JP3513451B2 - 画像表示装置および画像消去方法 - Google Patents
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Description
上に定着させることでインクによるカラー画像を記録媒
体上に表示することができ、また、そのカラー画像を消
したいときは画像消去手段によって記録媒体上のカラー
画像を消去することができる画像表示装置及び画像消去
方法に関するものである。
及び資源の利用削減に関心が高まり、紙及びオーバーヘ
ッドプロジェクタ(OHP)用のプラスチックフィルム
等の記録媒体の廃棄並びにこれらの材料である木材資源
及び石油等の利用削減が重要課題となっている。資源の
利用削減対策の一環として、一度使用された用紙等を廃
棄することなく古紙として再利用することが進められて
いる。しかしながら、OHP用のプラスチックフィルム
等はほとんど回収されておらず、またこれらの回収及び
再利用には多くの問題がある。即ち、例えば、回収に関
しては、記録媒体の種類による分別作業の手間、回収に
要する運用コスト、並びに回収物の集積場所及び管理の
問題等、再利用に関しては、再生品の品質、及びインク
等の脱墨処理に伴うコストの問題等がある。
上述の問題点を解決した画像表示装置である。即ち、こ
の画像表示装置は、記録媒体上に一度記録した画像を消
去できる装置であり、何度でも記録媒体に画像を記録で
き、何度でも記録された画像を消去できる装置である。
このような画像表示装置は記録媒体を無駄に消費するこ
とがないので、省資源化に有効な装置であり、種々の目
的で利用されている。
黒板は、静止画を大画面に表示する画像表示装置であ
る。インフォメーションボードは、主として広告、宣
伝、掲示等の目的で、コンピュータ等の入力装置にて作
成した画像を記録媒体上に表示する画像表示装置であ
り、例えば、駅構内において電車の行き先、運行状況等
の情報を表示する案内板として機能したり、会議室の入
り口や結婚式場において予定を表示する予定表として機
能したり、大学において休講、教室変更等の情報を表示
する掲示板として機能したりする装置である。また、電
子黒板は、会議やミーティング等の場で用いられる装置
であり、記録媒体(以下、表示シートともいう)に書き
込んだ手書きの文字や図形等の画像をスキャナーにより
読み取り、コピーを取った後にその画像を黒板消しで消
去することができる装置である。
よび電子黒板について詳しく説明する。
が、上述ように静止画を記録媒体上に記録し、表示し、
消去を行う従来のインフォメーションボードは、マグネ
スタイラス技術を用い導電性磁性トナーをベルト状の無
端シート(記録媒体)に静電的に吸着させることでトナ
ー画像を形成し、シートを移動させてトナー画像を表示
し、表示後にトナーとシートとの静電気力を除去してト
ナー画像を消去させるものである。
ボードの断面図である。また、図12は従来のインフォ
メーションボードに用いられる記録媒体の部分断面図で
ある。図11および図12を用いて、従来のインフォメ
ーションボードについて説明する。
2は導電性磁性トナー、803は記録媒体であり、記録
媒体803は、図12に示すように、表面誘電層901
a、抵抗層901b、の導電層901c及び支持層90
1dにより構成されている。
ニット、805は回路基板、806はクリーニングブラ
シ、807は回転磁石、808は非磁性円筒、809は
記録媒体搬送用の搬送ローラ、810の表示窓、811
は本体フレームである。
は、前記回転磁石807を回転させることによって、着
色物質である導電性磁性トナー802を前記非磁性円筒
808上で搬送し、これを磁性体で構成される記録電極
801上に供給する。そして、記録媒体803の導電層
901cと記録電極801との間に、回路基板805に
よって発生させた画像信号に対応する電圧を印加し、ト
ナー802に誘起した電荷(10-8〜10-7c)によ
り、記録媒体803(1000〜10000pF/cm
2 )へ前記トナー802を静電的に付着させて画像を形
成する。尚、一度形成された画像は、エンドレスベルト
状の記録媒体803を1回転させることによって元の位
置に戻され、トナー802はクリーニング用ブラシ80
6によって記録媒体803から掻き落され、ブラシ80
6の直下に設置された前記記録電極801上に回収さ
れ、記録媒体803は再利用される。
コンピュータ等の外部画像入力装置から送信された画像
情報に基づいて、画像の書き込みおよび消去を行うこと
ができる。また、外部画像入力装置と各インフォメーシ
ョンボードをネットワークによって接続することによ
り、外部画像入力装置から送信された画像情報を遠隔地
にある各インフォメーションボードに同時に表示するこ
とが可能となり、掲示板や広告板等の表示装置として有
効な利用が可能である。
は、従来の電子黒板の構成を示す概略図で、(A)は平
面図、(B)は正面図、(C)は側面図である。
長方形の開口部1001aを設けた脚付きの箱型フレー
ム1001内に、表示面となる記録媒体(表示シート)
1002が、左右のローラ1003,1004に掛け渡
された状態で配置されている。この表示シート1002
は、その表面に、専用のインクを入れたペンを用いて、
手書きで文字や図形等の任意の画像を書き込むととも
に、その画像を黒板消しで消去して、何度でも書き込
み,消去を繰り返すことのできるものである。そしてこ
の表示シート1002は、図示せぬ駆動装置で一方のロ
ーラ1003を回転させることにより、エンドレスに走
行する。
のローラ1003の後側には、表示シート1002の幅
(走行方向に対して垂直な方向の長さ)全体をカバーし
て、その表示シート1002上の画像を読み取ることの
できる表示面画像読取スキャナ1005が配置されてい
る。
は、上記表示面画像読取スキャナ1005が読み取った
表示シート1002上の画像を紙面に印刷するプリンタ
1006が配置されている。
は、表示シート1002を走行させることにより、その
表示シート1002上の画像を表示面画像読取スキャナ
1005で読み取らせる。すると表示面画像読取スキャ
ナ1005は、表示シート1002の走行に伴って次々
と読み取った画像のデータを電気信号の形で順次プリン
タ1006へ送る。そしてプリンタ1006は、その表
示面画像読取スキャナ1005からの画像データに基づ
いて表示シート1002上の画像を紙面に印刷すること
になる。
ム1001の開口部1001aに露出した表示シート1
002上に、自由に画像を書き込んだり、またその画像
を消したりといったように、通常の黒板やホワイトボー
ドと同様に使用することができる。その上、表示面画像
読取スキャナ1005とプリンタ1006とにより、表
示シート1002上の画像を紙面に印刷して記録するこ
とができる。
きい、部屋を暗くする必要がない、視認性が良い、容易
に任意の部分の書き込み,消去,訂正ができるといっ
た、黒板やホワイトボードの持つ利点に加え、表示面上
の画像を紙面に記録し保存することができるという大き
な利点を有するものである。
メーションボードおよび電子黒板は、夫々の利点を活か
して有効に利用できる。また、紙の消費量の低減や消費
電力の点からも有益な画像表示装置である。
うなインフォメーションボードの記録原理では、トナー
に磁性が必要なために黒以外の色の着色が困難であり、
カラー画像の形成ができないという問題があった。
ータ等の外部画像入力装置から送られてきた画像情報を
インクジェット記録方法等の画像記録手段を用いて表示
シート上に自動書き込みを行う装置ではなく、文字や図
形等の任意の画像を表示シート上に手書きで書き込むも
のであるので、掲示板や広告板等の表示装置としては不
向きである。また、この電子黒板では、一度書き込まれ
た画像を自動的に消去する製品は現在のところない。画
像消去手段付き電子黒板の発明は、従来から幾つか提案
されており、例えば、特開昭61−9071号公報、特
開平5−597号公報、特開平5−14564号公報、
特開平5−160940号公報、特開平5−16249
4号公報、特開平6−32095号公報、特開平6−4
8091号公報、特開平6−87295号公報、特開平
6−245008号公報等に開示されている。この上記
の公報には、電子黒板用筆記具によって文字、図形等の
画像を記録媒体(表示シート)上に手書きで書き込み、
クリーニング用ファーブラシやゴムブレード等の複写機
で用いられる電子写真感光体クリーニング装置に類似す
る装置を用いて、記録媒体上の画像を払拭消去する発明
が開示されている。しかし、上記公報による画像の書き
込みは、従来のごとく筆記用具でを用いて手書きで行う
のみである。
報には画像の書き込みを自動で行うことが開示されてい
る。この特開平5−58091号公報では、手書きで書
き込むペンに使われているインクと同じインク、すなわ
ちホワイトボート用マーカーペンのインクをインクジェ
ットヘッドから吐出することにより自動で表示シート上
に画像を形成している。これによれば表示シートに対す
る画像の書き込みを自動で行うことができそうである
が、実際には上記のようなホワイトボート用マーカーペ
ンのインクはインクジェットヘッドから良好に吐出する
ことが困難であるので、確実に画像を形成することも困
難と考えられる。インクジェットヘッドから上記ホワイ
トボート用マーカーペンのインクを良好に吐出すること
が困難な理由は、インクの粘度が高いためであると推測
される。また、上記ホワイトボート用マーカーペンのイ
ンクはインクジェットヘッドからの吐出を前提として設
計されているわけではないので、保湿性が十分ではない
ため乾燥しやすく、その結果不吐ノズルを発生させやす
い。以上から分かるように、表示シート上に確実に画像
を形成するためにはインクジェットヘッドから良好に吐
出できるインクを使用する必要がある。
る静止画の表示装置には、電子黒板のように会議室にス
タンドアロンとして存在するだけの装置ではなく、ネッ
トワークに接続される表示装置としての機能を有してお
り、ネットワークを介して遠隔からの情報を順次表示で
きること、および複数の場所に表示できることが望まれ
る。
からの画像情報に基づいた画像の記録および消去が行え
るだけでなく、カラー画像の表示が可能であり、しかも
高画質な画像を表示できることが望まれる。
きるシステムとして、電子黒板と類似の記録媒体、イン
クジェット記録手段および画像消去手段を備えた装置で
あって、インクジェット記録手段から記録媒体上にイン
クを吐出し、記録媒体上に画像を表示した後、その記録
媒体上の画像を画像消去手段にて消去することができる
画像表示装置の試作検討を行った。
を飛翔させ、紙やOHP等の記録媒体にインクを付着させ
て記録を行うものである。従来のインクジェット記録方
法に用いられるインクジェット記録用インクは、水を主
成分とし、これに着色剤として染料または顔料を混合
し、さらにこれに乾燥防止、ノズルの目詰まり防止等の
目的でグリコール等の水溶性高沸点溶剤を含有したもの
が一般的である。
用いて、従来の電子黒板と類似の記録媒体上にインクジ
ェット記録方法で記録を行った場合、上述のようなイン
