JP3503871B2 - 車両用ドアハーネスの配索構造 - Google Patents
車両用ドアハーネスの配索構造Info
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Description
ディ本体との間にワイヤハーネスを配索する車両用ドア
ハーネスの配索構造に関するものである。
は、図7に示すように、インナパネル81のアウタパネ
ル側にドア側ワイヤハーネス(以下、ドア側ハーネスと
いう)82を配索し、一端部を補機(図示せず)に接続
すると共に他端部を、グロメット83を介してフロント
ピラー84内に挿入し、車両ボディ本体(以下、ボディ
本体という)85内に配索されたボディ側ワイヤハーネ
ス(以下、ボディ側ハーネスという)86をフロントピ
ラー84に導入し、フロントピラー84内でドア側ハー
ネス82のドア側コネクタ82aとボディ側ハーネス8
6とのボディ側コネクタ86aとを電気的に接続する構
造である。
はアウタパネル88とインナパネル81とを接合した後
に、インナパネル81にドアトリム89を接合してな
る。そして、ドア87はボディ本体85にドアヒンジ9
0を介して回動自在に固定され、ドア87とボディ本体
85のフロントピラー84との間には第一及び第二ドア
ウエザストリップ(以下、ドアウエザストリップを単に
ウエザストリップという)91,92が配置されてい
る。しかしながら、ドア87の開閉に伴ってゴム製のグ
ロメット83が強制的に屈曲されると共に、ドア側ハー
ネス82が無理矢理引っ張られるから、グロメット83
自身が破損し、かつドア側ハーネス82が導通不良等を
起こす恐れがあった。
防止するために、次のようなドアハーネスの配索構造が
提案されている。この配索構造は、図8乃至図10に示
す如くに、インナパネル81のドアトリム側にスライド
ガイド40を固着し、ドア側ハーネス82を硬質のハー
ネスプロテクタ30に挿通し、ハーネスプロテクタ30
をスライドガイド40内にスライド自在に収容すると共
に、スライドガイド40内のハーネス支持ピン49にド
ア側ハーネス82を輪部82bを作って係合し、ボディ
本体85にブラケット96を介してボディ側ハーネス8
6のボディ側コネクタ86aを回動自在に設け、ハーネ
スプロテクタ30に挿通したドア側ハーネス82のドア
側コネクタ82aとボディ側コネクタ86aとを電気的
に接続する構造である。
ーネスプロテクタ30がスライドガイド40内をスライ
ドすると共に、ドア側ハーネス82の輪部82bが拡径
又は縮径することで、ドア側ハーネス82の導通不良を
防止する。しかしながら、ハーネスプロテクタ30が硬
質であり、かつボディ側コネクタ86a又はブラケット
96をフロントピラー84に回動自在に設けるために、
配索構造が複雑になる欠点あった。また、ドア87の開
閉に伴ってドア側コネクタ82a(又はブラケット9
6)を回動させるには、ボディ本体85にボディ側コネ
クタ86a(又はブラケット96)の揺動空間が必要で
あるから、ドアトリム89やインナパネル81に凹凸9
7を形成する必要があるため、ドアトリム89やインナ
パネル81が複雑になった。更に、硬質のハーネスプロ
テクタ30に例えば孔(図示せず)を形成すると、該孔
の径が拡がる欠点があった。
鑑み、ボディ本体及びドアトリムやインナパネルに凹凸
を設けずに簡単に配索可能な車両用ドアハーネスの配索
構造を提供することを目的とする。
に、本発明は、車両ドア内にスライドガイドを設け、該
スライドガイド内にハーネスプロテクタをスライド自在
に係合させ、該ハーネスプロテクタの一端からドア側ワ
イヤハーネスを導入し、車両ボディ本体からのボディ側
ワイヤハーネスと該ドア側ワイヤハーネスとを接続する
車両用ドアハーネスの配索構造において、前記ハーネス
プロテクタを軟質樹脂で成形し、かつ該ハーネスプロテ
クタの一方の端部を前記車両ボディ本体のフロントピラ
ーに、プロテクタホルダを介して固定し、前記車両ドア
の開閉時に該ハーネスプロテクタ自身が該車両ボディ本
体のフロントピラーに固定された一方の端部と該スライ
ドガイド内にスライド自在に係合しない間の部分で屈曲
する車両用ドアハーネスの配索構造を特徴とする(請求
項1)。前記フロントピラー内にコネクタブロックを配
置し、該コネクタブロック内で前記ドア側ワイヤハーネ
スのコネクタと前記ドア側ワイヤハーネスのコネクタと
を嵌合する車両用ドアハーネスの配索構造を特徴とする
(請求項2)。前記フロントピラーに固定された前記プ
ロテクタホルダが、前記車両ドアと車両ボディ本体との
間に設けられた第一及び第二ドアウエザストリップの間
に配置されている車両用ドアハーネスの配索構造を特徴
とする(請求項3)。前記ハーネスプロテクタが、前記
ドア側ワイヤハーネスを挿通する貫通孔をプロテクタ本
体に設け、該プロテクタ本体の両側にドア側ワイヤハー
ネス挿通方向へ厚肉状のガイド壁を設けると共に、該ガ
イド壁の一端部に切欠を形成してなり、前記プロテクタ
ホルダが、該ハーネスプロテクを挿入する挿着孔をホル
ダ本体に形成すると共に、該切欠に対する係合突起を該
挿着孔の内面に有してなる車両用ドアハーネスの配索構
造を特徴とする(請求項4)。前記プロテクホルダが、
前記ホルダ本体のハーネスプロテクタ側にフランジを膨
出形成し、該ホルダ本体の両側に、前記フロントピラー
の取付孔に対するロックアームを設け、前記挿着孔に前
記ドア側ワイヤハーネスを案内する導入孔を該フランジ
に開設し、該フランジの周縁でプロテクタ本体側に薄肉
状の防水リップを設けると共に、該フランジから該導入
孔の周囲に第一防水壁を立ち上げてなる車両用ドアハー
ネスの配索構造を特徴とする(請求項5)。前記ロック
アームを成形するための抜き孔を前記フランジに設ける
と共に、該抜き孔の周囲に第二防水壁を立ち上げた車両
用ドアハーネスの配索構造を特徴とする(請求項6)。
前記フランジに前記防水リップと第一及び第二防水壁と
を一体成形するのが好ましい(請求項7)。
例を、図面を参照して説明する。図1〜図6は本発明に
係る車両用ドアハーネスの配索構造の一実施例を示すも
のである。なお、従来例と同一構成部材には同一名称を
付けて詳細な説明を省略する。図1において、この配索
構造1は、インナパネル2のドアトリム3側にスライド
ガイド40を固着し、スライドガイド40内に軟質なハ
ーネスプロテクタ30を係合し、インナパネル2に配設
されたドア側ハーネス4をスライドガイド40及びハー
ネスプロテクタ30内に挿通すると共に、軟質なプロテ
クタホルダ10を介してボディ本体51のフロントピラ
ー52内に配索され、フロントピラー52内でドア側ハ
ーネス4とボディ側ハーネス5とを電気的に接続する構
造である。
スプロテクタ30は、例えばポリエステルエラストマー
や11−ナイロンのような屈曲性に優れた軟質樹脂の材
質で成形されている。これにより、ドア6の開閉(図1
の矢印方向)に追随してハーネスプロテクタ30が屈曲
する。
テクタ30の構造は、断面縦長六角形状のプロテクタ本
体31にドア側ハーネス4を挿通する貫通孔32を形成
し、プロテクタ本体31の上部及び下部にガイド壁33
を設け、ガイド壁33のフロントピラー52側に切欠3
4を形成し、プロテクタ本体31の他端にドア側ハーネ
ス4を固定するハーネス固定部35を有するのである。
ガイド壁33はプロテクタ本体31にドア側ハーネス挿
通方向(P方向)へ配置されている。なお、プロテクタ
本体31の断面形状はドア側ハーネス4の断面形状に対
応しているので、本実施例例の断面形状に限定されるも
のではない。
0は、ハーネスプロテクタ30をスライド自在に収容す
るプロテクタ収容部41と、ハーネスプロテクタ30内
に挿通されたドア側ハーネス4を格納するハーネス収容
部42とを連結してなる。プロテクタ収容部41にはハ
ーネスプロテクタ30を受けれる断面矩形状の収容孔4
3が設けられ、収容孔43の相対向する内面にはガイド
壁33に対する案内溝44が形成されている。ハーネス
収容部42にはドア側ハーネス4を配置するハーネス収
容室(図示せず)が設けられ、ハーネス収容室の内部に
はドア側ハーネス4の輪部(図示せず)を引っ掛ける支
持ピン(図示せず)が配置され、ドア側ハーネス4をハ
ーネス収容室に導入するための挿入口45が形成されて
いる。収容孔43とハーネス収容室とはスライドガイド
40内で繋がっている。なお、収容孔43の断面形状は
矩形以外にも可能である。
クタホルダ10は、図4及び図5に示す如くに、ハーネ
スプロテクタ30を挿入する挿着孔12を備えた中空角
柱状のホルダ本体11の一端にフランジ13を膨出形成
し、挿着孔12の内面12aに、ガイド壁33の切欠3
4に対する係合突起14を設け、ホルダ本体11の両側
壁11a,11aに、フロントピラー52の取付孔53
に対するロックアーム15を立ち上げ、フランジ13
に、挿着孔12にハーネスプロテクタ30を導入するた
めの導入孔16と、ロックアーム15を形成するための
抜き孔17とを開設してなる。抜き孔17とロックアー
ム15との個数は同数であり、本実施例ではどちらも四
ヶである。また、プロテクタホルダ10は、図3の如く
に、二つに分割可能である(分割したものの符号をそれ
ぞれ10a,10bとする)。
縁にはフロントピラー52側に薄肉状の防水リップ18
が延設され、導入孔16及び抜き孔17の周囲にはハー
ネスプロテクタ30側に突出する第一防水壁19及び第
二防水壁19′がそれぞれ周設されている。これによ
り、プロテクタホルダ10をフロントピラー52の取付
孔53に組み付ければ、フロントピラー52に沿って流
れ落ちる雨滴20が防水リップ18により取付孔53内
へ浸入できない。それと共に、防水リップ18に沿って
流れ落ちた雨滴20がフランジ13上に流出しても、第
一及び第二防水壁19,19′によって導入孔16及び
抜き孔17内に浸入できない。つまり、防水リップ18
と第一及び第二防水壁19,19′とによりプロテクタ
ホルダ30に簡易な防水性を確保することができる。そ
のため、ドア側ハーネス4及びボディ側ハーネス5の導
通不良や、両ハーネス4,5の接続部分7(図1参照)
の防水不良が防止される。その結果、接続部7の信頼性
が向上される。なお、防水リップ18と第一及び第二防
水壁19,19′とをフランジ13に一体成形すること
もできる。
10を組み付けるための断面凹状の取付孔53が開設さ
れ(図5参照)、図1に示すように、内部にはコネクタ
ブロック22が配置されている。また、ドア6の周縁と
ボディ本体51の開口との間にはドア6側から順番に第
一ウエザストリップ54及び第二ウエザストリップ55
が設けられ、第一と第二ウエザストリップ54,55と
の間にフロントピラー52が配置されている。これによ
り、車両走行時にドア6へ直接引っ掛かる雨滴20′が
第一ウエザストリップ54でボディ本体51内へ浸入す
るのが防止される。それと共に、ドア6の開閉時にドア
6に伝わる雨滴20がプロテクタホルダ10の防水リッ
プ18と第一及び第二防水壁19,19′とによってプ
ロテクタホルダ10を介してフロントピラー52内へ浸
入するのが防止される。
3内を隔壁24により二室25,26に分割してなる。
右室25には側壁25aにプロテクタホルダ10を挿着
するたの組付孔25bが形成され、底壁27にドア側ハ
ーネス4を挿通するハーネス挿入孔25cが設けられて
いる。一方、左室26には底壁27にドア側ハーネス5
を導入するハーネス挿入孔26aと、ボディ側ハーネス
5のボディ側コネクタ5′を固定するためのコネクタ挿
着孔26bとがそれぞれ開設されている。ハーネス挿入
孔26aにボディ側ハーネス5を挿通し、左室26内で
一回り旋回させた後にボディ側コネクタ5′をコネクタ
挿着孔26bに固定する。そして、プロテクタホルダ1
0から延びるドア側ハーネス4をハーネス挿入孔25c
に通してからドア側コネクタ4′をボディ側コネクタ
5′に嵌合する。
ス5とをそれぞれ配索し、かつ接続する過程を説明す
る。ドア側ハーネス4を配索する場合には、図1に示す
ように、インナパネル2にスライドガイド40を固定
し、ドア側ハーネス4の中間部に輪部を作って支持ピン
に引っ掛け、ドア側ハーネス4の先端側を、屈曲性に富
む軟質なハーネスプロテクタ30の一端側から他端側へ
挿通すると共に、ハーネスプロテクタ30をスライドガ
イド40のプロテクタ収容部41に収容する。図5に示
す如くに、ハーネスプロテクタ30の他端側を、プロテ
クタホルダ10の導入孔16及び挿着孔12に続けて挿
入し、切欠34と係合突起14とを相互に係合する。
2の取付孔53に挿入し、ロックアーム15と取付孔5
3の周縁とを係合させる。それと共に、ドア側ハーネス
4の先端側をプロテクタホルダ10の挿着孔12から引
き出し、コネクタブロック22の右室25内に案内し、
右室25のハーネス挿入孔25cから引き出す。このよ
うにして、ドア側ハーネス4がドア6内に配索され、か
つボディ側ハーネス5と電気的に接続され、その後にド
アトリム3がインナパネル2に接合されるから、ドアト
リム3やインナパネル2等に凹凸を成形せずに、ドア側
ハーネス4とボディ側ハーネス5とを電気的に接続する
ことができる。そのため、従来に比較して、ドアトリム
3やインナパネル2等の意匠性が低下しない。また、外
見上綺麗に見える。
いて説明する。ボディ側ハーネス5を配索する場合に
は、図1の如くに、ボディ側ハーネス5の先端側を左室
26のハーネス挿入孔26aに挿通し、左室26内で一
回り旋回させた後に、ボディ側ハーネス5のボディ側コ
ネクタ5′をコネクタ挿着孔26bに挿着すると共に、
ドア側コネクタ4′とボディ側コネクタ5′とを相互に
嵌合する。その後に、ドアトリム3をインナパネル2に
接合することにより、ドア6が完成する。
ア6を開く(開いた状態の番号を6′とする)と、開き
に追随してハーネスプロテクタ30が伸び(伸びた状態
の番号を30′とする)ながら、スライドガイド40内
を摺動し、ドア側ハーネス4の輪部が縮径する。また、
開いているドア6′を閉じると、図1に示すように、そ
れに追随してドア側ハーネス4の輪部が拡径し、ハーネ
スプロテクタ30′が縮みながらスライドガイド40内
を摺動する。このように、ドア6の開閉に対応させてド
ア側コネクタ4′及びボディ側コネクタ5′を回動させ
ていた従来例と比較し、ハーネスプロテクタ30を屈曲
させることでドア側ハーネス4の配索構造を簡素化する
ことができる。
イドガイド内にスライド自在に係合されたハーネスプロ
テクタが軟質樹脂で成形され、プロテクタホルダを介し
て車両ボディ本体のフロントピラーに固定されるから、
車両ドアの開閉時に、開閉に追随してハーネスプロテク
タ自身が屈曲すると共に、スライドガイド内をスライド
する。それにより、従来と比較し、ドアの開閉時にボデ
ィ側ハーネスとドア側ハーネスとの接続部を回動する必
要が無くなる。そのため、ドア側ハーネス及びボディ側
ハーネスの各配索構造を簡素化することができる。
ロントピラー内に配置され、その内部でドア側ハーネス
のドア側コネクタとボディ側ハーネスのボディ側コネク
タとが相互に嵌合されるから、嵌合された両コネクタが
ボディ本体の外面又は内面に露出していない。これによ
り、例えば、インナパネルに接合されるドアトリムやイ
ンストルメントパネル等のパネル壁に凹凸を形成せずに
済ますことができる。そのため、ドアトリムやインスト
ルメントパネル等の意匠性を阻害することがなく、また
運転者からのドアトリムやインストルメントパネル等の
見た目を綺麗にすることができる。
トリップがドアとボディ本体との間に設けられ、フロン
トホルダに固定されたプロテクタホルダが第一及び第二
ウエザストリップ間に配置されている。それにより、車
両走行時に雨滴や泥等が車両に引っ掛かっても、第一ウ
エザストリップがボディ本体への雨滴や泥等の浸入を防
止する。このため、プロテクタホルダに雨滴や泥等が直
接当たることがなくなり、プロテクタホルダへの雨滴や
泥等の流出が減る。
するプロテクタ本体が、両側にドア側ハーネス挿通方向
へ厚肉状のガイド壁を有すると共に、ガイド壁の一端部
に切欠を形成している。そして、ハーネスプロテクタを
挿入するホルダ本体が、挿着孔の内面に、切欠に対する
係合突起を設けている。これにより、切欠と係合突起と
の係合によりハーネスプロテクタとプロテクタホルダと
を相互に固定することができる。また、ハーネスプロテ
クタをプロテクタホルダの内部で係合するから、軟質の
ハーネスプロテクタを保護することができる。
形成されたフランジが、挿着孔にドア側ハーネスを案内
するための導入孔を有する。それと共に、導入孔の周囲
に第一防水壁が立ち上げられ、且つフランジの周縁から
フロントピラー側に防止リップが設けられている。これ
によって、ドアを開けた時に、ドアからフロントピラー
を伝ってフランジへ流れ落ちた雨滴のフロントピラー内
への浸入を、第一防水壁及び防水リップが防止すること
ができる。そのため、フロントピラー内への雨滴の浸入
が原因で発生するドア側ハーネスとボディ側ハーネスと
の接続部の導通不良が防止され、ドア内の配索構造の信
頼性が一層向上される。
るロックアームを成形するための抜き孔がフランジに設
けられると共に、抜き孔の周囲に第二防水壁が立ち上げ
られる。これにより、ドアを開けた時に、フロントピラ
ーから抜き孔への雨滴の浸入が第二防水壁によって防止
される。そのため、フロントピラー内への雨滴の浸入が
原因で発生するドア側ハーネスとボディー側ハーネスと
の接続部の導通不良が防止でき、ドア内の配索構造の信
頼性が更に向上される。
第二防水壁とをフランジと一体成形するから、簡単にフ
ランジに設けることができる。請求項3、5及び6によ
れば、走行中に雨滴や泥等が車体に直接引っ掛かって
も、第一ウエザストリップにより、ボディ本体への雨滴
や泥の浸入を防止できる。それと共に、ドア開け時に第
一ウエザストリップを浸透した雨滴がフロントピラーを
伝っても、プロテクタホルダの簡易な構造の防止リップ
と第一及び第二防水壁とにより、フロントピラー内への
雨滴の浸入を防止できる。
一実施例を示す図である。
ガイドを示す斜視図である。
ホルダとを示す図である。
ある。
る。
ーネス) 4′ ドア側コネクタ 5 ボディ側ワイヤハーネス(ボディ
側ハーネス) 5′ ボディ側コネクタ 6 車両ドア 10 プロテクタホルダ 11 ホルダ本体 12 挿着孔 13 フランジ 14 係合突起 15 ロックアーム 16 導入孔 17 抜き孔 18 防水リップ 19 第一防水壁 19′ 第二防水壁 22 コネクタブロック 30 ハーネスプロテクタ 31 プロテクタ本体 32 貫通孔 33 ガイド壁 34 切欠 40 スライドガイド 51 車両ボディ本体 52 フロントピラー 53 取付孔 54 第一ドアウエザストリップ(第一
ウエザストリップ) 55 第二ドアウエザストリップ(第二
ウエザストリップ)
Claims (7)
- 【請求項1】 車体ドア内にスライドガイドを設け、該
スライドガイド内にハーネスプロテクタをスライド自在
に係合させ、該ハーネスプロテクタの一端からドア側ワ
イヤハーネスを導入し、車両ボディ本体からのボディ側
ワイヤハーネスと該ドア側ワイヤハーネスとを接続する
車両用ドアハーネスの配索構造において、 前記ハーネスプロテクタを軟質樹脂で成形し、かつ該ハ
ーネスプロテクタの一方の端部を前記車両ボディ本体の
フロントピラーに、プロテクタホルダを介して固定し、
前記車両ドアの開閉時に該ハーネスプロテクタ自身が該
車両ボディ本体のフロントピラーに固定された一方の端
部と該スライドガイド内にスライド自在に係合しない間
の部分で屈曲することを特徴とする車両用ドアハーネス
の配索構造。 - 【請求項2】 前記フロントピラー内にコネクタブロッ
クを配置し、該コネクタブロック内で前記ドア側ワイヤ
ハーネスのドア側コネクタと前記ボディ側ワイヤハーネ
スのボディ側コネクタとを嵌合することを特徴とする請
求項1記載の車両用ドアハーネスの配索構造。 - 【請求項3】 前記フロントピラーに固定された前記プ
ロテクタホルダが、前記車両ドアと車両ボディ本体との
間に設けられた第一及び第二ドアウエザストリップの間
に配置されていることを特徴する請求項1又は2記載の
車両用ドアハーネスの配索構造。 - 【請求項4】 前記ハーネスプロテクタが、前記ドア側
ワイヤハーネスを挿通する貫通孔をプロテクタ本体に設
け、該プロテクタ本体の両側にドア側ワイヤハーネス挿
通方向へ厚肉状のガイド壁を設けると共に、該ガイド壁
の一端部に切欠を形成してなり、 前記プロテクタホルダが、該ハーネスプロテクを挿入す
る挿着孔をホルダ本体に形成すると共に、該切欠に対す
る係合突起を該挿着孔の内面に有してなることを特徴と
する請求項1、2又は3記載の車両用ドアハーネスの配
索構造。 - 【請求項5】 前記プロテクホルダが、前記ホルダ本体
のハーネスプロテクタ側にフランジを膨出形成し、該ホ
ルダ本体の両側に、前記フロントピラーの取付孔に対す
るロックアームを設け、前記挿着孔に前記ドア側ワイヤ
ハーネスを案内する導入孔を該フランジに開設し、該フ
ランジの周縁でプロテクタ本体側に薄肉状の防水リップ
を設けると共に、該フランジから該導入孔の周囲に第一
防水壁を立ち上げてなることを特徴とする請求項1乃至
4のいずれか記載の車両用ドアハーネスの配索構造。 - 【請求項6】 前記ロックアームを成形するための抜き
孔を前記フランジに設けると共に、該抜き孔の周囲に第
二防水壁を立ち上げたことを特徴とする請求項5記載の
車両用ドアハーネスの配索構造。 - 【請求項7】 前記フランジに前記防水リップと第一及
び第二防水壁とを一体成形したことを特徴とする請求項
5及び6記載の車両用ドアハーネスの配索構造。
Priority Applications (2)
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JP (1) | JP3503871B2 (ja) |
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