JP3502088B2 - 加圧ボールペン用インキ組成物 - Google Patents
加圧ボールペン用インキ組成物Info
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Description
ン用インキ組成物に関し、更に詳しくは、優れた筆記
性、インキ漏れもない手書き筆記用に好適な加圧ボール
ペン用インキ組成物に関する。
とインキ収容管及びそれに充填されたインキからなる重
力式(大気開放型)と、インキ充填後のインキ充填管内
及びそれを含む閉鎖された容器内に窒素ガス等の加圧ガ
スを封入した、いわゆる加圧式ボールペンが知られてい
る。
殊機能を持たせたインキを流出させることができるとい
った利点はあるが、インキが充填されたインキが常に加
圧されているために、ペン先から少量のインキが漏れ出
す虞れがある。これを防止するためには、インキの見か
け粘度を高くしなければならず、これによって、筆記感
が重くなる等、また、インキ収容管にインキを充填する
のに時間を要するといった問題点、更に、インキ収容管
内部にインキが付着しやすく、いわゆるクリアドレーン
性に劣るといった等の問題点がある。
は、加圧した筆記又は標記器具として、ボール周りにイ
ンキ又は流体を流出させない筆記具とすることを主眼と
することが記載され、該筆記具の書写用流体は少なくと
も1種の溶剤及び着色剤と、上記溶剤に可溶性であって
書写用流体の他の成分と共に該流体に粘弾性、強凝集
性、強粘着性、流体抵抗性及びフィルム形成性を与える
少なくとも1種のポリマーとよりなり、該書写用流体は
100000cps以上の粘度(ブルックフィールドL
MT粘度計に第5円筒形スピンドルを用い、25℃、
0.3rpmにおいて測定して)を持ち、かつ上記ポリ
マーとして交差連結カルボキシポリメチレン型ポリマー
またはポリビニルピロリドン型ポリマー、またはこの両
者を用いたことを特徴とするボールペン筆記具が開示さ
れている。
は、高級脂肪酸石鹸を含むチキソトロピックな加圧ボー
ルペン用インキが開示されており、その粘度は実施例か
ら600000cpsや80000cpsが例示されて
いる。更に、特開昭60−186574号公報には50
000cps以上の粘度に設定した、金属光沢を有する
インキ組成物が開示されており、また、特開昭62−7
775号公報には、プロツターに使用される加圧ボール
ペン用インキが開示され、その粘度が40000〜50
0000cpsの範囲が好ましいことが記載されてい
る。
ずれの加圧用インキ組成物も、その粘性は高く、先に述
べた問題点、すなわち、ペン先から少量のインキが漏れ
出す点、筆記感が重くなる点、インキ収容管にインキを
充填するのに時間を要する点、更に、インキ収容管内部
にインキが付着しやすく、いわゆるクリアドレーン性に
劣るといった課題等が未だあるものである。
平10−195365号公報には、ボールペン用油性イ
ンキに一次平均粒子径7〜40nmのシリカを含有して
なるボールペン用油性インキが開示されている。しかし
ながら、この技術は、その明細書中に「直射日光に当た
るとペン体の温度が上昇したり下向きに長時間放置した
りすると、ペン先からインキが漏れ出てくることがあ
る」とあり、重力式(大気開放型)のボールペンに関す
る技術である。また、この公報を精査すると、シリカの
含有量は、0.01〜2.0重量%と記載されている
が、好ましくは、0.03〜1.0重量%であり、実施
例1〜4では順次0.3重量%、1.0重量%、0.0
5重量%、0.5重量%であり、具体的に記載される実
施例2(1.0重量%)、実施例4(0.5重量%)を
後述する実施例と同一条件下で加圧ボールペン用に敢え
て適用して追試してみると、ペン先からインキが漏れ出
すといった課題が生じることが判った。また、この油性
インキを光学顕微鏡で観察すると、シリカを含む凝集物
はなく均一なインキ状態であった。従って、この公報に
記載される油性インキは、本願発明とその用途、課題の
認識及びインキ物性等が相違するものである。
術の課題等に鑑み、これを解消しようとするものであ
り、加圧ボールペン用インキ組成物において、ペン先か
らのインキが漏れ出てくることを防止し、筆記感に優
れ、またインキ収容管にインキを充填する時間も短時間
にでき、しかも、クリアドレーン性にも優れた加圧ボー
ルペン用インキ組成物を提供することを目的とする。
の課題等について、鋭意検討した結果、少なくとも着色
剤、溶剤及びシリカを含有するボールペン用インキ組成
物において、該インキ組成物の粘度を特定の範囲とする
と共に、特定物性にすることにより、上記目的の加圧ボ
ールペン用インキ組成物を得ることに成功し、本発明を
完成するに至ったのである。すなわち、本発明は、次の
(1)〜(6)に存する。 (1)少なくとも着色剤、溶剤及びシリカを含有するボ
ールペン用インキ組成物であって、少なくともシリカを
含む凝集体を含有し、かつ、インキ組成物の粘度が、2
5℃において10000mPa・s〜36000mPa
・secであることを特徴とする加圧ボールペン用イン
キ組成物。 (2)前記加圧ボールペン用インキが、25℃において
20000mPa・s〜35000mPa・sである上
記(1)記載の加圧ボールペン用インキ組成物。 (3)少なくともシリカを含む凝集体の大きさが、1μ
m〜100μmである上記(1)又は(2)に記載の加
圧ボールペン用インキ組成物。 (4)少なくともシリカを含む凝集体が光学顕微鏡下5
00μm×500μmの範囲内において10個以上観察
される上記(1)〜(3)の何れか一つに記載の加圧ボ
ールペン用インキ組成物。 (5)シリカはBET法による比表面積が80m2/g
以上である上記(1)〜(4)の何れか一つに記載の加
圧ボールペン用インキ組成物。 (6)着色剤に顔料を含む上記(1)〜(5)の何れか
一つに記載の加圧ボールペン用インキ組成物。
しく説明する。本発明の加圧ボールペン用インキ組成物
は、少なくとも着色剤、溶剤及びシリカを含有するボー
ルペン用インキ組成物であって、少なくともシリカを含
む凝集体を含有し、かつ、該インキ組成物の粘度が、2
5℃において10000mPa・s〜36000mPa
・sであることを特徴とするものである。
ルペン用に用いられている着色剤であれば、特に限定さ
れず、染料や顔料などが挙げられる。染料としては、例
えば、カラーインデックスにおいてソルベント染料とし
て分類される有機溶剤可溶性染料が挙げられる。このソ
ルベント染料の具体例としては、バリファーストブラッ
ク3806(C.I.ソルベントブラック29)、同3
807(C.I.ソルベントブラック29の染料のトリ
メチルベンジルアンモニウム塩)、スピリットブラック
SB(C.I.ソルベントブラック5)、スピロンブラ
ックGMH(C.I.ソルベントブラック43)、バリ
ファーストレッド1308(C.I.ベーシックレッド
1の染料とC.I.アシッドイエロー23の染料の造塩
体)、バリファーストイエローAUM(C.I.ベーシ
ックイエロー2の染料とC.I.アシッドイエロー42
の染料の造塩体)、スピロンイエローC2GH(C.
I.ベーシックイエロー2の染料の有機酸塩)、スピロ
ンバイオレットCRH(C.I.ソルベントバイオレッ
ト8−1)、バリファーストバイオレット1701
(C.I.ベーシックバイオレット1とC.I.アシッ
ドイエロー42の染料の造塩体)、スピロンレッドCG
H(C.I.ベーシックレッド1の染料の有機酸塩)、
スピロンピンクBH(C.I.ソルベントレッド8
2)、ニグロシンベースEX(C.I.ソルベントブラ
ック7)、オイルブルー603(C.I.ソルベントブ
ルー5)、ネオザポンブルー808(C.I.ソルベン
トブルー70)等が挙げられる。
ク、グラファイト、二酸化チタン顔料等の無機顔料、タ
ルク、アルミナ、マイカ、アルミナシリケート等の体質
顔料、アゾ・縮合アゾ系顔料、フタロシアニン系原料、
アンスラキノン顔料、キナクドリン顔料、イソインドリ
ノン系顔料、ジケトピロロピロール系顔料、各種レーキ
顔料等の有機顔料、蛍光顔料、パール顔料、金色、銀色
等のメタリック顔料等が挙げられる。カーボンブラック
としては、例えば、ファーネスブラック、チャネルブラ
ック、アセチレンブラック等、各製法によって製造され
た市販のカーボンブラック、具体的には、Printe
x75、Printex60、Printex45、P
rintex35、Printex25、Printe
x200、PrintexA、PrintexG、Sp
ecial Black550、Special Bl
ack350、Special Black250、S
pecialBlack100、Lamp Black
101、Special Black4、Printe
xU、PrintexV(以上、Degussa社
製)、Monarch900、Monarch880、
Monarch800、Monach700、Rega
l660R、Regal500R、Regal415
R、Rega1300R、Rega1250R、Reg
a199l、Elftex8、SterlingR、M
ogul−L(以上、Cabot社製)、♯1000、
#900、MCF−88、MA7、MA8、#52、#
45、#40、#33、#30、CF9(以上、三菱化
学社製)、Raven1500、Raven1200、
Raven1170、Raven1040、Raven
1000、Raven890、Raven850、Ra
ven500、Raven450、Raven420、
Raven410、PavenH16、RavenH1
6、RavenH14、Royal Spevtra
A、Neo SpevtraA MarkIV(以上、
Columbian社製)等を挙げることができ、特に
これらに限定されるものではない。また、黒色顔料兼潤
滑剤としては、黒鉛(グラファイト)も使用でき、人造
黒鉛、天然黒鉛、鱗片状黒鉛、塊状黒鉛、土状黒鉛等の
各種の性状と大きさのものが使用できる。
が使用可能であり、例えば、C.I.Pigment
Blue 15、15:1、15:2、15:3、1
5:4、15:6、16、17、28、29、36、
C.I.Pigment Blue 60等が挙げら
れ、顔料の製造段階で界面活性剤処理されたものであっ
ても良い。特に青顔料の具体例としては、Claria
nt社製のGraphtol Blue2GLS、Sa
ndorin Blue RL、Sandorin B
lue 91052、ICI社製のLutetiacy
anine CSN、Mobay社製のPalomar
Blue B4806、Palomar Blue
B4707、Worlee社製のEndurophta
l Blue BT−788D、Cappelle社製
のPhtalocyanine BlueRS1517
C、BASF社製のHeliogen Blue L6
920、Heliogen Blue L6875F、
Heliogen Blue L6901F、Heli
ogen Blue L6905F、Heliogen
