JP3681935B2 - Ofdm受信装置 - Google Patents
Ofdm受信装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3681935B2 JP3681935B2 JP29169399A JP29169399A JP3681935B2 JP 3681935 B2 JP3681935 B2 JP 3681935B2 JP 29169399 A JP29169399 A JP 29169399A JP 29169399 A JP29169399 A JP 29169399A JP 3681935 B2 JP3681935 B2 JP 3681935B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- signal
- phase
- signals
- autocorrelation
- output
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02D—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
- Y02D30/00—Reducing energy consumption in communication networks
- Y02D30/70—Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks
Landscapes
- Radio Transmission System (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、日本や欧州における地上波ディジタルTV放送のようにOFDM変調された信号の受信装置に関し、特に車載用として好適なダイバーシチ受信型のOFDM受信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、地上波ディジタルTV放送に代表されるディジタルのオーディオ信号や映像信号の伝送(変調)方式としてOFDM( Orthogonal Frequency Division Multiplexing、直交周波数分割多重)によるマルチキャリア(多搬送波)変調方式が実用化されつつある。この変調方式による放送は、符号化したデータを分割して千から数千以上の搬送波に振り分け、多重化して伝送する。
図10にOFDM送信装置の構成ブロック図を、図11にOFDMによる変調過程を模型化した説明図を示す。
【0003】
図10において、OFDM変調手段61は、入力されるディジタル信号をQPSK等の変調を行う変調手段62と、変調された直列信号を並列信号に変換する直/並列変換手段(S/P)63と、変換された並列信号を逆フーリエ変換する高速逆フーリエ変換手段(IFFT)64と、逆フーリエ変換された信号を直列系列に変換し、時間信号として出力する並/直列変換手段(P/S)65と、変換された信号にガードインターバルを挿入するガードインターバル挿入手段66とから構成されている。また、67は送信手段(TX)、68はアンテナである。
【0004】
上記構成において、入力されたディジタル信号が変調手段62により所定の変調方式(例えば、QPSK変調)で情報変調されることにより得られた変調シンボルは、図11に示すように、直/並列変換手段(S/P)63により、より低速の変調シンボル列、すなわち、一定周波数間隔(Δf)で並んだN個のそれぞれ互いに直交する搬送波の変調シンボル列に変換される。この変調シンボル列は、高速逆フーリエ変換手段(IFFT)64により高速逆フーリエ変換(IFFT)され、更に、並/直列変換手段(P/S)65により波形合成され、直交する時間軸信号の同相成分(以下Iと記す。)と、直交成分(以下、Qと記す。)が生成される。
【0005】
さらに、ガードインターバル挿入手段66により所定時間(有効シンボル時間)Tsで区切られた信号の末尾の所定時間分(ガードインターバル時間)Tgを上記時間軸信号I,Qの開始部にコピーして挿入し、これをガードシンボルとする。このようにガードシンボルが挿入された時間軸信号が、ガードインターバル挿入手段66からベースバンド時系列信号として生成される。
【0006】
このガードシンボルは受信時に生じる遅延波妨害(干渉)の対策のために挿入されるもので、マルチパス環境下での信号の相対遅延による隣接シンボル干渉を吸収するシンボルである。
ここで、(Tg+Ts)時間の時間軸信号が1単位のOFDMシンボルとして扱われ、受信時の処理によってこのガードシンボルが除去されてTs時間の信号のみが有効シンボル信号として抽出され、復調されるものである。
そして、ガードインターバル挿入手段66により生成されたベースバンド時系列信号は、D/A変換手段を含む送信手段(TX)67で所定の搬送波に乗せられ、電力増幅した後アンテナ68から空間に輻射される。
【0007】
つぎに、図12に基本的なOFDM受信装置の構成を、図13にOFDMによる復調過程を概念的に示す。
図12において、OFDM受信装置は、アンテナ82と、受信手段(REC)83と、OFDM復調手段81とを有している。
また、OFDM復調手段81は、受信した信号からガードシンボルを除去して有効シンボル信号を抽出する有効シンボル抽出手段84、有効シンボル信号を並列信号に変換する直/並列変換手段(S/P)85、並列信号をフーリエ変換する高速フーリエ変換手段(FFT)86、直列信号に変換する並/直列変換手段(P/S)87および復調手段88を有している。
【0008】
図12において、アンテナ82によって捕捉された信号電波は受信手段(REC)83によって増幅、周波数変換され、ベースバンド時系列信号として出力され、OFDM復調手段81によって復調される。
OFDM復調手段81では、図13に示すように、有効シンボル抽出手段84において、受信したOFDMシンボルを参照し、Ts時間だけ離れた2つのシンボル信号をTg時間にわたり積和を計算して自己相関信号を発生し、これを基準信号とする。続いてOFDMシンボルの基準信号(自己相関信号)のピーク(最大値)を検出し、自己相関信号のピークに基づいて挿入されたガードシンボルの開始時期を検出し、このガードシンボルを除去して有効シンボルのI、Qを抽出する。
【0009】
次いで、直/並列変換手段(S/P)85により有効シンボル信号を並列信号に変換し、変換された並列信号を高速フーリエ変換手段(FFT)86により高速フーリエ変換(FFT)してΔfずつ周波数のずれたN個の搬送波の変調シンボルを取り出す。このように取り出された変調シンボルを並/直列変換手段(P/S)87により直列状の時間系列に変換してから、復調手段88により所定の方式で復調して、ディジタル信号を復号する。
【0010】
以上のように、受信したOFDMシンボルの基準信号(自己相関信号)のピーク(最大値)を検出し、自己相関信号のピークに基づいて有効シンボルを抽出するので、基準信号が正確に検出されないと、抽出した有効シンボルに隣接するOFDMシンボルのデータが含まれることとなり、ビット誤りが発生するという問題がある。
一方、OFDM変調による放送信号を自動車等で移動しながら受信する場合、フェージングの影響を受けてしまい、基準信号を正確に発生できなくなる。その結果、前述のようなビット誤りが発生するので、移動受信時にはダイバーシチ受信によりレベル変動を抑制するようにしている。
【0011】
移動通信を行うときのフェージングに伴う受信信号のレベル変動の影響を回避する目的で構成された従来のOFDM受信装置の構成を図14に示す。図14は、説明の便宜上、2系統のアンテナを含む受信系を有するOFDM受信装置について示している。
