JP3598654B2 - 画像形成装置におけるプロセスユニット - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、感光体ドラム表面に形成された静電潜像に対して現像ローラによりトナーを供給して静電潜像のトナー現像を行うとともに、感光体ドラム表面上でトナー現像された画像を用紙に転写して画像形成を行うレーザプリンタ等の画像形成装置に使用されるプロセスユニットに関し、特に、トナー供給ローラ、現像ローラ等の主要部品を回動可能な一対の支持板に支持することによりトナー供給ローラ、現像ローラ等の相互における適正な位置関係を保持したまま一体化可能であり、簡単な構成をもって現像ローラを感光体ドラムに当接させて静電潜像のトナー現像を行うことが可能な画像形成装置におけるプロセスユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、レーザプリンタ等の画像形成装置に使用されるトナー供給装置については各種形式の装置が提案されており、一般に、トナーカートリッジを含むトナー貯留部、トナー貯留部からのトナーを供給するトナー供給ローラ、トナー供給ローラから供給されたトナーを感光体ドラムの静電潜像に供給してトナー現像を行う現像ローラから構成されている。かかるトナー供給装置の一例について図7に基づき説明する。図7は従来のトナー供給装置の要部を模式的に示す説明図である。
【0003】
図7において、トナー供給装置はトナーを収納するとともに、幅方向のほぼ中央位置にトナー供給口用の孔が形成されたトナーカートリッジ100を有し、トナーカートリッジ100内には、トナーを撹拌してトナー供給口101からトナーを現像室102側に供給するアジテータ103が設けられている。また、フレームFには、トナーカートリッジ100のトナー供給用孔に対応してトナー供給用孔が形成されており、2つのトナー供給用孔によりトナー供給孔101が構成される。上フレームF1と下フレームF2とにより閉塞された現像室102内で下方位置にはトナー供給ローラ104が回転可能に配置されており、このトナー供給ローラ104はトナー供給口101から供給されたトナーを現像ローラ105に供給する。
【0004】
また、前記現像ローラ105の上方で上フレームF1の内壁には、固定部材106を介してブレード107が固定されており、かかるブレード107は、現像ローラ105の表面に供給されたトナー層の層厚を規制する作用を行う。更に、現像ローラ105は感光体ドラム108と接触するように配置されており、感光体ドラム表面には、画像データに基づいてレーザ光をスキャニングするレーザ発光装置(図示せず)により静電潜像が形成される。現像ローラ105は、感光体ドラム108の表面に形成された静電潜像にトナーを供給して画像のトナー現像を行い、また、感光体ドラム108の表面上でトナー現像された画像は、給紙部(図示せず)から送給された用紙上に転写されて画像の形成が行われるものである。
【0005】
ここに、前記トナー供給ローラ104、現像ローラ105及びブレード107は、上フレームF1と下フレームF2とからなるフレームFを介して一体化されて1つのユニットに構成されており、従って、現像ローラ105を感光体ドラム108に当接するについては、バネ等の付勢手段を使用してユニット全体を図7中右方向に付勢することにより現像ローラ105を感光体ドラム108に当接するように構成されている。また、前記のようにトナー供給ローラ104等を一体化したユニットと感光体ドラム108とは、更に別の他のユニットを使用して一体化されている。このように、従来のトナー供給装置では2つのユニットが必要である。
【0006】
また、画像形成装置の製造時においては、図7に示すように、トナー供給ローラ104等を内蔵する前記1つのユニットを付勢手段により付勢して現像ローラ105を感光体ドラム108に当接させた状態まで組み立てられるとともに、かかる組立状態のままで製品の出荷等が行われている。従って、現像ローラ105と感光体ドラム108とは常時当接された状態に保持されることとなる。
更に、トナー供給ローラ104は、前記1つのユニットにおけるユニット側壁等に回転可能に支持されており、その支持構成としては、トナー供給ローラ104のローラ軸端部をユニット側壁に形成された凹部内に挿嵌される一般的な構成が採用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記従来のトナー供給装置においては、トナー供給ローラ104、現像ローラ105等を一体化してなるユニット全体をバネ等の付勢手段を使用して付勢することにより、現像ローラ105を感光体ドラム108に当接する構成が採用されている。かかる構成によれば、ユニット内でトナー供給ローラ104と現像ローラ105の相互の位置関係を一旦設定すれば後に調整の必要はなくなり、また、ユニット全体を付勢することからトナーカートリッジ100からのトナーの漏出の問題も回避することが可能ではある。
【0008】
しかしながら、トナー供給ローラ104等を内蔵したユニット全体を付勢するには大きな付勢力を有する付勢手段が必要となり、また、かかるユニットと感光体ドラム108とを一体化する別の他のユニットが必要となる。従って、必然的にトナー供給装置のコストアップを招来してしまう問題がある。
【0009】
また、従来のトナー供給装置では、製造の時点で現像ローラ105と感光体ドラム108は相互に当接された状態にあり、かかる状態で製品が出荷されて使用されるに至るまでの間は、現像ローラ105と感光体ドラム108との当接状態がそのまま存続されることとなる。このとき、現像ローラ105と感光体ドラム108との当接を解除させる手段は何ら設けられていない。これにより、現像ローラ105が永久変形したり、また、感光体ドラム108が汚損されたりする問題がある。
【0010】
