JP3589209B2 - 電気炊飯器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
【0003】
本願発明は、電気炊飯器に関し、さらに詳しくは電気炊飯器における炊飯器本体肩部の構造に関するものである。
【従来の技術】
【0004】
一般に、電気炊飯器においては、炊飯器本体の肩部は合成樹脂製とされていて、炊飯器本体と一体構造とされている。
【0005】
上記構造の電気炊飯器における肩部には、炊飯時においてはおねばが、炊飯後においては御飯粒などが載り易く、これらを取り除くための掃除が面倒であるという不具合があった。また、電気炊飯器においては、保温時に炊飯器本体の肩部を介しての放熱がもっとも顕著であり、省エネ上の観点からもその対策が待たれている。
【0006】
近年、上記対策の一つとして、炊飯器本体の肩部に、ステンレス製等からなるカバー部材を取り付けるようにしたものが提案されている。
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記したような構成とした場合、炊飯器本体肩部に対してカバー部材が固定されているため、取り外すことができないこととなっている。従って、カバー部材に付着したおねばや御飯粒はふき取るしかなく、掃除が面倒であるし、長期使用の場合に清潔さを保持することも難しいという不具合がある。
【0008】
本願発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、炊飯器本体の肩部を覆う肩カバーを着脱自在とすることにより、肩カバーの丸洗いを可能ならしめることを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1の発明では、上記課題を解決するための手段として、内部に飯器を収納し得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本体の開口を開閉自在に覆蓋する蓋体とを備えた電気炊飯器において、前記炊飯器本体の肩部に、該肩部を覆う肩カバーを着脱自在に取り付けるとともに、該肩カバーに、前記蓋体を前記炊飯器本体に対してロックするロック機構を構成するレバー部を取付状態において覆う立壁部を一体に形成している。
【0010】
上記のように構成したことにより、肩カバーを炊飯器本体の肩部から取り外すことができることとなり、炊飯時あるいは保温時におねばや御飯粒が肩カバーに付着したとしても、肩カバーを取り外して丸洗いすることにより、おねばや御飯粒を簡単に取り除くことができる。また、炊飯器本体肩部を肩カバーで覆う構成となっているため、保温時に炊飯器本体の肩部を介しての放熱が抑制されることとなり、省エネ効果を期待することもできる。しかも、ロック機構を構成するレバー部が肩カバーによって覆われることとなり、該レバー部への御飯粒やゴミの侵入を防止することができる。
【0011】
請求項2の発明では、上記課題を解決するための手段として、内部に飯器を収納し得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本体の開口を開閉自在に覆蓋する蓋体とを備えた電気炊飯器において、前記炊飯器本体の肩部に、該肩部を覆う肩カバーを着脱自在に取り付けるとともに、該肩カバーに、前記炊飯器本体に蓋体を枢支するヒンジ部を覆うことにより該肩カバーの位置決めを行う位置決め手段を設けている。
【0012】
上記のように構成したことにより、肩カバーを炊飯器本体の肩部から取り外すことができることとなり、炊飯時あるいは保温時におねばや御飯粒が肩カバーに付着したとしても、肩カバーを取り外して丸洗いすることにより、おねばや御飯粒を簡単に取り除くことができる。また、炊飯器本体肩部を肩カバーで覆う構成となっているため、保温時に炊飯器本体の肩部を介しての放熱が抑制されることとなり、省エネ効果を期待することもできる。しかも、肩カバーでヒンジ部を覆うという簡単な作業で肩カバーの位置決めが行えることとなり、肩カバーの装着作業が容易となる。
【0013】
請求項3の発明では、上記課題を解決するための手段として、内部に飯器を収納し得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本体の開口を開閉自在に覆蓋する蓋体とを備えた電気炊飯器において、前記炊飯器本体の肩部に、該肩部を覆う肩カバーを着脱自在に取り付けるとともに、該肩カバーに、前記飯器の把手が載置される把手載置部を覆うことにより該肩カバーの位置決めを行う位置決め手段を設けている。
【0014】
