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JP3662476B2 - クランプ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駆動手段の駆動作用下に所定角度回動するアームを介してワークをクランプすることが可能なクランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、例えば、自動車等の構成部品を溶接する際に、その構成部品をクランプするためにクランプシリンダが用いられており、この種のクランプシリンダは、例えば、米国特許第4458889号公報等に開示されている。
【0003】
この米国特許第4458889号公報に開示されたクランプシリンダでは、図8および図9に示されるように、分割された一組のボデイ1a、1bの間にシリンダ1cの駆動作用下にピストンロッド2が進退自在に配設され、前記ピストンロッド2の一端部にはカップリング3が連結されている。前記カップリング3の両側部には、第1シャフト4を介して一組のリンク5a、5bおよび一組のローラ6a、6bがそれぞれ軸着され、さらに、前記一組のリンク5a、5bの間には、第2シャフト7を介してアーム8が所定角度回動自在に連結される。
【0004】
この場合、前記一組のローラ6a、6bは、孔部に装着された複数のニードル9aを介して摺動自在に設けられ、前記ピストンロッド2は、ボデイ1a、1bにそれぞれ形成されたトラック溝9bに沿って摺動する前記ローラ6a、6bの案内作用下に、該ローラ6a、6bと一体的に変位するように設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の従来技術に係る米国特許第4458889号公報に開示されたクランプシリンダでは、例えば、アームが図示しないワークを保持していないアンクランプ状態にある場合、シリンダに対する圧力流体の供給が何らかの原因によって遮断されてしまうと該アームに対する駆動力の伝達が無くなるため該アーム8は自由状態となり、アームの慣性力あるいはクランプシリンダが装着されたロボット等の動作によって自然に回動するおそれがある。
【0006】
そこで、シリンダ室に沿って摺動するピストンの摺動抵抗による摩擦力によってアームのアンクランプ状態を保持し、あるいはリンク機構の摺動抵抗によって摩擦力を増大させて該アームのアンクランプ状態を保持することが考えられるが、クランプシリンダの長期間の使用によって摺動部分が摩耗することにより摩擦抵抗が変化してしまい、アームのアンクランプ状態を確実に保持することができないという不具合がある。
【0007】
本発明は、前記の不具合に鑑みてなされたものであり、アームに対する駆動力の伝達が遮断された場合であってもアームをアンクランプ状態に確実に保持することが可能なクランプ装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、直方体状に形成されたボデイと、
前記ボデイの内部に設けられたロッド部材を該ボデイの軸線方向に沿って変位させる駆動手段と、
前記ロッド部材に連結されるリンク部材を含み、前記ロッド部材の直線運動を回動運動に変換するトグルリンク機構と、
前記トグルリンク機構に連結され、前記駆動手段の駆動作用下に所定角度回動するアームと、
前記ボデイの内部に設けられ、前記アームがアンクランプ状態にある場合に前記アームに対する前記駆動手段の駆動力の伝達が遮断されたときに該アームをアンクランプ状態に保持するロック機構と、
を備え
前記ロック機構は、前記ボデイに支持された支点ピンと、前記支点ピンを支点として所定角度回動自在に設けられたロックプレートと、ピン部材を介して前記ロックプレートに軸支されるローラ部材と、前記トグルリンク機構を構成するナックルブロックに設けられ、前記ローラ部材に係合する係合部と、前記ローラ部材を前記係合部に向かって押圧するばね部材とを有することを特徴とする。
【0010】
また、前記係合部は、ローラ部材が係合する、第1傾斜面、第2傾斜面、および、第1傾斜面と第2傾斜面との間の境界部分に形成された山部を有し、鉛直面に対する前記第1傾斜面の傾斜角度αを前記第2傾斜面の傾斜角度βよりも大きく設定するとよい。
【0012】
本発明によれば、何らかの原因によってアームに対する駆動手段からの駆動力の伝達が遮断された場合であっても、ロック機構が作動することによりアームがアンクランプ状態に確実に保持される。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明に係るクランプ装置について好適な実施の形態を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0014】
図1および図2において、参照数字10は、本発明の実施の形態に係るクランプ装置を示す。
【0015】
