JP3503583B2 - 冷凍装置 - Google Patents
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Description
利用側へ供給するための冷凍装置に関する。
体(ブライン)の冷却を冷凍サイクルにより行う冷凍装
置が、いわゆるチリングユニットとして知られている。
例えば、特開平5−280809号公報には、冷却した
熱媒体で工作機械の冷却を行う冷凍装置が開示されてい
る。具体的に、上記冷凍装置では、冷媒回路の蒸発器と
利用側である工作機械との間でブラインを循環させる一
方、冷媒回路で冷凍サイクルを行ってブラインを冷却し
ている。
とを熱交換させている。この蒸発器は、二重管熱交換器
やプレート式熱交換器などによって構成される。そし
て、蒸発器では、ブラインから吸熱して冷媒が蒸発す
る。このため、蒸発器については、その下部から液冷媒
を流入させる一方で、蒸発した冷媒をその上部から流出
させる構成とするのが一般的である。
来の冷凍装置では、蒸発器に冷凍機油が溜まり込んでし
まい、圧縮機の信頼性が低下するといった問題が生じ
る。この問題について説明する。
留されており、この冷凍機油の一部は、圧縮機の吐出ガ
ス冷媒と共に流出する。圧縮機から流出した冷凍機油
は、冷媒と共に冷媒回路内を流れ、冷媒と共に圧縮機に
再び吸入される。これによって、圧縮機から冷凍機油が
流出するにも拘わらず、圧縮機における冷凍機油の貯留
量が一定に保たれる。
って冷媒が流れるため、相変化しない冷凍機油は、蒸発
器から流出できずに溜まり込むおそれがある。特に、蒸
発器における冷媒流速が低いような場合には、この問題
が顕著となる。そして、蒸発器に冷凍機油が溜まり込む
と、その分だけ圧縮機における冷凍機油の貯留量が減少
する。このため、圧縮機における潤滑が不充分となり、
焼き付きなどのトラブルを招くおそれがあった。
であり、その目的とするところは、運転条件の如何に関
わらず蒸発器への冷凍機油の溜まり込みを防止し、冷凍
装置の信頼性を確保することにある。
決手段は、熱媒体を冷却して利用側へ供給するための冷
凍装置を対象としている。そして、圧縮機(21)、凝縮
器(22)、膨張機構(E1,E2)、及び蒸発器(23,24)を
有して冷媒が充填される冷媒回路(20)を備える一方、
上記蒸発器(23,24)は、多数の伝熱プレート( PL1,PL
2 )を積層して構成されたプレート式熱交換器から成
り、熱媒体と熱交換する冷媒が該蒸発器(23,24)の上
部から下部に向かって流れるように構成されるものであ
る。
1の解決手段において、蒸発器(23,24)は、熱媒体が
該蒸発器(23,24)の下部から上部に向かって流れるよ
うに構成されるものである。
1又は第2の解決手段において、冷媒回路(20)には、
第1の熱媒体を冷却するための第1の蒸発器(23)と、
第2の熱媒体を冷却するための第2の蒸発器(24)とが
互いに並列に接続されるものである。
3の解決手段において、第1設定温度となった第1の熱
媒体を利用側へ供給するために該熱媒体の冷却を行うと
共に、第1設定温度よりも低温の第2設定温度となった
第2の熱媒体を利用側へ供給するために該熱媒体の冷却
を行うものである。
3又は第4の解決手段において、利用側から第1の蒸発
器(23)へ送られる第1の熱媒体を、冷却水との熱交換
によって予め冷却するための冷却熱交換器(41)を備
え、上記冷却熱交換器(41)は、第1の熱媒体が該冷却
熱交換器(41)の下部から上部に向かって流れ、冷却水
が該冷却熱交換器(41)の下部から上部に向かって流れ
るように構成されるものである。
1,第2又は第3の解決手段において、凝縮器(22)
は、冷媒が該凝縮器(22)の上部から下部に向かって流
れ、冷媒と熱交換する冷却水が該凝縮器(22)の下部か
ら上部に向かって流れるように構成されるものである。
路(20)において冷媒が相変化しつつ循環し、蒸気圧縮
式の冷凍サイクルが行われる。具体的に、圧縮機(21)
から吐出された冷媒は、凝縮器(22)で凝縮し、膨張機
構(E1,E2)で減圧された後に、蒸発器(23,24)へ導入
される。この蒸発器(23,24)では、導入された冷媒が
熱媒体から吸熱して蒸発する。この吸熱によって、熱媒
体が冷却される。冷却された熱媒体は、利用側へ供給さ
れて対象物の冷却などに利用される。
換器により構成されている。この蒸発器(23,24)で
は、その上部から下部に向かって冷媒が流れる。即ち、
膨張機構(E1,E2)で減圧された冷媒は、蒸発器(23,2
4)の上部から導入され、該蒸発器(23,24)の下部に向
かって流れる間に熱媒体から吸熱して蒸発する。蒸発し
た冷媒は、蒸発器(23,24)の下部から流出し、再び圧
縮機(21)に吸入される。
媒と共に冷凍機油も吐出される。この吐出された冷凍機
油は、冷媒と共に冷媒回路(20)を流れ、蒸発器(23,2
4)へ流入する。本解決手段の蒸発器(23,24)では、上
から下に向かって冷媒が流れる構成としている。このた
め、蒸発器(23,24)に流入した冷凍機油は、冷媒と共
に下方に向かって流れ落ち、蒸発後の冷媒と共に蒸発器
(23,24)から流出する。つまり、蒸発器(23,24)にお
ける冷媒流速の如何に拘わらず、蒸発器(23,24)に流
入した冷凍機油は、蒸発器(23,24)に溜まり込むこと
なく、そのほぼ全てが圧縮機(21)に向けて流れる。
4)において、その下部から熱媒体が流入する。蒸発器
(23,24)に流入した熱媒体は、その上部に向かって流
れる間に冷媒へ放熱する。つまり、蒸発器(23,24)で
は、その上部から下部に向かって流れる冷媒と、これと
は逆に下部から上部に向かって流れる熱媒体とが熱交換
を行う。放熱により冷却された熱媒体は、蒸発器(23,2
4)の上部から流出して利用側へ送られる。
に2つの蒸発器(23,24)が設けられる。第1及び第2
の蒸発器(23,24)は、冷媒回路(20)において互いに
並列に接続されている。つまり、冷媒回路(20)で循環
する冷媒は、二手に分流されて、一方が第1の蒸発器
(23)へ導入され、他方が第2の蒸発器(24)へ導入さ
れる。
送り込まれる。この第1の蒸発器(23)では、導入され
た冷媒と熱媒体とが熱交換を行い、第1の熱媒体が冷却
される。冷却された第1の熱媒体は、利用側へ供給され
る。また、第2の蒸発器(24)には、第2の熱媒体が送
り込まれる。この第2の蒸発器(24)では、導入された
冷媒と熱媒体とが熱交換を行い、第2の熱媒体が冷却さ
れる。冷却された第2の熱媒体は、利用側へ供給され
る。
違する第1,第2の熱媒体が利用側に供給される。具体
的に、第1の熱媒体は、第1設定温度とされた上で利用
側へ送られる。従って、第1の蒸発器(23)における第
1の熱媒体の冷却は、該熱媒体を第1設定温度とするた