Blue L6975F、Heliogen Blu
e L6989F、Heliogen Blue L7
072D、Heliogen Blue L7080、
Heliogen Blue L7101F、Heli
ogen BlueL6700F、Zeneca社製の
Monastral Blue FBN、Monast
ral Blue CSN、Monastral Bl
ue FNX、Monastral Blue RL、
Francolor社製のCatulia Cyani
e L.PS、Woo Snng社製のCyanie
Blue B−7000、Cyanie Blue B
−7800、Cyanie Blue B−8000、
Sun社製のSunfast Blue 249−12
82、Fancolor社製のCatulia Cya
ninel.JS、Hoechst社製のHpstap
erm B1ue BLF、Ciba Special
Chemicals社製のIrgalite Blu
e GLNF、Irgalite Blue GLV
D、Irgalite Blue ATC、CROMO
PHTAL Blue A3R、MICROLITH
Blue 4G−WA、MICROLITH Blue
4G−A、Shepherd社製のSovereig
n Blue385、Ho11and Blue21
2、Kingfisher Blue211、OIym
pic Blue190、Luh社製のUltrama
rine Blue、Dai Color Italy
社製のBlue EP37、chromofine B
lue4920、Worlee社製のEnduroph
tal Blue BT−729D、Heubach社
製のHeucosine Blue G1737、He
ucosine Blue HS−5000、Lack
echt Blue G1737、Kenalake社
製のKenalake LFBRX、大日精化工業社製
のChromofine Blue 4930、Chr
omofine Blue 5188、Chromof
ine Blue SR5020、大日本インキ化学工
業社製のFaStogen Blue 5030L、F
astogen Blue 5420SD、Fasto
gen Blue 5502、Fastogen Bl
ue TGR−F、Fastogen Blue EP
−7、山陽色素社製のCyanine Blue G−
134、Cyanine Blue SAS、Cyan
ine Blue KRS、Cyanine Blue
4033等の顔料が挙げられる。
が使用可能であり、例えば、C.I.Pigment
Red17、144、166、170、177、20
2、214、220、254、255、264、272
等が挙げられ、顔料の製造段階で界面活性剤処理された
ものであっても良い。市販されている具体的な商品名と
しては、Ciba Specialty Chemic
als社製のChromophtal DPP RED
BO、Chromophtal DPP RED B
P、Chromophtal DPPRED DPP、
Iragazin DPP Red BO、Iraga
zin DPP Red BTR、Chromopht
al RED A 2B、Chromophtal R
ED A 3B、Chromophtal Scarl
et R、Chromophtal Scarlet
RN、Chromophtal Scarlet B
R、Chromophtal Red BRN、Cin
quasia Magenta TR 235−6、大
日精化工業社製のDainichi Fast Pop
py Red G、Dainichi Fast Po
ppy Red R、Bayer社製のBayerro
x Red110M、Bayerrox Red 12
0MN、Bayerrox Red 130M、Cap
pelle社製のToluidine Red G03
35C、Toluidine Red RNO333
C、Bonitol RedBM、Bonitol R
ed 4844C、Lysopac Red 4841
C、Cappoxyt Red 4435B、Capp
oxyt Red4437B、Mineral Ora
nge Thiosol GL、Mineral Or
ange Thiosol G、Mineral Or
angeSolipur GH、Mineral Re
d Solipur 3BH、Lysopac Red
7030C、Hercos社製のCopperas
Red R9998、BASF社製のSicored
L3750、LitholScharlach L43
01、LitholechtmaroonL4763、
Sicoflush−P−Maroon 4763、P
aliogenRedviolet L5080、Si
cotrans Red L2817、Sicomin
Red L3025、Sicomin Red L3
230s、Sico Fast Scarlet L4
252、Heubach社製のHeucotron R
ed 230、Paliogen Red 3880H
D、Paliogen L3920、Paliogen
Red L4210、Ciba Specialty
Chemicals社製のHorna Molybd
ator.MLN−74−SQ、Horna Moly
bdator.MLH−74−Q、Irgalite
Red 3RS、Woo Sung社製のToluid
ine Red L、Toluidine Red
