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JP3687826B2 - プラグキャップ着脱用ホルダ - Google Patents

プラグキャップ着脱用ホルダ Download PDF

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JP3687826B2
JP3687826B2 JP30286497A JP30286497A JP3687826B2 JP 3687826 B2 JP3687826 B2 JP 3687826B2 JP 30286497 A JP30286497 A JP 30286497A JP 30286497 A JP30286497 A JP 30286497A JP 3687826 B2 JP3687826 B2 JP 3687826B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの点火プラグに点火ケーブルを接続するプラグキャップを、点火プラグに対して容易に着脱できるようにするプラグキャップ着脱用ホルダに関し、より詳しくは、プラグキャップの着脱性を向上させるばかりでなく、点火ケーブルが延びる方向を最適に案内することができ、さらにはプラグキャップに容易に組み付けることができるプラグキャップ着脱用ホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば自動車エンジンの点火プラグに点火ケーブルを接続するためにプラグキャップが用いられるが、このプラグキャップは一般に絶縁性のゴム材料から成形され、点火プラグと点火ケーブルとの接続部分から高圧電流が周囲に漏れ出さないように絶縁している。
しかし、絶縁性のゴム材料は剛性が低く柔らかいため、プラグキャップを点火プラグに着脱する際には、プラグキャップが容易に湾曲したり伸びたりするため、着脱作業を容易に行うことができない場合があった。
そこで、プラグキャップ全体の剛性を向上させ、点火プラグに対するプラグキャップの着脱性を改良したプラグキャップが種々提案されている。
【0003】
例えば特開平1-161688号公報に記載されたプラグキャップにおいては、図9に示したように、点火プラグ1に点火ケーブル2を接続する部分の周囲は絶縁性ゴム材料から成形された筒状本体3によって覆われ、高圧電流が点火プラグ1の周囲に漏れることがないように絶縁されている。
また、前記筒状本体3にはエラストマ製の外皮4が外嵌され、このプラグキャップ5全体の剛性を向上させている。
さらに、このプラグキャップ5には作業者が把持することができるフランジ6が設けられ、作業者がこのプラグキャップ5を点火プラグ1に対して着脱する作業を容易なものとしている。
【0004】
また、特開平1-161689号公報に記載されたプラグキャップにおいては、図9に示したように、絶縁ゴム製の筒状本体11にエラストマ製の外皮12を外嵌することにより、プラグキャップ13全体の剛性を向上させている。
さらに、点火プラグ1とは反対側の端部14をT字形に形成し、このプラグキャップ13を点火プラグ1から引き抜く際に、作業者がこのプラグキャップ13を容易に把持できるようになっている。
加えて、T字形に形成された端部14内に点火ケーブル2を挿通することにより、点火ケーブル2がエンジンヘッドと平行に延びるように、このプラグキャップ13から点火ケーブル2が延び出る方向を案内している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、近年の自動車においては、乗員スペースを拡大するためにエンジンルームをできるだけ小型化する傾向が強まっている。これに伴い、エンジンの周囲には機器類や配線等が極めて接近して配置されるため、点火プラグを点検する際等にプラグキャップを点火プラグから取り外す作業、およびプラグキャップを再び点火プラグに取り付ける作業が極めて困難なものとなっている。
これにより、プラグキャップを着脱する際に作業者がプラグキャップを把持する部分は、着脱作業を最も容易にする部分に設ける必要がある。
また、点火ケーブルが周囲の機器類や配線等に擦れて損傷することを回避するため、点火ケーブルがエンジンヘッドの表面に沿って延びるように、点火ケーブルがプラグキャップから延び出る方向をより厳密に案内する必要が生じている。
【0006】
しかしながら、上述の特開平1-161688号公報に記載されたプラグキャップ5は、作業者が把持するフランジ6を有し、このプラグキャップ5を点火プラグ1に対して着脱する際の作業性を向上させてはいるものの、点火ケーブル2がエンジンヘッドの表面に沿って延びるように、点火ケーブル2がこのプラグキャップ5から延び出る方向を案内してはいない。
また、このプラグキャップ5を組み立てる際には、エラストマ製の外皮4内に絶縁ゴム製の筒状本体3を挿入しなければならず、組立作業が困難である。
【0007】
また、上述の特開平1-161689号公報に記載されたプラグキャップ13においては、作業者がこのプラグキャップ13を把持するためのT字形端部14内に点火ケーブル2が挿通されるため、点火ケーブル2はエンジンヘッドの表面からかなり離れた位置に配置されてしまう。
【0008】
そこで、本発明は、点火プラグに対するプラグキャップの着脱性を向上させるばかりでなく、点火ケーブルが延びる方向を最適に案内することができ、さらにはプラグキャップに容易に組み付けることができるプラグキャップ着脱用ホルダを提供することにある。