めに行われる。一方、第2の熱媒体は、第1設定温度よ
りも低温の第2設定温度とされた上で利用側へ送られ
る。従って、第2の蒸発器(24)における第2の熱媒体
の冷却は、該熱媒体を第2設定温度とするために行われ
る。
(41)が設けられる。この冷却熱交換器(41)は、利用
側から戻ってきた第1の熱媒体を冷却水で冷却するため
ものである。つまり、第1の熱媒体は、冷却熱交換器
(41)で予め冷却された後に第1の蒸発器(23)へ導入
され、冷媒との熱交換によって更に冷却される。
体と冷却水とが導入される。この冷却熱交換器(41)に
おいて、その下部から導入された第1の熱媒体が上部に
向かって流れ、その下部から導入された冷却水が上部に
向かって流れる。そして、冷却熱交換器(41)では、導
入された第1の熱媒体が冷却水に放熱して冷却される。
冷却された第1の熱媒体は、冷却熱交換器(41)の上部
から流出して、第1の蒸発器(23)へ送られる。
おいて、冷却水との熱交換によって冷媒が凝縮する。こ
の凝縮器(22)において、その上部から導入されたガス
冷媒が下部に向かって流れ、その下部から導入された冷
却水が上部に向かって流れる。そして、凝縮器(22)で
は、導入されたガス冷媒が冷却水に放熱して凝縮する。
凝縮した冷媒は、凝縮器(22)の下部から流出する。
冷媒を上方から下方に向けて流通させている。従って、
蒸発器(23,24)へ冷媒と共に流入した冷凍機油を、ほ
ぼ完全に蒸発器(23,24)から流出させることができ、
蒸発器(23,24)における冷凍機油の溜まり込みを回避
することができる。
が低い場合であっても、圧縮機(21)から吐出されて蒸
発器(23,24)へ流入した冷凍機油を、確実に圧縮機(2
1)へ戻すことが可能となる。この結果、圧縮機(21)
における冷凍機油の貯留量を充分に確保することがで
き、潤滑不良によるトラブルを未然に防止して圧縮機
(21)の信頼性を高めることができ、ひいては冷凍装置
全体の信頼性の向上を図ることができる。
てプレート式熱交換器を採用している。ここで、プレー
ト式熱交換器においては、例えば二重管式熱交換器に比
べて冷媒が流れる流路の容積が大きくなる。このため、
蒸発器(23,24)をプレート式熱交換器で構成すると、
冷媒の流速が低下することとなり、蒸発器(23,24)に
冷凍機油が溜まりやすくなる。これに対し、本発明で
は、蒸発器(23,24)において、冷媒を上から下に向け
て流すようにしている。従って、蒸発器(23,24)とし
てプレート式熱交換器を用いた場合であっても、蒸発器
(23,24)への冷凍機油の溜まり込みを確実に防止でき
る。
4)において、冷媒を上から下に向けて流す一方で、熱
媒体を下から上に向けて流している。つまり、蒸発器
(23,24)では、冷媒と熱媒体とが互いに対向方向へ流
れつつ熱交換を行う。従って、蒸発器(23,24)におけ
る冷媒と熱媒体の熱交換の態様を対向流とすることがで
き、蒸発器(23,24)の熱交換量を充分に確保できる。
4)において、熱媒体を下から上に向けて流している。
このため、液体である熱媒体と共に蒸発器(23,24)へ
空気等のガスが流入した場合であっても、この流入した
ガスは熱媒体と共に下から上に向けて流れ、速やかに蒸
発器(23,24)から排出される。従って、蒸発器(23,2
4)に空気などが溜まり込むのを回避でき、溜まり込ん
だガスによって熱交換が阻害されるのを防止できると共
に、熱媒体の流量を確保することができる。
(20)に2つの蒸発器(23,24)を並列に接続し、各蒸
発器(23,24)において別々の熱媒体を冷却している。
このため、これらの解決手段によれば、別個の熱媒体を
それぞれ冷却して利用側へ供給することができる。特
に、第4の解決手段によれば、異なる温度の熱媒体を利
用側へ供給できる。
換器(41)を設け、冷却水との熱交換によっても第1の
熱媒体の冷却を行うようにしている。このため、第1の
蒸発器(23)において冷媒が熱媒体から吸熱すべき熱量
を削減でき、冷凍装置の運転に要するエネルギを削減す
ることができる。
換器(41)において、熱媒体と冷却水の両方を下から上
に向けて流すようにしている。このため、液体である熱
媒体や冷却水と共に冷却熱交換器(41)へ空気等のガス
が流入した場合であっても、この流入したガスは熱媒体
と共に下から上に向けて流れ、速やかに冷却熱交換器
(41)から排出される。従って、冷却熱交換器(41)に
空気などが溜まり込むのを回避でき、溜まり込んだガス
によって熱交換が阻害されるのを防止できると共に、熱
媒体や冷却水の流量を確保することができる。
おいて、冷媒を上から下に向けて流す一方で、冷却水を
下から上に向けて流している。つまり、凝縮器(22)で
は、冷媒と冷却水とが互いに対向方向へ流れつつ熱交換
を行う。従って、凝縮器(22)における冷媒と冷却水の
熱交換の態様を対向流とすることができ、凝縮器(22)
の熱交換量を充分に確保できる。
において、冷媒を上から下に向けて流している。従っ
て、凝縮した冷媒、即ち液冷媒のみを凝縮器(22)から
膨張機構(E1,E2)へ送ることができる。このため、膨
張機構(E1,E2)を開度可変の膨張弁で構成した場合に
は、この膨張弁を液封状態に保つことができ、膨張弁の
開度制御を容易化することができる。
において、冷却水を下から上に向けて流している。この
ため、冷却水と共に凝縮器(22)へ空気等のガスが流入
した場合であっても、この流入したガスは冷却水と共に
下から上に向けて流れ、速やかに凝縮器(22)から排出
される。従って、凝縮器(22)に空気などが溜まり込む
のを回避でき、溜まり込んだガスによって熱交換が阻害
されるのを防止できると共に、冷却水の流量を確保する
ことができる。
基づいて詳細に説明する。本実施形態は、本発明に係る
冷凍装置により構成された、ブラインのチリングユニッ
トである。
(10)は、冷媒回路(20)、冷却水回路(40)、第1回
路(50)、第2回路(60)、及びコントローラ(80)を
備えている。このチリングユニット(10)は、半導体の
製造工程におけるシリコンウェハーの冷却を行うため
に、温度レベルの異なる第1ブラインと第2ブラインと
を、利用側である半導体の生産設備に供給するためのも
のである。
第1膨張弁(E1)、第2膨張弁(E2)、第1蒸発器(2
3)、第2蒸発器(24)、及びアキュームレータ(25)
を配管接続して構成されている。また、第1蒸発器(2
3)と第2蒸発器(24)とは、冷媒回路(20)において
並列接続されている。この冷媒回路(20)には、R40
7Cが冷媒として充填されている。冷媒回路(20)で
は、この冷媒が相変化しつつ循環し、冷凍サイクルが行
われる。
1)の吐出側は、吐出ガス配管(31)を介して凝縮器(2
2)における冷媒流路(22a)の上端に接続されている。
この凝縮器(22)については、後述する。凝縮器(22)
における冷媒流路(22a)の下端には、液配管(32)の
一端が接続されている。液配管(32)は、他端側で2つ
の分岐管に分岐されている。液配管(32)の第1分岐管
(32a)は、第1膨張弁(E1)を介して、第1蒸発器(2
3)における1次側流路(23a)の上端に接続されてい
る。一方、液配管(32)の第2分岐管(32b)は、第2
膨張弁(E2)を介して、第2蒸発器(24)における1次
側流路(24a)の上端に接続されている。尚、第1蒸発
器(23)及び第2蒸発器(24)については、後述する。
は、吸入ガス配管(33)を介して圧縮機(21)の吸入側
に接続されている。具体的に、吸入ガス配管(33)は、
一端側で2つの分岐管に分岐されている。そして、吸入
ガス配管(33)は、その第1分岐管(33a)が第1蒸発
器(23)における1次側流路(23a)の下端に接続さ
れ、その第2分岐管(33b)が第2蒸発器(24)におけ
る1次側流路(24a)の下端に接続されている。また、
吸入ガス配管(33)の他端は、アキュームレータ(25)
を介して圧縮機(21)の吸入側に接続されている。
2)は、冷媒の膨張機構を構成している。また、第1膨
張弁(E1)及び第2膨張弁(E2)としては、共に、モー
タで駆動されて開度が変更される、いわゆる電子膨張弁
が用いられている。
熱交換器により構成されている。凝縮器(22)には、冷
媒流路(22a)と冷却水流路(22b)とが区画形成されて
いる。凝縮器(22)は、冷媒流路(22a)の冷媒と冷却
水流路(22b)の冷却水とを熱交換させ、この熱交換に
よって冷媒を凝縮させるためのものである。この凝縮器
(22)では、冷媒流路(22a)において冷媒が上から下
に向かって流れるのに対し、冷却水流路(22b)におい
て冷却水が下から上に向かって流れる。
ト式熱交換器により構成されている。第1蒸発器(23)
には、1次側流路(23a)と2次側流路(23b)とが区画
形成されている。第1蒸発器(23)は、1次側流路(23
a)の冷媒と2次側流路(23b)のブラインとを熱交換さ
せ、この熱交換によってブラインを冷却するためのもの
である。この第1蒸発器(23)では、1次側流路(23
a)において冷媒が上から下に向かって流れるのに対
し、2次側流路(23b)においてブラインが下から上に
向かって流れる。
ト式熱交換器により構成されている。第2蒸発器(24)
には、1次側流路(24a)と2次側流路(24b)とが区画
形成されている。第2蒸発器(24)は、1次側流路(24
a)の冷媒と2次側流路(24b)のブラインとを熱交換さ
せ、この熱交換によってブラインを冷却するためのもの
である。この第2蒸発器(24)では、1次側流路(24
a)において冷媒が上から下に向かって流れるのに対
し、2次側流路(24a)においてブラインが下から上に
向かって流れる。
ル圧縮機(21)によって構成されている。この圧縮機
(21)の電動機には、図外のインバータを介して電力が
供給される。そして、インバータの出力周波数を調節し
て電動機の回転数を変更することにより、圧縮機(21)
の容量が変更される。即ち、上記圧縮機(21)は、容量
可変に構成されている。
入管(34)、ガス冷媒導入管(35)、第3膨張弁(E
3)、及び第4膨張弁(E4)が設けられている。
配管(32)における第1及び第2膨張弁(E1,E2)の上
流側に接続されている。また、液冷媒導入管(34)の他
端は、上記吸入ガス配管(33)におけるアキュームレー
タ(25)の上流側に接続されている。この液冷媒導入管
(34)は、凝縮器(22)で凝縮した冷媒を圧縮機(21)
の吸入側へ導入するためのものである。液冷媒導入管
(34)には、上述の電子膨張弁で構成された第3膨張弁
(E3)が設けられている。
吐出ガス配管(31)に接続されている。また、ガス冷媒
導入管(35)の他端は、上記吸入ガス配管(33)におけ
るアキュームレータ(25)の上流側に接続されている。
この液冷媒導入管(34)は、圧縮機(21)から吐出され
たガス冷媒を圧縮機(21)の吸入側へ導入するためのも
のである。ガス冷媒導入管(35)には、上述の電子膨張
弁で構成された第4膨張弁(E4)が設けられている。
(43)を備えている。また、冷却水回路(40)には、冷
却熱交換器(41)が接続されている。この冷却水回路
(40)では、上記凝縮器(22)及び冷却熱交換器(41)
と、図外の冷却塔との間で冷却水が循環する。
プを介して冷却塔に接続されている。また、流入配管
(42)は、他端側で2つの分岐管に分岐されている。流
入配管(42)の第1分岐管(42a)は、第1電動弁(S
1)を介して冷却熱交換器(41)における冷却水流路(4
1b)の下端に接続されている。一方、流入配管(42)の
第2分岐管(42b)は、第2電動弁(S2)を介して凝縮
器(22)における冷却水流路(22b)の下端に接続され
ている。尚、冷却熱交換器(41)については、後述す
る。
は、流出配管(43)を介して冷却塔に接続されている。
具体的に、流出配管(43)は、その一端側で2つの分岐
管に分岐されている。流出配管(43)の第1分岐管(43
a)は、冷却熱交換器(41)における冷却水流路(41b)
の上端に接続されている。一方、流入配管(42)の第2
分岐管(43b)は、凝縮器(22)における冷却水流路(2
2b)の上端に接続されている。また、流入配管(42)
は、その他端が図外の冷却塔に接続されている。
ート式熱交換器により構成されている。冷却熱交換器
(41)には、冷却水流路(41b)とブライン流路(41a)
とが区画形成されている。冷却熱交換器(41)は、冷却
水流路(41b)の冷却水とブライン流路(41a)のブライ
ンとを熱交換させ、この熱交換によってブラインを冷却
するためのものである。この冷却熱交換器(41)では、
冷却水流路(41b)において冷却水が下から上に向かっ
て流れ、ブライン流路(41a)においてブラインが下か
ら上に向かって流れる。
器(23)、第1ヒータ(52)、及び第1タンク(53)を
順に配管接続して構成された閉回路である。この第1回
路(50)には、第1の熱媒体である第1ブラインが充填
されている。そして、第1回路(50)では、冷却熱交換
器(41)及び第1蒸発器(23)と利用側との間で第1ブ
ラインが循環し、第1設定温度とされた第1ブラインが
利用側へ供給される。尚、第1ブラインとしては、例え
ばフッ素系不活性液体である3M社のフロリナート(商
標)が用いられている。また、第1設定温度は、例えば
30℃〜120℃の範囲内の所定値に設定される。
延びるブラインの戻り管(51)は、冷却熱交換器(41)
におけるブライン流路(41a)の下端に接続されてい
る。冷却熱交換器(41)におけるブライン流路(41a)