更に、トナー供給ローラ104を回転可能に支持する構成としては、トナー供給ローラ104のローラ軸端部をユニット側壁に形成された凹部内に挿嵌される一般的な構成が採用されているに過ぎず、従って、ユニット自体が変形するとローラ軸端部と凹部との間でこじれが発生するおそれが多分に存する。このように、ローラ軸端部と凹部との間でこじれが発生すると、トナー供給ローラ104のトルクアップを招来することとなり、この結果、現像ローラ105へのトナー供給に支障を来す等の種々の問題が発生する。
【0011】
本発明は前記従来の問題点を解消するためになされたものであり、トナー供給ローラ、現像ローラ等の主要部品を回動可能な一対の支持板に支持することによりトナー供給ローラ、現像ローラ等の相互における適正な位置関係を保持したまま一体化可能であり、コストの低い簡単な構成をもって現像ローラを感光体ドラムに当接させて静電潜像のトナー現像を行うことが可能な画像形成装置におけるプロセスユニットを提供することを目的とする。
【0012】
また、本発明は、現像ローラと感光体ドラムとを必要に応じて離間させることを可能とし、現像ローラが永久変形したり、また、感光体ドラムが汚損されたりすることを防止することが可能なプロセスユニットを提供することを目的とする。
【0013】
更に、本発明は、各支持板にトナー供給ローラを回転可能に支持するについて、トナー供給ローラのローラ軸端部を球状端部に形成することにより、その球状端部と支持板の軸受け凹部との間でこじれ等の発生を防止することが可能であるとともに、トナー供給ローラから現像ローラへトナーを適正に供給することが可能なプロセスユニットを提供することを目的とする。
【0014】
また、本発明は、現像ローラをギア列により回転駆動する際に、現像ローラに発生する回転モーメントが支持板を回転させる回転力として作用しないように、ギア列を支持板に配設することにより、簡単な構成をもって感光体ドラムに対して現像ローラを均一に当接させることが可能であり、もってトナー現像をムラなく均一に行うことが可能なプロセスユニットを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため請求項1に係るプロセスユニットは、感光体ドラム表面に形成された静電潜像に対してトナーを供給して静電潜像をトナー現像するとともに、感光体ドラム表面上でトナー現像された画像を用紙に転写して画像形成を行う画像形成装置に使用されるプロセスユニットであって、前記プロセスユニットは、ユニットフレームと、前記ユニットフレームに組み込まれる前記感光体ドラムと、トナー貯留部と、前記トナー貯留部からのトナーを供給するトナー供給ローラと、前記トナー供給ローラから供給されたトナーを前記感光体ドラムの静電潜像に供給してトナー現像を行う現像ローラと、前記トナー供給ローラ及び前記現像ローラを両側で支持するとともに、前記現像ローラが前記感光体ドラムに当接されるように回動可能に前記ユニットフレームに支持された一対の支持板と、を備えたことを特徴とする。
【0016】
請求項1のプロセスユニットでは、回動可能な一対の各支持板の両側でトナー供給ローラ及び現像ローラを支持するとともに、各支持板を回動させることにより現像ローラを感光体ドラムに当接可能に構成したので、トナー供給ローラと現像ローラの相互における適正な位置関係を保持したまま一体化してコストの低い簡単な構成をもって現像ローラを感光体ドラムに当接させて静電潜像のトナー現像を行うことが可能となる。
【0017】
また、請求項2に係るプロセスユニットは、請求項1のプロセスユニットにおいて、前記現像ローラ上に当接してトナー層の層圧を規制するブレード部材が前記各支持板に固定されていることを特徴とする。請求項2のプロセスユニットでは、トナー供給ローラ、現像ローラに加えてブレード部材が各支持板に固定されているので、ブレード部材と現像ローラとの位置関係を常に適正に保持することが可能となる。
【0018】
更に、請求項3に係るプロセスユニットは、請求項1又は請求項2のプロセスユニットにおいて、前記各支持板を前記感光体ドラム側に付勢する付勢部材が設けられ、前記現像ローラは前記付勢部材の付勢力を介して前記感光体ドラムに当接されることを特徴とする。請求項3のプロセスユニットでは、各支持板を付勢部材を介して付勢することにより現像ローラが感光体ドラムに当接されるので、付勢部材は各支持板を付勢するに必要な付勢力を有していればよく、従って、小さな付勢力の付勢部材を使用することである。
【0019】
また、請求項4に係るプロセスユニットは、請求項3のプロセスユニットにおいて、前記各支持板に支持された前記トナー供給ローラ、前記現像ローラ、及び、前記感光体ドラムを収納するユニットケースと、前記各支持板に近接する前記ユニットケースの両壁に形成された開口と、前記各開口に挿嵌される離間部材とを有し、前記各離間部材が前記各開口に挿嵌された際に前記各離間部材の側端部と前記各支持板の端縁部とが当接することにより、前記現像ローラと前記感光体ドラムとは前記付勢部材の付勢力に抗して相互に離間されることを特徴とする。請求項4のプロセスユニットでは、各離間部材をユニットケースの開口に挿嵌すれば、離間部材の側端部と各支持板の端縁部とが当接して現像ローラと感光体ドラムとが付勢部材の付勢力に抗して相互に離間されるので、現像ローラと感光体ドラムとを必要に応じて離間させることが可能となり、これより現像ローラが永久変形したり、また、感光体ドラムが汚損されたりすることを防止することが可能となる。
【0020】
更に、請求項5に係るプロセスユニットは、請求項3のプロセスユニットにおいて、前記トナー供給ローラはローラ軸体の周囲にローラ材を被覆してなり、ローラ軸体の端部は球状に形成されるとともにその球状端部は前記支持板に形成された軸受け凹部内に支持されていることを特徴とする。請求項5のプロセスユニットでは、各支持板にトナー供給ローラを回転可能に支持するについて、トナー供給ローラのローラ軸端部を球状端部に形成することにより、その球状端部と支持板の軸受け凹部との間でこじれ等の発生を防止することが可能となり、トナー供給ローラから現像ローラへトナーを適正に供給することが可能となる。
