JP3531558B2 - 柱・梁接合部の接合構造 - Google Patents
柱・梁接合部の接合構造Info
- Publication number
- JP3531558B2 JP3531558B2 JP32121899A JP32121899A JP3531558B2 JP 3531558 B2 JP3531558 B2 JP 3531558B2 JP 32121899 A JP32121899 A JP 32121899A JP 32121899 A JP32121899 A JP 32121899A JP 3531558 B2 JP3531558 B2 JP 3531558B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- outer diaphragm
- joint structure
- column
- steel pipe
- web
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
いの異なる梁を接合する接合構造に関するものである。
接合する場合、図15に示す接合構造が使用されてい
る。先ず、円形鋼管柱1の梁接合部の上段に外ダイアフ
ラム2を、中段に外ダイアフラム3を、下段に外ダイア
フラム4を取付ける。そして、一方側において、小さい
梁せいの梁6を上段のダイアフラム2と中段のダイアフ
ラム3にフランジを溶接して取付け、他方側において、
大きい梁せいの梁5を上段の外ダイアフラム2と下段の
外ダイアフラム4にフランジを溶接して取付けていた。
なお、大きい梁せいの梁5を外ダイアフラム2および4
に取り付ける際、梁5のウエブ5aの端部と中段の外ダ
イアフラム3と干渉するので、梁5を取り付ける前に、
干渉する位置のウエブに外ダイアフラム3を入れる切欠
き7を加工していた。
梁せいの梁5のウエブに干渉する外ダイアフラム3の形
状に合わせて切欠き7を加工することは、鉄骨製作上手
間のかかる作業である。また、この梁5のウエブ切欠き
加工は、外ダイアフラム3の形状および取り付き位置が
決定するまで梁5の製作に着手できないので、梁の製作
期間が長くなる。
を接合する場合において、梁ウエブ中間の切欠き加工が
不要な柱・梁接合部の接合構造を提供することを目的と
する。
の接合構造により達成する。
段の外ダイアフラムを設けて梁せいの異なる梁を接合す
る接合構造において、梁せいの大きい梁ウエブ中間と干
渉する外ダイアフラムに切欠き部を設けて梁を円形鋼管
柱に接合することを特徴とするものである。なお、梁ウ
エブ中間とは、梁端部のウエブ高さ方向における中間位
置のことである。
干渉する外ダイアフラムに切欠きを設けているので、こ
の切欠きに梁ウエブ端部を通すことができる。このこと
により、使用する多数の梁についてウエブ中間の切欠き
加工が不要となるから、従来のように干渉する外ダイア
フラムの形状および取り付き位置の決定を待たずに梁の
製作ができる。即ち、梁の製作期間を短縮することがで
き、全体工期の短縮につながる。
造において、一部を切り欠いた円弧状外ダイアフラムの
中心角を、下記(1)式で求められる角度φ以上とする
ものである。 φ=2×sin-1(B/D) …(1) 但し、B:梁フランジ幅 D:鋼管柱の外径
干渉する外ダイアフラムの周の大半を切欠き(切除
し)、円弧状としているので、上述した請求項1の接合
構造によって得られる効果と同様の効果が得られる。ま
た、円弧状外ダイアフラムの中心角をφ以上としている
から、円弧状外ダイアフラムの円形鋼管柱との接合強度
が梁フランジの円弧状外ダイアフラムとの接合強度(梁
フランジの引張強度)より大きくなる。また、外ダイア
フラムが円弧であるから、外ダイアフラムを鋼板から高
歩留まりで切り出すことができる。
いて以下に説明する。先ず、接合構造の第1実施形態に
ついて説明する。図1は、本発明に係る柱・梁接合部の
接合構造の第1実施形態を示す正面図、図2は、図1の
A−A矢視図、図3は、図1のB−B矢視図、図4は、
図1のC−C矢視図である。
は大きい梁せいの梁、6は小さい梁せいの梁である。鋼
管柱1の梁接合部の上段に外ダイアフラム2が、中段に
外ダイアフラム3が、下段に外ダイアフラム4が溶接さ
れている。外ダイアフラム2と外ダイアフラム3の間隔
は、梁6の梁せいの寸法に合わせてあり、また外ダイア
フラム2と外ダイアフラム4の間隔は、梁5の梁せいの
寸法に合わせてある。
4に示すように、円環状で梁が接合する箇所を直線状に
切除した形状となっている。外ダイアフラム3も外ダイ
アフラム2等に類似した形状であるが、外ダイアフラム
3には、梁5を鋼管柱1に接合するとき、ウエブ5aの
中間と干渉する箇所に図3に示すような切欠き10が設
けられている。
うに行われる。梁せいの小さい梁6は、上フランジ6b
を外ダイアフラム2に、下フランジ6cを外ダイアフラ
ム3に溶接により接合されている。梁せいの大きい梁5
は、ウエブ5aの中間端部を外ダイアフラム3の切欠き
10に通して、上フランジ5bを外ダイアフラム2に、
下フランジ5cを外ダイアフラム4に溶接により接合さ
れている。なお、梁5の接合端部の加工態様を図5およ
び6に示してある。図5は、梁の上下端部を外ダイアフ
ラム2および4の形状に合わせ加工し、接合部にスカラ
ップを設けていない例を、図6は、梁の接合部にスカラ
