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- Folding Of Thin Sheet-Like Materials, Special Discharging Devices, And Others (AREA)
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置等の用紙排出部に設けることのできる用紙積載装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
画像形成装置等から排出される用紙を積載する、昇降可能な排紙トレイと、この排紙トレイの上方に配置され、用紙を前記排紙トレイに送り出す排紙ローラを具備し、前記排紙トレイが前記排紙ローラから所定量、下方に離間した基準の用紙受け位置で前記排紙ローラからの用紙を受け取る用紙積載装置がある。
【0003】
上記基準の用紙受け位置は、スティプルされていない通常の用紙(以下、非スティプル紙という。)であってカールしていないものや、スティプル処理された用紙(以下、スティプル紙という。)であってもステイプル針(以下、単に針という。)による膨らみが顕在化しないような場合を想定して設定されている。
【0004】
例えば、図10において、排紙トレイ12が基準の用紙受け位置にあるとき、該排紙トレイ12は、排紙ローラ3の基準となる位置、例えばニップ部から所定の間隔Lだけ下の位置に設定される。より正確にいえば、排紙トレイ12上に用紙がないときには排紙トレイの上面、排紙トレイ12に用紙が積載されているときは該積載された用紙の最上面から上記ニップ部までの間隔Lが一定となるように制御される。
【0005】
実際には、排紙トレイ12上に積載されてくる用紙の高さをセンサで読み取り、この読み取り結果に応じて間隔Lとなるように制御するのであり、このセンサの読み取り精度に応じて、間隔Lには一定の幅がある。
【0006】
ここでは排紙トレイ12は、上面に用紙がないとき、排紙ローラ3のニップ部から間隔Lだけ下方の位置が基準の用紙受け位置であり、この基準の用紙受け位置で排紙ローラ3からの最初に排出される用紙を受ける。排紙トレイ12は基端側(上流側)に対して開放端側(下流側)が上方に位置するように傾斜している。排紙ローラ3はある程度の勢いで用紙を排紙トレイ12に送り出す。このため、送り出された用紙は排紙トレイ12上に飛び出してから、排紙トレイ12の傾斜に沿って(正確には排紙トレイ上の積載用紙の傾斜に沿って)自重で摺動下降し、基端側に設けた後端フェンスに突き当てられて整列される。
【0007】
排紙トレイ12上に用紙が積載されていくにつれて、排紙トレイ12上の用紙の最上面位置も上に推移していく。この過程において、排紙トレイ12の上下方向の位置を変えなければ用紙の最上面から排紙ローラ3との間隔は、排紙トレイ12上に用紙が無かったときの間隔Lよりも小さい値になっていく。
【0008】
しかし、あまりに小さい値になると、排紙トレイ12に送り出された用紙が適正に整列されなくなる。そこで、整列が適正になされる間隔、つまり間隔Lが保たれるように、排紙トレイ12上に用紙が積載される毎に、排紙トレイ12を下降させてやる制御がなされる。
【0009】
基本的には、間隔Lが正確に保持されるような制御が考えられるが、実際には、整列に影響がない程度の量だけ、用紙が積載される毎に、排紙トレイ12を下降させるとう間欠的な下降が行なわれ、従って、間隔Lは所定の許容値の範囲で一定に維持されるように制御されている。このように、排紙トレイ12は、用紙の積載量の増加に応じて、間欠的に下降する動作をくり返しながら用紙を受け取る。 このような場合において、排紙ローラ3のニップ部から上記所定の許容値を含んだ間隔Lだけ下方の、排紙トレイ12の最上面(用紙がある場合は用紙の最上面、用紙がない場合は排紙トレイの上面)が、基準の用紙受け位置となる。
【0010】
ところで、用紙積載装置がスティプル装置と組み合わされている場合には、モードにより、排紙トレイ12が排紙ローラ3から受け取るべき用紙の態様として、非スティプル紙だけの場合もあるし、スティプル紙だけの場合、或いは非スティプル紙とスティプル紙との混合形態など、種々の態様があり得る。そして、これらの用紙の積載状態は、排紙トレイ12上から用紙を抜き取らない限り、維持される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
▲1▼排紙トレイ12上に積載される用紙は、スティプル紙、非スティプル紙に拘らず、上に凸或いは下に凸に、量の大小はともかくカールしているのが一般的である。例えば、上に凸にカールした非スティプル紙が排紙トレイ12上に積載されていくと、一枚一枚のカールが累積されて部分的に大きな盛り上がり部を形成するようになる。
【0012】
このような状態になると、たとえ排紙トレイが基準の用紙受け位置を中心に制御されていたとしても、新たに送り出された用紙は、上記盛り上がり部に乗り上げたままとなり、この乗り上げた用紙の後端は後端フェンスに向けて摺動することができない。このため、用紙の未整列な状態が生じる。このようにカールによる盛り上がり部に乗り上げた用紙の前端側は当然排紙トレイの開放端側にずれている。
【0013】
このようにずれた用紙があるとき、さらに次用紙が送り込まれたとすると、該次用紙の先端側(下流側)は上記ずれた用紙に重なり、かつ、該ずれた用紙と共に摩擦により連れ移動して、さらに整列を乱し、あるいは、極端な場合には、排紙トレイ12から用紙が落下してしまう。
【0014】
このようなカールに起因する整列の乱れは、スティプル紙の場合にも同様に生ずる。例えば、上記次用紙に相当する用紙がスティプル紙の場合には該スティプル紙は束状で剛性があるので、カールによる盛り上がり部に乗り上げている未整列なステープル紙に突き当たって押し動かして、排紙トレイ12上から落下させたり、或いは、新たに送り出される次用紙の先端部がカールによる盛り上がり部にぶつかり排紙ローラ3に巻き込まれたり、整列を乱されたりする。
【0015】
▲2▼上記したように、排紙トレイ12の基準の用紙受け位置は、カール等していない通常の用紙や、スティプル処理された用紙であっても排紙ローラに対向する部位以外の部位にスティプル針が打たれたようなものを想定して設定されていて、排紙トレイの基準の用紙受け位置を設定制御するためのセンサによる用紙の最上面の検知位置は排紙ローラの対向位置からずれている。
【0016】
このため、スティプル紙のスティプル部(針による綴じ部)が用紙の後端側、つまり針の部位が排紙ローラ3側に位置するものであったり、或いは、カールした用紙についてそのカールの部位が排紙ローラ3側にあるものでは、そのような用紙が排紙トレイ上に積載されていくと、最初のうちは、用紙の最上面と排紙ローラとの距離は間隔Lを維持しているものの、用紙の積載量が増すにつれて、上の凸のカールでは該カールが累積して上に大きな盛り上がりを形成し、或いは下に凸のカールでは該カールの部位が大きく跳ね上り、該盛り上がり部の最上部及びその近傍部が間隔Lよりも小さい値になる。
【0017】
或いは、スティプル用紙においては、針の厚さが綴じ部数の数だけ累積されるので、針の部位の上に乗る用紙が大きく持ち上げられ、或いは上に凸に膨らみ、このように変位した部位の最上面と排紙ローラ3との間隔についても、間隔Lよりも小さい値となる。
【0018】
このように、カール紙、スティプル紙の何れにおいても、排紙ローラ3との間隔が小さくなっていき、遂にはカールした用紙の最上面部及び最上面部近傍の用紙の後端側部分と排紙ローラとが、或いはスティプル紙では針の部位と排紙ローラ3とが摺接するようになる。このように摺接状態となると、排紙ローラ3が用紙を巻き込んでスタック性を悪くしたり、排紙ローラ3の負荷が増大し、また、用紙を傷つけ、極端な場合には、排紙ローラ3が削れたり、過度の負荷を受けて排紙ローラ3が回転しなくなる等の問題を生じる。或いは、スティプル紙では排出されようとしている用紙の先端が、すでに積載されている用紙の針による盛り上がり部にぶつかり、押出してしまい落下させることもある。
【0019】
本発明の目的は、このような排紙トレイ上に積載された用紙のカールや、スティプル紙の針の厚さなどに起因して生じる、整列の乱れや、回転する排紙ローラと用紙との接触に起因する上記の不具合を回避することのできる用紙積載装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記目的を達成するため、以下の構成とした。
【0021】
(1) 排出される用紙を積載する、昇降可能な排紙トレイと、この排紙トレイの上方に配置され、用紙を前記排紙トレイに送り出す排紙ローラを具備し、前記排紙トレイが前記排紙ローラから所定量、下方に離間した基準の用紙受け位置で前記排紙ローラからの用紙を受け取る用紙積載装置において、前記排紙ローラより前記排紙トレイ上に排紙されて積載された用紙の積載量が所定の積載量に達したとき、前記排紙トレイを前記基準の用紙受け位置から一定量下降させ、用紙受け位置を前記基準の用紙受け位置よりも下方にし、少なくとも次の用紙を受けることとし、かつ、前記排紙トレイが前記排紙ローラから受け取る用紙がスティプル紙であるとき、前記所定の積載量を規定する判断基準を用紙束の綴じ部数と綴じ枚数とし、綴じ枚数が所定の枚数より少なく、前記排紙トレイに排出される綴じ部数が所定の部数より多くなったときに前記排紙トレイの用紙受け位置を前記基準の用紙受け位置から一定量下降させることとした(請求項1)。
【0022】
(2) (1)記載の用紙積載装置を備えた画像形成装置とした(請求項2)。
【0023】
(3) (2)記載の用紙積載装置を備えた用紙後処理装置とした(請求項3)。
【0027】
【発明の実施の形態】
(一)用紙後処理装置の全体構成
図1〜図9により本発明の実施に適する用紙積載装置の全体構成および動作の概要を説明する。図1において、符号600は複写機等(図示されず)から排出される記録用の用紙を仕分け、丁合、ステープル処理する用紙後処理装置の一例としてのフィニッシャーを示している。このフィニッシャー600について、複写機等からの用紙排出搬送路入口には用紙の進行方向順に、入口センサ36、入口ローラ1および分岐爪8が設けられている。この分岐爪8の回動による位置の切り換えにより、排紙トレイ12側へ送られる用紙と、スティプル装置11側へ送られる用紙とが分けられる。
【0028】
排紙トレイ12に向かう搬送路には、一対の上搬送ローラ2a、2b、用紙の先端および後端を検知する排紙センサ38、一対の排紙ローラ3、寄せローラ7、紙面レバー13、紙面センサ32、33(図7(a)、図7(b)参照)等が配置されている。
【0029】
スティプル装置11方向へ向かう搬送路には、下搬送ローラ4a、4b、排紙センサ37、紙送りローラ(ブラシローラ)6などが配置されている。べルトで連結された下搬送ローラ4aと下搬送ローラ4bについては、後述する搬送モータ54により駆動され、排紙トレイ12は後述する上下モータ23、シフトモータ52により適宜、上下(図1中での上下)、左右(図1中での紙面を貫く方向)に移動されるようになっている。
【0030】
このスティプル装置11は図2に示すように、スティプルトレイ62の下側に設けられている。図1、図2に示すように、スティプルトレイ62には用紙の整合を行うためのジョガーフェンス9a、9b、戻しローラ5、ジョガーフェンス9a,9bの背後位置にスティプル処理された(綴じられた)用紙束を排出するための放出ベルト10がそれぞれ配置されている。ジョガーフェンス9a,9bは図2に示すようにジョガーモータ26によりジョガーベルト49を介して駆動され、戻しローラ5は戻しソレノイド30により揺動運動するように構成されている。
【0031】
図2では省略されているが、ジョガーフェンス9a,9bの下側には図3、図4に示すように、用紙の下側を受け止めるための後端フェンス19が設けられている。
【0032】
図4に示すようにスティプル装置11はスティプルベルト50に取り付けられていて、スティプラ移動モータ27の回転よるスティプルベルト50の移動に応じて横方向(図1の紙面を貫く方向)に移動する。図1、図2において排紙センサ37は用紙の後端を検知する。戻しソレノイド30は排紙センサ37の後端検知信号に基づくオン命令を受けて戻しローラ5を作動させる。戻しローラ5は用紙の後端に打ち当て可能な位置に配置されていて、用紙を揃える。
【0033】