の上端は、第1蒸発器(23)における2次側流路(23
b)の下端と配管接続されている。第1蒸発器(23)に
おける2次側流路(23b)の上端は、第1ヒータ(52)
を介して第1タンク(53)の下部と配管接続されてい
る。
ラインポンプ(54)が設置されている。この第1ブライ
ンポンプ(54)には、利用側へ延びるブラインの送出管
(55)が接続されている。第1ブラインポンプ(54)
は、第1タンク(53)内の第1ブラインを吸入し、送出
管(55)を通じて利用側へ送り出すためのものである。
また、送出管(55)には、第1逆止弁(CV1)が設けら
れている。この第1逆止弁(CV1)は、第1タンク(5
3)から利用側へ向かう第1ブラインの流通のみを許容
する。
4)、第2ヒータ(62)、及び第2タンク(63)を順に
配管接続して構成された閉回路である。この第2回路
(60)には、第2の熱媒体である第2ブラインが充填さ
れている。そして、第2回路(60)では、第2蒸発器
(24)と利用側との間で第2ブラインが循環し、第2設
定温度とされた第2ブラインが利用側へ供給される。
尚、第2ブラインとしては、上記フロリナートが用いら
れている。また、第2設定温度は、例えば−30℃〜6
0℃の範囲内の所定値に設定される。ただし、第2設定
温度は、上記第1設定温度よりも低い値に設定される。
延びるブラインの戻り管(61)は、第2蒸発器(24)に
おける2次側流路(24b)の下端に接続されている。第
2蒸発器(24)における2次側流路(24b)の上端は、
第2ヒータ(62)を介して第2タンク(63)の下部と配
管接続されている。
ラインポンプ(64)が設置されている。この第2ブライ
ンポンプ(64)には、利用側へ延びるブラインの送出管
(65)が接続されている。第2ブラインポンプ(64)
は、第2タンク(63)内の第2ブラインを吸入し、送出
管(65)を通じて利用側へ送り出すためのものである。
また、送出管(65)には、第2逆止弁(CV2)が設けら
れている。この第2逆止弁(CV2)は、第2タンク(6
3)から利用側へ向かう第2ブラインの流通のみを許容
する。
ている。この第1タンク(53)の大きさは、概ね一斗缶
程度とされている。第1タンク(53)には、第1ヒータ
(52)を通過した第1ブラインが貯留されている。つま
り、第1タンク(53)には、第1設定温度とされた第1
ブラインが貯留されている。
センサ(56)が設けられている。上記液面センサ(56)
は、下限検知部(56a)と、上限検知部(56b)とを備え
ている。下限検知部(56a)は、第1タンク(53)にお
ける液面の下限位置に設けられている。この液面の下限
位置は、第1タンク(53)内に設けられた第1ブライン
ポンプ(54)が空気を吸い込まないように、第1ブライ
ンポンプ(54)の吸入口の位置に対応して定められてい
る。また、上限検知部(56b)は、第1タンク(53)に
おける液面の上限位置に設けられている。この液面の上
限位置は、第1タンク(53)から第1ブラインがオーバ
ーフローしないように定められている。そして、上記液
面センサ(56)は、下限検知部(56a)が第1ブライン
の液面を検知すると検出信号として下限信号を出力し、
上限検知部(56b)が第1ブラインの液面を検知すると
検出信号として上限信号を出力する。
器で構成されている。この第2タンク(63)の大きさ
は、概ね一斗缶程度とされている。第2タンク(63)に
は、第2ヒータ(62)を通過した第2ブラインが貯留さ
れている。つまり、第2タンク(63)には、第2設定温
度とされた第2ブラインが貯留されている。
センサ(66)が設けられている。上記液面センサ(66)
は、下限検知部(66a)と、上限検知部(66b)とを備え
ている。下限検知部(66a)は、第2タンク(63)にお
ける液面の下限位置に設けられている。この液面の下限
位置は、第2タンク(63)内に設けられた第2ブライン
ポンプ(64)が空気を吸い込まないように、第2ブライ
ンポンプ(64)の吸入口の位置に対応して定められてい
る。また、上限検知部(66b)は、第2タンク(63)に
おける液面の上限位置に設けられている。この液面の上
限位置は、第2タンク(63)から第2ブラインがオーバ
ーフローしないように定められている。そして、上記液
面センサ(66)は、下限検知部(66a)が第2ブライン
の液面を検知すると検出信号として下限信号を出力し、
上限検知部(66b)が第2ブラインの液面を検知すると
検出信号として上限信号を出力する。
3)には、それぞれドレンポート(71)が1つずつ設け
られている。このドレンポート(71)は、第1,第2タ
ンク(53,63)の底部に接続している。また、各ドレン
ポート(71)には、ドレン弁(72)が1つずつ設けられ
ている。このドレンポート(71)は、第1,第2タンク
(53,63)からブラインを抜き取る際に用いられる。
(77)が接続されている。窒素導入管(77)は、その一
端に開閉弁(79)が設けられている。この窒素導入管
(77)の一端は、窒素ボンベが接続する接続ポート(7
8)を構成している。
管に分岐されている。窒素導入管(77)の第1分岐管
(77a)は、第1回路(50)の送出管(55)における第
1逆止弁(CV1)の下流側に接続されている。この第1
分岐管(77a)には、該送出管(55)に向かって順に、
第1電磁弁(SV1)と第3逆止弁(CV3)とが設けられて
いる。第3逆止弁(CV3)は、接続ポート(78)から該
送出管(55)に向かう窒素ガスの流通のみを許容する。
一方、窒素導入管(77)の第2分岐管(77b)は、第2
回路(60)の送出管(65)における第2逆止弁(CV2)
の下流側に接続されている。この第2分岐管(77b)に
は、該送出管(65)に向かって順に、第2電磁弁(SV
2)と第4逆止弁(CV4)とが設けられている。第4逆止
弁(CV4)は、接続ポート(78)から該送出管(65)に
向かう窒素ガスの流通のみを許容する。
び第2回路(60)には、各種のセンサが設けられてい
る。
圧力センサ(P1)、第2圧力センサ(P2)、第1サーミ
スタ(T1)、第2サーミスタ(T2)、及び第3サーミス
タ(T3)が設けられている。第1圧力センサ(P1)は、
吸入ガス配管(33)に接続され、圧縮機(21)が吸入す
る冷媒の圧力を検出する。第2圧力センサ(P2)は、吐
出ガス配管(31)に接続され、圧縮機(21)が吐出する
冷媒の圧力を検出する。第1サーミスタ(T1)は、吸入
ガス配管(33)に取り付けられ、この吸入ガス配管(3
3)の温度を検出することによって、圧縮機(21)が吸
入する冷媒の温度を検出する。第2サーミスタ(T2)
は、吐出ガス配管(31)に取り付けられ、この吐出ガス
配管(31)の温度を検出することによって、圧縮機(2
1)が吐出する冷媒の温度を検出する。第3サーミスタ
(T3)は、吸入ガス配管(33)の第2分岐管(33b)に
設けられ、この第2分岐管(33b)の温度を検出するこ
とによって、第2蒸発器(24)から流出した冷媒の温度
を検出する。
(Pt1)、第2白金温度計(Pt2)、第4白金温度計(Pt
4)、及び第3圧力センサ(P3)が設けられている。第
1白金温度計(Pt1)は、第1回路(50)の戻り管(5
1)に設けられ、利用側から戻ってきた第1ブラインの
温度を検出する。第2白金温度計(Pt2)は、第1回路
(50)における冷却熱交換器(41)の出口付近に設けら
れ、冷却熱交換器(41)から流出する第1ブラインの温
度を検出する。第4白金温度計(Pt4)は、第1回路(5
0)における第1ヒータ(52)の出口付近に設けられ、
第1ヒータ(52)から流出する第1ブラインの温度を検
出する。第3圧力センサ(P3)は、第1回路(50)の送
出管(55)に接続され、第1ブラインポンプ(54)から
吐出された第1ブラインの圧力を検出する。
(Pt5)、第7白金温度計(Pt7)、及び第4圧力センサ
(P4)が設けられている。第5白金温度計(Pt5)は、
第2回路(60)の戻り管(61)に設けられ、利用側から
戻ってきた第2ブラインの温度を検出する。第7白金温
度計(Pt7)は、第2回路(60)における第2ヒータ(6
2)の出口付近に設けられ、第2ヒータ(62)から流出
する第2ブラインの温度を検出する。第4圧力センサ
(P4)は、第2回路(60)の送出管(65)に接続され、
第2ブラインポンプ(64)から吐出された第2ブライン
の圧力を検出する。尚、上記の各白金温度計は、白金測
温抵抗体を用いた温度センサである。
ット(10)の運転制御を行うものである。このコントロ
ーラ(80)には、上記のサーミスタ(T1,…)、圧力セ
ンサ(P1,…)、白金温度計(Pt1,…)、液面センサ(5
6,66)の検出信号が入力される。そして、コントローラ
(80)は、入力された信号に基づき、第1〜第4膨張弁
(E1〜E4)の開度調節、第1,第2電動弁(S1,S2)の
開度調節、圧縮機(21)の容量調節、第1,第2ヒータ
(52,62)の出力調節などを行う。
凝縮器(22)、及び冷却熱交換器(41)は、何れもプレ
ート式熱交換器により構成されている。ここでは、プレ
ート式熱交換器の構成について、第1蒸発器(23)を例
に説明する。
ら成る第1蒸発器(23)は、多数の伝熱プレート( PL1,
PL2 )を積層して構成され、縦長の直方体状に形成され
ている。具体的に、第1蒸発器(23)は、第1プレート
( PL1 )と第2プレート( PL2 )とを交互に積層して構成
されている。これら伝熱プレート( PL1,PL2 )は、一定
の間隔をおいて積層されており、各伝熱プレート( PL1,
PL2 )の間に1次側流路(23a)と2次側流路(23b)と
が交互に区画されている。つまり、1次側流路(23a)
を流れる冷媒と2次側流路(23b)を流れるブラインと
は、伝熱プレート( PL1,PL2 )を介して熱交換を行う。
(91)と冷媒流出口(92)とが形成されている。冷媒流
入口(91)は、図2に示す第1蒸発器(23)の前面にお
ける右上隅部に形成されている。この冷媒流入口(91)
は、1次側流路(23a)の上端と連通している。そし
て、液配管(32)の第1分岐管(32a)は、この冷媒流
入口(91)に接続することによって、1次側流路(23
a)の上端と連通している。一方、冷媒流出口(92)
は、図2に示す第1蒸発器(23)の前面における左下隅
部に形成されている。この冷媒流出口(92)は、1次側
流路(23a)の下端と連通している。そして、吸入ガス
配管(33)の第1分岐管(33a)は、この冷媒流出口(9
2)に接続することによって、1次側流路(23a)の下端
と連通している。
ン流入口(93)とブライン流出口(94)とが形成されて
いる。ブライン流入口(93)は、図2に示す第1蒸発器
(23)の前面における右下隅部に形成されている。この
ブライン流入口(93)は、2次側流路(23b)の下端と
連通している。そして、冷却熱交換器(41)から延びる
第1回路(50)の配管は、このブライン流入口(93)に
接続することによって、2次側流路(23b)の下端と連
通している。一方、ブライン流出口(94)は、図2に示
す第1蒸発器(23)の前面における左上隅部に形成され
ている。このブライン流出口(94)は、2次側流路(23
b)の上端と連通している。そして、第1ヒータ(52)
に向けて延びる第1回路(50)の配管は、このブライン
流出口(94)に接続することによって、2次側流路(23
b)の上端と連通している。
る。
圧縮されたガス冷媒が圧縮機(21)から吐出される。こ
のガス冷媒は、吐出ガス配管(31)を通って凝縮器(2
2)の冷媒流路(22a)に導入される。その際、ガス冷媒
は、冷媒流路(22a)の上端へ導入される。
れた冷媒は、下方に向けて流れつつ冷却水流路(22b)
の冷却水に放熱して凝縮する。凝縮した冷媒は、冷媒流
路(22a)を流れ落ち、その下端から液配管(32)へと
送り出される。液配管(32)に送り出された冷媒は、二
手に分流されて、一方が第1分岐管(32a)に流入し、
他方が第2分岐管(32b)に流入する。
した冷媒は、第1膨張弁(E1)で減圧された後に、第1
蒸発器(23)の1次側流路(23a)に導入される。この
1次側流路(23a)の上端に流入した冷媒は、下方に向
けて流れつつ2次側流路(23b)の第1ブラインから吸
熱して蒸発する。蒸発した冷媒は、第1蒸発器(23)か
ら出て吸入ガス配管(33)の第1分岐管(33a)に流入
する。その際、1次側流路(23a)には、圧縮機(21)
から吐出された冷凍機油が冷媒と共に流入する。この冷
凍機油は、1次側流路(23a)において下方に向かって
流れ落ち、蒸発後の冷媒と共に上記第1分岐管(33a)
へと流入する。
に流入した冷媒は、第2膨張弁(E2)で減圧された後
に、第2蒸発器(24)の1次側流路(24a)に導入され
る。この1次側流路(24a)の上端に流入した冷媒は、
下方に向けて流れつつ2次側流路(24b)の第2ブライ
ンから吸熱して蒸発する。蒸発した冷媒は、第2蒸発器
(24)から出て吸入ガス配管(33)の第2分岐管(33
b)に流入する。その際、1次側流路(24a)には、圧縮
機(21)から吐出された冷凍機油が冷媒と共に流入す
る。この冷凍機油は、1次側流路(24a)において下方
に向かって流れ落ち、蒸発後の冷媒と共に上記第2分岐
管(33b)へと流入する。
(33a)の冷媒と第2分岐管(33b)の冷媒とが合流す
る。この合流後の冷媒は、アキュームレータ(25)を通
って圧縮機(21)に吸入される。圧縮機(21)は、吸入
した冷媒を圧縮して再び吐出する。冷媒回路(20)で
