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JP3516187B2 - Fixing method of PS anchor - Google Patents

Fixing method of PS anchor

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Publication number
JP3516187B2
JP3516187B2 JP25429395A JP25429395A JP3516187B2 JP 3516187 B2 JP3516187 B2 JP 3516187B2 JP 25429395 A JP25429395 A JP 25429395A JP 25429395 A JP25429395 A JP 25429395A JP 3516187 B2 JP3516187 B2 JP 3516187B2
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JP
Japan
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anchor
fixing
layer
fixing member
concrete layer
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JP25429395A
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亜夫 竹林
和寛 福田
正道 新宅
康介 垣見
誠 長谷川
雅宏 征矢
晃 藤野
英郷 小島
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Shimizu Corp
Original Assignee
Shimizu Corp
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Publication date
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  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Lining And Supports For Tunnels (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、例えば地下発電
所、地下備蓄基地等の大空洞やトンネル等の覆工壁、連
続地中壁の山止め壁等に適用するのに好適なPSアンカ
ーの定着方法に関する。 【0002】 【従来の技術】地下発電所やトンネル等の地下空洞を掘
削して支保する工法として、一般にNATM(New Aust
rian Tunneling Method)が採用されている。このNA
TMを応用した地下空洞の支保壁の構造として、例え
ば、特公平6−6878号公報には、地下空洞の掘削面
に鉄筋等と吹付コンクリートにより形成された多角形状
の格子構造と、該格子構造から地山に打設されたロック
ボルトとを備える技術が提示されている。この支保壁の
構造は、鉄筋や吹付コンクリート等によって空洞を内側
から支持し、掘削面近傍だけを固定することにより空洞
全体を支保し、格子構造によって集中荷重を防止すると
ともに、ロックボルトにより空洞周辺の岩盤のゆるみを
抑制して、地山応力を分散させるものである。しかしな
がら、空洞の大断面化に伴って、掘削で生じた掘削面近
傍のゆるみ域が広がり、空洞の内側から支持するこの支
保壁の覆工構造では限界が生じる。このため、大空洞に
おける拡大されたゆるみ域に対する支保をさらに強化し
た支保壁の構造が必要である。 【0003】そこで、近年、地下発電所や地下備蓄基地
等の大空洞には、図14(a)に示すように、地山1を
掘削して形成された空洞の掘削面2に吹き付けによって
形成された複数の吹付コンクリート層3と、これらの吹
付コンクリート層3から地山1に向けて、図14(b)
に示すように打設された複数のロックボルト4およびプ
レストレスを導入した長尺のPC鋼線を有するPSアン
カー5とを備えた支保壁の構造が適用されている。この
支保壁の構造は、大空洞が通常の道路等のトンネルに比
べて大断面であり、掘削による影響範囲が大きいことか
ら、空洞を内側から支保するのではなく、長尺のPSア
ンカー5の端部を地山1の奥に固定してPSアンカー5
の導入力によって大空洞の支保を図るものである。 【0004】しかしながら、上記の支保壁に適用するP
Sアンカー5においては、PSアンカー5のPC鋼線が
100〜150kg/本もの自重を有しており、特に上
向き施工の場合には、セメント系充填材で固定しプレス
トレスが導入されるまでの間、落下を防止するために、
PSアンカー5を仮固定しておかなければならない。 【0005】このため従来は、PC鋼線を仮固定する方
法として、例えば、図15(a)に示すように、PC鋼
線5aの基端部5bを、該基端部5bの近傍に打設した
仮固定用のロックボルト6からワイヤーW等で吊設して
仮固定する構造が用いられている。 【0006】また、他の仮固定方法として、図15
(b)に示すように、PC鋼線5aの基端部5bにベア
リングプレート7を取り付け、さらにPC鋼線5aに仮
止め装置としてブロッキングパイプ8を嵌装状態に取り
付けて吹付コンクリート層3および掘削面2の岩盤に埋
設するとともに、前記ベアリングプレート7を吹付コン
クリート層3およびブロッキングパイプ8にボルト9に
て固定する構造も用いられている。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来のPSアンカーの定着方法には、以下に示
すような課題が存在する。まず、図15(a)に示した
構造では、仮固定用のロックボルト6の打設、ワイヤー
Wの取付け等の手間がかかるという不都合があった。さ
らに、PSアンカー5の基端部5bには、PC鋼線5a
の導入力を吹付コンクリート層3に伝達するための支圧
板として大径な円盤状のベアリングプレート7が取り付
けられており、該ベアリングプレート7が重量物である
ために、その取付作業に多大な労力を必要としていた。 【0008】また、図15(b)に示した構造では、各
PSアンカー5にブロッキングパイプ8を用意しなけれ
ばならず、さらに掘削面2の岩盤にブロッキングパイプ
8を埋設するための孔8aを形成する作業等を必要と
し、これらの作業にも手間がかかっていた。 【0009】本発明は、以上のような点を考慮してなさ
れたもので、PSアンカーの定着作業を容易に行うこと
ができるPSアンカーの定着方法を提供することを課題
とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために、以下の構成を採用した。すなわち、請求
項1記載のPSアンカーの定着方法では、地山にコンク
リートを吹き付けて第一の吹付コンクリート層を形成
し、該第一の吹付コンクリート層の表面から地山に向け
て定められた深さの孔を削孔した後、筒部と該筒部の一
端側に形成された平板状のプレート部とを備えてなるア
ンカー定着部材を、前記筒部の他端を前記第一の吹付コ
ンクリート層に当接させて前記孔の口元に設置し、この
後、前記第一の吹付コンクリート層上にコンクリートを
一層以上吹き付けて前記アンカー定着部材の筒部を覆う
よう第二の吹付コンクリート層を形成し、しかる後に、
前記アンカー定着部材から地山中に長尺のPC鋼材を打
設するとともに、該PC鋼材の基端部を前記アンカー定
着部材に仮固定した後、該PC鋼材にプレストレスを導
入して前記基端部を固定することによってPSアンカー
を定着させることを特徴としている。 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【0015】 【発明の実施の形態】以下、本発明に係るPSアンカー
の定着方法の第一ないし第五の実施の形態について図1
ないし図13を参照して説明する。ここでは、本発明に
係るPSアンカーの定着方法を、例えば超大断面の地下
空洞を形成する支保壁に適用する場合の例を用いて説明
する。 【0016】[第一の実施の形態]図1に示すように、
地山1を掘削して形成された地下空洞の掘削面2を覆工
する支保壁10は、第1吹付コンクリート層(第一の吹
付コンクリート層)11と、第2吹付コンクリート層
(第二の吹付コンクリート層)12と、第3吹付コンク
リート層(第二の吹付コンクリート層)13と、第4吹
付コンクリート層(第二の吹付コンクリート層)14
と、地山1に打設されたロックアンカー(図示なし)
と、地山1に打設されてプレストレスが導入された長尺
のPSアンカー16とから概略構成されている。 【0017】第1吹付コンクリート層11,第2吹付コ
ンクリート層12,第3吹付コンクリート層13,第4
吹付コンクリート層14は、掘削面2にコンクリートが
所定厚さに順次吹き付けられて形成されている。そし
て、第1吹付コンクリート層11,第2吹付コンクリー
ト層12,第3吹付コンクリート層13の間には、それ
ぞれ図示しない溶接金網が埋設されている。 【0018】前記PSアンカー16は、PC鋼撚り線
(PC鋼材)16aが地山1に削孔されて図示しないモ
ルタルが充填された所定深さの孔17内に挿入され、こ
れに例えば100t程のプレストレスが導入された状態
で定着されている。このPSアンカー16の基端部16
bは、第2吹付コンクリート層12,第3吹付コンクリ
ート層13,第4吹付コンクリート層14の所定位置に
埋設されたアンカー定着部材18に、固定用グリップ1
9によって定着されている 【0019】図1および図2に示すように、アンカー定
着部材18は、金属製で、所定長を有した筒部18a
と、筒部18aの一端側に一体に設けられたプレート部
18bと、筒部18aおよびプレート部18bと一体に
形成された複数のリブ18c,18c,…とから形成さ
れている。リブ18c,18c,…は、筒部18aの全
長にわたって、PSアンカー16の軸線と平行な面内に
位置し、かつ筒部18aの外周面から放射状に延びるよ
う形成されている。そして、各リブ18cは略台形をな
しており、筒部18aの外周面からの長さ寸法がプレー
ト部18bから離間するにしたがい漸次長くなるよう形
成されている。また、図2に示したように、プレート部
18bにはPSアンカー16(図2参照)を仮固定する
ときに用いる仮固定穴20,20が形成されている。 【0020】図1に示したように、このアンカー定着部
材18は、筒部18aの端面を第1吹付コンクリート層
11に当接させ、プレート部18bを第4吹付コンクリ
ート層14の表面に露出させた状態で配設されている。 【0021】このような支保壁10では、地山1に固定
されたPSアンカー16が、そのプレストレスによって
掘削に伴って生じる掘削面2の緩み域を拘束して地山1
の岩塊が滑り動くことを抑制して強固な支保構造を構成
している。 【0022】次に、上記のような構成からなるPSアン
カー16の定着方法について説明する。これには、ま
ず、地山1を掘削して地下空洞を形成し、その掘削面2
にならしコンクリートを吹き付けてある程度平滑化した
後、さらにコンクリートを吹き付けて第1吹付コンクリ
ート層11を形成する。 【0023】続いて、形成した第1吹付コンクリート層
11の所定位置にロックアンカー(図示なし)を打設
し、掘削面2近傍の岩盤表面の剥離等の局部破壊を防止
する。このロックアンカー(図示なし)を打設するため
に地山1に孔(図示なし)を削孔する時には、PSアン
カー16を打設するための孔17も同時に並行して削孔
しておく。 【0024】次いで、前記第1吹付コンクリート層11
の表面に沿って図示しない溶接金網を建て込んだ後、孔