上記のように構成したことにより、肩カバーを炊飯器本体の肩部から取り外すことができることとなり、炊飯時あるいは保温時におねばや御飯粒が肩カバーに付着したとしても、肩カバーを取り外して丸洗いすることにより、おねばや御飯粒を簡単に取り除くことができる。また、炊飯器本体肩部を肩カバーで覆う構成となっているため、保温時に炊飯器本体の肩部を介しての放熱が抑制されることとなり、省エネ効果を期待することもできる。しかも、肩カバーで把手載置部を覆うという簡単な作業で肩カバーの位置決めが行えることとなり、肩カバーの装着作業が容易となる。
【0015】
請求項4の発明では、上記課題を解決するための手段として、内部に飯器を収納し得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本体の開口を開閉自在に覆蓋する蓋体とを備えた電気炊飯器において、前記炊飯器本体の肩部に、該肩部を覆う肩カバーを着脱自在に取り付けるとともに、該肩カバーの内周縁に、前記炊飯器本体の内周面を構成する保護枠を一体に形成している。
【0016】
上記のように構成したことにより、肩カバーを炊飯器本体の肩部から取り外すことができることとなり、炊飯時あるいは保温時におねばや御飯粒が肩カバーに付着したとしても、肩カバーを取り外して丸洗いすることにより、おねばや御飯粒を簡単に取り除くことができる。また、炊飯器本体肩部を肩カバーで覆う構成となっているため、保温時に炊飯器本体の肩部を介しての放熱が抑制されることとなり、省エネ効果を期待することもできる。しかも、汚れ易い肩カバーおよび御飯粒が付着し易い保護枠を一体として取り外して丸洗いすることができることとなり、電気炊飯器の手入れが容易となる。
【発明の実施の形態】
【0017】
以下、添付の図面を参照して、本願発明の幾つかの好適な実施の形態について詳述する。
【0018】
第1の実施の形態
図1ないし図6には、本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器が示されている。
【0019】
この電気炊飯器は、図1および図2に示すよう、内部に炊飯用の飯器3を収納し得るように構成され且つ空間部4を有する二重構造の炊飯器本体1と、該炊飯器本体1の上部開口を開閉且つ着脱自在に覆蓋する蓋体2とを備えている。
【0020】
前記炊飯器本体1は、外側壁となる胴部5aを有する合成樹脂の一体成形品からなる外ケース5と、内周壁となる合成樹脂製の有底筒状の保護枠6と、該保護枠6の上端と前記胴部5aの上端とを結合すべく前記外ケース5に一体形成された肩部5bと、底壁となる合成樹脂製の底部材7によって構成されており、前記外ケース5、保護枠6および底部材7に囲まれて前記空間部4が形成されている。なお、前記保護枠6内には、前記飯器3が取り出し可能に収納されることとなっている。
【0021】
前記保護枠6の底面中央部には、飯器温度を検出するための温度検出手段として作用するセンタセンサー8を臨ませるためのセンサー穴9が形成されている。
【0022】
前記センサー穴9を包囲するように炊飯時における加熱手段として作用する環状の電磁誘導コイル(以下、ワークコイルという)10が前記保護枠6の底面および該底面から側周面に至る間の湾曲部に対応して配設されている。該ワークコイル10は、交番磁界を発生するものであり、該交番磁界の電磁誘導により前記飯器3に誘導渦電流を発生させ、該誘導渦電流の抵抗熱を利用して加熱するものとされている。なお、飯器3は、ワークコイル10により誘導渦電流を発生させることのできる材質(例えば、磁性体材料)により構成される。
【0023】
前記ワークコイル10は、前記保護枠6の底面に対して固定されたコイルダイ11と前記保護枠6の底面との間に挟持されている。
【0024】
前記センサー穴9内には、前記飯器3の底部に対して接触するようにしてセンタセンサー8が設けられている。
【0025】
前記炊飯器本体1の底部(即ち、空間部4の下部)には、前記ワークコイル10の通電制御を行うためのパワートランジスタおよび整流用ダイオードブリッジ(図示省略)等の電子部品へ冷却風を圧送する電子部品冷却ファン12が配設されている。また、前記炊飯器本体1の底壁(具体的には、底部材7)には、前記電子部品冷却ファン12に対向して空気入口13が形成されている。
【0026】
一方、前記蓋体2は、外面を構成する合成樹脂製の上板14と、内面を構成する合成樹脂製の下板15とによって構成されており、前記上下板14,15に囲まれた空間部16には、断熱材17が配設されている。
【0027】
この蓋体2は、前記外ケース肩部5bの一側に形成されたヒンジ部18に対して揺動自在に枢支されたヒンジユニット19を介して炊飯器本体1に対して開閉自在且つ着脱自在に取り付けられている。
【0028】
そして、前記蓋体2の中央部には、前記上板14から垂設された筒部20が形成されており、該筒部20内には、炊飯時に発生する水蒸気を外部へ排出するための蒸気排出通路21を有する調圧筒22が着脱自在に取り付けられている。該調圧筒22内には、調圧弁として作用するボール弁23が配設されている。前記調圧筒22の下端には、前記蓋体2の閉止時に前記飯器3の開口部3aを密閉するための熱良導体(例えば、アルミ合金)からなる放熱板24が取り付けられている。符号26は調圧筒22への蒸気入口、27は調圧筒22からの蒸気出口、28は前記筒部20に対して着脱自在に取り付けられるスチームキャップ、29は放熱板24の周縁と飯器3の開口部3aとの間をシールするシールパッキン、30は放熱板24と蓋体下板15との間をシールするシールパッキンである。
【0029】
前記外ケース肩部5bには、肩ヒータ31が設けられており、該肩ヒータ31に対しては、前記蓋体2の閉止時に放熱板24の外周縁が圧接され、放熱板24は肩ヒータ31からの熱伝導により加熱されることとなっている。この肩ヒータ31は、断面逆U字状を呈し且つ隙間S,Sを介在させた状態で形成された略半円形状の一対のヒータリング32,32(図3参照)と、該各ヒータリング32内に配設された発熱体33,33とからなっている。前記隙間S,Sには、前記飯器3の口縁において相対向して設けられた把手34,34が載置される把手載置部35,35が形成されている(図2参照)。
【0030】
また、前記蓋体2には、前記放熱板24の内方に位置し、該放熱板24との間に空間部を介在させた状態で前記飯器3の開口部3aより内方に臨ませ且つその外周を前記飯器3の内周面に近接させて支持された熱良導体からなる内蓋36が設けられている。該内蓋36は、前記調圧筒22の中心部に下向きに突設された支持軸37に対して着脱自在に嵌着されるシールパッキン25に取り付けられている。
【0031】
前記蓋体2は、前記炊飯器本体1の反ヒンジ側においてロック機構38を介して閉蓋状態を保持されることとなっている。該ロック機構38は、蓋体2の反ヒンジ側に形成された係止部39と、該係止部39に対して係止されるロックレバー40とからなっており、該ロックレバー40が揺動自在に枢支されている部分は、開口状態のレバー部Aを構成することとなっている。
【0032】
しかして、前記炊飯器本体1の肩部5bには、該肩部5bを覆う肩カバー41が着脱自在に取り付けられている。該肩カバー41は、図3に示すように、前記肩部5bにおけるヒータリング32の外側部分を覆うカバー本体41aと、前記ヒンジ部18を覆うことにより該肩カバー41の位置決めを行う第1の位置決め手段として作用する位置決め部41bと、前記把手載置部35,35を覆うことにより該肩カバー41の位置決めを行う第2の位置決め手段として作用する位置決め部41c,41cと、ロック機構38を構成するレバー部Aを取付状態において覆う立壁部41dとからなるステンレス製の一体成形品により構成されている。本実施の形態においては、肩カバー41はステンレス製とされているが、材質を特に限定する理由はなく、外観上見映えが良く、汚れ等が容易に洗浄できるものであれば、適当な材質を選択することができる。
【0033】
前記カバー本体41aは、凹面形状の露受け手段42が設けられている。このようにすると、炊飯時に発生するおねばや蓋体2に付着している結露水を肩カバー41で受け止めることができる。該露受け手段42に波形の凹凸(図示省略)を形成するのが着脱時あるいは移動時の露の落下を防止できる点で望ましい。また、前記位置決め部41c,41cが把手載置部35,35を覆った状態で、飯器3の把手34が載置できるように構成されている。つまり、肩カバー41が装着されないと、飯器3を所定位置に収納できないこととなっているのである。このようにすると、肩カバー41の取付忘れを確実に防止することができる。
【0034】
上記のように構成された電気炊飯器においては、次のような作用効果が得られる。
【0035】
肩カバー41を炊飯器本体1の肩部5bから取り外すことができることとなっているので、炊飯時あるいは保温時におねばや御飯粒が肩カバー41に付着したとしても、肩カバー41を取り外して丸洗いすることにより、おねばや御飯粒を簡単に取り除くことができる。また、炊飯器本体1の肩部5bを肩カバー41で覆う構成となっているため、保温時に炊飯器本体1の肩部5bを介しての放熱が抑制されることとなり、省エネ効果を期待することもできる。なお、図7に示すように、肩カバー41の外周部に凸壁43を一体に形成し、蓋体2の閉蓋時に、該凸壁43を蓋体2における炊飯器本体1との当接部に形成した凹溝44に嵌挿するようにすれば、保温時に炊飯器本体1の肩部5bを介しての放熱がさらに抑制されることとなり、さらなる省エネ効果を期待することができる。
【0036】
この肩カバー41は、ヒンジ部18を覆う第1の位置決め部41bと把手載置部35,35を覆う第2の位置決め部41c,41cによって装着時の位置決めが行えることとなっているので、装着作業が極めて容易となる。
【0037】
しかも、前記肩カバー41には、前記蓋体2を前記炊飯器本体1に対してロックするロック機構38を構成するロックレバー40を枢支しているレバー部Aを取付状態において覆う立壁部41dが一体に形成されているので、レバー部Aが肩カバー41によって覆われることとなり、該レバー部Aへの御飯粒やゴミの侵入を防止することができる。