K、Bon Red SR、Bon Red 3M、B
on Red MP、Fast Bordeaux
C、Lake Red C−900、Fast Red
FGR、Chromophtal Red A2B、
Chromophtal RedA3B、Hoechs
t社製のNovoperm Red Violet M
RSnew、Permanent Bordeaux
FGR、Permanent Red FGR70、H
ostaperm Rosa E、Novoperm
Reel F3RK70、Miles社製のQuind
o MagentaRV6832、Bayer Mob
ay社製のPerrindo Maroon R642
2、Sandoz社製のGrapbhoI Red 5
BLS等の顔料が挙げられる。
が使用可能であり、例えば、C.I.Pigment
Yellow1、3、12、13、14、16、17、
55、81、83、74、93、94、95、97、1
09、110、120、128、138、147、15
4、155、167、185、191等が挙げられ、顔
料の製造段階で界面活性剤処理されたものであっても良
い。市販されている具体的な商品名としては、BASF
社製のPaliotolYellow 2140HD、
Sicopal Yellow L1110、Sico
tan Yellow L1912、Sicomin
Ye11ow L1622、Sicomin Ye11
ow L1630S、Sicomin Yellow
L1635S、Sicotrans Yellow L
1916、Sico Yellow 1252HD、P
aliogen Yellow L1482、Pali
ogen Yellow L1560、Palioto
IYe11ow D1155、PaliotoI Ye
llow L0960HD、Ciba Special
ty Chemicals社製のHorna Chro
me Yellow GMX AX−15、Horna
Chrome Yellow GMXAH−35、H
orna Chrome Yellow GU−15−
SQ、Irgazin Yellow GO、Irga
zin Yellow 2RLT、Irgazin Y
e11ow 3RLTN、Irgazin Yello
w 5GLT、Irgazin Yellow 2GL
TE、Bayer社製のBayferrox 915、
Bayferrox 920、Bayferrox 3
420、Bayferrox 3910、Bayfer
rox 3920、Hoechst社製のNovope
rm Yellow H2G、Hostaperm Y
ellow H4G、Hostaperm Yello
w H3G、Hostaperm Yellow H6
G、Novoperm Yellow F2G、Nov
operm Yellow HR70、山陽色素社製の
Pigment Yellow 1717、Pigme
nt Yellow 1450、Pigment Ye
11ow 1710、Pigment Yellow
1711、Pigment Yellow 1707、
Pigment Yellow 8104、Pigme
nt Yellow 1425、light Fast
Pigment Yellow R、大日精化社製の
SEIKA FAST YELLOW 10GH、SE
IKA FAST YELLOW A−3、SEIKA
FAST YELLOW 2035、SEIKA F
AST YELLOW 2054、SEIKA FAS
T YELLOW 2300、SEIKA FAST
YELLOW 2200、SEIKAFAST YEL
LOW 2270、SEIKA FAST YELLO
W 2400(B)、SEIKA FAST YELL
OW 2500、SEIKAFAST YELLOW
2600、SEIKA FAST YELLOW ZA
Y−260、SEIKA FAST YELLOW 2
700(B)、SEIKA FAST YELLOW
2770、Clariant社製のSandrin Y
e11ow $G、PV Fast Yellow H
GR、Novoperm Yellow FGL、No
voperm Yellow H10G01、HANS
A Yellow 10G、PV Fast Yell
ow H2G−01、Permanent Ye11o
w NCG等の顔料が挙げられる。
が使用可能であり、例えば、C.I.Pigment
Green7、17、36、50、70等が挙げられ、
顔料の製造段階で界面活性剤処理されたものであっても
良い。市販されている具体的な商品名としては、大日本
インキ化学工業社製のChromofine Cyan
ine Green2GN、ChromofineCy
anine Green 5301、Chromofi
ne Cyanine Green 2GN、Dain
ichi Cyanine Green 537、Da
inichi Cyanine Green FG、D
ainichi Cyanine Green FG
H、Chromofine Green5370、大日
精化社製のFastogen Green 5005、
Fastogen Green 5710、Fasto
gen Green B、Fastogen Gree
n S、Fastogen Green SF、Fas
togen Green SO、Fastogen G
reen 2YK、BASF社製のHeliogen
Green 8680、Heliogen Green
8681K、Heliogen Green 868
