JP3517457B2 - ウィンドウシステム及びその制御方法 - Google Patents
ウィンドウシステム及びその制御方法Info
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Description
ンドウ表示し、各ウィンドウ毎に異なる操作処理を行う
ことが可能なウィンドウシステム及びその制御方法に関
する。
ウィンドウが表示されている場合に、ウィンドウ同士の
重なりを許しているため、ウィンドウの表示位置と大き
さによっては他のウィンドウを完全に覆い隠してしまう
ことがある。このようなウィンドウが複数個ある場合に
は、ウィンドウ同士の構成を把握するのが困難であるの
で、ユーザは、隠されたウィンドウを探すために、最上
位に表示されているウィンドウを最下位へ移動させた
り、最上位のウィンドウをアイコン化させたりして、下
のウィンドウが見えるようにする操作等を繰り返してい
た。
のとしては、以下の方法が実現されている。
の「複数のウィンドウを表示する機能を有する計算機装
置」である。これは、重なりがあるウィンドウを重ね書
きモードから透明モードに切替え、隠れて見えなかった
ウィンドウを全部一度に見ることにより、目的のウィン
ドウの位置を容易に知ることができるようにしたもので
ある。
シアムの登録商標)において、バーチャルデスクトップ
環境を提供するtvtwmウィンドウマネージャであ
る。これは、ディスプレイに表示されたウィンドウの配
置がわかるように、全体を縮小した図を表示し、その図
に対して操作指示を行うことで、実際のウィンドウの移
動のみを実現したものである。すなわち、ウィンドウの
重なり状態を把握するにはウィンドウの移動やアイコン
化などの操作を繰り返す必要があった。
ンピュータ社の登録商標)のレイヤ表示・操作機能であ
る。これは、ウィンドウシステムではなく、文書作成ア
プリケーションソフトウェアであるが、重ね合わせても
下の文書のイメージが透過して見えるページ(これをレ
イヤと呼ぶ)の重なりの状態がメニューによって確認・
操作できるものである。ウィンドウシステムとの関連は
低いが、重なりの状態をメニュー形式によって把握でき
るという技術は従来例として存在することを示すもので
ある。レイヤはウィンドウと異なり、サイズが固定され
ているためメニュー形式で重なり状態を把握・操作でき
るが、位置の移動や大きさの変更といったウィンドウ特
有の平面的操作はメニュー形式では実現できない。
来のウィンドウシステムでは、平面的な広がりを有する
ウィンドウ同士の重なり状態を簡単に把握するための手
段は存在せず、また、重ねられて隠されたウィンドウの
みを移動する、または大きさの変更をするといった操作
を直接行えるようにしたものは存在していない。
示する機能を有する計算機装置」には、透明モードとし
て重なりのあるウィンドウを表示した場合に、ウィンド
ウ上の図形が全部一度に見えてしまうため、どの図形が
どのウィンドウに対応しているかを判断できず、目的の
ウィンドウの位置を知ることが困難になる場合があると
いう欠点があった。特に、重なっているウィンドウの数
が3個を超えると、透明モードからウィンドウの重なり
状態を把握することが事実上困難になり、結局は、把握
するための手間と時間がかかってしまう。
ャには、バーチャルデスクトップウィンドウ上に表示さ
れている図のウィンドウが平面的に表示されているた
め、下になったウィンドウの重なり状態を把握するのが
困難であるといった欠点があった。
・操作機能には、レイヤの重なり状態の変更は上下方向
のみで、縦横に移動できず、ウィンドウシステム特有の
リサイズ(ウィンドウの大きさの変更)操作ができない
といった欠点があった。
で、重なり合ったウィンドウに対するウィンドウ処理の
作業効率を改善することが可能なウィンドウシステム及
びその制御方法を提供することを目的とする。
め、請求項1に記載のウィンドウシステムは、表示画面
上の第1の領域に複数のウィンドウを表示するウィンド
ウ表示手段と、前記複数のウィンドウの重なりを調べる
