JP3690665B2 - 電気機器、コンピュータ装置、および電力供給方法 - Google Patents
電気機器、コンピュータ装置、および電力供給方法 Download PDFInfo
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ACアダプタ等の電力供給源と充電の後に放電する電池とを接続可能に構成された電気機器等に係り、より詳しくは、ACアダプタ等の電力供給源と電池との両電源から電力を供給することのできる電気機器等に関する。
【0002】
【従来の技術】
ノート型パーソナルコンピュータ(ノートPC)に代表される情報端末機器や、PDA(Personal Digital Assistant)等のパーソナル機器、各種携帯型オーディオ機器、ビデオカメラ等の各種電気機器では、例えばACアダプタからの電力供給等、商用電源から直接電力を供給する場合の他、充放電を繰り返しながら何度も使用できる電池(蓄電池、2次電池、バッテリ)からの電力供給が行われている。この電池としては、比較的容量も大きく価格も安いニッケル水素電池(NiMH電池)やニッケルカドミウム電池(ニッカド電池)が採用されている。また、ニッケルカドミウム電池に比べて単位重量あたりのエネルギ密度の高いリチウムイオン電池、液体の電解質を利用せずに固体のポリマーを用いるリチウムポリマー電池などが存在する。
【0003】
図7は、ノートPCにおける従来の典型的な回路構成を示した図である。商用電源に接続されて電力を供給するACアダプタ501と、充電の後に放電されて電力を供給する電池502とが本体側に接続され、この本体側では、サブ回路#1〜サブ回路#5が、各電源から直接、またはDC/DCコンバータ505やDC/DCコンバータ506を介して接続されている。このとき、エンベデッドコントローラ503がCTRL1信号を制御して、ACアダプタ501の駆動と電池502の駆動とが選択的に実行される。即ち、CTRL1信号をオンすると、スイッチ(SW1)がオンされ、ACアダプタ501が本体側と接続される。このとき、電池502の電圧に比べてACアダプタ501の電圧の方が高いことから、ACアダプタ501から本体側に対して電力が供給される。一方、CTRL1信号がオープン(オフ)になると、ACアダプタ501が接続された状態であっても電池502から電力が供給される。このように従来方式の回路構成では、ACアダプタ501駆動と電池502駆動との2つの動作モードだけを備えており、これらの動作モードが選択的に実行されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
一方、近年、例えば、クーラー使用による電力が急増する真夏の午後等、電力需要の極端に大きい時間帯にピーク電力の削減を行うための「ピークシフト」の必要性が叫ばれている。このピーク電力に対応するためには、電力会社も設備投資を余儀なくされ、できるだけ電力の負荷を平準化することが望まれている。ここで「ピークシフト」の策として、例えば、電力需要の大きい時間帯(例えば13時から16時までの3時間)に、ACアダプタ501を用いた商用電源からの電力供給を停止し、電池502からの電力供給だけで電気機器を動作させるように構成すれば、電力需要の極端に大きい時間帯におけるピーク電力を削減することが可能となる。
【0005】
しかしながら、例えばノートPCを使用する顧客の使用状況を観察すると、1時間程度で電池502の容量を使い果たしてしまう場合がある。かかる場合に、電池502を使い果たした後には、ACアダプタ501から電力を供給することになるので、ピーク電力の削減効果が出るのは13時から14時までの1時間だけとなる。
【0006】
このように電力削減効果が希望する時間帯まで持続できない場合に、例えば、本体側のCPUの動作速度を落とすことや、液晶ディスプレイ(LCD)の輝度を下げるなどのパワーマネージメント機能を働かせる方法も考えられる。しかし、CPUの動作速度を落とすことやLCDの輝度を下げることは、顧客の用途によっては適さない場合が多い。また、従来のパワーマネージメント機能では電力を十分に下げることができないことから、電池502の持続時間を十分に長く延ばすことができないという問題点がある。
【0007】
本発明は、以上のような技術的課題を解決するためになされたものであって、商用電源に接続される電力供給源と電池との消費電力を最適化することを主たる目的とする。
また他の目的は、各電力源からの消費電力の最適化により、環境問題や電力問題に配慮した電気機器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
かかる目的のもと、本発明が適用される電気機器は、電力を消費する本体と、商用電源からこの本体に対して電力を供給する電力供給源と、充電および放電を行って本体に対して電力を供給する電池とを備え、本体を構成する複数のサブシステムの中から、所定のサブシステムについては電力供給源を駆動電源とし、同時に他のサブシステムについては電池を駆動電源とすることを特徴としている。
【0009】
また、本発明が適用される電気機器は、本体を構成する複数のサブシステムと、この複数のサブシステムに対して電力供給源からの電力供給または電池からの電力供給を切り換えるスイッチング手段と、複数のサブシステム中から所定のサブシステムについては電力供給源から電力を供給し、他のサブシステムについては電池から電力を供給するようにスイッチング手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0010】
ここで、この制御手段は、所定の期間における電池の持続状態を検出し、検出された持続状態に基づいて、所定の時刻に達した時点で複数のサブシステムに対して電池から電力を供給するようにスイッチング手段を切り換え、電力供給源から電力を供給すべきサブシステムを持続状態に応じて段階的に決定することを特徴とすれば、例えば電池の容量と電力の消費状態とに応じて、ピーク電力の削減を実行できる点で好ましい。
【0011】
一方、本発明が適用されるコンピュータ装置は、電力の供給を受けるシステム本体と、このシステム本体に接続可能に構成され、商用電源からシステム本体に電力を供給するACアダプタと、このシステム本体に接続可能に構成され、充電の後に放電を行ってシステム本体に電力を供給する電池と、ACアダプタと電池とがシステム本体に接続される状態にて、所定の条件に基づいてACアダプタからの電力供給を抑制するためのコントローラとを備えたことを特徴としている。この電力供給の抑制は、ACアダプタと電池との両者から電力を供給される状態にて、ACアダプタからの電力供給を減らすように実行される。
【0012】
また、他の観点から把えると、本発明が適用されるコンピュータ装置は、システム本体を構成する所定のサブシステムに対し、商用電源からの電力供給を抑制するピーク電力削減時間帯における動作モードを設定する設定手段と、この設定手段による設定に基づいて、ピーク電力削減時間帯におけるサブシステムへの電力供給を制御する制御手段とを備えたことを特徴としている。
【0013】
ここで、この設定手段は、ピーク電力削減時間帯にサブシステムの1つであるCPUに対し、電池から電力を供給する第1の動作モード、または電力供給源および電池から電力を供給する第2の動作モードの何れかを設定することを特徴とすれば、例えばユーザが希望する動作モードに応じてCPUの動作を制御できる点で優れている。更に、この設定手段は、CPUに対して低速モードで動作させるか否かを設定することを特徴とすれば、ピーク電力削減時間帯に電池の持続状態を適切に制御することができる点で好ましい。
【0014】
また、本発明は、商用電源に接続される電力供給源と充放電を行う電池とが本体に接続された状態にて、この本体に対して電力の供給を行うための電力供給方法であって、本体を構成する所定のサブシステムについて電力供給源から電力を供給し、所定のサブシステムについて電力供給源から電力を供給している間、本体を構成する他のサブシステムについて電池から電力を供給することを特徴としている。
【0015】
更に本発明が適用される電力供給方法は、商用電源に対するピーク電力削減のための時刻に達したか否かを判断し、このピーク電力削減のための時刻に達した場合に、本体を構成する所定のサブシステムについては電池から電力を供給し、本体を構成する他のサブシステムについては電力供給源から電力を供給することを特徴としている。
【0016】
ここで、このピーク電力削減の停止時刻まで電池の容量が持続するか否かを判断し、持続しないと判断される場合には、電力供給源から電力が供給されるサブシステムの数を増やすことを特徴とすれば、ピーク電力削減の停止時刻まで電池の容量を使い果たしてしまう問題に対応可能である。ここで、電力供給源から電力が供給されるサブシステムの数を増やすこととは、例えば、最初はLCDのインバータに対して電力供給源から電力を供給し、その後、必要に応じてCPUに対して電力供給源から電力を供給する等である。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいて本発明を詳細に説明する。
図1は、本実施の形態が適用される電気機器であるコンピュータシステム10のハードウェア構成を示した図である。このコンピュータシステム10を備えるコンピュータ装置は、例えば、OADG(Open Architecture Developer's Group)仕様に準拠して、所定のOSを搭載したノートブックPC(ノートブック型パーソナルコンピュータ)として構成されている。
【0018】
図1に示すコンピュータシステム10において、CPU11は、コンピュータシステム10全体の頭脳として機能し、OSの制御下でユーティリティプログラムの他、各種プログラムを実行している。CPU11は、システムバスであるFSB(Front Side Bus)12、高速のI/O装置用バスとしてのPCI(Peripheral Component Interconnect)バス20、低速のI/O装置用バスとしてのISA(Industry Standard Architecture)バス40という3段階のバスを介して、各構成要素と相互接続されている。このCPU11は、キャッシュメモリにプログラム・コードやデータを蓄えることで、処理の高速化を図っている。近年では、CPU11の内部に1次キャッシュとして128Kバイト程度のSRAMを集積させているが、容量の不足を補うために、専用バスであるBSB(Back Side Bus)13を介して、512K〜2Mバイト程度の2次キャッシュ14を置いている。尚、BSB13を省略し、FSB12に2次キャッシュ14を接続して端子数の多いパッケージを避けることで、コストを低く抑えることも可能である。
【0019】
FSB12とPCIバス20は、メモリ/PCIチップと呼ばれるCPUブリッジ(ホスト−PCIブリッジ)15によって連絡されている。このCPUブリッジ15は、メインメモリ16へのアクセス動作を制御するためのメモリコントローラ機能や、FSB12とPCIバス20との間のデータ転送速度の差を吸収するためのデータバッファ等を含んだ構成となっている。メインメモリ16は、CPU11の実行プログラムの読み込み領域として、あるいは実行プログラムの処理データを書き込む作業領域として利用される書き込み可能メモリである。例えば、複数個のDRAMチップで構成され、例えば64MBを標準装備し、320MBまで増設することが可能である。この実行プログラムには、OSや周辺機器類をハードウェア操作するための各種ドライバ、特定業務に向けられたアプリケーションプログラム、後述するフラッシュROM44に格納されたBIOS(Basic Input/Output System:基本入出力システム)等のファームウェアが含まれる。
【0020】
ビデオサブシステム17は、ビデオに関連する機能を実現するためのサブシステムであり、ビデオコントローラを含んでいる。このビデオコントローラは、CPU11からの描画命令を処理し、処理した描画情報をビデオメモリに書き込むと共に、ビデオメモリからこの描画情報を読み出して、液晶ディスプレイ(LCD)18に描画データとして出力している。
【0021】
PCIバス20は、比較的高速なデータ転送が可能なバスであり、データバス幅を32ビットまたは64ビット、最大動作周波数を33MHz、66MHz、最大データ転送速度を132MB/秒、528MB/秒とする仕様によって規格化されている。このPCIバス20には、I/Oブリッジ21、カードバスコントローラ22、オーディオサブシステム25、ドッキングステーションインターフェース(Dock I/F)26、miniPCIコネクタ27が夫々接続されている。
【0022】