2T、Helioen Green 8730、Hel
iogen Green8730K、Heliogen
Green A、Heliogen Green G
NA、Heliogen Green G、Helio
gen Green GA、Heliogen Gre
enGN、Heliogen Green GTA、H
eliogen Green GV、Heliogen
Green GWS、Heliogen Green
K 8730、Heliogen Green L8
730、Fastogen Green MY、Fas
togen Green YCN、Helio Fas
t Green GT、H1iogen Green
6G、Heliogen Green 6GA、Hel
iogenGreen8GA、Heliogen Gre
en 9360、HeliogenGreen K93
60、Heliogen Green L9140、H
eliogen Green L9361、Ciba
Specia1ty Chemicals社製のIra
galite Fast Brilliant Gre
en 3GL、Iragalite Fast Bri
lliant Green GL、Iragalite
Green GLN、IragaliteGreen
6G、東洋インキ製造社製のLiofast Gre
en B237、LionoI Green B20
1、LionoI Green Y102、Liono
I Green YSO7、LionoI Green
2Y30l、LionoI Green 2YS、L
ionoI Green 6YK、LionoI Gr
een 6YKPCN、PolymonDevelop
ments Ltd.社製のPolymo Green
FBH、PolymoGreen FGH、Poly
mo Green 6G、Polymo Green
G、Polymo Green GN、Polymo
Green GN500、山陽色素社製のSanyo
Cyanine Green、Sanyo Cyani
ne Green F6G、Sanyo Phthal
ocyanine Green F6G、Sanyo
PhthalocyanineGreen FB、Sa
nyo Phthalocyanine GreenF
B Pure、SAX、SAX(ピグメント)、San
yo Phthalocyanine Green 6
YSなどが挙げられる。また、無機・体質顔料として、
酸化チタンは通常の酸化チタン、微粒子酸化チタンが各
種使用できる。そのほか、タルク等も使用できる。
料、顔料の1種又は2種以上、或い上記した染料、顔料
を混合して用いてもよく、好ましくは、鮮やかな描線濃
度を発揮せしめる点から顔料を含むことが望ましい。こ
れらの着色剤の含有量は、インキ組成物全量に対して、
合計で10〜60重量%、更に好ましくは、20〜50
重量%含むことが好ましい。これらの着色剤が10重量
%未満では、描線濃度等で薄くなる等の弊害が発生し、
60重量%より多く含むと、流動性や溶解成分の溶解性
が悪くなり、保存安定性が悪くなり、好ましくない。
アドレーン性に悪影響を及ぼすことなく、インキ組成物
中に少なくともシリカを含む凝集体を形成せしめて加圧
ボールペンにおけるインキ漏れを防止するために含有す
るものである。用いることができるシリカとしては、特
に無水シリカが好ましく、具体的には、日本アエロジル
社製の50、90G、130、200、200V、20
0CF、200FAD、300、300CF、380、
972R、972V、R972CF、R974、R20
2、R805、R812、R812S、OX50、TT
600、RX200、RY200、RY200でAL2
03との混合品として、MOX80、MOX170、C
ABOT社製のL90、LM−130、LM−5、M−
5、M−5P、PTG、MS−55、MS−75、HS
−5、EH−5、TS−530、TS−610、TS−
720等が挙げられる。好ましいシリカとしては、BE
T法による比表面積が80m2/g以上で、特に好まし
いものは、200m2/g以上450m2/g以下のもの
を含むものが望ましい。これらのシリカの含有量は、イ
ンキ組成物全量に対して、0.5〜5重量%、好ましく
は、1〜3重量%、更に好ましくは、2.0〜2.5重
量%とすることが望ましい。このシリカの含有量が0.
5重量%未満であると、インキ漏れ防止効果が少なくな
り、逆に、5重量%を越えると、インキの粘度が非常に
高くなり、手書き筆記用のボールペンとして不都合を生
じることとなり、好ましくない。
料の溶解促進、顔料等の分散調整、インキの乾燥性調整
のために含有するものである。用いることができる有機
溶剤としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレング
リコール、へキシレングリコール等のグリコール系溶
剤、エチレングリコールモノメチルエーテル、エチレン
グリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモ
ノブチルエーテル、3−メトキシブタノール、エチレン
グリコールモノヘキシルエーテル、エチレングリコール
モノフェニルエーテル、ジエチレングリコールモノメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチ
レグリコールモノへキシルエーテル、ジエチレングリコ
ールモノフェニルエーテル、プロピレングリコールモノ