【0009】
上記の課題を解決する本発明のプラグキャップ着脱用ホルダは、エンジンの点火プラグに点火ケーブルを接続する部分の周囲を覆って絶縁するプラグキャップに取り付けられて、前記点火プラグに対する前記プラグキャップの着脱作業を容易にするプラグキャップ着脱用ホルダであって、前記プラグキャップに外嵌されて、前記プラグキャップを前記点火プラグに着脱する着脱方向に前記プラグキャップと係合する嵌合部と、着脱作業を行う作業者が手で把持して前記着脱方向に力を加えることができる、前記嵌合部に連設された把持部と、前記点火ケーブルに係合して前記点火ケーブルが前記プラグキャップから延び出る方向を案内する案内部とを備える。
そして、前記把持部は、前記案内部とは別個に前記嵌合部に連設され、前記嵌合部がその軸線を含む平面によって複数の部分に分割されるとともに、前記把持部が当該複数の部分のいずれか一つの上端部に連設されており、前記複数の部分の密着する合わせ面の上端部に、前記プラグキャップに組み付けられたときに前記プラグキャップを前記点火プラグに着脱する方向に相互に係合する係合部を有する
【0010】
すなわち、本発明のプラグキャップ着脱用ホルダは、その嵌合部がプラグキャップに外嵌してプラグキャップの剛性を増加させるので、点火プラグに対してプラグキャップを着脱する作業の作業性を向上させることができる。
また、プラグキャップの着脱作業を行う作業者は、把持部を把持することによりプラグキャップに対して容易に着脱力を加えることができる。
このとき、本発明においては把持部と案内部とが別個に設けられるので、作業者が把持しやすい位置に把持部を設けることができるばかりでなく、プラグキャップから延び出る点火ケーブルを最適に案内することができる位置に案内部を設けることができる。
そして、嵌合部が複数の部分に分割されているので、プラグキャップに容易に外嵌させることができる。
さらに、嵌合部の複数の部分の密着する合わせ面の上端部に、プラグキャップに組み付けられたときにプラグキャップを点火プラグに着脱する方向に相互に係合する係合部を有するので、嵌合部を複数の部分に分割しても各部分に着脱力を作用させることができるから、着脱力は確実にプラグキャップに伝達され、プラグキャップの着脱作業に支障を来すことはない。
【0011】
好ましくは、本発明のプラグキャップ着脱用ホルダは、前記複数の部分を一体に組み付けた状態に保持する保持手段を有する。
これにより、本発明のプラグキャップ着脱用ホルダは、プラグキャップに容易に外嵌することができるばかりでなく、保持手段を用いることによりプラグキャップに対して確実に組み付けることができる。
【0012】
そして、前記複数の部分はヒンジ部分を介して相互に接続される。
これにより、複数の部分が四散することがないから、作業者による着脱作業の作業性を向上させることができる。
なお、前記ヒンジ部は、本発明のプラグキャップ用着脱ホルダを樹脂材料から一体に射出成形したときには、樹脂材料から薄肉に成形された薄肉ヒンジとすることができる。
【0014】
また、前記保持手段は、前記複数の部分のいずれか一つに形成された係止用突起と、この係止用突起と係合する、前記複数の部分の他の部分に形成された係止部とから構成することができる。この保持手段は、前記複数の部分の外側表面に設けることができる。
これにより、前記複数の部分をプラグキャップに組み付けた後に係止部を係止用突起に係止させれば、前記複数の部分を容易にプラグキャップに保持することができる。
【0015】
また、本発明のプラグキャップ着脱用ホルダは、プラグキャップを形成する材料よりも剛性の高い材料から形成することが好ましい。
これにより、本発明のプラグキャップ着脱用ホルダの嵌合部をプラグキャップに外嵌させることにより、プラグキャップの全体的な剛性を向上させ、プラグキャップの着脱作業性をより一層向上させることができる。
なお、本発明のプラグキャップ着脱用ホルダを絶縁材料から成形すれば、点火ケーブルを案内する案内部を介して高圧電流がリークすることを防止できる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明によるプラグキャップ着脱用ホルダの各実施形態を、図1乃至図3を参照して詳細に説明する。
ここで、図1は本発明に係る一実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダをプラグキャップに組み付けた状態で示す全体縦断面図、図2は図1に示したプラグキャップの全体斜視図、図3は図1に示したプラグキャップ着脱用ホルダを分解した状態で示す斜視図、図4は図1に示したA−A矢視線に沿った水平断面図、図5は本発明に係る他の実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダを示す水平断面図、図6は本発明に係る他の実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダを示す水平断面図、図7は本発明に係る他の実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダを示す分解斜視図、図8は本発明に係る他の実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダを3体式プラグキャップに組み付けた状態を示す全体縦断面図である。
