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JP3532219B2 - 水頭症の治療装置 - Google Patents

水頭症の治療装置

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JP3532219B2
JP3532219B2 JP51419998A JP51419998A JP3532219B2 JP 3532219 B2 JP3532219 B2 JP 3532219B2 JP 51419998 A JP51419998 A JP 51419998A JP 51419998 A JP51419998 A JP 51419998A JP 3532219 B2 JP3532219 B2 JP 3532219B2
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shunt
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ベアゲセン,スヴェン・エリック
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シヌ・シュント・アクティーゼルスカブ
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    • A61M27/00Drainage appliance for wounds or the like, i.e. wound drains, implanted drains
    • A61M27/002Implant devices for drainage of body fluids from one part of the body to another
    • A61M27/006Cerebrospinal drainage; Accessories therefor, e.g. valves

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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、脳室から矢状静脈洞への脳脊髄液をシャン
ト(短絡)するための脳脊髄液シャントシステムに関す
る。
概括的背景 脳脊髄液は、頭蓋内の圧力(ICP)に関係なく、脳室
システムに形成されている。形成速度は一定で、0.3〜
0.4ml/分の範囲である(ベアゲセンとジェリス,1987
年)。水頭症は、すなわち頭蓋内にある脳脊髄液量の異
常な増加は脳脊髄液の流出が閉塞される時に起こり、頭
蓋内圧力と頭蓋内の脳脊髄液の増加を引き起こす。閉塞
は、導水管または第4脳室に限定されるか、または矢状
静脈洞に接続した絨毛蜘蛛膜における正規の吸収部位に
限定される。水頭症は、病理解剖学的には、脳室システ
ムと矢状静脈洞との間に通路があるか否かに依って、交
通性水頭症と非交通性水頭症とに分割される。交通性水
頭症は、例えば分泌液での出血に対応して形成される線
維症のために、一般的に絨毛蜘蛛膜での閉塞によって引
き起こされ、水頭症の最もよくある形態である。
水頭症の治療は、頭蓋内の圧力を正規の生理学的な値
に下げることを目標とし、これによって、また、脳脊髄
液の量を正規の生理学的な値に減じる。これは、脳脊髄
液シャントを用いて上記異常閉塞を迂回し、脳室システ
ムから別の吸収部位に脳脊髄液(CSF)を移すことによ
って達成される。脳脊髄液のための最も適当な転出部位
は、心臓の右心房と腹膜腔であることが分かっている。
排液システムにおける逆行流を防止するためにバルブが
立案されている。この逆流は頭蓋内腔と吸収部位間の圧
力差によって生じ、例えば、咳や排便などに伴なって増
大する胸部圧力および/または腹部圧力に関連してい
る。
最近6年まで脳脊髄液のシャントは、脳脊髄液の流量