重複調査手段と、前記重複調査手段による調査結果に基
づき、前記表示画面上の第2の領域に、前記複数のウィ
ンドウのそれぞれに対応した、ウィンドウの重なり方向
とは別の方向からウィンドウを見たときの各ウィンドウ
の位置関係を示すウィンドウグラフを表示するグラフ表
示手段と、前記複数のウィンドウグラフの重なる部分を
調べる重複部分調査手段と、前記重複部分調査手段によ
る調査結果に基づき、前記ウィンドウグラフの重なる部
分の表示形態を異なる形態で表示するように、前記グラ
フ表示手段を制御する制御手段とを有することを特徴と
する。
の右側に設定されることを特徴とする。
を変えることにより表示形態を異ならせることを特徴と
する。また、さらに好ましくは、前記ウィンドウグラフ
に対して指示を行うことにより、ウィンドウの重なりを
変更する変更手段を更に有することを特徴とする。
ムは、表示画面上の第1の領域に複数のウィンドウの枠
を、それぞれ異なる表示形態により表示するウィンドウ
表示手段と、前記複数のウィンドウの重なり関係を調べ
る重複調査手段と、前記重複調査手段による調査結果に
基づき、前記表示画面上の第2の領域に、前記複数のウ
ィンドウのそれぞれに対応した、ウィンドウの重なり方
向とは別の方向からウィンドウを見たときの各ウィンド
ウの位置関係を示すウィンドウグラフを、対応するウィ
ンドウの枠の表示形態と同じ形態で表示するグラフ表示
手段とを有することを特徴とする。
を特徴とする。
表示画面の右側に設定されることを特徴とする。また、
さらに好ましくは、前記ウィンドウグラフに対して指示
を行うことにより、ウィンドウの重なりを変更する変更
手段を更に有することを特徴とする。上記目的を達成す
るため、請求項9に記載のウィンドウシステムの制御方
法は、表示画面上の第1の領域に複数のウィンドウを表
示し、前記複数のウィンドウの重なりを調べることによ
り、前記表示画面上の第2の領域に、前記複数のウィン
ドウのそれぞれに対応した、ウィンドウの重なり方向と
は別の方向からウィンドウを見たときの各ウィンドウの
位置関係を示すウィンドウグラフを表示し、前記複数の
ウィンドウグラフの重なる部分を調べることにより、前
記ウィンドウグラフの重なる部分の表示形態を異なる形
態で表示することを特徴とする。好ましくは、ウィンド
ウの重なる部分の色を変えることにより表示形態を異な
らせることを特徴とする。また、好ましくは、前記ウィ
ンドウグラフに対して指示を行うことにより、ウィンド
ウの重なりを変更することを特徴とする。また、請求項
12に記載のウィンドウシステムの制御方法は、表示画
面上の第1の領域に複数のウィンドウの枠を、それぞれ
異なる表示形態により表示し、前記複数のウィンドウの
重なり関係を調べることにより、前記表示画面上の第2
の領域に、前記複数のウィンドウのそれぞれに対応し
た、ウィンドウの重なり方向とは別の方向からウィンド
ウを見たときの各ウィンドウの位置関係を示すウィンド
ウグラフを、対応するウィンドウの枠の表示形態と同じ
形態で表示することを特徴とする。好ましくは、前記表
示形態は色であることを特徴とする。また、好ましく
は、前記ウィンドウグラフに対して指示を行うことによ
り、ウィンドウの重なりを変更することを特徴とする。
表示画面上の第1の領域に表示された複数のウィンドウ
の重なりが調べられ、この調査結果に基づいて、前記表
示画面上の第2の領域に、前記複数のウィンドウのそれ
ぞれに対応した、ウィンドウの重なり方向とは別の方向
からウィンドウを見たときの各ウィンドウの位置関係を
示すウィンドウグラフが表示され、前記表示された複数
のウィンドウグラフの重なる部分が調べられ、この調査
結果に基づいて、前記ウィンドウグラフの重なる部分の
表示形態が異なる形態で表示される。
成に依れば、表示画面上の第1の領域に複数のウィンド
ウの枠がそれぞれ異なる表示形態により表示され、この
ように表示された複数のウィンドウの重なり関係が調べ
られ、この調査結果に基づいて、前記表示画面上の第2
の領域に、前記複数のウィンドウのそれぞれに対応し