図6を参照して、この用紙後処理装置に内蔵される制御手段としてのマイクロコンピュータを用いた回路構成について説明する。用紙後処理装置内の各スイッチおよび各センサなどからの信号は、I/Oインターフェース60を介してCPU70に入力されるようになっている。CPU70は入力された信号に応じて、上下モータ23、シフトモータ52、分岐ソレノイド53、戻しソレノイド30、搬送モータ54、排紙モータ55、スティプルモータ56、放出モータ57、ステープラ移動モータ27、ジョガーモータ26を駆動させる。
【0034】
搬送モータ54のパルス信号はCPU70に入力されてカウントされ、このカウントに応じて戻しソレノイド30が制御される。用紙の整列にかかる整合制御手段は、CPU70およびCPU70を動かす種々のオペレーションプログラムにより構成される。
【0035】
(二)用紙後処理装置の動作
〔通常モード〕
上記構成において、先ず、スティプル処理を行わない通常モードが選択された場合の動作について説明する。図1において、コピー済みの用紙が入口ローラ1により受け入れられ、分岐爪8の進路制御により排紙トレイ12に直接向かう進路に従い進み、上搬送ローラ2a,2bで送られ、一対の排紙ローラ3により排出される。
【0036】
図1、図7(a)、図8、図9に示すように、排紙トレイ12の積載面上にはスポンジ状の材料からなる寄せローラ7が揺動可能に自重で接している。排紙トレイ12上に送り出された用紙は、傾斜面に沿って滑り落ち、下側が寄せローラ7に挾まれると、寄せローラ7により送りをかけられて下方向に向かい用紙受け止め手段としての後端フェンス29(図7(a)参照)に突き当てられて縦方向(用紙送り方向)での整合が行われる。ここで、寄せローラ7は用紙に送りをかけるために回転しているが、排紙センサ38が用紙の後端を検知したときに回転速度が減速され、スタック性を向上するようにしている。
【0037】
こうして、順次、コピー済みの用紙が排紙トレイ12上に次々と排出されてくる。すると積載された用紙の最上面が上昇していく。積載された用紙の最上面には、図7(a)に示すように軸13aに揺動自在に支持された紙面レバー13の一端側が自重で接するように設けられており、この紙面レバー13の他端側はフォトインタラプタからなる紙面センサ33により検知されるようになっている。紙面センサ33はスティプル処理を行わない通常モードにおける排紙トレイの上下位置を制御するためのものであり、また、紙面センサ32はスティプルモードにおいて、同様の制御を行うためのものである。
【0038】
紙面レバー13は、支点を中心にして自重によるモーメントで回動するようになっていて、排紙トレイ12が下降したとき、該紙面レバー13の上側の自由端部は紙面センサ32又は紙面センサ33をオンさせる位置で回動を止めるようにするストッパ手段を設けている。このストッパ手段は、通常モードでは紙面センサ33の位置で係止してオンにさせ、スティプルモードでは紙面センサ32の位置で係止してオンさせる。排紙トレイ12上に用紙が積載されていくと、紙面レバー13の下側の自由端部が押し上げられる。紙面センサ32又は紙面センサ33を外れるとオフになる。
【0039】
ここでは、通常モードであるので、用紙が1枚ずつ排出される毎に用紙の積載面が上昇し、紙面レバー13の自由端部が紙面センサ33を外れる毎に、上下モータ23が駆動されて紙面センサ33がオンになるまで排紙トレイ12を下降させる制御が行われる。
【0040】
これにより、用紙の排紙トレイ12上での着地位置の条件は、図10に示すように、排紙ローラ3と排紙トレイ12(用紙の最上面)との間隔がLという一定の値を基準して制御される。図10では排紙トレイ12上に用紙がない場合を例示しているが、用紙が積載された場合でも、その用紙の最上面から排紙ローラ3までの離間の距離は、間隔Lを基準に制御される。このように排紙ローラ3から所定の間隔Lをおく排紙トレイ12の位置を基準の用紙受け位置と称し、カール等特殊な態様で送り出される用紙以外の普通の状態の用紙を受ける位置として適切な位置として設定された位置である。
【0041】
通常モードで用紙が1枚ずつ排出される場合と、スティプルモードでスティプル処理された用紙が排出される場合とでは、排紙の条件が異なるので当然のことながら、基準の用紙受け位置は異なる。このことは、紙面センサ32と33とで位置を異ならせていることからも明らかである。
【0042】
また、ソート及びスタックモードでは、複写機本体のコントロールパネルから出力される仕切信号により排紙トレイ12をシフトモータ52により横方向に所定量シフトさせ、積載位置を異ならせてジョブ終了まで仕分けを行う。また、ジョブ終了時には、用紙の取り出しに備え排紙トレイ12を30mm程度下降する。〔スティプルモード〕
次に、スティプルモードが選択され、スティプル処理を行なうときの動作について説明する。スティプルモートが選択されると、図2にも示すようにジョガフェンス9a,9bはホームポジションより移動して、用紙幅よりも片側で7mm程度離れた位置で待機する。図1において、用紙が搬送モータ54によって駆動されると、下搬送ローラ4a,4bによって搬送され、用紙の後端が排紙センサ37を通過すると、ジョガーフェンス9a,9bが待機位置から5mm内側にジョギング(図2の黒矢印方向の運動)を行なう。
【0043】
また、排紙センサ37は用紙後端通過時点で、この用紙の後端通過を検知し、その信号をCPU70に入力し、CPU70はこの信号の受信時点から、搬送モータ54からの発振パルスをカウントし、所定パルス発振後に戻しソレノイド30をオンさせる。
【0044】
戻しローラ5は戻しソレノイド30のオン・オフにより揺動運動し、オン時には用紙を叩いて下方向に戻し、後端フェンス19に突き当てて用紙の紙揃えを行なう。このとき、入口センサ36(あるいは排紙センサ37)を通過するたびにその信号がCPU70に入力されて、スティプルトレイ62に収納されている用紙の枚数がカウントされる。
【0045】
戻しソレノイド30がオフされて所定時間経過後、ジョガーフェンス9a,9bはジョガーモータ26によって2mm内側に移動させられて一旦停止し、横揃えが終了する。ジョガーフェンス9a,9bはその後7mm戻り、次の用紙を待つ。この動作を最終頁まで行う。最終頁では再び7mmのジョギングを行い、用紙束の両端をおさえて、スティプル動作に備える。その後、所定時間後にスティプル装置11が作動し、綴じ処理が行われる。このとき、複数綴じが指定されていれば、1個所の綴じ処理が終了した後、スティプル移動モータ27が駆動され、スティプル装置11が用紙後端に沿って適正位置まで移動され、2個所目の綴じ処理が行われる。
【0046】
綴じ処理が終了すると、図5に示す放出モータ57が駆動されることにより放出ベルト10が駆動される。このとき、排紙モータ55も駆動され、放出爪10aにより持ち上げられた用紙束を受け取るべく回転し始める。このとき、ジョガーフェンス9はサイズおよび綴じ枚数により動作が異なるように制御される。
【0047】
例えば、綴じ枚数が設定枚数よりも少ないあるいは、設定サイズよりも小さい場合にはジョガーフェンス9a,9bにより用紙束を押さえながら放出爪10aにより用紙束後端を引っ掛けて搬送する。そして、放出ベルトホームセンサ39より所定パルスだけカウントした後にジョガーフェンス9a,9bを2mm退避させてジョガーフェンス9a,9bによる用紙への拘束を解除する。この所定パルスは放出爪10aが用紙束後端に衝突してからジョガーフェンス9a,9bの先端を抜ける間で設定されている。
【0048】
また、綴じ枚数が設定枚数よりも多い、あるいは設定サイズよりも大きい場合には、予め、ジョガーフェンス9a,9bを2mm退避させて放出を行う。いずれの場合も、用紙束がジョガーフェンス9a,9bを抜けきると、ジョガーフェンス9a,9bは更に5mm移動して待機位置に復帰し、次の用紙に備える。なお、用紙に対するジョガーフェンス9a,9bの距離により拘束力を調節することも可能である。以上の1連の動作をラストジョブまで繰り返し行う。
【0049】
図7(a)に示すように排紙トレイ12は上下リフトベルト48により吊るされている。上下リフトベルト48はギヤ列およびタイミングベルトを介して上下モータ23により駆動され、上下モータ23の正転または逆転により上昇または下降する。
【0050】
排紙トレイ12のホームポジション(HP)基準の用紙受け位置であり、前記したように、上下方向に回動可能な紙面レバー13と紙面センサ32、33(通常モード時は紙面センサ33、スティプルモード時は紙面センサ32)により検知されて設定される位置である。
【0051】
何れのモードにおいても、それぞれのモードにおける基準の用紙受け位置で、排紙ローラ3からの用紙は排紙トレイ12上に排出され、用紙が積もる毎に排紙トレイ12は下降し、遂には下限センサ34により下限位置が検知される。また、排紙トレイ12の上昇時には排紙トレイ12が所定の上昇限界位置に達すると、図9に示すように排紙トレイ12の上面により寄せローラ7も押し上げられる。寄せローラ7は支点軸7aを中心にして揺動自在になっていて、排紙トレイ12が所定の上昇限界位置に達すると、揺動端部が排紙トレイの上限リミットスイッチ31を押してオンさせるようになっている。
【0052】
図8は上限リミットスイッチ31がオフの状態、図9は上限リミットスイッチ31がオンの状態をそれぞれ示す。図9に示すように上限リミットスイッチ31がオフの状態になると、上下モータ23の駆動を停止させ、排紙トレイ12のオーバーランによる破損を防止している。
【0053】
図4に示す後端フェンス19は、4個の部品で構成されている。フェンス19a,19bは固定タイプで排紙トレイ12に固定されている。フェンス19c,19dは移動タイプでスティプル装置11に設けられていて、スティプル装置11と一緒に移動する。
【0054】
(三)請求項に対応する説明
前記したように、排紙ローラ3と、排紙トレイ12上に積載された用紙とが接触した状態、或いは既に積載されている不整列な用紙と次に排紙される用紙との干渉等に起因して不具合が生じていたので、以下に述べるように、このような不具合が発生する前の一定の積載状態を検知したときに、制御手段によって、排紙トレイ12をこのような不具合が発生しないような位置に向けて下降させ、つまり、基準の用紙受け位置から下降させ、この下降の途中、下降停止、下降後の上昇の途中の位置で次の用紙を受けるようにしている。これら何れの位置も上記不具合が発生しない位置であることはいうまでもない。このような制御を行なう制御手段としては、図6に示した構成のものを用いる。
【0055】
以下の例では、用紙積載装置は、排紙トレイ12と、排紙ローラ3と、この排紙ローラ3の直前に設けられた排紙センサ38、排紙センサ38よりも上流位置に設けられていて排紙可能な用紙の排紙トレイへの進行のための何らかの変化を確認できる手段(放出ベルトホームセンサ37或いは入口センサ36相当)及びこれらを駆動するモータ等の駆動系、これらを一定の手順で制御する図6に示したCPU70を主とする制御手段(以下単に制御手段という)を含むフィニッシャー600、等からなる。このような構成を備えた用紙積載装置であれば、用紙を積載するための装置として、ファクシミリ、複写機、等用紙を排出する装置に付帯させて広く用いることができる。
【0056】
例1
図10により説明する。この例では、排紙トレイ12上に積載される用紙の積載量が所定の積載量に達したときに、排紙トレイ12を基準の用紙受け位置、つまり間隔Lの位置から所定量下降させた位置、間隔L1の位置で次の用紙を受けることとした。ここで、所定の積載量とは、カールや、針の厚さ等の影響により、用紙の後端が排紙ローラ3に接触したり、整列が乱されたりする状態になる前の積載量の範囲で任意に定め得る積載量をいう。
【0057】
このような所定の積載量に達したら、排紙トレイ12を基準の用紙受け位置から距離L1下降させる。この距離L1が、排紙トレイ12を基準の用紙受け位置から下降させる所定量に相当する。この所定量下降後の排紙トレイ12の位置を2点鎖線で示す。距離L1の具体的な値は、積載される用紙のカールや、針の厚さなどから個別的に設定される。設定の基準としては、既に積載されている用紙の後端部がカールや針の厚さ等の影響により排紙ローラ3と接触する状態から離間した状態となり、或いは、次に排紙ローラ3から送り出される用紙が、既に積載されている用紙の膨らみを十分に乗り越えて、適正な整列に支障を及ぼさなくなる状態が得られる程度を考慮して定める。また、次の用紙を受けるタイミングとして、排紙トレイ12の下降の途中、下降後停止した状態、下降後上昇する過程、等が考えられるので、このうちのどれを選択するかも考慮して定める。
【0058】