このクランプ装置10は、ボデイ12と、前記ボデイ12の下端部に気密に連結されたシリンダ部(駆動手段)14と、前記ボデイ12に形成された略円形状の一組の開口部(図示せず)を介して外部に突出する断面矩形状の軸受部18に連結されるアーム20と、前記ボデイ12の内部に設けられ、前記アーム20のアンクランプ状態における初期位置を保持するロック機構22とを備える。
【0016】
シリンダ部14は、エンドブロック24と、その一端部が前記エンドブロック24の凹部に気密に連結され他端部がボデイ12に気密に連結された角筒状のシリンダチューブ26とを含む。
【0017】
さらに、シリンダ部14は、図2に示されるように、前記シリンダチューブ26内に収装されシリンダ室28に沿って往復動作するピストン30と、前記ピストン30の中央部に連結されて該ピストン30と一体的に変位するロッド部材32とを有する。前記ピストン30は、前記ロッド部材32の軸線と略直交する断面が略楕円形状に形成され、前記シリンダ室28の断面形状も前記ピストン30に対応して略断面楕円形状に形成されている。
【0018】
なお、前記ピストン30の外周面には、ピストンパッキン36が装着されている。
【0019】
前記エンドブロック24の四隅角部には図示しない取付用孔部が穿孔され、前記取付用孔部に挿通された4本のシャフト(図示せず)を介してエンドブロック24、シリンダチューブ26およびボデイ12がそれぞれ気密に組み付けられる。前記ボデイ12およびエンドブロック24には、それぞれ、シリンダ室28に圧力流体(例えば、圧縮空気)を導入・導出するための一組の圧力流体出入ポート42a、42bが形成されている。
【0020】
ボデイ12は、第1ケーシング46と図示しない第2ケーシングとが一体的に組み付けられて構成される。前記ボデイ12内には、第1ケーシング46および図示しない第2ケーシングにそれぞれ形成された凹部によって室44が形成され、前記室44内にロッド部材32の自由端が臨むように設けられる。
【0021】
ロッド部材32の一端部には、ナックルジョイント62を介して、該ロッド部材32の直線運動をアーム20の回動運動に変換するトグルリンク機構64が設けられる。前記ナックルジョイント62は、所定間隔離間し略平行に分岐する二股部を有するナックルブロック56と、前記二股部に形成された孔部に軸着されるナックルピン70とから構成される。前記ナックルブロック56の一側面には、後述するローラ部材48に係合する第1傾斜面50および第2傾斜面52を有する係合部54が形成されている(図3参照)。
【0022】
トグルリンク機構64は、ナックルピン70を介してナックルジョイント62の二股部の間に連結されるリンクプレート(リンク部材)72と、第1ケーシング46および図示しない第2ケーシングに形成された略円形状の一組の開口部にそれぞれ回動自在に軸支される支持レバー74とを有する。
【0023】
前記リンクプレート72は、前記ナックルジョイント62と支持レバー74との間に介装され、前記ナックルジョイント62と支持レバー74とをリンクする機能を営む。
【0024】
すなわち、前記リンクプレート72は、一端部側に形成された第1孔部(図示せず)と他端部側に形成された第2孔部(図示せず)とを有し、前記第1孔部に係合するナックルピン70およびナックルジョイント62を介してロッド部材32の自由端に連結され、前記第2孔部に軸着される図示しないリンクピンを介して支持レバー74の二股部に連結される。また、前記リンクプレート72の一端部には、後述するガイドローラ79と接触する湾曲面81が形成されている(図4および図5参照)。
【0025】
支持レバー74は、図示しないリンクピンが軸着される孔部が形成された二股部と、ロッド部材32の軸線と略直交する方向(紙面と略直交する方向)に突出形成され、図示しない開口部を介してボデイ12から外部に露呈する断面矩形状の軸受部18とを有する。前記軸受部18には、図示しないワークをクランプするアーム20が着脱自在に装着される。従って、前記支持レバー74はアーム20と一体的に回動動作するように設けられる。
【0026】
ロック機構22は、図1および図3に示されるように、室44内に配設され、第1ケーシング46および図示しない第2ケーシングに支持された支点ピン58と、一端側に軸着された前記支点ピン58を支点として所定角度回動自在に設けられたロックプレート60(図3参照)と、ピン部材66を介して前記ロックプレート60の分岐片61a、61bの間に回動自在に軸支されるローラ部材48と、前述したナックルブロック56に設けられ、前記ローラ部材48が係合する第1傾斜面50、第2傾斜面52、および、前記第1傾斜面50と第2傾斜面52と間の境界部分に形成された山部53を有する係合部54と、前記支点ピン58とは反対側のロックプレート60の端部側に形成された凹部67に一端部が係着されるばね部材68とを含む。
【0027】
前記ばね部材68の他端部は、第1ケーシング46の内壁面に形成された凹部71に係着され、その弾発力の作用下に支点ピン58を支点として、常時、ロックプレート60を矢印B方向に押圧するように設けられている。換言すると、ロックプレート60は、ばね部材68の弾発力に打ち勝つ押圧力がローラ部材48に作用することにより、支点ピン58を支点として矢印A方向に向かって所定角度だけ回動可能に設けられている。
【0028】
なお、図3に示されるように、鉛直面に対する前記第1傾斜面50の傾斜角度αおよび前記第2傾斜面52の傾斜角度βは、それぞれα>βとなるように設定され、この場合、前記傾斜角度αを約30度〜45度、前記傾斜角度βを約10度〜20度に設定するとよい。
【0029】
また、支点ピン58の中心点を基準として、前記支点ピン58とローラ部材48および係合部54が当接している当接点(ピン部材66の中心点)との間の離間距離をL1とし、前記支点ピン58とばね部材68が押圧している押圧点との離間距離をL2とした場合、L2/L1の値を大きく設定することにより、ロック機構22の保持力を増大させることができる。
【0030】
ボデイ12を構成する第1ケーシング46および図示しない第2ケーシングの内壁面の上部側には、断面円弧状の凹部78がそれぞれ形成され、前記凹部78には、前記リンクプレート72の湾曲面81に接触することにより所定角度だけ回動するガイドローラ79が設けられる。前記第1ケーシング46および図示しない第2ケーシングに形成された孔部には、ガイドローラ79を回動自在に軸支するピン部材82が固着され、またガイドローラ79の貫通孔には周方向に沿って複数のニードルベアリング84が装着される。前記ニードルベアリング84の転動作用下にガイドローラ79が円滑に回動するように設けられている。
【0031】
本発明の実施の形態に係るクランプ装置10は基本的には以上のように構成されるものであり、次にその動作並びに作用効果について説明する。
【0032】
先ず、図示しない固定手段を介してクランプ装置10を所定位置に固定するとともに、図示しないチューブ等の管体の一端部を一組の圧力流体出入ポート42a、42bにそれぞれ接続し、前記管体の他端部を図示しない圧力流体供給源に接続する。
【0033】
前記のような準備作業を経た後、図示しない圧力流体供給源を付勢して一方の圧力流体出入ポート42bからピストン30の下部側のシリンダ室28に圧力流体(例えば、圧縮空気)を導入する。前記シリンダ室28に導入された圧力流体の作用下にピストン30が押圧され、該ピストン30がシリンダ室28に沿って上昇する。
【0034】
前記ピストン30の直線運動は、ロッド部材32およびナックルジョイント62を介してトグルリンク機構64に伝達され、前記トグルリンク機構64を構成する支持レバー74の回動作用下にアーム20の回転運動に変換される。
【0035】
すなわち、ピストン30の直線運動(上昇)によって、ロッド部材32の自由端に係合するナックルジョイント62およびリンクプレート72を上方に向かって押圧する力が作用する。前記リンクプレート72に対する押圧力は、ナックルピン70を支点として該リンクプレート72を所定角度回動させるとともに、前記リンクプレート72のリンク作用下に支持レバー74を回動させる。
【0036】
従って、前記支持レバー74の軸受部18を支点としてアーム20が反時計回りの方向に向かって所定角度回動する。
【0037】
このようにしてアーム20が反時計回りの方向に回動している際、リンクプレート72の湾曲面81がガイドローラ79に接触し、前記湾曲面81と接触した状態を保持しながら該ガイドローラ79がピン部材82を中心として回動する(図4参照)。
【0038】
さらにアーム20が回動して、図示しないワークに当接することにより、アーム20の回動動作を停止する。この結果、アーム20によってワークがクランプされるクランプ状態に至る。
【0039】
なお、アーム20が回動動作を停止してクランプ状態となった後、ピストン30およびロッド部材32は僅かだけさらに上昇することにより、ピストン30およびロッド部材32が停止して変位終端位置となる(図4参照)。
【0040】
次に、アーム20をワークから離間させてクランプ状態を解除する場合には、図示しない切換弁の切り換え作用下に前記とは反対の他方の圧力流体出入ポート42aからピストン30の上部側のシリンダ室28に圧力流体を導入する。前記シリンダ室28に導入された圧力流体の作用下にピストン30が押圧され、該ピストン30がシリンダ室28に沿って下昇する。
【0041】
前記ピストン30の直線運動は、トグルリンク機構64を介してアーム20の回転運動に変換され、前記アーム20は、時計回りの方向に向かって回動する。
【0042】
前記アーム20が時計回りの方向に回動してピストン30が最下限位置に到達する前、ナックルブロック56と一体的に下降する係合部54の第2傾斜面52がロックプレート60に軸支されたローラ部材48に係合する(図5参照)。
【0043】
この場合、ロックプレート60は、ばね部材68の弾発力に抗して矢印A方向に向かって押圧され、前記ロックプレート60に軸支されたローラ部材48が係合部54の第2傾斜面52、第2傾斜面52と第1傾斜面50との間の境界部分に形成された山部53をそれぞれ乗り越えて(図6参照)、該ローラ部材48が第1傾斜面50に係合することにより、アーム20がアンクランプ状態の初期位置にロックされる(図7参照)。
【0044】
なお、この場合、初期位置とは、図2に示されるように、ピストン30がシリンダ室28の最下限位置に到達した状態をいう。
【0045】
前記ロック状態では、他方の圧力流体出入ポート42bも大気開放状態となっているため、アーム20のアンクランプ状態の初期位置において、圧力流体の供給が何らかの原因によって停止した場合であっても、アンクランプ状態が解除されることなくロック機構22によって確実に保持されている。
【0046】
このように、本実施の形態では、ロック機構22を設けることにより、駆動手段として機能するシリンダ部14に対する圧力流体の供給が停止し、アーム20に対する駆動力の伝達が遮断された場合であっても、アーム20のアンクランプ状態を確実に保持することができる。
【0047】
なお、ロック機構22によってアーム20がアンクランプ状態に保持される力(保持力)は、例えば、クランプ装置10が装着されたロボット等が動作してもその慣性力によって変位しない適度な保持力であるとともに、再度、圧力流体出入ポート42bから圧力流体を供給した場合にピストン30の変位力によってアンクランプの保持状態を解除できる程度の保持力に設定する必要がある。この場合、係合部54の鉛直面に対する第1傾斜面50の傾斜角度αを第2傾斜面52の傾斜角度βよりも大きく設定し、さらに、前記第1傾斜面50の傾斜角度αを約30度〜45度、第2傾斜面52の傾斜角度βを約10度〜20度に設定すると好適である。
【0048】
なお、本実施の形態では、駆動手段としてシリンダ部14を用いているがこれに限定されるものではなく、図示しないリニアアクチュエータ、電動モータ等を用いてロッド部材32を変位させるように構成してもよい。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、以下の効果が得られる。
【0050】
すなわち、ロック機構を設けることにより、駆動手段として機能するシリンダ部に対する圧力流体の供給が停止した場合であっても、アームのアンクランプ状態を確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るクランプ装置の要部分解斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るクランプ装置の軸線方向に沿った一部縦断面図である。
【図3】図2に示すロック機構の部分拡大図である。
【図4】図1の初期位置からアームが回動してワークがクランプされた状態を示す動作説明図である。
【図5】図4の状態からアームが時計回りの方向に所定角度だけ回動した状態を示す動作説明図である。
【図6】図5の状態からアームがさらに時計回りの方向に所定角度だけ回動した状態を示す動作説明図である。
【図7】図6の状態からアームがさらに時計回りの方向に所定角度だけ回動して、該アームがアンクランプ状態の初期位置に保持された状態を示す動作説明図である。
【図8】従来技術に係るクランプシリンダの要部分解斜視図である。
【図9】図8に示すクランプシリンダの一部断面側面図である。
【符号の説明】
10…クランプ装置 12…ボデイ
14…シリンダ部 20…アーム
22…ロック機構 28…シリンダ室
30…ピストン 32…ロッド部材
42a、42b…圧力流体出入ポート
48…ローラ部材 50、52…傾斜面
53…山部 54…係合部
56…ナックルブロック 58…支点ピン
60…ロックプレート 64…トグルリンク機構
68…ばね部材 70…ナックルピン

Claims (3)

  1. 直方体状に形成されたボデイと、
    前記ボデイの内部に設けられたロッド部材を該ボデイの軸線方向に沿って変位させる駆動手段と、
    前記ロッド部材に連結されるリンク部材を含み、前記ロッド部材の直線運動を回動運動に変換するトグルリンク機構と、
    前記トグルリンク機構に連結され、前記駆動手段の駆動作用下に所定角度回動するアームと、
    前記ボデイの内部に設けられ、前記アームがアンクランプ状態にある場合に前記アームに対する前記駆動手段の駆動力の伝達が遮断されたときに該アームをアンクランプ状態に保持するロック機構と、
    を備え
    前記ロック機構は、前記ボデイに支持された支点ピンと、前記支点ピンを支点として所定角度回動自在に設けられたロックプレートと、ピン部材を介して前記ロックプレートに軸支されるローラ部材と、前記トグルリンク機構を構成するナックルブロックに設けられ、前記ローラ部材に係合する係合部と、前記ローラ部材を前記係合部に向かって押圧するばね部材とを有することを特徴とするクランプ装置。
  2. 請求項記載の装置において、
    前記係合部は、ローラ部材が係合する、第1傾斜面、第2傾斜面、および、第1傾斜面と第2傾斜面との間の境界部分に形成された山部を有することを特徴とするクランプ装置。
  3. 請求項記載の装置において、
    鉛直面に対する前記第1傾斜面の傾斜角度αは、前記第2傾斜面の傾斜角度βよりも大きく設定されることを特徴とするクランプ装置。
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