た、ウィンドウの重なり方向とは別の方向からウィンド
ウを見たときの各ウィンドウの位置関係を示すウィンド
ウグラフが、対応するウィンドウの枠の表示形態と同じ
形態で表示される。
に説明する。
ドウシステムの概略構成を示すブロック図であり、本実
施例は、ウィンドウの重なり状態を把握するために、ウ
ィンドウグラフを表示するものである。
テムは、各種情報を入力するための入力手段1と、該入
力手段1による入力に応じて所望のウィンドウに対する
操作を行うウィンドウ操作手段2と、該ウィンドウ操作
手段2による操作に応じてウィンドウを管理するウィン
ドウ管理手段3と、前記入力された各種情報や各ウィン
ドウの状態等を記憶する記憶手段4と、該記憶手段4内
の所定領域に確保され、各ウィンドウを管理するための
ウィンドウ管理表5と、該ウィンドウ管理表5のデータ
に基づいて、ウィンドウグラフを生成するためのウィン
ドウグラフ管理手段6と、該ウィンドウグラフ管理手段
6および前記ウィンドウ管理手段3からの出力に応じて
ウィンドウおよびウィンドウグラフを表示するための描
画手段7と、該描画手段7からの出力を表示する表示手
段8とにより構成されている。
ィスプレイ装置が用いられ、記憶手段4としてメインメ
モリが用いられ、ウィンドウ操作手段2、ウィンドウ管
理手段3、ウィンドウグラフ管理手段6、および、描画
手段7は、中央処理装置(CPU)により構成されてい
るものとする。
ンドウの一例を表す図である。
V1〜V4はウィンドウW1〜W4を横方向から見た図
(縦型ウィンドウグラフ)、H1〜H4は同じく縦方向
から見た図(横型ウィンドウグラフ)、A1はメインウ
ィンドウ表示領域、A2は横型ウィンドウグラフ表示領
域、A3は縦型ウィンドウグラフ表示領域、A4はファ
ンクション領域を示している。
ムが実行する制御動作を、以下、図3〜図6に基づいて
説明する。
ムにおけるウィンドウの管理、表示、操作であるため、
説明の都合上、本実施例では発明の要旨のみを詳細に述
べ、その他の部分を適宜省略している。したがって、ウ
ィンドウシステム全体を詳細に説明している訳ではない
ので、当業者にとって周知の処理は、特に記述しない限
り、暗黙のうちに行われているものとする。
実行する表示のメインルーチンの手順を示すフローチャ
ートである。
の初期化および生成処理サブルーチンを実行し(ステッ
プS1)、次に、後述するウィンドウの重なり状態を表
示するウィンドウグラフ表示処理サブルーチンを実行し
た(ステップS2)後に、本メインルーチンを終了す
る。
初期化および生成処理サブルーチンの詳細な手順を示す
フローチャートである。図5は、ウィンドウの生成時に
作成されるウィンドウ管理表の一例であり、前記図1で
説明したもの(構成要素5)である。
を初期化するか、または、ウィンドウ管理表5に新たな
ウィンドウを追加生成するかを判断する(ステップS1
1)。ウィンドウシステム起動時などの場合は、ウィン
ドウ管理表5を初期化する(ステップS12)。
るステップであるが、ここでは、図5に示す形式でウィ
ンドウ管理表5を作成するために、生成されたウィンド
ウの左上の座標(X1,Y1)と右下の座標(X2,Y
2)を読み出す処理も行っている。新たに生成されたウ
ィンドウは、特に指示がない場合は深さを“1”として
ウィンドウ管理表5へ登録し、現存する他のウィンドウ
との重なり状態を座標値(X1,Y1,X2,Y2)の
比較により調べ、重なる部分がある場合は重ねられたウ
ィンドウの深さを“1”だけ増加させ、さらに、そのウ
ィンドウの下に別のウィンドウがある場合は同様にその
下のウィンドウの深さを“1”だけ増加させ、下にウィ
ンドウがなくなるまで同様に深さの更新を繰り返す。ス
テップS14では、ウィンドウ管理表5に追加登録とい
う形で記憶手段4へ保存する。
ラフ表示サブルーチンの詳細な手順を示すフローチャー
トである。
状態を調べる(ステップS21)。前述したように、ウ
ィンドウの重なり状態は、ウィンドウの生成時に作成さ
れるウィンドウ管理表5(図5)の「深さ」によって管