図14に示すOFDM受信装置の構成は、アンテナ101aから高速フーリエ変換手段(FFT)105aに至るまでの構成(アンテナ101bから高速フーリエ変換手段(FFT)105bに至るまでの構成も同様)は図12に示すアンテナ82から高速フーリエ変換手段(FFT)86に至る構成と同一である。
【0012】
図14に示すOFDM受信装置では高速フーリエ変換手段(FFT)105a(高速フーリエ変換手段(FFT)105b)の後にダイバーシチ合成手段106と、並/直列変換手段(P/S)107と、復調手段108とが設けられている。
上記構成において、アンテナ101aによって受信された信号は、受信手段(REC)102aで増幅され、有効シンボル抽出手段103aで自己最大相関値を検出することにより、ガードシンボルを除去して有効シンボル信号を抽出した後、直/並列変換手段(S/P)104aにおいて並列信号に変換され、高速フーリエ変換手段(FFT)105aによってフーリエ変換され、各搬送波の信号がダイバーシチ合成手段106に出力される。
【0013】
同様に、アンテナ101bによって受信された信号は、受信手段(REC)102bで増幅され、有効シンボル抽出手段103bで自己最大相関値を検出することにより、ガードシンボルを除去して有効シンボル信号を抽出した後、直/並列変換手段(S/P)104bにおいて並列信号に変換され、高速フーリエ変換手段(FFT)105bによってフーリエ変換され、各搬送波の信号がダイバーシチ合成手段106に出力される。
ダイバーシチ合成手段106では各搬送波毎に2系統の受信系における受信レベルが比較され、レベルが大きい搬送波が選択され、その変調シンボルが並/直列変換手段(P/S)107に出力される。並/直列変換手段107では入力された変調シンボルが直列信号に変換され、復調手段108によって復調される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した従来のOFDM受信装置ではダイバーシチ合成手段の前段に有効シンボル抽出手段が設けられている。このため、複数のアンテナ素子毎に基準信号を取り出し該基準信号のピーク点に基づいて有効シンボル信号を抽出するので、フェージングが発生した場合には受信信号のレベル変動が大きく、基準信号(自己相関信号)を正確に検出することができなくなる。このように基準信号が正確に検出されない場合には雑音が混入して正確に有効シンボル信号の抽出ができず、基準信号のタイミング誤りが発生してビット誤りが多くなるという問題があった。
【0015】
また、高速フーリエ変換回路(FFT)は、復調回路と同等規模の回路なので、アンテナ素子数の多いダイバーシチを構成したとき、回路規模の大きい高速フーリエ変換回路(FFT)がアンテナ素子数だけ必要になり、それ故、回路規模が大きくなってしまい、受信装置全体が複雑な回路になってしまうという問題もあった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、有効シンボル抽出手段の前にダイバーシチ合成手段を配設することにより、充分なキャリア/ノイズ比(C/N)をもった信号に対して有効シンボル信号抽出を行うことができるOFDM変調された放送信号を移動受信するために使用されるダイバーシチ受信型のOFDM受信装置を提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明のOFDM受信装置は、互いに離間して配設されOFDM変調された信号を捕捉する複数のアンテナと、該複数のアンテナにそれぞれ接続され、供給された信号を処理してベースバンド信号にする複数の受信手段と、該複数の受信手段の各出力信号を合成するダイバーシチ合成手段と、該ダイバーシチ合成手段の合成出力から変調時に挿入されたガードインターバル信号を取り除き、有効シンボル信号を抽出して復調するOFDM復調手段とを有することを特徴とする。
【0017】
本発明のOFDM受信装置では、互いに離間して配設された複数のアンテナによりOFDM変調された信号が捕捉され、該複数のアンテナにそれぞれ接続された複数の受信手段により供給された信号が処理されベースバンド信号に変換される。さらにダイバーシチ合成手段により複数の受信手段の各出力信号が合成され、該ダイバーシチ合成手段の合成出力からOFDM復調手段により変調時に挿入されたガードインターバル信号が取り除かれ、有効シンボル信号が抽出されて復調される。
【0018】
また、本発明のOFDM受信装置は、前記ダイバーシチ合成手段は、前記複数の受信手段の出力信号間の相互相関を検出する相互相関検出手段と、前記複数の受信手段の各々の出力側に設けられ、前記相互相関検出手段の検出結果に基づいて前記複数の受信手段の各々の出力信号を所定の位相だけ位相補正する移相手段と、該移相手段により位相補正処理された各信号を合成する信号合成手段とを有することを特徴とする。
【0019】
本発明のOFDM受信装置の前記ダイバーシチ合成手段では、相互相関検出手段により前記複数の受信手段の出力信号間の相互相関が検出され、前記複数の受信手段の各々の出力側に設けられた移相手段により、前記相互相関検出手段の検出結果に基づいて前記複数の受信手段の各々の出力信号を所定の位相だけ位相補正される。さらに、信号合成手段により前記移相手段により位相補正処理された各信号が合成される。
【0020】
また、本発明のOFDM受信装置は、前記ダイバーシチ合成手段は、前記複数の受信手段の各々の出力側に接続され、該受信手段の出力信号の自己相関を検出する自己相関検出手段と、前記複数の受信手段の各々の出力側に設けられ、前記自己相関検出手段の検出結果に基いて前記複数の受信手段の各々の出力信号を所定の振幅に補正する振幅補正手段と、前記複数の受信手段の出力信号間の相互相関を検出する相互相関検出手段と、前記各振幅補正手段の各々の出力側にそれぞれ設けられ、前記相互相関検出手段の検出結果に基づいて前記各振幅補正手段の出力信号を所定の位相だけ位相補正する移相手段と、前記振幅補正手段及び移相手段により、それぞれ振幅補正ならびに位相補正処理された各信号を合成する信号合成手段とを有することを特徴とする。
【0021】
本発明のOFDM受信装置の前記ダイバーシチ合成手段では、前記複数の受信手段の各々の出力側に接続された自己相関検出手段により、前記受信手段の出力信号の自己相関が検出され、前記複数の受信手段の各々の出力側に設けられた振幅補正手段により、前記自己相関検出手段の検出結果に基いて前記複数の受信手段の各々の出力信号が所定の振幅に補正される。さらに相互相関検出手段により前記複数の受信手段の出力信号間の相互相関が検出され、前記各振幅補正手段の各々の出力側にそれぞれ設けられた移相手段により、前記相互相関検出手段の検出結果に基づいて前記各振幅補正手段の出力信号を所定の位相だけ位相補正される。そして信号合成手段により前記振幅補正手段及び移相手段により、それぞれ振幅補正ならびに位相補正処理された各信号が合成される。
【0022】
また、本発明のOFDM受信装置は、前記ダイバーシチ合成手段は、前記複数の受信手段の各々の出力側に接続され、該受信手段の出力信号の自己相関を検出する自己相関検出手段と、前記複数の受信手段の各々の出力側に設けられ、前記自己相関検出手段の検出結果に基いて前記複数の受信手段の各々の出力信号を所定の振幅に補正する振幅補正手段と、前記各振幅補正手段の出力信号間の相互相関を検出する相互相関検出手段と、前記各振幅補正手段の出力側にそれぞれ設けられ、前記相互相関検出手段の検出結果に基づいて前記各振幅補正手段の出力信号を所定の位相だけ位相補正する移相手段と、前記振幅補正手段及び移相手段により、それぞれ振幅補正ならびに位相補正処理された各信号を合成する信号合成手段とを有することを特徴とする。
【0023】
