JP3685667B2 - 立体形状検出方法及び装置、並びに検査方法及び装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、工業製品の外観検査における所定対象物の立体形状の検査に係り、特に、電子回路基板の配線パターン(例えば、プリント配線板やセラミックグリーンシートに印刷された配線パターン)や電子回路基板のはんだ付部の高さ検査に際して好適な立体形状の検査に関する。
【0002】
【従来の技術】
セラミック基板に用いるグリーンシートに形成された金属微粒子の配線パターンの検査の一従来例として、特開平2−71377号公報や特開平6−27034号公報に開示される検査方法が知られている。かかる従来の検査方法は、光学手段によってグリーンシート上の配線パターンを2次元画像として検出し、その検出画像を2値化画像とし、この2値化画像で表わされる配線パターンの接続関係を設計値と比較検査することにより、断線や半断線,ショート,半ショートなどの欠陥を検出するものである。このように、この検査方法は、配線パターンをグリーンシートの上面から2次元画像として検出しており、かかる欠陥の平面形状での特徴を検査するものである。
【0003】
これに対し、このような欠陥の厚み方向の特徴(即ち、厚み欠陥)、例えば、配線パターンのかすれやピンホール(高さ不足系),突起(高さ過剰系)を検出することも外観検査に必要なことであり、このための検査方法が種々提案されている。
【0004】
即ち、例えば、特開平3−279805号公報や特開平4−290909号公報,特開平5−66118号公報に配線パターンの厚み欠陥を検査する方法が開示されている。これは、光切断法の1種であって、光ビーム(レーザ光)を配線パターンに照射してその反射光を検出するものであるが、光ビームの照射方向、反射光の検出方向のどちらか一方、あるいは両方をこの配線パターンが形成されている基板に対して斜めの方向とするものである。光ビームはこの配線パターンが形成された基板上をx方向に走査しながら、y方向に順次走査してこの基板の配線パターンが形成されている領域全体を走査するが、配線パターンが同じ高さにあると、その頂面は基板の面に対して同じ高さの平面上にあり、従って、この場合には、光ビームの走査位置が変化しても、反射光を受光するセンサに対する反射光の光軸位置は変化しない。これに対し、配線パターンの厚さが異なると、この部分でセンサに対する反射光の光軸位置が変化する。このようにして、配線パターンの厚さ(高さ)に応じてセンサに対する反射光の光軸が異なることになり、これにより、配線パターンの厚さを検出することができる。
【0005】
対象物の立体形状を検出する従来技術が、例えば、特開平3−63507号公報及び特開平6−201337号公報に開示されている。これは、検査対象基板を搭載したZステージを高さ方向(上下方向)に順次移動させながら焦点位置の異なる複数の画像を検出し、これらの画像から立体形状を算出する方法である。特開平6−201337号公報には、光学系を上下させて立体形状を算出する方法も記載されている。
【0006】
また、対象物の立体形状を検出する他の従来技術として、例えば、特開平5−240607号公報に開示される方法がある。これは、上記のZステージや光学系を移動させる代わりに、Zステージや光学系の位置毎に対応してセンサを設けたものであり、対象物に光ビーム(レーザ光)を照射し、その反射光を焦点位置の異なる複数の位置のセンサで検出し、それらの信号強度から立体形状を算出する方法である。この対象物の検査領域全体の形状を検査するために、その検査領域を光ビームで走査する。
【0007】
対象物の立体形状を検出するさらに他の従来技術として、特開平4−283608号公報に開示される方法がある。これは、共焦点方式と呼ばれるものであって、対象物の像をレンズによって結像させる場合、対象物の面がレンズの合焦点位置からはずれると、レンズの焦点面でのこの対象物の面の像がぼけ、このぼけ量は対象物の面のレンズの合焦点位置からのずれ量に応じて異なることを利用するものである。具体的には、検査対象物の表面にスリット光を照射し、その反射光をスリット状の開口絞りとレンズを介して2次元のエリアセンサで検出するものであって、このスリット光としては、その幅がエリアセンサで受光されるときの1画素分に相当する位に狭いものとするとともに、その長さはエリアセンサの複数画素分に相当する位長いものとする(このスリット光で照明される領域のうち、エリアセンサの1画素分の光を反射する小領域を、以下、単位照射領域という)。また、開口絞りは、エリアセンサが受光する1画素分の狭い幅のスリットを有し、このスリットは対象物から反射されるスリット光の長手方向に垂直に設定される。検査対象物で反射したスリット光の夫々の1画素分(検査対象物のスリット光の単位照射領域からの反射光)は、開口絞りとレンズとを介してエリアセンサの異なる画素領域で受光されるが、単位照射領域のレンズの合焦点位置からのずれ量に応じてこの単位照射領域のエリアセンサでの像のぼけ量が異なることになり、このぼけ量が大きいほどこの単位照射領域からの反射光を受光する画素数が多くなる。この画素数を検出し、これをもとに演算を行なうことにより、この単位照射領域のレンズからの距離、即ち、高さを求めることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の特開平3−279805号公報や特開平4−290909号公報,特開平5−66118号公報に開示される立体形状検出方式では、光ビームを使用しているために、この光ビームが照射される微少領域の検査結果しか得られず、検査対象基板の検査領域全体の検査を行なうためには、光ビームでこの検査領域全体を走査する必要があり、この走査をポリゴンミラーなどを用いて行なうのである。しかし、このように上記微少領域ずつの検査を行なう場合、検査速度を高めることができず、検査に時間を要することになる。しかも、照明光や反射光の光軸を検査対象基板の面に対して傾けるものであるから、この検査対象基板の面で検出できない死角が生ずるという問題がある。
【0009】
また、上記の特開平3−63507号公報及び特開平6−201337号公報に記載の立体形状検出方式は、Zステージや光学系を順次上または下方向に移動させ、その移動毎に画像を得るようにして焦点位置の異なる複数の画像を検出する必要があるため、この場合も、検査に長い時間を要するという問題がある。
【0010】
また、上記の特開平5−240607号公報に開示される立体形状検出方式でも、光ビームを用いていることから、検査対象基板の検査領域全体を検査するためには、その領域全体を光ビームで走査する必要があり、このため、検出速度を高めることができず、検査に長時間を要することになる。高速にできない。しかも、多数のセンサを必要とすることから、これらの調整が複雑となり、また、コストの点で問題である。
【0011】
さらに、上記の特開平4ー283608号に開示される立体形状検出方式は、複数の単位照射領域の高さを同時に検出することができるが、レンズから対象物までの距離に応じた像のぼけの大きさを検出するものであるから、高価なエリアセンサ、即ち、撮像素子を必要とするし、また、このエリアセンサでは、各単位照射領域毎に、ぼけ画像がどの程度まで広がって受光されているかを検出するために、多くの画素について受光量の大小を判定する必要があり、処理に手間がかかって検査に長時間を要することになる。
【0012】
本発明の目的は、かかる問題を解消し、検査対象での欠陥を、平面的な特徴でばかりでなく、厚みからも検査できるようにして、検査領域全体を迅速かつ高精度で検査することができ、しかも、コストの上昇を抑えることができるようにした立体形状検出方法とその装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明は、焦点はずれに伴う検査対象物の像のぼけの程度から検査対象物の高さを検出する共焦点方式を原理とするものであって、ラインセンサを用い、該ラインセンサの各セルを検査対象物の単位照射領域に対応させ、該セルでの受光量から像のぼけの程度を検出することができるようにしたものである。
【0014】
ここで、本発明の原理について説明するが、まず、図2により、矩形状の開口(瞳が矩形状)の場合の焦点はずれについて考察する。
【0015】
図2(a)において、紙面上縦方向をy方向、同じく横方向をz方向、紙面に垂直な方向をx方向とする。物体面の1点0からz方向に出た光をレンズに通すと、その像が焦点面で結像する。この焦点面は、点0からレンズまでの距離に応じて異なる。
【0016】
ここで、図2(b)に示すように、レンズ面での矩形開口の長辺の開口数をNA、短辺の開口数をNAsとし、レンズの横倍率をβとすると、物体面の1点0から出た光による焦点面からz'だけ離れたxy面上での像はほぼ矩形となる。この像の長辺の長さを2r、短辺の長さを2rsとすると、幾何光学上、次式が成り立つ。
なお、NA’,NAs’は夫々像側の開口数である。即ち、レンズの瞳にスリットを挿入してその開口を細長い長方形にすると、焦点面からz'だけ離れた面上での像(即ち、焦点はずれの像)が細長い長方形にぼけることがわかる。このとき、開口は矩形であることが重要なのではなく、一方向に大きく、それと直角方向に小さいことが重要なのである。
【0017】
一方、開口の焦点面(xy平面)での像について、波動光学上、次式が成り立つ。
ここで、λは光の波長である。焦点面における像は、焦点はずれの像とは逆に、開口の大きい方向(y方向)で短かくなり、図2(b)のようになることがわかる。
【0018】
ここで、長さrsと長さrsoがほぼ等しくなるように、波長λや開口数NAsなどを選ぶと、x方向のぼけ量はほぼ一定であって、y方向のぼけ量を焦点はずれ量に比例して大きくすることができる。即ち、y方向のぼけ量を何らかの手段で測定することにより、レンズと物体との間の距離を求めることができる。
【0019】
これが共焦点方式の原理であり、上記の特開平4−283608号公報に記載の従来技術はこの原理を利用したものであるが、このように長さを測定するのではなく、図3(a)に示すように、レンズの焦点面に、図3(c)に示すようなx方向に伸延してy方向をスリット幅とするスリットを配置し、このスリットを透過した光量を測定する方法もある。図3(b)に示すようなy方向に細長い矩形開口のレンズの焦点はずれ像はy方向にぼけるので、この像をスリットを介して受光することにより、焦点はずれの度合い、従って、レンズから物体面までの距離に応じた光量が受光されることになる。ここで、このスリットの幅は、合焦点位置における結像した光像のy方向の幅と同程度にする。
【0020】
この場合、このスリットの位置で像が合焦したときには、開口を通過した全光量がこのスリットを通過するが、焦点がはずれると、その光量の一部がスリットで遮られ、通過する光量が減少する。図3(a)に示すように、スリットの後に光センサを配置し、その受光量に応じた出力を測定する。センサ出力と物体の位置Zの関係は、図3(d)に示すグラフのようになる。即ち、合焦位置(Z=0)でセンサの出力が最大となり、変位Zの絶対値が増加するととともにセンサ出力は減少する。
【0021】
以上が本発明の原理であるが、その応用例として、図4に示すように、光路を分岐し、夫々の分岐光路毎にスリットと光センサとを配置し、一方の分岐光路では、これらスリットと光センサとがレンズの焦点位置の前に位置し、他方の分岐光路では、これらスリットと光センサとがレンズの焦点位置の後に位置するようにして、夫々の光センサの出力から物体の点0からの変位量Zを特定することができる。前ピンとなる光センサの出力をA、後ピンとなるセンサ出力をB、スリットなしのセンサの出力をTとすると、物体の変位量Zは次式で与えられる。
Z=f(A/T,B/T)
ここで、Tは光路の分岐後の全光量に対するセンサの出力であり、各焦点位置における正規化光量がA/T,B/Tである。物体の変位量Zは、この正規化光量の関数として与えられる。
【0022】
関数fは、変位量Zに対する各焦点位置におけるぼけを幾何光学的に求め、スリットを透過する割合を計算することによって得ることも可能であるが、高さ(即ち、変位量Z)が既知であるテストサンプルを使用した実験でもって求めることも可能である。
【0023】
また、図5に示すように、n個(但し、nは2以上の整数)の光路を分岐し、夫々の光路毎にレンズの焦点位置の前後に複数のスリットと光センサを配置することにより、同様に、物体の変位量Zを特定することができる。この場合、n個のスリット付センサを配置し、各センサの中で最大の出力を得てセンサの位置と結像関係にある共役位置を物体の位置とする。さらに、各センサの出力で得られるグラフを形成し、このグラフを補間処理することによって最大値の検出精度を高めることができる。
【0024】
以上は物体上のある一点に着目していたが、以下、ライン上の各点の高さを同時に検出する方法について説明する。
【0025】
図2では、矩形開口により、1点の結像が焦点はずれでy軸方向のみに像が広がることを説明した。ラインを点の集合と考えると、図6に示すように、x軸上のラインの各点の像は、焦点はずれ量に応じて、y軸方向に広がる。
【0026】
このため、図7に示すように、光センサとしてラインセンサを使用すると、ラインセンサの画素の数だけ同時に光量を測定できる。矩形開口の形状や波長を選択することにより、x方向のぼけ量をラインセンサの画素ピッチと同等になるように設定すると、ラインセンサの各検出画素(セル)は物体の異なる位置(これを、以下、単位領域という)からの光を検出することになる。従って、ライン上の各点の高さを同時に検出可能となる。さらに、物体をy軸と平行に移動させることにより、2次元領域の各点の高さを表わす画像(高さ画像)を得ることができる。なお、矩形開口は、瞳位置あるいは瞳の結像位置に空間フィルタを挿入することで容易に実現できる。
【0027】