カードバスコントローラ22は、PCIバス20のバスシグナルをカードバススロット23のインターフェースコネクタ(カードバス)に直結させるための専用コントローラであり、このカードバススロット23には、PCカード24を装填することが可能である。ドッキングステーションインターフェース26は、コンピュータシステム10の機能拡張装置であるドッキングステーション(図示せず)を接続するためのハードウェアである。ドッキングステーションにノートPCがセットされると、ドッキングステーションの内部バスに接続された各種のハードウェア要素が、ドッキングステーションインターフェース26を介してPCIバス20に接続される。また、miniPCIコネクタ27には、ミニPCI(miniPCI)カード28が接続される。
【0023】
I/Oブリッジ21は、PCIバス20とISAバス40とのブリッジ機能を備えている。また、DMAコントローラ機能、プログラマブル割り込みコントローラ(PIC)機能、プログラマブル・インターバル・タイマ(PIT)機能、IDE(Integrated Device Electronics)インターフェース機能、USB(Universal Serial Bus)機能、SMB(System Management Bus)インターフェース機能を備えると共に、リアルタイムクロック(RTC)を内蔵している。
【0024】
DMAコントローラ機能は、FDD等の周辺機器とメインメモリ16との間のデータ転送をCPU11の介在なしに実行するための機能である。PIC機能は、周辺機器からの割り込み要求(IRQ)に応答して、所定のプログラム(割り込みハンドラ)を実行させる機能である。PIT機能は、タイマ信号を所定周期で発生させる機能である。また、IDEインターフェース機能によって実現されるインターフェースは、IDEハードディスクドライブ(HDD)31が接続される他、CD−ROMドライブ32がATAPI(AT Attachment Packet Interface)接続される。このCD−ROMドライブ32の代わりに、DVD(Digital Versatile Disc)ドライブのような、他のタイプのIDE装置が接続されても構わない。HDD31やCD−ROMドライブ32等の外部記憶装置は、例えば、ノートPC本体内の「メディアベイ」または「デバイスベイ」と呼ばれる収納場所に格納される。これらの標準装備された外部記憶装置は、FDDや電池パックのような他の機器類と交換可能かつ排他的に取り付けられる場合もある。
【0025】
また、I/Oブリッジ21にはUSBポートが設けられており、このUSBポートは、例えばノートPC本体の壁面等に設けられたUSBコネクタ30と接続されている。更に、I/Oブリッジ21には、SMバスを介してEEPROM33が接続されている。このEEPROM33は、ユーザによって登録されたパスワードやスーパーバイザーパスワード、製品シリアル番号等の情報を保持するためのメモリであり、不揮発性で記憶内容を電気的に書き換え可能とされている。
【0026】
更にまた、I/Oブリッジ21は、電源回路50に接続されている。電源回路50は、例えばAC100Vの商用電源に接続されてAC/DC変換を行うACアダプタ51、充放電を繰り返して使用されるニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池等からなるバッテリ(2次電池)としての電池52、コンピュータシステム10で使用される+15V、+5V、+3.3V等の直流定電圧を生成するDC/DCコンバータ(DC/DC)55等の回路を備えている。この電池52は、内部にCPUを備えていない所謂ダム電池の他、内部にCPUを備え、例えばSBS(Smart Battery System)に準拠してエンベデッドコントローラ41(後述)と通信を行うインテリジェント電池である場合もある。本実施の形態では、電池52は、例えばバッテリパックとして、ノートPCのシステム本体に取り付け/取り外しが可能となるように構成されている。
【0027】
一方、I/Oブリッジ21を構成するコアチップの内部には、コンピュータシステム10の電源状態を管理するための内部レジスタと、この内部レジスタの操作を含むコンピュータシステム10の電源状態の管理を行うロジック(ステートマシン)が設けられている。このロジックは、電源回路50との間で各種の信号を送受し、この信号の送受により、電源回路50からコンピュータシステム10への実際の給電状態を認識する。電源回路50は、このロジックからの指示に応じて、コンピュータシステム10への電力供給を制御している。
【0028】
ISAバス40は、PCIバス20よりもデータ転送速度が低いバスである(例えば、バス幅16ビット、最大データ転送速度4MB/秒)。このISAバス40には、ゲートアレイロジック42に接続されたエンベデッドコントローラ41、CMOS43、フラッシュROM44、SuperI/Oコントローラ45が接続されている。更に、キーボード/マウスコントローラのような比較的低速で動作する周辺機器類を接続するためにも用いられる。このSuperI/Oコントローラ45にはI/Oポート46が接続されており、FDDの駆動やパラレルポートを介したパラレルデータの入出力(PIO)、シリアルポートを介したシリアルデータの入出力(SIO)を制御している。
【0029】
エンベデッドコントローラ41は、図示しないキーボードのコントロールを行うと共に、電源回路50に接続されて、内蔵されたパワー・マネージメント・コントローラ(PMC:Power Management Controller)によってゲートアレイロジック42と共に電源管理機能の一部を担っている。
【0030】
ここで、本実施の形態が適用されるコンピュータシステム10は、「ピークシフト機能(ピーク電力削減機能)」に対応することができる。これは、例えば真夏の午後(例えば13時〜16時)等、極端に電力需要が増す時間帯に、商用電源からの電力使用を抑制するものである。かかる目的のもと、例えば、ユーザによる設定やシステム内部のプログラム等によって、極端に電力需要が増す上記時間帯について、時間を定めて商用電源からの電源供給ラインを用いた電力供給(ACアダプタ51からの電力供給)を停止し、電池52からの電力供給に切り換えることが可能である。
【0031】
尚、電力供給源であるACアダプタ51は、例えばノートPC等の電気機器では、本体システムであるコンピュータシステム10を内蔵する機器の外部に設けられるのが一般的であるが、電気機器の筐体内部に設けられる場合もある。本体システムとしては、例えばケーブルのコネクタを挿脱着可能なACインレットやDCインレットが設けられる構成が考えられる。このACインレットやDCインレットは、例えばACアダプタ51が外部にある場合にはACアダプタ51に接続されたケーブルから出るコネクタを挿脱着可能に構成され、例えばACアダプタ51が本体システムの内部にある場合には、商用電源から直接接続されるコネクタを挿脱着可能に構成される。また、電池52は、電池パックとして本体システムに対して取り外しが自由であるものの他、電気機器の筐体内部に設けられ、取り外しが可能となるように構成されている場合もある。