【0021】
また、請求項6に係るプロセスユニットは、請求項3のプロセスユニットにおいて、前記現像ローラの回転駆動を行うとともに前記支持板の一方に回転可能に支持されたギア列を有し、前記ギア列は、前記現像ローラの回転駆動時に発生する回転モーメントが前記支持板を回転させる回転力として作用しないように前記支持板に配設されていることを特徴とする。請求項6のプロセスユニットでは、現像ローラをギア列により回転駆動する際に、現像ローラに発生する回転モーメントが支持板を回転させる回転力として作用しないように、ギア列を支持板に配設したので、簡単な構成をもって感光体ドラムに対して現像ローラを均一に当接させることが可能となってトナー現像をムラなく均一に行うことが可能となる。
【0022】
また、請求項7に係るプロセスユニットは、請求項6のプロセスユニットにおいて、前記ギア列に発生する回転モーメントに基づく前記支持板を回転させる回転力は、前記付勢部材の付勢力の公差範囲内に設定されていることを特徴とする。このように現像ローラの回転駆動時に、ギア列に発生する回転モーメントに基づく支持板を回転させる回転力が、前記付勢部材の付勢力の公差範囲内に設定されていれば、ギア列に発生する回転モーメントを付勢部材の付勢力の範囲で吸収することが可能となり、従って、感光体ドラムに対して現像ローラを均一に当接させることが可能となってトナー現像をムラなく均一に行うことが可能となる。
【0023】
また、請求項8に係るプロセスユニットは、請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のプロセスユニットにおいて、前記トナー貯留部として前記ユニットフレームに着脱可能なトナーカートリッジを有することを特徴とする。
【0024】
更に、請求項9に係る画像成形装置は、請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のプロセスユニットが着脱可能なことを特徴とする。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る画像形成装置におけるプロセスユニットについて、本発明をレーザプリンタのプロセスユニットにつき具体化した実施形態に基づき図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施形態に係るレーザプリンタの概略構成について図1、図2に基づき説明する。図1はレーザプリンタにおける主要構成部品の分解斜視図、図2はレーザプリンタの側断面図である。
【0026】
図1において、レーザプリンタPの本体ケース1は、メインフレーム1aとメインカバー1bとを一体的に射出成形等で形成されてなる。メインフレーム1aには、スキャナユニット2、プロセスユニット3、定着ユニット4、及び、給紙ユニット5が上面から装着される。また、メインカバー1bは、かかるメインフレーム1aの四周(前後及び左右両側)外面を覆うものである。さらに、メインフレーム1aの外面とメインカバー1bの内面とで形成される収納凹所33には、駆動モータとギヤ列を含む駆動系ユニット6が、本体ケース1の下方から挿入されて装着固定される。また、プロセスユニット3の一対の各側壁3A(図1中には一方のみを示す)には開口3Bが形成されており、各開口3Bには楔部材3Cが挿嵌される。ここに、各楔部材3Cは、後述するように、現像ローラ19と感光体ドラム12とを必要に応じて離間させる離間部材としての作用を有し、各楔部材3Cが開口3Bに挿嵌された際には、各楔部材3Cの側端部が各支持板39の端縁部と当接され、これにより現像ローラ19と感光体ドラム12とは付勢バネ40の付勢力に抗して相互に離間される(図3参照)。
【0027】
また、メインフレーム1a及びメインカバー1bの上面をトップカバー7で覆っており、かかるトップカバー7には、メインフレーム1aにて上向きに突出形成された操作パネル部1cを貫通させるための孔7a、及び、給紙ユニット5の基部を貫通させるための開口部7bとが形成されている。更に、トップカバー7の前部側(図1中、右方側)には、その両側にて内方に向かって突設された支持軸9aを有する一対のブラケット9(図1中には、その一方のみを示す)が設けられており、各ブラケット9の支持軸9aには、排紙トレイ8の両側に形成された各支持部8aの支持孔8bが支持されている。これにより、排紙トレイ8は、トップカバー7に対して回動可能に支持される。また、トップカバー7の上面において、その両側部7cの上面と中央部7dの上面との間には段差7eが形成されており、かかる段差7eは、排紙トレイ8の不使用時において排紙トレイ8をトップカバー7の中央部7d上に収納するための収納凹部7f(図2参照)を構成する。これにより、排紙トレイ8は、その不使用時にトップカバー7側に収納位置まで回動させることにより収納凹部7fに収納され、また、その使用時に収納位置から収納方向と反対方向に回動させることにより定着ユニット4から排紙される用紙を順次スタックするスタック位置(図2参照)にセットされるものである。
【0028】
次に、レーザプリンタPの内部における概略構成について図2を参照して説明する。図2において、給紙ユニット5におけるフィーダーケース5a内には用紙50が積層状態で収納されており、各用紙50の先端は、フィーダーケース5a内に配設された付勢ばね10aを備えた支持板10を介して給紙ローラ11に向かって押圧されるとともに、駆動系ユニット6から動力伝達されて回転する給紙ローラ11と用紙捌き部材62とによって1枚ずつ分離される。分離された用紙50は、上下一対のレジストローラ13、14にてプロセスユニット3に給送される。
【0029】