ラインセンサの配置には、図4に示した3つの光センサのように配置する方法と、図5に示したn個の光センサのように配置する方法とがある。これらラインセンサの互いに対応する位置の検出画素(セル)は、物体のこれに対応する位置の単位領域の焦点はずれ像を検出するようにする。このため、光学系はテレセントリック系が適切である。ラインセンサの前にはスリットが必要であるが、ラインセンサの開口をスリットとして代用することもできる。
【0028】
次に、照明について考察する。
【0029】
ここでは、ラインのみを照明するスリット状の照明、即ち、シートビームが必要である。照明光(スリット光)の幅は、ラインセンサ上で検出画素のサイズと同程度とする。照明は、物体の高さ測定範囲に相当するだけの焦点深度を有することが望ましい。焦点深度を大きくするために、照明の開口数NAbを小さくする。しかし、あまり小さくすると、回折の影響によってスリット光の幅を絞ることができない。このため、開口数NAbは、スリット光の幅が検出画素のサイズと同等になるように、次式のように設定すると良い。
NAb≒λ/G
ここで、λは光の波長、Gは検出画素のサイズである。
【0030】
本発明のポイントは、物体の複数の単位領域をスリット光で照明し、x軸方向とy軸方向とで開口数が異なる開口絞りを配置することにより、ラインセンサの検出画素の配列方向の像のぼけ量を、焦点はずれ量によらず、ぼぼ一定にし、ラインセンサの画素画素の配列方向に直交する方向の像のぼけ量を焦点はずれ量に応じて変化するようにし、焦点面の前後に複数のラインセンサを配置し、各ラインセンサの各検出画素の出力から物体のスリット光で照射される線上の各単位領域の高さを算出するものにある。さらに、物体をステージに搭載し、ラインセンサの検出画素の配列方向とは直交する方向に移動させることにより、物体の表面の各点の高さ情報、即ち、立体形状を得るものである。
【0031】
かかる構成によると、ラインセンサを用いているため、検出速度が速く、また、垂直落射照明、即ち、垂直上方から検出であるため、検査の死角がない。
【0032】
上記立体形状検出系と物体の明るさを検出する平面画像検出系とを組み合わせて、検査対象物の明るさ画像と高さ画像とを検出し、パターン検査を行なう際、立体形状検出系の検出画素サイズを平面画像検出系の検出画素サイズの整数倍の大きさにすることにより、より高速な検査が可能となる。高さ画像の平面方向の解像度が明るさ画像に対して低いが、明るさ画像のみで検査する従来方法に比べて、検査速度は低下せずに高さの検査ができるメリットは大きい。
【0033】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面により説明する。
図1に本発明による立体形状検出方法及び装置の第1の実施形態を示す構成図であって、1は検査対象物、2はXYステージ、3はドライバ、4はパーソナルコンピュータ、5はモータコントロール基板、6は画像入力基板、7a,7b,7cはラインセンサ、8a,8b,8cはアンプ、9a,9b,9cはA/D変換回路、10はレーザ源、11はレンズ、12はシリンドリカルレンズ、13はコリメータレンズ、14は穴付ミラー、15は対物レンズ、16は開口絞り、17は結像レンズ、18a,18bはビームスプリッタである。
【0034】
同図において、検査対象物1は、XYステージ2上に搭載されてワークホルダを介して固定されている。照明光源としてのレーザ源10は、例えば、半導体レーザであって、特に、発光点が直線形状のものが好適であり、例えば、1.5μm(半値幅)×200μmといった直線形状の物がある。勿論、これに限らず、気体レーザ源でもよい。
【0035】
レーザ源10から出射した光はレンズ11とシリンドリカルレンズ12によって直線状の光ビーム(スリット光)に形成され、コリメータレンズ13と対物レンズ15によって検査対象物1上を照射する。ここで、コリメータレンズ13と対物レンズ15との間には、この照射光を通過させる穴14aが設けられて検査対象物1からの反射光を反射させる穴付ミラー14が設けられている。照明の開口数NAbはこの穴14aの径で規定することができる。勿論、開口数NAbは、レンズ11を通過後のビーム径を適切な径に設定すること、あるいは、光路上適切な位置に絞り板(ピンホール)を挿入することで規定できるが、この穴付きミラー14の穴14aを絞り板として兼用することもできる。また、穴付ミラー14の代わりに、ハーフミラーを使用することも当然考えられる。
【0036】
以上により、検査対象物1を、幅が検出画素サイズと同等で、長さが検出幅(=ラインセンサの長さ/検出倍率)以上あるスリット光で照明する。
【0037】
検査対象物1からの反射光は、検出光として、検出光路中のタンデム光学系をなす対物レンズ15と結像レンズ17とでCCDのラインセンサ7c上に結像する。対物レンズ15と結像レンズ17の光路中にある穴付きミラー14は、このように、照明光路と検出光路を分離するものである。穴付きミラー14の中心に開けた穴14aは、照明光を通過させる作用とともに、検出光の正反射光を遮断する作用がある。
【0038】
対物レンズ15と結像レンズ17の光路中にある開口絞り16は検出系の開口形状を規定するものであり、y軸方向の開口数NAに対してx軸方向の開口数NAsを小さくする。開口絞り16の形状は、必ずしも矩形(即ち、スリット状)である必要はなく、角を丸めた矩形あるいは楕円や長円でもよい。この開口絞り16により、ラインセンサ7a〜7cの検出画素(セル)の配列方向(図示するように配置されるラインセンサ7cでは、x軸方向、ラインセンサ7a,7bでは、y軸方向であるが、要するに、検出光路の光軸から見て、開口絞り16の幅方向)のぼけ量を、像の焦点はずれ量によらず、ぼぼ一定にし、ラインセンサの検出画素の配列方向とは直交する方向(検出光路の光軸から見て、開口絞り16の長手方向)のぼけ量を、像の焦点はずれ量に応じて変化するようにするものである。
【0039】
結像レンズ17を通過した検出光は、ビームスプリッタ18a,18bにより、その光路が3つに分岐される。夫々の分岐光路で光量が3等分されるようにしてもよいが、アンバランスがあっても構わない。できれば、ラインセンサ7a,7bでの光量がほぼ等しいことが望ましい。
【0040】
分岐光路には夫々、ラインセンサ7a,7b,7c(以下では、これらラインセンサを総称して、ラインセンサ7という)が配置される。ラインセンサ7aは高さ検出範囲の下限の物体面(検査対象物1の面)と結像関係にある像面位置に配置され、ラインセンサ7bは高さ検出範囲の上限の物体面と結像関係にある像面位置に配置され、ラインセンサ7cは、これら2つの像面位置の中間位置に配置されている。
【0041】
なお、これらラインセンサ7は同一検出画素数、同一検出画素ピッチのセンサである。いま、検査対象物1のスリット光が照射される領域でのこれらラインセンサの検出画素に対応する微少領域を単位領域とすると、これらラインセンサ7のn番目の検出画素は、この検査対象物1のスリット光が照射される領域でのn番目の単位領域からの反射光を受光するように、これらラインセンサ7の位置が調整されている。これらラインセンサ7への駆動には、互いに同期した同一のクロックが供給される。ラインセンサ7a,7bとしては、検出画素が正方形、あるいは正方形に近いものが使用される。例えば、14μm×14μm(ピッチ×アパーチャ)のものがある。ラインセンサ7cとしては、検出画素が縦長のもの、例えば、14μm×200μm(ピッチ×アパーチャ)のものが使用される。
【0042】
照明光、即ち、スリット光の幅は、ラインセンサ7の検出画素サイズとほぼ同じ大きさであるが、ラインセンサ7a,7bは、高さ検出範囲の上限と下限に相当する像面位置に配置されているため、検査対象物1からの反射光が常に焦点はずれの像として検出され、ラインセンサ7a,7bにおける検査対象物1の単位領域の像はこの検出画素より大きい。従って、ラインセンサ7a,7bの検出画素自体の大きさがスリットして作用し、ぼけた像の一部(中心部のみ)の光量を検出することになる。一方、ラインセンサ7cの検出画素は縦長であるため、焦点はずれのぼけた像全体の光量を検出できる。なお、ラインセンサ7a,7bの前にスリットを設けたり、ラインセンサ7cの前にシリンドリカルレンズを設けることにより、上記と同じ効果を得ることもできる。
【0043】
ラインセンサ7a,7b,7cの出力は夫々、アンプ8a,8b,8cで増幅された後、A/D変換器9a,9b,9cでデジタル信号に変換され、画像入力基板22から計算機、例えば、パーソナルコンピュータ(以下、パソコンという)4に供給される。ここで、m個(但し、mは検査対象物1のスリット光が照射される領域での単位領域の個数に等しい)の検出画素を備えたラインセンサ7a,7b,7cのk番目(但し、k=1,2,……,m)の検出画素の出力値を夫々A(k),B(k),C(k)とすると、これら検出画素の結像関係にある検査対象物1での単位領域の高さZ(k)は、次式で与えられる。
Z(k)=f(A(k)/C(k),B(k)/C(k))
ここで、関数fは、予め既知の高さを持つ標準サンプルを用いて測定され、テーブル形式でパソコン4に記憶されている。
【0044】
また、変数A(k)/C(k)は、高さ検出範囲の下限の物体面と結像関係にある像面位置における正規化した光量であり、変数B(k)/C(k)は、同じく上限における正規化した光量である。全光量で正規化することにより、検査対象物1の反射率の違いによる高さの計測誤差を低減できる。例えば、A(k)/C(k)=B(k)/C(k)であれば、高さZ(k)は高さ検出範囲のちょうど中間となる。また、A(k)/C(k)>B(k)/C(k)であれば、高さZ(k)は高さ検出範囲の下限に近い値となり、さらに、A(k)/C(k)<B(k)/C(k)であれば、高さZ(k)は高さ検出範囲の上限に近い値となる。この実施形態では、高さ検出範囲の下限と上限の物体面と結像関係にある像面位置にラインセンサを配置したが、ラインセンサの数を増やし、高さ検出範囲の途中に相当する面にもラインセンサを配置することにより、高さの検査精度の向上を図ることもできる。
【0045】
なお、出力値C(k)は、検査対象物1からの反射光の全光量であるから、明るさ画像に相当する。従って、この実施形態においては、高さ画像と明るさ画像とを同時に得ることができる。
【0046】
パソコン4は、モータコントロール基板5からパルスを発生し、ドライバ3を駆動してXYステージ2を制御する。ラインセンサ7の検出画素の配列方向に直交する方向、即ち、検査対象物1に照射されるスリット光の幅方向(図示のy軸方向)にXYステージ2を一定速度で移動させながら、光量を検出することにより、スリット光で照射される帯状の範囲の各単位領域の高さを計測する。XYステージ2をy軸方向に移動させてスリット光の照射領域が検査対象物の検査領域の端部に達すると、このXYステージ2をX方向に照射されるスリット光の長さ分検査対象物1を変位させ、次いで、y軸方向のこれまでとは反対方向に検査対象物1を移動させるようにして、検査対象物1をy軸方向に往復移動させて、これにより、検査対象物1の検査領域全面の高さを単位領域毎に計測する。パソコン4及びモータコントロール基板5が管理しているXYステージ2の位置情報と、ラインセンサ7の出力から得られた高さ情報とから、検査対象物1の3次元の位置情報が得られる。
【0047】
この第1の実施形態では、同じレンズ15を用いて、検査対象物1にスリット光を垂直上方から照明し、検査対象物1からの反射光を垂直上方から検出するようにしている。このため、検査ができない死角の問題が発生しない。即ち、検査対象物1に対して同一方向からスリット光を照明・検出することが、この実施形態の1つの特徴である。また、図1で図示していないが、光学系全体を斜めに傾けて斜め方向からスリット光を検査対象物1に照明し、同じ斜め方向から反射光を検出する構成も実現できる。このとき、スリット光の幅方向に光学系を傾斜させる。
【0048】
次に、この実施形態での光学系の諸元の一具体例を示す。
【0049】
x軸方向の検出開口数NAsと照明開口数NAbとはほぼ等しい値であって、y軸方向の検出開口数NAは、その5〜10倍程度の値とするとよい。一例としては、
とする。
【0050】
勿論、諸元は上記の2例に限るものではなく、また、ラインセンサ7の検出画素サイズは数μm〜数mmの範囲であって、y軸方向の検出開口数NAはおよそ0.1〜0.9の範囲で光学系を構成できる。
【0051】
また、ラインセンサ7としては、例えば、検出画素数256〜5000個程度のCCDリニアセンサを使用する。データレートは数MHz〜25MHz程度で検出する。マルチタップタイプのセンサを使用すると、さらに高速な検出も可能となり、100MHzを超えることも可能である。波長については、可視光に限定されるものではなく、赤外線や紫外線でもよい。
【0052】
図8は本発明による立体形状検出方法及び装置の第2の実施形態を示す構成図であって、7dはラインセンサ、8dはアンプ、9dはA/D変換器、18cはビームスプリッタ、19はランプ、20a,20bはコンデンサレンズ、21は拡散板、22はスリット、23は全反射ミラーであり、図1に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0053】
同図において、照明の光源としてランプ19が使用される。このランプ19は高輝度なキセノンランプや超高圧水銀ランプが好適であり、あるいは、ハロゲンランプを使用してもよい。ランプ19から出射した光はコンデンサレンズ20a,20bによって集光され、その集光位置にスリット22が配置される。コンデンサレンズ20a,20bで集光される光は、拡散板21で照明むらが除かれるように拡散された後、スリット22に送られてスリット光が形成される。また、図示していないが、ランプ19の背面にコールドミラーを配置することにより、スリット光の光量を増加させることもできる。
【0054】