理されているので、ステップS21の処理は、具体的に
は、「深さ」を調べることにより行われる。
方向から見た図であるウィンドウグラフを生成する(ス
テップS22)。具体的には、前記ステップS21で調
べたウィンドウの情報(深さ、X1,Y1,X2,Y
2)を基に、横方向、縦方向の大きさと上下関係から重
なりの方向とは別の方向から見たウィンドウグラフを生
成する。
示手段8へ表示する(ステップS23)。このステップ
S23は、前記ステップS22で生成されたイメージを
表示手段8であるCRTディスプレイ上に表示するステ
ップである。
図2に示すように、複数の表示されたウィンドウW1〜
W4からウィンドウグラフV1〜V4,H1〜H4が表
示され、ウィンドウの重なり状態を容易に把握すること
が可能となる。
RTディスプレイ装置を使用したが、液晶ディスプレイ
装置を使用してもよい。
たとしても、何のウィンドウであったかわからない場合
も考えられる。その場合は、前記ウィンドウグラフ生成
時にウィンドウ名を付加してウィンドウグラフを表示し
てもよい。
ウシステムを説明する。
ィンドウグラフに色をつけて重なりなどを見やすくした
点が異なるのみであり、前記表示手段8としてカラーC
RTディスプレイを使用する他は、第1実施例の装置
(図1)と同様のものを用いる。
行する制御動作も、前記第1実施例で説明した表示のメ
インルーチン(図4)と同様のものを使用し、そのルー
チンのウィンドウグラフ表示サブルーチンを図7のサブ
ルーチンに変更することによって実現できる。したがっ
て、図7のステップ中、図6のステップと同様のものに
は同一符号を付し、その説明を省略する。
サブルーチンの詳細な手順を示すフローチャートであ
り、前記図6のフローチャートに対して、ステップS2
1とステップS22の間に、ウィンドウグラフが重なる
場合の処理としてステップS31およびステップS32
を追加する。
るウィンドウグラフがそれまでに生成されているウィン
ドウグラフと重なるか否かをウィンドウ管理表5の「深
さ」および「X座標」、または、「深さ」および「Y座
標」の比較から調べ、その結果、重なる場合はステップ
S32へ進み、重ならない場合はステップS32をスキ
ップしてステップS22へ進む。ステップS32では、
それまでに存在しているウィンドウグラフとは別の色を
使用して重なっていることを強調する。
より表示されたウィンドウおよびウィンドウグラフの一
例を示す図であり、同図は、重なる部分を有している3
つのウィンドウW1,W2,W3をウィンドウグラフと
ともに表示した例を示し、グラフG1は、ウィンドウW
1およびウィンドウW3を水平横方向から見た場合に重
なる部分を表すグラフである。
ウィンドウグラフの色が青であった場合に、重なってい
る部分G1の色を赤にしている。
グラフの色が青であり、これから生成しようとしている
ウィンドウグラフの色が赤でかつ重なる場合に、重なる
部分G1の色を青と赤の混色である紫を採用すれば、重
なっている状態を視覚的にさらに把握し易くなる。
前記第1実施例に対して、表示手段8としてカラーCR
Tディスプレイを使用し、ウィンドウが重なっている部
分の表示色を変更するステップを追加することで、ウィ
ンドウの重なり状態を把握する際に生じる混乱(紛らわ
しさ)を防止することができる。
イでも同様の効果が得られる。
ころでも、各ウィンドウを区別するため、ウィンドウの
枠、ウィンドウグラフに共通の色を配してもよい。
テクスチャ、太さ、陰影などを変更するようにしても、
または、これらの属性を適当に組みあわせて各ウィンド
ウを区別するようにしても、同様の効果が得られる。
ウシステムを説明する。
のであり、前記入力手段1としてマウスを使用した他
は、前記第2実施例と同様の構成を有している。
実行するメインルーチンの手順を示すフローチャートで
ある。
期化および生成処理サブルーチンを実行し、ステップS
42でウィンドウグラフ表示処理サブルーチンを実行す
る。ここで、ステップS41,S42のサブルーチン