17の口元にアンカー定着部材18を、その筒部18a
を第1吹付コンクリート層11に当接させて取付ける。
これには、孔17の近傍に仮止め用アンカー21,21
を打ち込み、一端をこの仮止め用アンカー21,21に
固定した仮止め用ワイヤ22,22によって、アンカー
定着部材18を仮止めするようにする。 【0025】次いで、アンカー定着部材18の筒部18
aの一部を覆うようにコンクリートを吹き付けて第2吹
付コンクリート層12を形成する。続いて、第2の吹付
コンクリート層12の表面に沿って溶接金網(図示な
し)を建て込み、さらにコンクリートを吹き付けてアン
カー定着部材18の筒部18aの中間部分を覆うよう所
定厚さの第3吹付コンクリート層13を形成する。引き
続き、コンクリートを吹き付けてアンカー定着部材18
の残りの部分を覆い、第4吹付コンクリート層14を形
成する。 【0026】この後、地山1に削孔した前記孔17内に
モルタル等を充填し、PC鋼撚り線16aをアンカー定
着部材18の筒部18aから地山1に削孔した孔17内
に挿入し、その基端部16bをアンカー定着部材18に
仮固定する。 【0027】このとき、上向きに打設するPC鋼撚り線
16aの仮固定手段として、例えば以下のようなものを
用いる。図3に示すように、PC鋼撚り線16aの基端
部16bに雄ネジMを形成しておき、この雄ネジMに仮
固定用ナット23を螺着させる。さらに、中央部に仮固
定用ナット23の外径よりも小さな穴24aが形成され
た仮固定金具24を用い、穴24aにPC鋼撚り線16
aを通して、これをアンカー定着部材18のプレート部
18bに形成した仮固定穴20,20にボルト25,2
5で固定する。これにより、仮固定用ナット23が仮固
定金具24に係止されて、PC鋼撚り線16aが抜け落
ちることがない。 【0028】このようにしてPC鋼撚り線16aを仮固
定し、孔17内のモルタルが硬化した後、PC鋼撚り線
16aにプレストレスを導入する際には、まず、仮固定
金具24および仮固定用ナット23を取り除く。この状
態でPC鋼撚り線16aは、孔17内のモルタルによっ
て保持されており抜け落ちることがない。続いて、図示
しないプレストレス導入手段によってPC鋼撚り線16
aを緊張させて所定のプレストレス(例えば100t)
を導入し、この状態で、図1に示したように、PC鋼撚
り線16aに固定用グリップ19を取り付けることによ
って、支保壁10へのPSアンカー16の定着が完了す
る。 【0029】上述したPSアンカー16の定着方法およ
びそれに用いるアンカー定着部材18では、第1吹付コ
ンクリート層11から地山1に向けて孔17を削孔し、
アンカー定着部材18を、その筒部18aを第1吹付コ
ンクリート層11に当接させて孔17の口元に設置した
後、第2吹付コンクリート層12,第3吹付コンクリー
ト層13,第4吹付コンクリート層14を順次形成し、
しかる後に、アンカー定着部材18から孔17内にPC
鋼撚り線16aを打設し、その基端部16bをアンカー
定着部材18に仮固定した後、プレストレスを導入して
基端部16bを固定することによってPSアンカー16
を定着させる構成となっている。そして、アンカー定着
部材18は、筒部18aとプレート部18bとが一体に
形成され、筒部18aの外周面にはリブ18cが形成さ
れた構成となっている。これにより、アンカー定着部材
18の筒部18aによって、第2吹付コンクリート層1
2,第3吹付コンクリート層13,第4吹付コンクリー
ト層14を形成するためのコンクリート吹付時に、PS
アンカー16を打設するための孔を確保することがで
き、これによって施工性を向上させることができる。 【0030】また、PSアンカー16を前述した仮固定
金具24等の簡易かつ軽量な部材でアンカー定着部材1
8に仮固定するようにした。これにより、仮固定用のロ
ックアンカーが不要となり、また吹付コンクリート面の
整形あるいは均しモルタルの打設といった作業も不要と
なるので、施工の手間を省きコストを抑さえることがで
きる。 【0031】さらに、アンカー定着部材18が、PSア
ンカー16に対する支圧板として機能し、しかも筒部1
8aの外周面に形成されたリブ18c,18c,…によ
ってその支圧力が補強されているので、小型・軽量化し
たアンカー定着部材18によって充分な支圧力を確保す
ることができ、これにより従来のように大型のベアリン
グプレートが不要となって、施工性を向上させることが
できる。しかも、このアンカー定着部材18が第4吹付
コンクリート層14に埋設される構成となっているの
で、支保壁10の見た目を向上させることができる。 【0032】また、アンカー定着部材18を、仮止め用
アンカー21,仮止め用ワイヤ22で仮止めしている
が、これに際しても、アンカー定着部材18のみを仮止
めできればよく、従来のように重量物であるPC鋼材を
支持する必要がないので、仮止め用アンカー21,仮止
め用ワイヤ22を簡易なもので済ますことができ、この
点からも低コスト化および施工性の向上を図ることがで
きる。 【0033】[第二の実施の形態]次に、本発明に係る
PSアンカーの定着方法の第二の実施の形態について説
明する。ここで、以下に説明する第二の実施の形態と、
上記第一の実施の形態との相違点は、PSアンカー16
を設置するためのアンカー定着部材のみであり、支保壁
10自体の構造および施工方法については同様であるの
で、前記相違点についてのみ説明し、共通する構成につ
いてはその説明を省略する。 【0034】図4に示すように、第1吹付コンクリート
層11,第2吹付コンクリート層12,第3吹付コンク
リート層13,第4吹付コンクリート層14からなる支
保壁10に打設されたPSアンカー16は、アンカー定
着部材28によって定着されている。図4および図5に
示すように、アンカー定着部材28は、金属製で、所定
長を有した筒部28aと、筒部28aの一端側に一体に
設けられた矩形のプレート部28bと、筒部28aに一
体に形成された板状のリブ28c,28c,…と、これ
らリブ28cに一体に取り付けられた鉄筋28d,28
d,…とから形成されている。リブ28c,28c,…
は、それぞれ、筒部28aの全長にわたってPSアンカ
ー16と平行な面内に位置し、かつ筒部28aからプレ
ート部28bの四隅に向けて放射状に延出するよう形成
されている。鉄筋28d,28d,…は、筒部28aの
先端部と中間部に対応する位置に、それぞれ、図4に示
したPSアンカー16と直交する面内において井桁状に
配設されて、隣接するリブ28c,28cに接合されて
いる。また、図5に示したように、プレート部28bに
はPSアンカー16(図3参照)を仮固定するときに仮
固定金具24(図3参照)を取り付けるための仮固定穴
20,20が形成されている。 【0035】図4に示したように、このようなアンカー
定着部材28は、筒部28aの先端を第1吹付コンクリ
ート層11に当接させた状態で、筒部28aの先端部側
の鉄筋28d,28d,…が第2吹付コンクリート層1
2に埋設され、筒部28aの中間部側の鉄筋28d,2
8d,…が第3吹付コンクリート層13に埋設され、さ
らにプレート部28bが第4吹付コンクリート層14か
ら露出した状態で設置されている。そして、例えば10
0tといった所定のプレストレスが導入されたPC鋼材
16aの基端部が、固定用グリップ19によってアンカ
ー定着部材28に定着されている。 【0036】このようなアンカー定着部材28を用いて
PSアンカー16を定着するに際しては、上記第一の実
施の形態と同様に、まず、第1吹付コンクリート層11
を形成した後、孔17を削孔する。そして、アンカー定
着部材28を孔17の口元に設置し、これを仮止め用ア
ンカー21,仮止め用ワイヤ22で仮止めする。続い
て、アンカー定着部材28の筒部28aの先端部側の鉄
筋28d,28d,…を覆うように第2吹付コンクリー
ト層12を形成した後、筒部28aの中間部の鉄筋28
d,28d,…を覆うように第3吹付コンクリート層1
3を形成し、続いて、第4吹付コンクリート層14を形
成する。しかる後に、アンカー定着部材18から孔17
内にPC鋼撚り線16aを打設し、その基端部16bを
図3に示した仮固定金具24でアンカー定着部材18に
仮固定した後、プレストレスを導入して基端部16bを
固定することによって、支保壁10へのPSアンカー1
6の定着が完了する。 【0037】上述したPSアンカー16の定着方法で
は、アンカー定着部材28を、その筒部28aを第1吹
付コンクリート層11に当接させて孔17の口元に設置
するようにした。これにより、上記第一の実施の形態と
同様に、アンカー定着部材28の筒部28aによって、
第2吹付コンクリート層12,第3吹付コンクリート層
13,第4吹付コンクリート層14を形成するためのコ
ンクリート吹付時に、PSアンカー16を打設するため
の孔を確保することができ、したがって施工性を向上さ
せることができる。 【0038】また、上述したアンカー定着部材28で
は、筒部28aに板状のリブ28c,28c,…が形成
され、これらリブ28cに鉄筋28d,28d,…が一
体に取り付けられた構成となっている。これにより、前
記第一の実施の形態のPSアンカーの定着方法において
用いたアンカー定着部材18と同様に、リブ28c,2
8c,…によってアンカー定着部材28の支圧力が高め
られている。さらに、鉄筋28d,28d,…によっ
て、PSアンカー16の近傍の支保壁10がいわば鉄筋
コンクリート造となるので、さらにその支圧力が高めら
れ、この結果、アンカー定着部材28をさらに小型・軽
量化することができ、充分な支圧力を確保したうえで施
工性を向上させることができる。 【0039】[第三の実施の形態] 次に、本発明に係るPSアンカーの定着方法の第三の実
施の形態について説明する。ここでは、鉄筋網を配設し
た支保壁に、本発明に係るPSアンカーの定着方法を適
用する場合の例について説明する。 【0040】図6に示すように、支保壁30は、第1吹
付コンクリート層11,第2吹付コンクリート層12,
第3吹付コンクリート層13と、地山1に打設されたロ
ックアンカー31と、第3吹付コンクリート層13に埋
設された鉄筋網32と、地山1に打設されてプレストレ
スが導入された長尺のPSアンカー16とから概略構成
されている。 【0041】ロックアンカー31は、モルタルが充填さ
れた所定深さの孔31a内に挿入されて、その基端部が
第1吹付コンクリート層11上に配置された固定金具3
3によって固定されている。 【0042】図6および図7に示すように、鉄筋網32
は、互いに直交する二方向にそれぞれ延在するよう格子
状に配筋された鉄筋32a,32bから形成されてい
る。図6に示したように、この鉄筋網32は、第1吹付
コンクリート層11から所定寸法隔てた位置に、各ロッ
クアンカー31の基端部に結束ワイヤ34で結束されて
固定され、第3吹付コンクリート層13内に埋設されて
いる。 【0043】このような支保壁30には、各PCアンカ
ー16の近傍位置に、アンカー定着部材35が配設され
ている。アンカー定着部材35は、筒状で所定長を有し
た筒部35aと、筒部35aの一端側に一体に設けられ
たプレート部35bと、PSアンカー16と直交する面
内に位置する第一補強筋(鉄筋)35cと、第2吹付コ
ンクリート層12,第3吹付コンクリート層13と直交
する方向に延在する第二補強筋35dとから構成されて
いる。 【0044】図7に示したように、第一補強筋35c
は、第2吹付コンクリート層12内に埋設されており、
筒部35aの先端部と中間部とに、それぞれ略井桁状に
組まれた鉄筋が一体に溶接された構成となっている。図
6に示したように、第二補強筋35dは、略J字状で、
その一端が鉄筋網32に溶接され、他端の湾曲部が第1
吹付コンクリート層11に当接するよう配置されてい
る。さらに、プレート部35bには、PSアンカー16