この例では、基準の用紙受け位置を基準として下降させるので、所定量L1下降させて少なくとも次の用紙(或いは次の次の用紙…)を受けてから、排紙トレイ12を所定の用紙受け位置までまた上昇させる。このように、一旦上昇させてから下降させるのは、下降した位置で用紙を受けることにより、排紙トレイ12上の用紙の最上面の位置が変化しているので、次の回での所定の下降量を正しく設定するためである。
【0059】
また、少なくとも次の用紙を受けてから上昇させるとしたのは、綴じ枚数の大きいスティプル紙の場合には排紙トレイ12は、次の用紙を受けてから直ちに上昇させる場合があろうし、非スティプル紙の場合には有る程度の枚数を受けてから上昇させることが考えられるので、最低限、次の用紙を受けたら上昇させる場合があることをあきらかにするためである。
【0060】
さらに、排紙トレイ12上には、スティプル紙だけ、非スティプル紙だけ、スティプル紙と非スティプル紙との組合せ、等の種々の態様で用紙が積載されることが想定される。カールによる影響の度合いは、スティプル紙、非スティプル紙に拘らず、用紙の枚数に関係すると考えられ、従って、カールに関しては非スティプル紙では部数(=枚数)と関係すると考えてよい。針の厚さによる影響は、スティプル紙特有の問題であり、綴じ枚数と部数(=枚数)と関係する。
【0061】
従って、上記所定の積載量を設定する際には、これらの要素、つまり、用紙の枚数、綴じ部数、綴じ枚数についての数量を考慮して下降をさせるか否かの閾値を定める。本例は、以下に説明する▲2▼▲3▼▲4▼▲5▼▲6▼の各例における技術的思想を包含する上位概念としての技術的思想にかかるものと位置付けられる。
【0062】
参考例1
この例は、排紙トレイを基準の用紙受け位置から下降させた位置で受けるようにする位置の切り換えの判断基準として規定される所定の積載量が、用紙の枚数を考慮して定めた場合である。
【0063】
この場合の排紙トレイの下降制御の手順を主として図11、図12、図18により説明する。図11は用紙後処理のためのメインプログラムのうち、本例に関係する一部だけを抜き出して示したもので、用紙カウント制御のサブルーチン〈R1〉と、トレイ下降制御のサブルーチン〈R2〉が順に実行される。サブルーチン〈R2〉が実行されるとサブルーチンR1の上流に戻り、また、サブルーチンR1が実行されるというサイクルが繰り返される。このような制御は、前記した図6に示した制御手段により実行される。図11におけるサブルーチンR1の内容を図12、サブルーチンR2の内容を図17に示す。本例は、前記通常モードでも、スティプルモードでも実行可能である。
【0064】
図11におけるサブルーチン〈R1〉の内容は、図12に示す枚数カウント制御のルーチンとして実行され、図11におけるサブルーチン〈R2〉の内容は、図18に示すトレイ下降制御のルーチンとして実行される。
【0065】
図12に示すフローを説明する。
先ず、ステップ〈1〉で、トレイ制御フラグが「1」かどうかの判断がなされる。「1」の場合には「yes」のルートをとり、「リターン」で本フローを抜け、サブルーチン〈R2〉に進む。
【0066】
なお、本発明にかかる排紙トレイ下降の制御モードの最初は全てのフラグはクリアされている。本発明にかかる排紙トレイ下降の制御モードを解除しなければ、該排紙トレイ下降の制御モードのなかで、通常モードとスティプルモードを連続して行なうこともできる。通常モードとスティプルモードを連続して行なう場合には、排紙トレイ12上には、スティプル紙と非ステイプル紙との混在がおこる。 以下に説明する各例において、図12のケースに準じて処理するルーチンもあるが、それらのルーチンでは、このような混在の場合も考慮して枚数カウンタの値と比較される所定の枚数(図16におけるX、図17におけるA,A’)や、綴じ部数カウンタの値と比較される所定の部数(図16におけるK)、所定の綴じ部数(図17におけるB,B’)等を設定するものとする。
【0067】
本発明にかかる排紙トレイ下降の制御モードの最初は、トレイ制御フラグは「0」である。よって、ステップ〈1〉では「no」のルートをとり、ステップ〈2〉へ進む。ステップ〈2〉では、排紙センサ38によりオフからオンに変化したときをとらえて用紙の通過を検知している。1回の通紙により1枚の通紙があったとは限らない。1回の通紙で、通常モードでは1枚の用紙、スティプルモードでは1束の用紙、つまり綴じ部数1に含まれる綴じ枚数分の用紙の通過がある。
【0068】
ステップ〈2〉で排紙センサ38のオフからオンへの変化による通紙の確認がなければ、「no」のルートをとり、当該フローを抜ける。排紙センサ38のオフからオンへの変化による通紙の確認があれば、図6に示した制御手段が具備する枚数カウンタに通紙枚数をカウントアップしていく。通常モードであれば、1回の通紙は用紙が1枚通過したことを意味するので1を積算し、スティプルモードでは1回の通紙は綴じ枚数分の用紙が通過したことを意味するので1回の通紙毎に綴じ枚数を積算していく。
【0069】
ステップ〈2〉で排紙センサ38がオフからオンに切り替わったものと判断されると、「yes」のルートをとり、ステップ〈3〉に進む。ステップ〈3〉では、枚数カウンタの積算値(排紙トレイ12に積載される用紙枚数)と所定の枚数Xとの比較がなされる。
【0070】
枚数カウンタの積算値は、ユーザーが排紙トレイ12から用紙を取り除き、排紙トレイ12が基準の用紙受け位置に向けて上昇する際に、上昇に要する時間をカウントし、一定時間上昇したら、クリアする。ここで、上記の一定時間は例えば、カールによる不具合や、針による不具合が発生しないような積載残量となるように排紙トレイ12上の用紙が取り除かれたときに要する排紙トレイ12の上昇所要時間から決める。
【0071】
所定の枚数Xは、カールに起因して生ずる前記したような用紙の不整列や、用紙の排紙ローラ3との干渉などが初めて生じるであろうとされる値として設定されている。枚数カウンタの積算値が一度所定の枚数Xを超えると、もはや、基準の用紙受け位置では排紙トレイ12上に用紙を受けいれることができない。本例では、以後は、排紙トレイ12を基準の用紙受け位置よりも下降させた位置で用紙を受け取るようにしている。
【0072】
そのため、ステップ〈3〉では、枚数カウンタの積算値が所定の枚数Xに達したかどうかを監視している。ステップ〈3〉で、枚数カウンタの値が所定の枚数X未満ならば「no」のルートをとり、排紙トレイ12は基準の用紙受け位置で用紙を受け取る(後述する図18のステップ〈7〉)。
【0073】
ステップ〈3〉で枚数カウンタの値が所定の枚数Xに達していると判断されると「yes」のルートをとり、ステップ〈4〉でトレイ制御フラグを1にセットし、さらにステップ〈5〉で、排紙トレイ12の下降時間をカウントするトレイ下降カウンタをリセットする。
【0074】
図18に示すフローを説明する。
図12におけるステップ〈3〉で枚数カウンタが所定の枚数Xになるまでは、図18のステップ〈6〉のチェック時点でトレイ制御フラグはクリアされたままであるからnoのルートを進み、排紙トレイ12はステップ〈7〉で基準の用紙受け位置での用紙の受け取りを繰り返し行なう。これは通常動作と称されるものであり、所定の基準位置にあり、紙面センサ32或いは33により一定幅で制御される。
【0075】
このようなステップ〈7〉の通常動作をまわるルーチンにより、枚数カウンタの積算値が増えていき、図12のステップ〈3〉で枚数カウンタが所定の枚数X以上になると、前にも述べたように、ステップ〈4〉でトレイ制御フラグを1にして図18のステップ〈6〉に進むので、図18に示すステップ〈6〉では、[yes]のルートをとり、ステップ〈8〉に進む。
【0076】
ステップ〈8〉では、トレイ下降フラグが1かどうかをチェックする。最初はトレイ下降フラグはクリアされているので、「no」のルートをとり、ステップ〈9〉のトレイ下降のサブルーチンに進む。このトレイ下降のサブルーチンでは上下モータ23が駆動されて排紙トレイ12の下降が開始される。排紙トレイ12の下降開始と同時に下降カウンタが下降時間のカウントを開始する。かつ、ステップ〈10〉でトレイ下降フラグが1にセットされリターンへ抜ける。
【0077】
こうして排紙トレイ12が下降を始めるとステップ〈10〉でトレイ下降フラグがセットされたいることから、次からはステップ〈8〉で「yes」のルートをとり、ステップ〈11〉でトレイ下降カウンタによる時間のカウント値が所定値mと比較チェックされる。トレイ下降カウンタは図6に示した制御手段の中のタイマであり、5ms毎にカウントしていく。排紙トレイ12は、このカウント値が時間の閾値mになるまで、下降を継続する。
【0078】
排紙トレイ12が下降したときに、前記排紙センサ38で通紙が検知された用紙が排紙トレイ12に受け入れられる。閾値mの具体値は、通紙された用紙の搬送速度、排紙トレイ12の下降速度、排紙センサ38から排紙トレイ12までの距離(用紙の盛り上がりの度合いも考慮して排紙トレイ12のどの高さ位置で用紙を受けるか)等の兼ね合いで設定される。このように、値mの設定のしかたによっては、排紙トレイ12が下降の途中、停止、或いは上昇中のいずれにおいて用紙を受けることも可能である。
【0079】
ステップ〈11〉でトレイ下降カウンタのカウント値が値m以上になると、ステップ〈11〉で「yes」のルートをとり、ステップ〈12〉でトレイ上昇フラグのセットをチェックする。最初はクリアされているので、ステップ〈13〉へ進み、ここでトレイストップのサブルーチンが実行されて排紙トレイ12は下降を停止する。次いで、ステップ〈14〉でトレイ上昇のサブルーチンが実行されて排紙トレイ12は上昇を始め、かつ、ステップ〈15〉でトレイ上昇フラグをセットしてリターンへ抜ける。
【0080】
排紙トレイ12が下降することで紙面センサ32又は紙面センサ33はオンとなっているが、上昇により紙面センサ32又は紙面センサ33がオフとなることで排紙トレイ12の上昇は停止する。つまりステップ〈16〉で紙面センサがオフになったかどうかがチェックされていて、オフになると、ステップ〈17〉に進み、トレイの上昇を停止させるのである。このように、ステップ〈17〉において、排紙トレイ12を基準の用紙受け位置まで上昇させるのはこの位置で用紙を受けるためではなく、用紙の受入れによって、既に用紙の最上位レベルが変化しているので、次の用紙の受け入れに際して下降させるときの基準位置を設定するためである。
【0081】
参考例2
この例は、スティプルモードが設定されているとき、排紙トレイが用紙を受ける位置を、基準の用紙受け位置でなく、この基準の用紙受け位置から下降した位置で受けるようにするという位置の切り換えの判断基準としての所定の積載量を、スティプル処理された用紙束の綴じ枚数を考慮して定めるときの制御手順に関する。
【0082】
本例における排紙トレイの下降制御は、図11に示すフローにより行なわれる。図11における用紙カウント制御のサブルーチン〈R1〉の内容は図13に示すスティプルカウント制御のフローにより行なわれる。また、図11におけるトレイ下降制御のサブルーチン〈R2〉の内容は、図18に示すトレイ下降制御のフローを用いて実行される。つまり、図13に示すフローと図18に示すフローの組合せにより本例の制御が実行される。図18に示す制御の内容については、既に説明してあるので、以下では主として図13のフローについて説明する。
【0083】
図13において、プロセスの基本的な構成は図12と共通であり、排紙トレイ12を下降させる状態になったかどうかを定めるためのプロセスにかかる図12におけるステップ〈3〉に相当するプロセス(破線で囲んだ部位)を、図13では、ステップ〈3−1〉、ステップ〈3−2〉、ステップ〈3−3〉の各ステップの組合せからなるプロセス(破線で囲んだ部位)でおき代えた構成としている点が相違する。
【0084】
これ以外は、図12におけるプロセスと図13におけるプロセスは全く同様である。つまり、図12におけるステップ〈1〉、ステップ〈2〉、ステップ〈4〉、ステップ〈5〉はそれぞれ図13おけるステップ〈1−▲3▼〉、ステップ〈2−▲3▼〉、ステップ〈4−▲3▼〉、ステップ〈5−▲3▼〉にそれぞれ対応する。
【0085】
そこで、説明の重複を避けるため、図13のうち、破線で囲んだ部位のプロセスを中心に説明する。