は、それぞれ前記第1実施例で説明したステップS1,
S2(図3)のサブルーチンと同様の処理を行うもので
ある。
るマウスからの入力を待ち、入力があればステップS4
4へ進み、一方、入力がなければステップS43に戻っ
て、入力があるまで待機する。ここでいう入力とは、マ
ウスカーソルの移動ではなく、マウスボタンのクリック
を意味しており、マウスカーソルの移動処理は本実施例
の要旨ではないので省略している。
ィンドウグラフ領域A2またはA3にあるか否かを判断
し、ウィンドウグラフ領域A2,A3にある場合はステ
ップS45へ進み、ウィンドウグラフ領域A2,A3に
なければ、ステップS46へ進む。ステップS46はウ
ィンドウシステムが行うその他の処理であり、本実施例
の要旨ではないため、その処理の説明を省略する。ウィ
ンドウグラフは対応するウィンドウと一意的に結合して
おり、ウィンドウグラフの選択は、すなわち、ウィンド
ウの選択ということになる。図12は、マウスカーソル
M1をウィンドウW2に対応するグラフG2上へ移動さ
せ、その場でマウスボタンをクリックした場合を示す図
である。
た状態であるかをマウスカーソルM1の位置がいずれか
のウィンドウグラフ上に存在するか否かによって調べ、
マウスカーソルM1がウィンドウグラフ上に存在すれば
ステップS47へ進み、ウィンドウグラフ上に存在しな
ければ、ステップS47をスキップしてステップS48
へ進む。マウスカーソルM1がウィンドウグラフ領域上
にあった場合は、ステップS47において、そのウィン
ドウグラフに対応してるウィンドウが選択されたものと
し、選択されたウィンドウグラフの表示を変化させる
(図12のウィンドウグラフG2)。
ドウの有無を判断し、選択されたウィンドウがなければ
再びステップS43へ戻り、選択されたウィンドウがあ
る場合はステップS49へ進む。ステップS49では、
ウィンドウの操作であるかを判断し、操作である場合は
ステップS50へ、操作でない場合はステップS43へ
戻る。ここでいうウィンドウの操作とは、例えば、マウ
スボタンを押したまま左へ移動した場合、これを選択し
たウィンドウの左への移動という操作を表すように、ウ
ィンドウの上下左右方向への移動操作を意味する。図1
3は、前記図12のウィンドウグラフG2を左へ移動操
作した場合の実行結果を示している。
型ウィンドウグラフでは下方向、縦型ウィンドウグラフ
では右方向)へ移動した場合、選択したウィンドウの深
さ方向への移動操作を表す。図14は、図12のウィン
ドウグラフG2を深さ方向へ移動操作した場合の実行結
果を示している。
ーソルを置いてマウスボタンを押したまま移動させた場
合に、その操作は、ウィンドウの大きさの変更操作(リ
サイズ)を表す。図15は、図14のウィンドウグラフ
G2の右端をマウスカーソルM1で右方向に引き延ばし
ている操作を実行した図である。
ドウの移動処理サブルーチンの詳細な手順を示すフロー
チャートである。
ィンドウ位置の座標を更新する。ステップS62ではウ
ィンドウ管理表5を更新する。ステップS63ではウィ
ンドウグラフを表示する。
ドウのリサイズサブルーチンの詳細な手順を示すフロー
チャートである。
ウの大きさを変更する。大きさの変更に伴い、以下、図
10のステップS62,S63と同様にステップS72
においてウィンドウ管理表5を更新し、ステップS73
にてウィンドウグラフを表示する。
所望のウィンドウグラフに対して選択処理または操作処
理を行うことで、その選択処理または操作処理を当該ウ
ィンドウに対して行うことができるので、操作性をさら
に向上させることが可能になる。
ウスを使用したが、他のポインティングデバイス(たと
えば、ペンやタッチパネルなど)を使用しても同様の効
果が得られる。
例と同様に実現できる。さらに、ウィンドウグラフ選択
後にメニューが表示され、その中から「移動」、「リサ
イズ」、「消去」などを選択指示することでも、同様の
効果が得られる。
ウシステムを説明する。
るものであり、本実施例の構成は、前記第3実施例の構
成と同一のものを使用している。