を仮固定するときに仮固定金具24(図3参照)を取り
付けるための仮固定穴(図示なし)が形成されている。 【0045】このアンカー定着部材35は、筒部35a
の端面を第1吹付コンクリート層11に当接させた状態
で配設されている。そして、例えば100tといった所
定のプレストレスが導入されたPC鋼材16aの基端部
が、固定用グリップ19によってアンカー定着部材35
に定着されている。 【0046】このようなアンカー定着部材35を用いて
PSアンカー16を定着するに際しては、上記第一およ
び第二の実施の形態と同様に、まず、第1吹付コンクリ
ート層11を形成した後、所定の位置に孔31aを削孔
し、ここにロックアンカー31を打設する。なお、孔3
1aを削孔するときに、PSアンカー16を打設するた
めの孔17を同時に削孔しておく。 【0047】そして、工場などでアンカー定着部材35
を一体に取り付けておいた鉄筋網32を、ロックアンカ
ー31の先端部に取り付ける。このとき、アンカー定着
部材35の筒部35aと、第二補強筋35dとを第1吹
付コンクリート層11に当接させる。 【0048】次いで、少なくとも各アンカー定着部材3
5の第二補強筋35dの湾曲部と第一補強筋35cとを
覆うようにコンクリートを吹き付けて第2吹付コンクリ
ート層12を形成する。これにより、鉄筋網32が確実
に固定された状態となる。 【0049】さらに、鉄筋網32並びにロックアンカー
31が埋設されるようにコンクリートを吹き付けて第3
吹付コンクリート層13を形成する。しかる後に、アン
カー定着部材35から孔17内にPC鋼撚り線16aを
打設し、その基端部16bを図3に示した仮固定金具2
4でアンカー定着部材35に仮固定した後、プレストレ
スを導入して基端部16bを固定用グリップ19で固定
することによって支保壁30へのPSアンカー16の定
着が完了する。 【0050】上述したPSアンカー16の定着方法で
は、アンカー定着部材35を、その筒部35aを第1吹
付コンクリート層11に当接させて孔17の口元に設置
するようにした。これにより、上記第一および第二の実
施の形態のPSアンカーの定着方法と同様に、アンカー
定着部材35の筒部35aによって、第2吹付コンクリ
ート層12,第3吹付コンクリート層13,第4吹付コ
ンクリート層14を形成するためのコンクリート吹付時
に、PSアンカー16を打設するための孔を確保するこ
とができ、したがって施工性を向上させることができ
る。しかも、鉄筋網32にアンカー定着部材35を予め
取り付けておく構成としたので、アンカー定着部材35
を、仮止め用アンカー21,仮止め用ワイヤ22(図1
参照)などで仮止めする必要がなくなり、この点によっ
ても施工性を向上させることができる。 【0051】また、上述したアンカー定着部材35で
は、第一補強筋35c,第二補強筋35dが備えられた
構成となっている。これにより、第一補強筋35c,第
二補強筋35dによってPSアンカー16の近傍の支保
壁30がいわば鉄筋コンクリート造となるので、その支
圧力が高められ、この結果、アンカー定着部材35を小
型・軽量化しても充分な支圧力を確保することができ、
施工性を向上させることができる。 【0052】[第四の実施の形態] 次に、本発明に係るPSアンカーの定着方法の第四の実
施の形態について説明する。ここでは、格子状のフレー
ムを配設した支保壁に、本発明に係るPSアンカーの定
着方法を適用する場合の例について説明する。 【0053】図8に示すように、支保壁40は、第1吹
付コンクリート層11,第2吹付コンクリート層12,
第3吹付コンクリート層13,第4吹付コンクリート層
14と、地山1に打設されたロックアンカー31と、格
子状のフレーム体41と、地山1に打設されてプレスト
レスが導入された長尺のPSアンカー16とから概略構
成されている。 【0054】フレーム体41は、掘削面2全体に沿って
配設されており、前記ロックアンカー31,31,…の
基端部に固定されて、第2吹付コンクリート層12,第
3吹付コンクリート層13,第4吹付コンクリート層1
4内に埋設されている。 【0055】図9に示すように、フレーム体41は、掘
削面2の周方向に延在する縦方向ラティスガーダ42
と、これと直交する方向すなわち地下空洞の掘進方向に
延在する横方向ラティスガーダ43とが格子状に組み合
わせられて形成されている。 【0056】縦方向ラティスガーダ42,横方向ラティ
スガーダ43は、それぞれ、トラス状の鉄筋構造材で、
断面視四隅に配置されて互いに平行に延在する4本の主
筋Sと、これら主筋Sを互いに連結する複数のラティス
材Rとから形成されている。そして、縦方向ラティスガ
ーダ42,横方向ラティスガーダ43のそれぞれの両端
部には、その延在する方向と直交する面内に位置する継
手板42a,43aが設けられている。このような縦方
向ラティスガーダ42は、掘削面2の周方向に沿って複
数本が連続して配置され、互いの継手板42aを当接さ
せてボルトBによって連結されている。また、横方向ラ
ティスガーダ43は、この縦方向ラティスガーダ42の
中間部の側面に継手板43aを当接させた状態でボルト
Bによって連結されている。 【0057】前記PSアンカー16は、このようにして
格子状に形成されたフレーム体41の縦方向ラティスガ
ーダ42と横方向ラティスガーダ43との所定の交点位
置にアンカー定着部材45を介して設置されている。 【0058】図10に示すように、このような支保壁4
0に配設されたアンカー定着部材45は、金属製で、所
定長を有した筒部45aと、筒部45aの一端側に一体
に設けられたプレート部45bと、プレート部45bと
一体に形成されて、該アンカー定着部材45をフレーム
体41(図8参照)に取り付けるための接合プレート4
5c,45cとから形成されている。接合プレート45
c,45cは、筒部45aを挟んで所定寸法離間して対
向配置されている。ここで、接合プレート45c,45
cの内側面どうしの離間寸法は、図9に示した縦方向ラ
ティスガーダ42の幅と、その両側に接続される横方向
ラティスガーダ43の継手板43a,43aの厚さとを
足した寸法と略同じに設定されている。そして、各接合
プレート45cにはボルト穴46,46が形成されてい
る。また、プレート部45bにはPSアンカー16を仮
固定するときに仮固定金具24(図3参照)を固定する
ための仮固定穴20,20が形成されている。 【0059】図8に示したように、このアンカー定着部
材45は、プレート部45bをフレーム体41の掘削面
2から離間する側の面に当接させ、筒部45aの端面を
第1吹付コンクリート層11に当接させた状態で配設さ
れている。そして、接合プレート45c,45cが、ボ
ルト穴46,46(図10参照)を通して、横方向ラテ
ィスガーダ43の継手板43aと一体に縦方向ラティス
ガーダ42にボルト接合されており、これによって、ア
ンカー定着部材45がフレーム体41に一体に取り付け
られている。 【0060】そして、このようなアンカー定着部材45
にPSアンカー16のPC鋼撚り線16aが、例えば1
00t程のプレストレスが導入された状態で固定用グリ
ップ19によって定着されている。 【0061】次に、上記のような構成からなる支保壁4
0の施工方法について説明する。これにはまず、上記第
一および第二の実施の形態と同様に、第1吹付コンクリ
ート層11を形成した後、所定の位置にロックアンカー
31を打設する。なお、ロックアンカー31を打設する
ための削孔時に、PSアンカー16を打設するための孔
17を同時に削孔しておく。 【0062】そして、フレーム体41を、打設したロッ
クアンカー31に支持させて所定形状に組み立てて建て
込む。このとき、フレーム体41は、予め縦方向ラティ
スガーダ42と横方向ラティスガーダ43とを所定の大
きさに組み立ててユニット化しておき、さらにアンカー
定着部材45を組み込んでおく。そして、フレーム体4
1の建て込み時には、アンカー定着部材45の筒部45
aを第1吹付コンクリート層11に当接させるようにす
る。 【0063】この後、フレーム体41を覆うようにコン
クリートを吹き付けて第2吹付コンクリート層12,第
3吹付コンクリート層13,第4吹付コンクリート層1
4を順次形成する。しかる後に、アンカー定着部材45
から孔17内にPC鋼撚り線16aを打設し、その基端
部16bを図3に示した仮固定金具24でアンカー定着
部材45に仮固定した後、プレストレスを導入して基端
部16bを固定することによって、支保壁40へのPS
アンカー16の定着が完了する。 【0064】上述したPSアンカー16の定着方法で
は、アンカー定着部材45を、その筒部45aを第1吹
付コンクリート層11に当接させて孔17の口元に設置
するようにした。これにより、上記第一ないし第三の実
施の形態のPSアンカーの定着方法と同様に、アンカー
定着部材45の筒部45aによって、第2吹付コンクリ
ート層12,第3吹付コンクリート層13,第4吹付コ
ンクリート層14を形成するためのコンクリート吹付時
に、PSアンカー16を打設するための孔を確保するこ
とができ、したがって施工性を向上させることができ
る。しかも、フレーム体41にアンカー定着部材45を
予め取り付けておく構成としたので、第三の実施の形態
と同様に、アンカー定着部材45を仮止め用アンカー2
1,仮止め用ワイヤ22(図1参照)などで仮止めする
必要がなくなり、この点によっても施工性を向上させる
ことができる。 【0065】また、上述したアンカー定着部材45で
は、プレート部45cに一体に形成された接合プレート
45c,45cにより、アンカー定着部材45をフレー
ム体41を構成する縦方向ラティスガーダ42と横方向
ラティスガーダ43との交点に、容易かつ確実に取り付
けることができる。 【0066】[第五の実施の形態] 次に、本発明に係るPSアンカーの定着方法の第五の実
施の形態について説明する。ここで、以下に説明する第
五の実施の形態と、上記第四の実施の形態との相違点
は、PSアンカー16を設置するためのアンカー定着部
材のみであり、支保壁40自体の構造および施工方法に
ついては同様であるので、前記相違点についてのみ説明
し、共通する構成についてはその説明を省略する。 【0067】図11に示すように、支保壁40は、第1
吹付コンクリート層11と、地山1に向けて打設された
ロックアンカー31と、格子状に組み立てられたフレー
ム体41と、フレーム体41を覆うよう形成された第2
吹付コンクリート層12,第3吹付コンクリート層1
3,第4吹付コンクリート層14と、地山1に向けて打
設されてプレストレスが導入されたPSアンカー16と
から構成されている。そして、図12に示すように、ア
ンカー定着部材50が、フレーム体41を構成する縦方
向ラティスガーダ42と横方向ラティスガーダ43との
交点に設けられ、このアンカー定着部材50にPSアン
カー16が設置された構成となっている。 【0068】図13に示すように、アンカー定着部材5
0は、金属製で、所定長を有した筒部50aと、筒部5
0aの一端側に一体に設けられた矩形のプレート部50
bと、筒部50aからプレート部50bの四隅に向けて
放射状に延出した矩形の板状のリブ50c,50c,…
と、これらリブ50cに一体に取り付けられた鉄筋50
d,50d,…とから形成されている。鉄筋50d,5
0d,…は、筒部50aの両端部と中間部に、それぞ
れ、図11に示したPSアンカー16と直交する面内に
おいて、隣接する縦方向ラティスガーダ42,横方向ラ
ティスガーダ43の主筋Sと連続して延在するよう配筋
されている。図13に示したように、プレート部50b
にはPSアンカー16を仮固定するときに仮固定金具2
4(図3参照)を取り付けるための仮固定穴20,20
が形成されている。 【0069】このアンカー定着部材50は、プレート部
50bをフレーム体41の掘削面2から離間する側の面