に拘わらず、一定の頭蓋内圧力を維持するという原則に
基づいている。脳脊髄液シャントは、脳脊髄液の入口と
出口の間の差圧が、シャントの開口圧呼ばれる予め定め
られたレベルにまで低下したとき、脳脊髄液流を止める
ように作られている。このことは、頭蓋内洞の外部にあ
る非生理的な吸収部位を使用するために、基礎頭蓋内圧
力を維持するのに必要であった。このような頭蓋内圧力
シャントの例は、米国特許第4,904,236号に示されてい
て、排出すべき人体の一部位から他部位へ流体が流れる
のを制御する流体流制御装置である。
臨床的経験によって、このシャントの原則が理想的な
解決法ではないことが明らかになっている。例えば姿勢
の変化あるいは運動あるいは異常な圧力波による頭蓋内
圧力の唐突な上昇は、過剰な脳脊髄液の排出となる。こ
の所謂過度の脳脊髄液の排出は、短期間あるいは長期間
にわたって通常より低い頭蓋内圧力を引き起こす。文献
(アショフら,1995年)における幾つかの報告は、この
過度の排出による問題を提示していて、特に脳室の著し
い狭小が移植されたシャント装置の機能不全の主要因で
あると指摘している。この理由は、脳室壁が脳室の脳脊
髄液シャント装置の周りで破壊し、粒子(細胞、壊死組
織片)がシャント装置の中に侵入し得るからである。
これによって多様な設計の排液管が採用され、脳室腔
で使用された。これらの異なる排液管構造のシャント併
発症比率への影響は立証されていない。
最近では、脳脊髄液の流量を調整することを目標にし
た脳脊髄液シャント装置が導入されている。たとえば、
流量切り替え手段付きの脳室シャントシステムを記載し
ている米国特許第4,781,673号を参照のこと。
代替となるオービスシグマ(Orbis Sigma)シャント
の流調整機構は、約10mmHgの差圧の増加でシャントが部
分的に閉じ、差圧が35mmHgを越えると、シャントが再度
開く。この形式のシャントはシステムの併発症の率を低
減させることが示された。もう1つのシャントシステム
であるプーデンツデルタバルブも、高圧レベルでの過度
な脳脊髄液の流出を妨げる。米国特許第4,605,395号
は、シャント装置は流量が大きく変化する場合に閉じる
非線形液圧フィルタバルブを備えているシャント装置の
一例である。
さらに、上記脳脊髄液シャントシステムは、正規から
離れた吸収部位に脳脊髄液を排出し、かつ、シャント上
の圧力差が正規の生理的な圧力範囲から実質的に異なる
部位に脳脊髄液を排出している。
文献の臨時報告は、水頭症の治療に、脳室・上矢状静
静脈シャントの使用を記載している(ハッシュら1979年
およびベン1981年)。ハッシュらの文献において、記載
された技術は、低々圧力または超低圧力の一方向バルブ
を使用し、高圧水頭症の患者に適していて、局所麻酔下
で行なえる迅速さ故に、非常に不調な患者或いは衰弱し
た患者には特に価値がある一方、通常あるいは低圧力の
水頭症においてもその使用はもっと評価されねばならな
いと結論付けられている。この記事には、編者の評言と
して、多数の重大な疑問が残存している。この研究で扱
われなかった問題の1つは、使用されたバルブが流を制
限するものでないという事実により、過度の排出であ
る。
ヴェンは、改造さられたプーデンツ(Pudenz)管を用
いて、脳室・上矢状静脈洞シャントで52人の水頭症の子
供を治療したことを報告している。この管には、約6mmH
gの開口圧力を与えるスリットが設けられている。この
報告書からは、矢状静脈洞に対する短絡が重大な併発症
を起こさないということ以外、明白な結論を引き出すこ
とは出来ない。
欧州特許第066,685号は1つまたはそれ以上の微小管
の束を備えた排液管を記載していて、各微小管は水頭症
を制御するために直径が約0.44mmであり、脳室から人体
の選択された部位たとえば蜘蛛下のスペースに脳脊髄液
を導くために複数の柔軟な微小管部材を備えている。本
質的に、この特許は、凝固による排出システムの閉塞を
回避することを目標とした排出システムに関するもので