【0032】
次に、本実施の形態が適用される電源供給回路について説明する。
図2は、本実施の形態が適用される電源供給回路の回路構成を示した図である。ここでは、本体システムを構成する各サブシステムとして、サブ回路(Sub-Circuit)#1〜サブ回路#10が示され、また、電池52からの放電電流を測定する電流測定回路61を備えている。サブ回路#1〜サブ回路#10は、ACアダプタ51または電池52に直接接続されて電源が供給される場合の他、DC/DCコンバータ55(55−1〜55−4)を経由して電源が供給される。図2に示す例では、サブ回路#1およびサブ回路#6がACアダプタ51または電池52に直接接続されている。また、サブ回路#2とサブ回路#3がDC/DCコンバータ55−1を介して、サブ回路#4とサブ回路#5がDC/DCコンバータ55−2を介して、サブ回路#7とサブ回路#8がDC/DCコンバータ55−3を介して、サブ回路#9とサブ回路#10がDC/DCコンバータ55−4を介して、ACアダプタ51または電池52に接続される。
【0033】
尚、サブ回路#6〜サブ回路#10である5つのサブシステムは、電力供給の際の事情によって、段階的にACアダプタ51または電池52から電力を供給することが可能である。また、エンベデッドコントローラ41が自ら備えるまたは他に設けられたメモリには、後述するピーク電力削減時間の情報が格納されており、エンベデッドコントローラ41が自ら備える、または他に備えられた時計に基づいて、各制御が実行される。
【0034】
この図2に示す回路において、電池52の電圧よりも電力供給源であるACアダプタ51の電圧の方が高いと仮定する。エンベデッドコントローラ41によりスイッチ(SW1)をオンすると、サブ回路#1〜サブ回路#5に電力を供給するのは、電圧の高いACアダプタ51であり、スイッチ(SW1)がオフのときは電池52から電力が供給される。エンベデッドコントローラ41によりスイッチ(SW2)をオンすると、サブ回路#6にACアダプタ51から電力が供給され、スイッチ(SW2)がオフのときは電池52から電力が供給される。同様に、エンベデッドコントローラ41によりスイッチ(SW3)をオンすると、サブ回路#7、サブ回路#8にACアダプタ51から電力が供給され、スイッチ(SW3)がオフのときは電池52から電力が供給される。また、エンベデッドコントローラ41によりスイッチ(SW4)をオンすると、サブ回路#9、サブ回路#10にACアダプタ51から電力が供給され、スイッチ(SW4)がオフのときは電池52から電力が供給される。
【0035】
ここで、例えば真夏の午後等、極端に電力需要が増す時間帯であるピーク電力削減時間帯は、電池52からできるだけ電力を供給し、電力供給源であるACアダプタ51からの電力供給を抑制し、ACアダプタ51からの電力供給を極力小さくしたい。そこで、まず始めは電池52だけでシステムに電力を供給し、電流測定回路61によって測定される電池52の放電電流の値から、ピーク電力削減停止時刻まで電池52が持続するか否かを計算する。この電池52の持続の計算は、把握される電池52の容量と、ユーザの使用態様の予測とから計算できる。この電池52の容量は、例えば、電池52に対する充電電流値から算出することが可能である。
【0036】
計算の結果、電池52が持続しない場合には、サブ回路#6のスイッチ(SW2)をオンし、このサブ回路#6にACアダプタ51から電力を供給するようにする。この結果、電池52の放電電流が小さくなり、電池52の持続時間が長くなる。かかる状態でも電池52が持続しない場合には、更にサブ回路#7およびサブ回路#8のスイッチ(SW3)をオンし、サブ回路#7およびサブ回路#8にACアダプタ51から電力を供給する。以下、この処理を繰り返すことにより、電池52がピーク電力削減停止時刻まで持続するように各スイッチ(SW2〜SW4)を設定することができ、この期間の商用電力の使用を最小限にすることができる。
【0037】
図3は、図2に示す回路を用いた本実施の形態における処理を示すフローチャートである。図3に示す処理を説明すると、まず、例えば13時から16時までのピーク電力削減時間が設定されている場合に、ピーク電力削減開始時刻(13時)であるか否かが判断され(ステップ101)、この時刻に達するまで待機する。ピーク電力削減開始時刻に達した場合に、エンベデッドコントローラ41は、SW1〜SW4のスイッチをオフ(OFF)し(ステップ102)、ACアダプタ51からの電力供給を停止した後、電流測定回路61によって電池52の放電電流を測定する(ステップ103)。次に、電池52の残容量と測定された放電電流値とから電池52の持続時間を算出する(ステップ104)。この算出により、停止時刻(例えば16時)まで電池52が持続するか否かが判断され(ステップ105)、持続する場合にはピーク電力削減停止時刻(例えば16時)か否かが判断され(ステップ106)、停止時刻に達していない場合には、ステップ103からの処理を実行する。停止時刻に達している場合には、処理を終了する。
【0038】
ステップ105にて、停止時刻まで電池52が持続しないと判断される場合には、エンベデッドコントローラ41は、スイッチ(SW2)をオン(ON)する(ステップ111)。即ち、サブ回路#6については、ACアダプタ51からの電力供給を受ける。この状態にて、電流測定回路61によって電池52の放電電流を測定し(ステップ112)、電池52の残容量と測定された放電電流値とから電池52の持続時間を算出する(ステップ113)。この算出により、停止時刻まで電池52が持続するか否かが判断され(ステップ114)、持続する場合にはピーク電力削減停止時刻か否かが判断され(ステップ115)、停止時刻に達していない場合には、ステップ112からの処理が実行される。停止時刻に達している場合には、処理が終了される。
【0039】
ステップ114にて、停止時刻まで電池52が持続しないと判断される場合には、エンベデッドコントローラ41は、スイッチ(SW2)のオンに加え、スイッチ(SW3)をオンする(ステップ121)。この状態にて、スイッチ(SW1)およびスイッチ(SW4)はOFFであり、サブ回路#6〜サブ回路#8についてはACアダプタ51から電力の供給を受ける。このとき、電流測定回路61によって電池52の放電電流を測定し(ステップ122)、電池52の残容量と測定された放電電流値とから電池52の持続時間を算出する(ステップ123)。この算出により、停止時刻まで電池52が持続するか否かが判断され(ステップ124)、持続する場合にはピーク電力削減停止時刻か否かが判断され(ステップ125)、停止時刻に達していない場合には、ステップ122からの処理が実行される。停止時刻に達している場合には、処理が終了される。
【0040】
同様に、ステップ124にて、停止時刻まで電池52が持続しないと判断される場合には、エンベデッドコントローラ41は、スイッチ(SW1)を残し、他のスイッチ(SW2〜SW4)を全てオンする(ステップ131)。この結果、サブ回路#6〜サブ回路#10に対してACアダプタ51から電力が供給されることになる。この状態にて、電流測定回路61によって電池52の放電電流を測定し(ステップ132)、電池52の残容量と測定された放電電流値とから電池52の持続時間を算出する(ステップ133)。この算出により、停止時刻まで電池52が持続するか否かが判断され(ステップ134)、持続する場合にはピーク電力削減停止時刻か否かが判断され(ステップ135)、停止時刻に達していない場合には、ステップ132からの処理が実行される。停止時刻に達している場合には、処理が終了される。ステップ134にて、停止時刻まで電池52が持続しないと判断された場合には、ピーク電力削減のための動作を止めて、全てのスイッチ(SW1〜SW4)をオンし(ステップ136)、ACアダプタ51から全てのサブ回路(#1〜#10)に対して電力を供給するように構成して、処理を終了する。
【0041】
このように本実施の形態では、例えば設定したピーク電力削減開始時刻(13時)になると、ACアダプタ51駆動から電池52駆動に移行する。このとき、電池52の残容量と電池52の電力供給値とから残り動作時間が算出される。残り動作時間がピーク電力削減停止時刻(16時)に満たない場合、サブ回路#6だけはACアダプタ51から電力の供給を受けるといった「第1のデュアルモード」に移行する。この「第1のデュアルモード」にて電池52の残容量と電力供給値とから残り動作時間が算出され、ピーク電力削減停止時刻まで電池52が持続するか否かが調べられる。電池52が持続しない場合には、例えばサブ回路#7およびサブ回路#8もACアダプタ51から電力の供給を受けるといった「第2のデュアルモード」に移行する。以下、第3、第4…と移行することが可能である。このような操作を繰り返すことによって、電池52をピーク電力削減停止時刻まで持続させることが可能となる。
【0042】
次に、図2および図3を用いて説明した実施の形態をノートPCに適用するときの具体例について説明する。
図4は、本実施の形態に対してノートPCのサブシステムを例に挙げて説明するための図である。図4に示す例では、+5Vを供給するDC/DCコンバータ55−5には、サブシステムであるHDD31およびCD−ROMドライブ32が接続されている。また、+3.3Vを供給するDC/DCコンバータ55−6には、サブシステムであるメモリ(Memory)34、PCカード24、チップセットその他35が接続されている。一方、デュアルモードとして動作するLCD18のインバータ36は、ACアダプタ51からの電力供給をスイッチ(SW2)によって切り換えられる。また、デュアルモードとして動作するCPU11は、DC/DCコンバータ55−7から+1.3Vが供給され、このDC/DCコンバータ55−7に対するACアダプタ51からの電力供給は、スイッチ(SW3)にて切り換えられる。このスイッチ(SW2)およびスイッチ(SW3)は、エンベデッドコントローラ41によって制御される。
【0043】
図4に示す回路構成では、インバータ36およびCPU11の電力源を選択可能とし、図6に示すように、ユーザによるピーク電力削減モードの設定を行うことが可能である。この図6は、ユーザによる動作モード設定が可能なモード設定画面を示した図であり、設定できるインバータ36およびCPU11に対し、複数のピーク電力削減モードからユーザが希望する動作モードを選定することができる。図6に示す例では、ピーク電力削減時間帯において、インバータ36として「電池駆動またはACアダプタ駆動」を設定し、CPU11として「電池駆動またはACアダプタ駆動、低速モード有り」が設定された状態を示している。
【0044】
次に、図4の回路構成において、図6の設定がなされた場合の処理を説明する。
図5は、ノートPCに本実施の形態を適用した場合の処理を示すフローチャートである。まず、例えば13時から16時までのピーク電力削減時間帯が設定されている場合に、ピーク電力削減開始時刻(13時)であるか否かが判断され(ステップ201)、この時刻に達するまで待機する。ピーク電力削減開始時刻に達した場合に、エンベデッドコントローラ41は、スイッチ(SW1〜SW3)をオフ(OFF)し、CPU11を通常スピードとする(ステップ202)。尚、ここで用いられるCPU11は、モードコントロールを可能としており、例えば通常モードと低速モード(ローパワーモード(Low Power Mode))で動作させることが可能である。CPU11の動作スピードを遅くする方法としては、例えば、米インテル社のSpeedStep技術(プロセッサの動作周波数と動作電圧を低くする)や、スロットリング技術(プロセッサを定期的にオン/オフ動作させることにより、擬似的に動作周波数を落とす方法)がある。CPU11を低速モードで動作させることで、例えば、CPU11のクロックが通常850MHzに対して750MHzに、CPU11の電圧を通常1.6Vに対して例えば1.35V程度に下げることができる。
【0045】
ステップ202によってACアダプタ51からの電力供給を停止した後、電流測定回路61によって電池52の放電電流を測定する(ステップ203)。次に、電池52の残容量と測定された放電電流値とから電池52の持続時間を算出する(ステップ204)。この算出により、停止時刻(例えば16時)まで電池52が持続するか否かが判断され(ステップ205)、持続する場合にはピーク電力削減停止時刻(例えば16時)か否かが判断され(ステップ206)、停止時刻に達していない場合には、ステップ203からの処理を実行する。停止時刻に達している場合には、処理を終了する。