スリット22で形成されたスリット光は、コリメータレンズ13と対物レンズ15とにより、検査対象物1上を照射する。ここで、スリット22と検査対象物1は結像関係にあり、また、スリット光は、その幅が上記の単位領域の幅に等しく(即ち、この単位領域の像がラインセンサ7a〜7d(これらを総称して、ラインセンサ7という)の検出画素(セル)に投影されたとき、この像の幅がこの検出画素の配列方向の幅にほぼ等しい)、その長さは、ラインセンサ7a〜7dの検出画素数に等しい個数の単位領域の配列長さにほぼ等しい。ここで、ラインセンサ19の検出画素配列方向の長さLLと検査対象物1でのスリット光の長さLSとの関係は、対物レンズ15から結像レンズ17までの検出系の検出倍率G1に対し、
LS=LL/G1
の関係がある。
【0055】
図1に示した第1の実施形態は、レーザ源10を使用しているため、スペックル(干渉による明るさむら)が発生する。しかし、本発明では、像を検出しているのではなく、光量を検出しているため、スペックルの影響は少ないが、結像倍率などの光学系の条件によっては、スペックルのため、高さの検出精度が低下することが考えられる。図8に示した第2の実施形態では、光源としてランプ19を用い、拡散板21で光を拡散しているので、明るさのむらをなくすことができる。しかし、輝度の点では、レーザ源が勝っているので、場合によって使い分けるとよい。
【0056】
次に、この第2の実施形態の検出系について説明する。
【0057】
結像レンズ17を通過した光は、ビームスプリッタ18a,18b,18cにより、4つの光路に分岐される。ここでは、分岐光路夫々の光量は等しいものとする。分岐光路毎にラインセンサ7a,7b,7c,7dが配置されている。なお、ラインセンサ7dの前に全反射ミラー23が配置されているが、これは必ずしも必要なものではない。
【0058】
これらラインセンサ7a,7b,7c,7dは夫々、異なる像面位置に配置されている。即ち、ラインセンサ7aは高さ検出範囲の下限近くの物体面(検査対象物1の面)と結像関係にある像面位置に配置され、ラインセンサ7bはラインセンサ7aよりも高さ検出範囲の下限,上限の中間と結像関係にある像面位置側に配置され、ラインセンサ7cはこの中間の像面位置よりも高さ検出範囲の上限側に配置され、ラインセンサ7dは高さ検出範囲の上限近くの物体面と結像関係にある像面位置に配置されている。
【0059】
なお、これら4つのラインセンサ7は同一検出画素数、同一検出画素ピッチのセンサであって、夫々のn番目の検出画素は、物体面上のスリット光で照射される単位領域の像を検出するように、その位置が調整されている。また、これら4つのラインセンサ7の駆動クロックは、互いに同期した同一のクロックであり、検出画素の形状は正方形あるいは正方形に近いものであり、例えば、13μm×13μm(ピッチ×アパーチャ)のものがある。この場合、ラインセンサ7の検出画素自体の大きさがスリットして作用し、ぼけた像の一部(中心部のみ)の光量を検出することになる。
【0060】
ラインセンサ7a,7b,7c,7dの検出出力は夫々、アンプ8a,8b,8c,8dで増幅された後、A/D変換器9a,9b,9c,9dでデジタル信号に変換され、画像入力基板6により、パソコン4に入力される。m個の検出画素のラインセンサ7a,7b,7c,7dのk番目の検出画素の出力値を夫々A(k),B(k),C(k),D(k)とすると、図9に示すように、各検出画素(k=1,2,……,m)の結像関係にある検査対象物1の高さZ(k)は、夫々の出力値A(k),B(k),C(k),D(k)の間を補間し、これによって得られるグラフの最大となる点における高さとする。例えば、これら4つの出力値の最大値(図9では、B(k))とその前後に位置する値(図9では、A(k),C(k))との3つの出力値をガウス分布で補間し、その最大となる位置を求める。
【0061】
この第2の実施形態では、4つのラインセンサ7を配置したが、ラインセンサの数をさらに増やすことにより、高さの検出精度が向上し、また、高さ検出範囲を拡大することができる。勿論、3個以下のラインセンサを用いるようにしてもよい。
【0062】
なお、図1に示したレーザ源10による照射系と図8に示した検出・処理系との組み合わせ、あるいは、図8に示したランプ19による照射系と図1に示した検出・処理系との組み合わせも可能であることは勿論である。
【0063】
図10は本発明による立体形状検出方法及び装置の第3の実施形態を示す構成図であって、24はポリゴンミラー、25はリレーレンズであり、図1に対応する部分には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0064】
同図において、レーザ源10から出射された光ビームは、ポリゴンミラー24で反射された後、リレーレンズ25と穴付きミラー14の穴14aとを通過し、対物レンズ15を介して検査対象物1に照射される。ここで、検査対象物1を照射する光ビームのスポットは、ポリゴンミラー24の回転とともに、この検査対象物1の面を直線状に走査する。このスポットの径は、ラインセンサ7でのその像がラインセンサ7の検出画素の配列方向の幅とほぼ等しくなるように設定されており、このスポットの走査範囲は、ラインセンサ7の検出画素配列方向の長さをLL、対物レンズ15と結像レンズ17との間の検出系の検出倍率をG2とすると、
LL/G2
の関係にある。
【0065】
このような関係からして、光ビームのスポットでこのように走査することは、先の第1,第2の実施形態でのスリット光を検査対象物1に照射することと同等である。
【0066】
なお、この場合、ラインセンサ7a,7b,7cの駆動をポリゴンミラー24の回転と同期させるとよい。
【0067】
また、ポリゴンミラーの代わりに、ガルバノミラーや偏向光学素子など他の手段を用いるようにしてもよい。
【0068】
図11は前出の立体形状検査方法及び装置を適用した本発明によるパターン検査方法及び装置の一実施形態を示す構成図であって、2aはワークホルダ、6a,6bは画像入力ボード、6cはインターフェース基板(COM−I/F)、26は光源、27は光学系、28はCCDラインセンサ部、29はTDIラインセンサ、30はローダ/アンローダ(L/UL)、31はシーケンサ、32はカメラコントロール・座標管理基板であり、前出図面に対応する部分には同一符号を付けている。
【0069】
同図において、検査対象物1は、XYステージ2にワークホルダ2aを介して固定される。光学系27は、図1や図8に示した高さ画像を得る立体形状検出系と明るさ画像を得る平面画像検出系とを複合した光学系である。立体形状検出系の検出器は3個のCCDラインセンサを用いたCCDラインセンサ部28であり、図1に示されるアンプ8a〜8cやA/D変換器9a〜9cなども備えている。これら3個のCCDラインセンサは、先に図1で説明した高さ検出範囲の下限の物体面と結像関係にある像面位置における明るさを検出するラインセンサと、高さ検出範囲の上限の物体面と結像関係にある像面位置における明るさを検出するラインセンサと、全体の明るさを検出するラインセンサである。
【0070】
夫々CCDラインセンサから出力されてA/D変換された信号は、バスを介し、図1の画像入力基板6をなす画像入力ボード6aからパソコン4に入力される。平面画像検出系の検出器は、マルチタップのTDI(Time Delay & Integration)ラインセンサ29である。このTDIセンサ29は、CCDラインセンサに比べて高感度であるため、画素サイズを小さくしても高速な検出ができる。4タップのTDIラインセンサを用い、検出信号のデータレートを4倍にすると、明るさ画像の検出画素のサイズを高さ画像の検出画素のサイズの半分にして、データ量が4倍になっても問題ない。例えば、高さ画像の検出画素サイズを6μm、明るさ画像の検出画素サイズを3μmとし、CCDラインセンサ部28のデータレートを10MHz、TDIラインセンサ29のデータレートを10MHz×4=40MHzとする。TDIラインセンサ29の出力信号は、図1の画像入力基板6をなす画像入力ボード6bを経由してパソコン4に入力される。
【0071】
CCDラインセンサ部28とTDIラインセンサ29とには、カメラコントロール・座標管理基板32から駆動パルスが供給される。XYステージ2のサーボモータに内蔵されているロータリエンコーダの出力パルス信号をドライバ3から得て、検出画素のサイズに相当するクロックに分周し、これを駆動パルスとしてCCDラインセンサ部28とTDIラインセンサ29とに供給する。CCDラインセンサ部28には、XYステージ2が6μm移動する毎に1パルス送り、TDIラインセンサ29にも、XYステージ2が6μm移動する毎に1パルス送る。これにより、XYステージ2の移動速度とCCDラインセンサ部28とTDIラインセンサ29の駆動とが同期する。カメラコントロール・座標管理基板32は、インターフェース基板6cを介して、パソコン4により制御させる。
【0072】
パソコン4は、ステージコントロール基板5からパルスを発生し、ドライバ3を駆動してXYステージ2を制御する。CCDラインセンサ部28のラインセンサの検出画素の配列方向とは直交する方向、即ち、y軸方向(図1)にXYステージ2を一定速度で移動させながら、画像を検出する。XYステージ2を、先に説明したように、往復動作させて、XYステージ2のy軸方向の折り返し時、このXYステージ2をx軸方向に検出幅だけステップ送りすることにより、検査対象物1の検査対象領域のパターンを検出することができる。
【0073】
ワークホルダ2aや光源26,ローダ/アンローダ30は、シーケンサ31によって制御される。ワークホルダ2aやローダ/アンローダ30はメカニカルな動作が制御対象であり、光源26はシャッタの開閉や光量が制御対象である。シーケンサ31はRS−232Cでパソコン4と通信し、パソコン4が全体シーケンスを制御する。
【0074】
パソコン4は、3つのCCDラインセンサを備えたCCDラインセンサ部28の出力信号から、先に説明したように、高さ画像を生成するとともに、TDIラインセンサ29の出力信号から明るさ画像を生成し、これらを用いてパターン欠陥を抽出する。高さ画像も用いているので、平面的な欠陥のみならず、厚み不足などの厚さ方向の欠陥をも検出できる。
【0075】
以上のようにして得られた検査結果は、プリンタなどによって出力される。図12はその出力結果の一例を示す図である。ここでは、検査結果としては、断線,ショート,かすれ,ピンホール,突起の各欠陥とする。ここでは、欠陥の種類毎に異なる形状のマークで、かつ検査の結果得られた位置情報に基づく位置に夫々表示する。従って、プリンタの出力紙に印字されたマークにより、夫々の欠陥の位置が示される。
【0076】
また、かかる検査結果をネットワーク経由で検査装置外の計算機などへ転送することもできる。例えば、XYステージと顕微鏡からなる欠陥確認ステーションに検査結果を転送し、その欠陥位置に基づいてXYステージを駆動させることにより、夫々の欠陥の確認作業を行なうことができる。このとき、欠陥の修正作業も同時に行なうことができる。
【0077】
さらに、例えば、計算機に検査結果を保管しておき、統計処理などにより、製造装置のプロセスモニタとして活用することもできる。
【0078】
図13に先に説明した立体形状検出方法及び装置を適用した本発明によるはんだ付け部検査方法及び装置の一実施形態を示す構成図であって、図11に対応する部分には同一符号を付けている。
【0079】
同図において、検査対象物1は、XYステージ2にワークホルダ2aを介して固定される。光学系27は、図1や図8に示した高さ画像を得る立体形状検出光学系である。立体形状検出系の検出器は3個のCCDラインセンサとこれらの出力信号をA/D変換するA/D変換器などを含むCCDラインセンサ部28であり、これらCCDラインセンサは、先に図1で説明した高さ検出範囲の下限の物体面と結像関係にある像面位置における明るさを検出するCCDラインセンサと、高さ検出範囲の上限の物体面と結像関係にある像面位置における明るさを検出するCCDラインセンサと、全体の明るさを検出するCCDラインセンサである。夫々のCCDラインセンサの出力信号は、A/D変換された後、画像入力ボード6aからパソコン4に入力される。例えば、CCDラインセンサの検出画素のサイズを15μmとし、CCDラインセンサのデータレートを15MHzとする。
【0080】
CCDラインセンサ部28には、カメラコントロール・座標管理基板32から駆動パルスが供給される。XYステージ2のサーボモータに内蔵されているロータリエンコーダの出力パルス信号をドライバ3から得て、CCDラインセンサの検出画素のサイズに相当するクロックに分周し、駆動パルスとして、CCDラインセンサ部28に供給する。CCDラインセンサ部28には、XYステージ2がy軸方向に15μm移動する毎に1パルス送られる。これにより、XYステージ2のy軸方向の速度とCCDラインセンサの駆動とが同期される。カメラコントロール・座標管理基板32は、インターフェース基板6cを介して、パソコン4で制御させる。
【0081】
パソコン4は、ステージコントロール基板5からパルスを発生し、ドライバ3を駆動してXYステージ2を制御する。CCDラインセンサの検出画素の配列方向に直交する方向、即ち、y軸方向(図1)にXYステージ2を一定速度で移動させながら、画像を検出する。先に説明したように、XYステージ2をy軸方向で往復動作させ、XYステージ2の折り返し時、XYステージ2をx軸方向に検出幅だけステップ送りすることにより、検査対象物1の検査対象となるはんだ付け領域全体を検出する。
【0082】
ワークホルダ2aや光源26,ローダ/アンローダ30はシーケンサ31で制御される。ワークホルダ2aやローダ/アンローダ30はメカニカルな動作が制御対象であり、光源26はシャッタの開閉が制御対象である。シーケンサ31は、RS−232Cでパソコン4と通信し、パソコン4が全体のシーケンスを制御する。
【0083】
