JP3654966B2 - Lid material - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、内面にポリエチレンが積層された紙容器のふた材に係わり、更に詳しくは、ヨーグルトなどの乳製品、果汁、ゼリー等の食品を充填する紙容器のふた材に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、紙容器のふた材を構成する基材層は、紙、アルミニウム箔、プラスチックフィルムなどがあり、特に紙を基材層とするものは、容器の形状ホールダーとしてフランジ部の強化作用をもつものとして使用されていた。
そして、例えば、紙を基材層として、次のように構成されていた。
▲1▼ 紙/低密度ポリエチレン(接着層)/高密度ポリエチレン(強化層)/低密度ポリエチレン(ヒートシール層)。
▲2▼ 紙/低密度ポリエチレン(接着層)/ポリエステルフィルム(強化層)/低密度ポリエチレン(ヒートシール層)。
これらのふた材は、開封時にふた材の紙破れの防止し、そして開封後の紙容器に用いるプラスチック製のオーバーキャップとの嵌合性をもつものである。また、図4(A)に示すように、紙容器16を複数個に設ける共通のふた材14を密封後、ふた材の折り曲げ部14Pを設けて多連に集約するとき、フランジ部を強化して多連式紙容器の形状保持性をもたせるものである。尚、多連式紙容器は切断部8で切り離して、図4(B)に示すような1個の状態とし、そして、フランジ部17で内面ポリエチレン層16Pを剥離しフランジ端部18で切断し開封するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、いずれのふた材も、開封するときに、かなりの力を必要とし、そして開封時に紙容器のフランジ部の紙が内面ポリエチレン層とともに破れ(紙ムケ)、外観が悪くなるばかりでなく、また内容物によっては、フランジ部に水分を吸収して、その剛性を低下して容器が潰れたり、プラスチック製オーバーキャップとの嵌合性を損ない、オーバーキャップを持って容器を持ち上げたときに容器が脱落したり、液体の内容物をこぼしてしまうという問題点があった。
本発明は、開封時の力を少なくして、ふた材及び紙容器のフランジ部の紙むけを防止して、フランジ部の外観及び強度を保持して、フランジ部の吸水による紙容器の剛性低下を起こさないふた材を供給することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は、内面にポリエチレンが積層された紙容器のフランジ部と接着することにより密封し、易開封性をもつヒートシール層を設けたふた材において、該ふた材が、少なくとも基材層と、ポリマー、ポリマーアロイ又はポリマーブレンド物よりなる易剥離層、及び易剥離層と容易に剥離するとともにフランジ部と熱接着でき、かつ切断容易なヒートシール層との積層物よりなり、該基材層が、紙またはアルミニウム箔と強化層との積層体で形成され、該易剥離層が、ポリプロピレンを主とするポリマー、ポリマーアロイ又はポリマーブレンド物で形成され、該ヒートシール層が、エチレンのホモポリマーまたは共重合体で形成され、かつ、該易剥離層とヒートシール層との積層物は、共押出し製膜又は共押出しコーティングにより形成され、また該ヒートシール層の厚さが2〜15μmのふた材である。
【0005】
本発明のふた材は、図1に示すとおりの、容器15のフランジ部17と接着することにより密封し、易開封性をもつヒートシール層5を設けたふた材10において、該ふた材が、基材層1と、ポリマー、ポリマーアロイ又はポリマーブレンド物よりなる易剥離層3、及びフランジ部17と熱接着できるとともに切断容易なヒートシール層5との積層物よりなるふた材である。
そして、上記の易剥離層3、ヒートシール層5、及び必要によって設けられる基体層4との積層物は、共押出し製膜又は共押出しコーティングにより構成された共押出しフィルム7である。
またヒートシール層5の厚さが2〜15μmのふた材10である。
【0006】
本発明のふた材に用いる基材層1は、サイズ性に富むカップ原紙や、コート紙の坪量が100〜250g/m2 の紙、あるいは、厚さが15〜100μmのアルミニウム箔を用いる。更に紙とプラスチックとを貼合して紙面に強化層を設けて紙むけ防止対策を行ったり、アルミニウム箔を貼合したり、アルミニウム、酸化珪素、酸化アルミニウムなどの蒸着を施してバリアー性を付与したりしたものにヒートシール層を設けることもある。
【0007】
本発明の基材層に設ける強化層2は、ふた材の基材層1に紙を用いたときに必要に応じて紙面を強化するために設けるものであり、ポリエステル、ナイロン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、ポリカーボネート、セルローストリアセテート、エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物などの延伸あるいは未延伸フィルムの厚さが、10〜40μmのものから選択することができる。
また、紙と強化層との積層は、例えば、低密度ポリエチレンを接着層とするサンドイッチラミネーションや反応型接着剤によるドライラミネーション、エマルジョン系接着剤を用いたウエットラミネーションなどの通常の積層方法で作成できる。
【0008】
ポリマー、ポリマーアロイ又はポリマーブレンド物よりなる易剥離層3は、ポリマーとしては、プロピレンのホモポリマー、共重合体などがあり、ポリマーアロイ又はポリマーブレンド物は、ポリプロピレンと他の熱可塑性樹脂のみならずポリプロピレンとエラストマー、無機あるいは有機の微粒子、又は離型性を与える界面活性剤などとの混合物を使用する。
前記他の熱可塑性樹脂、エラストマーには、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物、、ポリビニルブチラール、ポリアミド、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレンなどの熱可塑性樹脂や、フッ素樹脂、シリコーンなどの耐熱性樹脂、エチルセルロース、メチルセルロース、酢酸セルロースなどのセルロース誘導体の他に、ポリブテン、プロピレンゴム、ポリブタジエンなどのエラストマーがある。
また、無機あるいは有機の微粒子は、硫酸バリウム、シリカ、タルク、炭酸カルシウムや、ポリウレタン、アクリル、ポリカーボネート、エポキシなどのビーズ顔料がある。
易剥離層の厚さは、使用する材質にもよるが10〜40μmである。10μm以下では剥離性にむらがあり、40μm以上では製膜時の加工が困難となる。
【0009】
本発明のヒートシール層は、薄く、切断容易で剥離しやすく構成するため、易剥離性をもつとともに、製膜し易い材料と共押出し製膜をすることが好ましい。また、必要に応じて易剥離層の他の面には、易剥離層と接着性があるポリマーアロイや、共重合体を基体層とした3層の共押出し製膜を行い、製膜の安定化と、基材層との接着などの加工適性をもたせることもできる。
【0010】
本発明のヒートシール層は、紙容器の内面樹脂層とヒートシールできる樹脂が好ましく、通常は、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・アクリル酸エステル共重合体、アイオノマー、エチレン・酢酸ビニル共重合体ケン化物などから選択する。そして、容器の開封時にヒートシール端部で切れるように、できるだけ薄く形成することが好ましい。その厚さは、使用する樹脂にもよるが、2〜15μm、好ましくは5〜10μmである。2μm以下ではヒートシールするときにヒートシール層が破れて接着不良となり、また、15μm以上では、開封時にヒートシール層が切断せず、容器の上に薄膜のヒートシール層が残るという問題がある。
また、容器が乳製品に用いられる場合には、ポリエチレンのホモポリマーを使用することが好ましい。
【0011】
【作用】
本発明のふた材は、その層構成に易剥離層を介してヒートシール層を設けて構成されている。したがって、ヒートシール後、開封時に、開封する力によってヒートシール層が切断され、フランジ面において、易剥離層との間で層間剥離を行うため、紙容器のフランジ部における紙むけのない易開封性の作用を奏する。
また、開封時に紙むけがおこらないため、開封後の紙容器のフランジ部における吸水による紙強度の低下を防止するものである。
【0012】
【実施例】
〔実施例 1〕
実施例について図面を参照にして説明すると、図2において、紙20として坪量170g/m2 のカップ原紙の一方の面と、厚さが12μmの二軸延伸ポリエステルフィルム21の処理面とを、厚さ20μmのポリエチレン層61を用いてサンドイッチラミネーションし、更にポリエステルフィルムの他の面と、エチレンアクリル酸エステル共重合体(EEA)層41、プロピレンを主とするエチレンとの共重合体であるポリプロピレン層35、ポリエチレン層51よりなり、それぞれが10μm、15μm及び5μmの厚さで形成した3層共押出しフィルム71のEEA層41とを厚さ15μmのポリエチレン層62を用いてサンドイッチラミネーションして本発明の実施例1のふた材11を構成した。
ふた材11を紙容器16のフランジ17とヒートシールした後、剥離したところ図2(B)に示すようにポリエチレン層51が、紙容器のフランジ17周縁部で切断し、共重合体のポリプロピレン層35との層間で剥離し紙むけがなく開封された。
【0013】
〔実施例 2〕
図3において、紙20として坪量170g/m2 のカップ原紙の一方の面と、処理面にプライマー層66を設けた厚さが25μmのポリプロピレンフィルム23のプライマー層66とを、厚さ20μmのポリエチレン層61を用いてサンドイッチラミネーションした。更にポリプロピレンフィルム23の他の面にプロピレンを主とするエチレンとの共重合体のポリプロピレン層33とポリエチレン層52とをそれぞれの厚さが15μm及び5μmなるようにして共押出しコーティング層72を設け、本発明の実施例2のふた材12を構成した。
このふた材のポリプロピレンフィルム23、及び共押出しコーティングされたポリプロピレン層33とは、本発明の強化層と易剥離層との性質を付与するものである。
ふた材12を紙容器16のフランジ17とヒートシールした後、剥離したところ図3(B)に示すようにポリエチレン層52が、紙容器16のフランジ17の周縁部で切断し、ポリプロピレン層33との層間で剥離して紙むけがなく開封された。
【0014】
〔実施例 3〕
図示はしないが、実施例1の紙にかえてアルミニウム箔40μmを用いて、二軸延伸ポリエステルフィルムとを、ポリエチレン層を用いてサンドイッチラミネーションし、更にポリエステルフィルムの他の面と、EEA層、プロピレンを主とするエチレンとの共重合体であるポリプロピレン層、ポリエチレン層よりなる3層共押出しフィルムのEEA層とを厚さポリエチレン層を用いてサンドイッチラミネーションして本発明の実施例3のふた材を構成した。
ふた材を紙容器のフランジとヒートシールした後、剥離したところ、ポリエチレン層が、紙容器のフランジ周縁部で切断し、共重合体のポリプロピレン層との層間で剥離して開封された。
【0015】
【発明の効果】
上記のように構成された本発明のふた材は、ヒートシール後、開封時に、開封する力によってヒートシール層が切断され、易剥離層との間の層間剥離による紙むけのない易開封性のふた材を構成できた。
また、開封時に紙むけがおこらないため、開封後のフランジ部における吸水による紙強度の低下を防止するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)本発明のふた材の層構成を示す断面概略図である。
(B)上記ふた材の剥離部の外観を示す断面概略図である。
【図2】(A)実施例のふた材の層構成を示す断面概略図である。
(B)上記ふた材の剥離部の外観を示す断面概略図である。
【図3】(A)他の実施例のふた材の層構成を示す断面概略図である。
(B)上記ふた材の剥離部の外観を示す断面概略図である。
【図4】(A)ふた材を設けた多連式紙容器の集約状態を示す概略の斜視図である。
(B)1個に切断した紙容器のA−A断面図である。
【符号の説明】
1 基材層
2 強化層
3 易剥離層
4 基体層
5 ヒートシール層
6 接着層
8 切断部
10、11、12、14 ふた材
14P 折り曲げ部
15 容器
16 紙容器
16P 内面ポリエチレン層
17 フランジ部
18 フランジ端部
20 紙
21 ポリエステルフィルム
23 ポリプロピレンフィルム
33 ポリプロピレン層
35 共重合体のポリプロピレン層
41 EEA層
51、52、 ポリエチレン層
61、62 ポリエチレン層
66 プライマー層
7、71 共押出しフィルム
72 共押出しコーティング層[0001]
[Industrial application fields]
The present invention relates to a paper container lid material having polyethylene laminated on its inner surface, and more particularly to a paper container lid material filled with dairy products such as yogurt, fruit juice, jelly and other foods.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, the base material layer that constitutes the cover material of paper containers includes paper, aluminum foil, plastic film, etc. Especially those that use paper as the base material layer have a reinforcing action on the flange as a container shape holder Was used as.
For example, paper is used as a base material layer, and it is configured as follows.
(1) Paper / low density polyethylene (adhesive layer) / high density polyethylene (reinforced layer) / low density polyethylene (heat seal layer).
(2) Paper / low density polyethylene (adhesive layer) / polyester film (reinforced layer) / low density polyethylene (heat seal layer).
These lid materials prevent tearing of the lid paper at the time of opening, and have a fitting property with a plastic overcap used for a paper container after opening. Further, as shown in FIG. 4A, when the
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, both lid materials require considerable force when opened, and the paper of the flange portion of the paper container is torn together with the inner polyethylene layer at the time of opening. Depending on the contents, moisture may be absorbed into the flange, reducing the rigidity of the container and causing the container to be crushed or impairing the fit with the plastic overcap. There was a problem of falling off or spilling liquid contents.
The present invention reduces the force at the time of opening, prevents the cover material and the paper container flange from being peeled, maintains the appearance and strength of the flange part, and reduces the rigidity of the paper container due to water absorption of the flange part. It aims at supplying the lid material which does not raise | generate.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention provides a lid material provided with a heat seal layer that is sealed by adhering to a flange portion of a paper container laminated with polyethylene on the inner surface and having an easy-opening property. Lamination of at least a base material layer, an easily peelable layer made of a polymer, a polymer alloy or a polymer blend, and a heat seal layer that can be easily peeled from the easily peelable layer and thermally bonded to the flange portion, and can be easily cut Ri Na from the object, the substrate layer is formed of a laminate with paper or aluminum foil and the reinforcing layer, the easy peel layer, a polymer consisting mainly of polypropylene, is formed of a polymer alloy or polymer blend, the The heat seal layer is formed of an ethylene homopolymer or copolymer, and the laminate of the easily peelable layer and the heat seal layer is formed by coextrusion film formation or coextrusion. Coating is formed by, and the thickness of the heat seal layer is a lid material of 2 to 15 [mu] m.
[0005]
The lid material of the present invention is sealed by adhering to the
And the laminated body with said easily
Moreover, it is the
[0006]
For the
[0007]
The reinforcing
Further, the lamination of the paper and the reinforcing layer can be made by a usual lamination method such as sandwich lamination using low density polyethylene as an adhesive layer, dry lamination using a reactive adhesive, wet lamination using an emulsion adhesive, and the like. .
[0008]
The
The other thermoplastic resin and elastomer include polyethylene, ethylene / vinyl acetate copolymer, ethylene / acrylic acid copolymer, ethylene / acrylic acid ester copolymer, ionomer, saponified ethylene / vinyl acetate copolymer, In addition to thermoplastic resins such as polyvinyl butyral, polyamide, polyester, polycarbonate and polystyrene, heat resistant resins such as fluororesin and silicone, cellulose derivatives such as ethyl cellulose, methyl cellulose and cellulose acetate, polybutene, propylene rubber, polybutadiene and the like There is an elastomer.
Examples of the inorganic or organic fine particles include barium sulfate, silica, talc, calcium carbonate, and bead pigments such as polyurethane, acrylic, polycarbonate, and epoxy.
The thickness of the easy peeling layer is 10 to 40 μm although it depends on the material used. If it is 10 μm or less, the peelability is uneven, and if it is 40 μm or more, processing during film formation becomes difficult.
[0009]
Since the heat seal layer of the present invention is thin, easily cut and easily peeled, it is preferable to form a film by coextrusion with a material that has easy peelability and is easy to form. In addition, on the other surface of the easily peelable layer, if necessary, a three-layer coextrusion film formation using a polymer alloy having adhesiveness to the easily peelable layer or a copolymer as a base layer is performed to stabilize the film formation. It is also possible to provide processing suitability such as adhesion and adhesion to the base material layer.
[0010]
The heat seal layer of the present invention is preferably a resin that can be heat sealed with the inner surface resin layer of the paper container. Usually, polyethylene, ethylene / vinyl acetate copolymer, ethylene / acrylic acid copolymer, ethylene / acrylic acid ester copolymer A polymer, an ionomer, an ethylene / vinyl acetate copolymer saponified product, or the like is selected. And it is preferable to form as thin as possible so that it may be cut | disconnected by the heat seal edge part at the time of opening of a container. The thickness is 2 to 15 μm, preferably 5 to 10 μm, although it depends on the resin used. If it is 2 μm or less, the heat seal layer is broken when heat-sealing, resulting in poor adhesion, and if it is 15 μm or more, the heat-seal layer is not cut when opened, and a thin heat-seal layer remains on the container.
Moreover, when a container is used for dairy products, it is preferable to use a homopolymer of polyethylene.
[0011]
[Action]
The lid material of the present invention is configured by providing a heat seal layer with an easy-release layer in the layer configuration. Therefore, after heat sealing, when opening, the heat seal layer is cut by the opening force, and the flange surface is delaminated with the easily peelable layer. Has the effect of.
Further, since the paper is not peeled at the time of opening, the paper strength is prevented from lowering due to water absorption at the flange portion of the paper container after opening.
[0012]
【Example】
[Example 1]
An example will be described with reference to the drawings. In FIG. 2, one side of a base paper having a basis weight of 170 g / m 2 as the
When the
[0013]
Example 2
In FIG. 3, one side of a cup base paper having a basis weight of 170 g / m 2 as the
The polypropylene film 23 of the lid material and the co-extrusion-coated polypropylene layer 33 provide the properties of the reinforcing layer and the easily peelable layer of the present invention.
When the lid 12 is heat-sealed with the
[0014]
[Example 3]
Although not shown, instead of the paper of Example 1, 40 μm of aluminum foil was used, and a biaxially stretched polyester film was sandwich-laminated using a polyethylene layer, and the other side of the polyester film, an EEA layer, propylene The lid material of Example 3 of the present invention is obtained by sandwich lamination of a three-layer coextruded film consisting of a polypropylene layer, which is a copolymer of ethylene mainly composed of ethylene, and an EEA layer of a polyethylene layer, using a polyethylene layer having a thickness. Configured.
When the lid material was heat sealed with the flange of the paper container and then peeled off, the polyethylene layer was cut at the peripheral edge of the flange of the paper container and peeled off between the layers of the copolymer polypropylene layer and opened.
[0015]
【The invention's effect】
The lid material of the present invention configured as described above has an easy-opening property that does not cause paper peeling due to delamination between the heat-peeling layer and the heat-seal layer after the heat-sealing, at the time of opening. The lid could be constructed.
Further, since the paper is not peeled at the time of opening, the paper strength is prevented from being lowered due to water absorption at the flange portion after opening.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a schematic cross-sectional view showing a layer structure of a lid material of the present invention.
(B) It is a cross-sectional schematic diagram which shows the external appearance of the peeling part of the said cover material.
FIG. 2A is a schematic cross-sectional view showing a layer structure of a lid material of an example.
(B) It is a cross-sectional schematic diagram which shows the external appearance of the peeling part of the said cover material.
FIG. 3A is a schematic cross-sectional view showing a layer structure of a lid material of another embodiment.
(B) It is a cross-sectional schematic diagram which shows the external appearance of the peeling part of the said cover material.
FIG. 4A is a schematic perspective view showing an aggregated state of a multiple-type paper container provided with a lid material.
(B) It is AA sectional drawing of the paper container cut | disconnected by one.
[Explanation of symbols]
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