本発明のOFDM受信装置の前記ダイバーシチ合成手段では、前記複数の受信手段の各々の出力側に接続された自己相関検出手段により、前記受信手段の出力信号の自己相関が検出され、前記複数の受信手段の各々の出力側に設けられた振幅補正手段により、前記自己相関検出手段の検出結果に基いて前記複数の受信手段の各々の出力信号が所定の振幅に補正される。また相互相関検出手段により前記各振幅補正手段の出力信号間の相互相関が検出され、前記各振幅補正手段の出力側にそれぞれ設けられた移相手段により、前記相互相関検出手段の検出結果に基づいて前記各振幅補正手段の出力信号が所定の位相だけ位相補正される。さらに信号合成手段により前記振幅補正手段及び移相手段により、それぞれ振幅補正ならびに位相補正処理された各信号が合成される。
【0024】
また、本発明のOFDM受信装置は、前記ダイバーシチ合成手段は、前記複数の受信手段の各々の出力側に接続され、該受信手段の出力信号の自己相関を検出する自己相関検出手段と、前記複数の受信手段の出力信号間の相互相関を検出する相互相関検出手段と、前記複数の受信手段の各々の出力側に設けられ、前記相互相関検出手段の検出結果に基づいて前記複数の受信手段の各々の出力信号を所定の位相だけ位相補正する移相手段と、前記各移相手段の出力側に設けられ、前記自己相関検出手段の検出結果に基いて前記各移相手段の出力信号を所定の振幅に補正する振幅補正手段と、前記移相手段及び振幅補正手段により移相補正ならびに振幅補正処理された各信号を合成する信号合成手段とを有することを特徴とする。
【0025】
本発明のOFDM受信装置の前記ダイバーシチ合成手段では、前記複数の受信手段の各々の出力側に接続された自己相関検出手段により、前記受信手段の出力信号の自己相関が検出され、相互相関検出手段により前記複数の受信手段の出力信号間の相互相関が検出される。また前記複数の受信手段の各々の出力側に設けられた移相手段により、前記相互相関検出手段の検出結果に基づいて前記複数の受信手段の各々の出力信号が所定の位相だけ位相補正され、前記各移相手段の出力側に設けられた振幅補正手段により、前記自己相関検出手段の検出結果に基いて前記各移相手段の出力信号を所定の振幅に補正される。さらに前記移相手段及び振幅補正手段により移相補正ならびに振幅補正処理された各信号が信号合成手段により合成される。
【0026】
また、本発明のOFDM受信装置は、前記ダイバーシチ合成手段は、前記複数の受信手段の出力信号間の相互相関を検出する相互相関検出手段と、前記複数の受信手段の各々の出力側に設けられ、前記相互相関検出手段の検出結果に基づいて前記複数の受信手段の各々の出力信号を所定の位相だけ位相補正する移相手段と、前記各移相手段の出力側に設けられ、該移相手段の出力信号の自己相関を検出する自己相関検出手段と、前記各移相手段の出力側に設けられ、前記自己相関検出手段の検出結果に基いて前記各移相手段の出力信号を所定の振幅に補正する振幅補正手段と、前記移相手段及び振幅補正手段により移相補正ならびに振幅補正処理された各信号を合成する信号合成手段とを有することを特徴とする。
【0027】
本発明のOFDM受信装置の前記ダイバーシチ合成手段では、相互相関検出手段により前記複数の受信手段の出力信号間の相互相関が検出され、前記複数の受信手段の各々の出力側に設けられた移相手段により、前記相互相関検出手段の検出結果に基づいて前記複数の受信手段の各々の出力信号が所定の位相だけ位相補正される。前記各移相手段の出力側に設けられた自己相関検出手段により、前記移相手段の出力信号の自己相関が検出される。また前記各移相手段の出力側に設けられた振幅補正手段により、前記自己相関検出手段の検出結果に基いて前記各移相手段の出力信号が所定の振幅に補正される。さらに前記移相手段及び振幅補正手段により位相補正ならびに振幅補正処理された各信号が信号合成手段により合成される。
【0028】
また、本発明のOFDM受信装置は、前記相互相関検出手段は、該相互相関検出手段に供給される信号のうち、比較すべき2つの信号のうちの一の信号から複素共役信号を生成して出力する複素共役信号生成手段と、前記複素共役信号と前記比較すべき2つの信号のうちの他の信号とを乗算処理する乗算手段と、該乗算手段による乗算結果を所定時間だけ累算する累算手段と、該累算手段による累算結果から位相計算を行う位相算出手段と、該位相算出手段による位相算出結果から位相係数を算出する位相係数算出手段とを有することを特徴とする
【0029】
本発明のOFDM受信装置の前記相互相関検出手段では、該相互相関検出手段に供給される信号のうち、比較すべき2つの信号のうちの一の信号から複素共役信号生成手段により複素共役信号が生成され出力される。この複素共役信号と前記比較すべき2つの信号のうちの他の信号とが乗算手段により乗算処理される。さらに前記乗算手段による乗算結果が累算手段により所定時間だけ累算され、前記累算手段による累算結果から位相算出手段により位相計算がを行われる。そして前記位相算出手段による位相算出結果から位相係数算出手段により位相係数が算出される。
【0030】
また、本発明のOFDM受信装置は、前記自己相関検出手段は、該自己相関検出手段に供給される信号を有効シンボル時間だけ遅延させた遅延信号を出力する有効シンボル時間遅延手段と、前記自己相関検出手段に供給される信号から複素共役信号を生成して出力する複素共役信号生成手段と、前記遅延信号と前記複素共役信号とを乗算する乗算手段と、該乗算手段の乗算結果を所定時間だけ累算する累算手段と、該累算手段の累算結果から最大自己相関値を検索する最大自己相関検索手段と、該最大自己相関検索手段の検索結果から前記振幅補正手段の振幅係数を算出する振幅係数算出手段とを有することを特徴とする。
【0031】
本発明のOFDM受信装置の前記自己相関検出手段では、有効シンボル時間遅延手段により前記自己相関検出手段に供給される信号が有効シンボル時間だけ遅延させた遅延信号が出力され、複素共役信号生成手段により前記自己相関検出手段に供給される信号から複素共役信号が生成され出力される。また乗算手段により前記遅延信号と前記複素共役信号とが乗算され、該乗算手段の乗算結果が累算手段により所定時間だけ累算される。さらに最大自己相関検索手段により前記累算手段の累算結果から最大自己相関値を検索され、該最大自己相関検索手段の検索結果から振幅係数算出手段により前記振幅補正手段の振幅係数が算出される。
【0032】
また、本発明のOFDM受信装置は、前記OFDM復調手段は、前記複数の自己相関検出手段の各々にて検索された最大自己相関値の中で最大値を示す最大自己相関値検出時点を基準として前記ダイバーシチ合成手段の出力信号からガードインターバル信号を削除して有効シンボル信号を抽出することを特徴とする。
【0033】
本発明のOFDM受信装置では、前記OFDM復調手段により、前記複数の自己相関検出手段の各々にて検索された最大自己相関値の中で最大値を示す最大自己相関値検出時点を基準として前記ダイバーシチ合成手段の出力信号からガードインターバル信号を削除して有効シンボル信号が抽出される。
【0034】
上述の構成によるOFDM変調信号のダイバーシチ受信によって、受信装置が自動車等の移動体に積載され、移動に伴って受信信号強度が時々刻々変動する場合でも信号歪みを補償することができ、ビット誤りが少ない復調を行うことができ、良好な受信状態を維持できる。また従来では、OFDM復調手段のうち有効シンボル抽出手段から高速フーリエ変換手段までは、アンテナ素子数分の系統が必要であったが、本発明によれば、一系統ですみ、構成の簡単なOFDM受信装置を実現することができる。
