JP3660572B2 - 情報処理装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、たとえば情報処理などの電子機器における機器間のデータの共有に用いられる情報記憶装置の処理装置に関するもので、特に外部記憶装置の内部データの保護を目的とした書き込み禁止機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、情報処理機器においては、機器間のデータを共有する方法として、着脱が可能で、データの書き込みを自由に行い得る外部記憶装置が一般に用いられている。この種の外部記憶装置には、通常、貴重な記憶データが誤って消去されないよう、内部のデータを保護する目的で書き込み禁止機構が設けられている。
【0003】
書き込み禁止機構の代表的なものとしては、たとえば磁気テープやフロッピーディスクに見られるような、外部記憶装置の筐体の一部の形状を変化させ、それを情報処理機器側で光学的あるいは機械的に検出する方式が知られている。
【0004】
図5は、3.5インチ用のフロッピーディスクを例に、従来の書き込み禁止機構の一方式について示すものである。
【0005】
フロッピーディスク1には、筐体の各所に、データの書き込みまたは読み出しを行うためのスライド式のシャッタ2、内蔵する磁気ディスクを回転させるための軸受け部3、タイトルなどを書き込むラベルを貼付するラベル貼付部4、およびライトプロテクトタブ5などが設けられている。ライトプロテクトタブ5は、同図(a)および(b)に示すように、開閉自在なスライド式のノッチ5a、およびノッチ5aの移動によって開閉の状態が変化する開口窓5bとから構成されている。
【0006】
すなわち、ライトプロテクトタブ5を用いた書き込み禁止機構では、ノッチ5aの位置に応じた形状の変化の2形態、つまり開口窓5bの開閉の状態を接触スイッチなどを用いて検出することで、情報処理機器側で書き込みの許可または禁止の状態を識別するようになっている。
【0007】
また、データの書き込みを禁止する他の方式としては、たとえばデータの書き込みを電気的に行うメモリカードのように、その電気的な書き込みの経路をマイクロスイッチの設定によって遮断するといった方法もある。
【0008】
このような方式の書き込み禁止機構の場合、いずれも物理的な形状の変化を機械的に作り出すものであるため、書き込みの許可または禁止の状態を人間が一目で認識できる利点がある。
【0009】
しかし、いずれの方式の場合においても、外部記憶装置として、ある程度の大きさと厚さとを必要とするものであった。
【0010】
一方、書き込みの禁止の状態を外部記憶装置の内部データとして記憶させる方式もある。この方式の場合、外部記憶装置の大きさや厚さにかかわらず、どんな外部記憶装置にも採用できる利点がある。
【0011】
しかしながら、外部記憶装置を情報処理機器に装着し、実際に動作させるまでは書き込みの許可または禁止の状態を認識できないという問題があった。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来においては、書き込み禁止の状態になっていることを人間が認識できるようにするには、外部記憶装置として、ある程度の大きさと厚さとを必要とするという問題があった。
【0013】
そこで、この発明は、情報記憶装置が小型で、かつ、薄型のものであっても、書き込み禁止の状態になっていることを人間が一目で認識でき、しかも、書き込み禁止機構を低コストにて実現することが可能な情報処理装置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】
本願発明の一態様によれば、記憶媒体に対する情報の書き込みの許可または禁止を目視可能に示すとともに、その書き込みの許可または禁止の状態を電気的に読み取るための状態指示部材が設けられる指示領域を有してなる情報記憶装置を取り込むために、前記情報記憶装置が装着される、前記状態指示部材の導通性/非導通性を電気的に検出するための複数の第1の接触ピン、および、前記記憶媒体に接続された外部平面電極に接触される複数の第2の接触ピンが同一面に配置されてなる装着部と、前記装着部内に取り込まれた前記情報記憶装置の前記指示領域に設けられる前記状態指示部材の有無を検出することにより、前記記憶媒体に対する情報の書き込みの許可または禁止を識別する識別手段とを具備したことを特徴とする情報処理装置が提供される。
【0015】
また、本願発明の一態様によれば、記憶媒体に対する情報の書き込みの許可または禁止を目視可能に示すとともに、その書き込みの許可または禁止の状態を電気的に読み取るための状態指示部材が設けられる指示領域を有してなる情報記憶装置を取り込んで処理する情報処理装置であって、前記情報記憶装置を取り込むための空洞部、この空洞部内に取り込まれた前記情報記憶装置の前記指示領域に設けられる前記状態指示部材に接触される複数の第1の接触ピン、および、前記情報記憶装置の前記記憶媒体に接続された外部平面電極に接触される複数の第2の接触ピンを同一面に有する装着部と、前記複数の第1の接触ピンを介して、前記状態指示部材の導通性/非導通性を電気的に検出することにより、前記記憶媒体に対する情報の書き込みの許可または禁止を識別する識別手段とを具備したことを特徴とする情報処理装置が提供される。