行する制御動作も、前記第3実施例の制御動作に図16
に示すステップをウィンドウ操作として追加することに
よって実現される。
ウィンドウの深さの最大値を検出し、ステップS82で
最大の深さからの差をとることによってウィンドウの深
さを逆順にし、さらに、ステップS83でウィンドウ管
理表5を更新した後、ステップS84で逆順になった結
果を表示する。
ーソルを移動し、その場でマウスボタンをクリックする
と前記図15のようなウィンドウの重なり状態が図17
のようになる。これは、すべてのウィンドウの上下関係
が逆転する操作である。
隠されていたウィンドウの多くを一度に見ることができ
る状態になりやすく、目的のウィンドウを早く見つける
ことができる。しかも、同じ領域A4でもう一度クリッ
クすることで簡単に元の構成状態に戻せるという効果が
ある。目的のウィンドウが大きさや位置だけで判断でき
ない場合は、実際の表示内容を見なければならないウィ
ンドウに対して早く発見できる。
記載の発明に依れば、表示画面上の第1の領域に表示さ
れた複数のウィンドウの重なりが調べられ、この調査結
果に基づいて、前記表示画面上の第2の領域に、前記複
数のウィンドウのそれぞれに対応した、ウィンドウの重
なり方向とは別の方向からウィンドウを見たときの各ウ
ィンドウの位置関係を示すウィンドウグラフが表示され
るので、重なり合って隠れているウィンドウの発見が容
易になるとともに、ウィンドウの重なり状態を把握し易
くなり、これによりウィンドウ処理の作業効率を改善す
ることが可能となる効果を奏する。
グラフの重なる部分が調べられ、この調査結果に基づい
て、前記ウィンドウグラフの重なる部分の表示形態が異
なる形態で表示されるので、ウィンドウの重なり状態を
把握する際に生じる混乱を防止することができる。
れば、表示画面上の第1の領域に複数のウィンドウの枠
がそれぞれ異なる表示形態により表示され、このように
表示された複数のウィンドウの重なり関係が調べられ、
この調査結果に基づいて、前記表示画面上の第2の領域
に、前記複数のウィンドウのそれぞれに対応した、ウィ
ンドウの重なり方向とは別の方向からウィンドウを見た
ときの各ウィンドウの位置関係を示すウィンドウグラフ
が、対応するウィンドウの枠の表示形態と同じ形態で表
示されるので、ウィンドウの重なり状態を把握する際に
生じる混乱を防止することができる。
の概略構成を示すブロック図である。
を表す図である。
示のメインルーチンの手順を示すフローチャートであ
る。
び生成処理サブルーチンの詳細な手順を示すフローチャ
ートである。
る。
ブルーチンの詳細な手順を示すフローチャートである。
ンの詳細な手順を示すフローチャートである。
れたウィンドウおよびウィンドウグラフの一例を示す図
である。
インルーチンの手順を示すフローチャートである。
処理サブルーチンの詳細な手順を示すフローチャートで
ある。
イズサブルーチンの詳細な手順を示すフローチャートで
ある。
するグラフG2上へ移動させ、その場でマウスボタンを
クリックした場合を示す図である。
作した場合の実行結果を示す図である。
移動操作した場合の実行結果を示す図である。
スカーソルM1で右方向に引き延ばしている操作を実行
した図である。
ために、第3実施例のウィンドウシステムの制御動作に
追加するウィンドウ操作の手順を示すフローチャートで
ある。
15のウィンドウを逆順に表示した図である。
表示手段、重複部分調査手段、制御手段) 8 表示手段
Claims (14)
- 【請求項1】 表示画面上の第1の領域に複数のウィン
ドウを表示するウィンドウ表示手段と、 前記複数のウィンドウの重なりを調べる重複調査手段
と、 前記重複調査手段による調査結果に基づき、前記表示画
面上の第2の領域に、前記複数のウィンドウのそれぞれ
に対応した、ウィンドウの重なり方向とは別の方向から
ウィンドウを見たときの各ウィンドウの位置関係を示す
ウィンドウグラフを表示するグラフ表示手段と、 前記複数のウィンドウグラフの重なる部分を調べる重複
部分調査手段と、 前記重複部分調査手段による調査結果に基づき、前記ウ
ィンドウグラフの重なる部分の表示形態を異なる形態で
表示するように、前記グラフ表示手段を制御する制御手
段とを有することを特徴とするウィンドウシステム。 - 【請求項2】 前記第2の領域は、表示画面の右側に設
定されることを特徴とする請求項1に記載のウィンドウ
システム。 - 【請求項3】 前記制御手段は、色を変えることにより
表示形態を異ならせることを特徴とする請求項1又は請
求項2に記載のウィンドウシステム。 - 【請求項4】 前記ウィンドウグラフに対して指示を行
うことにより、ウィンドウの重なりを変更する変更手段
を更に有することを特徴とする請求項1乃至請求項3の
いずれか1項に記載のウィンドウシステム。 - 【請求項5】 表示画面上の第1の領域に複数のウィン
ドウの枠を、それぞれ異なる表示形態により表示するウ
ィンドウ表示手段と、 前記複数のウィンドウの重なり関係を調べる重複調査手
段と、 前記重複調査手段による調査結果に基づき、前記表示画
面上の第2の領域に、前記複数のウィンドウのそれぞれ
に対応した、ウィンドウの重なり方向とは別の方向から
ウィンドウを見たときの各ウィンドウの位置関係を示す
ウィンドウグラフを、対応するウィンドウの枠の表示形
態と同じ形態で表示するグラフ表示手段とを有すること
を特徴とするウィンドウシステム。 - 【請求項6】 前記表示形態は色であることを特徴とす
る請求項5に記載のウィンドウシステム。 - 【請求項7】 前記第2の領域は、表示画面の右側に設
定されることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載
のウィンドウシステム。 - 【請求項8】 前記ウィンドウグラフに対して指示を行
うことにより、ウィンドウの重なりを変更する変更手段
を更に有することを特徴とする請求項5乃至請求項7の
いずれか1項に記載のウィンドウシステム。 - 【請求項9】 表示画面上の第1の領域に複数のウィン
ドウを表示し、 前記複数のウィンドウの重なりを調べることにより、前
記表示画面上の第2の領域に、前記複数のウィンドウの
それぞれに対応した、ウィンドウの重なり方向とは別の
方向からウィンドウを見たときの各ウィンドウの位置関
係を示すウィンドウグラフを表示し、 前記複数のウィンドウグラフの重なる部分を調べること
により、前記ウィンドウグラフの重なる部分の表示形態
を異なる形態で表示することを特徴とするウィンドウシ
ステムの制御方法。 - 【請求項10】 ウィンドウの重なる部分の色を変える
ことにより表示形態を異ならせることを特徴とする請求
項9に記載のウィンドウシステムの制御方法。 - 【請求項11】 前記ウィンドウグラフに対して指示を
行うことにより、ウィンドウの重なりを変更することを
特徴とする請求項9又は請求項10に記載のウィンドウ
システムの制御方法。 - 【請求項12】 表示画面上の第1の領域に複数のウィ
ンドウの枠を、それぞれ異なる表示形態により表示し、 前記複数のウィンドウの重なり関係を調べることによ
り、前記表示画面上の第2の領域に、前記複数のウィン
ドウのそれぞれに対応した、ウィンドウの重なり方向と
は別の方向からウィンドウを見たときの各ウィンドウの
位置関係を示すウィンドウグラフを、対応するウィンド
ウの枠の表示形態と同じ形態で表示することを特徴とす
るウィンドウシステムの制御方法。 - 【請求項13】 前記表示形態は色であることを特徴と
する請求項12に記載のウィンドウシステムの制御方
法。 - 【請求項14】 前記ウィンドウグラフに対して指示を
行うことにより、ウィンドウの重なりを変更することを
特徴とする請求項12又は請求項13に記載のウィンド
ウシステムの制御方法。
Priority Applications (4)
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---|---|---|---|
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