【0035】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。図1に本発明の実施形態に係るOFDM受信装置の構成を示す。本発明の実施形態に係るOFDM受信装置ではアンテナ素子数を2とした場合について説明する。本実施の形態に係るOFDM受信装置が図14に示した従来のOFDM受信装置と構成上、異なるのは、ダイバーシチ合成手段を有効シンボル抽出手段の前に設け、有効シンボルを抽出する以前にダイバーシチ合成を行うようにして有効シンボル抽出手段から高速フーリエ変換手段(FFT)に至る系統を1系統とするように構成した点であり、他の構成は同一である。
【0036】
同図において、本発明の実施形態に係るOFDM受信装置は、#1系統のOFDM変調された信号を捕捉するアンテナ11aと、#2系統の信号を捕捉するアンテナ11bと、受信手段12a,12bと、受信手段12a,12bの出力信号を所定のダイバーシチ方式により合成するダイバーシチ合成手段13と、OFDM復調手段14とを有している。
OFDM復調手段14は、有効シンボル抽出手段15と、直/並列変換手段(S/P)16と、高速フーリエ変換手段(FFT)17と、並/直列変換手段(P/S)18と、復調手段19とを有している。
【0037】
上記構成において、アンテナ11a、アンテナ11bにより受信した信号は、それぞれ、受信手段12a、12bで増幅、周波数変換されてベースバンド信号に変換された後、それぞれ#1系統、#2系統の信号としてダイバーシチ合成手段13に入力されダイバーシチ合成される。
OFDM復調手段14では、有効シンボル抽出手段15により前記ダイバーシチ合成手段13の合成出力から自己最大相関値を検出することにより有効シンボル信号が抽出され、直/並列変換手段(S/P)16により抽出された有効シンボル信号が並列信号に変換される。この並列信号が高速フーリエ変換手段(FFT)17によりフーリエ変換され、さらに並/直変換手段(P/S)18によりフーリエ変換された信号が直列信号に変換され、変換された直列信号が復調手段19により復調される。
【0038】
次に、図1のダイバーシチ合成手段の第1の構成例を図2に示す。この構成例では、入力される#1系統、#2系統の2信号の相互相関値に基づいてこの2信号を同位相に調整してから各信号を合成するようにしている。
図2においてダイバーシチ合成手段13は、複数の(本実施の形態では2つの)受信手段12a,12bの出力信号間の相互相関を検出する相互相関検出手段20と、受信手段12a,12bの各々の出力側に設けられ、相関検出手段20の検出結果に基づいて複数の受信手段12a,12bの各々の出力信号を所定の位相だけ位相補正する移相手段21,22と、移相手段21、22により位相補正処理された各信号を合成する信号合成手段23とを有している。
【0039】
上記構成において、ダイバーシチ合成手段13では、相互相関検出手段20により受信手段12a,12bの出力信号間の相互相関が検出され、受信手段12a,12bの各々の出力側に設けられた移相手段21,22により、相互相関検出手段20の検出結果(相互相関値)に基づいて受信手段12a,12bの各々の出力信号が同位相となるように所定の位相量だけ位相補正される。さらに信号合成手段23により、移相手段21,22により位相補正処理された各信号が合成される。第1の構成例によれば、信号電力を最大にすることができる。
【0040】
次に、図1のダイバーシチ合成手段の第2の構成例を図3に示す。この構成例では、入力される#1系統、#2系統の2つの信号を、各信号の自己相関値に比例してそれぞれ、信号振幅を補正し、かつ信号振幅補正後に2信号間の相互相関値に基づいて2信号を同位相に調整してから信号合成するようにしている。
図3において、ダイバーシチ合成手段13Aは、受信手段12a,12bの各々の出力側に接続され、受信手段12a,12bの出力信号の自己相関をそれぞれ、検出する自己相関検出手段30、31と、受信手段12a,12bの各々の出力側に設けられ、自己相関検出手段30、31の検出結果(自己相関値)に基いて受信手段12a,12bの各々の出力信号を所定の振幅に補正する振幅補正手段32、33と、受信手段の出力信号間の相互相関を検出する相互相関検出手段20と、各振幅補正手段32、33の各々の出力側にそれぞれ設けられ、相互相関検出手段20の検出結果に基づいて各振幅補正手段32、33の出力信号を所定の位相だけ位相補正する移相手段21、22と、振幅補正手段32、33及び移相手段21、22により、それぞれ振幅補正ならびに位相補正処理された各信号を合成する信号合成手段23とを有している。
【0041】
上記構成において、ダイバーシチ合成手段13Aでは、受信手段12a,12bの各々の出力側に接続された自己相関検出手段30、31により、受信手段12a,12bの出力信号の自己相関が検出され、受信手段12a,12bの各々の出力側に設けられた振幅補正手段32、33により、自己相関検出手段30、31の検出結果(自己相関値)に基いて受信手段12a,12bの各々の出力信号の振幅が自己相関値に比例して補正される。
【0042】
さらに、相互相関検出手段20により受信手段12a,12bの出力信号間の相互相関が検出され、各振幅補正手段32、33の各々の出力側にそれぞれ設けられた移相手段21,22により、相互相関検出手段20の検出結果(相互相関値)に基づいて各振幅補正手段32、33の出力信号が同位相になるように位相補正される。そして振幅補正手段32、33及び移相手段21,22によりそれぞれ振幅補正ならびに位相補正処理された各信号が信号合成手段23により合成される。
【0043】
この構成例によれば、搬送波対雑音比(以下、C/Nと記す。)を最大にすることができる。また同一の信号に基づいて、自己相関または相互相関を検出するようにしているので、固定小数点数の演算処理を行う場合に、振幅補正または位相補正に用いる係数の算出精度に差がない、という効果も有る。なお、相互相関を検出してから、移相手段で補正されるまでに、各自己相関検出手段30、31と、各振幅補正手段32,33に係わる信号遅延があるので、その信号遅延を考慮して、位相補正に係わる相互相関検出手段20と、各移相手段21、22を設計する必要がある。
【0044】
次に、図1のダイバーシチ合成手段の第3の構成例を図4に示す。この構成例では、入力される#1系統、#2系統の2つの信号を、各信号の自己相関値に比例して信号振幅を補正し、振幅補正後に2信号間の相互相関値に基づいて2信号が同位相になるように各信号の位相補正を行い、この振幅補正及び位相補正された各信号を合成するようにしている。
【0045】
図4において、ダイバーシチ合成手段13Bは、受信手段12a,12bの各々の出力側に接続され、受信手段12a,12bの出力信号の自己相関を検出する自己相関検出手段30、31と、受信手段12a,12bの各々の出力側に設けられ、自己相関検出手段30、31の検出結果に基いて受信手段12a,12bの各々の出力信号を所定の振幅に補正する振幅補正手段32、33と、各振幅補正手段32、33の出力信号間の相互相関を検出する相互相関検出手段20と、各振幅補正手段32、33の出力側にそれぞれ設けられ、相互相関検出手段20の検出結果に基づいて各振幅補正手段32、33の出力信号を所定の位相だけ位相補正する移相手段21,22と、振幅補正手段32、33及び移相手段21,22により、それぞれ振幅補正ならびに位相補正処理された各信号を合成する信号合成手段23とを有している。
【0046】
