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JP3528910B2 - デッキプレートの敷設方法 - Google Patents

デッキプレートの敷設方法

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JP3528910B2
JP3528910B2 JP34079798A JP34079798A JP3528910B2 JP 3528910 B2 JP3528910 B2 JP 3528910B2 JP 34079798 A JP34079798 A JP 34079798A JP 34079798 A JP34079798 A JP 34079798A JP 3528910 B2 JP3528910 B2 JP 3528910B2
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JP
Japan
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deck plate
beams
unitized
deck
small
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JP34079798A
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敏治 川口
義浩 横山
嘉章 竹村
陽成 西山
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Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば鉄骨造等か
らなる建造物の床を形成する際に用いて好適なデッキプ
レートの敷設方法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、床を形成するための型枠あるいは
床板として用いられる鋼製のデッキプレートは、以下の
ようにして敷設するのが一般的であった。図5に示すよ
うに、柱1および大梁2,小梁3を設置した後に、所定
枚数のデッキプレート4を敷き詰め、各デッキプレート
4を大梁2,小梁3に溶接していた。 【0003】また、デッキプレート4と小梁3,3とを
一体にユニット化する工法も用いられている。この工法
では、小梁3,3間に配置されるデッキプレート4Aを
一体にユニット化しておき、これを大梁2A,2Bに接
合する。この後、両側の小梁3,3とその外側の大梁2
C,2Dとの間の部分に、従来と同様、複数枚のデッキ
プレート4B,4Cを敷き詰めて溶接していた。 【0004】この他にも、デッキプレート4と小梁3,
3だけでなく、大梁2をもユニット化する工法もある。
これは、互いに隣接する二本の大梁2A,2B間に配置
されるデッキプレート4および小梁3,3を、これら大
梁2A,2Bに予め一体化してユニット化しておく工法
であり、先行して立設した柱1と大梁2C,2Dとの間
にユニット化したものを吊り込み、これを接合するもの
である。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のデッキプレートの敷設方法には、以下の
ような問題が存在する。まず、多数枚のデッキプレート
4を敷き詰める工法では、その敷き込みと溶接に手間と
時間がかかる。 【0006】また、デッキプレート4Aと小梁3,3と
をユニット化する工法では、二本の小梁3,3間のデッ
キプレート4Aしかユニット化することができない。こ
れは二本の小梁3,3の両側の部分のデッキプレート4
B,4Cまでをユニット化すると、この部分のデッキプ
レート4B,4Cが小梁3から片持ち状態で張り出すこ
とになってしまうからである。このため二本の小梁3の
両外側の部分は従来工法と同様に多数枚のデッキプレー
ト4B,4Cを敷き込まなければならず、施工に手間が
かかるという問題を完全に解決できるものではない。 【0007】デッキプレート4と大梁2A,2Bまでも
ユニット化した工法では、このユニットに隣接するスパ
ンで、大梁2A,2Bがすでに設置されることになるた
め、ユニット施工は1スパンおきにしか行うことができ
ず、完全なユニット工法とは言えず、また、施工の複雑
化をも招いていた。 【0008】本発明は以上のような点を考慮してなされ
たもので、デッキプレートの敷設を効率良く行うことの
できるデッキプレートの敷設方法を提供することを課題
とする。 【0009】 【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
デッキプレートの敷設方法であって、複数本の梁によっ
て囲まれる部分に配置される少なくとも一対の小梁と
当該一対の小梁間に敷設されるデッキプレートと、前記
一対の小梁から大梁方向に張り出したデッキプレートと
を予めユニット化しておき、複数本の柱と、互いに隣接
する前記柱間に架設される梁とを設けた後に、前記一対
の小梁から大梁方向に張り出したデッキプレートの端部
を着脱自在に挟み込んで保持する吊り治具で前記ユニッ
を吊り上げ、次いで吊り上げた前記ユニットを複数本
の前記梁によって囲まれる部分にセットした後、前記吊
り治具を前記ユニットから取り外し、しかる後に前記小
梁とデッキプレートを前記梁に本接合することを特徴と
している。 【0010】このように吊り治具でデッキプレートの端
部を挟み込んで保持することにより、1スパン分のデッ
キプレートをユニット化することができる。また、デッ
キプレートに小梁を一体に取り付けておくことにより、
小梁のユニット化を図ることができる。しかも、大梁は
ユニット化されておらず、従って互いに隣接するスパン
も同様にユニット化できる。 【0011】 【0012】 【0013】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係るデッキプレー
トの敷設方法およびそれに用いる吊り治具の実施の形態
の一例を、図1ないし図4を参照して説明する。 【0014】図1ないし図4の各図において、符号10
は建造物の躯体を構成する鉄骨鉄筋コンクリート造の
柱、11は鉄骨からなる大梁(梁)、12は鉄骨からな
る小梁、13は鋼製のデッキプレート、14は吊り治具
をそれぞれ示している。 【0015】図1に示すように、4本の柱10と、これ
らの柱10間に架設された大梁11,11,…とによっ
て囲まれる1スパン分の空間には、例えば二本の小梁1
2が架設され、さらにこれら大梁11および小梁12の
上面にデッキプレート13が敷き詰められている。 【0016】このデッキプレート13はその施工に対し
てユニット化が図られており、例えば、両端部が二本の
大梁11A,11B上に載置される部分までがユニット
化されており、これに直交する方向においては、吊り込
み時に四方の柱10との干渉を防ぐよう、二本の大梁1
1C,11Dよりも所定寸法内側の部分までがユニット
化されている(図1中、太線Aで囲まれた部分)。 【0017】図2に示すように、吊り治具14は、フレ
ーム15と、このフレーム15に備えられてデッキプレ
ート13を保持する保持部材(保持部)16とから構成
されている。 【0018】フレーム15は、デッキプレート13の端
部よりも外方に張り出す長さを有した二本一対のチャン
ネル材17を有している。各チャンネル材17の端部に
は、チャンネル材17の長さ方向に延在する長穴18が
形成されている。 【0019】一方、図2および図3に示すように、保持
部材16は、二本のチャンネル材17と直交する方向に
延在し、断面L字状のアングル材19と、このアングル
材19の下面に一体に設けられた断面L字状の保持部2
0とから形成されており、アングル材19の所定位置に
形成された切り欠き19aにチャンネル材17を通すよ
うになっている。そして、アングル材19の底面にはボ
ルト穴21が形成されており、チャンネル材17と保持
部材16のアングル材19とは、長穴18とボルト穴2
1に挿通させたボルト22と、これに装着されたナット
23,24によって一体に締結されている。これらのナ
ット23,24を互いに締め込んだり緩めたりすること
によって、ボルト22を長穴18の範囲内で移動させ
て、任意の位置でチャンネル材17に対する保持部材1
6の位置決めを行うことができるようになっている。つ
まり、この保持部材16はデッキプレート13の端部に
対し接近・離間する方向に移動可能となっており、しか
も任意の位置で固定できるようになっているのである。 【0020】次に、このような吊り治具14を用いたデ
ッキプレート13の敷設方法について説明する。 【0021】まず、図4に示すように、デッキプレート
13と二本の小梁12とを一体に溶接してユニット化し
ておく。 【0022】そして、吊り治具14の両側の保持部材1
6でデッキプレート13の端部を挟み込み、これによっ
てデッキプレート13のユニットを保持する。そして、
これを吊りフレーム25を介してクレーン26等の揚重
手段で吊り上げる。 【0023】一方、柱10と大梁11は先行して建て込
んでおき、吊り込んだデッキプレート13のユニットを
大梁11A,11B上にセットする。そして、ユニット
の小梁12の両端部と、大梁11C,11Dとを、ボル
ト、ジョイントプレート等(図示なし)を用いて所定の
位置で仮締めした後、保持部材16を外方へスライドさ
せデッキプレート13の端部から解放する。 【0024】なお、この吊り治具14は次のユニットの
吊り込みに転用する。 【0025】この後、図1に示したように、小梁12を
大梁11C,11Dに対して本締めした後、大梁11
A,11B,11C,11Dにデッキプレート13を溶
接する。これによってデッキプレート13の設置が完了
するので、この後は残りの隙間の部分のみ従来工法と同
様に所定枚数のデッキプレート27を敷き込み、これを
大梁11および小梁12に溶接する。これによって1ス
パン分のデッキプレート13の敷き込みが完了するの
で、この後は他のスパンも同様にして施工を行っていけ
ばよい。 【0026】上述したデッキプレート敷設方法によれ
ば、1スパン分の大部分のデッキプレート13と小梁1
2とをユニット化することができるので施工の手間を省
くことができ、工期短縮化を図ることができる。また、
これと同時に高所作業が大幅に減るので作業安全性を向
上させることができる。また、小梁12とデッキプレー
ト13とをユニット化する構成としたので、大梁11ま
でがユニット化されているわけではなく、隣接するスパ
ンにおいても同様にユニット化することが可能である。
従って、施工を同様の作業の繰り返しで連続的に行うこ
とができ、これによる効率化を図ることもできる。 【0027】また、吊り治具14の保持部材16がフレ
ーム15に対して移動自在に設けられているので、吊り
治具14のデッキプレート13に対する着脱が非常に容
易であり、最小限の盛替時間で吊り治具14を転用する
ことができ、これによっても施工の効率化が図られる。 【0028】なお、上記実施の形態において、柱10を
鉄骨鉄筋コンクリート造としたが、もちろん鉄骨造等で
あっても良い。また、ユニット化するデッキプレート1
3自体の構成については何ら限定する意図はなく、例え
ば波形の鋼板でも良いし、平板状でも良いし、さらには
他の工夫を盛り込んだもの等であっても良い。また、ユ
ニット化するデッキプレート13の範囲や形状について
も上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、適宜
他の構成が採用可能である。 【0029】これ以外にも、本発明の主旨を逸脱しない
範囲内であれば、いかなる構成を採用しても良く、また
上記したような構成を適宜選択的に組み合わせたものと
しても良いのは言うまでもない。 【0030】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るデ
ッキプレートの敷設方法によれば、吊り治具で小梁から
大梁方向に張り出したデッキプレートの端部を挟み込ん
で保持することにより、1スパン分のデッキプレートを
ユニット化することができる。したがって、デッキプレ
ートの取り付けに要する手間と時間を省くことができ、
工期短縮化を図ることができる。これと同時に、高所作
業が大幅に減るので作業安全性を向上させることができ
る。また、デッキプレートに小梁を一体に取り付けてお
くことにより、小梁のユニット化を図ることができる。
しかも、大梁までユニット化されているわけではなく、
隣接するスパンにおいても同様にユニット化することが
可能である。従って、施工を同様の作業の繰り返しで連
続的に行うことができ、これによる効率化を図ることも
できる。 【0031】
【図面の簡単な説明】 【図1】 本発明に係るデッキプレートの敷設方法およ
びそれに用いる吊り治具の一例を示す平面図である。 【図2】 前記吊り治具の一部を示す斜視図である。 【図3】 同吊り治具の一部を示す立面図である。 【図4】 同吊り治具でデッキプレートを吊り込んでい
る状態を示す立面図である。 【図5】 従来のデッキプレートの敷設方法の例を示す
平面図である。 【符号の説明】 10 柱 11 大梁(梁) 12 小梁 13 デッキプレート 14 吊り治具 15 フレーム 16 保持部材(保持部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西山 陽成 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭49−68521(JP,A) 実開 昭64−26679(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04G 21/14 - 21/22 E04B 5/40

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 デッキプレートの敷設方法であって、 複数本の梁によって囲まれる部分に配置される少なくと
    も一対の小梁と、当該一対の小梁間に敷設されるデッキ
    プレートと、前記一対の小梁から大梁方向に張り出した
    デッキプレートとを予めユニット化しておき、 複数本の柱と、互いに隣接する前記柱間に架設される梁
    とを設けた後に、前記一対の小梁から大梁方向に張り出
    したデッキプレートの端部を着脱自在に挟み込んで保持
    する吊り治具で前記ユニットを吊り上げ、 次いで吊り上げた前記ユニットを複数本の前記梁によっ
    て囲まれる部分にセットした後、前記吊り治具を前記
    ニットから取り外し、しかる後に前記小梁とデッキプレ
    ートを前記梁に本接合することを特徴とするデッキプレ
    ートの敷設方法。
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