あって、流を調整するものではない。
発明の概要 本発明の水頭症を治療するための装置は、脳脊髄液を
脳室から矢状縫合の下の矢状静脈洞へと導く。こうにし
て、本発明は、病的な閉塞を迂回することによって水頭
症を治療する脳精髄液シャントシステムを提供し、脳脊
髄液シャントシステムは脳脊髄液をその正規の吸収部位
へと逸らす。そして、脳脊髄液シャントシステム上の圧
力差は、脳室と吸収部位との間の生理的な圧力差と同等
である。このようにして、脳脊髄液の流れを正規の範囲
内に調整し、過度な排出による併発症を回避している。
適切である場合には、本発明は、また、本発明の脳脊髄
液シャントシステムの使用によって水頭症を治療する方
法に関する。
図面の説明 図1は、一実施形態による小室と流調整器とチェック
バルブとが直列に接続された脳脊髄液シャントを示す。
図2は、好ましい実施形態による脳脊髄液シャントの
側面図であり、流量調整手段が2つの部分に分割されそ
の間にチェックバルブがある。
図3は、同脳脊髄液シャントの平面図である。
図4は、チェックバルブのボールが付いたチェックバ
ルブの3つの断面を示す。
図5は、小室と単一方向チェックバルブと流調整管と
が付いた脳脊髄液シャントを平面図で示す。
図6は、脳脊髄液シャントを側面図で示す。
図7は、脳脊髄液シャントを3次元図で示す。
図8は、上矢状静脈洞を通る正面断面図である。
図9は、矢状静脈洞を通る矢状部の断面図である。
図10は、流出に対してAが8mmHg/ml/分、Bが10mmHg/
ml/分、Cが12mmHg/ml/分の抵抗を与える半径に及ぼす
長さの影響を示す。これらの特別な例において、差圧は
4mmHgであり、粘度は0.0072dyn・sec/cm2である。
発明の詳細な開示 通常の条件において、脳脊髄液は脳室内の脈絡膜叢の
中に作られる。それは脳室と導水管と脳表面を覆う脳底
蜘蛛膜下槽を通り、蜘蛛膜絨毛に流れる。そこから脳脊
髄液は矢状静脈洞に吸収される。
333人の患者(ベアゲセンとジェリス1987年)と52人
の正常人(アルベック、ベアゲセンら(発表のために提
出しれた))の測定から、脳脊髄液生産速度(FR)と頭
蓋内圧力(ICP)と矢状静脈洞内の圧力(Pss)と脳脊髄
液の流出に対する抵抗(Rout)との間の関係を確立する
ことが可能であった。
ICP=FR×Rout+Pss 頭蓋内圧力と形成速度との間の関係は直線的であり、
測定された生産速度は、0.3ml/分であることが分かった
(ベアゲセンとジェリス、1989年)。
デンマーク,コペンハーゲン,リショップスピタレッ
ト,ニューロサージェリの部門の実験室において得られ
た脳脊髄液力学に関する詳細な情報は、必要なデータを
提供して、脳脊髄液の正規の生理的な排出に似せた脳脊
髄液シャントシステムの形成を可能にした。しかしなが
ら、本発明まで、この情報を利用して、以下に概説する
脳脊髄液シャントシテムを設計することが提案されたり
考えられたりすることがなかった。
本発明は脳脊髄液シャントシステムに関し、この脳脊
髄液シャントシステムは、脳室からの脳脊髄液を排出す
るために、上記脳室の中に挿入するための脳室カテーテ
ル手段と、矢状静脈洞の中に上記脳脊髄液を供給するた
めに上記矢状静脈洞に挿入するための矢状静脈洞カテー
テル手段と、上記脳室カテーテル手段と上記矢状静脈洞
カテーテル手段との間の流体交通を提供するために、一
端で上記脳室カテーテル手段と他端で上記矢状静脈洞カ
テーテル手段と接続されたシャント本体手段と、上記シ
ャント本体内に形成されていると共に上記脳室カテーテ
ル手段と上記矢状静脈洞カテーテル手段とを流体で接続
している管状流路制限手段とを備え、上記管状流路制限
手段は液流に対するシステム全体の抵抗を8〜12mmHg/m
l/分とする。好ましくは、液流に対する抵抗は約10mmHg
/ml/分である。
本質的に、脳室と矢状静脈洞とを流体で接続するため
の管状流路制限手段は、本来、脳室カテーテル手段と矢
状静脈洞カテーテル手段として機能し、構造が非常に簡
単になり、唯一の限定要因は装置が8〜12mmHg/ml/分の
流抵抗を形成することである。
オプションとして、脳脊髄液シャントシステムは、上
記脳脊髄液が上記矢状静脈洞カテーテルから上記脳室カ
テーテルへ逆流するのを防止するために、上記シャント
本体内に配置されたチェックバルブ手段をさらに備えて
いる。
通常レベルで流出するように実質的に一定の抵抗を働
かせるべくシャントを設計することによって、また、吸
収部位として矢状静脈洞を使用することによって、脳脊
髄液の排出は生産部位と吸収部位間の正常の圧力差によ
って調整される。頭蓋内圧力の過剰な増加は矢状静脈洞
内でも平行に進行する。シャントを通しての脳脊髄液の
流出は、通常の範囲の抵抗によって妨げられる。したが
って、過剰排出が完全に回避される。
このようにして、新奇な事項は、脳脊髄液の流出に対
する正常な抵抗について最近定義されたレベルを使用す
ることであり、また、脳脊髄液の流出に対して上記正常
な抵抗と同様の抵抗をシャント内で作り出すことであ
る。受取り部位としての矢状静脈洞を使用することによ
り、頭蓋内圧力の生理的な増加は、シャント上の差圧を
増加させない。脳脊髄液を心臓の右心房または腹膜に導
くシャントに見られるような姿勢に関する差圧変化は、
完全に回避される。こうして、従来のシャントにおける
故障に対して最多理由の過剰排出は回避される。
ボールバルブのようなチェックバルブをシャント内に
包含することは、矢状静脈洞からシャント(または脳
室)への血液の逆流を妨げる。チェックバルブは、シャ
ントを通る脳脊髄液流に対して実質的に抵抗を持たない
ように、また、頭蓋内圧力のために越えるべき圧力の敷
き値を実質的に持たないように作られている。矢状静脈
洞からの血液の逆流を妨げるチェックバルブは、例え
ば、脳脊髄液と同じ質量のシリコン球として作られ、チ
ャンバの中に配置されている。このチャンバ内では、基
部かつ上流側の入口がボールによって閉塞され得て、ま
た抹消かつ下流の端部はオリフィスの周りの隆起(6)
によって開口されている。
好ましい実施の形態によると、チェックバルブは、チ
ェックバルブのチャンバ内に4つの案内隆起(5)と4
つの案内迫持ち隆起(6)を備えている。隆起(5,6)
は、液体の流れの方向と平行に延在する。案内隆起
(5)はチェックバルブのチャンバの入口側からチェッ
クバルブのチャンバの略中央部まで延在し、案内迫持ち
隆起(6)は上記略中央部から始まってチャンバの出口
側まで延在する。隆起(6)はチェックバルブのボール
(4)がチェックバルブのチャンバの出口開口部に到達
するのを防止するのに役立つ。隆起(5,6)の半径方向
の配置は図4から直接理解され得る。
脳脊髄液の永続的な受け入れ部位として矢状静脈洞を
使用することは、矢状静脈洞の複雑な血栓症の危険を孕
む。矢状静脈洞の中に永続的な排液管を置くことは、水
頭症を治療する試みにおいて以前に使用された。圧縮調
整シャントシステムは、矢状静脈洞の中に挿入された排
液管に接続された。この結果は、全部で70人の患者を含
んで、2つの論文に報告されている(ハッシュら1979
年、ヴェン1981年)。静脈洞の血栓症は報告されたいず
れの症例にも見られなかった。水頭症はこの方法によっ
て治療されるが、内蔵されて開口圧力が予め定められた
型式のシャントを使用するために、シャントは非常に高
い頭蓋内圧力の患者にのみ有効であった。
矢状静脈洞内の血流は、医学研究会(MRI)の調査で
測定されてきた。400ml/分以上の範囲での非常に高速の
流れは、恐らく、排液管の周囲あるいは静脈洞内の血栓
症の形成を妨げる。本研究課題の一部として、矢状静脈
洞に排液管を設置することの影響が、動物調査によって
検討された。5匹の犬において、シリコンゴムのカテー
テルが静脈洞の中に配置され、3週間以上に渡って観察
された。排液管と矢状静脈洞の壁と矢状静脈洞自体との
調査は、微視的に或いは組織学的な調査で、血栓症の徴