上記構成において、ダイバーシチ合成手段13Bでは、受信手段12a,12bの各々の出力側に接続された自己相関検出手段30、31により、受信手段12a,12bの出力信号の自己相関が検出され、受信手段12a,12bの各々の出力側に設けられた振幅補正手段32、33により、自己相関検出手段30、31の検出結果(自己相関値)に基いて受信手段12a,12bの各々の出力信号の振幅がそれぞれ、自己相関値に比例して補正される。また、相互相関検出手段20により各振幅補正手段32、33の出力信号間の相互相関が検出され、各振幅補正手段32、33の出力側にそれぞれ設けられた移相手段21,22により、相互相関検出手段20の検出結果(相互相関値)に基づいて各振幅補正手段32、33の出力信号が同位相になるように位相補正される。さらに信号合成手段23により振幅補正手段32、33及び移相手段21,22により、それぞれ振幅補正ならびに位相補正処理された各信号が合成される。
【0047】
この構成例によっても、C/Nを最大にすることができる。また相互相関を検出してから、実際に位相補正されるまでに、各自己相関検出手段30,31と、各振幅補正手段32、33に係わる信号遅延が生じないので、第2の構成例とは異なり、位相補正に係わる相互相関検出手段20と、各移相手段21、22とを独立に設計することができる、という効果が有る。
なお、各振幅補正手段32、33において振幅補正を行うと有効桁が少なくなるので、相互相関検出手段20で得られる相互相関値の精度も劣化する。そこで、図4に示す第3の構成例における各振幅補正手段32、33と、相互相関検出手段20と、各移相手段21、22では浮動小数点数により演算する必要がある。
【0048】
次に、図1のダイバーシチ合成手段の第4の構成例を図5に示す。この構成例では、入力される#1系統、#2系統の2信号間の相互相関値に基づいてこの2信号が同位相になるように位相補正し、2信号の各信号の自己相関値に比例して各信号の振幅補正をしてから合成するようにしている。この構成例は、図3に示す第2の構成例を基本として、振幅補正手段と移相手段とを入れ替えたものである。
【0049】
図5においてダイバーシチ合成手段13Cは、受信手段12a,12bの各々の出力側に接続され、受信手段12a,12bの出力信号の自己相関を検出する自己相関検出手段30、31と、受信手段12a,12bの出力信号間の相互相関を検出する相互相関検出手段20と、受信手段12a,12bの各々の出力側に設けられ、相互相関検出手段20の検出結果に基づいて受信手段12a,12bの各々の出力信号を所定の位相だけ位相補正する移相手段21、22と、各移相手段21、22の出力側に設けられ、自己相関検出手段30、31の検出結果に基いて各移相手段21、22の出力信号を所定の振幅に補正する振幅補正手段32、33と、移相手段21、22及び振幅補正手段32、33により位相補正ならびに振幅補正処理された各信号を合成する信号合成手段23とを有している。
【0050】
上記構成において、ダイバーシチ合成手段13Cでは、受信手段12a,12bの各々の出力側に接続された自己相関検出手段30、31により、受信手段12a,12bの出力信号の自己相関が検出され、相互相関検出手段20により受信手段12a,12bの出力信号間の相互相関が検出される。また、受信手段12a,12bの各々の出力側に設けられた移相手段21、22により、相互相関検出手段20の検出結果(相互相関値)に基づいて受信手段12a,12bの各々の出力信号が同位相になるように位相補正され、各移相手段21、22の出力側に設けられた振幅補正手段32、33により、自己相関検出手段30、31の検出結果(自己相関値)に比例して前記各移相手段21、22の出力信号の振幅が補正される。
【0051】
さらに、移相手段21、22及び振幅補正手段32、33により位相補正ならびに振幅補正処理された各信号が信号合成手段23により合成される。
この構成例によっても、C/Nを最大にすることができる。また同一の信号に基づいて、自己相関または相互相関を検出するようにしているので、固定小数点数の演算処理を行う場合に、振幅補正または位相補正に用いる係数の算出精度に差がない、という効果も有る。
【0052】
また、各振幅補正手段32、33で固定小数点数で演算を行うと、前述の通り、その出力の有効桁が少なくなるので、図3に示す第2の構成例では、各移相手段21、22の出力信号の精度は、各振幅補正手段32,33の演算結果の精度に応じて劣化していた。しかし、図5に示す第4の構成例では、位相補正の後に振幅補正を行うようにしたので、各移相手段21,22の出力信号の精度は、各振幅補正手段32、33が出力する信号の精度とは無関係にできる、という効果がある。
なお、自己相関を検出してから、実際に振幅補正手段により補正されるまでに相互相関検出手段20と、各移相手段21,22とに係わる信号遅延があるので、その信号遅延を考慮して振幅補正に係わる各自己相関検出手段30、31と、各振幅補正手段32、33とを設計する必要がある。
【0053】
次に、図1のダイバーシチ合成手段の第5の構成例を図6に示す。この構成例は、入力される#1系統、#2系統の2信号間の相互相関値に基づいてこの2信号が同位相になるように位相補正し、2信号の各信号の自己相関値に比例して各信号の振幅補正をしてから合成するようにしている。この構成例は、図4に示す第3の構成例を基本として、振幅補正手段及び自己相関検出手段と、移相手段及び相互検出手段との配設順序を入れ替えたものである。
【0054】
図6においてダイバーシチ合成手段13Dは、受信手段12a,12bの出力信号間の相互相関を検出する相互相関検出手段20と、受信手段12a,12bの各々の出力側に設けられ、相互相関検出手段20の検出結果に基づいて受信手段12a,12bの各々の出力信号を所定の位相だけ位相補正する移相手段21、22と、各移相手段21、22の出力側に設けられ、移相手段21、22の出力信号の自己相関を検出する自己相関検出手段30、31と、各移相手段21、22の出力側に設けられ、自己相関検出手段30、31の検出結果に基いて各移相手段21、22の出力信号を所定の振幅に補正する振幅補正手段32、33と、移相手段21、22及び振幅補正手段32、33により移相補正ならびに振幅補正処理された各信号を合成する信号合成手段23とを有している。
【0055】
上記構成において、ダイバーシチ合成手段13Dでは、相互相関検出手段20により受信手段12a,12bの出力信号間の相互相関が検出され、受信手段12a,12bの各々の出力側に設けられた移相手段21、22により、相互相関検出手段20の検出結果(相互相関値)に基づいて受信手段12a,12bの各々の出力信号が同位相になるように位相補正される。各移相手段21、22の出力側に設けられた自己相関検出手段30、31により、移相手段21、22の出力信号の自己相関が検出される。
【0056】
また、各移相手段21、22の出力側に設けられた振幅補正手段32、33により、自己相関検出手段30、31の検出結果(自己相関値)に基いて各移相手段21、22の出力信号の振幅が自己相関値に比例して補正される。さらに、移相手段21、22及び振幅補正手段32、33により移相補正ならびに振幅補正処理された各信号が信号合成手段23により合成される。
【0057】
この構成例によっても、C/Nを最大にすることができる。また自己相関を検出してから、実際に振幅補正されるまでに、相互相関検出手段20と、各移相手段21、22とに係わる信号遅延が生じないので、第4の構成例とは異なり、振幅補正に係わる各自己相関検出手段30、31と、各振幅補正手段32、33とを独立に設計することができる、という効果が有る。
なお、図4に示す第3の構成例では、各振幅補正手段32、33と、相互相関検出手段20と、各移相手段21、22では浮動小数点数により演算する必要があったが、図6に示す第5の構成例では、位相補正を行ってから振幅補正を行うようにしたので、固定小数点数によっても精度劣化無く演算を行うことができる、という効果もある。
【0058】
次に、図3乃至図6に示した自己相関検出手段30(または31)の具体的構成を図7に示す。図7において、自己相関検出手段30(または31)は、自己相関検出手段30(または31)に供給される信号を有効シンボル時間だけ遅延させた遅延信号を出力する有効シンボル時間遅延手段40と、自己相関検出手段30(または31)に供給される信号から複素共役信号を生成して出力する複素共役信号生成手段41と、前記遅延信号と前記複素共役信号とを乗算する乗算手段42と、乗算手段42の乗算結果を所定時間だけ累算する累算手段43と、累算手段42の累算結果から最大自己相関値を検索する最大自己相関検出手段44と、上記最大自己相関値に基づいて振幅補正手段32(または33)の振幅係数を算出する振幅係数算出手段45とを有している。
【0059】
上記構成において、自己相関検出手段30(または31)では、有効シンボル時間遅延手段40により入力端子100より自己相関検出手段に供給される信号が有効シンボル時間だけ遅延させられた遅延信号が出力され、また、複素共役信号生成手段41により入力端子100より供給される信号から複素共役信号が生成され出力される。前記遅延信号と前記複素共役信号とが乗算手段42により乗算され、乗算手段42の乗算結果が累算手段43により所定時間だけ累算される。さらに、累算手段42の累算結果から相関検出手段44により自己最大相関値が検索され、最大自己振幅係数算出手段により前記自己最大相関値に基づいて振幅補正手段32(または33)の振幅係数が算出される。
【0060】
次に、図2乃至図6に示した相互相関検出手段20の具体的構成を図8に示す。図8において、相互相関検出手段20は、相互相関検出手段20に供給される信号のうち、比較すべき2つの信号のうちの一の信号から複素共役信号を生成して出力する複素共役信号生成手段50と、複素共役信号生成手段50により生成された複素共役信号と前記比較すべき2つの信号のうちの他の信号とを乗算処理する乗算手段51と、乗算手段51による乗算処理結果を所定時間だけ累算する累算手段52と、累算手段52による累算結果から位相計算を行う位相算出手段53と、位相算出手段53による位相算出結果から位相係数を算出する位相係数算出手段54とを有している。
【0061】
上記構成において、相互相関検出手段20では、入力端子102、103を介して相互相関検出手段20に供給される信号のうち、比較すべき2つの信号のうちの一の信号(入力端子103より入力される信号)が複素共役信号生成手段50に入力され、この結果複素共役信号生成手段50により複素共役信号が生成され、出力される。この複素共役信号生成手段50により得られた複素共役信号と前記比較すべき2つの信号のうちの他の信号とが乗算手段51により乗算処理される。
【0062】
さらに、乗算手段51により得られた乗算処理結果が累算手段52により所定時間だけ累算され、累算手段52による累算結果から位相算出手段53により補正すべき位相量が算出される。位相算出手段53により算出された補正すべき位相量に基づいて位相係数算出手段54により位相係数が算出され、出力端子104より移相手段21に、出力端子105より移相手段22にそれぞれ設定すべき位相係数が出力される。
【0063】
次に、図9にダイバーシチ合成過程における信号波形のOFDMによる復調過程を概念的に示す。図9において、自己相関は、ある時間のOFDMシンボルの信号と、それよりTs時間以前のOFDMシンボルの信号とをTg時間にわたり積和を計算すると得られるが、時間的に先行する信号がガードシンボルであると、図9に示すように、自己相関(絶対値)が最大となる。また、#1の系統の信号と#2の系統の信号は同一時間に到来したので、各々の自己相関(絶対値)が同一時間で最大値を示しているが、#1信号の方が信号電力が大きいので、自己相関(絶対値)も#1の系統の方が大きな値を示している。
【0064】
そこで、図3乃至6に示した第2乃至第5の構成例において振幅補正を行うとき、図9に示される#1と#2の各系統の自己相関(絶対値)の最大値に比例した振幅係数が各自己相関検出手段30、31にて算出され、その振幅係数に基づき各振幅補正手段にて振幅補正される。
また、相互相関(位相)は、最大値が大きい方の系統の自己相関(絶対値)の検出時点を基準として、そのときの相互相関(位相)が参照される。例えば、図9では、#1系統の自己相関(絶対値)が基準となる。図2乃至6に示した構成例1乃至5において位相補正を行うとき、前述のように得られる相互相関(位相)を基に相互相関検出手段20において位相係数が算出され、各位相手段21、22において移相処理される。
【0065】
なお、ダイバーシチ合成手段13が図3乃至6に示すように自己相関検出手段30、31を含む場合、図1に示すOFDM復調手段14の有効シンボル抽出手段15においては自己相関検出手段30、31が検出する自己相関値の最大値のうち、大きい方の自己相関信号を基準に有効シンボルを抽出することができる。例えば、図9に示すように自己相関(絶対値)が得られた場合、#1系統の自己相関(絶対値)の最大値検出時点を基準として、ダイバーシチ合成手段13から出力される合成OFDM信号からガードシンボルを削除して有効シンボルが抽出される。
【0066】
以上、本発明の一実施形態に係るOFDM受信装置の構成及び動作について図面を参照して詳述してきたが、本発明はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、入力のアンテナ数は2つに限られるものではなく、3つ以上のアンテナが配設された場合も本発明に含まれる。
【0067】
【発明の効果】
これまでに説明したように、この発明によれば、OFDMダイバーシチ受信装置の有効シンボル抽出手段の入力以前においてダイバーシチ合成するようにしたので、受信装置が自動車等の移動体に積載され、移動に伴って受信信号強度が時々刻々変動する場合でもOFDMシンボルの有効シンボルを正確に抽出することができ、それを用いてビット誤りが少ない復調を行うことができるので、良好な受信状態を維持できる。
【0068】
また、OFDM復調手段の一部分は、従来ではアンテナ素子数だけ必要であったが、本発明によれば、一系統ですみ、構成の簡単なOFDM受信装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るダイバーシチ受信型のOFDM受信装置の構成を示すブロック図。
【図2】 図1に示すOFDM受信装置におけるダイバーシチ合成手段の第1の構成例を示すブロック図。
【図3】 図1に示すOFDM受信装置におけるダイバーシチ合成手段の第2の構成例を示すブロック図。
【図4】 図1に示すOFDM受信装置におけるダイバーシチ合成手段の第3の構成例を示すブロック図。
【図5】 図1に示すOFDM受信装置におけるダイバーシチ合成手段の第4の構成例を示すブロック図。
【図6】 図1に示すOFDM受信装置におけるダイバーシチ合成手段の第5の構成例を示すブロック図。
【図7】 図3乃至図6に示すダイバーシチ合成手段における自己相関検出手段の構成例を示すブロック図。
【図8】 図2乃至図6に示すダイバーシチ合成手段における相互相関検出手段の構成例を示すブロック図。
【図9】 本発明の実施の形態に係るOFDM受信装置におけるダイバーシチ合成過程を概念的に示す説明図。
【図10】 OFDM送信装置の構成を示すブロック図。
【図11】 OFDMによる変調過程を概念的に示す説明図。
【図12】 OFDM受信装置の基本的構成を示すブロック図。
【図13】 OFDMによる復調過程を概念的に示す説明図。
【図14】 従来のダイバーシチ受信型のOFDM受信装置の構成を示すブロック図。
【符号の説明】
11a、11b アンテナ
12a、12b 受信手段(REC)
13、13A、13B、13C、13D ダイバーシチ合成手段
14 OFDM復調手段
15 有効シンボル抽出手段