は、以上のように冷媒が循環して、冷凍サイクルが行わ
れる。
外)を運転すると、冷却塔(図外)で冷却された冷却水
が、流入配管(42)を通じて送り込まれる。流入配管
(42)を流れる冷却水は、二手に分流され、一方が第1
分岐管(42a)に流入し、他方が第2分岐管(42b)に流
入する。
った冷却水は、第1電動弁(S1)を通過して冷却熱交換
器(41)の冷却水流路(41b)に導入される。この冷却
水流路(41b)の下端に導入された冷却水は、上方に向
けて流れつつブライン流路(41a)の第1ブラインから
吸熱する。吸熱後の冷却水は、冷却水流路(41b)の上
端から流出配管(43)の第1分岐管(43a)へと流出す
る。
b)に入った冷却水は、第2電動弁(S2)を通過して凝
縮器(22)の冷却水流路(22b)に導入される。この冷
却水流路(22b)の下端に導入された冷却水は、上方に
向けて流れつつ冷媒流路(22a)の冷媒から吸熱する。
吸熱後の冷却水は、冷却水流路(22b)の上端から流出
配管(43)の第2分岐管(43b)へと流出する。
a)の冷却水と第2分岐管(43b)の冷却水とが合流す
る。この合流後の冷却水は、冷却塔(図外)に送られて
冷却され、再び流入配管(42)を通じて送り込まれる。
運転すると、第1ブラインが循環する。利用側で対象物
から吸熱した第1ブラインは、戻り管(51)を流れて冷
却熱交換器(41)のブライン流路(41a)に導入され
る。このブライン流路(41a)の下端へ流入した第1ブ
ラインは、上方に向かって流れつつ冷却水流路(41b)
の冷却水と熱交換する。この熱交換により、第1ブライ
ンは、冷却水に放熱して冷却される。
インは、第1蒸発器(23)の2次側流路(23b)に導入
される。この2次側流路(23b)の下端へ流入した第1
ブラインは、上方に向かって流れつつ1次側流路(23
a)の冷媒と熱交換する。この熱交換により、第1ブラ
インは、冷媒に放熱して更に冷却される。
は、第1ヒータ(52)に導入される。第1ヒータ(52)
は、第1ブラインの温度が第1設定温度となるように、
第1ブラインに適当な熱量を付与する。つまり、第1蒸
発器(23)の出口において第1ブラインの温度が第1設
定温度よりも低くなった場合には、第1ヒータ(52)で
の加熱によって第1ブラインの温度を第1設定温度に合
わせる。
なった第1ブラインは、第1タンク(53)に流入して貯
留される。第1タンク(53)に貯留された第1設定温度
の第1ブラインは、第1ブラインポンプ(54)に吸入さ
れ、送出管(55)に送り出される。送出管(55)を通じ
て供給された第1ブラインは、利用側において対象物の
冷却に利用される。利用側で対象物から吸熱した第1ブ
ラインは、戻り管(51)を通じて再び冷却熱交換器(4
1)へ送り込まれる。
ンプ(64)を運転すると、第2ブラインが循環する。利
用側で対象物から吸熱した第2ブラインは、戻り管(6
1)を流れて第2蒸発器(24)の2次側流路(24b)に導
入される。この2次側流路(24b)の下端へ流入した第
2ブラインは、上方に向かって流れつつ1次側流路(24
a)の冷媒と熱交換する。この熱交換により、第2ブラ
インは、冷媒に放熱して冷却される。
は、第2ヒータ(62)に導入される。第2ヒータ(62)
は、第2ブラインの温度が第2設定温度となるように、
第2ブラインに適当な熱量を付与する。つまり、第2蒸
発器(24)の出口において第2ブラインの温度が第2設
定温度よりも低くなった場合には、第2ヒータ(62)で
の加熱によって第2ブラインの温度を第2設定温度に合
わせる。
なった第2ブラインは、第2タンク(63)に流入して貯
留される。第2タンク(63)に貯留された第2設定温度
の第2ブラインは、第2ブラインポンプ(64)に吸入さ
れ、送出管(65)に送り出される。送出管(65)を通じ
て供給された第2ブラインは、利用側において対象物の
冷却に利用される。利用側で対象物から吸熱した第2ブ
ラインは、戻り管(61)を通じて再び第2蒸発器(24)
へ送り込まれる。
ニット(10)の運転制御を行う。ここでは、その内容に
ついて説明する。
(41)における熱交換量の調節を行う。つまり、第1電
動弁(S1)の開度を調節し、冷却熱交換器(41)に対す
る冷却水の供給量を変更することによって、冷却熱交換
器(41)における第1ブラインからの放熱量を調節す
る。
(23)及び第2蒸発器(24)における熱交換量の調節を
行う。つまり、第1膨張弁(E1)の開度を調節し、第1
蒸発器(23)に対する冷媒の供給量を変更することによ
って、第1蒸発器(23)における第1ブラインからの放
熱量を調節する。また、第2膨張弁(E2)の開度を調節
し、第2蒸発器(24)に対する冷媒の供給量を変更する
ことによって、第2蒸発器(24)における第2ブライン
からの放熱量を調節する。その際、コントローラ(80)
は、圧縮機(21)の容量調節も行う。つまり、第1,第
2蒸発器(24)における冷却能力の過不足に応じてイン
バータ(図外)の出力周波数を変更し、圧縮機(21)に
おける電動機の回転数を変更することによって、圧縮機
(21)の容量を調節する。
第1ブラインの温度が既に第1設定温度以下となってい
る場合には、第1蒸発器(23)における第1ブラインの
冷却を停止する。つまり、このような場合には、上記コ
ントローラ(80)が第1膨張弁(E1)を全閉し、第1蒸
発器(23)に対する冷媒の供給を遮断する。
(52)及び第2ヒータ(62)の出力調節を行う。つま
り、第1ヒータ(52)については、第4白金温度計(Pt
4)の検出温度が第1設定温度となるように、その出力
が調節される。また、第2ヒータ(62)については、第
7白金温度計(Pt7)の検出温度が第2設定温度となる
ように、その出力が調節される。尚、運転状態によって
は、第1ヒータ(52)や第2ヒータ(62)の出力をゼロ
とし、これらヒータ(52,62)におけるブラインの加熱
を行わない場合もある。
ポンプ(54)と第2ブラインポンプ(64)の発停制御を
行う。ここでは第1ブラインポンプ(54)の場合を例に
説明するが、第2ブラインポンプ(64)の場合も同様で
ある。
して常時運転されるものである。ただし、第1タンク
(53)の液面センサ(56)が下限信号又は上限信号の何
れかを出力した場合には、上記コントローラ(80)が第
1ブラインポンプ(54)を緊急停止する。つまり、下限
信号が出力された場合、第1ブラインの流量が不足した
まま運転を継続すると、利用側の冷却対象物にダメージ
を与えるおそれがあるため、第1ブラインポンプ(54)
の運転を停止する。また、上限信号が出力された場合、
第1タンク(53)から第1ブラインが溢れ出すおそれが
あるため、第1ブラインポンプ(54)の運転を停止す
る。
0)における低圧の制御を行う。具体的に、コントロー
