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JP3659535B2 - サーマルプリンタにおけるヘッド位置調整装置 - Google Patents

サーマルプリンタにおけるヘッド位置調整装置 Download PDF

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JP3659535B2
JP3659535B2 JP26675196A JP26675196A JP3659535B2 JP 3659535 B2 JP3659535 B2 JP 3659535B2 JP 26675196 A JP26675196 A JP 26675196A JP 26675196 A JP26675196 A JP 26675196A JP 3659535 B2 JP3659535 B2 JP 3659535B2
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JP
Japan
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platen
resistor
head
swinging
platen roller
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JP26675196A
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克実 斉藤
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Sato Corp
Sato Holdings Corp
Original Assignee
Sato Corp
Sato Holdings Corp
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Publication date
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特にサーマルヘッドを用いたサーマルプリンタにおけるヘッド位置調整装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のサーマルプリンタとしては、プラテンローラ(以下、単にプラテンと称す)とこのプラテンに所定圧で押圧されたサーマルヘッドの間を各種印字媒体を通過させることにより、被印字媒体に価格等の商品情報をバーコードで印字するものが知られている。
【0003】
しかしながら、かかるサーマルプリンタで異なった種類の被印字媒体、例えばラベルとタグとを印字した場合、両被印字媒体における厚み、硬度、材質等が相違するため、サーマルヘッドとプラテンとの間で各被印字媒体に対応した最適な印字状態を得ることができなかった。
【0004】
即ち、プラテンが静止している状態では、サーマルヘッドの抵抗体にはプラテンを押圧する力が加わるだけであるが、プラテンが回転するとサーマルヘッドの抵抗体にはプラテンの回転方向に沿う力が加わり、この力が印字圧の良否に影響を与えるものと推察される。この場合、プラテンはサーマルヘッドの押圧力により付勢されて弾性変形するが、プラテンとサーマルヘッドの間に介在する被印字媒体がタグであると、タグは比較的硬度が大であるためプラテンの弾性変形量は少なく、逆に被印字媒体がラベルであると、ラベルは比較的硬度が小であるため、プラテンの弾性変形量が大きくなる。
【0005】
この弾性変形量の相違のため、タグとラベルとでは、サーマルヘッドの抵抗体に加わるプラテンの回転方向の力、即ち、印字圧が異なり、この結果タグとラベルとでは印字品質に良否が生じていた。
【0006】
上記不具合を解決するために、出願人は特開平4−357066号にて、サーマルヘッドの抵抗体の位置をプラテンの回転軸の回転方向前方側又は後方側に移動させることにより各種被印字媒体に高品質の印字を行い得る提案を行った。