本例では図13において、排紙センサ38がオフからオンに切り替わることで通紙が検知され、つまり、ステップ〈2−▲3▼〉で「yes」と判断されるとステップ〈3−1〉に進む。ここで、排紙センサ38における1回の通紙で1束の用紙、つまり綴じ部数1に含まれる綴じ枚数分の用紙の通過がある。排紙センサ38のオフからオンへの変化による通紙の確認があれば、図6に示した制御手段が具備する枚数カウンタに通紙枚数をカウントアップしていく。スティプルモードでは1回の通紙は綴じ部数1に含まれる綴じ枚数分の用紙が通過したことを意味するので1回の通紙毎に綴じ枚数を積算していく。
【0086】
枚数カウンタの積算値は、ユーザーが排紙トレイ12から用紙を取り除き、排紙トレイ12が基準の用紙受け位置に向けて上昇する際に、上昇に要する時間をカウントし、一定時間上昇したら、クリアする。ここで、上記の一定時間は、カールによる不具合や、針の厚さによる不具合が発生しないような積載残量となるように排紙トレイ12上の用紙が取り除かれたときに要する排紙トレイ12の上昇所要時間から決める。
【0087】
ステップ〈3−1〉では、当該スティプルモードにおいて設定されている綴じ枚数と、予め設定されている所定の綴じ枚数Wとの比較がなされる。この所定の綴じ枚数Wは、スティプル処理している針の厚さに起因して生ずる前記したような用紙の不整列が生じるか生じないかの閾値としての綴じ枚数として設定されている。スティプルモードで設定された綴じ枚数が所定の綴じ枚数W以上であれば、針の影響を無視してよい。所定の綴じ枚数W未満なら針の影響を無視できない。 ステップ〈3−1〉で綴じ枚数が所定の綴じ枚数W未満と判断されたときは、「no」のルートをとり、ステップ〈3−2〉へ進む。ステップ〈3−1〉で綴じ枚数が所定の綴じ枚数W以上と判断されたときは、「yes」のルートをとり、ステップ〈3−3〉へ進む。
【0088】
ステップ〈3−2〉では、枚数カウンタの値と所定の枚数αとが比較される。所定の枚数αは綴じ枚数を考慮して定めた値であり、枚数カウンタの値をモードで設定された綴じ枚数で除せば、針の数がわかる。針の影響が顕在化する針の数は経験的に既知であるので、針の影響が初めて表われるときの枚数を所定の枚数αとして設定している。よって、ステップ〈3−2〉で枚数カウンタの値が所定の枚数αに達するまでは図18における通常動作を行なうべくリターンへ抜け、ステップ〈3−2〉で枚数カウンタの値が所定の枚数αに達したら排紙トレイ12の下降制御を行なうべく、ステップ〈4−▲3▼〉に進む。
【0089】
ステップ〈3−3〉では、枚数カウンタの値と所定の枚数βとが比較される。所定の枚数βはカールによる影響を主として考慮し定めた値であり、綴じ枚数が所定の綴じ枚数W以上であってカールの影響が顕在化するときの枚数は経験的に既知であるので、カールの影響が始めて表われるときの枚数を所定の枚数βとして設定している。よって、ステップ〈3−3〉で枚数カウンタの値が所定の枚数β未満では図18における通常動作を行なうべくリターンへ抜け、ステップ〈3−3〉で枚数カウンタの値が所定の枚数βに達したら排紙トレイ12の下降制御を行なうべく、ステップ〈4−3〉に進む。以後の制御は、前記した図12と図18の組合せにかかるプロセスの例に準ずる。
【0090】
参考例3
この例は、スティプルモードが設定されているとき、排紙トレイが用紙を受ける位置を、基準の用紙受け位置でなく、この基準の用紙受け位置から下降した位置で受けるようにするという位置の切り換えの判断基準としての所定の積載量を、スティプル処理された用紙束の綴じ部数を考慮して定めるときの制御手順に関する。
【0091】
本例における排紙トレイの下降制御は、図11に示すフローにより実行される。図11における用紙カウント制御のサブルーチン〈R1〉の内容は図14に示すスティプルカウント制御のフローで行なわれる。また、図11におけるトレイ下降制御のサブルーチン〈R2〉の内容は、図18に示すトレイ下降制御のフローを用いて行なわれる。つまり、図14に示すフローと図18に示すフローの組合せにより本例の制御が実行される。図18に示す制御の内容については、既に説明してあるので、以下では主として図14のフローについて説明する。
【0092】
図14において、プロセスの基本的な構成は図12と共通であり、排紙トレイ12を下降させる状態になったかどうかを定めるためのプロセスにかかる図12におけるステップ〈3〉に相当するプロセス(破線で囲んだ部位)を、図14では、ステップ〈3−4〉からなるプロセス(破線で囲んだ部位)でおき代えた構成としている点が相違する。
【0093】
これ以外は、図12におけるプロセスと図14におけるプロセスは全く同様である。つまり、図12におけるステップ〈1〉、ステップ〈2〉、ステップ〈4〉、ステップ〈5〉はそれぞれ図14おけるステップ〈1−▲4▼〉、ステップ〈2−▲4▼〉、ステップ〈4−▲4▼〉、ステップ〈5−▲4▼〉にそれぞれ対応する。
そこで、説明の重複を避けるため、図14のうち、破線で囲んだ部位のプロセスを中心に説明する。
【0094】
本例では図14において、排紙センサ38がオフからオンに切り替わることで通紙が検知され、つまり、ステップ〈2−▲4▼〉で「yes」と判断されるとステップ〈3−4〉に進む。ここで、排紙センサ38における1回の通紙で1束の用紙、つまり綴じ枚数分の用紙の通過がある。排紙センサ38のオフからオンへの変化による通紙の確認があれば、図6に示した制御手段が具備する綴じ部数カウンタに通紙回数、つまり綴じ部数をカウントアップしていく。スティプルモードでは綴じ枚数が既知であるので、綴じ部数から針の数がわかる。
【0095】
綴じ部数カウンタの積算値は、ユーザーが排紙トレイ12から用紙を取り除き、排紙トレイ12が基準の用紙受け位置に向けて上昇する際に、上昇に要する時間をカウントし、一定時間上昇したら、クリアする。ここで、上記の一定時間は、針の厚さによる不具合が発生しないような積載部数の残量となるように排紙トレイ12上の用紙が取り除かれたときに要する排紙トレイ12の上昇所要時間から決める。
【0096】
ステップ〈3−4〉では、当該スティプルモードにおいて綴じ部数カウンタの積算値と、予め設定されている所定の綴じ部数Yとの比較がなされる。この所定の綴じ部数Yは、スティプル処理している針の厚さに起因して生ずる前記したような用紙の不整列が生じるか生じないかの閾値としての綴じ部数として設定されている。所定の綴じ部数Y未満であれば、針の影響を無視してよい。所定の綴じ部数Y以上なら針の影響を無視できない。
【0097】
綴じ部数カウンタの綴じ部数と所定の綴じ部数Yとを比較し、綴じ部数カウンタの値が所定の綴じ部数Yに達する前までは図18における通常動作を行なうべくリターンへ抜け、ステップ〈3−2〉で綴じ部数カウンタの値が所定の綴じ部数Yに達したら排紙トレイ12の下降制御を行なうべく、ステップ〈4−▲4▼〉に進む。以後の制御は、前記した図12と図18の組合せにかかるプロセスの例に準ずる。
【0098】
例1
この例は、スティプルモードが設定されているとき、排紙トレイが用紙を受ける位置を、基準の用紙受け位置でなく、この基準の用紙受け位置から下降した位置で受けるようにするという位置の切り換えの判断基準としての所定の積載量を、用紙の枚数と、スティプル処理された用紙束の綴じ部数を考慮して定めるときの制御手順に関する。本例は、スティプルモードと通常モードとが連続しておこなわれ、排紙トレイ12上にスティプル紙と非スティプル紙とが混在しているケースをも想定している。
【0099】
本例における排紙トレイの下降制御は、図11に示すフローにより行なわれる。図11における用紙カウント制御のサブルーチン〈R1〉の内容は図16に示すスティプルカウント制御のフローにより行なわれる。また、図11におけるトレイ下降制御のサブルーチン〈R2〉の内容は、図18に示すトレイ下降制御のフローにより行なわれる。つまり、図16に示すフローと図18に示すフローの組合せにより本例の制御が実行される。図18に示す制御の内容については、既に説明してあるので、以下では主として図16のフローについて説明する。
【0100】
図16において、プロセスの基本的な構成は図12と共通であり、排紙トレイ12を下降させる状態になったかどうかを定めるためのプロセスにかかる図12におけるステップ〈3〉に相当するプロセス(破線で囲んだ部位)を、図16では、ステップ〈3−8〉、ステップ〈3−9〉の各ステップの組合せからなるプロセス(破線で囲んだ部位)でおき代えた構成としている点が相違する。
【0101】
これ以外は、図12におけるプロセスと図16におけるプロセスは全く同様である。つまり、図12におけるステップ〈1〉、ステップ〈2〉、ステップ〈4〉、ステップ〈5〉はそれぞれ図16おけるステップ〈1−▲5▼〉、ステップ〈2−▲5▼〉、ステップ〈4−▲5▼〉、ステップ〈5−▲5▼〉にそれぞれ対応する。
【0102】
そこで、説明の重複を避けるため、図16のうち、破線で囲んだ部位のプロセスを中心に説明する。
本例では図16において、排紙センサ38がオフからオンに切り替わることで通紙が検知され、つまり、ステップ〈2−▲5▼〉で「yes」と判断されるとステップ〈3−8〉に進む。ここで、排紙センサ38における1回の通紙で1束の用紙、つまり綴じ部数1の用紙の通過がある。排紙センサ38のオフからオンへの変化による通紙の確認があれば、図6に示した制御手段が具備する綴じ部数カウンタに通紙部数をカウントアップしていく。
【0103】
綴じ枚数は本スティプルモード設定時に既知であり、綴じ部数は綴じ部数カウンタの積算値より既知であるのでこれらの値から用紙枚数を算出し、図6に示した制御手段が具備する枚数カウンタに用紙の枚数としてカウントアップしていく。
【0104】
これら枚数カウンタや綴じ枚数カウンタの積算値は、ユーザーが排紙トレイ12から用紙を取り除き、排紙トレイ12が基準の用紙受け位置に向けて上昇する際に、上昇に要する時間をカウントし、一定時間上昇したら、クリアする。ここで、上記の一定時間は、カールによる不具合や、針の厚さによる不具合が発生しないような積載残量となるように排紙トレイ12上の用紙が取り除かれたときに要する排紙トレイ12の上昇所要時間から決める。
【0105】
ステップ〈3−8〉では、枚数カウンタの積算値と予め設定されている所定の枚数Xとの比較がなされる。所定の枚数Xは、カールに起因して生ずる前記したような用紙の不整列や、用紙の排紙ローラ3との干渉などが初めて生じるであろうとされる値として設定されている。枚数カウンタの積算値が一度所定の枚数Xを超えると、もはや、基準の用紙受け位置では排紙トレイ12上に用紙を受けいれることができない。本例では、以後は、排紙トレイ12を基準の用紙受け位置よりも下降させた位置で用紙を受け取るようにしている。このため、ステップ〈3−8〉で枚数カウンタの値と所定の枚数Xとの比較をし、枚数カウンタの値が所定の枚数Xに達していれば、排紙トレイ12の下降制御を行なうべく、ステップ〈4−▲5▼〉に進む。
【0106】
また、ステップ〈3−8〉で枚数カウンタの値が所定の枚数X未満であると判断されることにより、カールによる影響がないと判断された場合でも、綴じ部数によっては、針の厚さの影響があることがあるので、この場合にはステップ〈3−9〉に進んで、綴じ部数カウンタの値と所定の綴じ部数Kとの比較をし、綴じ部数カウンタの値が所定の綴じ部数Kに達していれば、排紙トレイ12の下降制御を行なうべく、ステップ〈4−▲5▼〉に進むし、所定の綴じ部数K未満であれば綴じ部数カウンタの値が所定の綴じ部数Kに達するまでは図18における通常動作を行なうべくリターンへ抜ける。
【0107】
この所定部数Kは、スティプル処理している針の厚さに起因して生ずる前記したような用紙の不整列が生じるか生じないかの閾値としての綴じ部数として設定されている。以後の制御は、前記した図12と図18の組合せにかかるプロセスの例に準ずる。
【0108】
例2
この例は、スティプルモードが設定されているとき、排紙トレイが用紙を受ける位置を、基準の用紙受け位置でなく、この基準の用紙受け位置から下降した位置で受けるようにするという位置の切り換えの判断基準としての所定の積載量を、(イ)スティプル処理された用紙束の綴じ部数と、綴じ枚数とを考慮して定めるときの制御手順と、(ロ)用紙の枚数とスティプル処理された用紙束の綴じ部数と綴じ枚数とを考慮して定めるときの制御手順に関する。本例は、スティプルモードと通常モードとが連続しておこなわれ、排紙トレイ12上にスティプル紙と非スティプル紙とが混在しているケースをも想定している。
【0109】
(イ)のケース;
本例における排紙トレイの下降制御は、図11に示すフローにより行なわれる。図11における用紙カウント制御のサブルーチン〈R1〉の内容は図15に示すスティプルカウント制御のフローでおき代えて行なわれる。また、図11におけるトレイ下降制御のサブルーチン〈R2〉の内容は、図18に示すトレイ下降制御のフローを用いて行なわれる。つまり、図15に示すフローと図18に示すフローの組合せにより本例の制御が実行される。図18に示す制御の内容については、既に説明してあるので、以下では主として図15のフローについて説明する。