【0017】
まず最初に、本実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダを組み付けるプラグキャップの構造について、図1および図2を参照して説明する。
【0018】
図1に示したように、本実施形態のプラグキャップ20は、自動車エンジンの点火プラグ1に点火ケーブル2を接続する部分の周囲を覆って絶縁する、絶縁性ゴム材料から一体に成形された略有底円筒状の本体部分21を有している。この本体部分21の点火プラグ1側の端部は点火プラグ1の絶縁碍子部分1aに外嵌し、高圧電流のリークと点火プラグ1側からの雨水等の侵入を防止している。
また、前記本体部分21は、点火プラグ1側の端部21aから反対側の端部21bに延びる点火ケーブル挿通孔22を有している。そしてこの点火ケーブル挿通孔22内には、点火ケーブル2の先端部分2aと、この先端部分2aに接続された金属製の接続端子3とが挿通されている。
一方、前記本体部分21の他方の端部21bには、前記点火ケーブル挿通孔22の軸線に対して半径方向外側に延びる筒状の密着部23が連設されている。この密着部23は点火ケーブル2の外側表面に密着し、点火ケーブル挿通孔22内への雨水等の侵入を防止している。
さらに、図2に示したように、前記本体部分21の外周面にはその軸線に対して円周方向に延びる上下一対のフランジ24,25が突設されている。
なお、点火ケーブル2の曲げ剛性が高いため、プラグキャップ20内で略直角に湾曲している点火ケーブル2は、図2に示したようにプラグキャップ単品状態では斜め上方に延びている。
【0019】
次に、図1および図3を参照し、本実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダ100について説明する。
【0020】
図1に示した本実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダ100は、絶縁性の樹脂材料から射出成形された部材で、前記プラグキャップ20に外嵌される略有底円筒状の嵌合部30と、プラグキャップ20を点火プラグ1に対して着脱する際に作業者が手で把持する、略T字形に成形された把持部40と、点火ケーブル2がプラグキャップ20から延び出る方向を案内する案内部50とを備えている。
【0021】
前記嵌合部30は、図3に示したように、その軸線を含む平面によって二つ割りに分割されており、その第1部分31と第2部分32とは上下一対の薄肉ヒンジ33,33によって相互に接続されている。
【0022】
前記第1および第2部分31,32には、プラグキャップ20の上下一対のフランジ24,25を受け入れる、上下一対の嵌合凹部34,35が形成されている。これにより、この嵌合部30をプラグキャップ20に外嵌すると、嵌合部30とプラグキャップとは、プラグキャップ20を点火プラグ1に着脱する方向(図示上下)に係合する。
【0023】
また、第1部分31の第2部分32と密着する合わせ面31aの上端部には、半円盤状の空洞部36が凹設されている。これに対して、第2部分32の第1部分31と密着する合わせ面32aの上端部には、前記空洞部36内に嵌合する半円盤状の係合部37が突設されている。これにより、第1部分31と第2部分32とを互いに密着させると、両者はプラグキャップ20を点火プラグ1に着脱する方向(図示上下方向)に係合する。
【0024】
また、第1部分31の外側表面には、合計3個の係止用突起38,38,38がそれぞれ突設されるとともに、第2部分32の外側表面には前記係止用突起38,38,38と係合可能なフック(係止部)39,39,39が、それぞれ設けられている。これにより、第1部分31および第2部分32をプラグキャップ20に外嵌させて互いに密着させた後、前記フック39,39,39を係止用突起38,38,38にそれぞれ係合させると、第1部分31および第2部分32は、プラグキャップ20に外嵌した状態に保持される。
【0025】
一方、前記把持部40は、嵌合部30を形成する前記第2部分32の上端部から嵌合部30の軸線と同軸に上方に延びる軸部41と、この軸部41の上端に連設されて軸部41と垂直に延びる板状部分42とから形成されている。そして、前記板状部分42は、プラグキャップ20を点火プラグ1に着脱する作業者が容易に把持することができる大きさとされる。また、前記軸部41は、作業者が前記板状部分42を容易に把持できるようにその長さが決定される。
【0026】
他方、前記案内部50は、前記嵌合部30を形成する第1部分31および第2部分32にそれぞれ形成された、第1の切欠51および第2の切欠52とから構成されている。また、これら第1および第2の切欠51,52の上部には、それぞれ第1および第2のフランジ53,54が設けられている。
これにより、嵌合部30を形成する第1部分31および第2部分32が一体に組み付けられると、図1に示したように、前記第1および第2の切欠51,52は点火ケーブル2が挿通される挿通孔55を形成する。そして、前記第1および第2のフランジ53,54は、それぞれ点火ケーブル2に当接し、点火ケーブル2がエンジンヘッドH側に湾曲するように案内する。
【0027】
次に、上述のように構成された本実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダ100の作用について説明する。
【0028】
