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JP3681390B2 - 26,28−メチレン−1アルファ,25−ジヒドロキシビタミンd2化合物 - Google Patents

26,28−メチレン−1アルファ,25−ジヒドロキシビタミンd2化合物 Download PDF

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Description

発明の背景
本発明は、生物学的に活性なビタミンD化合物に関する。より具体的には、本発明は、26,28−メチレン−1α、25−ジヒドロキシビタミンD2化合物、一般的なその製造方法、および骨粗鬆症の治療におけるその使用に関する。
1α,25−ジヒドロキシビタミンD3をビタミンの活性形態として発見したことにより、選択活性を有する類似体の発見を意図してビタミンDのこのホルモン形態の類似体が盛んに研究されている。今日まで、ほとんどまたはまったくカルシウム活性を有さないで1,25−ジヒドロキシビタミンD3を他のものと区別させる役割をはたすいくつかの化合物が発見されている。さらに、腸のカルシウム輸送を刺激する高い活性を有し、骨からのカルシウムの移動に最低限の活性を有する、ほかの化合物が発見されている。24−炭素で側鎖を長くすることによるビタミンD側鎖の修飾は、カルシウム活性の喪失をもたらし、かつ増強されたまたは乱されない他のものと区別される活性をもたらしている。1α,25−ジヒドロキシビタミンD2の24−メチルをエピ−立体配置に位置させると、骨からのカルシウムの移動における活性を減少させると思われる。一方、26−炭素および27−炭素上で増大された疎水性は、もし25−ヒドロキシルが存在するならばそのビタミンD化合物の全活性を増大すると考えられる。
これらの公知の化合物のいくつかは、生体内および生体外で高い効力ある活性を示し、有利な活性プロフィールを有している。したがって、これらの化合物のいくつかは、さまざまな病気、例えば、腎性骨異栄養症、ビタミンD抵抗性くる病、骨粗鬆症、乾癬およびある種の悪性腫瘍の治療に、使用されているか、または使用を提案されている。
閉経時の女性が、骨質量の顕著な喪失を受け、最終的にオステオペニア(osteopenia)となり、これがさらには、長い骨の骨折および椎骨の自然な圧迫骨折を起こすことが良く知られている。この病気は、一般的には閉経後骨粗鬆症として知られていて、米国および女性の寿命が少なくとも60、70才の年齢に到達するほとんどのほかの国で重大な医学的問題を提起している。一般的には、骨の痛みと減退した身体的活動とをしばしば伴う病気は、減少された骨質量を徴候とする1つまたは2つの椎骨の圧迫骨折により診断される。この病気は、カルシウムを吸収する能力の減少、性ホルモン、特にエストロゲン及びアンドロゲンの低下したレベル、並びに負のカルシウムバランスを伴うことが知られている。
骨喪失の同様な徴候は、老年の骨粗鬆症およびステロイドにより誘発される骨粗鬆症の特徴となっていて、ステロイドにより誘発される骨粗鬆症は、ある種の病気の状態に対する長期に渡るグルココルチコイド(コルチコ−ステロイド)治療の認識された結果である。
この病気を治療する方法はかなり変わってきたが、今日まで、完全に満足のいく治療法はまだ、知られていない。従来の治療法は、患者にカルシウム補充物を投与することである。しかしながら、カルシウムの補充それ自体では、この病気を防ぐまたは治療するのにうまくいっていない。別の従来の治療法は、性ホルモン、特に閉経後の女性が受ける骨質量の急速な喪失を防ぐのに有効であると報告されているエストロゲンの注射である。しかしながら、この方法は、その可能性のある発癌性の事実により複雑なものとされている。変わりやすい結果が報告されている、ほかの治療法は、多量投与量のビタミンD、カルシウムおよびフッ化物の組み合わせを含む。このアプローチの主な問題は、フッ化物が無層骨(woven bone)と呼ばれる構造的に健康でない骨を誘発し、さらには、多数の副作用、例えば、発生率が増大される骨折および投与された多量のフッ化物に対して胃腸が反応することである。提案されている別の方法は、カルシトニンを注射するかまたはホスホン酸塩を供給することにより骨吸収を遮断することである。
米国特許第4,225,596号は、骨質量の喪失に対する生理学的傾向を有するまたは徴候を示す、ほ乳動物の身体の中でカルシウムの吸収または保持を増大させるビタミンD3のさまざまな代謝産物を用いることを示唆している。前記特許で特に挙げられている代謝産物、すなわち1α−ヒドロキシビタミンD3、1α−ヒドロキシビタミンD2、1α,25−ジヒドロキシビタミンD3、1α,25−ジヒドロキシビタミンD2および1,24,25−トリヒドロキシビタミンD3は、前記特許において権利が請求されかつ記載されている活性があり得るとされるが、特に従来のカルシウム補充物治療法により用いらると、過カルシウム血症を起こすという欠点によっても特徴付けられている。したがって、骨粗鬆症を治療するためにこれらの化合物を使用することは、広く受け入れられてはいない。米国特許第3,833,622号および同第3,901,928号は、それぞれ、これらの化合物の有用性の一般的表現において骨粗鬆症の治療に対して1α−ヒドロキシビタミンD3および25−ヒドロキシビタミンD3の水和物を用いることを示唆している。これらの化合物の両方は、過カルシウム血症の危険を含む従来のビタミンD様の活性を示すことが良く知られている。
米国特許第4,588,716号も、骨粗鬆症のような骨質量の喪失を特徴とする骨の障害を治療するために1α,25−ジヒドロキシ−24−エピ−ビタミンD2を使用することを示唆している。この化合物は、腸カルシウム輸送を増大させ、新たな骨のミネラル化を刺激するようなカルシウム代謝に影響を与えるビタミンD様の特徴のいくつかを示すが、骨からカルシウムを移動することへの最小の影響の利点を有する。この24−エピ化合物は、単独で投与してもよくまたは骨移動を誘発する化合物、例えばホルモン、または1α−ヒドロキシビタミンD3もしくはD2または1α,25−ジヒドキシビタミンD3もしくはD2などのビタミンD化合物と組み合わせて投与してもよい。
米国特許第5,194,431号は、骨粗鬆症の治療における24−シクロプロパンビタミンD2化合物の使用を開示している。また、米国特許第4,851,401号は、骨粗鬆症および関連する病気の治療におけるシクロペンタノ−1,25−ジヒドロキシビタミンD3化合物の使用を開示している。
発明の要約