候あるいは排液管上または静脈洞内における内皮の増殖
の徴候をなんら示さなかった。
脳脊髄液シャントシステムの好ましい実施の形態で
は、管状流路制限手段の内径(R)は約0.20mm以下であ
り、管状流路制限手段の流限定部はハーゲン・ポアズイ
ユの法則によって計算される長さ(L)を持ち、正規の
抵抗すなわち8〜12mmHg/ml/分たとえば約10mmHg/ml/分
と同等の脳脊髄液のシャント通過流出抵抗を与えるとい
う目標を考慮したものである。特に好ましい実施の形態
では、管状流路制限手段の内部半径(R)は、例えば約
0.10mm、約0.11mm、約0.12mm、約0.13mm、約0.14mm、約
0.15mm、約0.16mm、約0.17mm、約0.18mm、約0.19mmであ
り、長さ(L)はこれらに応じて計算される。
一例として、長さ(L)は次のように計算され得る。
L=((ICP−Pss)×π×R4)/8×F×V……ハーゲ
ン・ポアズイユの法則 ここで、ICPは頭蓋内圧力であり、Pssは矢状静脈洞の
中の圧力であり、Fは脳脊髄液の流量であり、Vは脳脊
髄液の粘度である。もしも、ICP−Pssが4mmHgに設定さ
れ、Rが0.15mmに設定され、Fが0.3ml/分に設定され、
Vが0.0072dyn・s/cm2に設定されるならば、8と12mmHg
/ml/分のRoutに対して、長さが計算されて1.77cmと2.65
cmの間となる。同様にして、様々な管状流路制限手段の
寸法が計算され得る。図10に示すような寸法の様々な組
合せは、本発明の範囲内であるということは明かであ
る。
ダニッシュ工学研究所(DTI)の実験室では、テスト
ベンチで寸法取りが試験されてきた。この試験の結果は
様々な寸法に対する計算結果と一致している。このこと
は、脳脊髄液の流出に対して、正規すなわち「自然のま
まの」脳脊髄液経路が持つ抵抗と同じ抵抗を持つシャン
トシステムを作ることが可能であることを意味してい
る。注目すべきは、上記公式は手本として使用され得る
が、実際の調査の結果では、脳脊髄液の流出に対する抵
抗(Rout)と管状流路制限手段の長さとの間の関係は、
完全には直線ではないということが明かになっている。
しかしながら、実際上は、ハーゲン・ポアズイユの法則
は、管状流路制限手段の適切な寸法を計算するのに使用
できる。
一般的に、管状流路制限手段は、長さが3.5mmから83.
8mmの範囲内、好ましくは17.7mmから26.5mmの範囲内、
たとえば約22.1mmであり、本来上記シャント本体の内に
形成される。この長さは、適切と考えられるならば、図
2と図3に示されるように、2つ以上の個別の部分に分
割され得る。
本発明を実施するための最良の様式 現在の好ましい実施形態では、シャントは、脳室用の
カテーテルと、抵抗装置と管状流路制限手段における抵
抗に比較して実質的になんら継承された抵抗がないボー
ルバルブとを含む本体(図1乃至6)と、上記矢状静脈
洞に導入される排液管とから構成される。
シャントは頭蓋冠の頂部にあって、矢状縫合の右(ま
たは左)側に冠状縫合の後方の皮下に配置される。カテ
ーテルは、バードリル穴を経て右(または左)の脳室に
挿入され、シャントの本体に接続される。小さなバード
リル穴(2〜3mm)が、容易く識別できる矢状縫合の下
の中央にある矢状静脈洞上に直接設けられる。バードリ
ル穴と同じ外径の排液管が矢状静脈洞に導かれ、シャン
トの抹消端に接続される。図8と9は、シャント装置の
位置の原則を示す。
適当な脳室廃液管は当該技術分野ではよく知られてお
り、例えば、外径が3mmの簡単なシリコンゴム排液管で
ある。標準的に製造された排液管が選択されてもよい。
現在好ましい実施の形態では、シャント本体は例えば
シリコンゴムのような適当な材料から作られている。そ
して、貫通されたドームを付きの小室を有している。基
部(頂部)端では、ドームが先端部で終わり、その先端
部で脳室の排液管が先端部で接続され固定される。ドー
ムの抹消端では、流調節[調整]器の入口が置かれてい