メチルエーテル、プロピレングリコール−n−プロピル
エーテル、プロピレングリコール−n−ブチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、ジプロ
ピレングリコール−n−プロピルエーテル、プロピレン
グリコールモノノルマルブチルエーテル、プロピレング
リコールモノフェニルエーテル、ジプロピレングリコー
ルモノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエ
チルエーテル、ジプロピレングリコール−n−ブチルエ
ーテル、ジプロピレングリコールモノフェニルエーテ
ル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、ト
リプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロ
ピレングリコール−n−ブチルエーテル、プロピレング
リコールメチルエーテルアセテート、プロピレングリコ
ールジアセテート、ジプロピレングリコールジメチルエ
ーテル、トリプロピレングリコールモノフェニルエーテ
ル等のエーテル系溶剤、ベンジルアルコール、α−メチ
ルベンジルアルコール等のアルコール系溶剤やプロピレ
ングリコールメチルエーテルアセテート、プロピレング
リコールジアセテート、N−メチルー2−ピロリドンロ
ジンアルコール、水(精製水、イオン交換水、純水、海
洋深層水)などが挙げられ、これらの溶剤は単独である
いは2種以上を混合して使用することができる。これら
の溶剤の含有量は、インキ組成物全量に対して、30〜
80重量%が好ましく、更に好ましくは、35〜60重
量%とすることが望ましい。
写り防止の他、顔料等の分散剤としての機能や粘度調
整、染料の溶解促進のために各種樹脂を含有することが
できる。用いることができる樹脂としては、例えば、ト
ルエンスルホンアミド・エポキシレジン、シクロヘキサ
ノン、アセトフェノン、尿素などのケトンとホルムアル
デヒドとの縮合樹脂、シクロヘキサノンの縮合樹脂及び
これらを水素添加した樹脂、マレイ酸樹脂、スチレンと
マレイン酸エステルとの共重合体、スチレンとアクリル
酸又はそのエステルとの共重合休、ポリビニルピロリド
ン、ポリビニルブチラール、ポリビニルアセタール、重
合脂肪酸とポリアミン類との縮合体であるポリアミド、
エポキシ樹脂、ポリビニルアルキルエーテル、クマロン
ーインデン樹脂、ポリテルペン、テルペン樹脂類、テル
ペン−フェノール樹脂類、キシレン樹脂、ロジン系樹脂
やその水素添加物、ロジン変性されたマレイン酸樹脂、
ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合物、ポリメタクリ
ル酸エステル、ポリアクリル酸ポリメタクリル酸共重合
物、ポリオキシエチレンやフェノール樹脂などが挙げら
れる。これらの樹脂は、単独であるいは2種以上混合し
て使用することができる。これらの樹脂の含有量は、イ
ンキ組成物全量に対して、0〜30重量%が好ましく、
更に好ましくは、1〜25重量%とすることが望まし
い。
は、更に、本発明の効果を損なわない範囲で、潤滑剤と
して高級脂肪酸、金属石鹸、リン酸エステル系潤滑剤、
長鎖アルキル基を有するノニオン性界面活性剤等を含有
することができ、特に、オレイン酸が最も好適に用いら
れる。また、その他適宜な界面活性剤、分散剤等必要に
応じて使用できる。
先からのインキの漏出を防止せしめ、筆記感の向上、イ
ンキ収容管にインキを充填する時間を更に短時間にし、
しかも、更にクリアドレーン性を向上せしめる点から、
25℃において10000mPa・sec〜36000
mPa・secに調整することが必要であり、好ましく
は、20000mPa・sec〜35000mPa・s
eとすることが望ましい。この粘度が40000mPa
・secを越えて粘度が高くなると、筆感が重くなり、
滑らかに書きづらくなり、逆に、10000mPa・s
ec未満であると、初期は問題がないが、時間が経過す
ると、インキ漏れが発生する場合があり、好ましくな
い。
上記各成分を用いて従来公知のインキ組成物の製造方法
を適用して製造することができる。すなわち、溶剤溶解
成分は撹拌混合機で各成分を溶解することによって加圧
ボールペン用インキ組成物等を得ることができ、顔料等
を用いた場合には分散混合機で顔料を分散剤、他の成分
と共に分散させ、その後、必要成分を追加混合すること
によって加圧ボールペン用インキ組成物等を得ることが
できる。なお、製造時、染料などの固形物を溶解させる
ために加熱することや、有機顔料などの粗大粒子を除去
するためにフィルター、遠心分離機等を用いることなど
必要に応じて使用できる。
さ、個数などは、例えば、撹拌時間の長さ、撹拌力等で
調整することができる。また、顔料等の分散装置・乳化
装置も利用して調整することができる。本発明の加圧ボ
ールペン用インキ組成物は、粘凋インキのため、ロール
ミルの利用が可能である。本発明のインキ組成物中のシ
リカ凝集体の大きさは、lμm以上が好ましく、これに
より、効率よくペン先からのインキ漏れを防止すること
ができる。なお、このシリカの凝集体の大きさが200
μmを越えて塊が存在すると、インキ漏れは防止する
が、筆記時にボールの回転が阻害され、ひっかかり感が
でたり、一部かすれたりすることが発生しやすくなり、
好ましくなく、好ましくは、1〜100μmのものが望
ましい。また、上記大きさの範囲と共に、シリカの凝集
体の個数は、シリカの含有量、ペン先のボール径やその
クリアランス等でも影響し変動するものであるが、50
0μm×500μmの光学顕微鏡の視野の中で確認で
き、その凝集体の塊が10個以上あると、ペン先からの
インキ漏れが、実用上問題ない状態で防止でき、好まし
くは、10〜300個に調整することが望ましい。
ボールペン構造は、加圧式のボールペン構造であれば、
特に限定されず、例えば、インキ充填後のインキ充填管
内及びそれを含む閉鎖された容器内に窒素ガス等の加圧
ガス等を封入したリフィールを備えた加圧式ボールペン
などが挙げられる。
ペン用インキ組成物では、従来例のように、非常に高粘
度でなくても、ペン先からのインキ漏れがないものとな
る。これは、調節されたシリカの塊がインキ中に分散さ
れているため、インキ流出部となるクリアランス部を塞
ぐことによりペン先でインキの漏れを防ぐためと推察さ
れる。また、この凝集体粒子の個々は、非常に小さな粒
子の集まりのため、ボールの回転で簡単に崩壊し、問題
なくインキが流出し筆記できるものとなる。なお、本発
明の加圧ボールペン用インキ組成物は、その配合組成か
ら、すなわち、粘着、接着性のある樹脂を含み、着色剤
は溶解又は微細に分散しているため、紙面等に速やかに
浸透し、美麗な描線を形成するため、紙面に筆記した筆
記描線は消しゴムで消去することができないものであ
る。
更に詳細に説明するが、本発明は下記実施例によって何
ら限定されるものではない。
1及び表2に示す配合組成及び下記方法によりインキ組
成物を調製した。各インキ組成物の調製は、先ず顔料は
成分中の樹脂、溶剤の一部を取り出しを分散剤とし、三
本ロールミルまたはビーズミル用いて分散し、それを還
流冷却器、撹拌幾を備えた容器に移した後、その他の成
分を一部投入し、60℃で5時間撹拌した。その後シリ
カを所定量添加し、それぞれ下記各処理方法で処理し、
残部を添加撹拌して、インキ組成物とした。
プレート型粘度計(株式会社トキメック製:TV−20
タイプ、標準コーン1rpm、ずり速度3.84s-1)
で測定した。なお、表1中の粘度の値は、1/100で
表示してあるので、実施例1以下は100倍にした値
(例えば、実施例1では31200mPa・sec)で
ある。また、インキ調製の途中においては、それぞれ適
時にインキをサンプリングして、接眼・対物10×10
の倍率顕微鏡(Nikon社製、以下同様)でインキを
観察し、シリカの塊を観察してインキ化し、本発明の好
適な大きさ個数になるよう調整した。個別のインキの詳
細な調製法は以下のとおりである。
3本ロールミルで1回パスして回収し、残部を添加して
インキ化した。 (実施例2:黒インキ)シリカ添加後は、3本ロールミ
ルで1回パスして回収し、残部を添加してインキ化し
た。 (実施例3:黒インキ)シリカ添加後は、3本ロールミ
ルで1回パスして回収し、残部を添加してインキ化し
た。 (実施例4:赤インキ)シリカ添加後は、3本ロールミ
ルで2回パスして回収し、残部を添加してインキ化し
た。 (実施例5:赤インキ)シリカ添加後は、ホモミキサー
(T.K.ホモミキサー;特殊機化工業社製)で冷却し
ながら、5000rpmで1時間撹拌処理後、回収して
残部を添加撹拌混合してインキ化した。 (実施例6:青インキ)シリカ添加後は、ホモミキサー
(T.K.ホモミキサー;特殊機化工業社製)で冷却し
ながら、5000rpmで1時間撹拌処理後、回収して
残部を添加撹拌混合してインキ化した。 (実施例7:紫インキ)シリカ添加後は、ホモミキサー
(T.E.ホモミキサー;特殊機化工業社製)で冷却し
ながら、5000rpmで1時間撹拌処理後、回収して
残部を添加撹拌混合してインキ化した。 (実施例8:ブルーブラックインキ)シリカ添加後は、
高速撹拌機(T.K.ホモディスパー;特殊機化工業社
製)で、冷却しながら、2500rpmで5時間撹拌
し、回収して残部を添加撹拌混合してインキ化した。
顔料及び残部全材料を混合して5時間撹拌し、3本ロー
ルミルで5回パスして回収し、残部を添加してインキ化
した。 (比較例2:赤インキ)予め分散処理した顔料及び残部
全材料を混合して5時間撹拌し、3本ロールミルで5回
パスして回収し、残部を添加してインキ化した。 (比較例3:青インキ)シリカ添加後は、ホモミキサー
(T.K.ホモミキサー;特殊機化工業社製)で冷却し
ながら、5000rpmで1時間撹拌処理後、回収して
残部を添加撹拌混合してインキ化した。 (比較例4:黒インキ)シリカ添加後は、高速捷絆機
(T.K.ホモディスパー;特殊機化工業社製)で、冷
却しながら、500rpmで5時間撹拌し、回収して残
部を添加撹拌混合してインキ化した。 (比較例5:黒インキ)特開平10−195365号公
報記載の実施例2の調製法によりインキ化した。 (比較例6:赤インキ)特開平10−195365号公
報記載の実施例4の調製法によりインキ化した。
のインキ組成物について、下記方法によりシリカ凝集物
塊の有無、概略個数を測定した。また、下記方法により
加圧ボールペンでの評価、すなわち、15℃での筆記
性、インキ漏れ試験、リフィールインキ残量視認性を評
価等した。これらの結果を下記表1及び表2に示す。
方法〕各インキ状態は、接眼・対物10×10の倍率顕
微鏡でインキを観察し、状態を写真撮影した。また、面
積を確定するため、0.05×0.05mmの方眼フィ
ルムを試料に覆い測定した。各個別のシリカ凝集物の有
無及び塊は、対物ミクロスケール(最小目盛10μm)
にてその有無及び概略の大きさを測定した。用いたスラ
