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JP3679135B2 - 調節可能な寸法をもつ円環状の保持用アッセンブリィ - Google Patents

調節可能な寸法をもつ円環状の保持用アッセンブリィ Download PDF

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Description

この発明は寸法を調節できる円環状(本明細書ではannularを円環状と訳出した。輪形とか環状の意である)の保持用アッセンブリィであって、限定するわけではないがとくに限られた空間内での使用に適したものに関する。
多くの技術的構造にあっては、例えば航空機の翼にあっては、部品がまとめて組立てられ(アッセンブリィされ)るのにあたり、保守や検査のためのアクセスがむづかしい限られた空間内にファスナや保持用リングのような若干の部品を残すようなやり方がとられる。したがって、このような部品を交換することが必要な場合に、長時間のコストのかかるプロセスとなって、ときには近くにある無関係の部品をさらに取外す必要が生ずる。
このような次第で、寸法を調節できるような保持用アッセンブリィに対する需要があり、周囲の無関係の部品に影響を与えずに限られた空間からの取外しと、そこへのはめ込みができるようにすることが求められている。
この発明によると、限られた空間内で使用するための寸法を調節できる円環状の保持用アッセンブリィが提供され、それには少くとも2つの実質的に円環状で、実質的に堅牢なセグメント(部分)と、これらのセグメントの端同志を軸動可能に相互接続して、セグメントが隣接するセグメントの端の1つの対を除いて全部が相互接続されるときには、このアッセンブリィを短縮された寸法状態に縮めることができて、限られた空間を通ってその中に挿入したり、そこから取外したりできるようにし、また隣接するセグメントの端の前端非接続対が軸動可能となるように所望の円環寸法状態に拡張されるようにしている。
前記少くとも2つの実質的に円環状で実質的に堅牢なセグメントはそれぞれが弓状の輪郭であり、実質的に同一の投影した(projected)直径と適切な周辺長とを備えていて、前記拡張された所望円環寸法状態に形成できるのが好い。
短縮寸法状態では、セグメントの軸動可能相互接続手段は、隣接するセグメント端の1つの対を除いた全部で軸動可能にセグメントが相互接続されるときに、2つのセグメントの場合には相互接続されたセグメント端で該セグメントの面内、もしくは面外で2つのセグメント間での移動ができるようにし、また3以上のセグメントの場合には、セグメントの面内で相互接続されたセグメント端で隣接するセグメント間での移動ができるようにするのが便利である。
このアッセンブリィには2つのセグメントがあると好都合である。また、このセグメントの軸動可能に相互接続する手段は▲1▼2つのセグメントの第1のものの各端にラグ(lug;突出物)構成と、▲2▼一端にある軸方向に延びる内部にねじを切った孔と、▲3▼2つのセグメントの第2のものの他端にあるラグ構成と、▲4▼その一端にはラグ構成をまたその他端は外側にねじが切ってあって該セグメントの第2のものの対応するねじ孔と係合するようにした接続用ロッドとがあって、この接続用ロッドと該セグメントの第2のものとの間で相対的な回転によってねじの長さに沿って2つのセグメント間で前記面外移動ができるようにし、前記各ラグ構成はその中を通って少くとも1つの孔があって該セグメントとロッドとの面に対して横方向に延びており、また▲5▼2以上の相互接続ピンがあって、軸方向に整列しているときには、該横方向孔の中に挿入可能であり、これらの孔は、接続ピンのラグ構成と該セグメントの第1のものの1つのラグ構成との孔と、該セグメントの第1のものの他のラグ構成と該セグメントの第2のものの隣接するラグ構成との孔とであり、前記ラグ構成を関係する相互接続ピンの周りに軸動することによって2つのセグメント間で前記面内移動をするようにしてするのが好都合である。