る。
小室は一般的に硬質シリコンゴムからなる平らな底部
を持つ。このドームは、貫通穴の空いた復元力のある軟
らかなシリコンゴムから出来ている。脳室の排液管は入
口コネクタに取り付けられている。この入口コネクタに
はつばが設けられている。コネクタの長さは一般的に約
5mmである。排液管は、通常の方法たとえば結紮(糸)
によって、固定されている。上記小室は管状流路制限手
段を含む細管に取り付けられている。
細管流路制限手段は、ハーゲン・ポアズイユの法則に
したがって、流に対する抵抗が約8〜12mmHg/ml/分、例
えば10mmHg/ml/分になるように、必要な大きさの寸法に
作られている。現在の好ましい実施の形態では、細管流
路制限手段は約22.1mmの長さを有し、この長さは2つの
部分に分割されてもよい(図2と3を参照)。そして、
装置の流制限部の内部半径は0.15mmである。管状流路制
限手段は、実施的に真っ直ぐであって、壁は実質的に滑
らかである。管状流路制限手段の材料は、硬質シリコン
ゴムまたはHDポリエチレン(例えば、ガス殺菌されたポ
リプロピレン)、ポリカーボネイト、ポリスルホン、ポ
リスチレン、PVC(塩化ポリビニール)である。代わり
に、管はチタン製であってもよい。
バルブ手段は、流調整管の端がボウル状になったチャ
ンバから成る(図1〜3および図5〜7)。脳脊髄液と
同じ質量を持つ材料でできたボールは、チャンバ内に置
かれる。このような材料の例としては、ポリエチレン、
ポリスルホン、ポリスチレン、中空ガラスである。チャ
ンバの抹消端は細管に通じ、この細管には矢状静脈洞の
排液管が取り付けられる。一実施例では、3つの隆起
は、矢状静脈洞の方向への流をボールが妨げるのを抑制
する。図2〜4は代替の実施例を示し、この実施例で
は、ハウジングが円形または楕円形であって、ボールが
同時に2つの隆起によってのみ支持されるように設計さ
れていて、上記隆起は「付着」を避けるために尖った外
形をしている。
代わりになるべきものとして、上記チェックバルブが
流調整管の入口端に配置され得る。一例として、バルブ
手段は、尖った隆起における管の入口端で終焉するチャ
ンバ内に包含された上記ボールから成る。小室への開口
は円形で、穴の縁は固く、穴の直径はボールよりも小さ
くてよい。(図5〜7)。
バルブ機構は平坦な裏面を持って作られてもよい(図
2参照)。第1の流調整管の出口には軟らかな唇状物が
設けられるか、上記出口はボールの外周に適合する穴を
有してもよい。
代わりになるべきものとして、チェックバルブ手段
は、たとえばリングのような形状をした案内される剛性
バルブ部材、または、可撓性のあるバルブ部材たとえば
舌形状板を有することができる。
矢状静脈洞用の排液管は、たとえばチタン管またはシ
リコンゴム管で作られてもよい。管の末端5mmは、一般
に、2mmの外径と1.5mmの内径を有する。頭蓋骨を貫く排
液管の部分は一般的に3mmの外径を有し、内径は1.5mmで
ある。最も大きな直径を持つ排液管の部分は、シャント
の本体から矢状静脈洞の上の穴への距離に適合するよう
に短くされてもよい。
排液管の別の設計では、内径が1.5mmで長さが20mmの
チタン管を使用する。この管は、外径と内径がそれぞれ
3mmと1.5mmで長さが60mmのシリコンゴム管に取り付けら
れる。このチタン管は、2mmのバードリル穴を介して矢
状静脈洞を覆う骨を貫通して容易に挿入される。管にお
けるスタイレット(小探針)は挿入された管に幾分か角
度を持たせて、頭蓋骨の表面に続くシリコンゴム管をシ
ャント本体に導く。
引用文献 ・欧州特許第066 685号 ・米国特許第4,605,395号 ・米国特許第4,781,673号 ・米国特許第4,904,236号 ・アショフ(Aschoff)A、クレマー(Kremer)P、ベ
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lank)A、クンゼ(Kunze)S.過剰排液と短絡技術、プ
ログラム可能かつ流体静力学的な可変抵抗バルブと流減
少装置の批評的比較。子供の神経系(Child's Nerv−Sy
st.)1995;11:193〜202 ・ベアゲセン(Borgesen)SE、ジェリス(Gjerris)
F、通常の水頭症におけるCSFの流出に対するコンダク
タンスの予言値。脳(Brain)1982;105:65〜86 ・ベアゲセン(Borgesen)SE、ジェリス(Gjerris)
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抗の関係。機関誌神経外科(J Neurosurg)1987;67:535
〜39 ・ベアゲセン(Borgesen)SE、ジェリス(Gjerris)
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34 流量調節器とバルブ機構の図の説明 1.脳室排液のためのコネクター管。
2.小室、圧縮可能かつ貫通しているドーム。
3.流調整管、流に対して一定の抵抗となるように寸法決
めされている、バルブ機構によって2つの部分に分割さ
れ得る。
4.ボール、ポリエチレン製、質量は脳脊髄液に等しい。
5.ボールの動きを制御する隆起、縁と縁の間の距離はボ
ールの直径に等しい。流れが逆になるとボールは上流に
押圧され、管の出口に押圧されたときに流れを妨げる。
6.バルブの抹消(下流)端でのボールの動きを制御する
隆起。隆起は狭くなってボールの直径よりも小さくな
り、流れが脳室から矢状静脈洞にあるときボールが流量
調節器の第2の出口を閉ざすのを抑える。
7.矢状静脈洞排液のためのコネクター管 7'.コネクター管のカラー 8.チェックバルブ 9.流の方向 10.硬膜 11.頭蓋骨 12.シャント本体 13.脳室カテーテル 14.脳室 15.矢状静脈洞
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61M 1/00 - 1/38 A61M 25/00 - 25/18 A61M 27/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】脳室からの脳脊髄液を排出するために、上
    記脳室の中に挿入される脳室カテーテルと、 矢状静脈洞の中に上記脳脊髄液を供給するために、上記
    矢状静脈洞に挿入される矢状静脈洞カテーテルと、 上記脳室カテーテルと上記矢状静脈洞カテーテルとの間
    の流体交通を提供するために、一端で上記脳室カテーテ
    ルと他端で上記矢状静脈洞カテーテルに接続されたシャ
    ント本体と、 上記シャント本体内に形成され、シャントシステムの流
    に対する抵抗8〜12mmHg/ml/分を維持する管状流路制限
    手段とを備えていることを特徴とする脳脊髄液シャント
    システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の脳脊髄液シャントシステ
    ムにおいて、 上記シャントシステムの流に対する抵抗が約10mmHg/ml/
    分であることを特徴とする脳脊髄液シャントシステム。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の脳脊髄液シャン
    トシステムにおいて、 上記脳脊髄液が上記矢状静脈洞カテーテルから上記脳室
    カテーテルに逆流するのを防止するために、上記シャン
    ト本体内にチェックバルブを有していることを特徴とす
    る脳脊髄液シャントシステム。
  4. 【請求項4】請求項1乃至3のいずれかに記載の脳脊髄
    液シャントシステムにおいて、 上記管状流路制限手段は、約0.20mm以下の内径を有する
    管状通路を備えていることを特徴とする脳脊髄液シャン
    トシステム。
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