【0046】
ステップ205にて、停止時刻まで電池52が持続しないと判断される場合には、エンベデッドコントローラ41は、スイッチ(SW2)をオン(ON)し(ステップ211)、インバータ36については、電池52から電力を供給するのではなく、ACアダプタ51から電力を供給する。即ち、図6に示す設定画面にて、ユーザがインバータ36およびCPU11について電力源を選択可能としていることから、ここでは、インバータ36について電力源を電力供給源であるACアダプタ51に変更し、電池52の消費電力を削減する。この状態にて、電流測定回路61によって電池52の放電電流を測定し(ステップ212)、電池52の残容量と測定された放電電流値とから電池52の持続時間を算出する(ステップ213)。この算出により、停止時刻まで電池52が持続するか否かが判断され(ステップ214)、持続する場合にはピーク電力削減停止時刻か否かが判断され(ステップ215)、停止時刻に達していない場合には、ステップ212からの処理が実行される。停止時刻に達している場合には、処理が終了される。
【0047】
ステップ214にて、停止時刻まで電池52が持続しないと判断される場合には、エンベデッドコントローラ41は、スイッチ(SW2)のオンに加え、更にCPU11を低速モードとし(ステップ221)、電池52の消費電力を小さくする。そして再度、電流測定回路61によって電池52の放電電流を測定し(ステップ222)、電池52の残容量と測定された放電電流値とから電池52の持続時間を算出する(ステップ223)。この算出により、停止時刻まで電池52が持続するか否かが判断され(ステップ224)、持続する場合にはピーク電力削減停止時刻か否かが判断され(ステップ225)、停止時刻に達していない場合には、ステップ222からの処理が実行される。停止時刻に達している場合には、処理が終了される。
【0048】
更に、ステップ224にて、この状態でも停止時刻まで電池52が持続しないと判断される場合には、エンベデッドコントローラ41は、スイッチ(SW1)はオフのままで、スイッチ(SW2)およびスイッチ(SW3)をオンとし、CPU11を通常のスピードに戻す(ステップ231)。この結果、インバータ36およびCPU11に対してACアダプタ51から電力が供給されることとなる。この状態にて、電流測定回路61によって電池52の放電電流を測定し(ステップ232)、電池52の残容量と測定された放電電流値とから電池52の持続時間を算出する(ステップ233)。この算出により、停止時刻まで電池52が持続するか否かが判断され(ステップ234)、持続する場合にはピーク電力削減停止時刻か否かが判断される(ステップ235)。停止時刻に達していない場合には、ステップ232からの処理が実行され、停止時刻に達している場合には、処理が終了される。
【0049】
ステップ234にて、この状態でも停止時刻まで電池52が持続しないと判断された場合には、電池52の残容量が少ないためにピーク電力削減モードを実施することができない状態と判断し、ピーク電力削減のための動作を止めて、全てのスイッチ(SW1〜SW3)をオンし(ステップ236)、通常の動作に戻り、ACアダプタ51から全てのサブシステムに対して電力を供給するように構成して、処理を終了する。以上のフローにより、ピーク電力削減モードにおいてノートPC内部の各サブ回路を最適な電力源にて駆動させることができ、この期間における商用電力の使用を最小限にすることができる。
【0050】
次に、単に電池52駆動モードにしただけでは電池52が十分な時間持続しない場合に、電池52を3時間程度持続させるためのシナリオを、この図5に示すフローチャートをもとに説明する。まず、ここでは、電池52の容量を40Whとし、各サブシステムの典型的な電力を以下に示すものとする。
HDD31…0.8W、CD−ROMドライブ32…1.0W、
メモリ34…1.2W、PCカード24…2.0W、
チップセットその他35…4.0W、インバータ36…5W、
CPU11…6W(通常スピード)/2W(低速モード)
【0051】
図5のフローチャートで示したように、まず、ピーク電力削減開始時刻になると、全て電池52で動作させる。このとき、システムの全消費電力は20Wなので、2.0時間(=40Wh/20W)の動作時間と計算される。ここで、電池52を3時間持続させるために、まず、インバータ36の電力をACアダプタ51から供給するように切り換える。すると、電池52で消費する電力は15W(=20W−5W)となり、持続時間は2.7時間(=40Wh/15Wh)となる。まだ3時間に達しないので、次にCPU11を低速モードにする。この結果、電池52で消費する電力は、11W(=15W−4W)となり、持続時間は3.6時間(=40Wh/11W)となって3時間を超える。したがって、ピーク電力削減終了時刻になるまでこの状態で駆動し、終了時刻になったら元の動作状態に戻すことで、商用電源からの電力消費を抑えた状態にて、電池52を必要な時間、持続させることが可能となる。
【0052】
次に、動作状態を切り換えていくときのプライオリティに関して説明する。
本実施の形態では、顧客にできるだけ気がつかないような動作モードで、かつ電池52の駆動時間を延ばす(電池52の消費電力削減)効果の大きいモードにプライオリティを置いて動作モードを切り換えていく。ここでも図5に示す具体例で述べた各段階に基づいて説明する。
【0053】
まず第1段階では、インバータ36への電力供給を電池52からACアダプタ51の駆動に変更する。LCD18におけるパネルの輝度を同じに維持すれば、ユーザは動作状態が変わったことに全く気づかず、また、電池52の消費電力を5W削減することが可能である。
【0054】
次に、第2段階では、CPU11を低速モード(例えば、インテル社のSpeedStepをLow Powerモード)にする。このとき、ユーザは、ほとんどCPU11のパフォーマンスが落ちたことに気づかず、その一方で、電池52の消費電力は4W削減される。
【0055】
次の第3段階では、CPU11を電池52の駆動からACアダプタ51の駆動に切り換える。ここで、通常動作モード(例えば、インテル社のSpeedStepをHigh Performanceモード)のまま切り換えると、ユーザは動作状態が変わったことに全く気づかず、また、電池52の消費電力を2W削減することができる。以上のようなシナリオにて、図5に示す処理を実行することが可能である。
【0056】
次に、図5に示す処理とは異なり、デフォルトはACアダプタ51の駆動とし、徐々に電池52の駆動を増やしていくシナリオについて説明する。尚、各サブシステムの電力は、前述した値であるものとして説明する。
【0057】
まず始めは、全てACアダプタ51でシステムを駆動する。ピーク電力削減開始時刻(例えば13時)になると、第1段階として、インバータ36とCPU11以外の回路を電池52で駆動するようにする。即ち、エンベデッドコントローラ41は、スイッチ(SW1)をオフとし、スイッチ(SW2)およびスイッチ(SW3)をオンにする。このとき、電池52の駆動時間は、計算により4.4時間(=40Wh/9W)となり、充分に3時間以上、持続させることができる。
【0058】
次に、第2段階として、更にCPU11を電池52で駆動するようにする。即ち、エンベデッドコントローラ41は、スイッチ(SW1)およびスイッチ(SW3)をオフとし、スイッチ(SW2)をオンとする。このとき、電池52の駆動時間は、計算によって2.7時間(=40Wh/15W)となり、3時間未満になってしまう。
【0059】
そこで、第3段階として、CPU11を電池52からの駆動のまま、低速モードにする。即ち、エンベデッドコントローラ41によりスイッチ(SW1)およびスイッチ(SW3)がオフとなり、スイッチ(SW2)がオンになった状態にて、CPU11が低速モードとなる。このとき、電池52の駆動時間は、計算により3.6時間(=40W/11W)となり、3時間以上、持続させることができる。
【0060】
次に、第4段階として、更にインバータ36を電池52駆動とする。即ち、エンベデッドコントローラ41により全てのスイッチ(SW1、SW2、SW3)をオフとする。このとき、電池52の駆動時間は、計算により2.5時間(=40W/16W)となり、3時間未満になってしまう。
【0061】
そこで、第5段階では、上述の第4段階が3時間未満なので、第3段階の状態に戻す操作が行われる。即ち、エンベデッドコントローラ41によりスイッチ(SW1)およびスイッチ(SW3)をオフとし、スイッチ(SW2)をオンとする。ピーク電力削減終了時刻(例えば16時)になるまで、この第5段階の状態が維持され、ピーク電力削減終了時刻になったら、元の駆動状態に戻される。
【0062】
以上のような第1段階〜第5段階のステップを行うことにより、デフォルトはACアダプタ51駆動とした場合であっても、ピーク電力削減時間に合わせて電池52駆動を併用させ、結果として商用電力の使用を軽減することが可能となる。尚、図4に示す回路では、電流測定回路61を電池52の出力側に設け、電池52の放電電流を測定して必要な消費電力を求めていた。しかしながら、上述の第1段階〜第5段階のステップを行う際には、ACアダプタ51の出力側に電流測定回路61を設け、エンベデッドコントローラ41によりACアダプタ51から供給される電流値を測定して、必要な消費電力を求めるように構成することが好ましい。
【0063】
このように、本実施の形態では、電力供給モードである電池52の駆動、ACアダプタ51の駆動に加えて、電池52とACアダプタ51との両電源から電力を供給することのできるデュアルモードを設けた。このデュアルモードにおいては、例えばACアダプタ51からの供給を停止する停止時刻まで電池52が持続できるか否か等により、電気回路の各サブシステムに供給する電力源を選択可能としており、電力供給源であるACアダプタ51および電池52の消費電力を最適化することが可能である。
【0064】
尚、上述したシナリオは全て、その説明を簡略化するために、電池52をある一定時間(上述の例では3時間)以上、駆動できるような状態となったら、ピークシフト終了時刻(例えば16時)までこの状態を維持するように記述した。しかしながら、通常では、ユーザの使い方によって消費電力が変化することから、最初に3時間以上持続すると計算された場合であっても、実際の駆動時間は3時間未満になってしまう場合がある。かかる問題に対処するために、電池52の残容量と消費電力(または消費電流)との関係から、設定された終了時刻まで電池52が持続するか否かを定期的(例えば10分ごと)に計算し、持続しないようであれば、更に最適な駆動状態に遷移させることが好ましい。
【0065】
また、本実施の形態では、ピークシフト時間を例として、その間における商用電力からの消費を低減する場合を例に挙げて説明したが、この例に限らず、その他、任意の使用態様にて、本実施の形態におけるデュアルパワーモードを利用することができる。更に、上述の説明では、ACアダプタ51と電池52とから電力の供給を受けるノートPCを例に挙げて説明したが、この態様に限るものではなく、商用電源に接続される電力供給源と電池52との両者から電力の供給を受ける電気機器(電子機器)に広く適用できることは言うまでもない。
【0066】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、商用電源に接続される電力供給源と電池との消費電力を最適化することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態が適用される電気機器であるコンピュータシステムのハードウェア構成を示した図である。
【図2】 本実施の形態が適用される電源供給回路の回路構成を示した図である。
【図3】 図2に示す回路を用いた本実施の形態における処理を示すフローチャートである。
【図4】 本実施の形態に対してノートPCのサブシステムを例に挙げて説明するための図である。
【図5】 ノートPCに本実施の形態を適用した場合の処理を示すフローチャートである。
【図6】 ユーザによるモード設定が可能なモード設定画面を示した図である。
【図7】 ノートPCにおける従来の典型的な回路構成を示した図である。
【符号の説明】
10…コンピュータシステム、11…CPU、24…PCカード、31…IDEハードディスクドライブ(HDD)、32…CD−ROMドライブ、34…メモリ(Memory)、35…チップセットその他、36…インバータ、41…エンベデッドコントローラ、50…電源回路、51…ACアダプタ、52…電池、55…DC/DCコンバータ、61…電流測定回路
Claims (16)
- 電力を消費する本体と、
商用電源から前記本体に対して電力を供給する電力供給源と、
充電および放電を行って前記本体に対して電力を供給する電池とを備え、
前記本体を構成する複数のサブシステムの中から、所定のサブシステムについては前記電力供給源を駆動電源とし、同時に他のサブシステムについては前記電池を駆動電源とすることを特徴とすると共に、当該電池の持続状態を検出し、検出された当該持続状態に基づいて当該電力供給源から電力を供給すべきサブシステムを決定することを特徴とする電気機器。 - 前記電力供給源から前記複数のサブシステムに対する電力の供給をオン/オフする複数のスイッチを更に備えたことを特徴とする請求項1記載の電気機器。
- 前記電池から供給される電流を測定する電流測定回路を更に備え、
前記電流測定回路により測定される電流に基づいて、前記複数のスイッチをオン/オフすることを特徴とする請求項2記載の電気機器。 - 前記電力供給源からの電力の供給を制限するためのピーク電力削減時間の情報に基づいて、前記他のサブシステムについては前記電池を駆動電源とすることを特徴とする請求項1記載の電気機器。
- 商用電源に接続される電力供給源から電力の供給を受ける本体に対し、充電した後に放電して当該本体に対して電力を供給する電池が接続可能に構成された電気機器であって、
前記本体を構成する複数のサブシステムと、
前記複数のサブシステムに対して前記電力供給源からの電力供給または前記電池からの電力供給を切り換えるスイッチング手段と、
前記複数のサブシステム中から所定のサブシステムについては前記電力供給源から電力を供給し、他のサブシステムについては前記電池から電力を供給するように前記スイッチング手段を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、所定の期間における前記電池の持続状態を検出し、検出された当該持続状態に基づいて前記電力供給源から電力を供給すべきサブシステムを決定することを特徴とする電気機器。 - 前記制御手段は、前記電力供給源から電力を供給する前記所定のサブシステムと前記電池から電力を供給する前記他のサブシステムとの組み合わせが異なる第1のデュアルモードまたは第2のデュアルモードを、前記電池の持続時間に基づいて決定することを特徴とする請求項5記載の電気機器。
- 前記制御手段は、所定の時刻に達した時点で前記複数のサブシステムに対して前記電池から電力を供給するように前記スイッチング手段を切り換え、前記電力供給源から電力を供給すべきサブシステムを前記持続状態に応じて段階的に決定することを特徴とする請求項5記載の電気機器。
- 前記制御手段は、前記複数のサブシステムに対して前記電池から電力を供給するように前記スイッチング手段を切り換え、前記電池の放電電流を測定し、当該電池の残容量と当該放電電流の値とから当該電池の持続時間を算出し、算出される当該持続時間に基づいて所定のサブシステムに対して当該電力供給源から電力を供給するように当該スイッチング手段を切り換えることを特徴とする請求項5記載の電気機器。
- 電力の供給を受けるシステム本体と、
前記システム本体に接続可能に構成され、商用電源から当該システム本体に電力を供給するACアダプタと、
前記システム本体に接続可能に構成され、充電の後に放電を行って当該システム本体に電力を供給する電池と、
前記ACアダプタと前記電池とが前記システム本体に接続される状態にて、所定の条件に基づいて当該ACアダプタからの電力供給を抑制するためのコントローラとを備え、
前記コントローラは、予測される前記電池の持続時間に基づいて、前記システム本体を 構成する複数のサブシステムの中から所定のサブシステムに対して前記ACアダプタから電力を供給することを特徴とするコンピュータ装置。 - 前記コントローラは、予め定められた期間、ACアダプタからの電力供給を抑制することを特徴とする請求項9記載のコンピュータ装置。
- 前記コントローラは、前記電池の持続時間に基づいて段階的に前記ACアダプタまたは前記電池から電力を供給することを特徴とする請求項9記載のコンピュータ装置。
- 商用電源に接続される電力供給源および充放電を行う電池を接続可能に構成され、当該電力供給源および当該電池の両者からシステム本体に対して電力の供給を受けるコンピュータ装置であって、
前記システム本体を構成する所定のサブシステムに対し、前記商用電源からの電力供給を抑制するピーク電力削減時間帯における動作モードの設定を受け付ける設定受付手段と、
前記設定受付手段により受け付けた設定に基づいて、前記ピーク電力削減時間帯における前記所定のサブシステムへの電力供給を制御する制御手段とを備え、
前記制御手段は、前記電池の持続時間を算出し、算出された当該持続時間に基づいて前記電力供給源から前記所定のサブシステムに対して電力が供給されるように制御することを特徴とするコンピュータ装置。 - 前記設定受付手段は、前記ピーク電力削減時間帯に前記所定のサブシステムの1つであるCPUに対し、前記電池から電力を供給する第1の動作モード、または前記電力供給源または前記電池から電力を供給する第2の動作モードの何れかを設定することを特徴とする請求項12記載のコンピュータ装置。
- 前記設定受付手段は、前記CPUに対して低速モードで動作させるか否かを設定することを特徴とする請求項13記載のコンピュータ装置。
- 商用電源に接続される電力供給源と充放電を行う電池とが本体に接続された状態にて当該本体に対して電力の供給を行うための電力供給方法であって、
前記本体を構成する所定のサブシステムについて前記電力供給源から電力を供給し、
前記所定のサブシステムについて前記電力供給源から電力を供給している間、前記本体を構成する他のサブシステムについて前記電池から電力を供給し、
前記電池の放電電流を測定し、
前記電池の残容量と前記放電電流の値とから当該電池の持続時間を算出し、
算出される前記持続時間に基づいて、前記電力供給源から電力を供給する前記所定のサブシステムを決定することを特徴とする電力供給方法。 - 商用電源に接続される電力供給源と充放電を行う電池とが本体に接続された状態にて当該本体に対して電力の供給を行うための電力供給方法であって、
前記商用電源に対するピーク電力削減のための時刻に達したか否かを判断し、
前記時刻に達した場合に、前記本体を構成する所定のサブシステムについては前記電池から電力を供給し、当該本体を構成する他のサブシステムについては前記電力供給源から電力を供給すると共に、前記ピーク電力削減の停止時刻まで当該電池の容量が持続するか否かを判断し、持続しないと判断される場合には、前記電力供給源から電力が供給されるサブシステムの数を増やすことを特徴とする電力供給方法。
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