パソコン4は、CCDラインセンサ部28の3個のCCDラインセンサの出力信号から高さ画像を生成するとともに、全体の光量を検出しているCCDラインセンサ(3個のCCDラインセンサのうちの図1でのラインセンサ7cに相当するもの)の出力信号から明るさ画像を生成する。これら画像により、はんだ付部でのはんだ付の良否を判定し、はんだ付不良を検出する。
【0084】
次に、本発明による検査装置の検査対象物について説明する。
【0085】
1つの例は、セラミック基板に用いるグリーンシートに形成された金属微粒子の配線パターンである。欠陥として、断線や半断線,ショート,半ショート欠陥などのパターンの平面形状欠陥と、パターンの厚み方向の欠陥、例えば、かすれやピンホール(高さ不足系),突起(高さ過剰系)がある。
【0086】
他の例は、プリント板に形成された銅配線パターンである。特に、ビルドアップ基板はパターン密度が高く、微細化しているため、小さな欠陥まで検出する必要がある。パターンのアスペクト比が大きくなり、パターン厚み方向の欠陥の検査も重要となる。欠陥として、断線や半断線,ショート,半ショート欠陥などのパターンの平面形状欠陥と、パターンの厚み方向の欠陥、例えば、薄いパターンやピンホール(高さ不足系),突起(高さ過剰系)がある。また、ビアホールやスルーホールの形状も検査対象となる。
【0087】
さらに他の例は、フラットディスプレイの検査である。プラズマディスプレイパネル(PDP)の隔壁高さや隔壁幅,蛍光体膜厚などの3次元形状検査や、隔壁製造工程における感光膜の検査に好適である。また、カラーフィルタの突起欠陥検査やブラウン管の蛍光体膜厚検査等にも適用できる。
【0088】
さらに他の例は、プリント配線板のはんだ付検査である。QFPやSOP,チップ部品などのはんだ不良(濡れ不良,はんだ小,ブリッジなど)や位置ずれを検査する。
【0089】
以上のように、電子回路関係のアプリケーションを例として挙げたが、他の分野への適用も勿論可能である。
【0090】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、検出器にラインセンサを使用しているため、機械的な可動部がなく、一定幅の通過領域を通過する光量に基づいて象のぼけ量を検出する方式をとり、ラインセンサの検出画素自体がこの通過領域としての機能をするので、別途スリットを設ける必要がなく、安価でかつ高さ検出を高速に行なうことができるし、検査対象物での光の照射方向と反射光の検出方向とを同じ方向とし、特に、垂直落射照明,垂直上方検出を行なうものであるから、検査の死角が生じない。
【0091】
また、本発明による立体形状検出装置をパターン検査装置に使用することにより、高速で安価な検査装置が実現できる。
【0092】
さらに、本発明による立体形状検出装置をはんだ検査装置に使用することにより、高速で安価な検査装置が実現できる。
【0093】
さらに、本発明による立体形状検出装置を外観検査装置に使用することにより、高速で安価な検査装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による立体形状検出方法及び装置の第1の実施形態を示すブロック構成図である。
【図2】矩形開口レンズの焦点はずれ像を説明する図である。
【図3】焦点はずれ量を測定する原理を説明する図である。
【図4】焦点はずれ量を測定する第1の構成を説明する図である。
【図5】焦点はずれ量を測定する第2の構成を説明する図である。
【図6】矩形開口レンズによる線状物体の焦点はずれ像を説明する図である。
【図7】本発明の原理を説明する図である。
【図8】本発明による立体形状検出方法及び装置の第2の実施形態を示すブロック構成図である。
【図9】図1,図8に示した実施形態でのセンサ出力値よりを高さを算出する原理を説明する図である。
【図10】本発明による立体形状検出方法及び装置の第3の実施形態を示すブロック構成図である。
【図11】本発明によるパターン検査装置の一実施形態を示すブロック構成図である。
【図12】図11に示したパタン検査装置の検査結果の一例を示す図である。
【図13】本発明によるはんだ検査装置の一実施形態を示すブロック構成図である。
【符号の説明】
1 検査対象物
2 XYステージ
3 ドライバ
4 計算機
5 モータコントロール基板
6 画像入力基板
7a〜7d ラインセンサ
8a〜8d アンプ
9a〜9d A/D変換器
10 レーザ
11 レンズ
12 シリンドリカルレンズ
13 コリメーティングレンズ
14 穴付ミラー
14a 穴
15 対物レンズ
16 開口絞り
17 結像レンズ
18a〜18c ビームスプリッタ
19 ランプ
20a,20b コンデンサレンズ
21 拡散板
22 スリット
23 全反射ミラー
24 ポリゴンミラー
25 リレーレンズ
Claims (15)
- 検査対象物の一直線上の複数の単位領域を光照明し、該検査対象物の光照明された該複数の単位領域からの反射光を、レンズと矩形状の開口とを介し、該レンズの結像面に前後する複数の異なる位置に配置された夫々のラインセンサで受光して、夫々の該ラインセンサでその検出画素毎に異なる該単位領域からの該反射光を検出し、夫々の該ラインセンサで該単位領域毎に得られる該検査対象物の光照明領域の幅方向での像のぼけ量に応じた検出光量により、該検査対象物の光照明される該単位領域毎の高さを算出することを特徴とする立体形状検出方法。
- 検査対象物の一直線上の複数の単位領域を光照明する照明系と、
一方向に大きくかつそれと直交する方向に小さい形状の開口とレンズとを有し、複数の該単位領域からの反射光が通過する光学系と、
該光学系の結像面に前後する異なる位置に配置され、該光学系を通過した該複数の単位領域からの反射光を検出する複数のラインセンサと、
複数の該ラインセンサ夫々の検出出力から光照明される複数の該単位領域夫々の高さ情報を算出する処理手段と
からなり、
該複数のラインセンサは夫々、その検出画素毎に該検査対象物の光照明される別々の該単位領域からの反射光を検出することを特徴とする立体形状検出装置。 - 請求項2において、
前記ラインセンサでの前記検査対象物の光照明領域の幅が前記ラインセンサの前記検出画素のサイズとほぼ同じ大きさであることを特徴とする立体形状検出装置。 - 検査対象物の一直線上の複数の単位領域を光照明し、該検査対象物の該光照明領域の幅方向に該検査対象物を連続移動させて、該検査対象物の光照明される該複数の単位領域からの反射光を、レンズと矩形状の開口を介し、該レンズの結像面に前後する複数の異なる位置に配置されたラインセンサで受光して、夫々の該ラインセンサでその検出画素毎に異なる該単位領域からの該反射光を検出し、夫々の該ラインセンサで該単位領域毎に得られる該検査対象物の光照明領域の幅方向での像のぼけ量に応じた検出光量により、該検査対象物の該単位領域の高さを算出することを特徴とする立体形状検出方法。