望ましいのは、第1のセグメントラグ構成がその一端にフォーク状の部分を含み、そこには貫通する関連の横方向孔があって、隣接する接続用ロッド構成と係合するようにし、また他端にはフォーク状素子があり、これが第2のセグメントのラグ構成を形成するフォーク状素子に対してずれていて軸動する相互接続を作っていることである。
便利なのは、このアッセンブリィにピン保持手段があって、該アッセンブリィが拡張された所望円環寸法状態にあり、軸方向に整列した垂直孔内に相互接続ピンがあるときには、その端を係合させて孔の中にピンを保持するようにするのが便利である。
好都合なのは、ピン保持手段が少くとも二つの界面(インターフェース)を含み、それが少くとも2つの実質的に円環状の板によって作られていて、この板は拡張された所望円環寸法状態ではセグメントに取外し可能に取付けることができるか、あるいはこのアッセンブリィが動作状態で関連するときには隣接するハウジングによって作られるか、またはその両方で作られるのがよい。
好ましいのは前記相互接続ピンの少くとも1つがねじを切ったシャンクボルトであり、また2つのセグメントの第2のもののラグ構成の垂直孔がそれと対応したねじを切ってあることである。
便利なのは、このアッセンブリィには3以上のセグメントがあり、また、セグメントの軸動可能相互接続手段は各セグメントの各端にラグ構成があり、この各構成にはセグメントの面に横方向に貫通する孔と、3以上の相互接続ピンとがあり、各ピンは軸方向に整列しているときには、2つの隣接するセグメント端ラグ構成の横方向孔の中に挿入可能とされて、関係する相互接続ピンの周りに前記ラグ構成を軸動することによって隣接するセグメント間での面移動を行なうようにすることである。
好都合なのは、各ラグ構成に少くとも1つのフォーク状素子があり、その各々には貫通して延び、かつ軸動相互接続のために隣接するラグ構成フォーク状素子に対してずれている関連の横方向孔の1つを備えていることである。
好ましいのは各実質的に円環状のセグメントは内側にその長さにわたって溝がつけてあって、それに沿って内部チャンネルが作られていることである。
このアッセンブリィには実質的に円環状の保持用ばねがあって、アッセンブリィが拡張された所望円環寸法状態にあって相互接続ピンが軸方向に整列した横方向孔内にありピンの隣接する端を係合して孔の中にそれらを保持するときには、前記内部チャンネル内で移動可能な位置をとるようにしていると便利である。
このアッセンブリィにはピン保持手段があって、このばねによって係合される端から遠くでピン端に係合するようにすると好都合である。
このピン保持手段は、拡張された所望円環寸法状態でセグメントに取外し可能に取付け可能な実質的に円環状の板によって作られた界面であるか、あるいはこのアッセンブリィが動作上関連しているときは隣接するハウジングによって作られる界面のいずれかであるのが好い。
便利なのは、各実質的に円環状のセグメントがねじを切った表面を備えていて、このアッセンブリィの拡張された所望の円環寸法状態で全部もしくは一部分が連続したねじをもつようにして、このアッセンブリィに取外し可能に接続されるようにねじを切った部分を受入れるようにすることである。
このねじを切った表面は実質的に円環状のセグメントの各々の内側の円環状表面上に備えられていると好都合である。
好ましいのは、いくつかの実質的に円環状のセグメントがその外側の円環状の面上に位置決めキーを有していることで、このアッセンブリィが外部ハウジング内に挿入されて前記拡張された所望の円環寸法状態に組立てられるときには前記ハウジング内のいくつかの対応する溝と係合し、それによって該アッセンブリィが固定の軸方向位置に保持され、しかもねじを切った部分が実質的に円環状のセグメントのねじを切った表面と最初に係合するようにする。
便利なのは、いくつかの実質的に円環状のセグメントがその外側の円環状の上面上にタング(舌状物)を有していて該アッセンブリィが外部ハウジング内に挿入されて前記拡張された所望の円環寸法状態に組立てられるときには、該ハウジング内のいくつかの対応する溝と係合し、それによって実質的に円環状のセグメントのねじを切った表面内にねじを切った部分が係合することにより生ずる反作用モーメントに対抗する抵抗を与えるようにして、固定した極座標位置を維持するようにすることである。
好ましいのは、このアッセンブリィに5つの実質的に円環状な堅牢なセグメントがあることである。
この発明の別の特徴によると、航空機の翼と着陸装置とのアッセンブリィが提供されていて、そこには少くとも1つの着陸装置構造物があって翼内のピントル(旋回支軸棒)ハウジング内の孔の中のベアリングの中のピントル上に載せられていて、またここで述べたような調節可能な寸法の円環状の保持用アッセンブリィを拡張した所望の円環寸法状態でもち、ピントルとピントルハウジングとを備えていて孔の中の前記ベアリングを保持し、縮めた寸法状態では孔を通って挿入されるか取外されるようにしている。
この発明をよりよく理解するために、またこれがどのように実効を得るようにされるかを示すために、例として添付の図面を参照することとする。
図1は所望の円環寸法状態にあるときのこの発明の第1実施例で、2つのセグメントをもつ調節可能な寸法の保持用のアッセンブリィの平面図である。
図2は図1の調節可能な寸法の保持用アッセンブリィが縮めた寸法状態にあるときの平面図である。
図3は図1及び2の部分についての拡大寸法の側面図であり、図1と2の実施例によるセグメント軸動可能相互接続手段を示す。
図4は図1及び2の部分の拡大寸法の平面図であり、図3のセグメント軸動可能相互接続手段を示す。
図5は図1及び2の部分の拡大寸法の平面図であり、図1及び2の実施例による別のセグメント軸動可能相互接続手段を示す。
図6は図5のセグメント軸動可能相互接続手段の側面図である。
図7は図1ないし6によるアッセンブリィの平面図であり、所望の寸法の円環状寸法状態で示されていて、軸動可能な相互接続用ピン保持用手段を備えていて、この手段はこのアッセンブリィからは取り外されて示してある。
図8は図1ないし6によるアッセンブリィの平面図であり、所望の寸法の円環寸法状態で示してあり、軸動可能な相互接続ピン保持用手段があって、それがアッセンブリィと一緒に組込まれている。
図9はこの発明の第2の実施例による調節可能な寸法の円環状の保持用アッセンブリィの平面図であり、3つのセグメントを有し、その拡張された所望の円環寸法状態で示されている。
図10は図9のアッセンブリィの平面図であり、短縮した寸法状態にある。
図11はこの発明の第3の実施例による調節可能な寸法の円環状の保持用アッセンブリィの平面図であり、5つのセグメントを有し、それが拡張された所望の円環寸法状態で示されている。
図12は図11のアッセンブリィを縮めた寸法状態で示した平面図である。
図13は図11の詳細の平面図でセグメント軸動可能相互接続手段を示す。
図14は図13におけるA−A線で見たセグメント軸動可能相互接続手段の断面図である。
図15は図13におけるB−B線で見たセグメント軸動可能相互接続手段の断面図である。
図16は図9及び10、並びに11ないし15の実施例で使用される円環状の保持用ばねの平面図である。
図17は図11によるアッセンブリィが拡張された所望の円環寸法状態にあるときの端面図であり、隣接するハウジングと動作関係にある場合を示す。
添付図面の図1ないし17に示したようなこの発明の調節可能な寸法をもつ円環状の保持用アッセンブリィは限られた閉空間内で使用することが意図されていて、とくに宇宙航空産業において航空機のような人造物内で使用することが意図されている。航空機翼に取付けられた着陸用装置では、例えば着離陸用装置脚が翼内のピントルハウジング中の孔の中のベアリング内のピントル上に軸動可能に取付けられていて、航空機翼の製造の際にはベアリング保持用ナットによってそこに保持され、そして保持用ナットの後の検査や取外しはむづかしい。この発明の調節可能な寸法をもつ円環状の保持用アッセンブリィは孔の中でピントルベアリングを取外し可能に保持するために使用される。
添付図面の図1に示すように、この発明の第1実施例による調節可能な寸法をもつ円環状の保持用アッセンブリィは少くとも2つの実質的に円環状で、実質的に堅牢なセグメント1と2と、このセグメントを端と端とで軸動可能に相互接続するための手段3,4とを含んでいて、セグメントが隣接するセグメント端1bと2bの1つの対を除いてすべてで軸動可能に相互接続されているときには、このアッセンブリィが図2の5で概略的に示したような短縮された寸法状態に縮めることができて、限られた空間6を通って内部に挿入するか、そこから取外せるようにし、また図1の7で概略的に示したように所望の円環寸法状態に拡張されて、隣接するセグメント端1bと2bの接続されていない対の軸動可能な相互接続にあたるようにしている。
図1と2とにさらに示したように、2つの実質的に円環状の、実質的に堅牢なセグメント1,2は各々が弓状の輪郭をしていて、実質的に同一の投影した直径をもち、また適切な周辺長をもっていて、所望の円環寸法状態7で円環状のリングを形成するようにしている。添付図面の図2に示した縮めた寸法状態では、端と端との関係でセグメントを軸動可能に相互接続するための手段3,4は2つのセグメント1,2の面内でもしくは面外であるいはその両方の動きができるようになっていて、図1では矢印11aと11bとにより模式的に示されている。
手段3,4が図1ないし6に示すように備えられており、セグメント1の各端におけるラグ構成1a,1bによって、セグメント2の一端にある軸方向に延びる内部にねじを切った孔2aによって、セグメント2の他端にあるラグ構成2bによって、また接続用ロッド8によって備えられており、一端にはラグ構成9がまた他端には外部にねじを切った軸(シャフト)10が備わっている。
孔2aと軸10の間のねじを切った界面(インターフェース)は図3に示すように図1における矢印11で示した回転を許し、それによって2つのセグメント間の移動と2つのセグメントの面外の移動を可能としている。セグメント2のラグ構成2bと、セグメント1のラグ構成とは図6に示したように、またセグメント1のラグ構成1aと接続用ロッド(棒)8のラグ構成9とは図3に示したように、それぞれセグメントとロッドの面に横方向に貫通する孔12を有している。セグメント1と接続用ロッド8との間の軸動可能な相互接続はピン12bによって用意され、このピンはそれぞれラグ構成の整列した横方向の孔12を通ってプレス兼クリアランスフィットとなっていて、それがセグメントの面内で図1の矢印11aで示したように両者間での回転を可能としている。セグメント1と2との間の軸動可能な相互接続は図6に示したねじを切ったシャンクボルト13によって用意され、このボルトはラグ構成1bの孔を通って、ラグ構成2bの対応したねじを切った横方向の孔の中に、孔12が軸方向に整列したときに、挿入される。
第1のセグメントラグ構成1aは図3と4とに示すように接続用ロッド8のラグ構成9にあるフォーク状素子9aと係合するためのフォーク状部分1cを含んでいる。第1のセグメント1の他のラグ構成1bはフォーク状素子1cを含んでいるがこれは図5と6とに示すように第2のセグメント2のラグ構成2bのフォーク状素子2cと係合するためにずれている。
図7と8とは円環状の保持用アッセンブリィの一部を形成する2つの界面板の取外し可能なアタッチメントを示し、セグメント1,2に対するアタッチメントはアッセンブリィが所望の拡張状態にあって、相互接続ピン12b,13がラグ構成1aと9及び1bと2bの軸方向に整列した孔にそれぞれ軸方向に整列しているときには、それらの孔の中にピンを保持するためにピンの端に係合する。板14は便利なやり方でセグメントに固定できるのであって図示していないねじが孔14a,14bを通るようにして固定できる。追加のロック用手段としてロッキングワイヤのようなものが板14の1つにある孔14cの内部に挿入されて、ボルト13に板を固定するのを助けることができる。
添付図面の図9はこの発明の第2実施例による調節可能な寸法をもつ円環状の保持用アッセンブリィを示し、3つの実質的に円環状の、実質的に堅牢なセグメント15,16,17と、端と端とでセグメントを軸動可能な相互接続するための手段18とが含まれている。セグメントが隣接するセグメント端15b,17bの1つの対を除いて全体が軸動可能に相互接続されるときは、このアッセンブリィは図10の5に概略を示したように短縮された寸法状態に縮めることができて、限られた空間6を通って挿入したり、取外したり、また図9の7に概略を示したように所望の円環寸法状態に拡張されて、隣接するセグメント端15b,17b前記非接続対の軸動可能な相互接続となる。
図9と10とにさらに示すように、3つの実質的に円環状で、実質的に堅牢なセグメント15,16,17はそれぞれが弓状の輪郭をしていて、実質的に同一の投影された直径と適当な周辺長とをもっていて、所望の円環寸法状態7で円環状のリングを形成するようにしている。
図9と10との実施例の別な特徴は、図11ないし17の後続の実施例のものと同様であり、同様の部分については図11ないし17の実施例についてより詳細を同様の参照番号で説明することとする。
添付の図面の図11はこの発明の第3の実施例による調節可能な寸法をもつ円環状の保持用アッセンブリィであり、5つの実質的に円環状で、実質的に堅牢なセグメント19,20,21,22,23と、端と端との関係でセグメントを軸動可能に相互接続するための手段18とを含んでいる。セグメントが隣接するセグメント端20aと21aの1つの対を除いて全体が軸動可能に相互接続されるときには、このアッセンブリィは図12の5に概略的に示すように短縮された寸法状態に縮めることができて限られた空間6を通ってそこへ挿入するかそこから取外すかし、また図11の7に概略的に示すように所望の円環寸法状態に拡張されて隣接されたセグメント端20a,21aの前記非接続対の軸動可能な相互接続にあたる。
図11と12とにさらに示すように、5つの実質的に円環状で、実質的に堅牢なセグメント19ないし23は各々が弓状の輪郭をもち、実質的には同一の投影された直径と適切な周辺長とを備えていて、所望の円環寸法状態7で円環状のリングを形成している。さらに、各円環状のセグメントは図11に示すようにその内側の円環状の面30上に連続するねじがあって、所望の円環寸法状態7でねじを切った部品28を受入れて、図17に示すようにアッセンブリィに取外し可能に接続される。
添付図面の図12に示した短縮した寸法状態では、端と端との関係でセグメントを軸動可能に相互接続するための手段18が図11の矢印11aで模式的に示すように5つのセグメント19ないし23の面内での移動を可能としている。
軸動相互接続手段は各セグメントの各端で、図13に示すようにラグ構成22a,23aが備わっていて、孔24があり、そこを貫通するのは図15に示すようにセグメントの面に垂直となっている。軸動相互接続がピン24bによって行なわれ、ピンを隣接するセグメントの軸方向に整列している孔24に挿入することはセグメント間での面内移動を可能とする。
各セグメントの各ラグ構成は、図15に示すように、2つのフォーク状の素子22bを備えており、この素子はラグ構成23aの隣接するラグ構成フォーク状素子23aに対してずれていてそれで軸動相互接続にそなえている。
各セグメント15,16,17,19,20,21,22,23は内側に溝のあるチャンネル25をその長さ全体にわたって有していることを図11,13,15にまた図14に端面図として模式的に示している。図16は実質的に円環状の保持用ばね26を示し、隣接するセグメントの内部チャンネル25内で移動可能な位置にあり、この挿入は、ラグ構成についての軸方向に整列した横方向孔内に相互接続用ピン24bを備えた所望の拡張状態にアッセンブリィがあるときには、ピン24bの隣接する端と係合して、それにより孔の中にピンを保持する。
図11と12に示すように、いくつかの円環状のセグメントは位置決め用キー31とタング32とをその外側の円環状の面上に有している。このキー31は図17の27に概略を示すように、アッセンブリィが外部ハウジング内に挿入される場合にはハウジング内のいくつかの対応する溝31bと係合する。図17では素子28は外側にベアリングのようなねじを切った部品を示し、このアッセンブリィと取外し可能に接続されるものである。位置決め用キー31はこのアッセンブリィ7を安定に保持して、素子28のねじを切った表面29が実質的に円環状のセグメントのねじ面30と係合できるようにし、またタング32は部品28とアッセンブリィ7との間の相対的な回転によって生ずる後の反作用モーメントに対する抵抗を与えている。
この発明の第1の実施例では、このアッセンブリィは2つの実質的に堅牢で、実質的に円環状のセグメントを含んでいて、限られた空間6を通っての挿入と、所望の円環寸法状態7への拡張とのプロセスは、限られた領域の軸に平行となるようにアッセンブリィを配向させることと、その短縮された寸法状態5にアッセンブリィを移行させることを要し、この際の寸法の短縮は軸動可能に相互接続する手段3,4を操作し、前述のように短縮した寸法のアッセンブリィの90°回転をし、次に軸動可能な相互接続用手段3,4の逆操作をして所望の拡張円環寸法状態7を得るようにすることである。セグメント端1b,2bはねじを切ったシャンクボルト13によって相互接続されていて、このボルトはラグ構成1bの孔を通って挿入されて、ラグ構成2bの対応するねじを切った孔の中に孔12が軸方向に整列している場合に挿入される。相互接続用ピン12bはラグ構成9,1aの軸方向に整列した横方向孔12に挿入されて、円環状の界面14によって位置が固定される。このインターフェースはこのアッセンブリィが所望の拡張円環寸法状態7に到達したときに取付けられる。
この発明の第2及び第3の実施例に対しては、限られた空間6を通っての挿入と、所望の円環寸法状態7への拡張とのプロセスは同一であり、その原因は隣接するセグメント間での面内移動が同じように行なわれることにあり、またこのプロセスは5つのセグメントの実施例に対応させて図11ないし17を参照して記述されている。このプロセスは限られた領域6の軸に垂直にアッセンブリィを配向させることと、その短縮した寸法状態5にアッセンブリィを移行させてその寸法短縮が上述しかつ図12に示したように、セグメント19,22の内側にセグメント20,21を折りたたむことによって得られるものであること、そして次にセグメント19ないし23の逆操作で円環状のリング構造を形成する必要がある。セグメント端20aと21aとは典型的な相互接続ピン24bによって接続され、アッセンブリィの拡張された所望の円環寸法状態7を完成させる。
図9と11とに示した例では、各円環状のセグメントはその周辺長25にわたって内部溝を有していて、所望の拡張円環寸法状態7にあるときには、アッセンブリィを通る連続したチャンネルを作る。この内部孔の円環の直径は相互接続用ピンの投影した環と重なっていて、このアッセンブリィが所望の円環寸法状態7にあり、かつ円環状の保持用ばね26が継続するセグメントの内部チャンネル25内に挿入されるときには、セグメント相互接続用ピン24bの2つの端の一方が係合してその位置に保持される。
図17はこの発明の第3の実施例のアッセンブリィを示し、限られた空間6の領域を通って進んで、その拡張された所望の円環寸法状態7に組立てられて、それが関係するハウジング27内に置かれ、このハウジングはこの発明では航空機翼内の主着陸装置アッセンブリィのためのピントルハウジングである。この構成では、この発明はピントルベアリング28のための保持用アッセンブリィとして採用されており、この外側表面にはねじが切ってある29。こうして各環状のセグメント19ないし23の内側の円環状の面は対応したねじ切りがしてあり30、セグメント19と22の2つはその外側の円環状の面上にキー31があって、それによりこのアッセンブリィがピントルハウジング27内に置かれて、アッセンブリィ7を安定に保持して、ベアリング28が最初にそれと係合することができるようにしている。このアッセンブリィ7に対してベアリング28を相対的に回転することによって後に生ずる反作用モーメントに対して抵抗を与えるために、セグメント23の少くとも1つの外側円環上に抗回転タンク32がある。ばね26によって係合される端からは遠い相互接続用ピン端は、図17の33に概略示したように、ピントルハウジングに対して当接している。

Claims (10)

  1. 軸受のねじ切り部分を受け入れるために、内部にねじ切り面を有する中空の環状部材を備えた、軸受のための保持用アッセンブリィであって、
    環状部材が、少なくとも2つの実質的に堅牢な弓形部分と、該弓形部分の端部の一対を除いたすべての端部で、該弓形部分が軸回動自在に相互接続されるために、該弓形部分を端と端との関係で軸回動自在に相互接続するための回動軸手段と、
    該回動軸手段は環状部材の平面での移動を可能とし、それによって、アッセンブリィは、限られた空間を通過し、その後の作動状態への拡張のために、環状部材の平面での軸回動を含む移動により短縮した寸法状態に長さと幅の両方が縮められ、
    そして、環状部材がその作動状態のとき、隣接する弓形部分の端部の該一対を固定するための手段、
    で形成されるアッセンブリィ。
  2. 環状部材が2つだけの弓形部分から成り、弓形部分の端部の該一対が互いに離れて移動させられるように、該回動軸手段が、環状部材の平面を外れてさらに移動することを可能とし、それによって環状部材の平面で生じる軸回動を可能とする、請求項1に記載のアッセンブリィ。
  3. 環状部材が3又はそれより多い弓形部分から成り、該回動軸手段が環状部材の平面においてのみ移動することを可能とする、請求項1に記載のアッセンブリィ。
  4. 軸回動自在に相互接続する手段が、2つの弓形部分の第1の弓形部分の一方の端部の突出部構成と、2つの弓形部分の第2の弓形部分の一方の端部に軸方向に延びる内側にねじを切った孔と、その接続用ロッドと該第2の弓形部分の間におけるねじ切り長さに沿った相対的回転により2つの弓形部分間の平面を外れた移動に備えるために、その一方の端部に突出部構成を備え、他方の端部が該第2の弓形部分の軸方向に延びる内側にねじを切った孔に対応して係合するために外側にねじ切りされている接続用ロッドと、弓形部分とロッドそれぞれの平面に横方向に貫通する孔を備えた各該突出部構成と、関連する相互接続用ピンのまわりにおける該突出部構成の軸回動により2つの弓形部分間の平面での移動に備えるために、横方向の孔に挿入され、接続用ロッドの突出部構成と該第1の弓形部分の突出部構成との相互接続用ピンとを有する、請求項2に記載のアッセンブリィ。
  5. 該固定するための手段が、弓形部分の端部の該一対の各端部に突出部構成を備え、各突出部構成は孔を有し、環状部材がその作動状態のとき、孔を貫通して挿入するピン手段を含む、請求項1に記載のアッセンブリィ。
  6. 該回動軸手段が、軸回動自在に相互接続される各弓形部分のために、各弓形部分の端部に突出部構成を備え、各突出部構成は他の弓形部分の突出部構成の孔と合う孔を有し、孔に挿入されるピンを含む、請求項1に記載のアッセンブリィ。
  7. 該アッセンブリィが拡張した所望の環状寸法状態のとき、それらの孔にピンを保持するためにピン手段の端部に係合するためのピン保持手段を含む、請求項6に記載のアッセンブリィ。
  8. ピン保持手段が、拡張された所望の環状寸法状態の弓形部分に取外し自在に取り付けられた、少なくとも2つの実質的に環状のプレートを含む、請求項7に記載のアッセンブリィ。
  9. 実質的に環状の各弓形部分は、溝部を形成するためにその長さにわたって内側に溝がつけられ、該アッセンブリィが、軸方向に整列した横方向孔内の相互接続用ピンで、拡張された所望の環状寸法状態にあるとき、ピンの隣接する端部に係合してピンを該孔に保持するために、内部の該溝部での取外し自在な位置に環状保持用ばねを備えた、請求項7に記載のアッセンブリィ。
  10. 実質的に環状の弓形部分の1又はそれより多い弓形部分は、その外側の環状面に位置決め用キーを備え、該アッセンブリィが外部ハウジングに挿入されかつ拡張された所望の環状寸法状態に組み立てられたとき、該ハウジング内の1つ又はそれより多い対応する溝と係合する、請求項1に記載のアッセンブリィ。
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