ここに、プロセスユニット3は、スキャナユニット2に設けられた後述するレーザ光学系を介して画像データに従って感光体ドラム12の表面に形成された静電潜像に対してトナーを供給することにより潜像のトナー現像を行うためのユニットである。具体的に説明すると、プロセスユニット3は、感光体ドラム12とその上面に当接する転写ローラ17、感光体ドラム12の下方に配置されたスコロトロン型等の帯電器18、給紙方向において感光体ドラム12よりも上流側に配置された現像ローラ19及びトナー供給ローラ20を有する現像装置、更にその上流側に配置されたトナー貯留部としての着脱可能なトナーカートリッジ21、感光体ドラム12よりも下流側に配置されたクリーニング装置22等から構成されている。
【0030】
また、現像装置の現像室内において、トナー供給ローラ20の上方に一対の下オーガローラ34及び上オーガローラ35が各支持板39(図5参照)の間に回転可能に配置されている。下オーガローラ34は、トナーカートリッジ21からトナー供給口21A(トナーカートリッジ21のほぼ中央位置に形成された孔とユニットフレーム25に形成された孔とで構成される)を経て現像室に供給されたトナーを、トナー供給ローラ20の上方でトナー供給口21Aの両側方向に搬送する作用を行い、また、上オーガローラ35は、トナー供給口21Aの両側からトナー供給口21Aに向かってトナーを搬送する作用を行う。このように、各下オーガローラ34、上オーガローラ35を介してトナー供給口21Aから現像室側に供給されたトナーは、トナー供給ローラ20の上方でその両側方向に搬送循環されるものであり、トナーは搬送循環されている間にトナー供給ローラ20に被着しつつ供給されていく。かかる各下オーガローラ34、上オーガローラ35の詳細な構成については後述する。
【0031】
現像ローラ19の上方側で、後述する各支持板39の間にはL字状のブレード固定部材36が配設されており、このブレード固定部材36によりブレード24が締結ネジNにより固定されている(図3参照)。ブレード固定部材36及びブレード24はレーザプリンタPの幅方向(図2中、紙面に垂直な方向)に渡って設けられている。ブレード24は、トナー供給ローラ20から現像ローラ19上に供給されたトナー層の層厚を所定厚に規制するためのものである。
【0032】
更に、感光体ドラム12の外周面は、帯電器18にて形成された帯電層にスキャナユニット2からレーザービームを走査(スキャニング)することにより静電潜像が形成される。トナーカートリッジ21内のトナーは、撹拌体23により撹拌されてトナー供給口21Aから放出された後、トナー供給ローラ20を介して現像ローラ19の外周面に担持され、ブレード24によってトナー層の厚さが規制される。感光体ドラム12に形成された静電潜像は、現像ローラ19からトナーが付着することによって顕像化され、転写ローラ17と感光体ドラム12の間を通る用紙50に転写される。そして、感光体ドラム12上に残ったトナーはクリーニング装置22で回収される。
【0033】
前記のように構成されるプロセスユニット3は、合成樹脂製のユニットフレーム25に組み込むことによりカートリッジ化されており、このカートリッジ化したプロセスユニット3は前記メインフレーム1aに対して着脱可能に装着される。
【0034】
また、スキャナユニット2は公知のレーザ光学系を備えており、所定の画像データに基づきレーザ光学系のスキャニングを行って感光体ドラム12の表面に静電潜像を形成するユニットである。具体的に説明すると、スキャナユニット2は前記プロセスユニット3の下方に配置されており、スキャナユニット2の上面にはスキャナカバー26が取り付けられている。かかるスキャナカバー26は、メインフレーム1aにおける底板部27の上流側に開口部のほとんどを被覆して固定されている。露光ユニットとしてのスキャナユニット2は、スキャナカバー26の下面側に、レーザ発光部28、ポリゴンミラー29、レンズ30、反射鏡31等が配置されてなり、レーザ光は、スキャナカバー26にて感光体ドラム12の軸線に沿って延びるように形成された横長のスキャナ孔32に挿嵌されたガラス板33を通過してプロセスユニット3における感光体ドラム12の外周面に照射される。これにより、画像データに従って感光体ドラム12の外周面に静電潜像が露光形成される。このように、スキャナユニット2のレーザ光学系により感光体ドラム12に形成された静電潜像に対しては、前記プロセスユニット3を介してトナーが供給され、静電潜像のトナー現像が行われる。
【0035】
前記のようにプロセスユニット3に送給された用紙50には、プロセスユニット3内で感光体ドラム12に形成された静電潜像に基づくトナー画像が転写され、この後、定着ユニット4に送給される。定着ユニット4では、一対の加熱ローラ15と押圧ローラ16を介して用紙50上に転写されたトナー画像の熱定着が行われる。この後、画像形成された用紙50は、各ローラ15、16によりスタック位置にある排紙トレイ8上に順次スタックされつつ排紙される。ここで、図2において、給紙ユニット5から排紙トレイ8まで送給される用紙50の軌跡Rが二点鎖線にて示されている。
【0036】
次に、プロセスユニット3における現像室の詳細な構成について図3乃至図5に基づき説明する。図3はプロセスユニット3の側断面図、図4はトナー供給ローラ20、現像ローラ19を支持板に支持する支持構造を模式的に示す説明図、図5は現像室の内部を示す正面断面図である。現像室Dは、ユニットフレーム25の上部フレーム25Aの下面に配置された上シール部材37、ユニットフレーム25の下部フレーム25B、及び、現像室Dの両側に配置されスポンジ材から形成された一対のサイドシール部材38(図5参照)により囲まれた空間で構成されている。また、トナー供給ローラ20は、その両端にローラ軸20Aが形成されたローラ軸体20Bの周囲にスポンジ材からなるローラ材20Cを被覆することにより構成されており、各ローラ軸20Aはサイドシール部材38の軸孔に挿嵌されるとともに、その外側にて下部フレーム25Bに対して回動可能に取り付けられた一対の支持板39に支持されている(図3、図4参照)。
【0037】
ここで、各支持板39について図3、図5に基づき説明する。各支持板39は、本体ケース1の下フレーム1dに形成された支持軸1eに回動可能に支持されており、各支持板39の回転中心は図3、図5中Cで示されている。また、図3に示すように、各支持板39の左上部には切欠部39Aが設けられ、また、右下部には支持凹部39Bが設けられている。切欠部39Aには付勢バネ40が配置され、かかる付勢バネ40を介して支持板39は回転中心Cの回りに時計方向に付勢されている。また、支持凹部39Bには現像ローラ19が回転可能に支持されており、現像ローラ19は、付勢バネ40の付勢力により支持板39が時計方向に回動付勢されることに基づいて、感光体ドラム12の表面に当接される。この状態が図3中で実線にて示されている。また、前記した各楔部材3Cがプロセスユニット3の側壁3Aにおける各開口3Bに挿嵌された場合には、図3に示すように、楔部材3Cの側端部が支持板39の端縁部と当接する。これにより、各支持板39は付勢バネ40の付勢力に抗して反時計方向に回動され、現像ローラ19と感光体ドラム12とは相互に離間される。この状態が図3中で点線にて示されている。
【0038】
次に、トナー供給ローラ20、現像ローラ19を各支持板39に支持する支持構造について図4に基づき説明する。尚、図4においては一方の支持板39における支持構造のみを示しているが、他方の支持板39においても同一の支持構造が設けられている。図4(A)において、トナー供給ローラ20におけるローラ軸20Aの端部は球状に形成されて球状端部20Dとされおり、また、支持板39には球状端部20Dを支持する軸受け凹部39Cが形成されている。また、支持板39に形成された軸受け孔39D内には軸受け39Eが嵌着されており、かかる軸受け39Eには現像ローラ19のローラ軸19Aが挿嵌されている。尚、現像ローラ19のローラ軸19Aの端部には被動ギア41が固着されており、この被動ギア41は、後述するギア列を構成する。
【0039】
前記のような支持構造において、各支持板39に支持されたトナー供給ローラ20を回転する場合、トナー供給ローラ20のローラ軸20A端部は球状端部20Dに形成されており、トナー供給ローラ20の回転時にはその球状端部20Dが軸受け凹部39C内でスムーズに回動されるので、図4(B)に示すように支持板39が傾斜した場合においても、球状端部20Dと支持板39の軸受け凹部39Cとの間でこじれ等が発生することを防止することができる。これにより、トナー供給ローラ20のトルクがアップすることなくトナー供給ローラ20から現像ローラ19へトナーを適正に供給することができる。
【0040】
また、図5に示すように、下オーガローラ34において、その中央位置34Cはトナー供給口21Aの形成位置(トナー供給口21Aの中央位置)にほぼ一致しており、中央位置34Cから両端に向かって螺旋状に形成された螺旋歯34Aを有するとともに、そのローラ軸34Bは、トナー供給ローラ20と同様、各支持板39に支持されている。これにより下オーガローラ34が図3中時計方向に回転された際には、トナー供給口21Aから供給されたトナーは、トナー供給ローラ20の上方にて螺旋歯34Aの螺旋方向に従って順次現像室Dの両側方向(矢印A方向)に搬送される。また、上オーガローラ35において、その中央位置35Cはトナー供給口21Aの形成位置(トナー供給口21Aの中央位置)にほぼ一致しており、その両端から中央位置35Cに向かって螺旋状に形成された螺旋歯35Aを有するとともに、そのローラ軸35Bは、前記と同様、各支持板39に支持されている。これにより上オーガローラ35が図3中時計方向に回転された際には、前記のように下オーガローラ34により現像室Dの両側方向に搬送されたトナーの量が増加して上オーガローラ35にまで達すると、かかるトナーが、螺旋歯35Aの螺旋方向に従ってトナー供給口21Aに向かって(矢印B方向に)順次搬送される。このとき、トナーの一部は、トナー供給口21Aからトナーカートリッジ21内に戻される。このように、画像の現像に使用されないトナーは、前記のように搬送循環されてトナー供給口21A内に戻されることから、トナーが現像室D内に長時間滞留することはなく、従って、トナーカートリッジ21から常時新鮮なトナーが供給され得る。尚、トナーがトナー供給口21A内に戻されない場合であっても、前記のように下オーガローラ34と上オーガローラ35によりトナーの撹拌、循環が行われていることから、現像室D内でトナーが固まったりすることなくトナーの流動性は良好に保持され得る。
【0041】
前記したように、各支持板39にトナー供給ローラ20、各下、上オーガローラ34、35、及び現像ローラ19を一体に支持するとともに、各支持板39を支持軸1eの回りに回動可能として現像ローラ19を感光体ドラム12に当接可能に構成したので、トナー供給ローラ20と現像ローラ19の相互における適正な位置関係を保持したまま一体化してコストの低い簡単な構成をもって現像ローラ19を感光体ドラム12に当接させて静電潜像のトナー現像を行うことができる。また、トナー供給ローラ20、現像ローラ19に加えて、各下、上オーガローラ34、35、及びブレード24を各支持板39に支持するように構成したので、各部材の間における位置関係の調整をユニットとして容易に行うことができるともに、メンテナンス等も簡単に行うことができる。更に、ブレード24と現像ローラ19との位置関係を常に適正に保持することができる。
【0042】
また、現像ローラ19を感光体ドラム12に当接するには、各支持板39を付勢バネ40を介して時計方向に付勢することにより現像ローラ19が感光体ドラム12に当接されるので、付勢バネ40としては各支持板39を付勢するに充分な付勢力を有していればよく、従って、小さな付勢力の付勢バネ40を使用することが可能となって精度良く現像ローラ19を感光体ドラム12に当接することができる。
【0043】
更に、各楔部材3Cを開口3Bに挿嵌すれば、楔部材3Cの側端部と各支持板39の端縁部とが当接して現像ローラ19と感光体ドラム12とは付勢バネ40の付勢力に抗して相互に離間されるので、現像ローラ19と感光体ドラム12とを必要に応じて離間させることが可能となり、これより現像ローラ19が永久変形したり、また、感光体ドラム12が現像ローラ19に汚損されたりすることを防止することができるものである。