【0017】
上記のような構成によれば、電気的な状態の変化によって書き込み禁止の状態を自動的に識別できるようにするとともに、書き込み禁止の状態になっていることを視覚的にも容易に認識できるようになるため、小型で、かつ、薄型の情報記憶装置でも十分に対応することが可能となるものである。
特に、記憶媒体に接続された外部平面電極と書き込み禁止の状態を目視可能にするための状態指示部材が設けられる指示領域とに対応して、外部平面電極および状態指示部材と接触する第1,第2の接触ピンを同一面に配置できるようになる。その結果、書き込み禁止機構を至極簡易な構成により実現できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
【0019】
図1は、本発明にかかるメモリモジュールの構成を概略的に示すものである。なお、同図(a)はメモリモジュールの平面図、同図(b)は同じくA−A線に沿う断面図である。
【0020】
このメモリモジュール11は、フロッピーディスクのような外部記憶装置として利用されるものであって、たとえばプラスチック製の小型カード型の支持体12に、記憶媒体としての半導体メモリパッケージ(詳細については後述する)13が内蔵された構成とされている。
【0021】
また、上記支持体12には、半導体メモリパッケージ13内に記憶された内部データの概略などを記入するための表示ラベルを貼付するラベル貼付部14、および半導体メモリパッケージ13への不用意なデータの書き込みを禁止するための、状態指示部材としての導通性シールを貼付するシール貼付部15が設けられている。
【0022】
上記支持体12は、たとえば大きさが37mm×45mm(ISO7813で規定された半分以下のサイズ)で、厚さがISO7813で規定された0.76mm±0.08mmとされている。
【0023】
本実施形態では、フロッピーディスク的な使い方が可能なように、ISO7813で規定された面積の半分以下の大きさで、メモリモジュール11を形成するようにしている。
【0024】
また、支持体12の一角、たとえばドライブ装置への挿入方向に面した一方の角部が斜めにカットされて、逆差し防止として機能するようになっている。
【0025】
この逆差し防止機能のほか、カット部の有無に応じて、メモリモジュール11の使用を制限するといった使い方も可能である。たとえば、上記半導体メモリパッケージ13が5Vの電圧で動作するものと3.3Vの電圧で動作するものとが存在する場合に、5Vのものにのみカット部を設けるようにすることで、3.3Vのもののドライブ装置への装着を阻止でき、電源電圧の違いによる電気的破壊から内部のメモリチップを保護できるようになる。
【0026】
上記ラベル貼付部14は、貼付されるラベルの厚さに応じた凹部からなり、上記支持体12の一辺を覆うように、表面から裏面にわたって形成されている。
【0027】
上記シール貼付部15は、たとえば直径が10mmの円形の凹部からなっている。このシール貼付部15は、導通性シールの貼付位置を示すとともに、導通性シールの厚さを逃がし、メモリモジュール11の表面の平坦性を確保することによって、ドライブ装置に対する抜き差しの際などに引っ掛かりによってシールが剥がれたり、その表面が削られるのを防ぐようになっている。
【0028】
導通性シールは、書き込み禁止機構を実現するためのライトプロテクタとして機能するもので、たとえば接着性を有する紙面の非接着面にアルミニウムなどの導電性材料をコーティングしてなる安価な構成とされている。この導通性シールは、上記支持体12上のシール貼付部15内に貼付することが可能なように、たとえば直径が8mmの円形に形成されている。
【0029】
すなわち、上記導通性シールは、支持体12上のシール貼付部15に貼付されることにより、本メモリモジュール11の、半導体メモリパッケージ13へのデータの書き込みが禁止されていることを視覚により訴えることができるようになっている。
【0030】
また、書き込み禁止機構は、上記導通性シールによって作り出される導通状態から、データの書き込みが禁止されていることを自動的に識別できるようにすることで、簡単に実現される。
【0031】
図2は、上記半導体メモリパッケージ13の概略構成を示すものである。なお、同図(a)はパッケージ13の封止面側を示す斜視図、同図(b)は同じく端子面側を示す斜視図、同図(c)は同じくB−B線に沿う断面図である。
【0032】
半導体メモリパッケージ13は、たとえば樹脂系基板13a上に不揮発性半導体メモリ装置である16MビットNAND型フラッシュEEPROMチップ13bが搭載されて、そのチップ13bの入出力端子がボンディングワイヤ13cを介して上記樹脂系基板13a上の配線と接続されている。そして、この接続部分を含んで上記チップ13bの周囲が片面トランスファモールド法による封止用樹脂13dによって樹脂封止された構成とされている。
【0033】
また、上記樹脂系基板13a上の配線は、スルーホールを介して非樹脂封止面側より露出されて、平面型の外部接続用端子13eとして引き出されている。
【0034】
なお、本実施形態の場合、半導体メモリパッケージ13は、その端子面側における大きさが16.62mm×27.59mmとされ、上記支持体12の面積の縦長方向の半分以下に納まる大きさとされている。
【0035】
そして、上記外部接続用端子13eの上面が、上記シール貼付部15などが形成された上記支持体12の表面とほぼ同一となるように取り付けられるようになっている。
【0036】
さて、上記した構成のメモリモジュール11においては、たとえばフロッピーディスクのような外部記憶装置として利用する場合、フロッピーディスクドライブのようなドライブ装置が必要となる。
【0037】
図3は、情報処理などの電子機器とは別に用意されるドライブ装置を用いて、メモリモジュール11を電子機器の装着部に装着して使用するように構成した場合を例に示すものである。
【0038】
たとえば、フロッピーディスク的な使い方をする場合、一旦、メモリモジュール11はカード状ホルダ21内に取り込まれ、このカード状ホルダ21ごと電子機器の装着部に装着されるようになっている。
【0039】
カード状ホルダ21は、たとえばPCMCIA(the Personal Computer Memory Card International Association )で規定された所定の大きさ(たとえば、タイプII)で、かつ、入出力インタフェースを有するとともに、データの書き込みおよび読み出しなどを行うためのドライブ装置としてのメモリコントローラ(図示していない)などを内蔵してなる構成とされている。
【0040】
図4は、上記カード状ホルダ21の構成の要部を概略的に示すものである。
【0041】
すなわち、カード状ホルダ21の、上記メモリモジュール11が装着されるコネクタ部22内にはコネクタピンホルダ部23が設けられている。このコネクタピンホルダ部23には、上記半導体メモリパッケージ13の上記外部接続用端子13eにそれぞれ接触される複数個のコネクタピン24、および上記支持体12上の上記シール貼付部15と接触されるコネクタピン25などが設けられている。
【0042】
コネクタピン24は、このカード状ホルダ21内に内蔵された上記メモリコントローラにそれぞれ接続されている。
【0043】
コネクタピン25は、たとえば紙面と直交する方向に少なくとも2本は設けられて、互いに1mm以上離間されて配置されている。このコネクタピン25は、各ピン25の相互の導通または非導通によりデータの書き込みの許可または禁止を識別するための、電子機器またはカード状ホルダ21内に設けられた識別回路(図示していない)に接続されている。
【0044】
たとえば、コネクタピン25は、メモリモジュール11上に導通性シール16が貼付されていない場合には導通性を有しない上記支持体12の一部(シール貼付部15)と直に接触される。この場合、上記支持体12は導通性を有しないため、コネクタピン25の相互は非導通の状態とされ、これにより書き込みの許可の状態が識別回路によって識別される。
【0045】
一方、たとえばメモリモジュール11上に導通性シール16が貼付されている場合には、この導通性シール16に上記コネクタピン25は接触される。この場合、上記導通性シール16は導通性を有するため、コネクタピン25の相互が導通性シール16を介して導通されることにより、書き込み禁止の状態が識別回路によって識別される。
【0046】
このように、メモリモジュール11を書き込み禁止の状態にするには、支持体12上のシール貼付部15に導通性シール16を貼付することによって行われる。導通性シール16が貼られることで、メモリモジュール11が書き込み禁止となっていることが利用者に認識されるとともに、メモリモジュール11のカード状ホルダ21への装着にともなってコネクタピン25の相互が導通状態とされて、メモリモジュール11が書き込み禁止となっていることがメモリコントローラ側で識別される。
【0047】
上記したように、電気的な状態の変化によって書き込み禁止の状態を自動的に識別できるようにするとともに、書き込み禁止の状態になっていることを視覚的にも容易に認識できるようにしている。
【0048】
すなわち、メモリモジュールを書き込み禁止の状態とする場合、導通性シールを所定の位置に貼るようにしている。これにより、メモリモジュールが書き込み禁止の状態となっていることを視覚に訴えるとともに、電気的に検出できるようになる。このため、形状の変化の状態を使って書き込み禁止の状態を作り出す方式のものに比べ、小型で、かつ、薄型のメモリモジュールでも十分に対応することが可能となる。したがって、メモリモジュールが小型で、かつ、薄型のものであっても、書き込み禁止の状態になっていることを人間が一目で認識できるようになるものである。
【0049】
また、この方式、つまり導通性シールを貼り付けることによって書き込み禁止の状態を作り出す方式の場合、シールを剥がし取ることによってメモリモジュールの再生(書き込み禁止の状態から書き込み可能な状態への復帰)が容易に可能である。たとえば、穴などの形成による方式のものに比べ、再生性に優れるとともに、メモリモジュールの剛性が低下されるといった心配もない。
【0050】
しかも、導通性シールの有無によってデータの書き込みが禁止されているか否かを識別する本方式によれば、形状の変化の状態を使って書き込み禁止の状態を作り出す方式のものに比べ、書き込み禁止機構を低コストにて実現することが可能となるものである。
【0051】
なお、上記実施形態においては、導通性を有しないメモリモジュールに導通性シールを貼付することによって書き込み禁止の状態を作り出すようにした場合について説明したが、これに限らず、たとえば導通性シールを貼付することによって書き込み許可の状態を作り出すようにすることも可能である。
【0052】
すなわち、本方式の場合、導通性シールの貼付による導通の状態を、書き込みを禁止する状態に対応させる場合と書き込み可能な状態に対応させる場合とが可能となっている。
【0053】
たとえば、導通性シールを貼付することによって書き込みを禁止するようにした場合、何らかの原因でコネクタピンとの接触不良が生じた際に、必要なデータが消去されてしまう危険性がある。
【0054】
反面、導通性シールを貼付することによって書き込みを許可するようにした場合、あらかじめシールを貼付するという作業が必要となる。また、この場合、圧倒的に多い書き込み可能な状態での装着に対して、シールが摩耗することも含めた導通状態の検出の信頼性を十分に確保しなければならない。
【0055】
このように、上記実施形態においては、導通状態の検出の信頼性を確保する面から、圧倒的に装着の回数の少ない、書き込みの禁止の状態に導通性シールの貼付による導通の状態を対応させるようにしたが、導通の状態を書き込みの禁止の状態に対応させるかあるいは許可の状態に対応させるかは、利用者やその利用の目的などに応じて、適宜、選択することが可能となっている。
【0056】
また、導通性を有するメモリモジュールの場合には、非導通性シールを貼付することによって書き込み禁止の状態あるいは書き込み許可の状態を任意に作り出すことが可能である。
【0057】
また、メモリモジュールをカード状ホルダごと電子機器に装着して使用するように構成するものに限らず、ドライブ装置を備える電子機器の装着部にメモリモジュールを直に装着して使用するように構成することも可能である。
【0058】
また、メモリモジュールに限らず、各種の記憶媒体、たとえばフロッピーディスクや磁気テープなどにも適用できる。
【0059】
さらには、シールに限らず、導通性あるいは非導通性を有するインクなどの塗料を塗布することによっても、上記した実施形態と同様な効果が期待できる。
【0060】
その他、この発明の要旨を変えない範囲において、種々変形実施可能なことは勿論である。
【0061】
【発明の効果】
以上、詳述したようにこの発明によれば、情報記憶装置が小型で、かつ、薄型のものであっても、書き込み禁止の状態になっていることを人間が一目で認識でき、しかも、書き込み禁止機構を低コストにて実現することが可能な情報処理装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態にかかるメモリモジュールを概略的に示す構成図。
【図2】同じく、メモリモジュールに内蔵された半導体メモリパッケージを示す概略構成図。
【図3】同じく、電子機器とは別に用意されるカード状ホルダを用いて、メモリモジュールを電子機器の装着部に装着して使用するように構成した場合を例に示す図。
【図4】同じく、カード状ホルダの構成の要部を示す概略断面図。
【図5】従来技術とその問題点を説明するために示すフロッピーディスクの概略構成図。
【符号の説明】
11…メモリモジュール
12…支持体
13…半導体メモリパッケージ
13a…樹脂系基板
13b…16MビットNAND型フラッシュEEPROMチップ
13c…ボンディングワイヤ
13d…封止用樹脂
13e…外部接続用端子
14…ラベル貼付部
15…シール貼付部
16…導通性シール
21…カード状ホルダ
22…コネクタ部
23…コネクタピンホルダ部
24,25…コネクタピン
Claims (15)
- 記憶媒体に対する情報の書き込みの許可または禁止を目視可能に示すとともに、その書き込みの許可または禁止の状態を電気的に読み取るための状態指示部材が設けられる指示領域を有してなる情報記憶装置を取り込むために、前記情報記憶装置が装着される、前記状態指示部材の導通性/非導通性を電気的に検出するための複数の第1の接触ピン、および、前記記憶媒体に接続された外部平面電極に接触される複数の第2の接触ピンが同一面に配置されてなる装着部と、
前記装着部内に取り込まれた前記情報記憶装置の前記指示領域に設けられる前記状態指示部材の有無を検出することにより、前記記憶媒体に対する情報の書き込みの許可または禁止を識別する識別手段と
を具備したことを特徴とする情報処理装置。 - 記憶媒体に対する情報の書き込みの許可または禁止を目視可能に示すとともに、その書き込みの許可または禁止の状態を電気的に読み取るための状態指示部材が設けられる指示領域を有してなる情報記憶装置を取り込んで処理する情報処理装置であって、
前記情報記憶装置を取り込むための空洞部、この空洞部内に取り込まれた前記情報記憶装置の前記指示領域に設けられる前記状態指示部材に接触される複数の第1の接触ピン、および、前記情報記憶装置の前記記憶媒体に接続された外部平面電極に接触される複数の第2の接触ピンを同一面に有する装着部と、
前記複数の第1の接触ピンを介して、前記状態指示部材の導通性/非導通性を電気的に検出することにより、前記記憶媒体に対する情報の書き込みの許可または禁止を識別する識別手段と
を具備したことを特徴とする情報処理装置。 - 前記装着部は、処理装置本体に設けられ、その一側面に開口が形成されてなることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
- 前記装着部は、前記記憶媒体に対する情報の書き込みおよび読み出しを行うためのコントローラを有することを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
- 前記装着部は、取り込んだ前記情報記憶装置ごと処理装置本体に装着されるカード状ホルダであって、その一側面に開口が形成されてなることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
- 前記カード状ホルダは、前記記憶媒体に対する情報の書き込みおよび読み出しを行うためのコントローラを有することを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
- 前記カード状ホルダは、PCMCIA(the Personal Computer Memory Card International Association )により規定された大きさを有して構成されることを特徴とする請求項5に記載の情報処理装置。
- 前記複数の第1の接触ピンは、前記情報記憶装置を取り込む方向と直交する方向に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
- 前記複数の第1の接触ピンは、互いに1mm以上離間されて配置されていることを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
- 前記識別手段は、前記複数の第1の接触ピン間の導通/非導通に応じて前記状態指示部材が検出されることにより、前記記憶媒体に対する情報の書き込みの禁止を識別することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記識別手段は、前記複数の第1の接触ピン間の導通/非導通に応じて前記状態指示部材が検出されないことにより、前記記憶媒体に対する情報の書き込みの禁止を識別することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記識別手段は、前記複数の第1の接触ピン間の導通/非導通に応じて前記状態指示部材の導通性が検出されることにより、前記記憶媒体に対する情報の書き込みの禁止を識別することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記識別手段は、前記複数の第1の接触ピン間の導通/非導通に応じて前記状態指示部材の非導通性が検出されることにより、前記記憶媒体に対する情報の書き込みの禁止を識別することを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。
- 前記複数の第1の接触ピンおよび前記複数の第2の接触ピンは、共通のピンホルダ部上に設けられることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
- 前記状態指示部材が設けられる前記指示領域および前記外部平面電極は、前記情報記憶装置の同一面上に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
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