まず、本実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダ100は、その嵌合部30が第1部分31と第2部分32とに2分割されているので、プラグキャップ20に対して容易に組み付けることができる。
また、合計3組の係止用突起38およびフック39を用いて第1部分31と第2部分32とを一体化させることにより、嵌合部30をプラグキャップ20に対してしっかりと外嵌させることができる。これにより、プラグキャップ20の全体的な剛性を大幅に向上させることができ、したがって点火プラグ1に対するプラグキャップ20の着脱作業性を向上させることができる。
【0029】
また、本実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダ100は、作業者が把持部40を容易に把持できるように、その軸部41の長さを自由に設定することができる。これにより、プラグキャップ20の周囲に機器類や配線等が近接して配置されている場合でも、作業者はプラグキャップ20を点火プラグ1に対して容易に着脱することができる。
【0030】
さらに、嵌合部30を構成する第1部分31および第2部分32は、半円盤状の空洞部36および係合部37が互いに嵌合することにより、プラグキャップ20を点火プラグ1に対して着脱する方向に互いに係合している。これにより、作業者が把持部40に加える着脱力は、第2部分32から第1部分31にも確実に伝達されるので、嵌合部30を2分割したことによって着脱作業に支障を来すことはない。そして、プラグキャップ20に形成された上下一対のフランジ24,25と、嵌合部30に形成された上下一対の嵌合凹部34,35とが互いに着脱方向に係合するので、嵌合部30に加えられる着脱力を確実にプラグキャップ20に伝達することができる。
【0031】
また、本実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダ100においては、点火ケーブル2がプラグキャップ20から延び出る方向を案内する案内部50が、把持部30とは別個に形成されている。これにより、把持部40の位置に関わらず、点火ケーブル2がエンジンヘッドHの表面に沿って延びるように、点火ケーブル2を最適位置に案内することができるから、点火ケーブル2が周囲の機器類や配線等に接触して損傷することを確実に防止することができる。
【0032】
次に、本発明に係る他の実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダについて、図4乃至図8を参照して説明する。
【0033】
図4に示したように、上述した実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダ100の嵌合部30は第1部分31と第2部分32とに2分割されるとともに、薄肉ヒンジ33によって互いに接続されてい。そして、第1部分38に突設された係合突起38と第2部分に32に設けられたフック39とが互いに係合することにより、第1部分31と第2部分32は一体に保持されている。
これに対して、図5に示した他の実施形態においては、第1部分31の先端内周面には第1の鍵状部分31bが設けられるとともに、第2部分32の先端外周面には第2の鍵状部分32bが設けられている。そして、第1部分31と第2部分32とを組み合わせると、両方の鍵状部分31b,32bが互いに係合し、第1部分31と第2部分32とを一体に保持するようになっている。
【0034】
また、図6に示した他の実施形態においては、第1部分31と第2部分32とが薄肉ヒンジによって接続されていない。そして、第1部分31と第2部分32と組み合わせると、両端部にそれぞれ設けられた一対の第1の鍵状部分31bおよび第2の鍵状部分32bが互いに係合し、第1部分31と第2部分32とを一体に保持するようになっている。
【0035】
また、図3に示したプラグキャップ着脱用ホルダ100においては、嵌合部30を構成する第1部分31と第2部分32とが、上下一対の薄肉ヒンジ33,33によって一体に接続されていた。
これに対して、図6に示した本発明に係る第2実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダ200においては、第1部分131と第2部分132とに2分割されるとともに、把持部140を構成する一対の板状部分141,142が薄肉ヒンジ143によって接続されている。なお、前記第1部分131と第2部分132とは、図4乃至図6に示したような保持手段を用いることによって一体に組み付けた状態に保持することができる。
【0036】
また、図8に示した本発明に係る第3実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダ300は、絶縁樹脂パイプ201,レインカバー202,先端キャップ203を有する、いわゆる3体式のプラグキャップ210に装着するタイプのもので、前記レインカバー202に外嵌する嵌合部230と、T字形の把持部240、およびレインカバー202から延び出る点火ケーブル2がエンジンヘッドHに沿って延びるように案内する案内部250とを備えている。
【0037】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明のプラグキャップ着脱用ホルダは、その嵌合部がプラグキャップに外嵌してプラグキャップの剛性を増加させるので、点火プラグに対してプラグキャップを着脱する作業の作業性を向上させることができる。
また、プラグキャップの着脱作業を行う作業者は、把持部を把持することによりプラグキャップに対して容易に着脱力を加えることができる。
このとき、把持部と案内部とが別個に設けられているので、作業者が把持しやすい位置に把持部を設けることができるばかりでなく、プラグキャップから延び出る点火ケーブルを最適に案内することができる位置に案内部を設けることができる。
そして、嵌合部が複数の部分に分割されているので、プラグキャップに容易に外嵌させることができる。
さらに、嵌合部の複数の部分の密着する合わせ面の上端部に、プラグキャップに組み付けられたときにプラグキャップを点火プラグに着脱する方向に相互に係合する係合部を有するので、嵌合部を複数の部分に分割しても各部分に着脱力を作用させることができるから、着脱力は確実にプラグキャップに伝達され、プラグキャップの着脱作業に支障を来すことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダをプラグキャップに組み付けた状態で示す全体縦断面図。
【図2】図1に示したプラグキャップの全体斜視図。
【図3】図1に示したプラグキャップ着脱用ホルダを分解した状態で示す斜視図。
【図4】図1に示したA−A矢視線に沿った水平断面図。
【図5】本発明に係る他の実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダを示す水平断面図。
【図6】本発明に係る他の実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダを示す水平断面図。
【図7】本発明に係る他の実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダを示す分解斜視図。
【図8】本発明に係る他の実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダを3体式プラグキャップに組み付けた状態を示す全体縦断面図。
【図9】特開平1-161688号公報に記載されたプラグキャップの全体縦断面図。
【図10】特開平1-161689号公報に記載されたプラグキャップの全体縦断面図。
【符号の説明】
1 点火プラグ
2 点火ケーブル
20 プラグキャップ
21 筒状本体
22 点火ケーブル挿通孔
23 密着部
24,25 フランジ
30 嵌合部
31 第1部分
32 第2部分
33 薄肉ヒンジ
34,35 嵌合凹部
36 空洞部
37 係合部
38 係止用突起
39 フック
40 把持部
41 軸部
42 板状部分
50 案内部
51,52 切り欠き
53,54 フランジ
55 点火ケーブル挿通孔
100 本発明に係る一実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダ
200 本発明に係る他の実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダ
300 本発明に係る他の実施形態のプラグキャップ着脱用ホルダ

Claims (6)

  1. エンジンの点火プラグに点火ケーブルを接続する部分の周囲を覆って絶縁するプラグキャップに取り付けられて、前記点火プラグに対する前記プラグキャップの着脱作業を容易にするプラグキャップ着脱用ホルダであって、
    前記プラグキャップに外嵌されて、前記プラグキャップを前記点火プラグに着脱する着脱方向に前記プラグキャップと係合する嵌合部と、着脱作業を行う作業者が手で把持して前記着脱方向に着脱力を加えることができる、前記嵌合部に連設された把持部と、前記点火ケーブルに係合して前記点火ケーブルが前記プラグキャップから延び出る方向を案内する案内部とを備え、
    前記案内部は、前記把持部とは別個に前記嵌合部に連設され、
    前記嵌合部がその軸線を含む平面によって複数の部分に分割されるとともに、前記把持部が当該複数の部分のいずれか一つの上端部に連設されており、
    前記複数の部分の密着する合わせ面の上端部に、前記プラグキャップに組み付けられたときに前記プラグキャップを前記点火プラグに着脱する方向に相互に係合する係合部を有することを特徴とするプラグキャップ着脱用ホルダ。
  2. 前記複数の部分を一体に組み付けた状態に保持する保持手段を有することを特徴とする請求項1に記載のプラグキャップ着脱用ホルダ。
  3. 前記複数の部分は、ヒンジ部分を介して相互に接続されることを特徴とする請求項1または2に記載のプラグキャップ着脱用ホルダ。
  4. 前記保持手段は、前記複数の部分の外側表面に設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載のプラグキャップ着脱用ホルダ。
  5. 前記保持手段は、前記複数の部分のいずれか一つに形成された係止用突起と、この係止用突起と係合する、前記複数の部分の他の部分に形成された係止部とを有することを特徴とする請求項2乃至4のいずれかに記載のプラグキャップ着脱用ホルダ。
  6. 前記プラグキャップを形成する材料よりも剛性の高い材料から形成されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のプラグキャップ着脱用ホルダ。
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