- 検査対象物の一直線上の複数の単位領域を光照明し、該複数の単位領域への照明方向と同一方向に該検査対象物の光照明される複数の単位領域から反射される反射光を、レンズと矩形状の開口とを有する光学系を介し、該レンズの結像面に前後する複数の異なる位置に配置されたラインセンサで検出して、夫々の該ラインセンサでその検出画素毎に別々の該単位領域の検出光量を得、該検出光量により、該検査対象物の光照明されている該単位領域毎の高さを算出することを特徴とする立体形状検出方法。
- 検査対象物の一直線上の複数の単位領域を光照明する照明系と、
該検査対象物を、その該照明系による光照明領域の幅方向に、連続移動させるステージと、
該検査対象物の光照明される該複数の単位領域からの反射光が通過するレンズと矩形状の開口とを有する光学系と、
該光学系を介した該検査対象物からの該反射光を該検査対象物の該単位領域毎に別々の検出画素で検出する複数のラインセンサと、
複数の該ラインセンサの該検出画素毎の検出光量から該単位領域毎に高さを算出する処理手段と
からなり、
複数の該ラインセンサは、該光学系の該レンズの結像面に前後する異なる位置に配置されていることを特徴とする立体形状検出装置。 - 検査対象物の一直線上の複数の単位領域を光照明する照明系と、
該検査対象物の光照明される該複数の単位領域からの反射光のうち、該照明系による該検査対象物への照明方向と同一方向の反射光を抽出し、抽出した該反射光を通過させるレ ンズと矩形状の開口とを有する光学系と、
該光学系の結像面に前後する異なる位置に配置され、該光学系を介した該反射光を該検査対象物の光照明される該単位領域毎に分離して検出する複数のラインセンサと、
該ラインセンサ夫々で検出された該単位領域毎の光量から該単位領域毎に高さを算出する処理手段と
からなることを特徴とする立体形状検出装置。 - 請求項6または7において、
前記処理手段のデータレートが数MHzから数十MHzであることを特徴とする立体形状検出装置。 - 検査対象物の一直線上の複数の単位領域を光照明し、該検査対象物の光照明領域の幅方向に該検査対象物を連続的に移動させて、該検査対象物の光照明される該複数の単位領域からの反射光を、レンズと矩形状の開口を介し、該レンズの結像面に前後する複数の異なる位置に配置されたラインセンサで受光して、夫々の該ラインセンサでその検出画素毎に異なる該単位領域からの該反射光を検出し、夫々の該ラインセンサで該単位領域毎に得られる該検査対象物の光照明領域の幅方向での像のぼけ量に応じた検出光量を用いて該検査対象物の光照明されている該単位領域の高さを算出することにより、該検査対象物でのパターン欠陥を検出することを特徴とするパターン検査方法。
- 検査対象物の一直線上の複数の単位領域を光照明する照明系と、
該検査対象物を、その該照明系による光照明領域の幅方向に、連続送りするステージと、
該検査対象物の該光照明領域の長手方向に対応した方向で小さくかつ該光照明領域の幅方向に対応した方向で大きい形状の開口とレンズとを有し、該検査対象物の光照明される該複数の単位領域からの反射光を通過させる光学系と、
該光学系の結像面に前後し、かつ該光学系を通過した該反射光の光軸に平行な複数の異なる位置に夫々配置され、該検査対象物の光照明される該複数の単位領域夫々からの該反射光を別々に検出する検出画素を有する複数のラインセンサと、
該複数のラインセンサの各検出画素毎に検出される光量から該検査対象物の光照明された領域の明るさ画像と該単位領域毎の高さ情報とを算出する処理手段と、
該処理手段から得られた該明るさ画像と該高さ情報とから該検査対象物でのパターン欠陥を抽出する欠陥検出手段と
からなることを特徴とするパターン検査装置。 - 請求項10において、
前記高さ情報の検出画素のサイズが明るさ画像の検出画素のサイズの整数倍であることを特徴とするパターン検査装置。 - 検査対象物のはんだ付け部の一直線上の複数の単位領域を光照明し、検査対象物の光照明された該複数の単位領域からの反射光を、レンズと矩形状の開口とを介し、該レンズの結像面に前後する複数の異なる位置に配置された夫々のラインセンサで受光して、夫々の該ラインセンサでその検出画素毎に異なる該単位領域からの該反射光を検出し、夫々の該ラインセンサで該単位領域毎に得られる該検査対象物の光照明領域の幅方向での像のぼけ量に応じた検出光量から該はんだ付け部での該単位領域毎の高さを算出して高さ画像を得、得られた該高さ画像により、該はんだ付け部でのはんだ付欠陥を検出することを特徴とするはんだ付検査方法。
- 検査対象物のはんだ付け部の一直線上の複数の単位領域を光照明する照明系と、
該検査対象物を、その該照明系による光照明領域の幅方向に、連続送りするステージと、
該検査対象物の該光照明領域の長手方向に対応した方向で小さくかつ該光照明領域の幅方向に対応した方向で大きい形状の開口とレンズとを有し、該検査対象物の光照明される該複数の単位領域からの反射光を通過させる光学系と、
該光学系の結像面に前後し、かつ該光学系を通過した該反射光の光軸に平行な複数の異 なる位置に夫々配置され、該検査対象物の光照明される該複数の単位領域夫々からの該反射光を別々に検出する検出画素を有する複数のラインセンサと、
該複数のラインセンサの各検出画素毎に検出される光量から該検査対象物の光照明領域の明るさ画像と該単位領域毎の高さ情報とを算出する処理手段と、
該処理手段から得られた該明るさ画像と該高さ情報とから該検査対象物でのはんだ付欠陥を抽出する欠陥検出手段と
からなることを特徴とするはんだ付検査装置。 - 検査対象物の一直線上の複数の単位領域を光照明し、検査対象物の光照明された該複数の単位領域からの反射光を、レンズと矩形状の開口とを介し、該レンズの結像面に前後する複数の異なる位置に配置された夫々のラインセンサで受光して、夫々の該ラインセンサでその検出画素毎に異なる該単位領域からの該反射光を検出し、夫々の該ラインセンサで該単位領域毎に得られる該検査対象物の光照明領域の幅方向での像のぼけ量に応じた検出光量から該検査対象物の光照明された単位領域毎の高さ情報を算出し、該高さ情報により該検査対象物の形状欠陥を検出することを特徴とする外観検査方法。
- 検査対象物の一直線上の複数の単位領域を光照明する照明系と、
該検査対象物を、その該照明系による光照明領域の幅方向に、連続送りするステージと、
該検査対象物の該光照明領域の長手方向に対応した方向で小さくかつ該光照明領域の幅方向に対応した方向で大きい形状の開口とレンズとを有し、該検査対象物の光照明される該複数の単位領域からの反射光を通過させる光学系と、
該光学系の結像面に前後し、かつ該光学系を通過した該反射光の光軸に平行な複数の異なる位置に夫々配置され、該検査対象物の光照明される該複数の単位領域夫々からの該反射光を別々に検出する検出画素を有する複数のラインセンサと、
該複数のラインセンサの各検出画素毎に検出される光量から該検査対象物の光照明される領域の明るさ画像と該単位領域毎の高さ情報とを算出する処理手段と、 該処理手段から得られた該明るさ画像と該高さ情報とから該検査対象物での形状欠陥を抽出する欠陥検出手段と
からなることを特徴とする外観検査装置。
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