16 直/並列変換手段(S/P)
17 高速フーリエ変換手段(FFT)
18 並/直列変換手段(P/S)
19 復調手段
20 相互相関検出手段
21、22 移相手段
23 信号合成手段
30、31 自己相関検出手段
32、33 振幅補正手段
40 有効シンボル時間遅延手段
41、50 複素共役信号生成手段
42、51 乗算手段
43、52 累算手段
44 最大自己相関検索手段
45 振幅係数算出手段
53 位相算出手段
54 位相係数算出手段
Claims (8)
- 互いに離間して配設され、OFDM変調された信号を捕捉する複数のアンテナと、
該複数のアンテナにそれぞれ接続され、供給された信号を処理してベースバンド信号にする複数の受信手段と、
該複数の受信手段の各出力信号を合成するダイバーシチ合成手段と、
該ダイバーシチ合成手段の合成出力から変調時に挿入されたガードインターバル信号を取り除き、有効シンボル信号を抽出して復調するOFDM復調手段と、
を有し、
前記ダイバーシチ合成手段は、
前記複数の受信手段の出力信号間の相互相関を検出する相互相関検出手段と、
前記複数の受信手段の各々の出力側に設けられ、前記相互相関検出手段の検出結果に基づいて前記複数の受信手段の各々の出力信号を所定の位相だけ位相補正する移相手段と、
該移相手段により位相補正処理された各信号を合成する信号合成手段と、
を有することを特徴とするOFDM受信装置。 - 互いに離間して配設され、OFDM変調された信号を捕捉する複数のアンテナと、
該複数のアンテナにそれぞれ接続され、供給された信号を処理してベースバンド信号にする複数の受信手段と、
該複数の受信手段の各出力信号を合成するダイバーシチ合成手段と、
該ダイバーシチ合成手段の合成出力から変調時に挿入されたガードインターバル信号を取り除き、有効シンボル信号を抽出して復調するOFDM復調手段と、
を有し、
前記ダイバーシチ合成手段は、
前記複数の受信手段の各々の出力側に接続され、該受信手段の出力信号の自己相関を検出する自己相関検出手段と、
前記複数の受信手段の各々の出力側に設けられ、前記自己相関検出手段の検出結果に基いて前記複数の受信手段の各々の出力信号を所定の振幅に補正する振幅補正手段と、
前記複数の受信手段の出力信号間の相互相関を検出する相互相関検出手段と、
前記各振幅補正手段の各々の出力側にそれぞれ設けられ、前記相互相関検出手段の検出結果に基づいて前記各振幅補正手段の出力信号を所定の位相だけ位相補正する移相手段と、
前記振幅補正手段及び移相手段により、それぞれ振幅補正ならびに位相補正処理された各信号を合成する信号合成手段と、
を有することを特徴とするOFDM受信装置。 - 互いに離間して配設され、OFDM変調された信号を捕捉する複数のアンテナと、
該複数のアンテナにそれぞれ接続され、供給された信号を処理してベースバンド信号にする複数の受信手段と、
該複数の受信手段の各出力信号を合成するダイバーシチ合成手段と、
該ダイバーシチ合成手段の合成出力から変調時に挿入されたガードインターバル信号を取り除き、有効シンボル信号を抽出して復調するOFDM復調手段と、
を有し、
前記ダイバーシチ合成手段は、
前記複数の受信手段の各々の出力側に接続され、該受信手段の出力信号の自己相関を検出する自己相関検出手段と、
前記複数の受信手段の各々の出力側に設けられ、前記自己相関検出手段の検出結果に基いて前記複数の受信手段の各々の出力信号を所定の振幅に補正する振幅補正手段と、
前記各振幅補正手段の出力信号間の相互相関を検出する相互相関検出手段と、
前記各振幅補正手段の出力側にそれぞれ設けられ、前記相互相関検出手段の検出結果に基づいて前記各振幅補正手段の出力信号を所定の位相だけ位相補正する移相手段と、
前記振幅補正手段及び移相手段により、それぞれ振幅補正ならびに位相補正処理された各信号を合成する信号合成手段と、
を有することを特徴とするOFDM受信装置。 - 互いに離間して配設され、OFDM変調された信号を捕捉する複数のアンテナと、
該複数のアンテナにそれぞれ接続され、供給された信号を処理してベースバンド信号にする複数の受信手段と、
該複数の受信手段の各出力信号を合成するダイバーシチ合成手段と、
該ダイバーシチ合成手段の合成出力から変調時に挿入されたガードインターバル信号を取り除き、有効シンボル信号を抽出して復調するOFDM復調手段と、
を有し、
前記ダイバーシチ合成手段は、
前記複数の受信手段の各々の出力側に接続され、該受信手段の出力信号の自己相関を検出する自己相関検出手段と、
前記複数の受信手段の出力信号間の相互相関を検出する相互相関検出手段と、
前記複数の受信手段の各々の出力側に設けられ、前記相互相関検出手段の検出結果に基づいて前記複数の受信手段の各々の出力信号を所定の位相だけ位相補正する移相手段と、
前記各移相手段の出力側に設けられ、前記自己相関検出手段の検出結果に基いて前記各移相手段の出力信号を所定の振幅に補正する振幅補正手段と、
前記移相手段及び振幅補正手段により移相補正ならびに振幅補正処理された各信号を合成する信号合成手段と、
を有することを特徴とするOFDM受信装置。 - 互いに離間して配設され、OFDM変調された信号を捕捉する複数のアンテナと、
該複数のアンテナにそれぞれ接続され、供給された信号を処理してベースバンド信号にする複数の受信手段と、
該複数の受信手段の各出力信号を合成するダイバーシチ合成手段と、
該ダイバーシチ合成手段の合成出力から変調時に挿入されたガードインターバル信号を取り除き、有効シンボル信号を抽出して復調するOFDM復調手段と、
を有し、
前記ダイバーシチ合成手段は、
前記複数の受信手段の出力信号間の相互相関を検出する相互相関検出手段と、
前記複数の受信手段の各々の出力側に設けられ、前記相互相関検出手段の検出結果に基づいて前記複数の受信手段の各々の出力信号を所定の位相だけ位相補正する移相手段と、
前記各移相手段の出力側に設けられ、該移相手段の出力信号の自己相関を検出する自己相関検出手段と、
前記各移相手段の出力側に設けられ、前記自己相関検出手段の検出結果に基いて前記各移相手段の出力信号を所定の振幅に補正する振幅補正手段と、
前記移相手段及び振幅補正手段により位相補正ならびに振幅補正処理された各信号を合成する信号合成手段と、
を有することを特徴とするOFDM受信装置。 - 前記相互相関検出手段は、
該相互相関検出手段に供給される信号のうち、比較すべき2つの信号のうちの一の信号から複素共役信号を生成して出力する複素共役信号生成手段と、
前記複素共役信号と前記比較すべき2つの信号のうちの他の信号とを乗算処理する乗算手段と、
該乗算手段による乗算結果を所定時間だけ累算する累算手段と、
該累算手段による累算結果から位相計算を行う位相算出手段と、
該位相算出手段による位相算出結果から位相係数を算出する位相係数算出手段と、
を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のOFDM受信装置。 - 前記自己相関検出手段は、
該自己相関検出手段に供給される信号を有効シンボル時間だけ遅延させた遅延信号を出力する有効シンボル時間遅延手段と、
前記自己相関検出手段に供給される信号から複素共役信号を生成して出力する複素共役信号生成手段と、
前記遅延信号と前記複素共役信号とを乗算する乗算手段と、
該乗算手段の乗算結果を所定時間だけ累算する累算手段と、
該累算手段の累算結果から最大自己相関値を検索する最大自己相関検索手段と、
該最大自己相関検索手段の検索結果から前記振幅補正手段の振幅係数を算出する振幅係数算出手段と、
を有することを特徴とする請求項2乃至5のいずれかに記載のOFDM受信装置。 - 前記OFDM復調手段は、