本発明は、所望の非常に有利な生物学的活性パターンを示す、新規な化合物を提供する。これらの化合物は、1α,25−ジヒドロキシビタミンD3のそれと比較して顕著な腸カルシウム輸送活性を特徴とし、一方、骨からカルシウムを流通させる能力に関して1α,25−ジヒドロキシビタミンD3よりもより低い活性を示す。よって、これらの化合物は、そのカルシウム血症活性(calcemic activity、カルセミック活性ともいう)に関して高度に特異的である。腸カルシウム輸送に関するその優先的活性と低い骨カルシウム流動化活性は、骨の喪失が重大な問題となる代謝性の骨の病気の治療におけるこれらの化合物の生体内投与を可能とする。その優先的なカルセミック活性のため、これらの化合物は、骨の形成が望ましい病気、例えば骨粗鬆症、骨軟化症および腎性骨異栄養症の治療に対する好ましい治療薬であろう。
構造的には、これらの望ましい生物学的な特性を有する化合物の鍵となる特徴は、これらが、シクロペンタン環が側鎖上に導入されている1,25−ジヒドロキシビタミンD2の類似体であることである。したがって、このタイプの化合物は次の一般構造によって特徴付けられる:
Figure 0003681390
したがって、本発明は、腸カルシウム輸送に関する優先的な活性及び低減した骨カルシウムの流動活性、または高い骨カルシウム流動活性を示す新規な化合物を提供する。減ぜられた骨流動活性は、これらの化合物が骨入れ代わり率の高い(すなわち、閉経後型)骨粗鬆症を治療するのに特に適したものとし、一方、高い骨カルシウム移動活性を有する化合物は、年齢に関連した骨粗鬆症のような入れ代わり率の低い骨粗鬆症に適する。より具体的には、これらの化合物は、(22E,24R,25R)−26,28−メチレン−1α,25−ジヒドロキシビタミンD2;(22E,24S,25S)−26,28−メチレン−1α,25−ジヒドロキシビタミンD2;(22E,24R,25S)−26,28−メチレン−1α−25−ジヒドロキシビタミンD2;および(22E,24S,25R)−26,28−メチレン−1α,25−ジヒドロキシビタミンD2である。
本発明は、また、最終生成物の合成の間に形成される新規な中間体化合物を提供する。構造的には、その中間体化合物は、次の一般構造により特徴づけられる:
Figure 0003681390
式中、R1、R2およびR3は、水素またはヒドロキシ保護基であってよい。
本発明は別の局面では、骨粗鬆症の特徴である骨質量の喪失が、骨質量を増加するのに十分な量で26,28−メチレン−1α,25−ジヒドロキシビタミンD2化合物を投与することにより効果的に治療されることが見いだされた。さらに具体的には、骨粗鬆症を治療する方法は、26,28−メチレン−1α,25−ジヒドロキシビタミンD2の上記の4種の異性体のいずれかの有効量を投与することを含む。上記の化合物は、単独でまたは薬学的に受け入れられる他の薬剤と組み合わせて投与される。個々の化合物自体または組み合わせて、約0.5μg/日以上約50μg/日以下の投与量が、通常、有効である。この方法は、この化合物の有意的でない骨移動活性に起因して骨質量を回復させるであろうという明確な利点を有し、さらには、この化合物は、適切な化合物投与量が用いられるかぎり(投与レベルは、当業者に公知の方法により監視されるように被験者の応答に応じて調節されるだろうことを理解しているものとして)、有利にも、前記化合物が毎日連続的に投与されても過カルシウム血症を起こさない。
26,28−メチレン−1α,25−ジヒドロキシビタミンD2の上記4種の異性体のいずれかを指示された投与量で投与することを含む上記の方法は、骨質量の回復または維持に有効であり、よって、骨粗鬆症の各種の形態、例えば閉経後骨粗鬆症、老人性骨粗鬆症、およびステロイドで誘発される骨粗鬆症を治療または予防する新規な方法を提供する。この方法が、骨質量の喪失が指標であるような、ここに列記した以外の疾病状態の予防または治療に対する容易な適用を見いだすであろうことは明白であろう。
発明の詳細な説明
説明の中および請求の範囲のなかで用いられているような、用語ヒドロキシ保護基とは、ヒドロキシ基の一時的な保護に通常用いられるいずれかの基を指し、例えば、アルコキシカルボニル基、アシル基、アリキルシリル基、アルキルアリールシリル基およびアルコシキシアルキル基を意味し、保護されたヒドロキシ基は、そのような保護基により誘導されたヒドロキシ官能基である。アルコキシカルボニル保護基は、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソプロポキシカルボニル、ブトキシカルボニル、イソブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボニル、ベンゾイルオキシカルボニルまたはアリルオキシカルボニルのような基である。用語『アシル』は、すべての異性体を含む炭素1−6個のアルカノイル基、または炭素1−6個のカルボキシアルカノイル基であって例えば、オキサリル、マロニル、スクシニル、グルタリル基を意味するか、又は芳香族アシル基例えばベンゾイルまたはハロ、ニトロまたはアルキル置換ベンゾイルを意味する。説明または請求の範囲で用いられるごとき用語『アルキル』は、そのすべての異性体を含む炭素1−10個の直鎖または分岐の炭化水素基を意味する。アルコキシ保護基は、たとえばメトキシメチル、エトキシエチル、メトキシエトキシメチルまたはテトラヒドロフラニルおよびテトラヒドロキシピラニルのような基である。好ましいアルキルシリル保護基は、トリメチルシリル、トリエチルシリル、t−ブチルジメチルシリルおよび類似のアルキル化シリル基である。アルキルアリールシリル保護基は、たとえばtert−ブチルジフェニルシリルのような基である。
本発明の治療法で有用なビタミンD化合物は、(22E、24R、25R)−26,28−メチレン−1α,25−ジヒドロキシビタミンD2;(22E、24S、25S)−26,28−メチレン−1α,25−ジヒドロキシビタミンD2;(22E、24R、25S)−26,28−メチレン−1α−25−ジヒドロキシビタミンD2;および(22E、24S、25R)−26,28−メチレン−1α,25−ジヒドロキシビタミンD2である。上記の化合物は、単独で投与されてもまたはほかの薬学的に受け入れられる薬剤と組み合わせて投与されてもよい。