クジェット記録用インクは記録媒体上ではじかれてしま
うので、良好な画像を形成しにくいという問題がある。
また、特開平8−106261号公報や特開平8−31
0078号公報にも普通のインクジェット記録用インク
を用いて電子黒板に記録を行うことが開示されている
が、同様にこれらの公報に開示されている発明でも上記
問題を解決し得ない。
クが、従来の電子黒板と類似の記録媒体に良好に定着で
きない理由を簡単に説明する。一般に、電子黒板用に用
いられる記録媒体には、乳白色のベースフィルム上にフ
ッ素化合物系のフィルム等を貼りあわせた表示シートを
用いている。(一般にこのような表示シートは難浸透性
である。)電子黒板用ペン(以下、ホワイトボード用マ
ーカーともいう)でこの表示シートに画像を書き込む
と、インク成分中の水分が蒸発した後に、剥離剤および
顔料を含む樹脂膜が表示シート上に残る。このように電
子黒板用ペンで書き込んだ場合には、インクは表示シー
ト上に良好に定着することができる。また、この樹脂膜
は表示シートから容易に剥離できるものであるので、そ
のため布、フェルト、スポンジ等で払拭消去することが
できる。これは、表示シート上の画像を消去しやすいよ
うに、記録媒体表面(表示シート表面)の表面張力を小
さく設定しているからである。一方、インクジェット記
録用インクを表示シート上に定着させようとしても、イ
ンクが流動してしまい良好な画像が形成できない。なぜ
なら、一般にインクジェット記録用インクは記録媒体
(インク受容層)に染み込むことによって、インクが記
録媒体に定着するものである。つまり、インクジェット
記録用インクは記録媒体に染み込むように構成されてい
るのである。よって、上述のような難浸透性の表示シー
ト上にインクジェット記録用インクを定着させようとし
ても、表示シートにはインク受容層がないのでインクは
表示シートに染み込むことができず、表示シート上でイ
ンクは流動してしまう。難浸透性の記録媒体上に画像を
形成するには、従来のような記録媒体に染み込むインク
ではなく、記録媒体表面にインクが固着するようなイン
クであることが必要である。但し、インクの固着性(定
着性)を重視し過ぎると、今度はインクを記録媒体から
剥離することができなくなってしまうので、記録媒体に
対するインクの定着性と剥離性のバランスが重要であ
る。以上を考慮すると、難浸透性の記録媒体上に定着す
ることができ、一度定着しても記録媒体上から剥離する
ことができ、インクジェット記録手段から吐出できるよ
うなインクが望ましい。
でも画像を消去できる上記のような画像表示装置に望ま
れることは、画像を形成するインクが記録媒体から剥離
しやすいと同時に、インクが記録媒体上に強固に定着す
ることである。即ち、画像の定着性と剥離性という相反
する性質を同時に満たすことが必要である。
のであり、コンピュータ等の外部画像表示装置からの画
像情報に基づいた画像の記録および消去が行える画像表
示装置及び画像消去方法を提供することを目的とする。
ンクを記録媒体上に定着させることでインクによるカラ
ー画像を表示することができ、そのカラー画像を消した
いときは画像消去手段によって記録媒体上のカラー画像
を消去することができ、しかも高品位な画像を表示でき
る画像表示装置及びを提供することを目的とする。
して存在するだけの装置ではなく、ネットワークに接続
される表示装置としての機能を有しており、ネットワー
クを介して広告、宣伝、掲示等を目的とする静止画の情
報を遠隔から順次表示でき、また複数の場所に同時に表
示できる画像表示装置及び画像消去方法を提供すること
を目的とする。
て使用されるインクを提供することを目的とする。
の本発明は、ガラス転移温度が0℃以下の非水溶性のポ
リマーおよび液媒体を含有するインクを用いて、当該イ
ンクが実質的に浸透しない記録媒体上に画像を表示する
ための画像表示装置であって、画像データに応じて、前
記インクを前記記録媒体上に付与するインクジェットヘ
ッドと、前記インクジェットヘッドにより前記記録媒体
上に形成された画像と当接し、その後分離することで該
画像を消去する画像消去手段と、前記記録媒体上に画像
が存在するか否かを判断する判断手段と、前記画像消去
手段による画像消去動作の後に、前記判断手段により画
像が存在すると判断された場合、前記画像消去手段によ
る画像消去動作を再度実行する手段とを備え、インク付
与後に前記記録媒体上に残存する非水溶性ポリマーの溶
解度パラメータ(SP値)をSPp、前記記録媒体の表
面を構成する物質のSP値をSPm、前記画像消去手段
の表面を構成する物質のSP値をSPcとすると、前記
SPp、SPm、SPcが、|SPp−SPm|>|S
Pp−SPc|なる関係を満たすことを特徴とするもの
である。
ない記録媒体上に、ガラス転移温度が0℃以下の非水溶
性のポリマーおよび液媒体を含有するインクがインクジ
ェット方式により付与されることで形成された画像に対
し画像消去用物質を接触させた後、前記記録媒体上から
前記画像消去用物質を離間させることで前記記録媒体上
の画像を消去する画像消去方法であって、前記画像消去
用物質の前記記録媒体に対する押し付け圧力が一定とな
るよう、前記画像消去用物質と前記記録媒体との間隔を
調整し、その状態で前記画像消去用物質を前記記録媒体
に対して一定の圧力で押し付け、その後、前記記録媒体
から前記画像消去用物質を離間することで前記記録媒体
上の画像を消去する工程を有し、インク付与後に前記記
録媒体上に残存する非水溶性ポリマーの溶解度パラメー
タ(SP値)をSPp、前記記録媒体の表面を構成する
物質のSP値をSPm、前記画像消去用物質のSP値を
SPcとすると、前記SPp,SPm、SPcが、|S
Pp−SPm|>|SPp−SPc|なる関係を満たす
ことを特徴とするものである。
含有するインクを吐出可能なインクジェットヘッドと、
前記インクが難浸透性であり、前記インクによる画像を
表示するための記録媒体と、前記記録媒体上のインクと
当接した後、分離することにより前記記録媒体上から前
記インクを剥離可能なインク剥離手段とを備え、前記イ
ンクが前記記録媒体よりも前記インク剥離手段の表面と
の間で強い引力を示すように、前記インク剥離手段の表
面を構成する物質が選択されていることを特徴とする画
像表示装置である。
ドからインクを吐出することにより表示シート上に画像
を表示する画像表し装置に使用されるインクであって、
前記インクは、グリコール類又はアルコール類の少なく
とも一方、ポリマーエマルジョン及び顔料を少なくとも
含有し、前記インク全量に対して前記グリコール類を0
〜10重量%、前記アルコール類を0〜20重量%、前
記ポリマーエマルジョンを0.001〜0.5重量%、
前記顔料を1〜10重量%含むことを特徴とするもので
ある。
ラメータのことであり、この溶解度パラメータとは接着
力の目安となるものである。この溶解度パラメータにつ
いては、「マグローヒル科学技術用語大辞典(マグロー
ヒル科学技術用語大辞典編集委員会偏、日刊工業新聞社
刊)」に定義されている。また、「接着ハンドブック
(日本接着協会偏、日刊工業新聞社刊)」などによれ
ば、「SP値の近い物質同士ぼど接着しやすい」と記載
されている。
「接着ハンドブック」第7〜23頁に記載されている通
り、下記式 SP=(C.E.D)1/2 =(ΔH−RT/V)1/2 C.E.D:凝集エネルギー密度 (cal/cm3) ΔH:蒸発熱 (cal/mol) V:モル容積 (cm3/mol) R:気体定数 (cal/deg・mol) T:絶対温度 (deg・K)(degはdegreeの略) で定義される値である。尚、本明細書において「高分子
分散体」とは、高分子が液体に分散されていることを意
味するが、以下において、「高分子分散体」のことをポ
リマーエマルジョンともいう。
ては分子量が1000以上である物質をいう。
媒体」とは、透水度P(g/m2、24時間)が1<P<
25で規定される記録媒体をいう。尚、透水度はJIS
K5400(1990)8.16にしたがって求める
ことができる。
施形態例を詳細に説明する。本実施形態例における画像
表示装置は、難浸透性の記録媒体上において定着及び剥
離できるインクを用いて、記録媒体上にインクによる画
像を表示する画像表示装置である。また、記録媒体上に
前述のようなインクを吐出するインクジェット記録手段
と記録媒体上からインクを剥離する画像消去手段を備え
ている。
インク、記録媒体表面及び画像消去手段表面の3つの材
質に大きく依存するものである。特に、定着に関して
は、インクの物性(インクに含有されるポリマーエマル
ジョンの物性や含有量)が影響し、剥離に関しては、上
記3つのSP値の相互間の関係が影響するのである。
ついて説明する。本発明のインクは、主に、液媒体、定
着性を確保するためのポリマーエマルジョン、剥離性を
確保するための顔料とから構成されている。
を含有していることを第1の特徴としている。本発明の
インクに含有されるポリマーエマルジョンは、水を主成
分とする液媒体に非水溶性のポリマーを分散させたもの
である。なお、本発明において用いるポリマーエマルジ
ョンとしては、従来公知のポリマーエマルジョンはいず
れも適用可能であるが、後述するような酢酸ビニルポリ
マーエマルジョン及びアクリルポリマーエマルジョンが
好ましい。
水性)のポリマーを添加しているわけだが、これに対し
従来のようにインクに水溶性(親水性)ポリマーを添加
した場合、親水性ポリマーがインク中にて溶解するので
インクの粘性が上がり、そのためインクがインクジェッ
トノズルから吐出不能となる恐れがあるため、親水性ポ
リマーの添加量は制限されていた。
性のポリマーを添加しているためインクの粘性は上がら
ない。なぜなら、非水溶性のポリマーはインク中におい
てエマルジョンとして存在しているからである。従っ
て、ポリマーエマルジョンをインク中に比較的高濃度に
添加することができる。ポリマーエマルジョンを高濃度
に添加すると、定着性が向上し、インクが記録媒体上に
良好に定着するので好ましい。
した場合、水溶性ポリマーを含有しているインク(ポリ
マー溶液系インク)の粘度は高くなってしまうのでイン
クジェットヘッドからの吐出性があまり良好ではない
が、疎水性ポリマーを含有する本発明のインク(ポリマ
ー分散系インク)においては粘度があまり高くならない
のでインクジェットヘッドからの吐出性が良好である。
また、本発明のポリマー分散系インクは記録媒体への定
着後に粘度が急激に上昇するので定着性も良好である。
以上のように、インクジェットヘッドからの吐出性及び
記録媒体への定着性が良好であるポリマー分散系インク
は、吐出性及び定着性が必須条件である本発明を実現す
るためには最適なインクである。尚、図10は、ポリマ
ー分散系インクとポリマー溶液系インクの夫々のインク
の粘度が記録媒体に着弾した後にどのように変化してい
くか、すなわち印字時間の経過と粘度の関係について示
した図である。この図10からも分かるように、吐出す
る際の粘度が略同一であったとしても、分散系インクと
溶液系インクとでは粘度の上昇率が異なる。どちらのイ
ンクも定着後にはインク中の溶媒が蒸発するので粘度は
上昇するが、分散系インクにおいては記録媒体に着弾し
てから直ぐにポリマー粒子同士の相互作用が強くなるた
め、急激に粘度が高くなり記録媒体に対する確実な定着
が可能となる。一方、溶液系インクは粘度があまり上が
らないため、記録媒体に対する定着は不安定である。
好に定着する理由を以下に示す。第1に、インク中のポ
リマーエマルジョンが、印字直後に記録媒体の疎水表面
と相互作用し、上記表面に吸着するという効果があるか
らである。これはポリマーエマルジョンも記録媒体表面
も疎水性であり、疎水性のもの同士は接着しやすいとい
うことに起因している。
示差熱分析装置で測定したポリマーエマルジョン中のポ
リマーのガラス転移温度が0℃以下である場合には、通
常の使用条件下では、記録媒体表面への上記ポリマーの
粘着力が働き、インクの液媒体が乾燥する以前にインク
画像が記録媒体表面で流動するのを防止できるという効
果があるからである。
ンポリマー粒子同士が接触し皮膜化することにより定着
性が増すからである。この皮膜化は形成されたインク画
像の剥離性の向上にも寄与する。本発明のインクの記録
媒体に対する定着性が良好な理由は以上のように推定さ
れている。
ルポリマーエマルジョン及び酢酸ビニルポリマーエマル
ジョンは、インクジェット方式によって吐出可能で、且
つ良好な印字定着性及び良好な画像剥離性を両立させ
る。その使用量はインク液全量に対して0.001〜
0.5重量%の範囲であり、より好ましくは0.01〜
0.2重量%である。ポリマーエマルジョンの使用量が
上記範囲未満では、インクが十分な定着性を示さないた
め(定着性不足のため)、インクが記録媒体上に良好に
定着できず、インク流動に起因する滲みや異色の混合等
が生じるので好ましくない。一方、上記範囲を超える
と、インクの粘性が大きくなってしまい、ノズルの目詰
まりやインク吐出量の減少等が生じ、インクジェット吐
出特性の点で好ましくない。また、本発明のポリマーエ
マルジョンは、それ自身で粘着性がある。
料モノマーとしては、例えば、酢酸ビニル、アクリル酸
メチル、アクリル酸エチル、アクリル酸n−プロピル、
アクリル酸イソプロピロ、アクリル酸ブチル(n−,i
−,t−)、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸2−エチ
ルヘキシル、アクリル酸n−オクチル、アクリル酸デシ
ル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸ステアリル、アク
リル酸シクロヘキシル、メタクリル酸メチル、メタクリ
ル酸エチル、メタクリル酸n−プロピル、メタクリル酸
イソプロピル、メタクリル酸ブチル(n−,i−,t
−)、メタクリル酸ヘキシル、メタクリル酸2−エチル
ヘキシル、メタクリル酸n−オクチル、メタクリル酸デ
シル、メタクリル酸ラウリル、メタクリル酸ステアリ
ル、メタクリル酸シクロヘキシル等のアクリル酸または
メタクリル酸の炭素数1〜30のアルキルエステルまた
はシクロアルキルエステル;アクリル酸トリメトキシブ
チル、アクリル酸メトキシエチル、アクリル酸エトキシ
ブチル、メタクリル酸トリメトキシブチル、メタクリル
酸メトキシエチル、メタクリル酸エトキシブチル等のア
クリル酸またはメタクリル酸の炭素数2〜18のアルコ
キシアルキルエステル;2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、ヒドロキシプロピルアクリレート、ヒドロキシブ
チルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、ヒドロキシプロピルメタクリレート、ヒドロキシブ
チルメタクリレート等のアクリル酸またはメタクリル酸
の炭素数2〜8のヒドロキシアルキルエステル、などが
挙げられるが、これらに限定されるものではない。
成するのであるが、このポリマーは上記複数種類のモノ
マーを適当な組成比で共重合させたものを用いても良
く、また、上記モノマーを単独で夫々重合してポリマー
を形成し、形成した各々のポリマーを混合したものを用
いても良い。
ー、ノニオン性モノマー、カチオン性モノマー等を共重
合すると、得られるポリマーが親水性化して乳化剤とし
ての機能を有するようになる。その結果、エマルジョン
自身や後述する顔料の分散安定性が向上するので、界面
活性剤や水溶性ポリマー等の分散剤の添加濃度を下げる
ことができ、また、インクのインクジェット吐出特性や
記録媒体への定着性が上がる等の効果がある。
クリル酸、メタクリル酸、無水マレイン酸、イタコン
酸、スチレンスルホン酸ソーダなどが挙げられる。
チレンモノマー系、アクリルニトリル、ヒドロキシアル
キル(メタ)アクリルレート、酢酸ビニル、アルキルビ
ニルエーテル類、(メタ)アクリル酸エステル類などが
挙げられる。
メチルアミノエチル(メタ)アクリルレート、ジエチル
アミノエチル(メタ)アクリルレート、ジメチルアミノ
プロピル(メタ)アクリルアミド、ビニルイミダゾー
ル、ビニルピリジン、ビニルピロリドン、ビニルサクシ
ミド等、またはこれらの4級化物が挙げられる。
共重合体がインクの液媒体に実質的に溶解しない範囲の
量において使用可能である。
物、多価アクリルレート化合物、ジエン系化合物、ジヒ
ドロジシクロペンタニジエニル基含有(メタ)アクリル
酸エステル、エポキシ基含有エチレン性不飽和化合物等
の架橋性モノマーや、アジリジン系架橋剤、ブロック型
や自己乳化型のイソシアネート系架橋剤、カルボジイミ
ド系架橋剤、金属系架橋剤等の架橋剤を加えても良い。
マルジョンの分散安定性を向上させるために、乳化剤を
添加しても良い。上記乳化剤としては、特に限定される
ものではなく、例えば、ドデシルベンゼンスルホン酸塩
類、アルキル硫酸塩類、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテルスルホン酸塩類等のアニオン系乳化剤、
ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオ
キシエチレンアルキルエーテル等のノニオン系乳化剤等
が挙げられる。
与樹脂を添加しても良い。粘着付与樹脂としては、例え
ば、ガムロジン、トール油ロジン、ウッドロジン、重合
ロジン、水添ロジン、不均化ロジン、ロジンエステル、
重合ロジンエステル、水添ロジンエステル、不均化ロジ
ンエステル、ロジン変成フェノール樹脂等のロジン系粘
着付与樹脂、テルペン樹脂、水添テルペン樹脂、フェノ
ール樹脂、テルペンフェノール樹脂、水添テルペンフェ
ノール樹脂、キシレン樹脂、脂肪族系石油樹脂、脂環族
系石油、芳香族系石油樹脂、クマロン樹脂、スチレン系
樹脂等が挙げられる。
ンに、酸化防止剤、光安定剤、防腐剤、着色剤等の各種
添加剤を添加しても良い。
含まれるポリマーのガラス転移点が低いものは粘着性を
有するので、記録媒体に対する定着性が良好である。そ
こで、本発明においては、ポリマーエマルジョンに含ま
れるポリマーを走査型示差熱分析装置で測定したガラス
転移温度が0℃以下であるものを使用する。
ち、ガラス転移温度が0℃以下のものとしては、例え
ば、三菱レイヨン社製NX148(−49℃)、NX1
49(−45℃)、綜研化学社製SKダインAN49B
(−48℃)、SKダインE03H(−69℃)、SK
ダインRE330(−78℃)、帝国化学産業社製テイ
サンレジンA3611(−32℃)、テイサンレジンN
FA369TB(−35℃)、テイサンレジンNFA3
70N(−32℃)等が上げられる。尚、上記のカッコ
内の数字は、ポリマーのガラス転移温度を表している。
おいては顔料の分散剤としても機能するが、このポリマ
ーエマジョン以外に顔料の分散剤として更に水溶性樹脂
あるいは界面活性剤を添加することが好ましい。
が、重量平均分子量が1000〜30000の範囲のも
のが好ましい。さらに好ましくは、3000〜1500
0の範囲のものである。具体的には、スチレン、スチレ
ン誘導体、ビニルナフタレン、ビニルナフタレン誘導
体、α、β−エチレン性不飽和カルボン酸の脂肪族アル
コールエステル等、アクリル酸、アクリル酸誘導体、マ
レイン酸、マレイン酸誘導体、イタコン酸、イタコン酸
誘導体、フマル酸、フマル酸誘導体から選ばれた、少な
くとも一方が親水性モノマーである2つ以上の単量体か
らなるブロック共重合体、グラフト共重合体、ランダム
共重合体、あるいはこれらの塩等が挙げられる。
には不溶であるが、塩基を溶解させた水溶液に可溶なア
ルカリ可溶型樹脂であることが好ましい。アルカリ可溶
型の樹脂はインク液媒体には実質上溶解しなので、イン
クの低粘度化が可能であり、分散も容易であるという利
点がある。また、親水性単量体からなるホモポリマー、
あるいはこの塩でも良い。さらに、ポリビニルアルコー
ル、カルボキシメチルセルロース、ナフタレンスルホン
酸ホルムアルデヒド縮合物等の水溶性樹脂もインクの粘
度を過度に上げない範囲で使用することが可能である。
ためには、PH6以下において凝集を開始する水溶性樹
脂を用いることが特に好ましい。尚、上記の水溶性樹脂
はインク液全量に対して0.1〜5重量%の範囲で含有
されることが好ましい。また、上記の水溶性樹脂は、本
発明のような顔料インク中においては分散した状態であ
るので、染料インクに添加した場合に比べ粘度が低く、
インクジェットノズルからの吐出に適している。
に限定されるものではないが、例えば、溶液重合法、紫
外線(UV)重合法、乳化重合法、懸濁重合法等が挙げ
られる。上記重合に祭し、用いられる重合開始剤は、特
に限定されるものではないが、例えば、過硫酸カリウ
ム、過硫酸アンモニウム等の過硫酸塩、アゾビスシアノ
バレリン酸等の水溶性アゾ化合物、過酸化水素等と還元
剤を併用したレドックス系重合開始剤が挙げられる。上
記重合開始剤の添加量は、上記の(メタ)アクリル系モ
ノマー100重量部に対し、0.01〜1重量部程度で
ある。また、これら上記重合開始剤の重量平均分子量
は、数万〜数十万の範囲にあるものが適度な粘着性を持
っているので好ましい。
いることを第2の特徴としている。ホワイトボート用マ
ーカーインクには、擦過性が悪いこと、即ち剥離しやす
いことを利用して顔料インクが従来から使用されてい
る。本発明においては、顔料インクにポリマーエマルジ
ョンを添加することで、インク中における顔料の分散性
が良好となり、又、難浸透性の記録媒体への定着性が向
上した。上記顔料の添加量は、インク全量に対して1〜
10重量%、より好ましくは5〜8重量%である。顔料
の添加量が上記範囲では、インクの吐出安定性、及び色
再現性等の点で好ましい。また、顔料の添加量は、顔料
の分光反射濃度やカラーバランス、更には印字密度等の
より上記範囲内で適宜設定する。
下記のようなものが挙げられる。
ボンブラックが好ましく、特にファーネスト法、チャネ
ル法で製造され、一次粒子径が15〜40μm、BET
法による比表面積が50〜300m2/g、DBP吸油
量が40〜150ml/100g、揮発分が0.5〜1
0%、PH2〜9のカーボンブラックが好ましい。その
ようなカーボンブラックとしては、例えば、商品名を挙
げると、NO.2300, NO.900, MCF.8
8, NO.33, NO.40, NO.45, NO.
52, MA7, MA8, NO.2200B(以上、
三菱化成社製), RAVEN1255(コロンビア社
製)、REGAL400R, REGAL330R, R
EGAL660R、MOGUL L(以上、キャボット
社製),Color Black FW1, Colo
r Black FW18, Color Black
S170, Color Black S150, P
rintex 35, Printex U(以上、テ
グッサ社製)等の市販品を使用してもよいし、本発明の
ために新たに製造したものでもよい。
は、C.I. Pigment Yellow 1,C.
I. Pigment Yellow 2, C.I. P
igment Yellow 3, C.I. Pigme
nt Yellow 13, C.I. Pigment
Yellow 16, C.I. Pigment Yel
low 83等が使用可能であるが、本発明のために新
たに製造したものでも使用可能である。
は、C.I. Pigment Red5, C.I. P
igment Red 7, C.I. Pigment
Red12, C.I. Pigment Red 48
(Ca), C.I. Pigment Red 48
(Mn), C.I. Pigment Red 57(C
a), C.I. Pigment Red 112,
C.I. Pigment Red 122等が使用可能
であるが、本発明のために新たに製造したものでも使用
可能である。
C.I. Pigment Blue1, C.I. P
igment Blue 2, C.I. Pigment
Blue 3, C.I. Pigment Blue
15, C.I. Pigment Blue 16,
C.I. Pigment Blue 22, C.I.
Vat Blue 4, C.I. Vat Blue 6
等が使用可能であるが、本発明のために新たに製造した
ものでも使用可能である。
の顔料インクをインクジェット方式で安定に吐出させる
ために、グリコール類及び/又はアルコール類を添加す
る。これらグリコール類及び/又はアルコール類をイン
クに添加することで、吐出前のインクの保湿性及び印字
直後の表面張力の調整を行うことができる。グリコール
類の添加量は、インクの粘性や記録媒体上でのインクの
定着性に影響を与える場合がある。又、アルコールの添
加量は表面張力に影響を与える場合がある。本発明にお
いて、グリコール類の添加量はインク全量に対して0〜
10重量%、より好ましくは2〜8重量%であり、アル
コール類の添加量はインク全量に対して0〜20重量
%、より好ましくは2〜10重量%である。尚、グリコ
ール類とアルコール類は分子構造から明らかなように、
一部において類似の添加効果を持つので、どちらか一方
を添加すれば、他方は添加しなくても良い場合がある。
言い換えれば、グリコール及びアルコールの少なくとも
一方はインクに含有させることが必要である。
〜6個の炭素原子を含むアルキレングリコール類が好ま
しい。例えば、エチレングリコール、プロピレングリコ
ール、ブチレングリコール、トリエチレングリコール、
1,2,6−ヘキサントリオール、チオジグリコール、
ヘキシレングリコール、ジエチレングリコール等が挙げ
られる。尚、グリコール類には、ノズルの目詰まり防
止、保湿性、分散安定性等の効果がある。
ルキルアルコール類が好ましい。例えば、メチルアルコ
ール、エチルアルコール、n−プロピルアルコール、イ
ソプロピルアルコール、n−ブチルアルコール、sec
−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール等の
脂肪族一価アルコールが挙げられる。
中性またはアルカリ性に調整されることが望ましい。な
ぜなら、インク全体を中性またはアルカリ性に調整する
ことによって、上記の水溶性樹脂の溶解性を向上させる
ことができ、また優れた長期保存性を発揮するインクと
することができるからである。但し、この場合、インク
液のPHの値が大きすぎると、水溶性樹脂が完全に溶解
してインクの粘度が上がりすぎたり、インクジェット記
録手段に使われている種々の部材の腐食の原因となる恐
れがあるので、PH7〜10の範囲であることが好まし
い。
タノールアミン、トリエタノールアミン等の各種有機ア
ミン、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、水酸化カリ
ウム等のアルカリ金属の水酸化物等の無機アルカリ剤、
有機酸、鉱酸等が挙げられる。
水及び水溶性有機溶剤の混合溶媒である。水としては種
々のイオンを含有する一般の水ではなく、イオ交換水
(脱イオン水)を使用することが好ましい。又、水溶性
有機溶剤としては、ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミド等のアミド類;アセトン、ジアセトンアルコ
ール等のケトンまたはケトアルコール類;テトラヒドロ
フラン、ジオキサン等のエーテル類;N−メチル−2−
ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾイジノン
等が使用可能である。
ルコール又はそのアルキルエーテル等の溶性有機溶剤を
添加した混合溶媒を用いても良い。多価のアルコール又
はそのアルキルエーテルとしては、ポリエチレングリコ
ール、ポリプロピレングリコール等のポリアルキレング
リコール類;グリセリン;エチレングリコールモノメチ
ル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコールモノ
メチル(又はエチル)エーテル、トリエチレングリコー
ルモノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコー
ルの低級アルキルエーテル類が挙げられる。
分は以上の通りであるが、その他必要に応じて尿素、界
面活性剤、消泡剤、防腐剤等を添加しても良い。
脂肪酸塩類、高級アルコール硫酸エステル塩類、液体脂
肪油硫酸エステル塩類、アルキルアリルスルホン酸塩類
等の陰イオン界面活性剤、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル類、ポリオキシエチレンアルキルエステル類、
ポリオキシエチレンソルビタンアルキルエステル類等の
非イオン性界面活性剤があり、これらの1種又は2種以
上を適宜選択して使用することができる。この界面活性
剤の含有量は、インク全量に対して0.01〜5重量%
であることが望ましい。
yne/cm以上となるように、界面活性剤を添加量を
決定することが好ましい。なぜなら、本発明のようなイ
ンクジェット記録方法においては、インクの表面張力が
これより小さい値になると、ノズルの先端の濡れによる
印字よれ(インク滴の着弾点のズレ)等、画像の記録に
好ましくない事態を引き起こしてしまうからである。
しい1例を以下に示すが、インクの作成方法はこれに限
るものではない。
脂を完全に溶解させる。この際、溶解させる樹脂の濃度
が低いと均一に溶解しないことがある為、樹脂を溶解す
る際は高濃度溶液を予め作成しておき、それを希釈して
所望の樹脂溶液を作成することが好ましい。尚、水溶性
樹脂の代わりに界面活性剤を使用することもできる。
(エタノール等)を添加し、プレミキシングを行った
後、分散処理を行う。分散処理に用いられる分散機とし
ては、一般に使用される分散機なら如何なるものでも良
いが、例えば、セラミックボールや鋼球を用いたボール
ミル、ロールミル、ガラスビーズやセラミックビーズを
用いたサンドミル等が挙げられる。これらの中でも高速
型のサンドミルが好ましく、例えば、スーパーミル、サ
ンドグラインダー、ビーズミル、アジテータミル、グレ
ンミル、ダイノーミル、パールミル、コボルミル(いず
れも商品名)等が挙げられる。サンドミルに用いるビー
ズとしては径が1mm〜1.5mmのガラスビーズ、セラミ
ックビーズ、ジルコニウムビーズ等を使用することがで
きる。
以下の例が好ましい。 ・分散機: サンドグラインダー(五十嵐機械製) ・粉砕メディア: ガラスビーズ又はジルコニウムビー
ズ 1mm径 ・粉砕メディアの充填率: 50%(体積) ・粉砕時間: 3〜4時間
遠心分離処理(好ましい条件は、回転数:12000R
PM、処理時間:15〜20分間)を行い、粗大粒子を
除去して粒径が100nm〜200nmの分散液にす
る。分散機としてはこの他にパールミル(アシザワ製、
吐出速度:100ml/分)を用いてもよい。
散液全量に対して好ましくは5〜30重量%、より好ま
しくは10〜30重量%である。その理由として、分散
液中に一定濃度以上の顔料と水溶性樹脂を存在させる
と、分散を効率的に行い最適な分散状態を得ることがで
きるからである。
ン、水溶性有機溶剤及びイオン交換水等を混合して、1
時間程度攪拌する。所望の粒子分布を有する顔料を得る
方法としては、分散機の粉砕メディアのサイズを小さく
する、粉砕メディアの充填率を大きくする、処理時間を
長くする、吐出速度を遅くする、粉砕後フィルターや遠
心分離機などで分級する等の方法、又は、これらを適宜
組合せた方法が用いられる。また、顔料分散液にポリマ
ーエマルジョンを混合するのではなく、顔料分散液にポ
リマーエマルジョンの原料であるモノマーを混合し攪拌
して、その状態で重合させても良い。以上のようにして
本発明の顔料エマルジョンインクを作成することができ
る。
ョンインクを用いることにより、難浸透性の記録媒体に
インクを良好に定着させることが可能となる。また、こ
の顔料エマルジョンインクはインクジェットヘッドから
良好に吐出できる。
電子黒板ともいう)の一例を説明する。図1は、本発明
による画像表示装置の概略正面図であり、図2は、本発
明による画像表示装置の概略側面図である。
み手段、2は記録媒体駆動部、3は表示部、4は画像消
去手段である。10は記録媒体(表示シート)であり、
不図示の側版に回転自在に軸支したローラー11および
ローラー12によりエンドレス状に張られている。1
3,14は夫々ローラー11および12のローラー軸で
ある。15は表示シート10を搬送するローラ12を駆
動するためのローラー駆動部であり、スッテピングモー
タを内蔵しておりローラー軸14を駆動し、表示シート
10を搬送する。70は、画像表示装置全体を示してい
る。
り、図4は記録ヘッド群24の前面を拡大した拡大図あ
る。画像書き込み手段1は、記録ヘッドユニット20と
それを搭載するキャリッジ21によって構成されてい
る。キャリッジ21は、2つのガイド軸22,23によ
って定められた方向(主走査方向)に移動可能な構成と
なっており、表示シート10上を往復走査する。キャリ
ッジ21には、ブラック(Bk)、シアン(C)、マゼ
ンタ(M)、イエロー(Y)の4色のインクを吐出する
記録ヘッド群24と、夫々の記録ヘッド24にインクを
供給するインクタンク25( Bk用タンク25b、C
用タンク25c、M用タンク25d、Y用タンク25e
)とが備えられた記録ヘッドユニット20が搭載され
ている。各インクタンク25は記録ヘッド群24との接
続部を介して記録ヘッド群24と接続しており、記録ヘ
ッド群24にインクを供給している。また、図4から分
かるように記録ヘッド群24は、Bkインクを吐出する
ためのヘッド24b、Cインクを吐出するためのヘッド
24c、Mインクを吐出するためのヘッド24d、Yイ
ンクを吐出するためのヘッド24eとから構成されい
る。また、各ヘッドは夫々256個のノズル27を備え
ている。
端には回復系ユニット26があり、非記録時に記録ヘッ
ド24のノズル27を不図示のキャップ部材でキャッピ
ングしたり、記録ヘッド24のノズル27或いはノズル
近傍のクリーニングを行うためのインク吸引手段やワイ
ピング手段が設置されている。通常、記録ユニット20
が回復系ユニット26上で待機する位置を記録ヘッド2
4のホームポジションという。
1には、インクジェットヘッドを用いることが好まし
い。そして、特にインクジェット記録方式の中でも熱エ
ネルギーを利用して飛翔的液的を形成し、記録を行うバ
ブルジェット方式が好ましいが、これに限定されること
なく、例えば、高電圧印可による静電吸引方式、圧電素
子を用いてインクに機械的振動又は変位を与える方式
等、種々のインクジェット方式に利用可能である。
表示シート10について説明する。この表示シート10
はインクジェット記録手段(画像書き込み手段1)によ
って画像が記録される部分であり、図2における上下の
ローラー11,12によって張架され、エンドレスに循
環するようになっている。そして、上記インクが確実に
定着し良好な画像を表示できると共に、画像消去手段4
によってインクを確実に剥離し画像を消去することがで
きる表示シートである。そのような表示シートの表面材
料としては、EMMA(エチレン−メチルメタクリレー
ト)、アクリル樹脂ハードコートPET、フッ素樹脂コ
ートPET等が適している。また、記録面は白色が好ま
しい。尚、表示シート10上に定着しているインクを剥
離し、画像を消去する必要がある本発明の記録媒体10
としては、記録媒体表面に染料が浸透するような多孔質
形状を有する記録媒体は適さず、表面が平滑な記録媒体
が適しているということが判明した。また、この記録媒
体の性質は、インクが実質的に浸透しない、すなわち難
浸透性である。
場合、該ベルトに対してシームレス加工を施す必要があ
り、その結果コストが高くなってしまう。そこで、両端
に巻き取り機構を設け、表示シート10をローラー1
1,12に巻き付ける構成としてもよい。この場合、2
本のローラー11,12にベルト状表示シート10の両
端を固定し、且つ回転する一方のローラー11に巻き取
り、他方のローラー12から送りだし、表示シート10
を走査する機構である。ベルトが表示シートを一方のロ
ーラーに巻き終わった場合は、そのローラー11,12
をそれぞれ反転させて表示シートを初期状態に戻すこと
になる。
画像消去手段4について説明する。画像消去手段として
は、粘着ローラーが好ましく、この粘着ローラーを一定
の圧力で表示シートに当接させ、表示シート上のインク
を粘着ローラーにくっつけることでインクを表示シート
上から剥離することができる。すなわち、ローラーを画
像と当接させその後、ローラーを該画像のあった場所か
ら分離することで画像を表示シートから消去できるので
ある。インクを表示シート上から剥離することのできる
粘着ローラーの表面は、後述するようなSP値(溶解度
パラメータ)に関する条件、即ち、|SPp−SPm|
>|SPp−SPc|という関係を満足することが必要で
ある。また、粘着ローラー表面におけるSP値は、表示
シート表面におけるSP値となるべく離れていることが
好ましい。このような粘着ローラーの表面材質として
は、例えば、上記インクに含有されているエマルジョン
と同じ高分子が適用可能である。さらに、このような粘
着ローラーの表面は、適度な弾性を有することが好まし
い。例を示すと、インクとしてアクリル系エマルジョン
を含むものを用いた場合、粘着ローラーの材質にはアク
リル系のものが好ましく、さらに室温付近のガラス転移
温度を示し、且つ部分架橋構造を有するものが好まし
い。尚、上記では画像消去手段の好ましい形状としてロ
ーラーを挙げて説明したが、画像消去手段の形状はこれ
には限定されるものではない。形状としては平板状でも
よい。平板状の場合、画像消去手段を記録媒体に平行に
設置し、その画像消去手段を記録媒体に当接させたり離
したりすることで記録媒体上のインクを剥離することが
できる。すなわち、画像消去手段を記録媒体の方向に一
定の時間間隔で移動させるのである。
性の記録媒体(インクが実質的に浸透しない記録媒
体)、画像消去手段を備えた画像表示装置であり、難浸
透性の記録媒体上にインクを定着させることができ、さ
らにその定着したインクを記録媒体上から剥離すること
もできる装置である。本発明の上記装置においては、特
に溶解度パラメータ(SP値)に関する条件が、以下の
(A)式で示される関係を満たす。
含有されるポリマーエマルジョンのポリマーのSP値、
記録媒体の表面層のSP値、画像消去手段の表面層のS
P値を示している。
値)は、SP値の近い物質同士ぼど接着しやすい。換言
すると、2つの物質のSP値の差の絶対値が小さいほど
接着しやすいということである。即ち、上記(A)式
は、インクが記録媒体表面よりも画像消去手段表面と接
着しやすく、この接着力によりインクは記録媒体表面か
ら剥離されることを意味するのである。また、上記
(A)式の関係を満たすことで、画像消去手段表面に一
度接着したインクは、画像消去手段表面から記録媒体表
面に再び転写することがない。
したようにローラー状の画像消去手段を記録媒体表面に
押し付けて、インクをローラー表面に接着させること
で、インクを記録媒体表面から剥離し画像を消去するの
であるが、何度も画像を消去すると、ローラー表面が剥
離したインクによって覆われてしまう場合がある。しか
し、仮に、ローラーの全表面が剥離したインクによって
覆われてしまったとしても、ローラー表面において剥離
したインク同士は強く自着するので何ら問題はない。む
しろ、画像消去手段の機能を考慮すると、ローラーの全
表面がインクによって覆われていた方が良い。なぜな
ら、ローラー表面に接着しているインクも、記録媒体表
面のインクも当然同じインクであり、同じインク同士は
当然SP値が同じであるので、接着しやすいからであ
る。上述したようにSP値が近い物質同士ほど接着しや
すいということを考慮すると、本来、画像消去手段の表
面とインクとは同じ物質であることが望ましい。尚、上
記インクに含有されるポリマーエマルジョンはそれ自身
が粘着性を有し、その粘着性もインク同士の接着に寄与
する。
剥離を行うために、記録媒体に押し付ける圧力を一定に
するような制御機構を有している。このような制御機構
を画像消去手段に設けているのは、以下の理由による。
即ち、画像の消去に伴い、画像消去手段表面にインクが
堆積すると、画像消去手段と記録媒体の間隔が狭くな
る。すると、記録媒体に対する押し付け圧力が変化して
しまう。従って、これを防止するために、画像消去手段
と記録媒体の間隔を調節して一定圧力となるような制御
機構を設けているのである。
圧力調節等のメンテナンスの必要性がほとんどないので
長期間使用できる。尚、使用するインクの成分を変更す
る場合は、それに伴い画像消去手段を交換することが好
ましい。なぜなら、インクが変更されるとインクのSP
値も変化し、それに伴って画像消去手段の表面も最適な
材質に変更する必要があるからである。また、画像消去
手段の表面にインクがある程度堆積したら、そのインク
を掻き落としたり、削り落としたり、洗浄したりして画
像消去手段のメンテナンスを行ってもよい。
に、さらに条件を付加した(B)式を以下に示す。
去手段と記録媒体の関係を規定したものである。画像消
去手段と記録媒体の関係を規定することで、インクを剥
離する際に画像消去手段が記録媒体にくっついてしまう
ような弊害がなくなるのである。
c|という関係式と、|SPp−SPc|<|SPm−SP
c|という関係式の両方の関係式を満たしているのが、
上記(B)式であり、|SPp−SPm|<|SPm−S
Pc|に|SPp−SPc|<|SPm−SPc|を加える
と上記(B)式が導かれる。
に含有されるポリマーエマルジョンのポリマーのSP
値、記録媒体の表面層のSP値、及び画像消去手段の表
面層のSP値の各々のSP値の関係を上記(A)式、
(B)式のように規定することで、良好なインクの定着
及び剥離を行っているが、インクに含有する物質として
は上記ポリマーエマルジョンに限られることはなく、イ
ンクを記録媒体上に定着させるように作用を有し、記録
媒体上からインクが剥離できるように作用を有する物質
であれば良い。
づいて、画像表示装置70によって画像の記録および消
去を行うのであるが、以下にその画像の記録および消去
の方法について説明する。
は上記画像書き込み手段1を用いて行う。ネットワーク
を介してホストコンピュータから送信されてきた画像デ
ータに基づき、画像書き込み手段1からインクを表示シ
ート10上に吐出することで画像を形成する。その際、
画像書き込み手段1は、上述のようにガイド軸22,2
3に沿って(主走査方向に)往復移動するのであるが、
往動時のみ記録を行い、復動時では記録を行わないよう
にする(以下、片方向記録という)。尚、本実施形態例
では、片方向記録の場合について述べるが、本発明はこ
れには限らず、往復動時共に記録を行う両方向記録を行
っても良い。そして、画像書き込み手段1が主走査方向
に1往復する毎に、表示シート10は記録媒体駆動部2
の駆動によって図1の矢印A方向(副走査方向)に記録
ヘッド24の記録幅に対応した量だけ搬送される。この
ように画像書き込み手段1によって順次書き込まれた画
像は、図中矢印A方向に搬送されていき、所望の画像の
記録が終了すると、表示シート10が適当な位置まで搬
送され、画像は画像表示部3の適当な表示位置に表示さ
れることとなる。なお、表示シート10の裏面には、表
示シート10が弛まぬように図2に示すような支持板3
3が設けられている。
ンクは上述のようにポリマーエマルジョンを含有してい
るので、難浸透性の表示シート表面に良好に定着するこ
とができる。また、ポリマーエマルジョンによってイン
クの流動性が抑制させるため、表示シート上にてインク
が流れたり広がったりすることがなく、画像が滲むこと
がない。即ち、隣接ドットが異色インクによって形成さ
れるとしても、ドットが交わり合うことがなく、異色画
像の境界面においてブリーディング現象(インクが滲
む)が起こらないのである。
であるが、表示シート10上の画像は図2、図5に示す
ような画像消去手段4を用いて行う。尚、図5は画像消
去手段4を拡大した概略図である。画像消去手段4は、
表示シート10上のインクを払拭することで表示シート
10からインクを剥離することが可能なクリーニングロ
ーラー40及び引張スプリング46によって構成されて
いる。
リル等の弾性材で形成され、且つ表示シート幅とほぼ等
しい円筒状のローラー43とクリーニングローラー軸4
4から構成され、不図示のフレームに支えられ回転可能
となっている。引張スプリング46は、一端をクリーニ
ングローラー軸44の一部に取り付け、他端を不図示の
フレームに取り付ける。このように構成することで、ク
リーニングローラー40は回転でき、表示シート10と
の距離を変化させることもできる。また、クリーニング
ローラー40の駆動は、不図示のクリーニングローラー
駆動部によって駆動され、表示シートの搬送方向Aに対
して正回転あるいは逆回転に回転する。
なクリーニングローラー40を回転させながら表示シー
トへ押し付けることで、表示シート10上のインクをク
リーニングローラー40に接着させる。その結果、表示
シート10からインクを剥離することができ、画像を消
去することができる。尚、クリーニングローラー40の
表示シート10へ押し付け圧力は、1〜10kg/cm
2の範囲内であることが好ましい。
トコンピュータから送信されてきた画像データに基づ
き、表示シート10上にカラー画像をインクジェット記
録方式を用いて記録することができ、また必要に応じて
画像を消去することが可能になる。
示装置の制御系の構成の一例を示すブロック図である。
ホストコンピュータ600から記録すべき文字や図形等
の画像データが送信され、その画像データが画像表示装
置70の受信バッファー601に入力される。また、正
しく画像データが転送されているか否かを確認するデー
タや、画像表示装置70の画像書き込み手段1等の動作
状態を知らせるデータが画像表示装置70からホストコ
ンピュータ600に帰される。受信バッファー601の
データはCPUを有する制御部602の管理のもとで、
メモリ部603に転送されRAM(Random Accesses Me
mory)に一時的に記憶される。メカコントロール部60
4は、制御部602からの指令によりキャリッジモー
タ、シートフィード用ステッピングモータ等のメカ部6
05を駆動する。センサ、スイッチコントロール部60
6は、各種センサ及びスイッチからなるセンサ、スイッ
チ部607からの信号を制御部602に送る。表示素子
コントロール部608は、制御部602からの指令によ
り表示パネル群のLEDや液晶表示素子等からなる表示
素子部609を制御する。記録ヘッドコントロール部6
10は制御部602からの指令により記録ヘッド24を
制御する。また、記録ヘッド24の状態を示す温度情報
等をセンシングし制御部602に伝える。画像処理部6
12は受信バッファー601に入力された画像データの
処理を行い、また記録のためのデータを生成する。
像の記録動作及び消去動作を示したフローチャートであ
る。このフローチャートでは、前回の記録動作によって
記録された画像を消去し、その後新たに画像を記録する
手順を示す。まず、記録前の待機中には、記録ヘッド2
4b、24c、24d、24eの各ノズル27b、27
c、27d、27eが回復系ユニット26におけるキャ
ップ部材により、キャッピングされている。このような
待機状態において、ステップS1で制御部602に記録
開始信号が入ると、ステップS2で回復系ユニット26
によりインク吸引やワイピング動作等の回復動作を記録
ヘッド24に対して行う。そして、キャップ部材を記録
ヘッド24から解除して、ホームポジションにて記録ヘ
ッドが駆動されるのを待つ。尚、ここでは、記録ヘッド
の回復動作を、以下に説明する画像消去動作(ステップ
S3〜ステップS8)の前に行っているが、画像消去動
作終了後(ステップS8以降)に行っても良いし、画像
消去動作と平行して行っても良い。
画像が記録されているか否かが判断される。画像が記録
されていると判断された場合、画像を消去しなければな
らないのでステップS4に進み、画像が記録されていな
いと判断された場合、画像の記録を開始できるのでステ
ップS9に進む。尚、表示シート上に画像が記録されて
いるか否かを判断する方法としては、小型のカメラやス
キャナ等の画像認識手段により表示シート上の画像を直
接認識する方法が挙げられるが、これに限られるもので
はない。
ー40を駆動させ、クリーニングローラー40を回転さ
せながら表示シート10に圧接させる。その後ステップ
S5において表示シート10を搬送していく。このよう
に表示シート10とクリーニングローラー40を圧接さ
せることで、表示シート10上のインクをクリーニング
ローラー40の方へ接着させ、表示シート10上からイ
ンクを剥離できる。そして、ステップS6で表示シート
上に画像が残っているか否かが判断される。画像が残っ
ていると判断された場合、ステップS4に戻り、再び表
示シート上の画像を消去するための動作を行う。この動
作は画像が完全に消去されるまで繰り返される。
と判断された場合、ステップS7に進み、クリーニング
ローラー40を表示シートから離し、クリーニングロー
ラー40の駆動を停止する。その後ステップS8におい
て表示シート10の搬送を停止する。
示シート上の画像は消去されているので、次のステップ
S9以降は表示シート上に画像を記録していく動作であ
る。ステップS9において記録ヘッド24が駆動され
る。そして、ステップS10において記録ヘッド24を
主走査方向に1往復させ、記録ヘッドの記録幅分だけ記
録する。その後、ステップS11において記録ヘッドの
記録幅に対応する量だけ、表示シート10を副走査方向
に搬送する。
終了したか否かが判断される。画像記録が終了していな
いと判断された場合、ステップS10に戻り、再び画像
を記録する。すべての画像を記録し終わるまでステップ
S10、ステップS11は繰り返される。画像記録が終
了したと判断された場合、ステップS13に進み、記録
した画像が画像表示部3の適当な表示位置に表示される
よう表示シート10を搬送する。表示シート10が適当
な位置まで搬送されると、表示シート10は搬送を終了
する。
録されている画像を消去し、その後新たな画像を記録す
るのである。尚、上述では、画像表示装置側において表
示シート上に画像が記録されているか否かを判断してい
るが、ユーザーが自分自身で表示シート上に画像が記録
されているか否かを判断しても良い。その際、画像を消
去する消去モードをユーザーがホストコンピュ−タ60
0を介して画像表示装置に指示しても良いし、画像表示
装置に取り付けられた表示・操作パネルにより消去モー
ドを指示しても良い。
録されているか否かを判断し、それによって画像消去動
作をするか否かを決定している。しかし、必ずしもこの
ような判断をする必要はなく、表示シート上に画像が有
るか無いかに関わらず、装置の電源が投入されると、自
動的に画像消去動作を行うようにしても良い。
動作を行った後に記録ヘッドを駆動して画像を記録して
いるが、画像消去動作を行いながら画像記録を行っても
良い。このように構成することで短時間で画像記録を行
うことができる。
べき画像を表示シート10のサイズに補正を行い、画像
信号を送信する。この時、装置正面から画像が観察でき
るように、通常のプリンタとは異なり画像下方から記録
を行うように記録ヘッドに信号を送り、このような画像
展開を行う。記録信号が記録ヘッド群24に送信される
と、記録ヘッドからそれそれブラック、シアン、マゼン
タ、イエローのインクを吐出する。本実施形態例では、
記録ヘッド群24は、各色毎に4つのヘッドに分かれて
いるものを使用したがこれに限定されるものではなく、
1つの記録ヘッドで各色インクの液流路を分けて使用し
ても良い。また、本実施形態例のヘッド配列に限定され
るものではなく、各色インクのヘッドの配置、その数は
自由に選択することができる。
について説明したが、以下に本発明の電子黒板の別の実
施形態について示す(図8)。図8(a)は正面図、
(b)は側面図、(c)は上面図である。図8に示す実
施形態は、表示シート10が図面上水平方向に搬送さ
れ、記録ヘッド24がそれに直交して走査する例であ
り、その他の構成は図1に示す場合と同様である。図8
においても画像消去手段(以下、クリーナーともいう)
4が画像表示面と反対側に示されており、このクリーナ
ー4によって、表示面に形成された画像が不要になった
場合、該画像が剥離消去される。また、ブラック色、シ
アン色、マゼンタ色及びイエロー色の4種類のインクを
図8(c)に示すように一体となっているインクタンク
25b、25c、25d及び25eに充填しておき、イ
ンクタンク25から各色のインクをインクジェットヘッ
ド24に供給し、且つヘッド24から画像信号に従って
表示シート10の表示面に吐出することによって、任意
のカラー画像(例えば、各色のモノカラー画像、2色以
上のカラー画像及びフルカラー画像等)を形成すること
ができる。このような本発明の電子黒板に対して、従来
の電子黒板のうち、液晶式の場合は表示シートの搬送は
なく電気配線によるアドレスであり、又、マグネスタイ
ラス式においては表示シートの搬送のみである点におい
て大きく異なっている。
(c)に示すように電子黒板の非表示部で、且つメンテ
ナンスが容易な部位に配置することが好ましい。インク
ジェットヘッド24は、後述するようにキャリッジによ
り表示シートの搬送方向と直交する方向に走査される。
ェットヘッド24(24b,24c,24d,24e)
を図8(c)に示すように一体化し、4個の各色ヘッド
を図9に示すように表示シートの搬送方向と同じ方向に
配列させることが好ましい。これは乾燥時間が関係して
いる。すなわち、表示シートは液体難浸透性であるの
で、記録媒体上に着弾したインクが見掛け上乾燥するま
での時間を必要とする。例えば、2次色(R・G・B)
を形成する場合、最初に付与されたインクが見掛け上乾
燥してから次のインクを付与する必要がある。このよう
にしないと、記録媒体上でインクが滲む可能性があるか
らである。従って、異なるインクを付与する時間間隔を
長くする意味で、図9に示すようなヘッドの配置とする
方が好ましい。
シート上に形成される画像の面積が所定の面積以上とな
る場合に、前記記録媒体に付与されるインクドットを予
め設定された割合で間引くことが好ましい。なぜなら、
表示シート上に形成される画像は、通常の記録紙に印字
される画像に比べて著しく大きく、また通常のプリンタ
で要求される程度の精細性は要求されないからある。例
えば、文字や線等の画像を形成する場合は、打ち込むイ
ンクドットの数を少なくしても(間引いても)、文字や
線として十分な品位を確保することができる。このよう
にインクドットを間引くことによって記録速度が向上
し、またインクの滲みに関する問題も低減される。
画像の解像度を落としても(又は階調を落としても)、
印字直後のインク液滴同士の接触を低減することが好ま
しい。なぜなら、染料インクと比較して顔料インクは隠
蔽率が高いので、印字密度を下げたり、間引いても十分
な画像濃度が得られ、更にはインク液滴を重ね印字する
よりもインク液滴をずらして印字するほうが色再現がよ
く、画像濃度も高くなるからである。
ット記録方式の中でも熱エネルギーを利用して飛翔的液
滴を形成し、記録を行うインクジェット方式の記録ヘッ
ドを用いた記録装置において優れた効果をもたらすもの
である。
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギを発生せ
しめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰を生じさせて、結
果的にこの駆動信号に一体一で対応した液体(インク)
内の気泡を形成出来るので有効である。この気泡の成
長、収縮により吐出用開口を介して液体(インク)を吐
出させて、少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信
号をパルス形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が
行われるので、特に応答性に優れた液体(インク)の吐
出が達成でき、より好ましい。このパルス形状の駆動信
号としては、米国特許第4463359号明細書、同第
4345262号明細書に記載されているようなものが
適している。なお、上記熱作用面の温度上昇率に関する
発明の米国特許第4313124号明細書に記載されて
いる条件を採用すると、更に優れた記録を行うことが出
来る。
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に含まれるも
のである。
通するスリットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開
示する特開昭59−123670号公報や熱エネルギの
圧力波を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示
する特開昭59−138461号公報に基いた構成とし
ても本発明の効果は有効である。すなわち、記録ヘッド
の形態がどのようなものであっても、本発明によれば記
録を確実に効率よく行うことができるようになるからで
ある。
最大幅に対応した長さを有するフルラインタイプの記録
ヘッドに対しても本発明は有効に適用できる。そのよう
な記録ヘッドとしては、複数記録ヘッドの組合せによっ
てその長さを満たす構成や、一体的に形成された1個の
記録ヘッドとしての構成のいずれでもよい。
のでも、装置本体に固定された記録ヘッド、あるいは装
置本体に装着されることで装置本体との電気的な接続や
装置本体からのインクの供給が可能になる交換自在のチ
ップタイプの記録ヘッド、あるいは記録ヘッド自体に一
体的にインクタンクが設けられたカートリッジタイプの
記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効である。
録ヘッドの吐出回復手段、予備的な補助手段等を付加す
ることは本発明の効果を一層安定できるので、好ましい
ものである。これらを具体的に挙げれば、記録ヘッドに
対してのキャッピング手段、クリーニング手段、加圧或
は吸引手段、電気熱変換体或はこれとは別の加熱素子或
はこれらの組み合わせを用いて加熱を行う予備加熱手
段、記録とは別の吐出を行なう予備吐出手段を挙げるこ
とができる。
個数についても、記録色や濃度を異にする複数のインク
に対応して2個以上の個数設けられるものであってもよ
い。すなわち、例えば記録装置の記録モードとしては黒
色等の主流色のみの記録モードだけではなく、記録ヘッ
ドを一体的に構成するか複数個の組み合わせによるかい
ずれでもよいが、異なる色の複色カラー、または混色に
よるフルカラーの各記録モードの少なくとも一つを備え
た装置にも本発明は極めて有効である。
顔料エマルジョンインク、難浸透性の記録媒体及び画像
消去手段を用い、これら3つの物質のSP値が上記
(A)の条件を満たすことで、インクを難浸透性の記録
媒体上に定着させることが可能になり、またインクを記
録媒体から剥離することが可能となる。
消去手段の具体的な構成、組合せ、作用について詳述す
る。
マゼンタ、シアン、ブラックのいずれの顔料エマルジョ
ンインクにおいても、インクの組成は顔料を重量5%、
ポリアクリル酸ブチルエステルのエマルジョンを0.1
重量%,プロピレングリコールを5重量%を含む水溶液
とした。
ィルムの上にフッ素コートしたホワイトボード用表示シ
ートを使用した。尚、この表示シートの透水度は20
(g/cm2、24時間)である。
エチルとポリメタクリル酸ブチルの1:1共重合体で表
面処理したクリーニングローラーを使用した。
酸ブチルエステルエマルジョンのポリマーのSP値(S
Pp)は9.0、表示シートの表面層のSP値(SP
m)は7.0、画像消去手段の表面層のSP値(SP
c)は9.4である。
用いた本実施例は、 (A)式:|SPp−SPm| >|SPp−SPc| なる関係を満足する。
ンクが表示シートに良好に定着し、滲みのない鮮明なカ
ラー画像が得られた。また、画像の消去を行ったとこ
ろ、クリーニングローラーにインクが接着し、表示シー
ト上のインクを確実に剥離することができた。
1におけるポリマーエマルジョンに代えて「三菱レイヨ
ン社製NX148(固形分45,2重量%)、ガラス転
移温度:−49℃」を「0.2重量%」使用した。他は
実施例1と同様なインクを使用した。
ム(東レ製ルミラー)を使用した。
ル酸プロピルで表面処理したクリーニングローラーを使
用した。
ルジョンのポリマーのSP値(SPp)は8.8、表示
シートの表面層のSP値(SPm)は10.7、画像消
去手段の表面層のSP値(SPc)は9.0である。
用いた本実施例は、 (B)式:|SPp−SPm|+|SPp−SPc|<2|SPm−SPc| なる関係を満足する。
れた結果が得られた。
のを用い、表示シートはアクリルコートしたPETフィ
ルム(商品名:ラピロ、きもと社製)を用い、画像消去
手段はフッ素コートしたクリーニングローラーを用い
た。
ルジョンのポリマーのSP値(SPp)は9.0、表示
シートの表面層のSP値(SPm)は8.4、画像消去
手段の表面層のSP値(SPc)は7.8である。
用いた比較例は、上述の(A)式及び(B)式の関係を
満たさない。
ところ、クリーニングローラーにはインクがほとんど接
着せず、表示シートからインクを剥離することができな
かった。上述の(A)式及び(B)式を満たさなけれ
ば、良好な画像の消去を行うことはできない。
カラーインクを調製した。 [ブラックインク] (顔料分散液の作成) ・スチレン−アクリル酸−アクリル酸ブチル共重合体(酸価116、重量平均分 子量3,700) 1.5重量% ・モノエタノールアミン 1.0重量% ・イオン交換水 81.5重量% ・ジエチレングリコール 5.0重量% 上記成分を混合し、ウォーターバスで70℃に加温し、
樹脂分を完全に溶解させた。
ック(MCF88、三菱化学製)10.0重量%、イソ
プロピルアルコール1.0重量%を加え、30分間プレ
ミキシングを行った後、下記の条件で分散処理を行っ
た。 ・分散機:サンドグラインダー(五十嵐機械製) ・粉砕メディア:ジルコニウムビーズ1mm径 ・粉砕メデイアの充填率:50体積% ・粉砕時間:3時間 更に、遠心分離処理(12,000rpm、20分間)
を行い、粗大粒子を除去して分散液とした。
10の範囲になるように調整し、ブラックインクとし
た。
である。尚、テイサンレジン370Nはアクリルポリマ
ーエマルジョンで、ガラス転移温度は−32℃であっ
た。
処方において、顔料のカーボンブラックをC.I. P
igment Yellow 13に代えた以外は同様に
してイエローインクを得た。
処方において、顔料のカーボンブラックをC.I. P
igment Red 7に代えた以外は同様にしてマゼ
ンタインクを得た。
方において、顔料のカーボンブラックをC.I. Pi
gment Blue 22に代えた以外は同様にしてシ
アンインクを得た。
ジェットヘッドから良好に吐出することができた。ま
た、不吐ノズルの発生はなかった。
長期の分散安定性、更に長期の放置による微細なノズル
先端におけるインクの固化防止性等に優れた電子黒板用
カラーインクを提供することができる。
色の電子黒板用カラーインクをインクジェットヘッドか
ら黒、シアン、マゼンタ、イエローの順番で吐出して表
示シートにカラー画像を得た。尚、表示シートとしては
アクリルハードコートしたポリエチレンテレフタレート
フィルムからなるエンドレスベルト状のシートを用い、
これを2本のローラーで支持しながらテンションをかけ
てローラーを回転させることでこの表示シートを搬送し
た。
計値として、表示シートの幅は1,000mm、表示部
の横幅は800mm、表示部の縦は1,000mmで、
表示シートの停止時間は10秒とし、表示シートの搬送
速度は100m秒/行=200mm/秒とし、表示シー
トを断続的に搬送した。インクジェットヘツドノズルの
一辺は50μm、印字直後のドット径は約80μm、ノ
ズルピッチは200μm、1つのヘッドあたりのノズル
数は80個で、各色のインクジェットヘツドのピッチ
(1行のピッチ)は20mm間隔、インクジェットヘッ
ドの走査速度は100mm/秒とし、上記した表示シー
トの停止中にへッド走査の往復で印字した。表示部全体
の印字時間は約8分であった。
されるまでの約10秒間で実質的に表示シートに定着し
た。そして、この実施例4によれば、滲みがない良好な
カラー画像を得ることができる。
図1に示す電子黒板に備えられているクリーナーによっ
て消去した。表示シート上のインクはきれいに剥離さ
れ、良好な画像消去を行うことができた。さらに、表示
シート上に画像を再度形成したところ、良好なカラー画
像を得ることができた。従って、実施例3のインク及び
図1の電子黒板を用いることによって、何度でもに表示
シートに画像を記録でき、何度でも画像を消去できる電
子黒板を提供することができる。
マルジョンに代えて、固形分45.2重量%の「NX−
148(三菱レイヨン(株)社製、Tg=−49℃」
0.2重量%を使用し、他は実施例3と同様にして本発
明の4色インクを調製し、実施例4及び5と同様に表示
シート上にカラー画像を形成し、その画像を消去し、さ
らに再度画像を形成したところ、実施例3〜5と同様な
優れた結果が得られた。
マルジョンに代えて、固形分60〜63重量%の「SK
ダインE−03H(綜研化学社製、Tg=−69℃)」
0.2重量%使用し、他は実施例3と同様にして本発明
の4色インクを調製し、実施例4及び5と同様に表示シ
ート上にカラー画像を形成し、その画像を消去し、さら
に再度画像を形成したところ、実施例3〜5と同様な優
れた結果が得られた。
マルジョンを使用せず、他は実施例3と同様にして比較
例2の4色インクを調製し、実施例4及び5と同様に表
示シート上にカラー画像を形成し、その画像を消去し、
さらに再度画像を形成したところして画像が流動し、解
像度が低下する等の画質劣化が見られた。また、インク
の剥離も完全でなく、良好な画像消去も行えなかった。
高分子が液体に分散されている高分子分散体を含有する
インク、記録媒体及び画像消去手段を用いることで、記
録媒体上にインクを定着させ、またインクを記録媒体上
から剥離することが可能になる。
位なカラー画像を表示できる画像表示装置を提供するこ
とが可能となる。
の外部画像表示装置からネットワークを介して広告、宣
伝、掲示等を目的とする静止画の情報を遠隔から順次表
示でき、また複数の場所に同時に表示できる画像表示装
置を提供することが可能となる。
図である。
図である。
した概略図である。
図である。
系の構成の一例を示すブロック図である。
る画像の記録動作及び消去動作を示したフローチャート
である。
示す図である。
ていることを示す図である。
クの夫々のインクを記録媒体に着弾させてからの時間経
過とその時間経過に伴う粘度変化の関係について示した
図である。
ある。
る記録媒体の部分断面図である。
Claims (14)
- 【請求項1】 ガラス転移温度が0℃以下の非水溶性の
ポリマーおよび液媒体を含有するインクを用いて、当該
インクが実質的に浸透しない記録媒体上に画像を表示す
るための画像表示装置であって、 画像データに応じて、前記インクを前記記録媒体上に付
与するインクジェットヘッドと、 前記インクジェットヘッドにより前記記録媒体上に形成
された画像と当接し、その後分離することで該画像を消
去する画像消去手段と、 前記記録媒体上に画像が存在するか否かを判断する判断
手段と、 前記画像消去手段による画像消去動作の後に、前記判断
手段により画像が存在すると判断された場合、前記画像
消去手段による画像消去動作を再度実行する手段とを備
え、 インク付与後に前記記録媒体上に残存する非水溶性ポリ
マーの溶解度パラメータ(SP値)をSPp、前記記録
媒体の表面を構成する物質のSP値をSPm、前記画像
消去手段の表面を構成する物質のSP値をSPcとする
と、 前記SPp、SPm、SPcが、|SPp−SPm|>
|SPp−SPc|なる関係を満たすことを特徴とする
画像表示装置。 - 【請求項2】 前記SPp、SPm、SPcが|SPp
−SPm|+|SPp−SPc|<2|SPm−SPc
|なる関係を満たすことを特徴とする請求項1記載の画
像表示装置。 - 【請求項3】 前記インクは、非水溶性ポリマーが液体
に分散されているポリマーエマルジョンを含有すること
を特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。 - 【請求項4】 前記非水溶性ポリマーは、ポリ酢酸ビニ
ル又はアクリル系高分子であることを特徴とする請求項
1乃至3のいずれかに記載の画像表示装置。 - 【請求項5】 前記インクは、グリコール類又はアルコ
ール類の少なくとも一方、前記ポリマーエマルジョン及
び顔料を少なくとも含有し、且つインク全量に対して前
記グリコール類を0〜10重量%、前記アルコール類を
0〜20重量%、前記ポリマーエマルジョンを0.00
1〜0.5重量%、前記顔料を1〜10重量%含むこと
を特徴とする請求項3に記載の画像表示装置。 - 【請求項6】 前記顔料の色は、ブラック、イエロー、
マゼンタ、シアンなる群から選ばれた少なくとも1種で
あることを特徴とする請求項5記載の画像表示装置。 - 【請求項7】 前記グリコール類は、2〜6個の炭素原
子を含むアルキレン基を含むアルキレングリコール類か
ら選ばれる1種もしくは2種以上であることを特徴とす
る請求項5または6記載の画像表示装置。 - 【請求項8】 前記アルコール類は、炭素数1〜4のア
ルキルアルコール類から選ばれる1種もしくは2種以上
であることを特徴とする請求項5乃至7のいずれかに記
載の画像表示装置。 - 【請求項9】 前記画像消去手段は、前記記録媒体に対
して一定の圧力で押し付けた後、前記記録媒体から分離
することで画像を消去することを特徴とする請求項1乃
至8のいずれかに記載の画像表示装置。 - 【請求項10】 前記画像消去手段の前記記録媒体への
押し付け圧力は、1〜10Kg/cm2であることを特
徴とする請求項9記載の画像表示装置。 - 【請求項11】 前記記録媒体への押し付け圧力が一定
となるよう、前記画像消去手段と前記記録媒体との間隔
を調整する調整機構を更に備えることを特徴とする請求
項9または10に記載の画像表示装置。 - 【請求項12】 前記画像消去手段は、アクリル系高分
子の表面を有する粘着ローラーであることを特徴とする
請求項1乃至11のいずれかに記載の画像表示装置。 - 【請求項13】 インクが実質的に浸透しない記録媒体
上に、ガラス転移温度が0℃以下の非水溶性のポリマー
および液媒体を含有するインクがインクジェット方式に
より付与されることで形成された画像に対し画像消去用
物質を接触させた後、前記記録媒体上から前記画像消去
用物質を離間させることで前記記録媒体上の画像を消去
する画像消去方法であって、 前記画像消去用物質の前記記録媒体に対する押し付け圧
力が一定となるよう、前記画像消去用物質と前記記録媒
体との間隔を調整し、その状態で前記画像消去用物質を
前記記録媒体に対して一定の圧力で押し付け、その後、
前記記録媒体から前記画像消去用物質を離間することで
前記記録媒体上の画像を消去する工程を有し、 インク付与後に前記記録媒体上に残存する非水溶性ポリ
マーの溶解度パラメータ(SP値)をSPp、前記記録
媒体の表面を構成する物質のSP値をSPm、前記画像
消去用物質のSP値をSPcとすると、 前記SPp,SPm、SPcが、|SPp−SPm|>
|SPp−SPc|なる関係を満たすことを特徴とする
画像消去方法。 - 【請求項14】 前記SPp,SPm、SPcが|SP
p−SPm|+|SPp−SPc|<2|SPm−SP
c|なる関係を満たすことを特徴とする請求項13記載
の画像消去方法。
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