イドグラス・カバーグラスは、通常の生物顕微鏡で使用
されるもので、試料の厚みもほぼ一定になるため、特に
問題ない。なお、より正確な厚みで試料を作成する場合
は、血球計算盤、バクテリア計算盤などの深さが一定に
なるものを使用してもよい。また、実施例4〜8及び比
較例2,3の赤・青・紫・ブルーブラックインキは、直
接顕微鏡観察可能であったが、実施例1〜3及び比較例
1、4、5の黒インキは顕微鏡観察で光量不足となりや
すいので、スライドグラスのインキ重量を測定し、それ
と同量の溶剤を添加し、ピン等で軽く混合して観察し
た。なお、この場合、塊の個数はカウント後2倍とし
た。
例及び比較例で調製した各インキ組成物0.3mlを充
填した後、窒素ガスで概略3000hpaの圧力を維持
した状態で三菱鉛筆社製のSJP−7に組み立てて試験
用の加圧油性ボールペンを作製し、筆記性試験、インキ
漏れ試験に使用した。
ペンによりフリーハンドで筆記用紙に筆記し、筆感の滑
らかさと軽さを下記評価基準で評価した。 評価基準: ◎:非常に滑らかで軽い書き味。 ○:滑らかで軽い書き味。 △:やや滑らかさや軽さに欠ける書尊味。 △△:やや重い書き味。 ×:非常に重い書き味。
は、各試験用ボールペンを捨て書きした後、温度25
℃、湿度60%で7日間ペン先を下向きに放置して、ペ
ン先から漏れ出したインキの量を測り、試料数10本中
の最頻値をとり、下記評価基準で評価した。 評価基準: ◎:インキ漏れが全くない。 ○:ペン先に極少量のインキ漏れが認められる。 △:ペン先に中程度のインキ漏れが認められる。 △△:ペン先に多量のインキ漏れが認められる。 ×:インキが漏れ落ちた。
調整した各インキをポリプロピレンチューブ(内部がシ
リコーンで処理されている)、ステンレスチップ(ボー
ルは超鋼合金で、直径0.7mm)を有するリフィール
に充填した後、後部から窒素ガスで概略3000hpa
の圧力を維持した状態で筆記試験を実施し、500m筆
記後、インキ消費部分のポリプロピレンチューブの内部
のインキの付着状態を目視により下記評価基準で評価し
た。 評価基準: ◎:インキが全く付着していない。 ○:極少量のインキ付着が認められる。 △:環状のインキ付着がある。 △△:上下に連続したインキ付着がある。 ×:ほぼ全域全周にインキ付着がある。
のとおりである。 *1:三菱化学社製 MA8 *2:日本黒鉛工業社製 土状黒鉛T−1 *3:オリエント化学社製 *4:保土ヶ谷化学社製、アルコール可溶染料 *5:積水化学工業社製、エスレックB BL−1 *6:ヒュルス社製、シンセテックレジンSK *7:ハーキュレス社製、ABITOL *8:ISP社製、PVP K90 *9:日本アエロジル社製、アエロジル380、BET
比表面積380m2/g *10:日本油脂社製、ナイミーンL202 *11:日立化成社製、ハイラック#111 *12:ISP社製、PVP K30 *13:日本アエロジル社製、アエロジル200、BET
比表面積200m2/g
に、本発明の範囲内となる実施例1〜8は、本発明の範
囲外となる比較例1〜6に較べて、ペン先からのインキ
が漏れ出てくることを防止し、筆記感に優れ、しかも、
クリアドレーン性に優れた加圧ボールペン用インキ組成
物であることが判明した。また、実施例1〜8及び比較
例3では、シリカ凝集物の大きさは観察の結果1〜10
0μmの範囲のものであったが、比較例3では、粘度が
10000mPa・sec未満であるため、インキ漏れ
があり、また、筆記性が悪かった。また、比較例4で
は、シリカ凝集物の大きさは200μmを越えるものが
あり、その粘度も40000mPa・secを越えるも
のであるため、筆記性、残量視認性が悪かった。更に、
比較例5、6は、特開平10−195365号公報に具
体的に記載される実施例2(シリカ含有量1.0重量
%)、実施例4(シリカ含有量0.5重量%)であり、
これらの場合にはシリカ凝集物は調製されるものではな
く、均一なインキ状態であるため、ペン先からインキが
漏れ出すといった課題を生じることが判った。
漏れ出てくることを防止し、筆記感に優れ、またインキ
収容管にインキを充填する時間も短時間にでき、しか
も、クリアドレーン性にも優れた加圧ボールペン用イン
キ組成物が提供される。
Claims (6)
- 【請求項1】 少なくとも着色剤、溶剤及びシリカを含
有するボールペン用インキ組成物であって、少なくとも
シリカを含む凝集体を含有し、かつ、インキ組成物の粘
度が、25℃において10000mPa・s〜3600
0mPa・secであることを特徴とする加圧ボールペ
ン用インキ組成物。 - 【請求項2】 前記加圧ボールペン用インキが、25℃
において20000mPa・s〜35000mPa・s
である請求項1記載の加圧ボールペン用インキ組成物。 - 【請求項3】 少なくともシリカを含む凝集体の大きさ
が、1μm〜100μmである請求項1又は2に記載の
加圧ボールペン用インキ組成物。 - 【請求項4】 少なくともシリカを含む凝集体が光学顕
微鏡下500μm×500μmの範囲内において10個
以上観察される請求項1〜3の何れか一つに記載の加圧
ボールペン用インキ組成物。 - 【請求項5】 シリカはBET法による比表面積が80
m2/g以上である請求項1〜4の何れか一つに記載の
加圧ボールペン用インキ組成物。 - 【請求項6】 着色剤に顔料を含む請求項1〜5の何れ
か一つに記載の加圧ボールペン用インキ組成物。
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