【0110】
図15において、プロセスの基本的な構成は図12や図14と共通であり、排紙トレイ12を下降させる状態になったかどうかを定めるためのプロセスにかかる図12におけるステップ〈3〉に相当するプロセス(破線で囲んだ部位)を、図15では、ステップ〈3−5〉、ステップ〈3−6〉、ステップ〈3−7〉の各ステップの組合せからなるプロセス(破線で囲んだ部位)でおき代えた構成としている点が相違する。
【0111】
これ以外は、図12におけるプロセスと図15におけるプロセスは全く同様である。つまり、図12におけるステップ〈1〉、ステップ〈2〉、ステップ〈4〉、ステップ〈5〉はそれぞれ図15おけるステップ〈1−▲4▼’〉、ステップ〈2−▲4▼’〉、ステップ〈4−▲4▼’〉、ステップ〈5−▲4▼’〉にそれぞれ対応する。
【0112】
そこで、説明の重複を避けるため、図15のうち、破線で囲んだ部位のプロセスを中心に説明する。
本例では図15において、排紙センサ38がオフからオンに切り替わることで通紙が検知される。つまり、ステップ〈2−▲4▼’〉で「yes」と判断されるとステップ〈3−5〉に進む。ここで、排紙センサ38における1回の通紙検知で1束の用紙、つまり綴じ部数1の用紙の通過がある。
【0113】
排紙センサ38のオフからオンへの変化による通紙の確認があれば、図6に示した制御手段が具備する綴じ部数カウンタに綴じ部数をカウントアップしていく。 綴じ部数カウンタの積算値は、ユーザーが排紙トレイ12から用紙を取り除き、排紙トレイ12が基準の用紙受け位置に向けて上昇する際に、上昇に要する時間をカウントし、一定時間上昇したら、クリアする。ここで、上記の一定時間は、カールによる不具合や、針の厚さによる不具合が発生しないような積載残量となるように排紙トレイ12上の用紙が取り除かれたときに要する排紙トレイ12の上昇所要時間から決める。
【0114】
ステップ〈3−5〉では、当該スティプルモードにおいて設定されている綴じ枚数と、予め設定されている所定の綴じ枚数Wとの比較がなされる。この所定の綴じ枚数Wは、スティプル処理している針の厚さに起因して生ずる前記したような用紙の不整列が生じるか生じないかの閾値としての綴じ枚数として設定されている。
【0115】
スティプルモードで設定された綴じ枚数が所定の綴じ枚数W以上であれば、針の影響を無視してよい。所定の綴じ枚数W未満なら針の影響を無視できない。ステップ〈3−5〉で綴じ枚数が所定の綴じ枚数W未満と判断されたときは、「no」のルートをとり、ステップ〈3−6〉へ進む。ステップ〈3−5〉で綴じ枚数が所定の綴じ枚数W以上と判断されたときは、「yes」のルートをとり、ステップ〈3−7〉へ進む。
【0116】
ステップ〈3−7〉では、綴じ部数カウンタの値と所定の綴じ部数hとの比較をし、綴じ部数カウンタの値が所定の綴じ部数hに達していれば、排紙トレイ12の下降制御を行なうべく、ステップ〈4−▲4▼’〉に進むし、所定の綴じ部数h未満であれば綴じ部数カウンタの値が所定の綴じ部数hに達するまでは図18における通常動作を行なうべくリターンへ抜ける。
【0117】
この所定部数hは、スティプル処理している針の厚さに起因して生ずる前記したような用紙の不整列が生じるか生じないかの閾値としての綴じ部数として設定されている。以後の制御は、前記した図12と図18の組合せにかかるプロセスの例、或いは前記した図14と図18の組合せにかかるプロセスの例に準ずる。
【0118】
(ロ)のケース;
本例における排紙トレイの下降制御は、図11に示すフローにより行なわれる。図11における用紙カウント制御のサブルーチン〈R1〉の内容は図17に示すスティプルカウント制御のフローでおき代えて行なわれる。また、図11におけるトレイ下降制御のサブルーチン〈R2〉の内容は、図18に示すトレイ下降制御のフローを用いて行なわれる。つまり、図17に示すフローと図18に示すフローの組合せにより本例の制御が実行される。図18に示す制御の内容については、既に説明してあるので、以下では主として図17のフローについて説明する。
【0119】
図17において、プロセスの基本的な構成は図12や図16と共通であり、排紙トレイ12を下降させる状態になったかどうかを定めるためのプロセスにかかる図12におけるステップ〈3〉に相当するプロセス(破線で囲んだ部位)を、図17では、ステップ〈3−10〉、ステップ〈3−11〉、ステップ〈3−12〉、ステップ〈3−13〉、ステップ〈3−14〉の各ステップの組合せからなるプロセス(破線で囲んだ部位)でおき代えた構成としている点が相違する。
【0120】
これ以外は、図12におけるプロセスと図15におけるプロセスは全く同様である。つまり、図12におけるステップ〈1〉、ステップ〈2〉、ステップ〈4〉、ステップ〈5〉はそれぞれ図17おけるステップ〈1−▲5▼’〉、ステップ〈2−▲5▼’〉、ステップ〈4−▲5▼’〉、ステップ〈5−▲5▼’〉にそれぞれ対応する。
【0121】
そこで、説明の重複を避けるため、図17のうち、破線で囲んだ部位のプロセスを中心に説明する。
本例では図17において、排紙センサ38がオフからオンに切り替わることで通紙が検知される。つまり、ステップ〈2−▲5▼’〉で「yes」と判断されるとステップ〈3−10〉に進む。ここで、排紙センサ38における1回の通紙検知で1束の用紙、つまり綴じ部数1の用紙の通過がある。
【0122】
排紙センサ38のオフからオンへの変化による通紙の確認があれば、図6に示した制御手段が具備する綴じ部数カウンタに綴じ部数、枚数カウンタに用紙枚数をそれぞれカウントアップしていく。
【0123】
ここで、排紙センサ38における1回の通紙で1束の用紙、つまり綴じ部数1の用紙の通過がある。綴じ枚数は本スティプルモード設定時に既知であり、綴じ部数は綴じ部数カウンタの積算値より既知であるのでこれらの値から用紙枚数を算出し、上記枚数カウンタに用紙の枚数としてカウントアップしていくのである。
【0124】
これら枚数カウンタや綴じ枚数カウンタの積算値は、ユーザーが排紙トレイ12から用紙を取り除き、排紙トレイ12が基準の用紙受け位置に向けて上昇する際に、上昇に要する時間をカウントし、一定時間上昇したら、クリアする。ここで、上記の一定時間は、カールによる不具合や、針の厚さによる不具合が発生しないような積載残量となるように排紙トレイ12上の用紙が取り除かれたときに要する排紙トレイ12の上昇所要時間から決める。
【0125】
ステップ〈3−10〉では、当該スティプルモードにおいて設定されている綴じ枚数と、予め設定されている所定の綴じ枚数Wとの比較がなされる。この所定の綴じ枚数Wは、スティプル処理している針の厚さに起因して生ずる前記したような用紙の不整列が生じるか生じないかの閾値としての綴じ枚数として設定されている。
【0126】
ステップ〈3−10〉において、スティプルモードで設定された綴じ枚数が所定の綴じ枚数W以上であれば、一応、針の影響を無視できる。所定の綴じ枚数W未満なら針の影響があると考えてよい。
【0127】
ステップ〈3−10〉で綴じ枚数が所定の綴じ枚数W未満と判断されたときは、「no」のルートをとり、ステップ〈3−11〉へ進む。ステップ〈3−11〉では、枚数カウンタの積算値と予め設定されている所定の枚数A’との比較がなされる。所定の枚数A’はカールに起因して生ずる前記したような用紙の不整列や、用紙の排紙ローラ3との干渉などが初めて生じるであろうとされる値として設定されている。枚数カウンタの積算値が一度所定の枚数A’を超えると、もはや、基準の用紙受け位置では排紙トレイ12上に用紙を受けいれることができない。本例では、以後は、排紙トレイ12を基準の用紙受け位置よりも下降させた位置で用紙を受け取るようにしている。このため、ステップ〈3−11〉で枚数カウンタの値と所定の枚数A’との比較をし、枚数カウンタの値が所定の枚数A’に達していれば、排紙トレイ12の下降制御を行なうべく、ステップ〈4−▲5▼’〉に進む。
【0128】
また、ステップ〈3−11〉で枚数カウンタの値が所定の枚数A’未満でカールによる影響を無視できるとしても、綴じ部数が多くなれば、針の厚さによる影響がでてくる。そこで、ステップ〈3−11〉で枚数カウンタの値が所定の枚数A’未満のときには、「no」のルートをとり、ステップ〈3−12〉で針の影響の有無をチェックする。
【0129】
ステップ〈3−12〉では、綴じ部数カウンタの値と所定の綴じ部数B’との比較をし、綴じ部数カウンタの値が所定の綴じ部数B’に達していれば、排紙トレイ12の下降制御を行なうべく、ステップ〈4−▲5▼’〉に進むし、所定の綴じ部数B’未満であればリターンへ抜ける。
【0130】
ステップ〈3−10〉で綴じ枚数が所定の綴じ枚数W以上と判断されたときも、上記ステップ〈3−11〉とステップ〈3−12〉で行なわれたプロセスに準じたプロセスで針影響や、カールの影響がチェックされて、影響があると判断されればステップ〈4−▲5▼〉に進み、影響がなければ、リターンへ抜ける。
【0131】
つまり、ステップ〈3−13〉で枚数カウンタの値が所定の枚数A未満でカールによる影響を無視できるとしても、綴じ部数が多くなれば、針の厚さによる影響がでてくる。そこで、ステップ〈3−13〉で枚数カウンタの値が所定の枚数A未満のときには、「no」のルートをとり、ステップ〈3−14〉で針の影響の有無をチェックする。
【0132】
ステップ〈3−14〉では、綴じ部数カウンタの値と所定の綴じ部数Bとの比較をし、綴じ部数カウンタの値が所定の綴じ部数Bに達していれば針の影響があるので、排紙トレイ12の下降制御を行なうべく、ステップ〈4−▲5▼’〉に進むし、所定の綴じ部数B未満であればリターンへ抜ける。
【0133】
この所定綴じ部数Bは、スティプル処理している針の厚さに起因して生ずる前記したような用紙の不整列が生じるか生じないかの閾値としての綴じ部数として設定されている。
【0134】
以上の各例における所定の枚数X,A,A’,W,α,βや、所定の綴じ枚数W、所定の綴じ部数K,B,B’,Y,K,h,mなどの閾値は、必要に応じてより細かい段計に分けて設定するできることはいうまでもない。
【0135】
なお、本発明の適用対象となる排紙トレイは、前記例のように用紙後処理装置の排紙トレイばかりでなく画像形成装置の排紙トレイに対しても前記例に準じて適用可能であり用紙後処理装置の排紙トレイ及び画像形成装置の排紙トレイを包含する。
【0136】
【発明の効果】
請求項1記載の発明により、カールや針による膨らみがあっても、整列を乱すことなく、また、排紙ローラと用紙とが接触したりすることによる不具合を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】用紙後処理装置の全体構成を説明した図である。
【図2】用紙後処理装置の要部を説明した斜視図である。
【図3】スティプルトレイのジョガーフェンス近傍部分の説明図である。
【図4】スティプル装置部分の斜視図である。
【図5】スティプル処理後の搬送系の説明図である。
【図6】制御手段の構成図である。
【図7】図7(a)は用紙積載装置の要部を説明した斜視図、図7(b)は紙面センサの斜視図である。
【図8】図8は寄せローラの動作態様を説明した図である。
【図9】図9は寄せローラの動作態様を説明した図である。
【図10】排紙トレイの位置を説明した図である。
【図11】制御手段が行なう制御手順の一部を説明した図である。
【図12】制御手段が行なう制御手順を説明したフローチャートである。
【図13】制御手段が行なう制御手順を説明したフローチャートである。
【図14】制御手段が行なう制御手順を説明したフローチャートである。
【図15】制御手段が行なう制御手順を説明したフローチャートである。
【図16】制御手段が行なう制御手順を説明したフローチャートである。
【図17】制御手段が行なう制御手順を説明したフローチャートである。
【図18】制御手段が行なう制御手順を説明したフローチャートである。
【符号の説明】
3 排紙ローラ
12 排紙トレイ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a paper stacking apparatus that can be provided in a paper discharge unit of an image forming apparatus or the like.
[0002]
[Prior art]
A paper discharge tray that can be moved up and down for stacking paper discharged from an image forming apparatus or the like, and a paper discharge roller that is disposed above the paper discharge tray and feeds the paper to the paper discharge tray. However, there is a paper stacking device that receives paper from the paper discharge roller at a reference paper receiving position that is spaced apart from the paper discharge roller by a predetermined amount.
[0003]
The reference paper receiving position is a normal paper that is not stapled (hereinafter referred to as non-stipple paper) and is not curled, or a paper that has been stapled (hereinafter referred to as staple paper). Is set assuming a case in which a bulge caused by a staple (hereinafter simply referred to as a needle) does not appear.
[0004]
For example, in FIG. 10, when the
[0005]
Actually, the height of the paper stacked on the
[0006]
Here, when there is no paper on the upper surface of the
[0007]
As the sheets are stacked on the
[0008]
However, if the value is too small, the sheets sent to the
[0009]
Basically, it is conceivable to control so that the interval L is accurately maintained, but actually, the
[0010]
By the way, when the paper stacking device is combined with the staple device, depending on the mode, the
[0011]
[Problems to be solved by the invention]
{Circle around (1)} The paper stacked on the
[0012]
In such a state, even if the paper discharge tray is controlled around the reference paper receiving position, the newly fed paper remains on the raised portion, and after this paper that has been picked up, The end cannot slide toward the rear end fence. For this reason, the sheet is not aligned. As described above, the front end side of the sheet riding on the curled up portion is naturally shifted to the open end side of the discharge tray.
[0013]
If there is such a misaligned sheet and the next sheet is fed further, the leading end (downstream side) of the next sheet overlaps with the deviated sheet and moves with the displaced sheet due to friction. Further, the alignment is further disturbed or, in an extreme case, the sheet falls from the
[0014]
Such disturbance of alignment due to curling also occurs in the case of staple paper. For example, when the paper corresponding to the next paper is staple paper, the staple paper is bundled and rigid, so that the staple paper hits the unaligned staple paper running on the curled up portion and is ejected. The leading edge of the next sheet to be newly fed out falls on the
[0015]
(2) As described above, the reference paper receiving position of the
[0016]
For this reason, the staple portion of the staple paper (the staple binding portion) is the rear end side of the paper, that is, the needle portion is located on the
[0017]
Alternatively, in the staple paper, the thickness of the needle is accumulated by the number of bindings, so that the paper on the needle portion is greatly lifted or bulges upward, and the maximum of the displaced portion is thus obtained. The distance between the upper surface and the
[0018]
As described above, in both the curled paper and the staple paper, the distance from the
[0019]
The object of the present invention is to load the paper on such a paper discharge tray.Paper curl,An object of the present invention is to provide a paper stacking device capable of avoiding the above-mentioned problems caused by the disorder of alignment caused by the thickness of staples of stapled paper and the contact between the rotating paper discharge roller and the paper. And
[0020]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the object, the present invention has the following configuration.
[0021]
(1) A discharge tray that can be moved up and down for stacking discharged sheets, and a discharge roller that is disposed above the discharge tray and feeds the sheets to the discharge tray. In a paper stacking device that receives paper from the paper discharge roller at a reference paper receiving position that is spaced downward by a predetermined amount from the paper discharge roller, the paper discharged from the paper discharge roller onto the paper discharge tray and stacked When the stacking amount reaches a predetermined loading amount, the discharge tray is lowered by a certain amount from the reference sheet receiving position, the sheet receiving position is set lower than the reference sheet receiving position, and at least the next sheet is loaded. To receive,In addition, when the paper received by the paper discharge tray from the paper discharge roller is staple paper, the criterion for defining the predetermined stacking amount is the number of bindings and the number of bindings of the paper bundle, and the number of bindings is less than the predetermined number The paper receiving position of the paper discharge tray is lowered by a certain amount from the reference paper receiving position when the number of bindings discharged to the paper discharge tray exceeds a predetermined number.(Claim 1).
[0022]
(2) Paper stacking device described in (1)An image forming apparatus comprising:(Claim 2).
[0023]
(3) Paper stacking device described in (2)Paper post-processing device with(Claim 3).
[0027]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
(1) Overall configuration of paper post-processing device
The overall configuration and operation outline of a paper stacking apparatus suitable for carrying out the present invention will be described with reference to FIGS. In FIG. 1,
[0028]
In the transport path toward the
[0029]
[0030]
As shown in FIG. 2, the
[0031]
Although omitted in FIG. 2, a
[0032]
As shown in FIG. 4, the
[0033]
With reference to FIG. 6, a circuit configuration using a microcomputer as a control means built in the sheet post-processing apparatus will be described. Signals from switches and sensors in the paper post-processing apparatus are input to the
[0034]
The pulse signal of the
[0035]
(2) Operation of paper post-processing device
[Normal mode]
In the above configuration, first, an operation when the normal mode in which the stippling process is not performed is selected will be described. In FIG. 1, the copied paper is received by the
[0036]
As shown in FIG. 1, FIG. 7A, FIG. 8, and FIG. 9, on the stacking surface of the
[0037]
Thus, the copied sheets are sequentially discharged onto the
[0038]
The
[0039]
Here, since the normal mode is selected, the sheet stacking surface rises every time the sheets are discharged one by one, and the
[0040]
As a result, the condition of the landing position of the paper on the
[0041]
As a matter of course, the standard paper receiving position is different between the case where the sheets are discharged one by one in the normal mode and the case where the sheets subjected to the stipple process are discharged in the stipple mode. . This is also clear from the fact that the
[0042]
In the sort and stack modes, the
Next, the operation when the stipple mode is selected and the stipple process is performed will be described. When the staple mote is selected, as shown in FIG. 2, the
[0043]
The
[0044]
The
[0045]
After a predetermined time has elapsed after the return solenoid 30 is turned off, the
[0046]
When the binding process is completed, the
[0047]
For example, when the number of sheets to be bound is smaller than the set number or smaller than the set size, the rear end of the sheet bundle is hooked and conveyed by the
[0048]
Further, when the number of sheets to be bound is larger than the set number or larger than the set size, the
[0049]
As shown in FIG. 7A, the
[0050]
The paper receiving position based on the home position (HP) of the
[0051]
In any mode, the sheet from the
[0052]
FIG. 8 shows a state where the
[0053]
The
[0054]
(3) Explanation corresponding to claims
As described above, the
[0055]
In the following example, the paper stacking device is provided at a position upstream of the
[0056]
Example 1
This will be described with reference to FIG. In this example, when the amount of sheets stacked on the
[0057]
When such a predetermined stacking amount is reached, the
[0058]
In this example, since the reference sheet receiving position is lowered as a reference, the predetermined amount L1 is lowered to receive at least the next sheet (or the next next sheet ...), and then the
[0059]
Also, the reason why the sheet is raised after receiving at least the next sheet is that, in the case of staple paper having a large number of sheets, the
[0060]
Further, it is assumed that the sheets are stacked on the
[0061]
Accordingly, when setting the predetermined stacking amount, a threshold value for determining whether or not to lower the sheet is determined in consideration of these factors, that is, the number of sheets, the number of bindings, and the number of bindings. This example is positioned as a technical idea as a superordinate concept including the technical idea in each of the examples (2), (3), (4), (5), and (6) described below.
[0062]
Reference example 1
In this example, a predetermined stacking amount defined as a determination criterion for switching the position where the discharge tray is received at a position lowered from the reference sheet receiving position is determined in consideration of the number of sheets. is there.
[0063]
The procedure for controlling the lowering of the paper discharge tray in this case will be described mainly with reference to FIGS. 11, 12, and 18. FIG. FIG. 11 shows only a part of the main program for paper post-processing extracted in relation to this example, and a paper count control subroutine <R1> and a tray lowering control subroutine <R2> are sequentially arranged. Executed. When the subroutine <R2> is executed, the process returns to the upstream of the subroutine R1, and the cycle in which the subroutine R1 is executed is repeated. Such control is executed by the control means shown in FIG. The contents of subroutine R1 in FIG. 11 are shown in FIG. 12, and the contents of subroutine R2 are shown in FIG. This example can be executed in the normal mode or the stipple mode.
[0064]
The contents of the subroutine <R1> in FIG. 11 are executed as a routine for the sheet count control shown in FIG. 12, and the contents of the subroutine <R2> in FIG. 11 are executed as a routine for the tray lowering control shown in FIG.
[0065]
The flow shown in FIG. 12 will be described.
First, in step <1>, it is determined whether or not the tray control flag is “1”. In the case of “1”, the route of “yes” is taken, this flow is exited by “return”, and the process proceeds to the subroutine <R2>.
[0066]
Note that all the flags are cleared at the beginning of the control mode for lowering the discharge tray according to the present invention. If the discharge tray lowering control mode according to the present invention is not canceled, the normal mode and the stipple mode can be continuously performed in the discharge tray lowering control mode. When the normal mode and the staple mode are continuously performed, the staple paper and the non-staple paper are mixed on the
[0067]
At the beginning of the discharge tray lowering control mode according to the present invention, the tray control flag is “0”. Therefore, in step <1>, the route of “no” is taken and the process proceeds to step <2>. In step <2>, the paper discharge sensor 38 detects the change from OFF to ON, and detects the passage of the paper. There is no guarantee that one sheet has been passed by one pass. In a single pass, there is a passage of one sheet in the normal mode and one bundle of sheets in the stipple mode, that is, the number of sheets included in the number of
[0068]
If there is no confirmation of paper passing due to the change of the paper discharge sensor 38 from OFF to ON in step <2>, the route of “no” is taken and the flow is exited. If there is confirmation of paper passing due to the change of the paper discharge sensor 38 from OFF to ON, the number of paper passing is counted up in the number counter provided in the control means shown in FIG. In the normal mode, one pass means that one sheet has passed, so 1 is added. In the stipple mode, one pass means that the number of sheets that have been bound have passed. Therefore, the number of sheets to be bound is accumulated every time a sheet is passed.
[0069]
If it is determined in step <2> that the paper discharge sensor 38 has been switched from OFF to ON, the route “yes” is taken and the process proceeds to step <3>. In step <3>, the integrated value of the number counter (the number of sheets stacked on the paper discharge tray 12) is compared with a predetermined number X.
[0070]
The accumulated value of the number counter is counted when the user removes paper from the
[0071]
The predetermined number X is set as a value at which paper misalignment as described above due to curling, interference with the
[0072]
Therefore, in step <3>, it is monitored whether or not the integrated value of the number counter has reached a predetermined number X. In step <3>, if the value of the number counter is less than the predetermined number X, the route of “no” is taken, and the
[0073]
If it is determined in step <3> that the value of the number counter has reached the predetermined number X, the route of “yes” is taken, the tray control flag is set to 1 in step <4>, and step <5>. Thus, the tray lowering counter that counts the lowering time of the
[0074]
The flow shown in FIG. 18 will be described.
Until the number counter reaches the predetermined number X in step <3> in FIG. 12, the tray control flag remains cleared at the time of the check in step <6> in FIG. In step <7>, the sheet is repeatedly received at the reference sheet receiving position. This is called a normal operation, is at a predetermined reference position, and is controlled with a constant width by the
[0075]
The integrated value of the sheet counter is increased by the routine around the normal operation of step <7>, and when the sheet counter reaches a predetermined number X or more in step <3> of FIG. 12, as described above. In step <4>, the tray control flag is set to 1 and the process proceeds to step <6> in FIG. 18. Therefore, in step <6> shown in FIG. 18, the route [yes] is taken and the process proceeds to step <8>.
[0076]
In step <8>, it is checked whether or not the tray lowering flag is 1. Since the tray lowering flag is cleared at first, the route of “no” is taken, and the process proceeds to the tray lowering subroutine of step <9>. In this tray lowering subroutine, the
[0077]
When the
[0078]
When the
[0079]
When the count value of the tray lowering counter becomes greater than or equal to the value m in step <11>, the route of “yes” is taken in step <11>, and the setting of the tray raising flag is checked in step <12>. Since it is initially cleared, the process proceeds to step <13>, where a tray stop subroutine is executed, and the
[0080]
The
[0081]
Reference example 2
In this example, when the stipple mode is set, the position where the paper discharge tray receives the paper is not the reference paper receiving position but the position lowered from the reference paper receiving position. The present invention relates to a control procedure for determining a predetermined stacking amount as a determination criterion for switching in consideration of the number of sheets in a stapled sheet bundle.
[0082]
The discharge tray lowering control in this example is performed according to the flow shown in FIG. The content of the paper count control subroutine <R1> in FIG. 11 is performed according to the flow of stipple count control shown in FIG. Further, the contents of the tray lowering control subroutine <R2> in FIG. 11 are executed using the tray lowering control flow shown in FIG. That is, the control of this example is executed by a combination of the flow shown in FIG. 13 and the flow shown in FIG. Since the content of the control shown in FIG. 18 has already been described, the flow of FIG. 13 will be mainly described below.
[0083]
13, the basic configuration of the process is the same as that in FIG. 12, and a process (dashed line) corresponding to step <3> in FIG. 12 related to the process for determining whether or not the
[0084]
Other than this, the process in FIG. 12 and the process in FIG. 13 are exactly the same. That is, step <1>, step <2>, step <4>, and step <5> in FIG. 12 are step <1- <3 >>, step <2- <3 >>, and step <4 in FIG. -<3 >> and step <5- <3 >>, respectively.
[0085]
Therefore, in order to avoid duplication of description, the process of the part surrounded by the broken line in FIG. 13 will be mainly described.
In this example, in FIG. 13, when the paper discharge sensor 38 is switched from OFF to ON, paper passing is detected. That is, if “yes” is determined in step <2- <3 >>, step <3-1> is performed. Proceed to Here, there is a passage of one bundle of sheets, that is, sheets corresponding to the number of binding sheets included in the number of
[0086]
The accumulated value of the number counter is counted when the user removes paper from the
[0087]
In step <3-1>, the number of bindings set in the stipple mode is compared with a predetermined number of bindings W set in advance. This predetermined number of bindings W is set as the number of bindings as a threshold for determining whether or not the above-described sheet misalignment occurs due to the thickness of the staples being stapled. If the number of sheets set in the stipple mode is equal to or greater than the predetermined number of sheets W, the influence of the needle may be ignored. If it is less than the predetermined number of sheets W, the influence of the needle cannot be ignored. If it is determined in step <3-1> that the number of bindings is less than the predetermined number of bindings W, the route “no” is taken and the process proceeds to step <3-2>. If it is determined in step <3-1> that the number of bindings is equal to or greater than the predetermined number of bindings W, the route “yes” is taken and the process proceeds to step <3-3>.
[0088]
In step <3-2>, the value of the number counter is compared with the predetermined number α. The predetermined number α is a value determined in consideration of the number of sheets to be bound, and the number of needles can be obtained by dividing the value of the number counter by the number of sheets set in the mode. Since the number of needles in which the influence of the needle becomes obvious is empirically known, the number when the needle influence appears for the first time is set as the predetermined number α. Therefore, until the value of the sheet counter reaches the predetermined number α in step <3-2>, the process returns to the normal operation in FIG. 18, and in step <3-2> the value of the number counter reaches the predetermined number α. When the value reaches, the process proceeds to step <4- <3 >> in order to perform the lowering control of the
[0089]
In step <3-3>, the value of the number counter is compared with the predetermined number β. The predetermined number β is a value determined mainly considering the effect of curling, and the number of sheets when the number of bindings is equal to or greater than the predetermined number of bindings W and the effect of curling becomes empirically known. Is set as a predetermined number β. Therefore, if the value of the number counter is less than the predetermined number β in step <3-3>, the process returns to the normal operation in FIG. 18, and the value of the number counter reaches the predetermined number β in step <3-3>. Then, in order to perform the lowering control of the
[0090]
Reference example 3
In this example, when the stipple mode is set, the position where the paper discharge tray receives the paper is not the reference paper receiving position but the position lowered from the reference paper receiving position. The present invention relates to a control procedure for determining a predetermined stacking amount as a determination criterion for switching in consideration of the number of bindings of a stapled sheet bundle.
[0091]
The discharge tray lowering control in this example is executed according to the flow shown in FIG. The content of the paper count control subroutine <R1> in FIG. 11 is performed in the flow of stipple count control shown in FIG. Further, the contents of the tray lowering control subroutine <R2> in FIG. 11 are performed using the tray lowering control flow shown in FIG. That is, the control of this example is executed by a combination of the flow shown in FIG. 14 and the flow shown in FIG. Since the contents of the control shown in FIG. 18 have already been described, the flow of FIG. 14 will be mainly described below.
[0092]
14, the basic configuration of the process is the same as that in FIG. 12, and a process corresponding to step <3> in FIG. 12 (dashed line) related to the process for determining whether or not the
[0093]
Other than this, the process in FIG. 12 and the process in FIG. 14 are exactly the same. That is, step <1>, step <2>, step <4>, and step <5> in FIG. 12 are step <1- <4 >>, step <2- <4 >>, and step <4 in FIG. -<4 >> and step <5- <4 >> respectively.
Therefore, in order to avoid duplication of explanation, the process of the part surrounded by a broken line in FIG. 14 will be mainly described.
[0094]
In this example, in FIG. 14, when the paper discharge sensor 38 is switched from OFF to ON, paper passing is detected. That is, if “yes” is determined in Step <2- ▲ 4 ▼>, Step <3-4>. Proceed to Here, there is a passage of a bundle of sheets, that is, a number of sheets to be bound by one sheet passing by the sheet discharge sensor 38. If there is confirmation of paper passing due to the change of the paper discharge sensor 38 from OFF to ON, the number of paper passing, that is, the number of bindings is counted up in the binding number counter provided in the control means shown in FIG. In the stipple mode, since the number of bindings is known, the number of needles can be determined from the number of bindings.
[0095]
The accumulated value of the binding number counter counts the time required for the rise when the user removes the sheet from the
[0096]
In step <3-4>, in the stipple mode, the integrated value of the binding number counter is compared with a predetermined binding number Y set in advance. The predetermined number Y of bindings is set as the number of bindings as a threshold value for determining whether or not the above-described sheet misalignment occurs due to the thickness of the staple being stapled. If it is less than the predetermined number Y of bindings, the influence of the needle may be ignored. The influence of the needle cannot be ignored if the number of binding portions is Y or more.
[0097]
The number of bindings of the binding number counter is compared with a predetermined number of bindings Y. Before the value of the binding number counter reaches the predetermined number of bindings Y, the process returns to return to perform the normal operation in FIG. >, When the value of the binding number counter reaches a predetermined number Y of bindings, the process proceeds to step <4- [4]> in order to control the lowering of the
[0098]
Example 1
In this example, when the stipple mode is set, the position where the paper discharge tray receives the paper is not the reference paper receiving position but the position lowered from the reference paper receiving position. The present invention relates to a control procedure for determining a predetermined stacking amount as a determination criterion for switching in consideration of the number of sheets and the number of bindings of a stapled sheet bundle. This example also assumes a case where the stipple mode and the normal mode are continuously performed, and the staple paper and the non-stipple paper are mixed on the
[0099]
The discharge tray lowering control in this example is performed according to the flow shown in FIG. The content of the paper count control subroutine <R1> in FIG. 11 is performed according to the flow of stipple count control shown in FIG. Further, the contents of the tray lowering control subroutine <R2> in FIG. 11 are performed according to the tray lowering control flow shown in FIG. That is, the control of this example is executed by a combination of the flow shown in FIG. 16 and the flow shown in FIG. Since the contents of the control shown in FIG. 18 have already been described, the flow of FIG. 16 will be mainly described below.
[0100]
In FIG. 16, the basic configuration of the process is the same as that in FIG. 12, and a process (dashed line) corresponding to step <3> in FIG. 12 related to the process for determining whether or not the
[0101]
Other than this, the process in FIG. 12 and the process in FIG. 16 are exactly the same. That is, step <1>, step <2>, step <4>, and step <5> in FIG. 12 are step <1- <5 >>, step <2- <5 >>, and step <4 in FIG. -<5 >> and step <5- <5 >>, respectively.
[0102]
Therefore, in order to avoid duplication of description, the process of the part surrounded by the broken line in FIG. 16 will be mainly described.
In this example, in FIG. 16, when the paper discharge sensor 38 is switched from OFF to ON, paper passing is detected, that is, if “yes” is determined in step <2- <5 >>, step <3-8>. Proceed to Here, there is a passage of a bundle of sheets, that is, a sheet of one binding portion by one sheet passing by the sheet discharge sensor 38. If there is confirmation of paper passing due to the change of the paper discharge sensor 38 from OFF to ON, the number of paper passing is counted up in the binding number counter provided in the control means shown in FIG.
[0103]
The number of sheets to be bound is known when this staple mode is set, and the number of copies is known from the integrated value of the number of copies counter. Therefore, the number of sheets is calculated from these values, and the sheet counter included in the control means shown in FIG. Count up as the number of sheets.
[0104]
The integrated values of the number counter and the binding number counter are fixed when the user removes paper from the
[0105]
In step <3-8>, the integrated value of the sheet counter is compared with a predetermined number X set in advance. The predetermined number X is set as a value at which paper misalignment as described above due to curling, interference with the
[0106]
Further, even if it is determined in step <3-8> that the value of the number counter is less than the predetermined number X and it is determined that there is no influence of curling, depending on the number of stitches, the thickness of the needle In this case, the process proceeds to step <3-9>, where the value of the binding number counter is compared with the predetermined number K of bindings, and the value of the binding number counter is equal to the predetermined number K of bindings. If it has reached, the process proceeds to step <4- <5 >> to control the lowering of the
[0107]
This predetermined number of copies K is set as the number of copies to be bound as a threshold value for determining whether or not the above-described sheet misalignment occurs due to the thickness of the staple being stapled. The subsequent control follows the example of the process according to the combination of FIG. 12 and FIG.