ラ(80)は、第2電動弁(S2)の開度を調節して凝縮器
(22)に対する冷却水の供給量を調節し、凝縮器(22)
における冷媒からの放熱量を調節する。そして、凝縮器
(22)における冷媒の圧力を変更することによって、冷
媒回路(20)の低圧を調節する。その際、コントローラ
(80)は、冷媒回路(20)の低圧を可能な範囲で最も低
くなるようにして、圧縮機(21)における消費電力の低
減を図る。
0)の運転状態が異常な状態となっても、圧縮機(21)
の運転を継続させつつ、圧縮機(21)を保護するための
動作を行う。
過度に上昇した場合において、コントローラ(80)は、
第3膨張弁(E3)を開き、液冷媒導入管(34)を通じて
液冷媒を圧縮機(21)の吸入側へ導入する。このように
液冷媒を導入すると、圧縮機(21)の吸入冷媒温度が低
下してその吐出冷媒温度も低下するため、圧縮機(21)
の破損を回避しつつ運転を継続できる。
に低下した場合、あるいは圧縮機(21)の吸入冷媒が湿
り状態となった場合において、コントローラ(80)は、
第4膨張弁(E4)を開き、ガス冷媒導入管(35)を通じ
て圧縮機(21)の吐出冷媒を圧縮機(21)の吸入側へ導
入する。このように吐出冷媒を導入すると、圧縮機(2
1)の吸入冷媒圧力が上昇し、その吸入冷媒の湿り度も
低下するため、圧縮機(21)の破損を回避しつつ運転を
継続できる。
ニット(10)は、半導体の生産設備にブラインを供給す
るものである。そして、この利用側の特性上、チリング
ユニット(10)においては、冷却負荷のある状態と冷却
負荷のない状態とが、比較的短い時間間隔で交互に繰り
返される。このため、例え冷却負荷が無くなった状態で
あっても、次に冷却負荷が生じる場合に備えて、圧縮機
(21)の運転を継続させる必要がある。ところが、冷却
負荷のない状態では、第1蒸発器(23)や第2蒸発器
(24)においてブラインを冷却する必要がなくなる。こ
のため、第1膨張弁(E1)及び第2膨張弁(E2)が全閉
されてしまい、このままでは圧縮機(21)の運転を継続
できなくなる。
膨張弁(E1)及び第2膨張弁(E2)の両方が全閉された
状態であっても、圧縮機(21)の運転を継続するための
動作を行う。具体的に、コントローラ(80)は、第3膨
張弁(E3)と第4膨張弁(E4)の開度調節を行う。第3
膨張弁(E3)を開くと、凝縮器(22)で凝縮した冷媒
が、液冷媒導入管(34)を通じて吸入ガス配管(33)に
導入される。また、第4膨張弁(E4)を開くと、圧縮機
(21)から吐出されたガス冷媒が、ガス冷媒導入管(3
5)を通じて吸入ガス配管(33)に導入される。そし
て、液冷媒導入管(34)を通じて送り込まれた冷媒と、
ガス冷媒導入管(35)を通じて送り込まれた冷媒とは、
共にアキュームレータ(25)へ流入し、その後に圧縮機
(21)に吸入される。その際、コントローラ(80)は、
液バックの問題が生じないように、第3膨張弁(E3)と
第4膨張弁(E4)の開度をそれぞれ適当に調節する。以
上の動作によって、第1膨張弁(E1)及び第2膨張弁
(E2)が全閉されていても、圧縮機(21)の運転が可能
となる。
1回路(50)や第2回路(60)からブラインを抜き取ら
なければならない場合もある。このような場合には、窒
素導入管(77)を通じて第1,第2回路(50,60)に窒
素ガスを導入し、ブラインを第1,第2タンク(53,6
3)に回収する動作を行う。尚、ここでは、この動作に
ついて第1回路(50)の場合を例に説明するが、第2回
路(60)についても同様である。
開閉弁(79)を開く。続いて第1電磁弁(SV1)を開放
すると、窒素ボンベから第1回路(50)へ窒素ガスが送
り込まれる。この時、窒素ガスは、第1回路(50)の送
出管(55)における第1逆止弁(CV1)の下流に導入さ
れる。このため、第1回路(50)における第1ブライン
の循環方向に沿って、この第1逆止弁(CV1)から第1
ヒータ(52)に至るまでの間の第1ブラインは、導入さ
れた窒素ガスによって押し流されて第1タンク(53)に
回収される。そして、第1タンク(53)のドレン弁(7
2)を開き、第1タンク(53)から第1ブラインを排出
することによって、第1回路(50)からほぼ完全に第1
ブラインが抜き取られる。
流路(23a,24a)において、冷媒を上方から下方に向け
て流通させている。このため、第1,第2蒸発器(23,2
4)へ冷媒と共に流入した冷凍機油を、ほぼ完全に第
1,第2蒸発器(23,24)から流出させることができ、
第1,第2蒸発器(23,24)における冷凍機油の溜まり
込みを回避することができる。
冷媒流速が低いような場合であっても、圧縮機(21)か
ら吐出されて第1,第2蒸発器(23,24)へ流入した冷
凍機油を、確実に圧縮機(21)へ戻すことが可能とな
る。この結果、圧縮機(21)における冷凍機油の貯留量
を充分に確保することができ、潤滑不良によるトラブル
を未然に防止して圧縮機(21)の信頼性を高めることが
でき、ひいてはチリングユニット(10)全体の信頼性の
向上を図ることができる。
における第2設定温度が、−30℃といった低温に設定
される場合がある。このため、第2膨張弁(E2)の開度
を絞った状態で冷凍サイクルが行われる場合があり、第
2蒸発器(24)での冷媒流速がかなり低下することも想
定される。更に、本実施形態では、両蒸発器(23,24)
をプレート式熱交換器としているため、このことによっ
ても蒸発器(23,24)での冷媒流速の低下を招くおそれ
がある。
よれば、蒸発器(23,24)において冷媒を上から下に向
けて流すことにより、蒸発器(23,24)への冷凍機油の
溜まり込みを防止できる。従って、圧縮機(21)におけ
る冷凍機油の貯留量を確保して圧縮機(21)の信頼性を
保持した上で、膨張弁(E1,E2)の開度を絞った運転
や、伝熱性能に優れたプレート式熱交換器で蒸発器(2
3,24)を構成することが可能となる。
(23,24)において、1次側流路(23a,24a)では冷媒を
上から下に向けて流す一方で、2次側流路(23b,24b)
では第1,第2ブラインを下から上に向けて流してい
る。従って、第1,第2蒸発器(23,24)における冷媒
と熱媒体の熱交換の態様を対向流とすることができ、第
1,第2蒸発器(23,24)の熱交換量を充分に確保でき
る。
1,第2蒸発器(23,24)の2次側流路(23b,24b)に対
して空気等がブラインと共に流入するおそれがある。こ
れに対し、本実施形態では、この2次側流路(23b,24
b)において、ブラインを下から上に向けて流してい
る。従って、2次側流路(23b,24b)に空気などが入り
込んだとしても、この空気をブラインによって速やかに
排出することが可能となる。このため、第1,第2蒸発
器(23,24)に空気などが溜まり込むのを回避でき、溜
まり込んだ空気等によって熱交換が阻害されるのを防止
できると共に、第1,第2回路(50,60)におけるブラ
イン流量を一定に保持することができる。
冷却熱交換器(41)を接続し、冷却水との熱交換によっ
ても第1ブラインを冷却するようにしている。従って、
冷凍サイクルにより得られた冷熱のみを用いて第1ブラ
インを冷却する場合に比べ、第1ブラインの冷却に要す
るエネルギを大幅に低減できる。このため、チリングユ
ニット(10)の運転に要するエネルギを削減でき、チリ
ングユニット(10)の消費電力を低減できる。
1,第2蒸発器(23,24)の場合と同様に、冷却熱交換
器(41)のブライン流路(41a)や冷却水流路(41b)に
対して、空気等がブラインや冷却水と共に流入するおそ
れがある。これに対し、本実施形態では、冷却熱交換器
(41)において、ブライン流路(41a)でブラインを下
から上に向けて流し、冷却水流路(41b)で冷却水を下
から上に向けて流している。従って、ブライン流路(41
a)や冷却水流路(41b)に空気などが入り込んだとして
も、この空気をブラインや冷却水によって速やかに排出
することが可能となる。このため、冷却熱交換器(41)
に空気などが溜まり込むのを回避でき、溜まり込んだ空
気等によって熱交換が阻害されるのを防止できると共
に、第1,第2回路(50,60)におけるブライン流量、
あるいは冷却水回路(40)における冷却水流量を一定に
保持することができる。
いて、冷媒流路(22a)では冷媒を上から下に向けて流
す一方で、冷却水流路(22b)では冷却水を下から上に
向けて流している。従って、凝縮器(22)における冷媒
と熱媒体の冷却水の態様を対向流とすることができ、凝
縮器(22)の熱交換量を充分に確保できる。
冷媒を上から下に向けて流しているため、この冷媒流路
(22a)から液冷媒のみを確実に流出させることができ
る。このため、第1,第2,第3膨張弁(E1,E2,E3)を
確実に液封状態に保つことができ、これら膨張弁(E1,E
2,E3)の開度制御を容易化することができる。
1,第2蒸発器(23,24)の場合と同様に、凝縮器(2
2)の冷却水流路(22b)に対して、空気等が冷却水と共
に流入するおそれがある。これに対し、本実施形態で
は、この冷却水流路(22b)において、冷却水を下から
上に向けて流している。従って、冷却水流路(22b)に
空気などが入り込んだとしても、この空気を冷却水によ
って速やかに排出することが可能となる。このため、凝
縮器(22)に空気などが溜まり込むのを回避でき、溜ま
り込んだ空気等によって熱交換が阻害されるのを防止で
きると共に、冷却水回路(40)における冷却水流量を一
定に保持することができる。
周波数を変更することによって、圧縮機(21)の容量を
変更している。ここで、従来、この種のチリングユニッ
トでは、圧縮機(21)の吐出ガスをそのまま吸入側へ戻
す、いわゆるホットガスバイパスによって圧縮機(21)
の容量を調節していた。このため、圧縮機(21)の容量
は変更されても圧縮機(21)の消費電力は低下せず、エ
ネルギ効率の点で問題があった。これに対し、本実施形
態のようにインバータにより圧縮機(21)の容量を調節
すれば、圧縮機(21)の容量を小さくすれば消費電力も
低下するため、省エネルギ性に優れたチリングユニット
(10)を実現できる。
ず、第1ヒータ(52)の出口における第1ブラインの温
度が第1設定温度からずれてしまう場合もあり得る。こ
れに対し、本実施形態に係る第1回路(50)では、第1
設定温度となった第1ブラインを一旦第1タンク(53)
に貯留し、その後に利用側へ送るようにしている。従っ
て、第1タンク(53)に流入する第1ブラインの温度が
一時的に第1設定温度でなくなったとしても、第1タン
ク(53)から利用側へ送られる第1ブラインの温度は、
ほとんど変動することなく第1設定温度に保たれる。こ
の点は、第2回路(60)についても同様である。このた
め、本実施形態によれば、利用側へ供給するブラインの
温度を確実に設定温度に保持することが可能となる。
1,第2ブラインとして上記フロリナートを用いている
が、これ以外の物質をブラインとして用いることも可能
である。
圧縮機(21)を用いているが、その他の形式の圧縮機、
例えばローリングピストン型の圧縮機を用いてもよい。
3)、第2蒸発器(24)、凝縮器(22)、及び冷却熱交
換器(41)をプレート式熱交換器により構成している
が、その他の形式の熱交換器、例えば二重管式の熱交換
器を用いてもよい。
示す配管系統図である。
る。
Claims (6)
- 【請求項1】 熱媒体を冷却して利用側へ供給するため
の冷凍装置であって、 圧縮機(21)、凝縮器(22)、膨張機構(E1,E2)、及
び蒸発器(23,24)を有して冷媒が充填される冷媒回路
(20)を備える一方、 上記蒸発器(23,24)は、多数の伝熱プレート( PL1,PL
2 )を積層して構成されたプレート式熱交換器から成
り、熱媒体と熱交換する冷媒が該蒸発器(23,24)の上
部から下部に向かって流れるように構成されている冷凍
装置。 - 【請求項2】 請求項1記載の冷凍装置において、 蒸発器(23,24)は、熱媒体が該蒸発器(23,24)の下部
から上部に向かって流れるように構成されている冷凍装
置。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載の冷凍装置におい
て、 冷媒回路(20)には、第1の熱媒体を冷却するための第
1の蒸発器(23)と、第2の熱媒体を冷却するための第
2の蒸発器(24)とが互いに並列に接続されている冷凍
装置。 - 【請求項4】 請求項3記載の冷凍装置において、 第1設定温度となった第1の熱媒体を利用側へ供給する
ために該熱媒体の冷却を行うと共に、第1設定温度より
も低温の第2設定温度となった第2の熱媒体を利用側へ
供給するために該熱媒体の冷却を行う冷凍装置。 - 【請求項5】 請求項3又は4記載の冷凍装置におい
て、 利用側から第1の蒸発器(23)へ送られる第1の熱媒体
を冷却水との熱交換によって予め冷却するための冷却熱
交換器(41)を備え、 上記冷却熱交換器(41)は、第1の熱媒体が該冷却熱交
換器(41)の下部から上部に向かって流れ、冷却水が該
冷却熱交換器(41)の下部から上部に向かって流れるよ
うに構成されている冷凍装置。 - 【請求項6】 請求項1,2又は3記載の冷凍装置にお
いて、 凝縮器(22)は、冷媒が該凝縮器(22)の上部から下部
に向かって流れ、冷媒と熱交換する冷却水が該凝縮器
(22)の下部から上部に向かって流れるように構成され
ている冷凍装置。
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