に固定するに際して、相互の脱着を容易に行うことができるようにした線状体固定具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1は、ホース、ワイヤーハーネスなどの線状体を保持して所定箇所に固定する線状体固定具において、前記線状体を固定すべき箇所に取付けられるブラケットと、前記線状体を保持して前記ブラケットに着脱可能に連結されるクリップとを備え、前記ブラケットは、その先端部に前記クリップを係合させるための係合孔を有しており、前記クリップは、前記線状体を保持するホルダ部と、前記ブラケットの先端部を受け入れるガイド溝と、このガイド溝に前記ブラケットを挿入したときに前記係合孔に係合する係合片とを有しており、前記係合片は、前記係合孔に弾性的に係合する係合突部と、この係合を解除するための操作突起とを有しており、前記ブラケットには、その先端縁から前記係合孔に至る切込み部が形成され、前記クリップの前記ガイド溝に前記ブラケットを挿入するとき、前記操作突起が前記切込み部に挿入されるように構成されていることを特徴とする線状体固定具を提供するものである。
【0007】
上記第1の発明によれば、ブラケットを所定箇所に予め取付けておき、このブラケットの先端部をクリップのガイド溝に挿入させると、クリップの係合片に形成された係合突部がブラケットの係合孔に係合して両者が固定される。そして、クリップのホルダ部に線状体を保持させることにより、線状体を固定することができる。なお、線状体を予めクリップのホルダ部に保持させた状態でクリップをブラケットに取付けることもできる。
【0008】
そして、メンテナンス等において線状体を取外す必要があるときは、線状体をクリップに保持させたまま、クリップの操作突起を操作することにより、係合片の係合突部をブラケットの係合孔から外して、クリップをブラケットから抜き出すことができるので、線状体の取外し操作をワンタッチで行うことができる。また、メンテナンスが終了したら、再びクリップをブラケットに差込んで固定することができる。
また、係合突部を係合孔に係合させる際に操作突起が切込み部に挿入されることにより、操作突起と係合突部との間に距離を設ける必要がなくなるので、クリップをコンパクト化することができる。
【0009】
本発明の第2は、前記第1の発明において、前記係合片は、片持ち梁状部材で構成され、前記操作突起は、前記係合片の自由端に設けられている線状体固定具を提供するものである。
【0010】
上記第2の発明によれば、操作突起を操作するとき、小さな力で係合片をたわませることができるので、係合片の係合突部とブラケットの係合孔との係合を容易に解除して、クリップを取外すことができる。
【0013】
本発明の第3は、前記第1又は第2の発明において、前記クリップの前記ガイド溝に前記ブラケットを挿入して、前記係合片の前記係合突部を前記係合孔に係合させたとき、前記操作突起が前記切込み部に位置するように構成されている線状体固定具を提供するものである。
【0014】
上記第3の発明によれば、係合片の係合突部をブラケットの係合孔に係合した状態で、操作突起が切込み部に位置するため、クリップが幅方向に動こうとしたとき、操作突起が切込み部の内側壁に当たって動きを阻止するため、クリップのガタツキを防止することができる。また、クリップをブラケットから抜き出すときに、操作突起が切込み部の内端に引っ掛かる虞れもなくなる。
【0015】
本発明の第4は、前記第1〜第3の発明のいずれか1つにおいて、前記切込み部が前記ブラケットの幅方向中心に対して偏心した位置に形成され、それに合わせて前記操作突起が前記クリップの前記ブラケット受け入れ部の幅方向中心に対して偏心した位置に形成されている線状体固定具を提供するものである。
【0016】
上記第4の発明によれば、固定すべき箇所に予め取付けられたブラケットに対して、クリップを所定の向きで差込んだときに、操作突起が切込み部に入るようになるため、クリップの所定の面が常に所定の方向に向くように取付けることができ、差込方向を誤ることによって線状体が固定できなくなる、あるいは予定した箇所からずれた位置に線状体が固定されてしまうという不都合を解消することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
図1〜3は、本発明による線状体固定具の一実施形態を示すものである。図1はクリップをブラケットから取外した状態の斜視図、図2はクリップをブラケットに取付けた状態の側断面図、図3はクリップをブラケットから取外した状態の側断面図である。
【0018】
図1に示すように、クリップ1は、例えば合成樹脂の射出成形品等で形成されており、ホース、ワイヤーハーネス等の線状体を保持するためのホルダ部10を有する。このホルダ部10は、円筒状の壁部の一部を軸方向に沿って切欠いた開口部10aを有し、開口部10aの端縁を外方に広げて線状体を導入しやすくしている。すなわち、線状体は、その固定すべき部分を開口部10aから押し込まれ、ホルダ部10に弾性挟持されて保持されるようになっている。
【0019】
ホルダ部10の外周の一部には、軸方向に沿って固定部11の一端が連接されている。固定部11は、ホルダ部10に対して外方に延出され、その突出端部にブラケット2の挿入口14が形成されている。また、固定部11は、底壁15aと、この底壁15aの両側から立ち上がる両側壁15bと、両側壁15bの上端から内側に折れ曲がる突出し部15cと、突出し部15cの間に形成された開口面16とを有し、全体として上面及び端面が開放された箱型をなしている。
【0020】
そして、底壁15aの両側縁部と、両側壁15bと、突出し部15cとによって、ブラケット2の先端部を受け入れるガイド溝17が形成されている。ブラケット2は、その両側縁を上記ガイド溝17に導入されて、上記挿入口14から挿入されるようになっている。したがって、ブラケット2は、図1の矢印A,B方向には移動できるが、ガイド溝17に保持されるため、図1の上下方向には移動できないようになっている。
【0021】
一方、固定部11の底壁15aの中央部には、前記挿入口14側に固定端を有する片持ち梁状の係合片12が打ち抜き状に形成されており、該係合片12には係合突部19及び操作突起13が設けられている。図1及び図2に示すように、前記係合突部19は、係合片12の自由端に向かうにつれて前記開口面16に向かって突出する傾斜面19aと、この傾斜面19aの頂部からほぼ垂直に落下する段部18とを有している。
【0022】
また、係合片12の自由端の幅方向中間には、傾斜面19a及び段部18に亘る位置で板状に突設された操作突起13が設けられている。操作突起13は、前記開口面16を通して前記底壁15aに対して略垂直方向に突出し、指等を引っ掛けて押動等の操作がしやすくされている。
【0023】
ブラケット2は、金属等の板状部材で形成され、図示しない基端部は、自動車の車体などの所定の場所にボルト等で固着され、先端部に前記クリップ1が取付けられる。この先端部には、端縁から所定距離の位置に矩形の係合孔21が形成されている。更に、ブラケット2の先端部の幅方向中央には、前記端縁から前記係合孔21に達する切込み部22が形成されている。
【0024】
次に、この線状体固定具の使用方法を説明する。
まず、ブラケット2の基端部を図示しない車体等の所定箇所にボルト等で固定しておく。そして、ブラケット2の両側縁をガイド溝17に嵌合させながら、ブラケット2の先端部をクリップ1の挿入口14から図1の矢印A方向に向けて挿入する。このとき、ブラケット2の両側縁が前記ガイド溝17に挟持され、ブラケット2は、挿入方向に摺動自在で、挿入方向に直交する方向には固定された状態となる。
【0025】
挿入を続けると、やがて、ブラケット2の先端縁が傾斜面19aに当接する。このとき、ブラケット2は挿入方向に直交する方向には固定されているため、前記ブラケット2の先端縁に押されて、片持ち支持された係合片12は下方にたわむ。そして、係合片12の係合突部19がブラケット2の係合孔21の内縁部23を乗り越えると、係合片12の弾性によってたわみが戻り、前記段部18が上記内縁部23に係合して、ブラケット2はクリップ1に対して抜け止めされる。このとき、係合片12の操作突起13は、係合孔21に連通する切込み部22を通して移動し、上記係合状態では、切込み部22内に位置されるので、クリップ1のガタツキ防止に寄与する。こうして、前記クリップ1の前記ブラケット2への取付けが達成される。
【0026】
次に、ホースやワイヤーハーネス等の線状体の固定しようとする箇所を、クリップ1のホルダ部10内に開口部10aを通して挿入し、線状体をホルダ部10内に弾性保持させる。これによって、線状体をクリップ1及びブラケット2を介して、車体等の所定の箇所に固定することができる。なお、クリップ1のホルダ部10内に線状体を予め保持させておき、その状態でクリップ1をブラケット2に差込んで固定することもできる。
【0027】
また、車両などのメンテナンス等の際に、ホースやワイヤーハーネスなどの線状体を取外す必要がある場合には、線状体をクリップ1のホルダ部10内に保持させたまま、操作突起13に指をかけて図2の矢印C方向に引くと、図3に示すように、片持ち支持された係合片12が再びたわみ、係合突部19が係合孔21から抜け出て、段部18と係合孔21との係合が解除され、ブラケット2を矢印B方向に抜き出すことができる。このように、ワンタッチの操作で線状体を取外すことができる。更に、メンテナンス終了後は、前述したようにクリップ1を再びブラケット2に差込むことにより、ワンタッチで線状体を固定することができる。したがって、線状体の着脱操作を容易にかつ迅速に行うことができ、それによって線状体を損傷する虞れもなくなる。
【0028】
図4は、本発明による線状体固定具の他の実施形態を示す、クリップをブラケットに取付けた状態の側断面図である。なお、以下の実施形態の説明においては、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付して、その説明を省略又は簡略化することにする。
【0029】
この実施形態では、ブラケット2の先端部に係合孔21が形成されているが、前述した切込み部は設けられていない。すなわち、係合孔21は先端縁に向けた開放部のない周縁を完全に囲まれた孔となっている。そして、クリップ3の係合片12は、ホルダ部10の周壁から固定部11の底壁15aに対して平行に延出され、ホルダ部10の周壁との連結部を支点にして図4の想像線で示すようにたわむことが可能とされている。また、係合片12の下面には、固定部11の底壁15a方向に向けて突出し、ブラケット2の上記係合孔21に係合する係合突部19が形成され、係合片12の上面には、上記係合突部19と反対方向に、かつ、係合片12に対してほぼ垂直に突出する操作突起13が形成されている。なお、ブラケット2を挿入するガイド溝は、固定部11の底壁15aと、図示しない両側壁と、上壁15dとで構成される枠状の挿入部で構成されている。また、上記係合片12は、平面的に見ると、上壁15dをコ字状に切欠いて、片持ち梁状にした形状をなしている。
【0030】
この実施形態によれば、ブラケット2の先端部を固定部11の挿入口14から枠状の挿入部に挿入すると、係合片12の係合突部19がブラケット2の上面に圧接されて、係合片12が上方にたわんだ後、係合突部19が係合孔21に嵌り込むと弾性的に復帰してたわみが戻り、係合突部19の段部18が係合孔21の内縁23に係合してブラケット2の抜け止めがなされる。したがって、クリップ3をブラケット2に固定し、図示しない線状体をホルダ部10に保持させて固定することができる。
【0031】
また、クリップ3をブラケット2から外して線状体を外すときは、操作突起13に指をかけて矢印D方向に引いて、係合片12を図中想像線で示すようにたわませればよい。これによって、係合突部19が係合孔21から外れ、ブラケット2を引き抜くことができる。
【0032】
この実施形態では、操作突起13を係合突部19と反対の面に形成したことにより、ブラケット2に切込み部を設ける必要がないので、ブラケット2の加工が容易になると共に、ブラケット2の強度が低下することを防止できる。
【0033】
図5は、本発明による線状体固定具の更に他の実施形態を示す、クリップをブラケットに取付けた状態の側断面図である。
【0034】
この線状体固定具は、図1〜3に示した実施形態と基本的には同じ構造をなし、異なる点は、ブラケット2の係合孔21に先端縁に至る切込み部が設けられていない点と、係合片12の操作突起13が係合片12の自由端に形成され、係合突部19が係合片12の中間部に形成されていることである。すなわち、クリップ4の係合片12は、固定部11の底壁15aに打ち抜き状に形成された片持ち梁状をなし、その操作突起13は、係合片12の自由端からほぼ垂直に立設されていて、この操作突起13を図中矢印C方向に引くことにより、係合片12が図中想像線で示すようにたわむようになっている。また、係合突部19は、操作突起13より基端側に離れて係合片12の長さ方向中間部に形成されており、係合突部19がブラケット2の係合孔21が嵌合した状態で、操作突起13はブラケット2に干渉しない位置にある。なお、ブラケット2を受け入れるガイド溝等の構造は、図1〜3に示した実施形態と同じである。
【0035】
この線状体固定具では、操作突起13をブラケット2に干渉しない位置に設けたことにより、ブラケット2の係合孔21からブラケット2の先端縁に至る切込み部を設ける必要がないため、図4の実施形態と同様に、ブラケット2の加工が容易になると共に、ブラケット2の強度が低下することを防止できる。
【0036】
図6は、本発明による線状体固定具の更に他の実施形態を示す、クリップをブラケットから取り外した状態の平面図である。
【0037】
この線状体固定具も、前記図1〜3に示した実施形態とほぼ同様な構造をなしている。ただ異なる点は、ブラケット2の係合孔21からブラケット2の先端縁に至る切込み部22が、ブラケット2の幅方向中間よりいずれかの側辺に向けて偏心して形成されていること、及びそれに合わせてクリップ1の操作突起13も、係合片12の幅方向中間よりいずれかの側辺に向けて偏心して形成されていることである。
【0038】
すなわち、操作突起13は、ブラケット2を挿入口14からガイド溝に挿入したとき、クリップ1の表裏をある方向に向けたときにのみ、ブラケット2の切込み部22に挿入できるようになっている。この結果、クリップ1のブラケット2に対する組み付け方向が定まり、クリップ1の表裏を逆さにしては固定できないことになる。したがって、クリップ1の表裏をブラケット2に対して特定の方向に向けた状態でしか固定できず、クリップ1の組み付けミスを防止できる。このため、ホルダ部10が固定部11に対して種々の角度で連結されている場合でも、ホルダ部10を予定された位置に必ず配置させることができ、クリップ1の取付けミスによって線状体を固定できなくなる、あるいは線状体の固定位置がずれてしまうなどの不都合を回避することができる。
【0039】
なお、上述したように、本発明において、ホルダ部10は、固定部11に対して種々の角度、位置で連結することができ、例えば固定部11の底面15aにホルダ部10の周面の一部が接するように連結してもよい。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の線状体固定具によれば、ブラケットにクリップを差込むだけでクリップをブラケットに固定でき、このクリップのホルダ部に線状体を保持させることにより線状体を容易かつ迅速に固定することができる。また、車両などのメンテナンスなどの際に線状体を外す必要がある場合には、クリップの操作突起を操作することにより、線状体を保持したままクリップをブラケットからワンタッチで取り外すことができ、メンテナンスが終了したときには再び上記のように簡単にブラケットに固定することができる。したがって、線状体の着脱操作を容易にかつ迅速に行うことができ、線状体をホルダ部から着脱する必要がないので、線状体を損傷する虞れもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による線状体固定具の一実施形態を示す、クリップをブラケットから取り外した状態の斜視図である。
【図2】同線状体固定具のクリップをブラケットに取付けた状態の側断面図である。
【図3】同線状体固定具のクリップをブラケットから取り外した状態の側断面図である。
【図4】本発明による線状体固定具の他の実施形態を示す、クリップをブラケットに取付けた状態の側断面図である。
【図5】本発明による線状体固定具の更に他の実施形態を示す、クリップをブラケットに取付けた状態の側断面図である。
【図6】本発明による線状体固定具の更に他の実施形態を示す、クリップをブラケットから取り外した状態の平面図である。
【符号の説明】
1、3,4 クリップ
2 ブラケット
10 ホルダ部
10a 開口部
11 固定部
12 係合片
13 操作突起
14 挿入口
16 開口面
17 ガイド溝
18 段部
19 係合突部
21 係合孔
22 切込み部
23 内縁部

Claims (4)

  1. ホース、ワイヤーハーネスなどの線状体を保持して所定箇所に固定する線状体固定具において、
    前記線状体を固定すべき箇所に取付けられるブラケットと、前記線状体を保持して前記ブラケットに着脱可能に連結されるクリップとを備え、
    前記ブラケットは、その先端部に前記クリップを係合させるための係合孔を有しており、
    前記クリップは、前記線状体を保持するホルダ部と、前記ブラケットの先端部を受け入れるガイド溝と、このガイド溝に前記ブラケットを挿入したときに前記係合孔に係合する係合片とを有しており、
    前記係合片は、前記係合孔に弾性的に係合する係合突部と、この係合を解除するための操作突起とを有しており、
    前記ブラケットには、その先端縁から前記係合孔に至る切込み部が形成され、前記クリップの前記ガイド溝に前記ブラケットを挿入するとき、前記操作突起が前記切込み部に挿入されるように構成されていることを特徴とする線状体固定具。
  2. 前記係合片は、片持ち梁状部材で構成され、前記操作突起は、前記係合片の自由端に設けられている請求項1記載の線状体固定具。
  3. 前記クリップの前記ガイド溝に前記ブラケットを挿入して、前記係合片の前記係合突部を前記係合孔に係合させたとき、前記操作突起が前記切込み部に位置するように構成されている請求項1又は2記載の線状体固定具。
  4. 前記切込み部が前記ブラケットの幅方向中心に対して偏心した位置に形成され、それに合わせて前記操作突起が前記クリップの前記ブラケット受け入れ部の幅方向中心に対して偏心した位置に形成されている請求項1〜3のいずれか1つに記載の線状体固定具。
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