前記複数の自己相関検出手段の各々にて検索された最大自己相関値の中で最大値を示す最大自己相関値検出時点を基準として前記ダイバーシチ合成手段の出力信号からガードインターバル信号を削除して有効シンボル信号を抽出することを特徴とする請求項7に記載のOFDM受信装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29169399A JP3681935B2 (ja) | 1999-10-13 | 1999-10-13 | Ofdm受信装置 |
EP00308795A EP1093268B1 (en) | 1999-10-13 | 2000-10-05 | OFDM receiving apparatus |
DE60032553T DE60032553T2 (de) | 1999-10-13 | 2000-10-05 | OFDM Empfangsvorrichtung |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29169399A JP3681935B2 (ja) | 1999-10-13 | 1999-10-13 | Ofdm受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001111521A JP2001111521A (ja) | 2001-04-20 |
JP3681935B2 true JP3681935B2 (ja) | 2005-08-10 |
Family
ID=17772193
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29169399A Expired - Fee Related JP3681935B2 (ja) | 1999-10-13 | 1999-10-13 | Ofdm受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3681935B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3798656B2 (ja) | 2001-06-22 | 2006-07-19 | 株式会社ケンウッド | 直交周波数分割多重信号受信装置、受信装置、直交周波数分割多重信号受信方法及び受信方法 |
-
1999
- 1999-10-13 JP JP29169399A patent/JP3681935B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001111521A (ja) | 2001-04-20 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8208522B2 (en) | System and methods for receiving OFDM symbols having timing and frequency offsets | |
CN1293714C (zh) | 正交频分多路复用系统中的本机振荡器频率校正 | |
EP0876025B1 (en) | Receiving apparatus and receiving methods | |
EP0869648B1 (en) | Carrier synchronisation in a multicarrier receiver | |
EP1063824B1 (en) | Symbol synchronisation in multicarrier receivers | |
EP2451101A1 (en) | Receiver device, integrated circuit, receiving method, and receiving program | |
KR20010108236A (ko) | 심볼 타이밍 오프셋 및 반송파 주파수 에러 복원 시스템및 방법과, 다이버시티 시스템 및 방법 | |
JPH09312627A (ja) | ディジタル放送受信機 | |
US6038275A (en) | Digital broadcasting receiver | |
EP0961450A2 (en) | Detection of frequency errors in multicarrier receivers | |
US7792202B2 (en) | Apparatus and method for estimating timing offset of OFDM symbol, and method of recovering symbol timing of OFDM symbol | |
KR20060003670A (ko) | 프레임 및 심볼 시간동기 검출장치 및 검출방법 | |
JP2003051768A (ja) | ダイバーシティ受信機 | |
JP3663098B2 (ja) | Ofdm受信装置 | |
JP3681935B2 (ja) | Ofdm受信装置 | |
KR100664018B1 (ko) | 직교주파수 분할다중화 수신기의 동기 검출장치 | |
JP3696039B2 (ja) | Ofdm受信装置 | |
JP3437666B2 (ja) | Ofdm方式の放送波受信機 | |
EP1093268B1 (en) | OFDM receiving apparatus | |
JP3612255B2 (ja) | Ofdm受信装置 | |
JP3655164B2 (ja) | Ofdm受信装置 | |
JP3726856B2 (ja) | 受信装置および受信方法 | |
JP3694216B2 (ja) | Ofdm受信装置 | |
EP1187365B1 (en) | OFDM receiving apparatus with antenna diversity | |
JP3507657B2 (ja) | 直交周波数分割多重方式の復調器 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040823 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040928 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041109 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050419 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050519 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080527 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090527 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090527 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100527 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100527 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110527 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120527 Year of fee payment: 7 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |