JP3535821B2 - 記録装置 - Google Patents
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Description
に、インクジェット方式に従う記録ヘッドを用いて記録
を行う記録装置に関するものである。
用いて記録を行う記録装置やその装置を記録部として用
いるファクシミリ装置において、従来よりフォトインタ
ラプタ方式のセンサを用いたインク残量検出が行われて
きた。この検出により装置内の残存インクが有るかどう
かを判別し、インクが残存しないと判断された場合に
は、記録動作を中断し、インクタンクやインクカートリ
ッジの交換を促すために、例えば、メッセージを表示し
たり、警告ランプを点滅させたり、或いは、アラームを
鳴動させる等の処理を行っていた。
例では、一回のインク残量検出結果でインクの有無を判
断していたため、装置内の残存インクが無いにも関わら
ず、有りと判断したり、逆に残存インクが有るにも関わ
らず、無しと判断することがしばしばあった。これは、
ユーザにとって大きな不満の1つであった。
続行すると、記録画像の品位が低下し、受信ファクシミ
リ画像が判読できず、記録用紙を浪費してしまうのみな
らず、装置は正常に記録動作が終了したとみなし、その
受信画像データを画像メモリから消去して、2度とその
データを回復する事ができないという問題もあった。
異なる種類のインクタンクや記録ヘッドや記録ヘッドと
インクタンクを一体化したインクカートリッジが装着で
きる場合、例えば、高速に記録する為にインク吐出ノズ
ルを増やした記録ヘッドと、記録画像の品位を優先する
ための濃度が薄いインクを貯溜したインクタンクとで
は、インク残量検出条件が異なっており、これらの違い
を正確に考慮しないと正常なインク残量検出ができない
という問題もあった。
ミリ装置ではインク各色のインク残量検出における、イ
ンクの吐出量、吐出周波数、吐出速度などのインク残量
検出条件が、各色毎に違っており、これらの違いを正確
に考慮しないと正確なインク残量検出ができないという
問題もあった。
であり、種々の条件下で安定したインク残量検出を行
い、インク残存量に基づく記録制御を行うことができる
記録装置を提供することを目的としている。
に本発明の記録装置は、次のような構成からなる。
供給されるインクを記録ヘッドから記録媒体に吐出して
記録を行う記録装置であって、発光手段と、該発光手段
が発した光を受光する受光手段とを含む検出手段と、前
記発光手段と前記受光手段との間の光軸に対して前記記
録ヘッドからインクの吐出を行わせ、前記受光手段の出
力値を得るよう制御する検出制御手段と、前記検出制御
手段により得た前記受光手段の出力値を過去の検出結果
を含めて記憶する記憶手段と、前記検出制御手段により
得た前記受光手段の出力値と、前記記憶手段に記憶され
た過去の検出結果を含む前記受光手段の出力値の履歴と
を比較した結果に基づいて、前記インクタンク内のイン
ク残量の有無を判断する判断手段と、前記判断手段によ
る判断結果に従って、前記記録ヘッドによる記録を制御
する記録制御手段とを有することを特徴とする記録装置
を備える。
いて得られた前記受光手段の出力値が過去の検出におい
て得られた前記受光手段の出力値とほぼ同じである場合
は、インクが残存すると判断し、最新の検出において得
られた前記受光手段の出力値が過去の検出において得ら
れた前記受光手段の出力値と顕著に異なる場合は、イン
クが無くなったと判断すると良い。
ク吐出口から吐出されたインクが通過する位置に対して
光を発光する赤外線LEDのような発光手段と、その光
を受光するフォトトランジスタのような受光手段とを含
むことが望ましい。
から選択的に記録ヘッドが装着可能にして、前記記憶手
段が、装着可能な複数の記録ヘッド夫々について、前記
検出制御手段により得た前記受光手段の出力値を記憶す
ると良い。
クを吐出してカラー記録を行うカラー記録ヘッドである
場合には、前記記憶手段は、前記検出制御手段により得
た前記受光手段の出力値を前記複数の色のインク毎に格
納すると良い。
の出力値を過去の出力結果を含めて記憶手段に記憶して
おき、最新の検出において得られた受光手段からの出力
値と記憶手段に記憶されている過去の検出において得ら
れた受光手段からの出力値とを比較した結果に基づい
て、インクタンク内のインク残量の有無を判断し、その
判断結果に従って、記録ヘッドによる記録を制御するよ
う動作する。
好適な実施形態について詳細に説明する。
ンクジェット方式に従った記録ヘッドによって記録を行
なう記録部を備えたファクシミリ装置の構成を示す側断
面図である。
構成について説明する。図1において、Aは原稿を光学
的に読み取る読取部、Bはインクジェット方式に従って
記録を行なう記録部、Cは給紙カセットに積載された記
録紙P等の記録媒体を1枚づつ分離して記録部Bに供給
する給紙部である。
記録紙Pの搬送経路は矢印Gで示す通りである。即ち、
給紙部Cの給紙カセット1に積載された記録紙Pは、給
紙ローラ2およびリタードローラ3によりピックアップ
され、給紙ローラ2によって記録部Bに送り込まれる。
記録部Bでは記録ヘッド5により記録紙Pにインクを吐
出して記録を行いつつ、その記録に合わせて記録紙Pを
搬送する。そして、記録が終了すると、排紙ローラ6に
よって記録紙Pを排紙スタッカ7に排出積載する。
明する。
する給紙カセット1には記録紙Pを積載する中板4を備
えている。中板4は給送ローラ2と対向配置されている
中板バネ10により裏面より上方に付勢されている。ま
た、中板4は給紙待機時においてはカムなどにより下方
へ押圧され記録紙Pが少なくなったり無くなった時には
容易に継ぎ足し可能な構造になっている。
する時は、カム等による中板4の下方押圧が解除され、
記録紙Pは給紙ローラ2によってピックアップされる。
リタードローラ3は給紙ローラ2と対向する位置にあり
中板4と連動して記録紙Pの位置を変える。給紙動作を
行う時は、中板4によって付勢され、給紙ローラ2でピ
ックアップされた記録紙PをJ部で給紙ローラ2との協
働作用によって最上側の1枚のみを分離給送する。分離
給送された記録紙Pは給送ローラ2に十分巻き付くよう
に挟持しながら記録部Bに搬送される。
排出機構を説明する。
紙スタッカ7に排紙積載される。排紙スタッカ7は、ヒ
ンジK部を回転中心とする排紙補助トレイ9が設けられ
ており、使用する記録紙Pが長尺である場合に回転させ
て、排紙スタッカを記録紙排紙方向へ長くさせることが
出来る。さらに、排紙スタッカ7は、給紙カセット1の
カバーを兼ねる構造になっている。なお、排紙スタッカ
7と排紙補助トレイ9には複数のリブ(不図示)が設け
られており記録がなされた記録紙Pはそれらの複数のリ
ブ上を摺動し、順次積載される。
る。
る。図1において、画像原稿Sはその画像面を下側にし
て原稿積載トレイ41に積載される。原稿積載トレイ4
1に積載された画像原稿Sはその幅方向に移動可能なス
ライダ42によって位置決めが行われる。画像原稿Sが
原稿積載トレイ41に積載されると、その原稿は予備搬
送押圧片43によって上方から予備搬送バネ44により
押圧され、分離ローラ46との協働作用により捌いて予
備搬送される。
片45と上方からADFバネ47によって押圧された分
離ローラ46との協働作用により、下側から1枚ずつ分
離搬送する。さらに、分離ローラ46は分離された画像
原稿Sを読み取り位置に搬送させる役割を兼ねている。
このようにして分離ローラ46で読み取り位置まで分離
搬送された画像原稿Sに描かれた画像は、光電変換セン
サ48に読み取られる。さて、CSローラ49はその上
方よりCS押圧バネ50により、光電変換センサ48の
読み取りラインにそって付勢されており、分離搬送され
た画像原稿Sを読み取りラインに密着させている。さら
に、CSローラ49は画像原稿Sの副走査方向(画像原
稿の搬送方向)の読み取り速度を決めるとともに、読み
取りを終了した画像原稿Sを排出する役割を兼ねてい
る。最後に、排出された画像原稿Sは原稿排紙トレイ5
1に排紙積載される。なお、原稿排紙トレイ51は装置
本体に着脱可能な構造になっている。
視図である。図2に示すように、記録ヘッド5は、イン
クタンクを内蔵し、インクが無くなったときに記録ヘッ
ドごと新品と交換し得るカートリッジ式の記録ヘッドで
ある。
ド5を精度良く保持しながら、記録紙Pの搬送方向(副
走査方向、矢印G方向)とは直交する方向(主走査方
向、矢印H方向)に往復移動させる。また、キャリッジ
15は、ガイド棒16と突き当て部15aにより摺動自
在に保持されている。キャリッジ15の往復移動は、キ
ャリッジモータ30(不図示)によって駆動されるプー
リ17およびタイミングベルト18によって行われ、こ
の時に記録ヘッド5に与えられる記録信号や電力は、フ
レキシブルケーブル19によって装置本体の電気回路よ
り供給されている。記録ヘッド5とフレキシブルケーブ
ル19とは互いの接点を圧接して接続している。
ポジションにはキャップ20が設けられインク受けとし
て機能する。キャップ20は必要に応じて上下し、上昇
時は記録ヘッド5に密着しそのノズル部を覆いインクの
蒸発やゴミの付着を防止する。
ップ20とが相対的に対向した位置となるように位置決
めするために、装置本体に設けられたキャリッジホーム
センサ21とキャリッジ15に設けられた遮光板15b
が用いられている。キャリッジホームセンサ21は透過
型のフォトインタラプタが用いられ、キャリッジ15が
移動して待機位置まで移動した時に、キャリッジホーム
センサ21の一部から照射された光が遮光板15bによ
ってその透過が遮られることを利用して、記録ヘッド5
とキャップ20とが相対的に対向した位置にあることを
検知する。
給送ローラ2および紙ガイド22によって水平方向に曲
げられて、矢印G方向(副走査方向)に搬送される。給
送ローラ2および排紙ローラ6は夫々、記録モータ(不
図示)によって駆動され、必要に応じてキャリッジ15
の往復移動と連動して高精度に記録紙Pを副走査方向に
搬送する。また、副走査方向には撥水性の高い材料でつ
くられ、その刃状の円周部のみで記録紙Pに接触する拍
車23が設けられる。拍車23は排紙ローラ6に対向す
る位置で、軸受部材23aにより主走査方向に所定長離
間して複数箇所に配設されており、記録直後の記録紙上
の未定着画像に接触しても画像に影響を与えずに記録紙
Pをガイドし搬送するようになっている。
ャップ20と記録紙Pの紙端との間に記録ヘッド5のノ
ズル列5cに対向した位置に配置され、記録ヘッド5の
ノズルより吐出されるインク滴を直接光学的に検知する
透過型フォトインタラプタであり、記録ヘッド5のイン
ク無しの状態をその出力から判断できる。
子に赤外線LEDを用い、LED発光面にはレンズを一
体成形し、受光素子に向けておおよそ平行に光を投射で
きる。受光素子にはフォトトランジスタが用いられ、受
光素子の受光面にはモールド部材により0.7mm×
0.7mmの穴が光軸上に形成され、受光素子と発光素
子との間全域において検出範囲を高さ方向には0.7m
m、幅方向は0.7mmに絞り込んでいる。また、発光
素子と受光素子とを結ぶ光軸は記録ヘッド5のノズル列
5cと平行に配置され、受光素子と受光素子に間隔は記
録ヘッド5のノズル列5cよりも広く、光軸と記録ヘッ
ド5のノズル列5cの位置が一致すると、記録ヘッド5
の各ノズルから吐出されるインク滴は全て発光素子と受
光素子の間の検出範囲を通過可能な構成となっている。
その検出範囲をインク滴が通過することにより、インク
滴が発光側からの光を遮り、受光側への光量を減少さ
せ、受光素子であるフォトトランジスタの出力の変化が
得られる。
とを相対的に対向した位置となるように位置決めするた
めに、キャップ20との位置決め同様に、装置本体に設
けられたキャリッジホームセンサ21を用いる。
ムポジション(HP)にある記録ヘッド5のノズル列5
cの位置からフォトセンサ8の光軸へ移動する距離
(L)を、キャリッジ15を駆動するモータのステップ
数に換算し、予め記録動作を実行させる制御プログラム
に定数として設定されている。このようにして、ホーム
ポジションを検出した後一定量キャリッジを移動するこ
とにより、記録ヘッド5のインク列の位置とフォトセン
サ8の光軸とが相対的に対向した位置に正確に位置決め
できる。そして、1ページの記録動作開始前或いは終了
後に記録ヘッド5をフォトセンサ8付近に移動させ、図
4に示すように発光素子である赤外線LED81からの
光軸を横切るようにインクの吐出動作を行わせ、インク
の残量検知を行なう。ここでは、吐出インクが光軸を横
切り、フォトセンサ8の受光素子であるフォトトランジ
スタ82へ到達する光を遮断すれば正常にインクの吐出
が行われていると判断される。
構成を示すブロック図である。図5において、101は
ファクシミリ装置全体の動作を制御するためのMPU、
102はファクシミリ装置の動作を制御する制御プログ
ラムやテーブルデータ等を格納するROM、103は例
えばファクシミリ送受信のためにファクシミリ装置に登
録されるシステムデータ、送信画像データや未記録の受
信画像データ、そして、インク残量検出の出力値等を保
存するためのRAMである。なお、システムデータやイ
ンク残量検出の出力値などは電源供給が切断されても、
情報を保存するためにバックアップ電源付きのSRAM
などに格納することが望ましい。
検出によるフォトインタラプタの受光減衰量から換算さ
れる値や、異なる特性を持つ記録ヘッドが装着できる場
合には、個々の記録ヘッドの諸特性を記録するための記
録領域としても使用される。さらには、カラー記録ヘッ
ドを装着して複数色のインクによりカラー記録を行う場
合には、RAMには各色成分毎の画像データが格納され
る。
(DTMF受信器、トーン信号送信器、トーン信号受信
器を含む)、呼び出し信号(CI)検出器等よりなる通
信部、107はテンキー、ワンタッチキー、プリンタモ
ードキー等のキーボード操作部とLCD、LED等の表
示部、108は動作音、警告音、アラーム音、擬似呼び
出し音を鳴動するスピーカ部、109は、送信画像デー
タをRAMに格納する際に符号化するための符号化部
と、受信画像データを記録する際に復号化するための復
号化部からなる符号化復号化部である。である。
続するCPUバスである。
ファクシミリ画像の送受信と受信画像の記録のみなら
ず、読取部Aで読み取った画像原稿を記録部Bで記録す
るコピー動作や、ファクシミリ送受信情報を記録部Bか
ら出力するレポート出力なども実行することができる。
細については、既に説明したので、ここでの説明は省略
する。
いて実行される記録動作およびインク残量検出動作につ
いて、図6に示すフローチャートを参照して説明する。
基づいて記録を行うために、必要な記録紙サイズ、記録
マージン,および記録濃度等のパラメータの初期設定を
行う。次に、ステップS202では、記録紙を記録開始
位置まで移動する。
フィードされなかったり、記録紙ジャムが発生していな
いかどうかを確認する。ここで、フィードエラーや記録
紙ジャムが発生したと判断されたならば、処理はステッ
プS209に進み、記録のためにRAM103の所定の
領域に格納されている画像データを保持するとともに、
さらに、ステップS210において、記録不可能である
旨を示すメッセージをLCDに表示し、LEDを点滅
し、警告音を鳴動させる。その後、処理はステップS2
12に進む。
ャムが発生していないと判断されたならば、処理はステ
ップS204に進み、記録紙1ページ分に相当する画像
データを用いて記録を行う。次に、ステップS205で
は、1ページ分の画像データの記録が終了したか確認す
る。ここで、記録が終了していないと判断されれば、処
理はステップS204に戻って記録動作を続行し、記録
が終了したと判断されたなら、処理はステップS206
に進み、記録紙の排紙を行う。
インクの残量検出を行う。
録ヘッド5からインクを、フォトセンサ8の発光素子8
1(LED)から受光素子82(フォトトランジスタ)
に対して発せられる光を遮断するように吐出し、受光素
子82から検出される光電流の減少変化を捉えることで
行う。と同時に、フォトトランジスタ82のセンサ出力
値をRAM103の記憶領域に格納する。この記憶領域
は、そのサイズが許す限り大きく確保することが望まし
い。また、この実施形態では、順次センサ出力値を格納
していき、記憶領域がフル状態になった場合は、最も過
去の履歴に最新の情報を上書きすることにより、常に最
新のセンサ出力値を含む過去のある期間の履歴を保持す
るようにしている。
の履歴に基づいて、インク残量の判断を行う。即ち、最
新のセンサ出力値が過去のセンサ出力値に比べ、ほぼ同
じ値の場合は、インク残量は十分であると判断する。こ
れに対して、最新のセンサ出力値が過去のセンサ出力値
に比べ、顕著に異なる場合はインク残量の状態が変化し
た、即ち、インクが無くなったと判断する。また、最新
のセンサ出力値が過去のセンサ出力値に比べ、多少の変
化しか認められない場合は、インク残量の状態が変化す
る前兆、即ち、インクが無くなる寸前であると判断す
る。
て、インク残量が無いと判断された場合には、処理はス
テップS209に進む。これに対して、ステップS20
8で、インクが有ると判断されれば、処理はステップS
211に進む。
される場合には、処理はステップS209に進んで警告
処理を行っても良いし、また、フローチャートには図示
していないが残存インク警告を行いながらもステップS
211に進んでも良い。
を行うための画像データがあるかどうかを確認する。次
の画像データがあると判断されれば、処理はステップS
202に戻り、上述した動作を繰り返す。これに対し
て、次の画像データがないと判断されれば、処理はステ
ップS212に進み、記録紙が完全に排紙されるまでウ
エイトし、記録終了処理を行い、処理を終了する。
出されたインク残量検出結果と過去の履歴を比較参照す
ることにより、インク残量の有無を判断するので、動作
環境の変化やインク吐出の精度などに起因する1回のイ
ンク残量検出に含まれる誤差の影響を少なくすることが
できるので、検出における検出精度が向上する。これに
より、安定したインク残量検出を行うことが可能にな
る。
クシミリ受信画像、コピー画像およびレポート画像の記
録を指す。また、プリンタ機能付きのファクシミリ装置
の場合、ファクシミリ装置に接続されたコンピュータか
ら転送された画像データの記録も指す。このような装置
の場合、コンピュータからのインク残量検出指示コマン
ドを受け付けた場合に上述したインク残量検出を行うよ
うに制御して、記録紙の各ページ記録終了後のインク残
量検出を無条件に行わないようにして、インクを消費量
を抑えるようにもできる。
出は記録紙1ページ記録終了後に行うこととしたが、こ
れ以外にも装置への電源投入時、インクカートリッジ交
換時、インク残量検出のメニューを選択した時、記録紙
の給紙時あるいはファクシミリデータ着信時に行っても
構わない。
ンクやインクカートリッジの特性については特に言及し
なかったが、異なる特性を持つ複数のインクタンクやイ
ンクカートリッジから選択的にインクタンクやインクカ
ートリッジを装着して使用できる場合には、装着可能な
個々のインクタンクやインクカートリッジに対応して複
数の履歴の情報を記憶することにより、各々のインクタ
ンクやインクカートリッジに適したインク残量検出結果
を得ることができる。
ッドの特性については特に言及しなかったが、異なる特
性を持つ複数の記録ヘッドから選択的に記録ヘッドを装
着して使用できる場合には、装着可能な個々の記録ヘッ
ドに対応して複数の特性情報を記憶することにより、各
々の記録ヘッドに適したインク残量検出結果を得ること
ができる。
録部がカラー記録可能な記録部であるとも、モノクロ記
録専用の記録部であるとも特定しなかったが、記録部が
カラー記録可能である場合には、使用する各インクの色
に従ってインク残量の履歴を格納する記憶領域を確保
し、それを用いて各色のインク残量検出を行うようにし
ても良い。
去の履歴を参照してインク残量の有無を推定し、記録動
作を停止するような制御を行ったが、本発明はこれによ
って限定されるものではない。例えば、インク残量警告
を行いながら、記録動作を続行させるようにしても良
い。
インクカートリッジ、または記録ヘッドが交換された場
合、その着脱を検出するセンサを装置に備え、インク残
量検出結果の過去の履歴を自動的に消去しても良いし、
ユーザにその消去を行うかどうかを通知し、ユーザから
の指示により消去するようにしてもよい。
リッジ、または記録ヘッド1つ1つを区別できるように
個別IDを設けた場合には、その個別IDを検出するこ
とにより、再度同一のインクタンク、インクカートリッ
ジ、または記録ヘッドが装着された場合は、インク残量
検出結果の過去の履歴を消去しないようにしても良い
し、或は、選択的に消去するようにしてもよい。
リッジ、または記録ヘッドの個別ID毎に、インク残量
検出結果に関する履歴情報を記憶することにより、ユー
ザによりインクタンク、インクカートリッジ、または記
録ヘッドが交換された場合に、その個別IDを検出し、
検出した個別IDと一致するインク残量検出結果の履歴
が依然として格納保持されていれば、そのインク残量検
出結果の過去の履歴を再び参照するようにしても良い。
録方式の中でも、インク吐出を行わせるために利用され
るエネルギーとして熱エネルギーを発生する手段(例え
ば電気熱変換体やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギ
ーによりインクの状態変化を生起させる方式を用いるこ
とにより記録の高密度化、高精細化が達成できる。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式はいわゆるオンデマンド
型、コンティニュアス型のいずれにも適用可能である
が、特に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)
が保持されているシートや液路に対応して配置されてい
る電気熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越
える急速な温度上昇を与える少なくとも1つの駆動信号
を印加することによって、電気熱変換体に熱エネルギー
を発生せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさ
せて、結果的にこの駆動信号に1対1で対応した液体
(インク)内の気泡を形成できるので有効である。この
気泡の成長、収縮により吐出用開口を介して液体(イン
ク)を吐出させて、少なくとも1つの滴を形成する。こ
の駆動信号をパルス形状をすると、即時適切に気泡の成
長収縮が行われるので、特に応答性に優れた液体(イン
ク)の吐出が達成でき、より好ましい。
特許第4463359号明細書、同第4345262号
明細書に記載されているようなものが適している。な
お、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国特許
第4313124号明細書に記載されている条件を採用
すると、さらに優れた記録を行うことができる。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組み合わせ構成(直線状液流路または直角液流路)の
他に熱作用面が屈曲する領域に配置されている構成を開
示する米国特許第4558333号明細書、米国特許第
4459600号明細書を用いた構成も本発明に含まれ
るものである。加えて、複数の電気熱変換体に対して、
共通するスロットを電気熱変換体の吐出部とする構成を
開示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギ
ーの圧力波を吸収する開口を吐出部に対応させる構成を
開示する特開昭59−138461号公報に基づいた構
成としても良い。
体の幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドとしては、上述した明細書に開示されているよう
な複数記録ヘッドの組み合わせによってその長さを満た
す構成や、一体的に形成された1個の記録ヘッドとして
の構成のいずれでもよい。
ッド自体に一体的にインクタンクが設けられたカートリ
ッジタイプの記録ヘッドのみならず、装置本体に装着さ
れることで、装置本体との電気的な接続や装置本体から
のインクの供給が可能になる交換自在のチップタイプの
記録ヘッドを用いてもよい。
録ヘッドに対する回復手段、予備的な手段等を付加する
ことは記録動作を一層安定にできるので好ましい。これ
らを具体的に挙げれば、記録ヘッドに対してのキャッピ
ング手段、クリーニング手段、加圧あるいは吸引手段、
電気熱変換体あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこ
れらの組み合わせによる予備加熱手段などがある。ま
た、記録とは別の吐出を行う予備吐出モードを備えるこ
とも安定した記録を行うために有効である。
クが液体であることを前提として説明しているが、室温
やそれ以下で固化するインクであっても、室温で軟化も
しくは液化するものを用いても良く、あるいはインクジ
ェット方式ではインク自体を30°C以上70°C以下
の範囲内で温度調整を行ってインクの粘性を安定吐出範
囲にあるように温度制御するものが一般的であるから、
使用記録信号付与時にインクが液状をなすものであれば
よい。
をインクの固形状態から液体状態への状態変化のエネル
ギーとして使用せしめることで積極的に防止するため、
またはインクの蒸発を防止するため、放置状態で固化し
加熱によって液化するインクを用いても良い。いずれに
しても熱エネルギーの記録信号に応じた付与によってイ
ンクが液化し、液状インクが吐出されるものや、記録媒
体に到達する時点では既に固化し始めるもの等のよう
な、熱エネルギーの付与によって初めて液化する性質の
インクを使用する場合も本発明は適用可能である。この
ような場合インクは、特開昭54−56847号公報あ
るいは特開昭60−71260号公報に記載されるよう
な、多孔質シート凹部または貫通孔に液状または固形物
として保持された状態で、電気熱変換体に対して対向す
るような形態としてもよい。本発明においては、上述し
た各インクに対して最も有効なものは、上述した膜沸騰
方式を実行するものである。
態としては、コンピュータ等の情報処理機器の画像出力
端末として一体または別体に設けられるものの他、リー
ダ等と組み合わせた複写装置の形態を取るものであって
も良い。
トコンピュータ,インタフェイス機器,リーダ,プリン
タなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの
機器からなる装置(例えば、複写機,ファクシミリ装置
など)に適用してもよい。
の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記
録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給し、そ
のシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPU
やMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを
読出し実行することによっても、達成されることは言う
までもない。
ラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現するこ
とになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は
本発明を構成することになる。
体としては、例えば、フロッピディスク,ハードディス
ク,光ディスク,光磁気ディスク,CD−ROM,CD
−R,磁気テープ,不揮発性のメモリカード,ROMな
どを用いることができる。
コードを実行することにより、前述した実施形態の機能
が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示
に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレ
ーティングシステム)などが実際の処理の一部または全
部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が
実現される場合も含まれることは言うまでもない。
ムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボード
やコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わる
メモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に
基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わ
るCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、そ
の処理によって前述した実施形態の機能が実現される場
合も含まれることは言うまでもない。
ク残量を検出する条件が変動しても、1回のインク残量
検出によらず、過去の履歴も考慮して総合的にインク残
量の有無を判断することにより、より安定したインク残
量検出を行い、インク残存量に基づく記録制御を行うこ
とができるという効果がある。
ト方式に従った記録ヘッドによって記録を行なう記録部
を備えたファクシミリ装置の構成を示す側断面図であ
る。
立体斜視図である。
を示す図である。
81の光軸をインクが遮断する様子を示した図である。
ブロック図である。
フローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】 インクを貯留するインクタンクから供給
されるインクを記録ヘッドから記録媒体に吐出して記録
を行う記録装置であって、発光手段と、該発光手段が発した光を受光する受光手段
とを含む 検出手段と、前記発光手段と前記受光手段との間の光軸に対して前記
記録ヘッドからインクの吐出を行わせ、前記受光手段の
出力値を得るよう制御する検出制御手段と、 前記検出制御手段により得た前記受光手段の出力値を 過
去の検出結果を含めて記憶する記憶手段と、前記検出制御手段により得た前記受光手段の出力値と、
前記記憶手段に記憶された過去の出力値を含む前記受光
手段の出力値の履歴とを比較した結果に基づいて、前記
インクタンク内の インク残量の有無を判断する判断手段
と、 前記判断手段による判断結果に従って、前記記録ヘッド
による記録を制御する記録制御手段とを有することを特
徴とする記録装置。 - 【請求項2】 前記判断手段は、最新の検出において得
られた前記受光手段の出力値が過去の検出において得ら
れた前記受光手段の出力値とほぼ同じである場合は、イ
ンクが残存すると判断し、最新の検出において得られた
前記受光手段の出力値が過去の検出において得られた前
記受光手段の出力値と顕著に異なる場合は、インクが無
くなったと判断することを特徴とする請求項1に記載の
記録装置。 - 【請求項3】 前記発光手段は、赤外線LEDを含むこ
とを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 【請求項4】 前記受光手段は、前記受光した光に基づ
いて電気信号を発生するフォトトランジスタを含むこと
を特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 【請求項5】 夫々特性が異なる複数の記録ヘッドから
選択的に記録ヘッドが装着可能とするとともに、 前記記憶手段は、装着可能な 前記複数の記録ヘッド夫々
について、前記検出制御手段により得た前記受光手段の
出力値を記憶することを特徴とする請求項1に記載の記
録装置。 - 【請求項6】 前記記録ヘッドは、複数の色のインクを
吐出してカラー記録を行うカラー記録ヘッドであり、 前記記憶手段は、前記検出制御手段により得た前記受光
手段の出力値を前記複数の色のインク毎に格納すること
を特徴とする請求項1に記載の記録装置。
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JP2000319924A JP3535821B2 (ja) | 2000-10-19 | 2000-10-19 | 記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2000319924A JP3535821B2 (ja) | 2000-10-19 | 2000-10-19 | 記録装置 |
Publications (2)
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---|---|
JP2002127455A JP2002127455A (ja) | 2002-05-08 |
JP3535821B2 true JP3535821B2 (ja) | 2004-06-07 |
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JP (1) | JP3535821B2 (ja) |
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---|---|---|---|---|
JP2005297223A (ja) * | 2004-04-06 | 2005-10-27 | Seiko Epson Corp | 記録装置、インクカートリッジ、記録システム、制御方法、およびプログラム |
-
2000
- 2000-10-19 JP JP2000319924A patent/JP3535821B2/ja not_active Expired - Fee Related
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