に当接させ、筒部50aの端面を第1吹付コンクリート
層11に当接させた状態で配設され、フレーム体41に
溶接等によって一体化されている。 【0070】このようなアンカー定着部材50を用いて
PSアンカー16を支保壁40に定着させるには、フレ
ーム体41に予めアンカー定着部材50を組みつけてお
く以外、前記第四の実施の形態で説明した支保壁40の
施工方法と全く同様に行う。 【0071】上述したPSアンカー16の定着方法によ
れば、前記第四の実施の形態で示した方法と同様の効果
を奏することができる。さらに、アンカー定着部材50
には、PSアンカー16と直交する方向に延在する鉄筋
50d,50d,…が備えられた構成となっている。こ
れにより、PSアンカー16に対する支圧板として機能
するアンカー定着部材50の近傍が、鉄筋50d,50
d,…と、第2吹付コンクリート層12,第3吹付コン
クリート層13,第4吹付コンクリート層14を形成す
るために吹き付けられたコンクリートとによって、いわ
ば鉄筋コンクリート造となり、その支圧力を一層高める
ことができる。 【0072】なお、前記第四および第五の実施の形態に
おいて、フレーム体41を、縦方向ラティスガーダ42
および横方向ラティスガーダ43のようなラティス状の
鉄筋構造材で構成したが、例えばトラス状の鉄筋構造材
やH鋼等の型鋼からなる鉄骨構造材等、他の鋼製構造材
でもよい。そして、フレーム体41を四角形状の格子に
構築したが、他の形状の格子状に形成しても構わない。
例えば、三角形状の格子でもよい。 【0073】また、前記第二の実施の形態のPSアンカ
ーの定着方法において用いたアンカー定着部材28の鉄
筋28d、前記第三の実施の形態のPSアンカーの定着
方法において用いたアンカー定着部材35の第一補強筋
35cおよび第二補強筋35d、前記第五の実施の形態
のPSアンカーの定着方法において用いたアンカー定着
部材50の鉄筋50dにおいては、PSアンカー16の
支圧力を高めることができるのであれば、その組合せ形
状、使用する鉄筋の本数や形状については限定するもの
ではない。 【0074】なお、上記第一ないし第五の実施の形態
PSアンカーの定着方法において、支保壁10,30,
40を構成する吹付コンクリート層の層数については限
定するものではなく、覆工厚さ,施工手順等に応じて適
宜設定すればよい。また、PSアンカー16について
は、その材質、構造等、上記の実施の形態のPSアンカ
ーの定着方法において用いたものに限定するものではな
く、必要とされる性能を得るためあるいは施工の容易化
を図るために、PC鋼撚り線16aに代えて、例えばP
C鋼線,PC鋼棒等を採用してもよい。同様に、ロック
アンカー31についても、例えばロックアンカー31に
代えてケーブル等、種々のものを採用することが可能で
ある。さらに、PSアンカー16を定着させるアンカー
定着部材18,28,35,45,50の形状について
も、同様に、いかなる形状のものを用いてもよい。さら
に、アンカー定着部材18,28,35,45,50の
筒部18a,28a,35a,45a,50aについて
は、第2吹付コンクリート層12,第3吹付コンクリー
ト層13,第4吹付コンクリート層14のコンクリート
吹付時に、PSアンカー16を打設するための孔を確保
できるのであれば、金属製以外であってもよい。 【0075】加えて、上記の各実施の形態では、本発明
を地下空洞の覆工壁に適用した場合について説明した
が、本発明はこれに限られることなく、他の支保壁、例
えばトンネルの支保壁、連続地中壁の山止め壁、あるい
は法面等にも適用することができる。 【0076】 【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係るP
Sアンカーの定着方法によれば、掘削面に形成した第一
の吹付コンクリート層の表面から地山に向けて孔を削孔
し、筒部とプレート部とを備えたアンカー定着部材を、
その筒部を第一の吹付コンクリート層に当接させて孔の
口元に設置し、この後、コンクリートを一層以上吹き付
けて第二の吹付コンクリート層を形成し、しかる後に、
アンカー定着部材からPC鋼材を打設するとともに、そ
の基端部をアンカー定着部材に仮固定し、プレストレス
を導入して基端部を固定することによってPSアンカー
を定着させる構成とした。これにより、第二の吹付コン
クリート層を形成するためにコンクリートを吹き付ける
に際しては、アンカー定着部材の筒部によってPSアン
カーを打設するための孔を確保することができ、施工性
を向上させることができる。さらに、PSアンカーを定
着させるときには、PSアンカーの基端部を簡易な部材
でアンカー定着部材に仮固定することが可能となり、仮
固定用のロックボルト等の特殊な部材等が不要となると
ともに、吹付コンクリート層表面の整形等の作業が不要
となり、この結果、仮固定作業の効率化および施工コス
トの低減等を図ることができる。 【0077】 【0078】 【0079】 【0080】
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION [0001] The present invention relates to, for example, underground power generation.
Cavities, tunnels, etc.
Suitable to be applied to the retaining wall of the intermediate wallPS anchor
-Fixing methodAbout. [0002] [Prior Art] Excavating underground cavities such as underground power plants and tunnels
In general, NATM (New Aust
rian Tunneling Method). This NA
As an example of the structure of the support wall of an underground cavity applying TM
For example, Japanese Patent Publication No. 6-6788 describes the excavation surface of underground cavities.
Polygonal shape formed by steel bars and shotcrete
Lattice structure and a lock cast into the ground from the lattice structure
A technique including a bolt has been proposed. Of this support wall
The inside of the cavity is made of steel bars, shotcrete, etc.
From the digging surface and fixing only near the digging surface
When supporting the whole and preventing concentrated loads by the lattice structure
In both cases, rock bolts are used to loosen rock around the cavity.
It suppresses the ground stress and disperses it. But
However, due to the enlargement of the cavity, the excavation surface
This support that the loose area of the side expands and supports from the inside of the cavity
There is a limit in the lining structure of the retaining wall. Because of this,
Support for the expanded loose area
A support wall structure is required. In recent years, underground power plants and underground storage bases have been developed.
And the like, as shown in FIG.
By spraying on the excavation surface 2 of the cavity formed by excavation
The plurality of sprayed concrete layers 3 formed and the
FIG. 14 (b) from the attached concrete layer 3 toward the ground 1
A plurality of lock bolts 4 and
PS Ann with long PC steel wire introducing restless
The structure of the support wall provided with the car 5 is applied. this
The structure of the support wall is such that the large cavities are
Are all large cross-sections and the range of impact of excavation is large?
Instead of supporting the cavity from the inside,
Anchor 5 at the end of the ground 1
Is intended to support the large cavity by the introduction force. However, the P applied to the above-mentioned support wall
In S anchor 5, PC steel wire of PS anchor 5
It has a weight of 100-150kg / piece, especially above
For orientation work, fix with cement filler and press
Until the tress is introduced, to prevent falling,
The PS anchor 5 must be temporarily fixed. [0005] For this reason, conventionally, a method of temporarily fixing a PC steel wire is used.
As a method, for example, as shown in FIG.
The base end 5b of the line 5a is cast near the base 5b.
Suspended by wire W or the like from the temporary fixing lock bolt 6
A structure for temporarily fixing is used. FIG. 15 shows another temporary fixing method.
As shown in (b), a bare wire is attached to the base end 5b of the PC steel wire 5a.
Attach ring plate 7 and temporarily attach to PC steel wire 5a.
Take the blocking pipe 8 into the fitted state as a stop device.
And buried in the bedrock of shotcrete layer 3 and excavation surface 2
At the same time, the bearing plate 7 is
Cleat layer 3 and blocking pipe 8 with bolt 9
There is also used a structure for fixing by using. [0007] However, as described above,
Conventional fixing method of PS anchorInShown below
There are such issues. First, as shown in FIG.
In the structure, the installation of the temporary fixing lock bolt 6, the wire
There is an inconvenience that it takes time and effort to mount W. Sa
In addition, a PC steel wire 5a is provided at the base end 5b of the PS anchor 5.
Bearing force for transmitting the introduction force of the concrete to the sprayed concrete layer 3
Large disk-shaped bearing plate 7 is installed as a plate
And the bearing plate 7 is heavy.
Therefore, the mounting work required a great deal of labor. [0008] In the structure shown in FIG.
A blocking pipe 8 must be prepared for the PS anchor 5
Must, and blocking pipes on the rock of excavation surface 2
Work such as forming a hole 8a for burying the hole 8 is required
These tasks also took time. The present invention has been made in consideration of the above points.
Easy to fix PS anchors
CanFixing method of PS anchorChallenge to provide
And [0010] The present invention solves the above problems.
In order to decide, the following configuration was adopted. That is, billing
In the fixing method of the PS anchor according to item 1, the ground
Spray REET to form first sprayed concrete layer
From the surface of the first sprayed concrete layer to the ground.
After drilling a hole of the depth determined in
And a flat plate portion formed on the end side.
The fixing member is connected to the other end of the cylindrical portion by the first spraying member.
It is placed at the mouth of the hole in contact with the concrete layer.
Then, concrete is put on the first shotcrete layer.
Spray more than one layer to cover the tubular part of the anchor fixing member
To form a second shotcrete layer, and then
A long PC steel material is struck from the anchor anchoring member into the ground.
And the base end of the PC steel is fixed to the anchor.
After temporarily fixing the PC steel, pre-stress is applied to the PC steel.
By inserting and fixing the proximal end
It is characterized by fixing. [0011] [0012] [0013] [0014] [0015] DETAILED DESCRIPTION OF THE PREFERRED EMBODIMENTS A PS anchor according to the present invention will be described below.
Of fixing methodFirst to fifth embodimentsFIG.
This will be described with reference to FIG. Here, the present invention
PertainHow to fix PS anchor, For example, a very large underground
Explanation using an example of application to a support wall that forms a cavity
I do. [First Embodiment] As shown in FIG.
Excavation surface 2 of underground cavity formed by excavating ground 1
The supporting wall 10 to be blown is provided with a first sprayed concrete layer (first blown concrete layer).
And the second sprayed concrete layer
(Second sprayed concrete layer) 12 and third sprayed conc
Riet layer (second sprayed concrete layer) 13 and fourth blow
Attached concrete layer (second shotcrete layer) 14
And a rock anchor placed in the ground 1 (not shown)
And a long strip that was driven into the ground 1 and prestressed
And the PS anchor 16 of FIG. The first spray concrete layer 11, the second spray concrete
Concrete layer 12, third shotcrete layer 13, fourth
The shotcrete layer 14 has concrete on the digging surface 2
It is formed by being sequentially sprayed to a predetermined thickness. Soshi
And the first spray concrete layer 11 and the second spray concrete
Between the first layer 12 and the third shotcrete layer 13
A welding wire mesh (not shown) is buried. The PS anchor 16 is made of a stranded PC steel wire.
(PC steel) 16a is drilled in the ground 1
Is inserted into a hole 17 of a predetermined depth filled with
In this state, for example, a pre-stress of about 100 t is introduced
Has been established. Base end 16 of this PS anchor 16
b is the second spray concrete layer 12, the third spray concrete
At the predetermined positions of the heat layer 13 and the fourth shotcrete layer 14.
The fixing grip 1 is attached to the embedded anchor fixing member 18.
Established by 9 As shown in FIG. 1 and FIG.
The attaching member 18 is made of metal and has a cylindrical portion 18a having a predetermined length.
And a plate portion integrally provided on one end side of the cylindrical portion 18a
18b, integrally with the cylindrical portion 18a and the plate portion 18b
Are formed from the plurality of ribs 18c, 18c,.
Have been. The ribs 18c, 18c,...
For a long time, in a plane parallel to the axis of the PS anchor 16
And extend radially from the outer peripheral surface of the cylindrical portion 18a.
It is formed. Each rib 18c has a substantially trapezoidal shape.
The length of the cylindrical portion 18a from the outer peripheral surface
The shape is such that it gradually becomes longer as it separates from the
Has been established. Also, as shown in FIG.
The PS anchor 16 (see FIG. 2) is temporarily fixed to 18b.
Temporary fixing holes 20, 20, which are sometimes used, are formed. As shown in FIG. 1, this anchor fixing portion
For the material 18, the end face of the cylindrical portion 18a is formed by a first sprayed concrete layer.
11 and makes the plate portion 18b a fourth spray concrete.
It is arranged so as to be exposed on the surface of the coating layer 14. The support wall 10 is fixed to the ground 1
PS anchor 16 that has been
The loosened area of the excavated surface 2 caused by the excavation is restrained and the ground 1
Structural rock mass is prevented from sliding, forming a strong support structure
are doing. Next, the PS amplifier having the above configuration
A method for fixing the car 16 will be described. This includes
Excavation of the ground 1 to form an underground cavity,
Sprayed concrete and smoothed to some extent
After that, the concrete is sprayed further to make the first spray concrete.
A coating layer 11 is formed. Subsequently, the formed first sprayed concrete layer
A lock anchor (not shown) is placed at a predetermined position 11
To prevent local destruction such as exfoliation of the rock surface near excavation surface 2
I do. To place this lock anchor (not shown)
When drilling a hole (not shown) in the ground 1
Hole 17 for placing car 16 is also drilled in parallel
Keep it. Next, the first sprayed concrete layer 11
After embedding a welding wire mesh (not shown) along the surface of
Anchor at 17 mouthEstablishmentThe member 18 is connected to its cylindrical portion 18a.
Is attached to the first sprayed concrete layer 11.
This includes temporary anchors 21, 21 near holes 17.
Into the anchors 21 and 21 for temporary fixing.
Anchors are fixed by the fixed temporary fixing wires 22 and 22.
EstablishmentThe member 18 is temporarily fixed. Next, the anchorEstablishmentThe cylindrical portion 18 of the member 18
Spray concrete to cover part of a
The attached concrete layer 12 is formed. Then, the second spraying
A wire mesh (not shown) along the surface of the concrete layer 12
And then spray concrete to remove
carEstablishmentA place to cover an intermediate portion of the cylindrical portion 18a of the member 18
The third sprayed concrete layer 13 having a constant thickness is formed. pull
Continue, spray concrete and anchorEstablishmentMember 18
Cover the rest of the building and form the fourth shotcrete layer 14
To achieve. Thereafter, the hole 17 formed in the ground 1 is inserted into the hole 17.
Filling with mortar etc., anchoring PC steel stranded wire 16a
Inside the hole 17 drilled from the cylindrical portion 18a of the attaching member 18 to the ground 1
Into the anchor fixing member 18
Temporarily fix. At this time, the stranded PC steel wire to be cast upward
As the temporary fixing means 16a, for example,
Used. As shown in FIG. 3, the base end of the PC steel stranded wire 16a
A male screw M is formed in the portion 16b, and the male screw M is temporarily
The fixing nut 23 is screwed. In addition, temporarily fixed in the center
A hole 24a smaller than the outer diameter of the fixing nut 23 is formed.
Using the temporary fixing bracket 24, the PC steel stranded wire 16 is inserted into the hole 24a.
a through the plate portion of the anchor fixing member 18
Bolts 25, 2 in the temporary fixing holes 20, 20 formed in
Fix at 5. Thereby, the temporarily fixing nut 23 is temporarily fixed.
Locked by metal fitting 24, PC steel stranded wire 16a falls off
Never flee. In this manner, the stranded PC steel wire 16a is temporarily fixed.
After the mortar in the hole 17 has hardened, the PC steel stranded wire
When introducing pre-stress to 16a, first, temporarily fix
The metal fitting 24 and the temporary fixing nut 23 are removed. This state
In this state, the stranded PC steel wire 16a is
It is held and does not fall out. Then, illustrated
PC steel stranded wire 16
Pre-stress (for example, 100t) by tensioning a
In this state, as shown in FIG.
By attaching the fixing grip 19 to the wire 16a
Thus, the fixing of the PS anchor 16 to the support wall 10 is completed.
You. The fixing method of the PS anchor 16 described above and
And the anchor fixing member 18 used for the
A hole 17 is drilled from the concrete layer 11 toward the ground 1,
Anchor fixing member 18 is connected to its cylindrical portion 18a by a first spraying
It was placed at the mouth of the hole 17 in contact with the concrete layer 11.
After that, the second spray concrete layer 12, the third spray concrete
A layer 13 and a fourth sprayed concrete layer 14 are sequentially formed,
Thereafter, the PC is inserted into the hole 17 from the anchor fixing member 18.
A steel stranded wire 16a is cast and its base end 16b is anchored.
After temporarily fixing to the fixing member 18, pre-stress is introduced
By fixing the base end portion 16b, the PS anchor 16
Is fixed. And anchor anchor
The member 18 is configured such that the cylindrical portion 18a and the plate portion 18b are integrally formed.
The rib 18c is formed on the outer peripheral surface of the cylindrical portion 18a.
Configuration. Thereby, the anchor fixing member
18, the second sprayed concrete layer 1
2, third spray concrete layer 13, fourth spray concrete
When the concrete is sprayed to form the
A hole for placing the anchor 16 can be secured.
Accordingly, the workability can be improved. The PS anchor 16 is temporarily fixed as described above.
Simple and lightweight member such as metal fitting 24 and anchor fixing member 1
8 was temporarily fixed. As a result, the temporary fixing
Lock anchors are no longer necessary, and
No need for shaping or leveling mortar
Can save labor and reduce costs.
Wear. Further, the anchor fixing member 18 is
Function as a support plate for the anchor 16 and the cylindrical portion 1
The ribs 18c, 18c,...
The support pressure is reinforced, so it is smaller and lighter.
Sufficient bearing pressure is secured by the anchor anchoring member 18
This allows a conventional large bearing
The need for a plate is eliminated, improving workability.
it can. Moreover, this anchor fixing member 18 is used for the fourth spraying.
It is configured to be buried in the concrete layer 14
Thus, the appearance of the support wall 10 can be improved. Further, the anchor fixing member 18 is temporarily fixed.
Temporarily fixed with anchor 21 and temporary fixing wire 22
However, also in this case, only the anchor fixing member 18 is temporarily fixed.
As long as it can be used.
Since there is no need to support, anchor 21 for temporary fixing, temporary fixing
Wire 22 can be simplified.
From the point of view, it is possible to reduce costs and improve workability.
Wear. [Second Embodiment] Next, according to the present invention,
Fixing method of PS anchorOf the second embodiment
I will tell. Here, the second embodiment described below,
The difference from the first embodiment is that the PS anchor 16
Anchor fixing member for installing only the support wall
The structure and construction method of 10 itself is the same.
In the following, only the differences will be described and common configurations will be described.
The description is omitted. As shown in FIG. 4, the first shotcrete
Layer 11, second spray concrete layer 12, third spray concrete
A support consisting of a reed layer 13 and a fourth shotcrete layer 14
The PS anchor 16 installed on the retaining wall 10 is anchor-fixed.
It is fixed by the attaching member 28. 4 and 5
As shown, the anchor fixing member 28 is made of metal and has a predetermined shape.
A cylindrical portion 28a having a length and one end of the cylindrical portion 28a
One of the rectangular plate portion 28b and the cylindrical portion 28a
Plate-like ribs 28c, 28c,... Formed on the body, and
Rebars 28d, 28 integrally attached to the ribs 28c
d,... The ribs 28c, 28c, ...
Are PS anchors over the entire length of the cylindrical portion 28a.
16 is located in a plane parallel to
Formed so as to extend radially toward the four corners of the gate portion 28b
Have been. The reinforcing bars 28d, 28d,...
At the positions corresponding to the tip and the middle, respectively, shown in FIG.
In the plane perpendicular to the PS anchor 16
Disposed and joined to adjacent ribs 28c, 28c
I have. In addition, as shown in FIG.
Is temporary when the PS anchor 16 (see FIG. 3) is temporarily fixed.
Temporary fixing hole for attaching the fixing bracket 24 (see FIG. 3)
20, 20 are formed. As shown in FIG.
The fixing member 28 has a tip of the cylindrical portion 28a and a first spray concrete.
In a state where the cylindrical portion 28a is in contact with the heat layer 11,
Are the second shotcrete layers 1
2 and a reinforcing bar 28d, 2 on the intermediate portion side of the cylindrical portion 28a.
8d, ... are buried in the third shotcrete layer 13,
Furthermore, whether the plate portion 28b is the fourth shotcrete layer 14
It is installed in an exposed state. And, for example, 10
PC steel material with a predetermined pre-stress such as 0t
The base end of 16a is anchored by the fixing grip 19.
The image is fixed on the fixing member 28; Using such an anchor fixing member 28,
When fixing the PS anchor 16, the first operation
As in the embodiment, first, the first sprayed concrete layer 11
Is formed, the hole 17 is drilled. And anchor anchor
A mounting member 28 is installed at the mouth of the hole 17 and is temporarily fixed.
An anchor 21 and a temporary fixing wire 22 are used for temporary fixing. Continued
The iron on the tip end side of the cylindrical portion 28a of the anchor fixing member 28
A second spray concrete to cover the streaks 28d, 28d, ...
After the layer 12 is formed, the reinforcing bars 28 in the middle of the cylindrical portion 28a
d, 28d,... so as to cover the third sprayed concrete layer 1
3 and then the fourth shotcrete layer 14 is formed.
To achieve. Thereafter, the hole 17 is removed from the anchor fixing member 18.
A stranded PC steel wire 16a is cast in the
The temporary fixing bracket 24 shown in FIG.
After temporary fixation, prestress is introduced and base end 16b is
By fixing, PS anchor 1 to support wall 10
6 is completed. In the fixing method of the PS anchor 16 described above,
The first blows the anchor fixing member 28 and the cylindrical portion 28a thereof.
Installed at the mouth of the hole 17 in contact with the attached concrete layer 11
I did it. Thereby, the first embodiment and
Similarly, by the cylindrical portion 28a of the anchor fixing member 28,
Second shotcrete layer 12, third shotcast layer
13, a core for forming the fourth shotcrete layer 14;
To install PS anchor 16 when spraying concrete
Holes can be secured, thus improving workability.
Can be made. Further, the above-mentioned anchor fixing member 28
Is formed with plate-like ribs 28c, 28c,.
The ribs 28c have reinforcing bars 28d, 28d,.
It is configured to be attached to the body. This allows
First EmbodimentIn the method of fixing PS anchor
UsingSimilarly to the anchor fixing member 18, the ribs 28c, 2c
8c, the supporting pressure of the anchor fixing member 28 is increased.
Have been. Further, the reinforcing bars 28d, 28d,.
The support wall 10 near the PS anchor 16 is a reinforcing bar
Because it is made of concrete, its supporting pressure is further increased
As a result, the anchor fixing member 28 can be made smaller and lighter.
Can be quantified.
Workability can be improved. [Third Embodiment] Next, according to the present inventionFixing method of PS anchorThird fruit of
An embodiment will be described. Here, a reinforcing bar is installed
According to the present invention,Fixing method of PS anchorSuitable
An example in the case of use will be described. As shown in FIG. 6, the support wall 30 is
Concrete layer 11, second spray concrete layer 12,
The third sprayed concrete layer 13 and the
Buried in the anchor 31 and the third shotcrete layer 13
Reinforced net 32 and pre-stressed
Schematic configuration from a long PS anchor 16 into which
Have been. The lock anchor 31 is filled with mortar.
Is inserted into the hole 31a having a predetermined depth.
Fixture 3 placed on first shotcrete layer 11
3 fixed. As shown in FIG. 6 and FIG.
Are grids that extend in two directions orthogonal to each other.
It is formed from reinforcing bars 32a and 32b arranged in a shape.
You. As shown in FIG. 6, this rebar net 32 is a
Each lock is placed at a predetermined distance from the concrete layer 11.
Tied to the base end of the anchor 31 with a tie wire 34
Fixed and buried in the third shotcrete layer 13
I have. Such a support wall 30 is provided with each PC anchor.
-16, an anchor fixing member 35 is disposed
ing. The anchor fixing member 35 is cylindrical and has a predetermined length.
And a cylindrical portion 35a, which is integrally provided on one end side of the cylindrical portion 35a.
Plate portion 35b and a plane orthogonal to PS anchor 16
The first reinforcing bar (rebar) 35c located inside the
Orthogonal to concrete layer 12 and third shotcrete layer 13
35d extending in the direction of
I have. As shown in FIG. 7, the first reinforcing bar 35c
Is embedded in the second shotcrete layer 12,
At the tip part and the middle part of the cylindrical part 35a, respectively, in a substantially girder shape
The assembled reinforcing bars are welded together. Figure
As shown in FIG. 6, the second reinforcing bar 35d is substantially J-shaped,
One end thereof is welded to the reinforcing bar net 32 and the other end of the curved portion is the first.
It is arranged so that it contacts the shotcrete layer 11.
You. Further, the PS anchor 16 is provided on the plate portion 35b.
When temporarily fixing, remove the temporary fixing bracket 24 (see FIG. 3).
A temporary fixing hole (not shown) for attachment is formed. The anchor fixing member 35 has a cylindrical portion 35a.
With the end face of the abutment in contact with the first sprayed concrete layer 11
It is arranged in. And, for example, 100t
Base end of PC steel 16a with constant prestress
However, the anchor fixing member 35 is fixed by the fixing grip 19.
Has been established. Using such an anchor fixing member 35,
When fixing the PS anchor 16,
First, similarly to the second embodiment, the first spray concrete
After forming the coating layer 11, holes 31a are drilled at predetermined positions.
Then, the lock anchor 31 is cast here. In addition, hole 3
When drilling 1a, the PS anchor 16 was
Holes 17 are simultaneously drilled. Then, at a factory or the like, the anchor fixing member 35
Reinforcement mesh 32 with
-31. At this time, anchor anchor
The first blowing of the cylindrical portion 35a of the member 35 and the second reinforcing bar 35d is performed.
It is brought into contact with the attached concrete layer 11. Next, at least each anchor fixing member 3
5 and the curved portion of the second reinforcement 35d and the first reinforcement 35c.
Spray concrete to cover and spray second concrete
A coating layer 12 is formed. As a result, the reinforcing mesh 32 is securely
The state is fixed to. Further, the reinforcement mesh 32 and the lock anchor
Spray concrete to bury 31
The spray concrete layer 13 is formed. After a while, Ann
A PC steel stranded wire 16a is inserted into the hole 17 from the car fixing member 35.
And the base end portion 16b of the temporary fixing metal 2 shown in FIG.
4 and then temporarily fixed to the anchor fixing member 35.
And fix the base end 16b with the fixing grip 19
By fixing the PS anchor 16 to the support wall 30
Wearing is completed. In the fixing method of the PS anchor 16 described above,
The first blowing of the anchor fixing member 35 and the cylindrical portion 35a thereof
Installed at the mouth of the hole 17 in contact with the attached concrete layer 11
I did it. As a result, the first and second fruits
Form of applicationPS anchorSimilar to the anchoring method, the anchor
The second spray concrete is formed by the cylindrical portion 35a of the fixing member 35.
Layer 12, third sprayed concrete layer 13, fourth sprayed concrete layer
When spraying concrete to form concrete layer 14
In addition, it is necessary to secure a hole for placing the PS anchor 16.
And therefore the workability can be improved.
You. In addition, the anchor fixing member 35 is pre-
Since it is configured to be attached, the anchor fixing member 35
Are temporarily fixed to the anchor 21 and the wire 22 (FIG. 1).
This eliminates the need for temporary fixing
Even so, the workability can be improved. Further, the above-mentioned anchor fixing member 35
Has a first reinforcing bar 35c and a second reinforcing bar 35d.
It has a configuration. Thereby, the first reinforcing bar 35c,
Support near the PS anchor 16 by two reinforcing bars 35d
As the wall 30 is made of reinforced concrete,
The pressure is increased, and as a result, the anchor fixing member 35 is reduced.
Sufficient bearing pressure can be secured even if the mold and weight are reduced,
Workability can be improved. [Fourth Embodiment] Next, according to the present inventionFixing method of PS anchorFourth fruit of
An embodiment will be described. Here, the grid-like frame
According to the present invention on the support wall on which thePS anchor setting
How to wearAn example in which is applied will be described. As shown in FIG. 8, the support wall 40 is
Concrete layer 11, second spray concrete layer 12,
Third shotcrete layer 13, fourth shotcast layer
14, a rock anchor 31 laid in the ground 1,
The child frame 41 and the prestressed
Schematic structure from the long PS anchor 16 into which the
Has been established. The frame body 41 extends along the entire excavation surface 2.
Are arranged and the lock anchors 31, 31,.
Fixed to the base end, the second shotcrete layer 12,
3 shotcrete layer 13, 4th shot concrete layer 1
4 is buried. As shown in FIG. 9, the frame body 41 is
A longitudinal lattice girder 42 extending in the circumferential direction of the cut surface 2
And in the direction perpendicular to this, that is, in the direction of excavation of the underground cavity
The extending lateral lattice girder 43 is combined in a grid pattern.
It is formed by being aligned. Vertical lattice girder 42, horizontal lattice
Each of the girder 43 is a truss-shaped reinforcing member,
Four main members arranged at four corners in cross section and extending in parallel with each other
The muscle S and a plurality of lattices connecting these main muscles S to each other
And the material R. And the vertical lattice
Ends of the lateral girder 43 and the lateral lattice girder 43
Parts have joints located in a plane orthogonal to the direction in which they extend.
Hand plates 42a and 43a are provided. Such a vertical
Lattice girder 42 is oriented along the circumferential direction of
Several pieces are continuously arranged, and the joint plates 42a are brought into contact with each other.
And are connected by bolts B. Also,
Tis girder 43 is formed of vertical lattice girder 42.
With the joint plate 43a in contact with the side surface of the intermediate part,
B linked. The PS anchor 16 is thus constructed
The vertical lattice of the frame body 41 formed in a lattice shape
Predetermined intersection point between the leader 42 and the lateral lattice girder 43
It is installed via an anchor fixing member 45 at the position. As shown in FIG. 10, such a supporting wall 4
The anchor fixing member 45 disposed at 0 is made of metal,
A cylindrical part 45a having a fixed length, and one end of the cylindrical part 45a
The plate portion 45b provided in the
The anchor fixing member 45 is formed integrally with the frame.
Joint plate 4 for attachment to body 41 (see FIG. 8)
5c and 45c. Joining plate 45
c and 45c are spaced apart from each other by a predetermined distance with respect to the cylindrical portion 45a.
Oriented. Here, the joining plates 45c, 45
c, the distance between the inner surfaces is the same as the vertical dimension shown in FIG.
Tis girder 42 width and lateral direction connected to both sides
The thickness of the joint plates 43a, 43a of the lattice girder 43
It is set to be almost the same as the added dimension. And each joint
Bolt holes 46, 46 are formed in the plate 45c.
You. Also, the PS anchor 16 is temporarily attached to the plate portion 45b.
When fixing, the temporary fixing bracket 24 (see FIG. 3) is fixed.
Temporary fixing holes 20, 20 are formed. As shown in FIG. 8, this anchor fixing portion
The material 45 is formed by connecting the plate portion 45b to the excavated surface of the frame body 41.
2 and abut on the surface on the side away from
The first sprayed concrete layer 11 is disposed in contact with the concrete layer 11.
Have been. Then, the joining plates 45c, 45c are
Through the horizontal holes 46, 46 (see FIG. 10).
The longitudinal lattice is integrated with the joint plate 43a of the disc girder 43.
It is bolted to the girder 42,
Anchor member 45 is integrally attached to the frame body 41
Have been. Then, such an anchor fixing member 45
The PC steel stranded wire 16a of the PS anchor 16 is, for example, 1
With the pre-stress of about 00t introduced,
Is fixed by the top 19. Next, the support wall 4 having the above-described configuration is used.
The construction method No. 0 will be described. To do this, first,
As in the first and second embodiments, the first spray concrete
After the formation of the coating layer 11, the lock anchor is
31 is cast. In addition, the lock anchor 31 is cast.
Hole for placing PS anchor 16 when drilling
17 are simultaneously drilled. Then, the frame body 41 is
Assemble and build into a predetermined shape supported by anchor 31
Put in. At this time, the frame body 41 is
The girder 42 and the lateral lattice girder 43 are fixed to a predetermined size.
Assemble the unit into a unit, then anchor
The fixing member 45 is incorporated. And the frame body 4
At the time of installation, the cylindrical portion 45 of the anchor fixing member 45
a to contact the first shotcrete layer 11.
You. After that, the con
Spray cleats to spray second concrete layer 12,
3 shotcrete layer 13, 4th shot concrete layer 1
4 are sequentially formed. Thereafter, the anchor fixing member 45
A stranded PC steel wire 16a into the hole 17 from the
The part 16b is anchored with the temporary fixing bracket 24 shown in FIG.
After temporarily fixed to the member 45, prestress is introduced to
By fixing the portion 16b, the PS
The anchoring of the anchor 16 is completed. In the fixing method of the PS anchor 16 described above,
First blows the anchor fixing member 45 and the cylindrical portion 45a thereof.
Installed at the mouth of the hole 17 in contact with the attached concrete layer 11
I did it. As a result, the first to third fruits
Form of applicationPS anchorSimilar to the anchoring method, the anchor
The second spray concrete is formed by the cylindrical portion 45a of the fixing member 45.
Layer 12, third sprayed concrete layer 13, fourth sprayed concrete layer
When spraying concrete to form concrete layer 14
In addition, it is necessary to secure a hole for placing the PS anchor 16.
And therefore the workability can be improved.
You. Moreover, the anchor fixing member 45 is attached to the frame body 41.
Third Embodiment
Similarly, the anchor fixing member 45 is temporarily fixed to the anchor 2.
1. Temporarily fix with a temporary fixing wire 22 (see FIG. 1)
This eliminates the need and improves workability.
be able to. Further, the anchor fixing member 45 described above
Is a joining plate formed integrally with the plate portion 45c.
45c, the anchor fixing member 45 is framed by 45c.
Vertical lattice girder 42 and horizontal direction
Easy and secure mounting at the intersection with lattice girder 43
Can be opened. [Fifth Embodiment] Next, according to the present inventionFixing method of PS anchorFifth fruit
An embodiment will be described. Here, the following
Difference between the fifth embodiment and the fourth embodiment.
Is an anchor anchoring section for installing the PS anchor 16
Only the material, it depends on the structure of the support wall 40 itself and the construction method.
Are similar, so only the differences will be described.
The description of the common configuration is omitted. As shown in FIG. 11, the support wall 40 is
Shotcrete layer 11 and ground 1
Lock anchor 31 and frame assembled in a grid
And a second body formed to cover the frame body 41.
Shotcrete layer 12, third shotcrete layer 1
3, hitting the fourth shotcrete layer 14 and the ground 1
With the PS anchor 16 installed and prestressed
It is composed of Then, as shown in FIG.
The anchor fixing member 50 is formed in a vertical
Between the lattice girder 42 and the lateral lattice girder 43
A PS anchor is provided at the intersection,
The car 16 is provided. As shown in FIG. 13, the anchor fixing member 5
Reference numeral 0 denotes a metal cylindrical portion 50a having a predetermined length;
0a, a rectangular plate portion 50 integrally provided on one end side
b, from the cylindrical portion 50a to the four corners of the plate portion 50b
The radially extending rectangular plate-like ribs 50c, 50c,...
And a reinforcing bar 50 integrally attached to these ribs 50c.
d, 50d,... Reinforcing bar 50d, 5
0d,... Are located at both ends and an intermediate portion of the cylindrical portion 50a, respectively.
In the plane orthogonal to the PS anchor 16 shown in FIG.
The adjacent vertical lattice girder 42 and the horizontal lattice girder 42
Reinforcing bar so as to extend continuously with main bar S of tis girder 43
Have been. As shown in FIG. 13, the plate portion 50b
When the PS anchor 16 is temporarily fixed, the temporary fixing bracket 2 is used.
4 (see FIG. 3) for temporarily fixing holes 20, 20.
Is formed. The anchor fixing member 50 includes a plate portion
50b is the surface on the side away from the excavation surface 2 of the frame body 41
, And the end face of the cylindrical portion 50a is first sprayed concrete.
It is arranged in a state of being in contact with the layer 11, and
They are integrated by welding or the like. Using such an anchor fixing member 50,
In order to fix the PS anchor 16 to the support wall 40,
The anchor fixing member 50 is attached to the
Otherwise, the support wall 40 described in the fourth embodiment
Perform exactly the same as the construction method. According to the fixing method of the PS anchor 16 described above.
Then, the same effect as the method shown in the fourth embodiment can be obtained.
Can be played. Further, the anchor fixing member 50
Has a reinforcing bar extending in a direction orthogonal to the PS anchor 16.
50d, 50d,... Are provided. This
As a result, it functions as a support plate for PS anchor 16
The vicinity of the anchor anchoring member 50 that is to be
d, ..., the second spray concrete layer 12, the third spray concrete
Forming a cleat layer 13 and a fourth sprayed concrete layer 14
According to the concrete sprayed for
If it becomes reinforced concrete, the bearing pressure will be further increased
be able to. In the fourth and fifth embodiments,
In this case, the frame body 41 is
And a lattice like lateral lattice girder 43
Made of reinforced structural material, for example, truss-shaped reinforced structural material
Steel structural materials, such as steel structural materials made of steel such as steel and H steel
May be. Then, the frame body 41 is formed into a square lattice.
Although constructed, it may be formed in a lattice shape of another shape.
For example, a triangular lattice may be used. Further, the second embodimentPS anchor
Used in the fixing methodIron of anchor anchoring member 28
Streak 28d, the third embodimentPS anchor anchor
Used in the methodFirst reinforcement of anchor anchoring member 35
35c and second reinforcing bar 35d, the fifth embodiment
Used in fixing method of PS anchorAnchor anchor
In the rebar 50 d of the member 50, the PS anchor 16
If the supporting pressure can be increased, the combination type
Shape, number and shape of reinforcing bars used are limited
is not. The first to fifth embodiments are described.of
Fixing method of PS anchorIn the support walls 10, 30,
The number of shotcrete layers composing 40 is limited.
It is not specified, but it depends on the lining thickness, construction procedure, etc.
It may be set appropriately. In addition, PS anchor 16about
In the above embodiment, the material, structure, etc.PS anchor
Used in the fixing methodIt is not limited to
To obtain required performance or ease of construction
For example, in place of the stranded PC steel wire 16a,
A C steel wire, a PC steel bar, or the like may be used. Similarly, lock
Regarding the anchor 31, for example, the lock anchor 31
Instead, various things such as cables can be adopted.
is there. Further, an anchor for fixing the PS anchor 16
Shape of fixing members 18, 28, 35, 45, 50
Similarly, any shape may be used. Further
The anchor fixing members 18, 28, 35, 45, 50
About cylindrical parts 18a, 28a, 35a, 45a, and 50a
Is the second spray concrete layer 12, the third spray concrete
Concrete of layer 13 and fourth shotcrete layer 14
Securing holes for placing PS anchor 16 when spraying
If possible, it may be other than metal. In addition, each of the aboveOf implementationIn the form, the present invention
Was applied to the lining wall of an underground cavity
However, the present invention is not limited to this.
For example, a tunnel support wall, a continuous underground wall retaining wall, or
Can also be applied to slopes and the like. [0076] As described above, according to claim 1,
According to the anchoring method of the S anchor, the first
A hole from the surface of the sprayed concrete layer to the ground
And an anchor fixing member having a cylindrical portion and a plate portion,
The tube is brought into contact with the first sprayed concrete layer to
Installed at the mouth, and then sprayed one or more layers of concrete
To form a second shotcrete layer,
While casting PC steel from the anchor anchoring member,
Temporarily fix the base end of the
Introduce a PS anchor by fixing the proximal end
Is fixed. As a result, the second spray
Spray concrete to form a cleat layer
At this time, the PS anchor is fixed by the cylinder
Holes for car placement can be secured, and workability
Can be improved. In addition, PS anchor
When attaching, the base end of the PS anchor is a simple member
Can be temporarily fixed to the anchor fixing member.
When special members such as lock bolts for fixing are no longer required
In both cases, work such as shaping the surface of the sprayed concrete layer is unnecessary
As a result, efficiency of temporary fixing work and construction cost
Can be reduced. [0077] [0078] [0079] [0080]

【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るPSアンカーの定着方法の第一の
実施の形態を示す断面図である。 【図2】図1に示した前記アンカー定着部材を示す斜視
図である。 【図3】前記アンカー定着部材へのPSアンカーの仮固
定構造の一例を示す断面図である。 【図4】本発明に係るPSアンカーの定着方法の第二の
実施の形態を示す断面図である。 【図5】図4に示した前記アンカー定着部材を示す斜視
図である。 【図6】本発明に係るPSアンカーの定着方法の第三の
実施の形態を示す断面図である。 【図7】図6の平面図である。 【図8】本発明に係るPSアンカーの定着方法の第四の
実施の形態を示す断面図である。 【図9】図8に示した支保壁を構成する格子状のフレー
ム体を示す立面図である。 【図10】前記フレーム体に組み込まれるアンカー定着
部材の一例を示す斜視図である。 【図11】本発明に係るPSアンカーの定着方法の第五
の実施の形態を示す断面図である。 【図12】図11に示した支保壁を構成する格子状のフ
レーム体を示す立面図である。 【図13】前記フレーム体に組み込まれるアンカー定着
部材の一例を示す斜視図である。 【図14】従来のアンカー定着部材を示す概略断面図お
よびPCアンカーおよびロックボルトの打設配置図であ
る。 【図15】従来のPCアンカーの仮固定構造を示す断面
図である。 【符号の説明】 1 地山 2 掘削面 11 第1吹付コンクリート層(第一の吹付コンクリー
ト層) 12 第2吹付コンクリート層(第二の吹付コンクリー
ト層) 13 第3吹付コンクリート層(第二の吹付コンクリー
ト層) 14 第4吹付コンクリート層(第二の吹付コンクリー
ト層) 16 PSアンカー 16a PC鋼撚り線(PC鋼材) 17 孔 18,28,35,45,50 アンカー定着部材 18a,28a,35a,45a,50a 筒部 18b,28b,35b,45b,50b プレート部 18c,28c,50c リブ 28d,50d 鉄筋 35c 第一補強筋(鉄筋) 45c 接合プレート
BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 shows a first method of fixing a PS anchor according to the present invention.
It is sectional drawing which shows embodiment . FIG. 2 is a perspective view showing the anchor fixing member shown in FIG. 1; FIG. 3 is a cross-sectional view showing an example of a structure for temporarily fixing a PS anchor to the anchor fixing member. FIG. 4 shows a second example of the method for fixing a PS anchor according to the present invention.
It is sectional drawing which shows embodiment . FIG. 5 is a perspective view showing the anchor fixing member shown in FIG. 4; FIG. 6 shows a third method of fixing a PS anchor according to the present invention.
It is sectional drawing which shows embodiment . FIG. 7 is a plan view of FIG. 6; FIG. 8 shows a fourth method of fixing the PS anchor according to the present invention.
It is sectional drawing which shows embodiment . FIG. 9 is an elevational view showing a lattice-like frame body constituting the support wall shown in FIG. 8; FIG. 10 is a perspective view showing an example of an anchor fixing member incorporated in the frame body. FIG. 11 shows the fifth method of fixing the PS anchor according to the present invention.
It is sectional drawing which shows embodiment . FIG. 12 is an elevational view showing a lattice-like frame body constituting the support wall shown in FIG. 11; FIG. 13 is a perspective view showing an example of an anchor fixing member incorporated in the frame body. FIG. 14 is a schematic cross-sectional view showing a conventional anchor fixing member and a placement diagram of a PC anchor and a lock bolt. FIG. 15 is a sectional view showing a conventional temporary anchoring structure of a PC anchor. [Description of Signs] 1 Ground 2 Excavated surface 11 First sprayed concrete layer (first sprayed concrete layer) 12 Second sprayed concrete layer (second sprayed concrete layer) 13 Third sprayed concrete layer (second sprayed concrete layer) Concrete layer) 14 Fourth spray concrete layer (Second spray concrete layer) 16 PS anchor 16a PC steel strand (PC steel material) 17 Holes 18, 28, 35, 45, 50 Anchor anchoring members 18a, 28a, 35a, 45a , 50a Tube portions 18b, 28b, 35b, 45b, 50b Plate portions 18c, 28c, 50c Ribs 28d, 50d Reinforcing bar 35c First reinforcing bar (rebar) 45c Joining plate

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 垣見 康介 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 長谷川 誠 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 征矢 雅宏 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 藤野 晃 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 小島 英郷 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭64−21200(JP,A) 特開 昭53−94406(JP,A) 実公 昭61−23075(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 21/02 E04G 21/12 104 E21D 20/00 ──────────────────────────────────────────────────続 き Continuing on the front page (72) Inventor Kosuke Kakimi 1-3-2 Shibaura, Minato-ku, Tokyo Shimizu Corporation (72) Inventor Makoto Hasegawa 1-3-2 Shibaura, Minato-ku, Tokyo Shimizu Construction Corporation (72) Inventor Masahiro Seiya 1-3-2 Shibaura, Minato-ku, Tokyo Shimizu Corporation Construction (72) Inventor Akira Fujino 1-2-3 Shibaura, Minato-ku, Tokyo Shimizu Corporation (72) Inventor Hidego Kojima 1-3-2 Shibaura, Minato-ku, Tokyo Shimizu Construction Co., Ltd. (56) References JP-A-64-21200 (JP, A) JP-A-53-94406 (JP, A) Jikken 61-23075 (JP, Y1) (58) Fields investigated (Int. Cl. 7 , DB name) E21D 21/02 E04G 21/12 104 E21D 20/00

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 地山にコンクリートを吹き付けて第一の
吹付コンクリート層を形成し、該第一の吹付コンクリー
ト層の表面から地山に向けて定められた深さの孔を削孔
した後、 筒部と該筒部の一端側に形成された平板状のプレート部
とを備えてなるアンカー定着部材を、前記筒部の他端を
前記第一の吹付コンクリート層に当接させて前記孔の口
元に設置し、 この後、前記第一の吹付コンクリート層上にコンクリー
トを一層以上吹き付けて前記アンカー定着部材の筒部を
覆うよう第二の吹付コンクリート層を形成し、 しかる後に、前記アンカー定着部材から地山中に長尺の
PC鋼材を打設するとともに、該PC鋼材の基端部を前
記アンカー定着部材に仮固定した後、該PC鋼材にプレ
ストレスを導入して前記基端部を固定することによって
PSアンカーを定着させることを特徴とするPSアンカ
ーの定着方法。
(57) [Claim 1] Concrete is sprayed on the ground to form a first sprayed concrete layer, and a depth defined from the surface of the first sprayed concrete layer toward the ground. After drilling a hole, an anchor fixing member comprising a tubular portion and a flat plate portion formed at one end of the tubular portion is fixed to the first shotcrete by the other end of the tubular portion. A second sprayed concrete layer is formed so as to abut against the layer and to be installed at the mouth of the hole, and then spray one or more pieces of concrete onto the first sprayed concrete layer to cover the tubular portion of the anchor fixing member. Then, after that, a long PC steel material is poured into the ground from the anchor fixing member, and the base end of the PC steel material is temporarily fixed to the anchor fixing member, and then a prestress is introduced into the PC steel material. And fix the base end PS anchor fixing method, characterized in that to fix the PS anchor by.
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