【0038】
本実施の形態においては、肩カバー41の外周縁を肩部5bの外周縁と一致させるようにしているが、肩カバー41の外周縁に垂下壁を一体に形成しておき、この垂下壁を肩部5bの外周縁に被せるようにしてもよいことは勿論である。
【0039】
第2の実施の形態
図8には、本願発明の第2の実施の形態にかかる電気炊飯器の分解斜視図が示されている。
【0040】
この場合、炊飯器本体1の肩部5bには、肩ヒータが設けられておらず、蓋体2の底面に蓋ヒータ(図示省略)が設けられている。従って、肩部5bの全面を覆うようにして肩カバー41が着脱自在に取り付けられることとなっている。そして、この肩カバー41は、合成樹脂製とされていて、その内周縁には、保護枠6が一体に延設されている。つまり、肩カバー41と保護枠6とは、合成樹脂の一体成形品により構成されることとなっているのである。肩部5bには、飯器3のフランジ部の位置決めを行う3個の突起45,45,45が形成される一方、肩カバー41には、前記突起45,45,45がそれぞれ嵌挿される位置決め用穴46,46,46が形成されている。このようにすると、汚れ易い肩カバー41および御飯粒が付着し易い保護枠6を一体として取り外して丸洗いすることができることとなり、電気炊飯器の手入れが容易となる。しかも、肩カバー41と保護枠6とが、合成樹脂の一体成形品により構成されることとなっているため、部品点数を低減できるとともに、組付工数も低減できる。その他の構成および作用効果は、第1の実施の形態におけると同様なので説明を省略する。
【0041】
上記各実施の形態においては、炊飯用加熱手段としてワークコイルを用いているが、本願発明は、炊飯用加熱手段として電気ヒータを用いたものにも適用可能なことは勿論である。
【発明の効果】
【0042】
請求項1の発明によれば、内部に飯器を収納し得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本体の開口を開閉自在に覆蓋する蓋体とを備えた電気炊飯器において、前記炊飯器本体の肩部に、該肩部を覆う肩カバーを着脱自在に取り付けて、肩カバーを炊飯器本体の肩部から取り外して丸洗いすることができるようにしているので、炊飯時あるいは保温時におねばや御飯粒が肩カバーに付着したとしても、おねばや御飯粒を簡単に取り除くことができるという効果がある。また、炊飯器本体肩部を肩カバーで覆う構成となっているため、保温時に炊飯器本体の肩部を介しての放熱が抑制されることとなり、省エネ効果を期待することもできるという効果もある。しかも、前記肩カバーに、前記蓋体を前記炊飯器本体に対してロックするロック機構を構成するレバー部を取付状態において覆う立壁部を一体に形成しているので、ロック機構を構成するレバー部が肩カバーによって覆われることとなり、該レバー部への御飯粒やゴミの侵入を防止することができるという効果もある。
【0043】
請求項2の発明によれば、内部に飯器を収納し得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本体の開口を開閉自在に覆蓋する蓋体とを備えた電気炊飯器において、前記炊飯器本体の肩部に、該肩部を覆う肩カバーを着脱自在に取り付けて、肩カバーを炊飯器本体の肩部から取り外して丸洗いすることができるようにしているので、炊飯時あるいは保温時におねばや御飯粒が肩カバーに付着したとしても、おねばや御飯粒を簡単に取り除くことができるという効果がある。また、炊飯器本体肩部を肩カバーで覆う構成となっているため、保温時に炊飯器本体の肩部を介しての放熱が抑制されることとなり、省エネ効果を期待することもできるという効果もある。しかも、前記肩カバーに、前記炊飯器本体に蓋体を枢支するヒンジ部を覆うことにより該肩カバーの位置決めを行う位置決め手段を設けているので、肩カバーでヒンジ部を覆うという簡単な作業で肩カバーの位置決めが行えることとなり、肩カバーの装着作業が容易となるという効果もある。
【0044】
請求項3の発明によれば、内部に飯器を収納し得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本体の開口を開閉自在に覆蓋する蓋体とを備えた電気炊飯器において、前記炊飯器本体の肩部に、該肩部を覆う肩カバーを着脱自在に取り付けて、肩カバーを炊飯器本体の肩部から取り外して丸洗いすることができるようにしているので、炊飯時あるいは保温時におねばや御飯粒が肩カバーに付着したとしても、おねばや御飯粒を簡単に取り除くことができるという効果がある。また、炊飯器本体肩部を肩カバーで覆う構成となっているため、保温時に炊飯器本体の肩部を介しての放熱が抑制されることとなり、省エネ効果を期待することもできるという効果もある。しかも、前記肩カバーに、前記飯器の把手が載置される把手載置部を覆うことにより該肩カバーの位置決めを行う位置決め手段を設けているので、肩カバーで把手載置部を覆うという簡単な作業で肩カバーの位置決めが行えることとなり、肩カバーの装着作業が容易となるという効果もある。
【0045】
請求項4の発明によれば、内部に飯器を収納し得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本体の開口を開閉自在に覆蓋する蓋体とを備えた電気炊飯器において、前記炊飯器本体の肩部に、該肩部を覆う肩カバーを着脱自在に取り付けて、肩カバーを炊飯器本体の肩部から取り外して丸洗いすることができるようにしているので、炊飯時あるいは保温時におねばや御飯粒が肩カバーに付着したとしても、おねばや御飯粒を簡単に取り除くこと ができるという効果がある。また、炊飯器本体肩部を肩カバーで覆う構成となっているため、保温時に炊飯器本体の肩部を介しての放熱が抑制されることとなり、省エネ効果を期待することもできるという効果もある。しかも、前記肩カバーの内周縁に、前記炊飯器本体の内周面を構成する保護枠を一体に形成しているので、汚れ易い肩カバーおよび御飯粒が付着し易い保護枠を一体として取り外して丸洗いすることができることとなり、電気炊飯器の手入れが容易となるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器の縦断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【図3】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器の要部分解斜視図である。
【図4】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるヒンジ部拡大断面図である。
【図5】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器におけるレバー部拡大断面図である。
【図6】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器における把手載置部の拡大断面図である。
【図7】本願発明の第1の実施の形態にかかる電気炊飯器の変形例における要部拡大断面図である。
【図8】本願発明の第2の実施の形態にかかる電気炊飯器における分解斜視図である。
【符号の説明】
【0047】
1は炊飯器本体、2は蓋体、3は飯器、5は外ケース、5aは胴部、5bは肩部、6は保護枠、10は加熱手段(ワークコイル)、18はヒンジ部、31は肩ヒータ、32はヒータリング、34は把手、35は把手載置部、38はロック機構、39は係止部、40はロックレバー、41は肩カバー、41aはカバー本体、41bは位置決め手段(第1の位置決め部)、41cは位置決め手段(第2の位置決め部)、41dは立壁部、42は露受け手段、Aはレバー部、Sは隙間。
Claims (4)
- 内部に飯器を収納し得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本体の開口を開閉自在に覆蓋する蓋体とを備えた電気炊飯器であって、前記炊飯器本体の肩部には、該肩部を覆う肩カバーを着脱自在に取り付けるとともに、該肩カバーには、前記蓋体を前記炊飯器本体に対してロックするロック機構を構成するレバー部を取付状態において覆う立壁部を一体に形成したことを特徴とする電気炊飯器。
- 内部に飯器を収納し得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本体の開口を開閉自在に覆蓋する蓋体とを備えた電気炊飯器であって、前記炊飯器本体の肩部には、該肩部を覆う肩カバーを着脱自在に取り付けるとともに、該肩カバーには、前記炊飯器本体に蓋体を枢支するヒンジ部を覆うことにより該肩カバーの位置決めを行う位置決め手段を設けたことを特徴とする電気炊飯器。
- 内部に飯器を収納し得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本体の開口を開閉自在に覆蓋する蓋体とを備えた電気炊飯器であって、前記炊飯器本体の肩部には、該肩部を覆う肩カバーを着脱自在に取り付けるとともに、該肩カバーには、前記飯器の把手が載置される把手載置部を覆うことにより該肩カバーの位置決めを行う位置決め手段を設けたことを特徴とする電気炊飯器。
- 内部に飯器を収納し得るように構成された炊飯器本体と、該炊飯器本体の開口を開閉自在に覆蓋する蓋体とを備えた電気炊飯器であって、前記炊飯器本体の肩部には、該肩部を覆う肩カバーを着脱自在に取り付けるとともに、該肩カバーの内周縁には、前記炊飯器本体の内周面を構成する保護枠を一体に形成したことを特徴とする電気炊飯器。
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