ップ5dを設けた例を示している。どちらの例もウエブ
5aの端部は直線状に加工してあり、従来のようにウエ
ブ中間に切欠きを設けていない。
明する。図7は、本発明に係る柱・梁接合部の接合構造
の第2実施形態を示す正面図、図8は、図7のA−A矢
視図、図9は、図7のB−B矢視図、図10は、図7の
C−C矢視図である。
きい梁5および1本の梁せいの小さい梁6が接合する例
である。図7〜図10において、上段の外ダイアフラム
2には、梁5の上フランジ5bが接合する3個の接合面
および梁6の上フランジ6bが接合する1個の接合面を
有している(図8参照)。また、中段の外ダイアフラム
3は、梁5のウエブ5aを通す3個の切欠き10および
梁6の下フランジ6cが接合する1個の接合面を有して
いる(図9参照)。また、下段の外ダイアフラム4は、
梁5の下フランジ5cが接合する3個の接合面を有して
いる。
れぞれ、ウエブ5aの中間端部を切欠き10を通して、
上フランジ5bを外ダイアフラム2に、下フランジ5c
を外ダイアフラム4に溶接により接合されている。梁せ
いの小さな梁6は、上フランジ6bを外ダイアフラム2
に、下フランジ6cを外ダイアフラム3に溶接により接
合されている。
明する。図11は、本発明に係る柱・梁接合部の接合構
造の第3実施形態を示す正面図、図12は、図11のA
−A矢視図、図13は、図11のB−B矢視図、図14
は、図11のC−C矢視図である。
アフラム2〜4を介して鋼管柱1に接合する態様は、前
述の第1実施形態と同じであるから説明を省略する。第
1実施形態と異なるところは、中段の外ダイアフラム3
を、図13に示すように円周の大部分を切り欠いた切欠
き10を設けて、円弧に形成している点である。円弧状
外ダイアフラムとする場合、円弧状外ダイアフラム3の
鋼管柱1との接合強度を、梁フランジ6cの円弧状外ダ
イアフラム3との接合強度(梁フランジ6cの引張強
度)より大きくする必要がある。そこで、図13におい
て、円弧状外ダイアフラム3の中心角θを下記(1)式
で求められる角度φより大きくしている。 φ=2×sin-1(B/D) …(1) 但し、B:梁フランジ幅 D:鋼管柱の外径
中間と干渉する外ダイアフラムに切欠きを設けているの
で、使用する多数の梁について中間の切欠き加工が不要
となるから、従来のように干渉する外ダイアフラムの形
状および取り付き位置の決定を待たずに梁の製作ができ
る。即ち、梁の製作期間を短縮することができる。
ラムを円弧状に形成してあるので、請求項1の接合構造
と同様に梁の製作期間を短縮することができる。円弧状
外ダイアフラムの中心角をφ以上としてあるので、梁と
の接合強度を十分な強度とすることができる。また、外
ダイアフラムを鋼板から高歩留まりで切り出すことがで
きる。
施形態を示す正面図である。
す正面図である。
図である。
施形態を示す正面図である。
実施形態を示す正面図である。
である。
大きい梁端部の正面図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 円形鋼管柱に複数段の外ダイアフラムを
設けて梁せいの異なる梁を接合する接合構造において、
梁せいの大きい梁ウエブ中間と干渉する外ダイアフラム
に切欠き部を設けて梁を円形鋼管柱に接合することを特
徴とする柱・梁接合部の接合構造。 - 【請求項2】 一部を切り欠いた円弧状外ダイアフラム
の中心角を、下記(1)式で求められる角度φ以上とす
る請求項1記載の柱・梁接合部の接合構造 φ=2×sin-1(B/D) …(1) 但し、B:梁フランジ幅 D:鋼管柱の外径
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32121899A JP3531558B2 (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 柱・梁接合部の接合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32121899A JP3531558B2 (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 柱・梁接合部の接合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001140345A JP2001140345A (ja) | 2001-05-22 |
JP3531558B2 true JP3531558B2 (ja) | 2004-05-31 |
Family
ID=18130134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32121899A Expired - Fee Related JP3531558B2 (ja) | 1999-11-11 | 1999-11-11 | 柱・梁接合部の接合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3531558B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102926464A (zh) * | 2012-11-09 | 2013-02-13 | 沈阳建筑大学 | 一种适用于左右梁高不同异型钢框架连接节点 |
JP2013174107A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Hitachi Metals Techno Ltd | 柱と梁との接合構造 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6500823B2 (ja) * | 2016-04-05 | 2019-04-17 | Jfeスチール株式会社 | 柱と梁の接合構造 |
-
1999
- 1999-11-11 JP JP32121899A patent/JP3531558B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013174107A (ja) * | 2012-02-27 | 2013-09-05 | Hitachi Metals Techno Ltd | 柱と梁との接合構造 |
CN102926464A (zh) * | 2012-11-09 | 2013-02-13 | 沈阳建筑大学 | 一种适用于左右梁高不同异型钢框架连接节点 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2001140345A (ja) | 2001-05-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000110236A (ja) | 梁フランジ接合用金物、およびこれを用いた柱梁接合部構造、および柱梁接合部施工法 | |
JP3531558B2 (ja) | 柱・梁接合部の接合構造 | |
JP2000303569A (ja) | パイプトラス及びこれに用いる格点金物 | |
JP3444797B2 (ja) | 鋼管柱と鉄骨梁との接合方法 | |
JPH10237957A (ja) | 鋼材のジョイント構造およびこれに用いられる継手部材の製造方法 | |
JP4398782B2 (ja) | 建築鉄骨構造物の製作方法 | |
JP3437652B2 (ja) | H形鋼柱の無溶接接合構造 | |
JP3079332B2 (ja) | 鋼管柱の外ダイアフラム取付け方法 | |
JP4892045B2 (ja) | 建築鉄骨構造物の製作方法 | |
JP7256035B2 (ja) | 梁補強金具を用いた梁補強構造および梁補強方法 | |
JP2704377B2 (ja) | 鋼管柱とh型鋼梁の連結構造 | |
JP2715831B2 (ja) | ダイアフラム付鋼管柱 | |
JP3801586B2 (ja) | 角形鋼管柱の製造方法 | |
JP2020056205A (ja) | 鉄骨梁補強金具及び鉄骨梁補強構造 | |
JPS5931845Y2 (ja) | 管柱 | |
JPH10266339A (ja) | 鋼管柱梁接合用金物 | |
JPH05340033A (ja) | 外ダイアフラム付鋼管柱の製造方法 | |
JP3801577B2 (ja) | 鋼管柱を使用した鉄骨構造物 | |
JP3978483B2 (ja) | 鋼管柱と梁部材との接合部材 | |
JP3599626B2 (ja) | 鋼管柱の製造方法 | |
JP3168839U (ja) | 溶接用裏当金 | |
JP3407969B2 (ja) | 工業化建物における建築用構成要素の接合構造 | |
JPH01174741A (ja) | 継手構造 | |
JPH09105174A (ja) | 円形鋼管柱とh形鋼梁の接合構造 | |
JPH08333808A (ja) | 鋼管コンクリート柱の柱梁接合構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040210 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040223 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3531558 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080312 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090312 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100312 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100312 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110312 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120312 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130312 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140312 Year of fee payment: 10 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |