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JP3676176B2 - バッグフィルタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、焼却炉やボイラーなどの各種の熱設備から高温下で放出される煤塵を効率よく捕集するバッグフィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】
都市ゴミや産業廃棄物の焼却炉,窯炉や石炭ボイラなどでは、大気汚染防止法によって煤塵の排出基準が規模別に定められているため、集塵機に取り付けるバッグフィルタで出口含塵濃度を排出基準以下にすることが必要である。この含塵ガスは、ガス温度が高く且つ酸性物質を多量に含み、これらの熱設備に取付けるバッグフィルタは耐熱・耐酸性であることを要する。このため、バッグフィルタの素材には、耐熱・耐酸性が優れたテトラフルオロエチレン繊維(PTFE繊維)、ポリフェニレンサルファイド繊維(PPS繊維)、ポリイミド繊維、アラミド繊維などのニードルパンチフェルト材を使用することが一般的である。
【0003】
近年、耐熱性フェルト材の素材改良はさらに進歩し、特公平2−14456号や特公平2−36704号では、PTFE繊維と0.1〜1デニールの細いガラス繊維とを配合し、これをニードルパンチングで一体化した複合フェルト材を提案している。また、特許第2594844号では、耐熱性の有機繊維にガラス繊維を混入し、添加する有機繊維としてはPPS繊維、アラミド繊維,PTFE繊維などが例示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
バッグフィルタに用いるフェルト材において、前記のようにガラス繊維を一部でも混入すると、イニシャルコストでは有利であっても、ガラス繊維は酸性雰囲気中で劣化しやすく、酸性物質を多量に含む含塵ガスを処理すると比較的短期間でフィルタ交換を頻繁に行うことを要し、結果的には不経済になってしまう。また、ガラス繊維は、硬くて脆いためにカーディングおよびニードルパンチングの工程で切断して脱落しやすく、フェルト加工の作業環境を悪化させるという問題がある。ガラス繊維は、個々の繊維が剛直であるため、フェルト加工の作業者の皮膚を刺激することも生じがちである。
【0005】
本発明は、ガラス繊維混入のフェルト材を用いるバッグフィルタに関する前記の問題点を改善するために提案されたものであり、フェルト材において、ガラス繊維に比べて耐酸性と耐熱性が優れたシリカ繊維を有機繊維に混入することにより、耐熱性が高く耐用年数が相当に長くなバッグフィルタを提供することを目的としている。本発明の他の目的は、フェルト材の製造において、フェルト加工の作業環境を悪化させることが少ないバッグフィルタを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係るバッグフィルタは、集塵機に取り付ける。用いるフェルト材は、原繊維から可溶性成分または有機分を除去した後に焼成し且つ熱膨張率がガラス繊維に比べて約1/10であるシリカ繊維1〜40重量%と、融点約250℃以上または無融点である耐熱性の有機繊維60〜99重量%からなるカードラップをニードルパンチングで一体化し、約200〜300℃で数分間の熱処理によって所定の厚みと密度に定める。この一体化の際には、耐熱性の有機繊維の基布を介在させると好ましい。
【0007】
本発明のバッグフィルタにおいて、フェルト材を熱処理した後に、その表面を毛焼き加工して遊び毛を除くと好ましい。用いるフェルト材において、シリカ繊維が全体の1重量%未満であると、バッグフィルタにおいて、伸びが大きいうえに経時的な強度劣化が大きく、所望の耐熱性を得ることができない。一方、シリカ繊維が40重量%を超えても、コストの上昇の割りにはフェルト材の物性が良化せず、コストの点で不経済である。
【0008】
本発明で用いるシリカ繊維は、主としてガラス繊維の原繊維から可溶性成分または有機分を除去した後に焼成して製造する。好適なシリカ繊維は、Eガラス、ソーダシリカガラス、ホウケイ酸ガラス、ソーダケイ酸ガラス、ソーダライム系ガラスなどから短繊維または長繊維を製造し、これらの繊維を酸処理して可溶性成分を溶出してから焼成してシリカ骨格を形成させる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明では、フェルト材において、用いるシリカ繊維は、シリカガラス繊維とも称し、原繊維から可溶性成分または有機分を除去した後に焼成している。例えば、シリカ繊維として、Eガラス、ソーダシリカガラス、ホウケイ酸ガラス、ソーダライム系ガラスなどの短繊維をブロー法によって製造し、この短繊維を酸処理して可溶性成分を溶出してから焼成してシリカ骨格を形成させると、例えばシリカ分は約95%以上に達する。一般に、原繊維として、アルカリ含有率1%以下のボロンシリケートガラスであるEガラス繊維を用いると好ましく、例えば、日本無機社などが生産を行いまたは吉野社でもシリカ繊維(品番:FY−6)として販売している。
【0010】
シリカ繊維を得るには、紡糸に適した粘度に調整したケイ酸ソーダをノズルを通して繊維化し、さらに酸処理によってソーダ分を溶出させた後に焼成してもよい。また、ケイ素のアルコキド溶液を重合してから粘度を調整して紡糸し、得た生繊維から有機分を除去した後に焼成してもよい。これらの長繊維の場合には、通常、サイジング剤を加えてから所定の長さに裁断して使用すればよく、例えば、エンカ社または旭硝子社などで生産されている。
【0011】
これらのシリカ繊維は、耐酸性および耐熱性が通常のガラス繊維よりも遙かに高い。これらのシリカ繊維は、本質的に多孔質繊維であり、通常のガラス繊維に比べて柔軟であるうえに、比重が2.5前後であるガラス繊維よりも相当に軽い。また、熱膨張率がガラス繊維に比べて約1/10という低さであり、フェルト材における寸法安定性が優れている。さらに、シリカ繊維は、通常のガラス繊維に比べて電気絶縁抵抗が高く、誘電率および誘電正接値が低いという特性も有する。
【0012】
一方、本発明で用いる有機繊維は、比較的柔軟な耐熱性繊維であり、融点約250℃以上または無融点であることを要する。本発明のフェルト材は、例えば、熱設備に取付けるバッグフィルタとして高温環境で使用する際に、含塵ガスの温度は200℃前後に達することが多く、このために比較的多く加える耐熱性の有機繊維が融点が250℃以上でないと、耐久性を欠くことになる。また、「無融点」とは、加熱時に溶融温度よりも分解温度が低いことによって融点測定が困難な繊維を意味し、該繊維は約250℃に加熱しても熱分解を生じない。
【0013】
融点約250℃以上の有機繊維として、PTFE繊維(融点327℃)、PPS繊維(融点287℃)、メタフェニレンイソフタルアミド繊維(融点325℃)、ポリエーテルエーテルケトン繊維(融点345℃)、66ナイロン繊維(融点250〜260℃)、ポリエステル繊維(融点255〜260℃)、ヘテロ環繊維などが例示できる。無融点の耐熱性有機繊維としては、ポリイミド繊維(ガラス転移点315℃)、ポリ−p−フェニレンテレフタルアミド繊維、ポリ−p−ベンズアミド繊維、共重合アラミド繊維などが例示できる。これらの繊維は複合繊維や混合繊維の態様であってもよい。
【0014】
図1に例示するように、シリカ繊維1および耐熱性の有機繊維2は、相互に混綿してウェブとするかまたは各繊維単独のウェブを用い、用途に応じて100〜1000g/m積層してカードラップを形成する。この際に、図2に示すように、フェルト材7は、2等分のカードラップ3,3の間に耐熱性の有機繊維の基布5を介在させるかまたは単独カードラップの下方に配置すると、フェルト材7の寸法安定性が増すので好ましい。基布5は、通常のモノフィラメントやマルチフィラメント織布でもスパン糸の織布でも使用可能である。
【0015】
得たカードラップ3は、ニードルパンチングで一体化し、このニードルパンチにおける針本数は、250〜350本/cm程度であればよい。フェルト材7をフィルタとして用いるため、テンタープレートやカレンダなどで約200〜300℃で数分間熱処理し、さらにそのカレンダなどの熱処理によって所定の厚みと密度すなわち通気度に調整して捕集効率を高める。最後に、フェルト材7の表面を毛焼き加工して遊び毛を除くことが望ましい。
【0016】
【実施例】
次に、本発明を実施例に基づいて説明するが、本発明は実施例に限定されるものではない。
【0017】
実施例1
本発明で用いるウェブは、図1に示すように、繊度6.7デニールであるPTFE繊維1(商品名:トヨフロン、東レ社製)70重量%と、繊径6μmのシリカ繊維2(日本無機社製)30重量%とを均一に混綿して製造する。次に、このウェブを積層して目付410g/m2のカードラップを形成する。
【0018】
図2に示すように、2等分のカードラップ3,3の間に、目付240g/m2であるPTFE繊維のマルチフィラメント織布(商品名:トヨフロン、東レ社製)の基布5を介在させ、針本数300本/cm2でニードルパンチングする。さらに、300℃で3分間テンタープレート上で熱処理すると、目付650g/m2、厚さ1.1mm、通気度14cc/cm・秒であるフェルト材7を得る。
【0019】
得たフェルト材7は、熱収縮率(240℃、24時間)が縦2.1%、横1.0%である。また、ホットストレッチ率(230℃、1時間)は0.5%である。
【0020】
次に、フェルト材7の捕集効率を下記の条件で測定する。濾過速度 3m/分
ダスト種 白色溶融アルミナ(平均粒度:4μm)
ダスト濃度 5±2g/m
試験期間 2300秒(100パルス)
この結果、フェルト材7の捕集効率は99.99%に達する。
【0021】
フェルト材7の濾取効果を測定するために、該フェルト材によって寸法が直径130mm、長さ6.0mであるバッグフィルタを縫製し、都市ゴミ焼却用集塵機に取り付ける。この集塵機の運転条件は、ガス温度190〜210℃、濾過速度1m/分であり、間欠運転を行う。含塵ガスは、水分50%、塩化水素400ppm、SOx100ppmを含んでいる。
【0022】
この集塵機を7ヶ月運転した結果、バッグフィルタには何の問題も発生しなかった。使用したバッグフィルタの圧力損失は16kPa(120mmAg)になる。
【0023】
実施例2
繊度0.6〜6デニール(平均2.2デニール)であるPTFE繊維(商品名:プロフィレン、レンチン社製)80重量%と、繊径6μmのシリカ繊維(日本無機社製)20重量%とを均一に混綿してウェブを製造する。次に、このウェブを積層して目付480g/m2のカードラップを形成する。
【0024】
2等分のカードラップの間に、目付120g/m2であるPTFE繊維のモノフィラメント織布(商品名:ラステックス、ジャパンゴア社製)の基布を介在させ、針本数320本/cm2でニードルパンチングする。さらに、300℃で3分間テンタープレート上で熱処理すると、目付600g/m2、厚さ1.1mm、通気度18cc/cm・秒であるフェルト材を得る。
【0025】
得たフェルト材は、熱収縮率(240℃、24時間)が縦2.0%、横0.6%である。また、ホットストレッチ率(230℃、1時間)は0.4%である。
【0026】
次に、得たフェルト材の捕集効率を実施例1と同様の条件で測定する。この結果、フェルト材7の捕集効率は99.98%に達する。
【0027】
このフェルト材の濾取効果を測定するために、該フェルト材によって寸法が直径116mm、長さ3.6mであるバッグフィルタを縫製し、産業廃棄物焼却用集塵機に取り付ける。この集塵機の運転条件は、ガス温度180〜200℃、濾過速度1.2m/分である。
【0028】
この集塵機を12ヶ月運転した結果、バッグフィルタには何の問題も発生しなかった。使用したバッグフィルタの圧力損失は20kPa(150mmAg)になる。
【0029】
実施例3
繊度2デニールであるPPS繊維(商品名:トルコン、東レ社製)70重量%と、繊径6μmのシリカ繊維(日本無機社製)30重量%とを均一に混綿してウェブを製造する。次に、このウェブを積層して目付430g/m2のカードラップを形成する。
【0030】
2等分のカードラップの間に、目付120g/m2であるPPS繊維のスパン糸織布(商品名:トルコン、東レ社製)の基布を介在させ、針本数300本/cm2でニードルパンチングする。さらに、220℃で3分間テンタープレート上で熱処理してから毛焼き加工すると、目付550g/m2、厚さ1.5mm、通気度17cc/cm・秒であるフェルト材を得る。
【0031】
次に、得たフェルト材の捕集効率を実施例1と同様の条件で測定する。この結果、フェルト材7の捕集効率は99.99%に達する。
【0032】
フェルト材の濾取効果を測定するために、該フェルト材によって寸法が直径116mm、長さ3.6mであるバッグフィルタを縫製し、産業廃棄物焼却用集塵機に取り付ける。この集塵機の運転条件は、ガス温度160〜180℃、濾過速度1.3m/分である。
【0033】
この集塵機を12ヶ月運転した結果、バッグフィルタには何の問題も発生しなかった。使用したバッグフィルタの圧力損失は20kPa(150mmAg)になる。
【0034】
実施例4
繊度2デニールであるPPS繊維(商品名:トルコン)70重量%と、繊径6μmのシリカ繊維(日本無機社製)30重量%とを均一に混綿してウェブを製造する。次に、このウェブを積層して目付430g/m2のカードラップを形成する。
【0035】
2等分のカードラップの間に、目付120g/m2であるPTFE繊維のモノフィラメント織布(商品名:ラステックス)の基布を介在させ、針本数320本/cm2でニードルパンチングする。さらに、210℃で3分間テンタープレート上で熱処理すると、目付550g/m2、厚さ1.5mm、通気度19cc/cm・秒であるフェルト材を得る。
【0036】
次に、得たフェルト材の捕集効率を実施例1と同様の条件で測定する。この結果、フェルト材7の捕集効率は99.98%に達する。
【0037】
フェルト材の濾取効果を測定するために、該フェルト材によって寸法が直径116mm、長さ3.6mであるバッグフィルタを縫製し、産業廃棄物焼却用集塵機に取り付ける。この集塵機の運転条件は、ガス温度160〜180℃、濾過速度1.3m/分である。
【0038】
この集塵機を12ヶ月運転した結果、バッグフィルタには何の問題も発生しなかった。使用したバッグフィルタの圧力損失は20kPa(150mmAg)になる。
【0039】
【発明の効果】
本発明に係るバッグフィルタにおいて、フェルト材は、シリカ繊維および耐熱性の有機繊維からなるカードラップを用い、この種のシリカ繊維は、通常のガラス繊維に比べて耐酸性および耐熱性が遙かに高く且つ柔軟である。したがって、本発明のバッグフィルタは、酸性雰囲気中でも劣化しにくく、酸性物質を多量に含む含塵ガスを処理しても長期間使用できて結果的に経済的である。また、シリカ繊維を有するフェルト材は、全体が比較的柔軟であるためにカーディングおよびニードルパンチングの工程で繊維が脱落することが少なく、フェルト加工において良好な作業環境を維持できるうえに、ガラス繊維のような作業者の皮膚刺激が発生しない。
【0040】
本発明のバッグフィルタでは、フェルト材に含有するシリカ繊維が通常のガラス繊維に比べて相当に軽く且つ熱膨張率が低いので、使用時の寸法安定性が良くなって長期間の使用が可能となる。また、耐熱性の有機繊維の基布を介在させると、その寸法安定性がいっそう増し、バッグフィルタの強度保持率を使用後数年間維持できる。
【0041】
本発明のバッグフィルタは、各種の熱設備に取付けると、フェルト材におけるシリカ繊維はガラス繊維より値段が高くても、きわめて高価なPTFE繊維などに比べると安く、全体としてPTFE繊維などの使用量が少なくなって経済的である。また、本発明のバッグフィルタは、2年以上交換不要であるから、交換作業用の人員や時間の点でも節約できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案で用いるカードラップを例示する拡大断面図である。
【図2】 本発明に係るバッグフィルタに用いるフェルト材を拡大して示す概略断面図である。
【符号の説明】
1 シリカ繊維
2 耐熱性の有機繊維
3 ラップ
5 基布
7 フェルト材

Claims (4)

  1. 集塵機に取り付けるバッグフィルタであって、用いるフェルト材は、原繊維から可溶性成分または有機分を除去した後に焼成するシリカ繊維1〜40重量%と、融点約250℃以上または無融点である耐熱性の有機繊維60〜99重量%からなるカードラップをニードルパンチングで一体化し、200〜300℃における熱処理によって所定の厚みと密度に定めることにより、高温環境で使用する際に、含塵ガスの温度が200℃前後に達しても耐久性が良好なバッグフィルタ。
  2. 集塵機に取り付けるバッグフィルタであって、用いるフェルト材は、原繊維から可溶性成分または有機分を除去した後に焼成するシリカ繊維1〜40重量%と、融点約250℃以上または無融点である耐熱性の有機繊維60〜99重量%からなるカードラップと、耐熱性の有機繊維の基布とをニードルパンチングで全体を一体化し、200〜300℃における熱処理によって所定の厚みと密度に定めることにより、高温環境で使用する際に、含塵ガスの温度が200℃前後に達しても耐久性がいっそう良好なバッグフィルタ。
  3. フェルト材を熱処理した後に、その表面を毛焼き加工して遊び毛を除いてなる請求項1または2記載のバッグフィルタ。
  4. フェルト材では、シリカ繊維の原繊維がEガラス、ソーダシリカガラス、ホウケイ酸ガラス、ソーダケイ酸ガラス、ソーダライム系ガラスなどから製造した短繊維または長繊維からなり、これらの繊維を酸処理して可溶性成分を溶出してから焼成したシリカ繊維を用いる請求項1、2または3記載のバッグフィルタ。
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