[0108]
Example 2
In this example, when the stipple mode is set, the position where the paper discharge tray receives the paper is not the reference paper receiving position but the position lowered from the reference paper receiving position. (B) a control procedure for determining a predetermined stacking amount as a determination criterion for switching in consideration of the number of bindings and the number of bindings of a bundle of sheets that have been stapled; The present invention relates to a control procedure when determining in consideration of the number of bindings and the number of bindings of a sheet bundle. This example also assumes a case where the stipple mode and the normal mode are continuously performed, and the staple paper and the non-stipple paper are mixed on the
[0109]
Case (a);
The discharge tray lowering control in this example is performed according to the flow shown in FIG. The content of the paper count control subroutine <R1> in FIG. 11 is replaced with the flow of the stipple count control shown in FIG. Further, the contents of the tray lowering control subroutine <R2> in FIG. 11 are performed using the tray lowering control flow shown in FIG. That is, the control of this example is executed by a combination of the flow shown in FIG. 15 and the flow shown in FIG. Since the content of the control shown in FIG. 18 has already been described, the flow of FIG. 15 will be mainly described below.
[0110]
15, the basic configuration of the process is the same as that in FIGS. 12 and 14, and corresponds to step <3> in FIG. 12 relating to the process for determining whether or not the
[0111]
Other than this, the process in FIG. 12 and the process in FIG. 15 are exactly the same. That is, step <1>, step <2>, step <4>, and step <5> in FIG. 12 are step <1- <4> '>, step <2- <4>'>, step in FIG. This corresponds to <4- [4] '> and step <5- [4]'>, respectively.
[0112]
Therefore, in order to avoid duplication of description, the process of the part surrounded by the broken line in FIG. 15 will be mainly described.
In this example, in FIG. 15, the paper passing sensor is detected when the paper discharge sensor 38 is switched from OFF to ON. That is, if “yes” is determined in step <2- (4) ′>, the process proceeds to step <3-5>. Here, a single bundle of paper, that is, a sheet with one binding portion is passed by one detection of paper passing by the paper discharge sensor 38.
[0113]
If there is a confirmation of paper passing due to the change of the paper discharge sensor 38 from OFF to ON, the number of bindings is counted up by the binding number counter provided in the control means shown in FIG. The integrated value of the binding number counter is calculated by counting the time required for the user to remove the paper from the
[0114]
In step <3-5>, the number of bindings set in the stipple mode is compared with a predetermined number of bindings W set in advance. This predetermined number of bindings W is set as the number of bindings as a threshold for determining whether or not the above-described sheet misalignment occurs due to the thickness of the staples being stapled.
[0115]
If the number of sheets set in the stipple mode is equal to or greater than the predetermined number of sheets W, the influence of the needle may be ignored. If it is less than the predetermined number of sheets W, the influence of the needle cannot be ignored. If it is determined in step <3-5> that the number of bindings is less than the predetermined number of bindings W, the route “no” is taken and the process proceeds to step <3-6>. When it is determined in step <3-5> that the number of bindings is equal to or greater than the predetermined number of bindings W, the route “yes” is taken and the process proceeds to step <3-7>.
[0116]
In step <3-7>, the value of the binding number counter is compared with a predetermined binding number h, and if the value of the binding number counter reaches the predetermined number h, the lowering control of the
[0117]
The predetermined number of copies h is set as the number of binding copies as a threshold value for determining whether or not the above-described sheet misalignment occurs due to the thickness of the staple being stapled. The subsequent control conforms to the example of the process related to the combination of FIG. 12 and FIG. 18 or the example of the process related to the combination of FIG. 14 and FIG.
[0118]
Case (b);
The discharge tray lowering control in this example is performed according to the flow shown in FIG. The content of the paper count control subroutine <R1> in FIG. 11 is replaced with the flow of the stipple count control shown in FIG. Further, the contents of the tray lowering control subroutine <R2> in FIG. 11 are performed using the tray lowering control flow shown in FIG. That is, the control of this example is executed by a combination of the flow shown in FIG. 17 and the flow shown in FIG. Since the contents of the control shown in FIG. 18 have already been described, the flow of FIG. 17 will be mainly described below.
[0119]
In FIG. 17, the basic configuration of the process is the same as in FIG. 12 and FIG. 16, and corresponds to step <3> in FIG. 12 relating to the process for determining whether or not the
[0120]
Other than this, the process in FIG. 12 and the process in FIG. 15 are exactly the same. That is, step <1>, step <2>, step <4>, and step <5> in FIG. 12 are step <1- <5> '>, step <2- <5>'>, step in FIG. This corresponds to <4- <5> '> and step <5- <5>'>, respectively.
[0121]
Therefore, in order to avoid duplication of description, the process of the part surrounded by the broken line in FIG. 17 will be mainly described.
In this example, in FIG. 17, paper discharge is detected when the paper discharge sensor 38 is switched from OFF to ON. That is, if “yes” is determined in step <2- <5> ′>, the process proceeds to step <3-10>. Here, a single bundle of paper, that is, a sheet with one binding portion is passed by one detection of paper passing by the paper discharge sensor 38.
[0122]
If there is confirmation of paper passing due to the change of the paper discharge sensor 38 from OFF to ON, the number of binding copies is counted up by the binding number counter provided in the control unit shown in FIG.
[0123]
Here, there is a passage of a bundle of sheets, that is, a sheet of one binding portion by one sheet passing by the sheet discharge sensor 38. The number of bindings is known when this staple mode is set, and the number of bindings is known from the integrated value of the binding number counter, so the number of sheets is calculated from these values and counted up as the number of sheets in the number counter. It is.
[0124]
The integrated values of the number counter and the binding number counter are fixed when the user removes paper from the
[0125]
In step <3-10>, the number of bindings set in the stipple mode is compared with a predetermined number of bindings W set in advance. This predetermined number of bindings W is set as the number of bindings as a threshold for determining whether or not the above-described sheet misalignment occurs due to the thickness of the staples being stapled.
[0126]
In step <3-10>, if the number of sheets set in the stipple mode is equal to or larger than the predetermined number of sheets W, the influence of the needle can be ignored. If it is less than the predetermined number of sheets W, it may be considered that there is an influence of the needle.
[0127]
If it is determined in step <3-10> that the number of bindings is less than the predetermined number of bindings W, the route “no” is taken and the process proceeds to step <3-11>. In step <3-11>, the integrated value of the number counter is compared with a predetermined number A ′ set in advance. The predetermined number A ′ is set as a value at which the paper misalignment caused by the curl or the paper interference with the
[0128]
Further, even if the influence of the curl can be ignored when the value of the number counter is less than the predetermined number A ′ in step <3-11>, if the number of binding portions increases, the influence of the needle thickness will appear. Therefore, when the value of the number counter is less than the predetermined number A ′ in step <3-11>, the route “no” is taken, and in step <3-12>, the presence or absence of the influence of the needle is checked.
[0129]
In step <3-12>, the value of the binding copy counter is compared with a predetermined binding copy number B ′. If the value of the binding copy counter reaches the predetermined binding copy number B ′, the
[0130]
Even when it is determined in step <3-10> that the number of sheets to be bound is equal to or greater than the predetermined number of sheets W, the needle influence and the process are similar to the processes performed in steps <3-11> and <3-12>. If the influence of the curl is checked and it is determined that there is an influence, the process proceeds to step <4- <5 >>, and if there is no influence, the process returns to the return.
[0131]
In other words, even if the number counter value is less than the predetermined number A in step <3-13> and the effect of curling can be ignored, the effect of the needle thickness will increase if the number of bindings increases. Therefore, when the value of the number counter is less than the predetermined number A in step <3-13>, the route of “no” is taken, and in step <3-14>, the presence or absence of the influence of the needle is checked.
[0132]
In step <3-14>, the value of the binding number counter is compared with the predetermined binding number B, and if the value of the binding number counter reaches the predetermined binding number B, there is an influence of the needle. In order to perform the lowering control of the
[0133]
The predetermined number B of bindings is set as the number of bindings as a threshold value for determining whether or not the above-described sheet misalignment occurs due to the thickness of the staple being stapled.
[0134]
Threshold values such as the predetermined number of sheets X, A, A ′, W, α, β, the predetermined number of binding sheets W, the predetermined number of binding portions K, B, B ′, Y, K, h, m in each of the above examples. Needless to say, it can be divided into finer steps as necessary.
[0135]
The paper discharge tray to which the present invention is applied can be applied not only to the paper output tray of the paper post-processing apparatus as in the above example but also to the paper output tray of the image forming apparatus according to the above example. It includes a paper discharge tray of the paper post-processing apparatus and a paper discharge tray of the image forming apparatus.
[0136]
【The invention's effect】
According to the invention of
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram illustrating an overall configuration of a sheet post-processing apparatus.
FIG. 2 is a perspective view illustrating a main part of a sheet post-processing apparatus.
FIG. 3 is an explanatory view of the vicinity of a jogger fence on a staple tray.
FIG. 4 is a perspective view of a stipple device portion.
FIG. 5 is an explanatory diagram of a transport system after a stipple process.
FIG. 6 is a configuration diagram of control means.
FIG. 7A is a perspective view illustrating a main part of the paper stacking apparatus, and FIG. 7B is a perspective view of a paper surface sensor.
FIG. 8 is a diagram for explaining an operation mode of a closing roller.
FIG. 9 is a diagram for explaining an operation mode of a closing roller.
FIG. 10 is a diagram illustrating a position of a paper discharge tray.
FIG. 11 is a diagram illustrating a part of a control procedure performed by a control unit.
FIG. 12 is a flowchart illustrating a control procedure performed by a control unit.
FIG. 13 is a flowchart illustrating a control procedure performed by a control unit.
FIG. 14 is a flowchart illustrating a control procedure performed by a control unit.
FIG. 15 is a flowchart illustrating a control procedure performed by a control unit.
FIG. 16 is a flowchart illustrating a control procedure performed by a control unit.
FIG. 17 is a flowchart illustrating a control procedure performed by a control unit.
FIG. 18 is a flowchart illustrating a control procedure performed by a control unit.
[Explanation of symbols]
3 Paper discharge roller
12 Output tray
Claims (3)
前記排紙ローラより前記排紙トレイ上に排紙されて積載された用紙の積載量が所定の積載量に達したとき、前記排紙トレイを前記基準の用紙受け位置から一定量下降させ、用紙受け位置を前記基準の用紙受け位置よりも下方にし、少なくとも次の用紙を受けることとし、かつ、前記排紙トレイが前記排紙ローラから受け取る用紙がスティプル紙であるとき、前記所定の積載量を規定する判断基準を用紙束の綴じ部数と綴じ枚数とし、綴じ枚数が所定の枚数より少なく、前記排紙トレイに排出される綴じ部数が所定の部数より多くなったときに前記排紙トレイの用紙受け位置を前記基準の用紙受け位置から一定量下降させることを特徴とする用紙積載装置。A discharge tray that can be moved up and down for stacking discharged sheets, and a discharge roller that is disposed above the discharge tray and feeds the sheets to the discharge tray, the discharge tray being the discharge roller In a paper stacking device for receiving paper from the paper discharge roller at a reference paper receiving position spaced downward by a predetermined amount,
When the stack amount of sheets discharged and stacked on the discharge tray from the discharge roller reaches a predetermined stack amount, the discharge tray is lowered by a certain amount from the reference sheet receiving position, and the sheet the receiving position is lower than the sheet receiving position of the reference, and Rukoto received at least the next sheet, and, when the paper said paper discharge tray receives from the discharge roller is staple sheet, the predetermined load amount The number of bindings of the sheet bundle and the number of bindings are defined as the criteria for determining the sheet bundle. When the number of bindings is less than a predetermined number and the number of bindings discharged to the discharge tray is greater than the predetermined number of copies, sheet stacking apparatus according to claim Rukoto the sheet receiving position by a predetermined amount downward from the sheet receiving position of the reference.
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