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記提案の改良発明であって、被印字媒体の厚みや硬度に合わせてサーマルヘッドの抵抗体の位置を、プラテンの回転軸の回転方向の前方側または後方側へ容易に移動でき、しかも、抵抗体の移動位置が確認できるサーマルプリンタにおけるヘッド位置調整装置を提供することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題に注目されてなされたものであって、サーマルヘッドの抵抗体がプラテンローラの回転軸の回転方向の前方側または後方側に接触するようサーマルヘッドの位置を可変して設定するサーマルプリンタにおけるヘッド位置調整装置において、プラテンローラの方向に揺動可能に一端部が支持され、他端部に移動量を示す指示部を側面に有する揺動手段と、この揺動手段に連動してサーマルヘッドの抵抗体とプラテンローラとの接触位置を前記抵抗体がプラテンローラに接触したまま前記指示部の移動量に合わせて変える結合手段と、から成る。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態によるサーマルプリンタにおけるヘッド位置調整装置を図1ないし図4に基づき説明する。
【0010】
ヘッド位置調整装置1は、主に、支持機枠2、支軸4、揺動手段としての揺動部材6、結合手段としてのヘッド支持部材8から構成される。
【0011】
支持機枠2は、プラテンローラ10(以下、単にプラテンと称す)の方向(矢示X方向)、より具体的にはフレーム12と略平行する方向に固設されている。この支持機枠2には、目盛り部14、移動確認用の開孔部16、後述する係止ネジ21用の開孔部17及びヘッド支持部材8用の開孔部18が設けてある。
【0012】
目盛り部14、開孔部16、17は、支軸4を支点とした円弧状を呈しており、開孔部16の円弧の辺に沿って目盛り部14が形成されている。
【0013】
なお、支持機枠2に対向するフレーム12にも、ヘッド支持部材8用の開孔部19が設けてある。
【0014】
支軸4は、前記支持機枠2とフレーム12との間に、前記プラテン10と略平行になるよう架設されている。
【0015】
揺動手段としての揺動部材6は、一端部が前記支軸4に軸支されて揺動するように前記支持機枠2とフレーム12との間に設けられ、支軸4を支点とて、前記支持機枠2と略平行して揺動するようになっている。
【0016】
また、揺動部材6の他端部は、先細形状の指示部20となっており、揺動部材6が支軸4を支点として揺動すると、その移動位置が前記支持機枠2の移動確認用の開孔部16を透して確認できるようになっている。
【0017】
更に、目盛り部14が開孔部16の円弧の辺に沿って形成されているので、揺動部材が揺動した際の移動量は、指示部20が指し示す目盛り部14の目盛りによって確認できるようになっている。
【0018】
また、21は係止ネジであり、この係止ネジ21は、前記支持機枠2の開孔部17を挿通して揺動部材6に螺合しており、締め付けると係止ネジ21と揺動部材6との間で支持機枠2を挟持し、揺動部材6をそれ以上揺動しないように固定し、係止ネジ21を弛め手で動かすと、揺動部材6を一緒に揺動ようになっている。
【0019】
結合部材としてのヘッド支持部材8には、抵抗体22を備えるサーマルヘッド24が、抵抗体22を対向するプラテン10に接触する状態で先端部に取り付けられ、一方、後端部にはアングル部材26を介して係合部材30が幅方向(矢示Y)の左右両側端部に設けられている。
【0020】
この係合部材30は、一方が前記揺動部材6を挿通して支持機枠2の開孔部18に挿通され、また、他方は、フレーム12の開孔部19に各々挿通され、前記揺動部材6の揺動に連動して動くようになっている。
【0021】
また、Oはプラテン10の図示しない回転軸の回転中心を示す。
【0022】
次に、作用を説明する。
【0023】
係止ネジ21を弛め、この係止ネジ21を持って図1に示すように、プラテン10から遠ざかる右方向(矢示R方向)に動かすと、揺動手段としての揺動部材6は支軸4を支点として右方向(矢示R方向)に揺動する。
【0024】
揺動部材6が揺動すると、この揺動部材6に挿通された結合手段としてのヘッド支持部材8の係合部材30が揺動部材6に連動して揺動することになり、従って、ヘッド支持部材8全体が右方向(矢示R方向)に揺動することになる。
【0025】
このとき、ヘッド支持部材8の先端部に取り付けられているサーマルヘッド24の抵抗体22は、プラテン10に接触したまま前記右方向の揺動によってプラテン10の回転軸(図示せず)の回転方向の後方側にその接触位置を移動するものである。
【0026】
そして、揺転部材6の指示部20は、目盛り部14の右端部に位置し、このときの回転中心Oと抵抗体22との距離はD1となっている。従って、目盛り部14の位置における回転中心Oと抵抗体22との距離(位置関係)が関係付けられることになる。