ビタミンD化合物、またはその組み合わせは、滅菌非経口溶液として、注射によりまたは静脈内的に、または経口投与量の形態として栄養管(alimentary canal)により、または経皮的に、坐薬により容易に投与され得る。26,28−メチレン−1α−ヒドロキシビタミンD2化合物自体またはほかの1α−ヒドロキシル化ビタミンD化合物との組み合わせで(組み合わせの中の化合物のそれぞれの割合は、対象とした当前記病気の状態および所望される骨の無機化および/または骨の移動の程度に依存する)約0.5マイクログラム−約50マイクログラムを一日あたりとした投与量が、通常、本発明の実施に有効である。すべての場合に、十分な量の化合物が骨質量の回復に使用されるべきである。一日当たり約50マイクログラムを越える量またはほかの1α−ヒドロキシル化ビタミンD化合物との前記化合物との組み合わせは、所望の結果を達成するのに通常不必要であり、過カルシウム血症を起こし得、また、経済的に健全な実施ではないであろう。実際には、病気状態の治療での処置が所望する目的である時により高い投与量が用いられ、より低い投与量が予防の目的で通常用いられ、与えられた症例で投与される特定の投与量は、投与される特定の化合物、治療される病気、被験者の状態および薬の活性を変え得るほかの適当な医学的事実、または被験者の応答に従い周知のように当業者により調節され得ることが理解されるものとする。例えば、有効であるためには、26,28−メチレン−1α,25−ジヒドロキシビタミンD2化合物は、投与範囲0.5−50μg/日で好ましくは投与される。本分野で周知のように、通常、一回一日または一日複数回の投与として用いられる。
さまざまな化合物の投与形態が、本分野で周知のように、無毒な薬学的に受け入れられる担体と化合物を組み合わせてつくられ、即放出性配合物または遅放出性の配合物をつくるようにすることができる。そのよう担体は、固体または液体でもよく、例えば、コーンスターチ、ラクトース、ショ糖、落花生油、オリーブ油、ごま油およびプロピレングリコールであってよい。固体の担体が用いられるなら、化合物の投与形態は、錠剤、カプセル、粉体、トローチまたはロゼジンであってよい。液体担体が用いられるなら、軟質ゼラチンカプセルまたはシロップあるいは液体懸濁物、エマルジョンまたは溶液が投与形態であってよい。投与形態は、また、補助薬例えば保存剤、安定剤、湿潤剤または乳化剤、溶液促進剤などを含んでいてもよい。それらは、また、ほかの治療上価値のある物質を含んでいてもよい。
本発明は、以下の例により、より具体的に説明するが、例は、合成の方法とそれにより得られる新規化合物、最終生成物および中間体の説明だけを意味するものである。これらの例では、アラビア数字により区別した特定の化合物(例えば、化合物1、2、3、...など)は、方法スキームでそのように番号をつけた構造を指す。新規化合物の明白な生物学的特徴を説明する、例えば、代謝性の骨の病気でのこれら化合物の適用で基礎として働く特徴を説明する例を追加的に示す。
化合物の製造
一般的手順。紫外線(UV)吸収スペクトルを、しまずUV可視記録分光光度計(Shimadzu UV−Visible recording spectrophotometer)に記録した。プロトン核磁気共鳴(1H−NMR)スペクトルは、500MHzでBruker AM−500多核分光計(multinuclear spectrometer)に、またはクロロホルム−d(CDCl3)中で270MHzでJEOL JNM−GSX 270 FT NMR分光計に記録した。化学的シフト(δ)は、内部テトラメチルシラン(TMS:δ0.00)からダウンフィールドして記録する(reported downfield)。質量スペクトル(MS)は、JEOL LMA−DA500質量データシステムを備えたJEOL JMS−HX100質量分光計に70eVで記録した。シリカゲル60(Merck、230−400メッシュ)をカラムクロマトグラフィーに用いた。高速液体クロマトグラフィー(HPLC)は、Model 6000A溶剤送りシステム、Model U6KインジェクターおよびModel 450可変波長検出器を備えたWaters Associates液体クロマトグラフィーを用いるか、またはRheodyne 7125インジェクター、Shimadzu SPD−6A UV分光光度検出器、Shimadzu FCV−100B画分コレクターおよびShimazu C−R4Aクロマトパック(chromatopac)を備えたShimazu L−6AD液体クロマトグラフシステムを用いて行った。テトラヒドロフランを、窒素の下で、ナトリウム−ベンゾフェノンケチルから蒸留した。ほかの溶剤は、標準的な方法により精製した。
プロセススキームでは、次の略号を用いてある:
Et: エチル
Ts: トルエンスルホニル
Ph: フェニル
Bn: ベンジル
Bu: ブチル
THF: テトラヒドロフラン
Me: メチル
DMAP: 4−ジメチルアミノピリジン
DMF: N,N−ジメチルホルムアミド
mCPBA: 3−クロロ過安息香酸
TES: トリエチルシリル
Tf: トリフルオロメタンスルホニル
ここでの説明とスキームとで、化合物12は、公知の化合物であり、PCT特許出願第WO88/07545号にしたがって製造され得ることが注目されるべきである。
例1−26,28−メチレン−1α,25−ジヒドロキシビタミンD2の4種の異性体の合成(化合物15a、15a’、15bおよび15b’;プロセススキーム)。
化合物15a、15a’、15bおよび15b’の合成は、次のようにまとめることができる:
出発物質は、商業的に入手可能なエチル2−オキソシクロペンタカーボキシレート1であった。ケトン基は、アセタール(化合物2)として保護され、エステルは、水素化リチウムアルミニウムで還元してアルコール3を得た。3のヒドロキシル基は、ベンジルエーテル(化合物4)として保護され、ケトン官能性が、アセトン中の酸触媒による処理により再生されケトン5を与えた。メチルマグネシウムブロミドによる処理によりジアステレオマーアルコール6aおよび6bが得られ、これらは、クロマトグラフィーにより分離され得、後に、2つのジアステレオマーは別個に変換された。
6aのベンジル保護基は、水素化条件下で除去されてジオール7aが得られた。ジオール7aの第一級ヒドロキシル基が、対応するトシレート(化合物8a)に変換され、トシルオキシ基が、チオフェノキシドによる処理でフェニルチオ基で置換されてフェニルスルフィド9aが得られた。フェニルスルフィドが、過酸により酸化されて対応するフェニルスルホン(化合物10a)とされ最後に、シリルエーテルとしてのヒドロキシル基の保護が側鎖スルホン11aを与えた。同様にして、ジアステレオマー6bがスルフォン11bに変換された。
ジュリアオレフィン化法(Julia olefination methodology)を用いてステロイドアルデヒド(steroidal aldehyde)12とのカップリングを行い、トランス二重結合の形成を行った。このように、スルフォン11aまたは11bのアニオンがアルデヒド12と縮合され、得られるヒドロキシスルフォンをナトリウムアマルガムによる還元的脱離反応にかけて、無水酢酸による処理の後、それぞれ、化合物13aまたは13bを得た。フッ化物イオンによるシリル保護基の脱保護は、プロビタミン14aおよび14bを与え、これらは、ビタミンD誘導体15aと15a’とのまたは15bと15b’との混合物にそれぞれ通常の方法により(光異性化と熱異性化(theromoisomeriztion)と、これに続く脱保護)変換された。HPLC精製と分離は、炭素−24と炭素−25のキラル中心に由来する4つの可能な異性体15a、15a’、15bおよび15b’を与えた。
6−エトキシカルボニル−1,4−ジオキサスピロ[4,4]ノナン2。
トルエン(150ml)に含むようにしたエチル2−オキソシクロペンタンカルボキシレート(Adrich、10.0g、64.0mmol)、エチレングリコール(18ml、323mmol)、トリエチルオルソホルメート(21ml、126mmol)およびp−トルエンスルホン酸一水塩(0.61g、3.21mmol)からなる混合物を、1時間、留出物をディーンスターク装置(Dean−Stark apparatus)で除去しながら還流下で加熱した。混合物は冷却させてから、NaHCO3溶液に注ぎ、次に有機層を分離した。水性層をジエチルエーテルで抽出してから一緒にした有機層をNaCl溶液で洗浄してから、Na2SO4で乾燥させた。濾過と濃縮により16.41gの2がうす黄色の油状物として得られ、これは、さらに精製することなく次の反応に用いられた。
1H−NMR δ(ppm、500MHz):1.27(3H、t、J=7.3Hz)、1.58−1.73(1H、m)、1.77−1.88(2H、m)、1.88−1.98(2H、m)、2.07−2.17(1H、m)、2.90(1H、t、J=8.0Hz)、3.86−3.98(3H)、3.98−4.06(1H、m)、4.09−4.23(2H、m)。
6−ヒドロキシメチル−1,4−ジオキサスピロ[4,4]ノナン3。
ジエチルエーテル(50ml)に含むようにしたリチウムアルミニウム水素化物(2.43g、64.0mmol)の懸濁物へ、2(16.41g、粗製物)の溶液を50分間にわたり氷浴中で窒素の下で滴下した。この混合物に、リチウムアルミニウム水素化物(1.2g)を加え、混合物を25分間攪拌した。この混合物へ、水(3.6ml)、15%NaOH溶液(10.8ml)、水(10.8ml)およびNa2SO4(20g)を加えた。次に混合物をセライトのパッドを通して濾過し、EtOACによりよく洗浄した。ろ液と洗液とを一緒にしてから濃縮して10.95gの3をうす黄色の油状物として得、これを次の反応に精製することなく使用した。151H−NMR δ(ppm、500MHz):1.49−1.96(6H)、2.14(1H、m)、2.65(1H,br s)、3.57−3.75(2H)、3.85−4.08(4H)。
6−ベンジルオキシメチル−1,4−ジオキサスピロ[4,4]ノナン4。
THF(30ml)に含むようにした水素化ナトリウム(60%懸濁物、2.82g、70.5mmol)の懸濁物に、THF(50ml)に含むようにした3(10.95g、粗製物)を30分かけ氷浴中で滴下した。この混合物にテトラ−n−ブチルアンモニウムヨージド(2.36g、6.39mmol)を加えてから、塩化ベンジル(9ml、78.2mmol)を加え、この混合物を周囲温度で夜通し攪拌した。混合物は、還流下で50分間加熱した。この混合物を冷却してから、氷水に注ぎ、有機層を分離した。水性層をジエチルエーテルで抽出してから、一緒にした有機層をNaCl溶液で洗浄し、次にNa2SO4で乾燥した。濾過と、濃縮により、油状の物質が21.02g得られ、これをカラムクロマトグラフィー(SiO2ゲル100g、n−ヘキサン中のEtOAc、0−10%)により精製したところ4がうす黄色の油として12.94g(1から81.4%)得られた。
1H−NMR δ(ppm、500MHz):1.42−1.56(1H、m)、1.56−1.87(4H)、1.97(1H、m)、2.29(1H、m)、3.37(1H、dd、J=9.4および7.6Hz)、3.59(1H、dd、J=9.4および6.2Hz)、3.79−4.01(4H)、4.50(1H、d、J=12.0Hz)、4.52(1H、d、J=12.0Hz)、7.24−7.43(5H)。
2−ベンジルオキシメチルシクロペンタ−1−ノン5。
アセトン(160ml)中に含むようにした4(7.95g、32.0mmol)とp−トルエンスルホン酸一水塩(0.30g、1.58mmol)とからなる混合物を100分間周囲温度で攪拌した。この混合物をNaHCO3で中和してから、アセトンを減圧下で蒸発させた。残分を水で希釈してからEtOAcで抽出した。一緒にした有機層をNaCl溶液で洗浄してからNa2SO4で乾燥した。濾過と濃縮により油状の物質を8.94g得、これをカラムクロマトグラフィー(SiO2ゲル50gEtOAcをn−ヘキサンに含むようにした5−10%)で精製して5を5.83g(89.2%)うすい黄色油状物として得た。
1H−NMR δ(ppm、500MHz):1.80(1H、m)、1.93(1H、m)、2.05(1H、m)、2.14(1H、m)2.20−2.43(3H)、3.63(1H、dd、J=9.0および6.2Hz)、3.67(1H、dd、J=9.0および4.1Hz)、4.49(2H、s)、7.20−7.42(5H)。
(1R S,2R S)−2−ベンジルオキシメチル−1−メチルシクロペンタン−1−オール6aおよびその(1S R,2R S)−異性体6b。
メチルマグネシウムブロミド(ジエチルエーテルに含むようにした3.0M溶液:10.5ml、31.5mmol)を、ジエチルエーテル(60ml)に含むようにした5(5.83g、28.5mmol)の溶液に氷浴中で、窒素の下で5分間かけて滴下した。この混合物を10分間攪拌してから、NH4Cl溶液を加えて反応を静めた。有機層を分け、水性層をジエチルエーテルで抽出した。一緒にした有機層をNaClの溶液で洗浄してから、Na2SO4により乾燥した。濾過と濃縮により6.57gの油状物質を得た。SiO2ゲルによる繰り返したクロマトグラフィーによる分離で、6aをうすい黄色の油状物として3.11g(49.5%)および6bを無色の油状物として2.18g(34.7%)得た。
1−NMR δ(ppm、500MHz):6a 1.34(3H、s)、1.49−1.94(7H)、2.78(1H、brs)、3.65(2H)、4.51(1H、d、J=11.9Hz)、4.56(1H、d、J=11.9Hz)、7.25−7.42(5H);6b 1.19(3H、s)、1.48−1.88(6H)、2.22(1H、m)、2.57(1H、brs)、3.45(1H、t、J=8.8Hz)、3.53(1H、dd、J=8.8および4.6Hz)、4.51(2H、s)、7.26−7.45(5H)。
(1R S,2R S)−2−ヒドロキシメチル−1−メチルシクロペンタン−1−オ−ル7a。
エタノール(60ml)に含むようにした6a(3.11g、14.1mmol)の溶液を、1.5時間周囲温度でパラジウム−木炭(10%、0.3%)を用いて水素添加した。この混合物をセライトのパッドを通して濾過した。ろ液を濃縮して7aを1.78g得、これをさらに精製することなく次の反応に用いた。
(1S R,2R S)−2−ヒドロキシメチル−1−メチルシクロペンタン−1−オ−ル7b。
7aについてと同様にして、6b(2.18g、9.90mmol)を変換して7bを1.05g得、これをさらに精製することなく次の反応に用いた。
(1R S,2R S)−1−メチル−2−p−トルエンスルホニルオキシメチルシクロペンタン−1−オ−ル8a。
CH2Cl2(40ml)中に含むようにした7a(1.78g、粗製物)、ピリジン(5.5ml、68.0mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(0.17g、1.37mmol)からなる混合物に、塩化p−トルエンスルホニル(3.13g、16.4mmol)を一度に加え、この混合物を夜通し4℃に放置した。この混合物を周囲温度で100分間攪拌した。混合物に氷を加え、周囲温度で攪拌してから、有機層を分離した。水性層をEtOAcで抽出してから、一緒にした有機層を水、CuSO4溶液、水、NaHCO3溶液およびNaCl溶液で洗浄してから、Na2SO4で乾燥した。濾過と濃縮により3.86gの8aが得られ、これをさらに精製することなく次の反応に用いた。
(1S R,2R S)−1−メチル−2−p−トルエンスルホニルオキシメチルシクロペンタン−1−オ−ル8b。
8aについてと同様な方法で、7b(1.05g、粗製物)を、2.12gの8bに変換し、これをさらに精製することなく次の反応に用いた。
(1R S,2S R)−1−メチル−2−フェニルチオメチルシクロペンタン−1−オール9b。
N,N−ジメチルホルムアミド(30ml)に含むようにした8a(3.86g、粗製物)およびトリエチルアミン(9.6ml、68.9mmol)からなる溶液を一度にチオフェノール(2.1ml、20.5ml)に加え、この混合物を夜通し周囲温度で攪拌した。この混合物に、チオフェノール(1.1ml)を加え、混合物を40分間攪拌した。混合物にNaI(触媒量)を加え、混合物を85分間攪拌した。混合物にトリエチルアミン(5ml)を加え混合物を145分間攪拌した。混合物ヘチオフェノール(2ml)およびテトラ−n−ブチルアンモニウムヨージド(触媒量)を加えて、混合物を35分間攪拌した。混合物を、冷たい希釈したHClに注ぎ、ジエチルエーテルにより抽出した。一緒にした有機層を冷たい希釈したHCl、水、NaHCO3溶液およびNaCl溶液で洗浄してから、Na2SO4で乾燥した。濾過と濃縮により油状物質を6.40g得、これをカラムクロマトグラフィー(SiO2ゲル100g、EtOAcをn−ヘキサンに含むようにした1−20%)で精製したところ1.84g(6aから60.4%)の9aがうすい黄色の油状物として得られた。
1H−NMR δ(ppm、500MHz):1.35(3H、s)、1.49−1.67(3H)、1.67−1.80(2H)、1.82(1H、m)、2.02(1H、m)2.89(1H、dd、J=12.2および9.0Hz)、3.21(1H、dd、J=12.2および9.0Hz)、7.16(1H、t、J=7.3Hz)、7.28(2H、dd、J=7.8および7.3Hz)、7.33(2H、d、J=7.8Hz)。
(1S R,2S R)−1−メチル−2−フェニルチオメチルシクロペンタン−1−オール9b。
9aについてと同様にして、8b(2.12g、粗製物)を1.48g(6bから82.5%)のうすい黄色の油状物の9bに変換した。
1H−NMR δ(ppm、500MHz):1.24(3H、s)、1.36(1H、m)、1.58(1H、m)、1.62−1.81(3H)、1.93(1H、brs)、1.96−2.12(2H)、2.81(1H、dd、J=12.5および4.9Hz)、3.07(1H、dd、J=12.5および6.5Hz)、7.19(1H、t、J=7.2Hz)、7.29(2H、dd、J=7.6および7.2Hz)、7.35(2H、d、J=7.6Hz)。
(1R S,2S R)−2−ベンゼルスルホニルメチル−1−メチルシクロペンタン−1−オール10a。
CH2Cl2(40ml)および水(17ml)からなる混合物に含むようにした9a(1.84g、8.28mmol)およびNaHCO3(2.45g、29.2mmol)からなる混合物に、mCPBA(85%、3.36g、16.5mmol)を氷浴中で激しく攪拌を行いながら少しづつ加えた。混合物19を15分間攪拌した。混合物に、水(16ml)、NaHCO3(2.45g)およびmCPBA(1.68g)を加え、20分間攪拌を継続させた。過剰量の過酸を、触媒量のKIの存在下でNa223溶液により分解させた。有機層を分離させ、水性層をEtOAcにより抽出した。一緒にした有機層をNaCl溶液により洗浄してから、Na2SO4により乾燥させた。濾過と濃縮により10aを白色の固体として2.69g得、これをさらに精製することなく次の反応に用いた。
(1S R,2R S)−2−ベンゼンスルホニルメチル−1−メチルシクロペンタン−1−オール10b。
10aについてと同じようにして、9b(1.48g、6.66mmol)を、2.14gのうすい黄色の粘稠な油状物としての10bに変換し、これをさらに精製することなく次の反応に用いた。
(1R S,2S R)−2−ベンゼンスルホニルメチル−1−メチル−1−トリエチルシロキシ−シクロペンタン11a。
CH2CL2(50ml)に含むようにした10a(2.69g、粗製物)とイミダゾール(5.6g、82.3mmol)とからなる溶液に、クロロトリエチルシラン(1.7ml、10.1mmol)を加え、混合物を夜通し周囲温度で攪拌した。この混合物に、2,6−ルチジン(1.9ml、16.3mmol)とトリエチルシリルトリフルオロメタンスルホネート(1.9ml、8.40mmol)とを加え、混合物を周囲温度で35分間攪拌してから還流下で加熱した。さらにトリエチルシリルトリフルオロメタンスルホネート(0.8ml)を添加して加熱と攪拌をさらに夜通し行った。混合物に氷を加えて、有機層を分離した。水性層をn−ヘキサンで抽出してから、一緒にした有機層を冷たい希釈したHCl、水、NaHCO3溶液およびNaCl溶液で洗浄してから、Na2SO4で乾燥した。濾過と濃縮を行ってから、クロマトグラフィー精製(SiO2ゲル50g、EtAOcをn−ヘキサンに含むようにしたもの5%)を行い、3.21g(9aから定量的な収量)の11aを無色の油状物として得た。
1H−NMR δ(ppm、500MHz):0.54(6H、q、J=7.9Hz)、0.90(9H、t、J=7.9Hz)、1.21(3H、s)、1.44−1.63(3H)、1.63−1.78(2H)、1.81−1.96(2H)、3.07(1H、dd、J=14.7および9.9Hz)、3.31(1H、d、J=14.7Hz)、7.56(2H、dd、J=7.5および7.4Hz)、7.64(1H、t、J=7.4Hz)、7.92(2H、d、J=7.5Hz)。
(1S R,2S R)−2−ベンゼンスルホニルメチル−1−メチル−1−トリエチルシロキシ−シクロペンタン11b。
11aについてと同様にして、10b(2.14g、粗製物)を変換して無色の油状物として11bを3.21g(9bから定量的収量)得た。
1H−NMR δ(ppm、500MHz):0.46(6H、q、J=7.8Hz)、0.84(9H、t、J=7.8Hz)、0.99(3H、s)、1.27(1H、m)、1.45−1.75(4H)、1.96−2.15(2H)、2.89(1H、dd、J=13.1および12.0Hz)、3.37(1H、d、13.1Hz)、7.56(2H、dd、J=8.0および7.4Hz)、7.64(1H、t、J=7.4Hz)、7.91(2H、d、J=8.0Hz)。
(22E,24R,25R)−および(22E,24S,25S)−3β−tert−ブチルジフェニル−シロキシ−1α−メトキシカルボニルオキシ−26,28−メチレン−25−トリエチルシロキシ−エルゴスタ−5,7,22−トリエン13a。
THF(10ml)に含むようにした11a(574mg、1.56mmol)の溶液へ、LiNEt2の溶液(THF6.8mlに含むようにしたn−ヘキサンの1.6Nのn−ブチルリチウムの3.1mlとジエチルアミン0.54mlとから得た;3.4ml)を、窒素の下で、ドライアイス−MeOH浴のなかで30分間かけて滴下した。この混合物に、THF(10ml)に含むようにした(20S)−3β−tert−ブチルジフェニルシロキシ−1α−メトキシカルボニルオキシ−20−メチルプレグナ−5,7−ジエン−21−アル12(1.00g、1.56mmol)の溶液を同じ温度で25分間かけて滴下した。反応は、NH4Cl溶液の添加により静め、混合物は周囲温度まで温かくなるまでそのままとした。有機層を分離し、水性層をEtOAcにより抽出した。一緒にした有機層を、NaCl溶液で洗浄してからNa2SO4で乾燥した。濾過と濃縮により粗生成物1.84gが得られ、これはさらに精製することなく次の反応に用いた。
CH2Cl2(40ml)に含むようにした粗生成物(1.84g)、4−ジメチルアミノピリジン(1.91g)および無水酢酸(0.74ml)からなる混合物を、夜通し窒素の下で周囲温度で攪拌した。この混合物に氷を加え、混合物を周囲温度で攪拌した。有機層を分離し、水性層をEtOAcで抽出した。一緒にした有機層を、NaCl溶液で洗浄してからNa2SO4で乾燥した。濾過と濃縮によりうすい黄色の油状物の粗生成物2.45gが得られ、これはさらに精製することなく次の反応に用いた。
THF(20ml)とMeOH(20ml)とからなる混合物に含むようにした粗生成物(2.45g)の溶液に、Na2HPO4(6.6g、46.5mmol)を加え、この混合物を窒素の下で−40−−50℃で攪拌した。この混合物にNa−Hg(5%、7.17g、15.6mmol)を加えてから、1.5時間同じ温度で攪拌した。この混合物に、Na2HPO4(13.2g)とNa−Hg(14.4g)を加え、混合物を同じ温度で1時間、さらに−30−−40℃で1.25時間攪拌した。混合物をセライトのパッドを通して濾過し、EtOAtで洗浄した。ろ液と洗液とをNaCl溶液に注ぎ、有機層を分離した。水性層をEtOAcで抽出し、一緒にした有機層をNaCl溶液で洗浄してからNa2SO4で乾燥させた。濾過と濃縮により粗生成物3.21gが得られ、これをカラムクロマトグラフィー(SiO2ゲル50g、n−ヘキサン中に含むようにしたEtOAc1−3%)で精製して白色のフォームとして13aを719mg(54.1%)得た。
1H−NMR δ(ppm、500MHz):0.55(6H、q、J=7.9Hz)、0.60(3H、s)、0.93(9H、t、J=7.9Hz)、0.98(3H、s)、0.96−1.04(3H)、1.05(9H、s)、1.20(3H、s)、2.47(2H、d、J=7.9Hz)、3.64(3H、s)、3.97(1H、m)、4.63(1H、brs)、5.11−5.26(1H)、5.26−5.43(2H)、5.53(1H、d、J=5.6Hz)、7.32−7.45(6H)、7.64(4H、d、J=8.1Hz)。
(22E,24R,25S)−および(22E,24S,25R)−3β−tert−ブチルジフェニル−シロキシ−25−トリエチルシロキシ−1α−メトキシカルボニルオキシ−26,28−メチレンエルゴスタ−5,7,22−トリエン13b。
13aについてと同様にして、11b(574mg、1.56mmol)を変換して白色のフォームとして13bを569mg(42.8%)得た。
1H−NMR δ(ppm、500MHz):0.55(6H、q、J=7.9Hz)、0.59(3H、s)、0.93(9H、t、J=7.9Hz)、0.98(3H、s)、0.96−1.03(3H)、1.05(9H、s)、1.08、1.09(3H、2つのs)、2.47(2H、d、J=7.9Hz)、3.64(3H、s)、3.96(1H、m)、4.63(1H、brs)、5.10−5.28(2H)、5.31(1H、brs)、5.53(1H、d、J=5.4Hz)、7.31−7.47(6H)、7.64(4H、d、J=7.1Hz)。
(22E,24R,25R)−および(22E,24S,25S)−1α−メトキシカルボニルオキシ−26,28−メチレンエルゴスタ−5,7,22−トリエン−3β,25−ジオール14a。
THF(15ml)に含むようにした13a(719mg、0.845mmol)の溶液へ、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(1.0MをTHFに含むようにした、2.5ml)を加え、この混合物を1.5時間周囲温度で攪拌した。この混合物へテトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(1.0MをTHFに含むようにした、2.5ml)に2度加え、混合物を周囲温度で夜通し攪拌した。混合物を冷たいNaHCO3溶液に注ぎ、混合物をEtOAcで抽出した。一緒にした有機層をNaCl溶液で洗浄してからNa2SO4で乾燥させた。濾過と濃縮により粗生成物0.97gが得られ、これをカラムクロマトグラフィー(SiO2ゲル30g、n−ヘキサン中に含むようにしたEtOAc20−50%)で精製して白色の固体として14aを373mg(88.5%)得た。
1H−NMR δ(ppm、500MHz):0.64(3H、s)、1.01(3H、s)、1.05、1.06(3H、2つのd、J=5.8および6.1Hz)、1.25(3H、s)、3.78(3H、s)、4.01(1H、m)、4.82(1H、brs)、5.28−5.48(3H)、5.66(1H)。
(22E,24R,25S)−および(22E,24S,25R)−1α−メトキシカルボニルオキシ−26,28−メチレンエルゴスタ−5,7,22−トリエン−3β,25−ジオール14b。
14aについてと同様にして、13b(569mg、0.668mmol)を変換して白色の固体として14bを300mg(90.2%)得た。
1H−NMR δ(ppm、500MHz):0.63(3H、s)、1.01(3H、s)、1.04、1.05(3H、2つのd、J=7.1Hz)、1.13(3H、s)、3.78(3H、s)、3.99(1H、m)、4.82(1H、brs)、5.25−5.35(2H)、5.36(1Hz)、5.66(1H)。
(22E,24R,25R)−および(22E,24S,25S)−26,28−メチレン−9,10−セコエルゴスタ−5,7,10(19),22−テトラエン−1α、3β、25−トリオール15aおよび15a’。
ジエチルエーテル(100ml)とベンゼン(20ml)とからなる混合物中に含むようにした14a(100mg、0.201mmol)の溶液に、氷浴中で、30分間、バイコールフィルターを通じて中圧水銀灯を照射し、この際反応混合物に窒素を通気しながら行った。混合物は、減圧下で濃縮し、残分をベンゼン(20ml)に溶解させ、この溶液を窒素の下で、周囲温度で、16日間静置した。混合物を減圧下で濃縮し、残分を、6.3時間、窒素の下で、氷浴中で、MeOH(9ml)に含むようにした1NのLiOH溶液で処理した。混合物を氷水に注いでからEtOAcで抽出した。一緒にした有機層をNaCl溶液で洗浄してからNa2SO4で乾燥させた。濾過と濃縮をして、さらにクロマトグラフィー精製(SiO2ゲル5g、n−ヘキサン中に含むようにしたEtOAc50−80%)して15aと15a’とのジアステレオマー混合物を22.9mg得た。調整用HPLC[Zorbax Pro− 10 SIL(三井東圧)、20mmΦx250mm、n−ヘキサンに含むようにした80%EtOAc]により15aを7.1mg(8.0%)(これはより速く溶離された)と15a’を12.9mg(14.6%)(これはより遅く溶離された)を得た:15a:UV(EtOH):λmax262nm、λmin228nm。
1H−NMR δ(ppm、270MHz):0.56(3H、s)、1.05(3H、d、J=6.7Hz)、1.24(3H、s)、4.23(1H、m)、4.43(1H、m)、5.00(1H、brs)、5.32(1H、brs)、5.28−5.50(2H)、6.01(1H、d、J=11.0Hz)、6.38(1H、d、J=11.0Hz)。
MS M/z:440(M+)、422(ベースピーク)、404、386、269、251、155、135、105、93、81。
15a’:UV(EtOH):λmax261nm、λmin227nm。
1H−NMR δ(ppm、270MHz):0.56(3H、s)、1.04(3H、d、J=6.7Hz)、1.24(3H、s)、4.23(1H、m)、4.43(1H、m)、5.00(1H、brs)、5.23−5.48(2H)、5.35(1H、brs)、6.01(1H、d、J=11.0Hz)、6.38(1H、d、J=11.0Hz)。
MS m/z:440(M+)、422(ベースピーク)、404、386、269、251、155、135、105、93、81。
(22E,24R,25S)−および(22E,24S,25R)−26,28−メチレン−9,10−セコエルゴスタ−5,7,10(19),22−テトラエン−1α、3β、25−トリオール15bおよび15b。
ジエチルエーテル(100ml)とベンゼン(20ml)とからなる混合物中に含むようにした14b(100mg、0.201mmol)の溶液に、氷浴中で、30分間、バイコールフィルターを通じて中圧水銀灯を照射し、この際反応混合物に窒素を通気しながら行った。混合物は、減圧下で濃縮し、残分をベンゼン(20ml)に溶解させ、この溶液を窒素の下で、周囲温度で、16日間静置した。混合物を減圧下で濃縮し、残分を、6.3時間、窒素の下で、氷浴中で、MeOH(9ml)に含むようにした1NのLiOH溶液で処理した。混合物を氷水に注いでからEtOAcで抽出した。一緒にした有機層をNaCl溶液で洗浄してからNa2SO4で乾燥させた。濾過と濃縮をして、さらにクロマトグラフィー精製(SiO2ゲル5g、n−ヘキサン中に含むようにしたEtOAc50−80%)して15bと15b’とのジアステレオマー混合物を21.3mg得た。調整用HPLC[Zorbax Pro− 10 SIL(三井東圧)、50mmΦx250mm、n−ヘキサンに含むようにした80%EtOAc]により15bを6.3mg(7.1%)(これはより速く溶離された)と15b’を4.5mg(5.1%)(これはより遅く溶離された)を得た:15b:UV(EtOH):λmax263nm、λmin228nm。
1H−NMR δ(ppm、270MHz):0.56(3H、s)、1.03(3H、d、J=6.7Hz)、1.13(3H、s)、4.23(1H、m)、4.43(1H、m)、5.00(1H、brs)、5.14−5.43(2H)、5.32(1H、brs)、6.01(1H、d、J=11.0Hz)、6.38(1H、d、J=11.0Hz)。
MS m/z:440(M+)、422(ベースピーク)、404、386、269、251、155、135、105、93、81。
15b’:UV(EtOH):λmax264nm、λmin227nm。
1H−NMR δ(ppm、270MHz):0.56(3H、s)、1.03(3H、d、J=6.7Hz)、1.13(3H、s)、4.23(1H、m)、4.43(1H、m)、5.00(1H、brs)、5.10−5.42(2H)、5.32(1H、brs)、6.01(1H、d、J=11.0Hz)、6.38(1H、d、J=11.0Hz)。
MS m/Z:440(M+)、422(ベースピーク)、404、386、269、251、155、135、105、93、81。
生物学的活性
例2−カルシウム血症活性
Holtzman Companyから得た離乳(Weanling)雄ラットに低カルシウム(0.02%)、0.3%燐、ビタミンD−不足食事を3週間与えた。この後、動物は、ひどい低カルシウム血症(herpocalcemic)となった。5%エタノール95%プロピレングリコールに溶解させた表1および2の示した投与量を含むおよそ13μlの溶液を1日に出すAlzetミニポンプをこれらの動物に埋め込んだ。7日後、ラットを殺し、十二指腸を使用し、逆腸管サック法(internal sac technique)(Martin & DeLuca、1967)により腸カルシウム輸送と漿液カルシウム(骨カルシウム流動)の測定を行なった。テストは、1α,25−ジヒドロキシビタミンD3標準に対して行い、表1および2に報告してある。
Figure 0003681390
結果は、LT−II26,28メチレン−1,25−ジヒドロキシビタミンD2化合物が、骨からのカルシウムの移動で1,25−ジヒドロキシビタミンD3よりも活性でないことを示している。骨カルシウム移動活性の量は、1,25−ジヒドロキシビタミンD3よりもかなり少ない。しかしながら、両26,28−メチレン−D2化合物は、高度に有意的な腸管カルシウム輸送活性を有する。したがって腸カルシウム輸送に対する優先的な活性と骨の中の減ぜられたカルシウム移動活性とを示すことにより、LT化合物は、これらが、骨の喪失が大きな問題である病気例えば骨粗鬆症、骨軟化症および腎性骨異栄養症の治療に対する好ましい薬剤であろうことを示唆している。LT−1およびUC化合物は、骨カルシウム移動に有効であり、よって、低い骨入れ代わり骨粗鬆症が見られる、すなわち、年齢に関係した骨粗鬆症が見られる場合に有用であろう。
Figure 0003681390
治療の目的に対しては、本発明の新規化合物が、無害な溶剤の溶液としてまたは適当な溶剤または担体に含むようにしたエマルジョン、懸濁物または分散物としてまたは固体の担体と共にピル、錠剤またはカプセルとして本分野で公知の慣用の方法に従って薬学的用途に対して配合され得る。そのような配合物は、ほかの薬学的に受け入れられる無害な賦形剤たとえば安定剤、酸化防止剤、バインダー、着色剤、乳化剤または味緩和剤を含んでいてもよい。
前記化合物は、経口投与、腸管外投与、または経皮的投与をされ得る。化合物は、有利には、注射によりまたは適当な滅菌溶液の静脈内注入によりまたは液体薬または固体薬の形態で消化管を通じて、あるいはクリーム、軟膏、パッチあるいは経皮的適用に適当な同様なビヒクルの形態で適用される。化合物0.5μg−50μg/日の投与量が治療の目的に適当であり、この投与量は、治療される病気、その程度および被験者の応答に応じて、本分野で理解されるように調節される。新規化合物は、作用の特異性を示すので、それぞれ、カルシウムの輸送の刺激だけが所望される時は、適当に単独で投与されてもよく、あるいはある程度の骨の無機質移動(カルシウム輸送刺激と共に)が有利と見られる場合は、格づけした(graded)投与量のもう1種の活性なビタミンD化合物−−たとえば1α−ヒドロキシビタミンD2またはD3または1α,25−ジヒドロキシビタミンD3−−と一緒に適当に投与され得る。
本発明を実施する種々の態様が、本発明とみなされる主題を特に指摘しかつ明確に請求する下記請求の範囲の範囲内として企図されている。
Figure 0003681390
Figure 0003681390

Claims (20)

  1. 次式を有する化合物:
    Figure 0003681390
  2. (22E,24R,25R)−26,28−メチレン−1α,25−ジヒドロキシビタミンD2
  3. (22E,24S,25S)−26,28−メチレン−1α,25−ジヒドロキシビタミンD2
  4. (22E,24R,25S)−26,28−メチレン−1α,25−ジヒドロキシビタミンD2
  5. (22E,24S,25R)−26,28−メチレン−1α,25−ジヒドロキシビタミンD2
  6. 下記式で表される化合物を含んでなる骨質量の維持または増加が望まれる骨代謝疾病の治療用ビタミンD剤
    Figure 0003681390
  7. 前記疾病が骨粗鬆症である請求項6記載のビタミンD剤
  8. 前記疾病が骨軟化症である請求項6記載のビタミンD剤
  9. 前記疾病が腎性骨異栄養症である請求項6記載のビタミンD剤
  10. 口投与される請求項6記載のビタミンD剤
  11. 管外投与される請求項6記載のビタミンD剤
  12. 皮的に投与される請求項6記載のビタミンD剤
  13. 化合物が1日当たり投与量0.5μg50μgで含有される請求項6記載のビタミンD剤
  14. 次式を有する化合物:
    Figure 0003681390
    ここで、R1、R2およびR3は、水素またはヒドロキシ保護基である。
  15. 1とR3とがいずれも水素であり、R2がヒドロキシ保護基である請求項14記載の化合物。
  16. 請求項1の少なくとも1種の化合物を薬学的に受け入れられる賦形剤と共に含む骨粗鬆症の治療又は予防用の薬学的組成物。
  17. (22E,24R,25R)−26,28−メチレン−1α,25−ジヒドロキシビタミンD20.5μg〜50μgの量で含む請求項16記載の骨粗鬆症の治療又は予防用の薬学的組成物。
  18. (22E,24S,25S)−26,28−メチレン−1α,25−ジヒドロキシビタミンD20.5μg〜50μgの量で含む請求項16記載の骨粗鬆症の治療又は予防用の薬学的組成物。
  19. (22E,24R,25S)−26,28−メチレン−1α,25−ジヒドロキシビタミンD20.5μg〜50μgの量で含む請求項16記載の骨粗鬆症の治療又は予防用の薬学組成物。
  20. (22E,24S,25R)−26,28−メチレン−1α,25−ジヒドロキシビタミンD20.5μg〜50μgの量で含む請求項16記載の骨粗鬆症の治療又は予防用の薬学組成物。
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