【0044】
また、各下オーガローラ34、上オーガローラ35は、トナー供給口21Aから現像室D内に供給されたトナーをトナー供給ローラ20の上方で搬送循環する作用を行うものであり、これによりトナーを局部的に滞留させることなくトナー供給ローラ20の全体に渡って均一にトナーを供給して被着させることができる。また、各下オーガローラ34、上オーガローラ35を介してトナーがトナー供給ローラ20の上方でその両側方向に搬送循環させられることに基づき、トナー供給ローラ20の全体に渡って常時新鮮なトナーを均一に被着させることができ、これにより現像ローラ19及び感光体ドラム12表面の静電潜像に対してもトナーを均一に供給することが可能となって良好な画質を有する画像を長期に渡って形成することができるものである。
【0045】
更に、トナーカートリッジ21におけるトナー供給口21Aの形成位置(トナー供給口21Aの中央位置)と各下オーガ部材34及び上オーガ部材35の中央位置34C、35Cとがほぼ一致していることから、トナー供給口21Aから排出されたトナーを各下オーガ部材34及び上オーガ部材35を介してトナー供給ローラ20の上方で効率的に搬送循環することができる。
【0046】
続いて、前記現像ローラ19を回転させるべく支持板39に配設されたギア列の構成について図6に基づき説明する。図6は支持板39に配設されたギア列を模式的に示す説明図である。図6において、現像ローラ19のローラ軸19Aには被動ギア41が固着されており、この被動ギア41にはギア歯41Aが形成されている。被動ギア41は、現像ローラ19と共に時計方向に回転される。このとき、被動ギア41の回転中心はE1で示されている。また、被動ギア41が時計方向に回転した時には、矢印F方向に回転力が作用し、この回転力は、支持板39の回転中心Cと被動ギア41の回転中心E1との距離Xに基づき、支持板39を反時計方向に回転させるモーメントを発生する。ここに、支持板39に作用する回転力の内、時計方向に作用する回転力を便宜的に「正」とする。
【0047】
また、被動ギア41のギア歯41Aに噛合するギア歯42Aが形成されるとともに、ギア歯42Aの外側に更にギア歯42Bが形成され、回転中心E2の回りに反時計方向に回転される被動ギア42が、支持板39に回転可能に配設されている。この被動ギア42が反時計方向に回転した時には、矢印G方向に回転力が作用し、この回転力は、支持板39の回転中心Cと被動ギア42の回転中心E2との距離Yに基づき、支持板39を時計方向に回転させるモーメントを発生する。ここに、支持板39を反時計方向に作用する回転力を便宜的に「負」とする。これらの各被動ギア41、42によりギア列Kが構成される。
【0048】
更に、ギア歯42Bに噛合されるギア歯43Aを有し、駆動モータ(図示せず)を介して回転中心E3の回りに時計方向に回転される駆動ギア43が支持板39以外の部分に配置されている。
【0049】
また、図6において、被動ギア41の回転に基づき支持板39を反時計方向に回転させようとする回転モーメント、及び、被動ギア42の回転に基づき支持板39を時計方向に回転させようとする回転モーメントは、共に前記した付勢バネ40の後端部(左端部)に対応する作用点Hに作用する。尚、作用点Hと支持板39の回転中心Cとの間の距離はIで示される。
【0050】
前記構成において、駆動ギア43が時計方向に回転すると、ギア歯43A及びギア歯42Bを介して被動ギア42が反時計方向に回転される。このとき、被動ギア42の回転に基づき支持板39を回転させる回転力は矢印G方向に作用し、また、回転中心E2と回転中心Cとの距離Yに基づき支持板39を回転中心Cの回りに時計方向に回転させる回転モーメントが発生する。具体例を挙げると、図6に示す場合において、矢印G方向に作用する回転力として2756gfが実測され、また、距離Yは0.19cmであった。これにより、回転モーメントは、2756gf×0.19cmに基づき、523.5gfcmとなる。
【0051】
また、前記のように被動ギア42が反時計方向に回転されることに基づき、ギア42A及びギア41Aを介して被動ギア41が時計方向に回転される。このとき、被動ギア41の回転に基づき支持板39を回転させる回転力は矢印F方向に作用し、また、回転中心E1と回転中心Cとの距離Xに基づき支持板39を回転中心Cの回りに反時計方向に回転させる回転モーメントが発生する。具体的には、図6に示す場合において、矢印F方向に作用する回転力として2540gfが実測され、また、距離Xは0.23cmであった。これにより、回転モーメントは、−2540gf×0.23cmにより、−576.6gfcmとなる。ここに、回転力が支持板39を反時計方向に回転させるように作用するので、「負」としている。
【0052】
前記したところにより、作用点Hに作用する回転力は、前記のように計算された各回転モーメントを加算した値を作用点Hと回転中心Cとの距離I(3.646cmが実測された)で除することにより得られる。具体的には、(523.5gfcm−576.6gfcm)/3.646cmにより計算され、その結果は、−14.5gfとなる。この値からすれば、支持板39に前記のようなギア列Kを配設した場合、全体として支持板39を反時計方向に回転させる回転力が作用することとなる。ここに、作用点Hは付勢バネ40の後端部に対応するが、付勢バネ40の付勢力は、250g程度に設定されている。かかる付勢バネ40の付勢力を勘案すると、前記のように計算された回転力の値(−14.5gf)は、付勢バネ40の付勢力の5%程度となる。一方、付勢バネ40の付勢力には、その製造ばらつき等を考慮して、通常±10%程度の公差が見込まれているのが一般的である。これよりすれば、前記回転力の値(−14.5gf)は、付勢バネ40の公差範囲内に設定されていることとなる。従って、前記のように支持板39にギア列Kを配設すれば、現像ローラ19の回転駆動時にギア列Kを介して発生される回転モーメントは、殆ど支持板39を回転させる回転力として作用することはなくなるものである。
【0053】
これより、支持板39は付勢バネ40の付勢力のみにより時計方向に付勢されることとなり、従って、現像ローラ19を均一に感光体ドラム12に対して当接することができ、トナー現像をムラなく均一に行うことができる。また、現像ローラ19の回転駆動時にギア列Kを介して発生される回転力は、付勢バネ40の付勢力の公差範囲内に設定されていることから、ギア列Kに発生する回転モーメントに基づく回転力を付勢バネ40の付勢力の範囲内で吸収することができ、従って、感光体ドラム12に対して現像ローラ19を均一に当接させることが可能となってトナー現像をムラなく均一に行うことができる。
【0054】
以上詳細に説明した通り本実施形態に係るプロセスユニットでは、回転中心Cの回りに回動可能な一対の各支持板39の両側でトナー供給ローラ20、各下、上オーガローラ34、35、及び現像ローラ19を一体に支持するとともに、各支持板39を支持軸1eの回りに回動可能として現像ローラ19を感光体ドラム12に当接可能に構成したので、トナー供給ローラ20と現像ローラ19の相互における適正な位置関係を保持したまま一体化してコストの低い簡単な構成をもって現像ローラ19を感光体ドラム12に当接させて静電潜像のトナー現像を行うことができる。また、トナー供給ローラ20、現像ローラ19に加えて、各下、上オーガローラ34、35、及びブレード24を各支持板39に支持するように構成したので、各部材の間における位置関係の調整をユニットとして容易に行うことができるともに、メンテナンス等も簡単に行うことができる。更に、ブレード24と現像ローラ19との位置関係を常に適正に保持することができる。
【0055】
また、現像ローラ19を感光体ドラム12に当接するには、各支持板39を付勢バネ40を介して時計方向に付勢することにより現像ローラ19が感光体ドラム12に当接されるので、付勢バネ40としては各支持板39を付勢するに充分な付勢力を有していればよく、従って、小さな付勢力の付勢バネ40を使用することが可能となって精度良く現像ローラ19を感光体ドラム12に付勢することができる。
【0056】
更に、各楔部材3Cを開口3Bに挿嵌すれば、楔部材3Cの側端部と各支持板39の端縁部とが当接して現像ローラ19と感光体ドラム12とは付勢バネ40の付勢力に抗して相互に離間されるので、現像ローラ19と感光体ドラム12とを必要に応じて離間させることが可能となり、これより現像ローラ19が永久変形したり、また、感光体ドラム12が汚損されたりすることを防止することができるものである。
【0057】
また、各支持板39にトナー供給ローラ20を回転可能に支持するについて、トナー供給ローラ20のローラ軸20A端部を球状端部20Dに形成することにより、その球状端部20Dと支持板39の軸受け凹部39Cとの間でこじれ等の発生を防止することが可能となり、トナー供給ローラ20から現像ローラ19へトナーを適正に供給することができる。
【0058】
更に、現像ローラ19をギア列Kにより回転駆動する際に、現像ローラ19に発生する回転モーメントが支持板39を回転させる回転力として作用しないように、ギア列Kを支持板39に配設したので、支持板39は付勢バネ40の付勢力のみにより時計方向に付勢されることとなり、従って、現像ローラ19を均一に感光体ドラム12に対して当接することができ、トナー現像をムラなく均一に行うことができる。また、現像ローラ19の回転駆動時にギア列Kを介して発生される回転力は、付勢バネ40の付勢力の公差範囲内に設定されていることから、ギア列Kに発生する回転モーメントに基づく回転力を付勢バネ40の付勢力の範囲内で吸収することができ、従って、感光体ドラム12に対して現像ローラ19を均一に当接させることが可能となってトナー現像をムラなく均一に行うことができる。
【0059】
尚、本発明は前記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることは勿論である。
【0060】
【発明の効果】
以上説明した通り請求項1のプロセスユニットでは、回動可能な一対の各支持板の両側でトナー供給ローラ及び現像ローラを支持するとともに、各支持板を回動させることにより現像ローラを感光体ドラムに当接可能に構成したので、トナー供給ローラと現像ローラの相互における適正な位置関係を保持したまま一体化してコストの低い簡単な構成をもって現像ローラを感光体ドラムに当接させて静電潜像のトナー現像を行うことができる。
【0061】
また、請求項2に係るプロセスユニットでは、トナー供給ローラ、現像ローラに加えてブレード部材が各支持板に固定されているので、ブレード部材と現像ローラとの位置関係を常に適正に保持することができる。
【0062】
更に、請求項3に係るプロセスユニットでは、各支持板を付勢部材を介して付勢することにより現像ローラが感光体ドラムに当接されるので、付勢部材は各支持板を付勢するに充分な付勢力を有していればよく、従って、小さな付勢力の付勢部材を使用することが可能となって精度良く現像ローラと感光体ドラムとを付勢することができる。
【0063】
また、請求項4に係るプロセスユニットでは、各離間部材をユニットケースの開口に挿嵌すれば、離間部材の側端部と各支持板の端縁部とが当接して現像ローラと感光体ドラムとが付勢部材の付勢力に抗して相互に離間されるので、現像ローラと感光体ドラムとを必要に応じて離間させることが可能となり、これより現像ローラが永久変形したり、また、感光体ドラムが汚損されたりすることを防止することができる。
【0064】
更に、請求項5に係るプロセスユニットでは、各支持板にトナー供給ローラを回転可能に支持するについて、トナー供給ローラのローラ軸端部を球状端部に形成することにより、その球状端部と支持板の軸受け凹部との間でこじれ等の発生を防止することが可能となり、トナー供給ローラから現像ローラへトナーを適正に供給することができる。
【0065】
また、請求項6に係るプロセスユニットでは、現像ローラをギア列により回転駆動する際に、現像ローラに発生する回転モーメントが支持板を回転させる回転力として作用しないように、ギア列を支持板に配設したので、簡単な構成をもって感光体ドラムに対して現像ローラを均一に当接させることが可能となってトナー現像をムラなく均一に行うことができる。
【0066】
また、請求項7に係るプロセスユニットでは、現像ローラの回転駆動時に、ギア列に発生する回転モーメントに基づく支持板を回転させる回転力が、付勢部材の付勢力の公差範囲内に設定されていれば、ギア列に発生する回転モーメントを付勢部材の付勢力の範囲で吸収することが可能となり、従って、感光体ドラムに対して現像ローラを均一に当接させることが可能となってトナー現像をムラなく均一に行うことができる。
【0067】
また、請求項8に係るプロセスユニットでは、着脱可能に設けられたトナーカートリッジをトナー貯留部として用い、静電潜像のトナー現像を行うことができる。
【0068】
更に、請求項9に係る画像形成装置では、トナー供給ローラと現像ローラの相互における適正な位置関係を保持したまま一体化してコストの低い簡単な構成をもって現像ローラを感光体ドラムに当接させて静電潜像のトナー現像を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタにおける主要構成部品の分解斜視図である。
【図2】レーザプリンタの側断面図である。
【図3】プロセスユニットの側断面図である。
【図4】トナー供給ローラ、現像ローラを支持板に支持する支持構造を模式的に示す説明図である。
【図5】現像室の内部を示す正面断面図である。
【図6】支持板に配設されたギア列を模式的に示す説明図である。
【図7】従来のトナー供給装置の要部を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 本体ケース
3 プロセスユニット
3A 側壁
3B 開口
3C 楔部材
12 感光体ドラム
19 現像ローラ
20 トナー供給ローラ
20A ローラ軸
20D 球状端部
21 トナーカートリッジ
21A トナー供給口
24 ブレード
25 ユニットフレーム
39 支持板
39C 軸受け凹部
40 付勢バネ
41 被動ギア
41A ギア歯
42 被動ギア
42A、42B ギア歯
43 駆動ギア
43A ギア歯
C 支持板の回転中心
D 現像室
E1 被動ギア41の回転中心
E2 被動ギア42の回転中心
E3 駆動ギア43の回転中心
F、G 回転力の作用方向
H 作用点
K ギア列
P レーザプリンタ
X 回転中心Cと回転中心E1との距離
Y 回転中心Cと回転中心E2との距離
Claims (9)
- 感光体ドラム表面に形成された静電潜像に対してトナーを供給して静電潜像をトナー現像するとともに、感光体ドラム表面上でトナー現像された画像を用紙に転写して画像形成を行う画像形成装置に使用されるプロセスユニットであって、
前記プロセスユニットは、
ユニットフレームと、
前記ユニットフレームに組み込まれる前記感光体ドラムと、
トナー貯留部と、
前記トナー貯留部からのトナーを供給するトナー供給ローラと、
前記トナー供給ローラから供給されたトナーを前記感光体ドラムの静電潜像に供給してトナー現像を行う現像ローラと、
前記トナー供給ローラ及び前記現像ローラを両側で支持するとともに、前記現像ローラが前記感光体ドラムに当接されるように回動可能に前記ユニットフレームに支持された一対の支持板と、
を備えたことを特徴とするプロセスユニット。 - 前記現像ローラ上に当接してトナー層の層圧を規制するブレード部材が前記各支持板に固定されていることを特徴とする請求項1記載のプロセスユニット。
- 前記各支持板を前記感光体ドラム側に付勢する付勢部材が設けられ、前記現像ローラは前記付勢部材の付勢力を介して前記感光体ドラムに当接されることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のプロセスユニット。
- 前記各支持板に支持された前記トナー供給ローラ、前記現像ローラ、及び、前記感光体ドラムを収納するユニットケースと、
前記各支持板に近接する前記ユニットケースの両壁に形成された開口と、
前記各開口に挿嵌される離間部材とを有し、
前記各離間部材が前記各開口に挿嵌された際に前記各離間部材の側端部と前記各支持板の端縁部とが当接することにより、前記現像ローラと前記感光体ドラムとは前記付勢部材の付勢力に抗して相互に離間されることを特徴とする請求項3記載のプロセスユニット。 - 前記トナー供給ローラはローラ軸体の周囲にローラ材を被覆してなり、ローラ軸体の端部は球状に形成されるとともにその球状端部は前記支持板に形成された軸受け凹部内に支持されていることを特徴とする請求項3記載のプロセスユニット。
- 前記現像ローラの回転駆動を行うとともに前記支持板の一方に回転可能に支持されたギア列を有し、前記ギア列は、前記現像ローラの回転駆動時に発生する回転モーメントが前記支持板を回転させる回転力として作用しないように前記支持板に配設されていることを特徴とする請求項3記載のプロセスユニット。
- 前記ギア列に発生する回転モーメントに基づく前記支持板を回転させる回転力は、前記付勢部材の付勢力の公差範囲内に設定されていることを特徴とする請求項6記載のプロセスユニット。
- 前記トナー貯留部として前記ユニットフレームに着脱可能なトナーカートリッジを有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載のプロセスユニット。
- 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載のプロセスユニットが着脱可能な画像形成装置。
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