【0027】
更に、係止ネジ21を締め付ければ、抵抗体22とプラテン10の位置関係は、それ以上動くことなく固定される。
【0028】
次に、係止ネジ21を弛め、係止ネジ21を持って、図2に示すように左方向(矢示L方向)に動かすと、揺動部材6が支軸4を支点として左方向に揺動し、指示部20が目盛り部14の中央部に位置するように位置決めすると、ヘッド支持部材8を介してサーマルヘッド24の抵抗体22は、プラテン10との接触位置を先の位置(図1の位置)より前方側へ移動して固定される。
【0029】
このとき、プラテン10の回転軸10(図示せず)の回転中心Oと抵抗体22との距離はD2となっている。
【0030】
図3に示すように係止ネジ21を持って、更に揺動部材6を左方向(矢示L方向)に揺動して指示部20が目盛り部14の左端部に位置するように位置決めすると、プラテン10の回転軸10(図示せず)の回転中心Oと抵抗体22との距離はD3となる。
【0031】
上述したように、係止ネジ21を持って揺動部材6を揺動するだけで、プラテン10の抵抗体22がプラテン10との接触位置を、回転軸(図示せず)の回転方向の前方側または後方側に移動するので、ヘッドの位置調整が容易なものである。
【0032】
更に、揺動部材6の指示部20を目盛り部14の目盛りに合わせて位置決めするだけで、前記プラテン10と抵抗体22との接触位置が、プラテン10の回転中心Oと抵抗体22との距離(D1〜D3)として得られるので、所望の位置への抵抗体22の位置決めが容易なものである。
【0033】
なお、揺動部材6の揺動支点としては、幅方向(矢示Y方向)に架設された支軸4を用いて説明したが、これに限定されないことは勿論であり、「ピン」を用いても可能である。
【0034】
また、指示部20を先細形状で説明したが、これに限定されないことは勿論であり、「支持部」側を円弧状にしてそこに「目盛り」を設け、本発明の実施の形態で説明した「目盛り部」側に針を固定しても「移動量」を示すことが可能である。
【0035】
【発明の効果】
本発明は、以上説明したように、プラテンローラの方向に揺動手段を揺動するだけで、この揺動手段の揺動に連動して結合手段が揺動し、サーマルヘッドの抵抗体とプラテンローラとの接触位置を抵抗体がプラテンローラに接触したまま移動するようにしたので、プラテンローラの回転軸の回転方向の前方側または後方側への抵抗体の位置移動が容易なものである。
【0036】
更に、移動手段に、移動量を示す指示部を側面に設けたので、この側面の指示部の移動量によってプラテンローラと抵抗体との接触位置が確認できるので、位置決めが容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のヘッド位置調整装置の側面図
【図2】同、側面図
【図3】同、側面図
【図4】同、図1中矢視IV−IV線に沿う部分断面図
【符号の説明】
1 ヘッド位置調整装置
2 支持機枠
4 支軸
6 揺動手段(揺動部材)
8 結合手段(ヘッド支持部材)
10 プラテン(プラテンローラ)
12 フレーム
14 目盛り部
16 開孔部(移動確認用)
17 開孔部(係止ネジ21用)
18 開孔部(ヘッド支持部材用)
19 開孔部(ヘッド支持部材用)
20 指示部
21 係止ネジ
22 抵抗体
24 サーマルヘッド
26 アングル部材
30 係合部材
X プラテン10の方向
Y 幅方向
R 右方向
L 左方向
O プラテン10の回転中心
D1、D2、D3 プラテン10の回転中心Oと抵抗体22との距離

Claims (1)

  1. サーマルヘッドの抵抗体がプラテンローラの回転軸の回転方向の前方側または後方側に接触するようサーマルヘッドの位置を可変して設定するサーマルプリンタにおけるヘッド位置調整装置において、プラテンローラの方向に揺動可能に一端部が支持され、他端部に移動量を示す指示部を側面に有する揺動手段と、この揺動手段に連動してサーマルヘッドの抵抗体とプラテンローラとの接触位置を前記抵抗体がプラテンローラに接触したまま前記指示部の移動量に合わせて変える結合手段と、から成ることを特徴とするサーマルプリンタにおけるヘッド位置調整装置。
JP26675196A 1996-09-17 1996-09-17 サーマルプリンタにおけるヘッド位置調整装置 Expired - Lifetime JP3659535B2 (ja)

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